JPS5810401Y2 - タバコ残幹用抜根機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、畑に残ったタバコの残幹を抜根するタバコ残
幹用抜根機に関する。

一般に知られているように、タバコの残幹を畑に放置し
ておくと、病源菌が繁殖して、種々の害が生じる。

そこで、タバコの残幹は、できるだけ、きれいに除去す
る必要がある。

本考案の目的は、このような実情にかんがみて、きれい
に、しかも能率よく、タバコの残幹を自動的に抜根でき
る機械を提供することである。

本考案の要旨は、畑に残ったタバコの残幹を抜根するタ
バコ残幹用抜根機において、抜根機下方垂直より後方に
所定の角度だけ傾斜して配置された少なくとも一対のス
クリューと、該スクリュー後方に隣接して配装された分
離装置とを有し、該分離装置は斜め上方に傾斜したコン
ベアと該コンベアに対応してその上部に配装された複数
のかみこみロールとを備えることを特徴とするタバコ残
幹用抜根機にある。

以下、図面を参照して、本考案の好適な実施例を説明す
る。

第１図は、本考案によるタバコ残幹用抜根機の使用例を
示す側面図で、第２図はその正面図である。

畑のうね１０にタバコの残幹１２が残っている。

トラクターＡに本考案装置Ｂと集積反転容器Ｃを順に連
結し、これらを前進させながら、タバコの残幹１２をう
ね１０から抜根する。

本考案装置Ｂには、一対のスクリュー１４．１６が進行
方向に逃げるようにすなわち垂直に対しスクリュー１４
．１６下方が抜根機の後方に所定の角度だけ傾斜して配
置しである。

このスクリュー１４゜１６０傾斜角度は、通例、４ｆ前
後が望ましい。

要するに、一対のスクリュー１４，１６が互いに挾み込
むように回転したとき、うね１０に埋設しているタバコ
残幹の根部がそれらスクリュー１４゜１６間に巻きこ筐
れて、斜め上方に掘り起されるように、スクリューの傾
斜角度を設定すればよいのである。

傾斜角度赤垂直に近すぎると、スクリュー１４，１６は
うね１０の中をかき１わすのみで、タバコ残幹を掘り起
すことができない。

また、傾斜角度が水平に近すぎると、うね１０の中にス
クリュー１４．１６が深く入らず、やはり、タバコ残幹
を掘り起すことができない。

スクリュー１４．１６で掘り起されたタバコ残幹は、分
離装置１８に送られる。

この分離装置１８は、スクリュー１４．１６０後方の隣
接位置に配装されている。

うね１０から掘り起されたｉｔのタバコ残幹のとくに根
部には多量の土が付着しているのが普通である。

分離装置１８は、そのように付着した土をタバコ残幹か
ら分離する。

こうすると、あとの処理が非常に容易になるのである。

タバコ残幹は、土が分離除去されたあと、分離装置１８
から集積反転容器ＣＫ移される。

第３図と第４図は、本考案によるタバコ残幹用抜根機の
一例をくわしく示したものである。

トラクターＡからベベルミツシッフ２００Å力軸２０ａ
に駆動力が伝えられる。

ベベルミッション２０には、ベベルギヤ機構が内装され
ている。

（この代すに、チェーン機構などを使用することも可能
である。

）スクリュー１４．１６は、そのベベルミッション２０
に接続されている。

そして、これらスクリュー１４．１６は下側から内方に
向けて互いに挾みこむように回動駆動される。

この図示例では、これら一対のスクリュー１４，１６の
回転中心線りは互いに平行で、かつ垂線ｖに対して約４
５°の角度だけ傾斜している。

分離装置１８は、図示例では、約４ｊの角度だけ斜め上
方に傾斜させてコンベヤ２２を配置し、このコンベヤ２
２に対応して、その上部にかみ込みロール２４．２６を
配装して構成しである。

これらかみ込みロール２４．２６はアーム２８．３０に
連結されていて、軸３２を中心として揺動自在に設置さ
れている。

したがって、これらロール２４．２６は自重によりコン
ベヤ２２上にのることになる。

コンベヤ２２は、無端状の一対のチェーンと、これらの
チェーン間に所定の間隔をおいて連続して横行配置した
棒部材とから構成されている。

タバコ残幹に付着していた土は、コンベヤ２２とかみ込
みロール２４．２６との間にかみ込１れて上昇していく
間に、分離されて、コンベヤ２２の複数の棒部材の間か
ら落下する。

第３図以下に示した実施例に釦いては、コンベヤ２２の
上端に隣接してカッター３４が設けである。

土の分離されたタバコ残幹がこのカッター３４により切
断され、その後、集積反転容器Ｃに移送される。

カッター３４は使用状況によっては設けなくてもよい。

なお、３６は集積反転容器取付金具を示し、３８は内側
板（コンベヤ用のフレーム）を示し、４０は内側板を示
し、４２は集積反転容器反転レバーを示し、４４はトラ
クターＡへの取付金具を示す。

第５図は、第３図と第４図に示した装置の伝動機構をわ
かりやすく示した概略図である。

かみ込みロール２４，２６や、コンベヤ２２や、カッタ
ー３４などの駆動は、ベベルミッション２０に接続した
チェーン機構釦よび歯車機構を介して行なわれている。

本考案は前述の実施例にのみ限定するものではない。

たとえば、スクリューは図示側以外の形態のものも、採
用できる。

また、分離装置も、コンベヤとかみ込みロールの組合せ
のみに限定されず、他の方式のものも採用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるタバコ残幹用抜根機の使用状況を
示す概略側面図、第２図はその概略正面図、第３図は本
考案装置をくわしく示した側面図、第４図はその正面図
、第５図はその伝動機構を示した図である。 １０・・・うね、１２・・・タバコの残幹、１４，１６
・・・スクリュー、１８・・・分離装置、２２・・・コ
ンベヤ、２４．２６・・・ロール。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 畑に残ったタバコの残幹を抜根するタバコ残幹用抜根機
   に釦いて、抜根機下方□直より後方に所定の角度だけ傾
   斜して配置された少なくとも一対のスクリューと、該ス
   クリュー後方に隣接して配装された分離装置とを有し、
   該分離装置は斜め上方に傾斜したコンベアと該コンベア
   に対応してその上部に配装された複数のかみこみロール
   とを備え該かみこみロールはアームを介して一つの軸に
   揺動自在に設置された構造をもつことを特徴とするタバ
   コ残幹用抜根機。