JPS5810977B2 - 鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法 - Google Patents
鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法Info
- Publication number
- JPS5810977B2 JPS5810977B2 JP53115430A JP11543078A JPS5810977B2 JP S5810977 B2 JPS5810977 B2 JP S5810977B2 JP 53115430 A JP53115430 A JP 53115430A JP 11543078 A JP11543078 A JP 11543078A JP S5810977 B2 JPS5810977 B2 JP S5810977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- sulfur
- alloy
- sulfide
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉛蓄電池格子用合金インゴットの製造方法の改
良に関するものである。
良に関するものである。
一般に鉛蓄電池に用いている格子の組成は鉛の他に主と
してアンチモン、砒素を含む合金から成っているがこの
他に若干の硫黄を含んでいる。
してアンチモン、砒素を含む合金から成っているがこの
他に若干の硫黄を含んでいる。
硫黄を含ませる理由は格子の鋳造性を良くするためであ
る。
る。
硫黄は凝固の際にPbsを生じこれが核として作用して
結晶粒の微細化を招き、渦流れを良好にし、格子のヒビ
割れ、収縮孔を減少させる役割を有している。
結晶粒の微細化を招き、渦流れを良好にし、格子のヒビ
割れ、収縮孔を減少させる役割を有している。
現在用いられている一般的な格子の製造工程は純鉛や鉛
合金地金を溶解し更に、アンチモンおよび砒素地金を溶
解して所定の合金組成に調合した後、いったんインゴッ
トに鋳造しそして必要に応じてこのインゴットを再び溶
解して格子を鋳造するという方式を採っている。
合金地金を溶解し更に、アンチモンおよび砒素地金を溶
解して所定の合金組成に調合した後、いったんインゴッ
トに鋳造しそして必要に応じてこのインゴットを再び溶
解して格子を鋳造するという方式を採っている。
硫黄に関しては現行の調合工程は原材料であるアンチモ
ン地金中に若干含まれているため、特に硫黄を添加する
という方法は採られていない。
ン地金中に若干含まれているため、特に硫黄を添加する
という方法は採られていない。
こNで問題となるのは、鉛、アンチモンおよび砒素地金
の溶解からインゴットの鋳造までの時間が長い場合、溶
融鉛合金中に溶解している硫黄が酸化されて、表面に析
出したり、また調合温度が低い場合には硫黄の溶融鉛合
金中への溶解度が減少するため表面に硫黄が析出して溶
融鉛合金中の硫黄の含有量が減少することである。
の溶解からインゴットの鋳造までの時間が長い場合、溶
融鉛合金中に溶解している硫黄が酸化されて、表面に析
出したり、また調合温度が低い場合には硫黄の溶融鉛合
金中への溶解度が減少するため表面に硫黄が析出して溶
融鉛合金中の硫黄の含有量が減少することである。
このような硫黄含有量の少ないインゴットを用いて格子
を鋳造すると格子にヒビ割れ、収縮孔を生じて不良率の
増大を招くだけでなく、場合にによっては格子の鋳造が
不可能となることもある。
を鋳造すると格子にヒビ割れ、収縮孔を生じて不良率の
増大を招くだけでなく、場合にによっては格子の鋳造が
不可能となることもある。
本発明はかかる欠点を除去したもので、純鉛地金または
アンチモンや砒素などを含む鉛地金を溶解する工程と、
溶融鉛地金にアンチモンや砒素などの所定元素を溶解さ
せるとともに、表面に硫化鉛ドロスを浮べて硫黄を溶解
させる調合工程および調合した溶融鉛合金を鋳造に注入
し凝固させてインゴットとする工程とからなる鉛蓄電池
格子用鉛合金の製造方法を提供するものである。
アンチモンや砒素などを含む鉛地金を溶解する工程と、
溶融鉛地金にアンチモンや砒素などの所定元素を溶解さ
せるとともに、表面に硫化鉛ドロスを浮べて硫黄を溶解
させる調合工程および調合した溶融鉛合金を鋳造に注入
し凝固させてインゴットとする工程とからなる鉛蓄電池
格子用鉛合金の製造方法を提供するものである。
即ち、本発明は合金調合時に生じる溶融鉛合金中からの
硫黄の逸散を防ぐもので、調合時に溶融鉛合金の表面に
硫化鉛ドロスを浮べて溶融鉛合金中から硫黄の逸散を防
ぐだけでなく、逆に溶融鉛合金中への硫黄の溶解を促し
て十分な硫黄含有量を保持させようとするものである。
硫黄の逸散を防ぐもので、調合時に溶融鉛合金の表面に
硫化鉛ドロスを浮べて溶融鉛合金中から硫黄の逸散を防
ぐだけでなく、逆に溶融鉛合金中への硫黄の溶解を促し
て十分な硫黄含有量を保持させようとするものである。
溶融鉛合金の表面に浮かせる硫黄の形態とじて硫黄単体
あるいは硫化鉛、硫化鉛ドロス、硫化アンチモン、硫化
カルシウム等の硫黄化合物が考えられるが硫黄単体は溶
融鉛合金中に投入する時有害な亜硫酸ガスを発生するの
で排気装置および回収装置などの設備面で問題があり、
硫黄化合物の中では硫黄の溶融鉛合金中への溶解の容易
さからみて硫化鉛ドロスが最適である。
あるいは硫化鉛、硫化鉛ドロス、硫化アンチモン、硫化
カルシウム等の硫黄化合物が考えられるが硫黄単体は溶
融鉛合金中に投入する時有害な亜硫酸ガスを発生するの
で排気装置および回収装置などの設備面で問題があり、
硫黄化合物の中では硫黄の溶融鉛合金中への溶解の容易
さからみて硫化鉛ドロスが最適である。
硫化鉛ドロスは硫黄または硫化鉛を溶融している鉛合金
の中に投入して攪きまぜることにより得られるものでそ
の組成は、鉛の中に硫化鉛がまざりこんだものである。
の中に投入して攪きまぜることにより得られるものでそ
の組成は、鉛の中に硫化鉛がまざりこんだものである。
硫化鉛ドロスはこのように鉛と硫化鉛がまざりあったも
のであるため溶融鉛合金とのなじみもよく拡散により硫
黄が容易に溶融鉛合金の中に溶解していくものと思われ
る。
のであるため溶融鉛合金とのなじみもよく拡散により硫
黄が容易に溶融鉛合金の中に溶解していくものと思われ
る。
いろいろな硫黄化合物を溶融鉛合金の表面に浮べた時の
硫黄の溶解度は次の通りである。
硫黄の溶解度は次の通りである。
値は450℃での溶解度を示す。
硫化鉛ドロス 0.007重量%
硫化鉛 0.004 //
硫化アンチモン 0.005 //
硫化カルシウム 0.004 〃
硫化鉛ドロスを用いた場合の、溶融鉛合金中への硫黄の
溶解度と温度との関係を第1図に示す。
溶解度と温度との関係を第1図に示す。
我々の実験によると格子の鋳造を良好にするため必要な
硫黄含有量は格子の構造によっても異なるが大体0.0
05%以上であれば十分であった。
硫黄含有量は格子の構造によっても異なるが大体0.0
05%以上であれば十分であった。
従って第1図からみて合金調合時の温度は430℃以上
にする必要がある。
にする必要がある。
しかし温度が高すぎると鉛の酸化が促進されて製品の発
止りが悪くなるので450〜480℃が適当な温度範囲
といえる。
止りが悪くなるので450〜480℃が適当な温度範囲
といえる。
本発明は以上の如く、合金調合時に溶融鉛合金の表面に
硫化鉛ドロスを浮かべて、合金中から硫黄の逸散を防ぐ
だけでなく、逆に硫黄を合金中に溶解させて十分な硫黄
含有量を保持できるので本発明の方法により製造したイ
ンゴットを用いて、格子を鋳造した場合渦流れが良好で
ヒビ割れ、収縮孔の少ない格子を製造出来るので工業的
価値極めて大である。
硫化鉛ドロスを浮かべて、合金中から硫黄の逸散を防ぐ
だけでなく、逆に硫黄を合金中に溶解させて十分な硫黄
含有量を保持できるので本発明の方法により製造したイ
ンゴットを用いて、格子を鋳造した場合渦流れが良好で
ヒビ割れ、収縮孔の少ない格子を製造出来るので工業的
価値極めて大である。
第1図は硫化鉛ドロスでの溶融鉛合金への硫黄の溶解度
と温度との関係を示す。
と温度との関係を示す。
Claims (1)
- 1 純鉛地金またはアンチモンや砒素などを含む鉛地金
を溶解する工程と、溶融鉛地金にアンチモンや砒素など
の所定元素を溶解させるとともに、表面に硫化鉛ドロス
を浮かべて硫黄を溶解させる調合工程および調合した溶
融鉛合金を鋳型に注入し凝固させてインゴットとする工
程とからなる鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53115430A JPS5810977B2 (ja) | 1978-09-19 | 1978-09-19 | 鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53115430A JPS5810977B2 (ja) | 1978-09-19 | 1978-09-19 | 鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5541968A JPS5541968A (en) | 1980-03-25 |
JPS5810977B2 true JPS5810977B2 (ja) | 1983-02-28 |
Family
ID=14662365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53115430A Expired JPS5810977B2 (ja) | 1978-09-19 | 1978-09-19 | 鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810977B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02205637A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-15 | Japan Storage Battery Co Ltd | 鉛蓄電池用合金の製造方法 |
-
1978
- 1978-09-19 JP JP53115430A patent/JPS5810977B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5541968A (en) | 1980-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105063369B (zh) | 一种用于再生铅精炼的除铜组合物及其应用 | |
US4097292A (en) | Core and mold materials and directional solidification of advanced superalloy materials | |
CN114058891B (zh) | 含锆稀土铸造镁合金熔炼中锆元素的加入方法 | |
CN105087977B (zh) | 一种用于生产铝合金的高含量铁金属添加剂及其制备方法 | |
JPS5810977B2 (ja) | 鉛蓄電池格子用鉛合金の製造方法 | |
CN105087975B (zh) | 一种用于生产铝合金的高含量钛添加剂及其制备方法 | |
Ronglong et al. | Lead alloys for maintenance-free and sealed lead/acid batteries | |
JPS6254049A (ja) | 鉛−カルシウム合金およびその製法 | |
US3540883A (en) | Method of preparing silver base alloys | |
US2820079A (en) | Battery grid alloy | |
GB1458016A (en) | Manufacture of ternary alloys of lead calcium and aluminium | |
CN114657407B (zh) | 一种用于dkm7合金熔炼的保护溶剂及其制备方法 | |
NL7903764A (nl) | Werkwijze ter bereiding van calcium-houdend lood, daarmee verkregen lood en daaruit verkregen accuplaten of -roosters. | |
SU444605A1 (ru) | Способ центробежного лить под шлаком | |
JPS5651539A (en) | Slag making lump material for metal refining | |
SU431255A1 (ru) | Лигатура | |
US2065170A (en) | Magnesium alloy | |
JPH0150064B2 (ja) | ||
JP2794745B2 (ja) | 鉛蓄電池用格子体の製造方法 | |
Bondarev | Master Alloy for Aluminum Alloy Ingot Production | |
SU735651A1 (ru) | Флюс дл обработки цинковых сплавов | |
Iwahori et al. | Dispersed Porosities and Feeding Ability of Strontium Modified Al--Si Alloys | |
JPH02205637A (ja) | 鉛蓄電池用合金の製造方法 | |
US3380508A (en) | Process of casting a reactive metal | |
JP2002008624A (ja) | 鉛蓄電池用ストラップ |