JPS58105Y2 - 受入れ量計重用ホッパ−スケ−ル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は受入れた被計量物の総重量を計る受入れ量計重
用ホッパースケールに関する。

貯蔵槽などに受入れられた被計量物は供給機によって計
重ホッパーに供給され、該計重ホツパ二に供給された被
計量物重量が所定重量になったとき、前記供給機の供給
を停止し、計重ホッパーに供給された被計量物重量値を
記録し、計重ホッパー内の被計量を排出し、再び供給機
によって被計量物を計重ホッパーに供給するというサイ
クルを前記貯蔵槽中の被計量物が無くなるまで繰返して
行い、計重ホッパーの被計量物排出直前の各重量値の積
算によって、受入れた被計量物の総重量値を得るもので
ある。

しかし、前記受入れ量によっては計重ホッパーへの供給
が前記所定重量に達しない場合がある。

その場合、受入れた被計量物の最終の計重であるにもか
かわらず、該ホッパースケールは計重中の状態を続行す
るため、前記受入れ量の計重終了は判別し難いものであ
る。

従って、受入れ量の計重終了時にはこれを速かに操作者
に報知することが望ましい。

そこで本考案は計重ホッパーに供給された被計量物が所
定重量以下の場合であってもこれを自動的に排出し、か
つ操作者に計重が終了したことを速かに報知する受入れ
量計重用ホッパースケールを提供するものである。

以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。

図面は本考案による受入れ量計重用ホッパースケールの
ブロック図を示し、１は供給ホッパーで受入れた被計量
物２を貯蔵し、第１のゲート３の開閉動作を制御する第
１のゲート制御部３によって、前記被計量物２の放出を
制御されている。

５は受入れ置針重ホッパーで、前記供給用ホッパー１か
ら被計量物２の供給を受け、該供給量が所定の重量値に
なったとき、第２のゲート６を第２のゲート制御部７に
よって制御し、被計量物の排出を行うものである。

８はロードセルで、前記計重ホッパー５内に供給された
被計量物重量に対応した電気信号を出力するものである
。

ｃｏは自動制御部で、ロードセル８出力信号を入力し、
前記供給ホツパー１、計重ホッパー５を制御するもので
ある。

該自動制御部Ｃ８は重量設定部９、−数枚出回路１０、
遅延回路１１．排出完了検出回路１２から成る。

重量設定部９は設定重量値に対応した電気信号を出力す
るものである。

−数枚出回路１０は前記ロードセル８出力信号と前記重
量設定部９出力信号とを入力し、それぞれの信号に対応
する重量値が一致したとき、前記第１のゲート制御部４
に信号を出力し、供給ホッパー１の被計量物放出を停止
させる。

また、該−数枚出回路１１出力信号は遅延回路１１を介
して、第２のゲート制御部７に第２のゲート６を開放し
、計重ホッパー５内の被計重物２を排出するように排出
命令を出力する。

排出完了検出回路１２は前記ロードセル８出力信号を入
力し、受入れ置針重ホッパー５内の被計量物の排出が完
了したとき、前記第２のゲート制御部７に信号を出力し
、第２のゲート６を閉じると共に、前記第１のゲート制
御回路４に第１のゲート３を開放するように供給ホッパ
ー１に被計量物２の放出開始を命令する。

１３はメモリ回路で、前記排出命令をメモリ信号として
ロードセル８出力信号を記憶し、かつ出力するものであ
る。

１４は表示装置で、前記メモリ回路１３出力信号をそれ
に対応した荷重値として表示するものである。

１５は微分回路で、ロードセル８出力信号を微分し、受
入れ置針重ホッパー５内の被計量物重量の増加率に対応
した信号を出力する。

１６は判別回路で、微分回路１５出力の微分信号と前記
排出完了検出回路１２出力の供給ホッパー１に対する被
計量物放出命令とを入力し、前記供給ホッパー１が被計
量物放出状態で、かつ前記微分信号が発生しないとき、
第２のゲート制御部７に対して受入れ置針重ホッパー５
内の被計量物２排出命令を出力する。

１７は報知回路で、前記判別回路１６出力で制御され、
判別回路１６が第２のゲート制御部７に対して排出命令
を出力したとき、ランプの点滅あるいは音波等を発する
ものである。

つまり、第１のゲート３が開放しているにもかかわらず
、計重ホッパー５に被計量物２が供給されないとき、該
重量増加率は零で前記微分回路１５出力の微分信号が零
であるため、前記判別回路１６が供給ホッパー１に受入
れた被計量物が全て放出され該計重が最終計重であると
判断し、計重ホッパー５内の被計量物重量が所定の設定
値に達しない場合であっても排出を命令する。

なお、上記実施例において、受入れ置針重ホッパー５に
供給された被計量物２排出直前の重量値はメモリ回路１
３に記憶させ、次の排出命令が出力される迄、表示装置
１４が前記重量値を表示するように構成したが、前記判
別回路１６出力信号の発生をもって、計重開始から計重
完了までの積算重量値を表示させることも容易である。

以上説明のように本考案によると、計重ホッパーに供給
された被計量物の重量を計るロードセル出力信号を微分
して出力する微分回路と、供給機、計重ホッパーの動作
を制御する自動制御部の供給機に対する被計量物放出命
令と前記微分回路出力信号とを入力し、前記供給機の動
作が被計量物放出状態で、かつ前記微分信号が発生しな
いとき信号を発する判別回路と、判別回路出力で制御さ
れる報知回路とを設けたため、計重ホッパーは最終計重
の被計量物を自動的に排出し、かつ全受入れ量の計量終
了を操作者に速かに報知できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例である受入れ置針重用ホッパー
スケールのブロック図である。 １・・・・・・供給ホッパー、５・・・・・・計重ホッ
パー、ｃｏ・・・・・・自動制御部、８・・・・・・ロ
ードセル、１５・・・・・・微分回路、１６・・・・・
・判別回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 受入れ置針重ホッパーに被計量物を供給する供給機と、
   受入れ置針重ホッパーに供給された被計量物の重量値に
   対応した信号を出力する荷重変換器と、該荷重変換器出
   力信号を入力し、前記供給機に被計量物放出を命令し、
   かつ受入れ置針重ホッパーに供給された被計量物重量が
   設定重量値に一致したとき前記供給機に被計量物放出停
   止を命令すると共に受入れ置針重ホッパーに対し排出命
   令を出力する自動制御部と、排出直前の受入れ置針重ホ
   ッパー内の被計量物重量表示手段と、前記荷重変換器出
   力信号を微分して出力する微分回路と、該微分回路出力
   信号と前記被計量物放出命令とを入力し、前記供給機が
   被計量物放出状態でかつ前記微分回路出力に微分信号が
   発生しないとき信号を出力し、該出力を全受入れ量の計
   重終了の報知信号とすると共に前記受入れ置針重ホッパ
   ーに対する排出命令とする判別回路とを設けたことを特
   徴とする受入れ量計重用ホッパースケール。