JPS5810380B2 - ペプチドノ セイホウ - Google Patents

ペプチドノ セイホウ

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JPS5810380B2
JPS5810380B2 JP50013177A JP1317775A JPS5810380B2 JP S5810380 B2 JPS5810380 B2 JP S5810380B2 JP 50013177 A JP50013177 A JP 50013177A JP 1317775 A JP1317775 A JP 1317775A JP S5810380 B2 JPS5810380 B2 JP S5810380B2
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JP
Japan
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acid
histidyl
leucyl
seryl
tyrosyl
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JP50013177A
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岡田泰
馬場義彦
堀越大能
矢部裕一郎
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は視床下部ホルモンの一種である黄体形成ホルモ
ン分泌刺戟ホルモン(LHRH)機作用を有する新規な
ペプチドおよびその製法に関し、更に詳しくは一般式 を有するペプチドおよびその塩ならびにそれらの製造に
関する。
上記一般式に於いて、アルカノイルとは炭素数2〜5の
直鎖状若しくは有枝鎖状の低級アルカノイル基例えばア
セチル、グロピオニル、ブチリル、インブチリル、バレ
リル等を示し、アルキルとはメチルまたはエチルを示す
Yは(式中、nはO乃至3を示す。
)を有するD−α−アルキルグリシン残基を示し、2は
エチルアミノ基又は2位に1乃至3個弗素置換したエチ
ルアミノ基を示すが、Yに於いてn−00場合は弗素置
換エチルアミノ基類のみを示す。
黄体形成ホルモン分泌刺戟ホルモンのアミノ酸配列がL
−ピログルタミル−L−ヒスチジル−L−トリプトフィ
ル−L−セリル−L −F−ロシルークリシルーL−ロ
イシル−L−フルギニルーL −プロリル−グリシンア
ミドであることが確認されて以来〔サイエンス173巻
1036頁(1971年)〕多くの類似化合物が合成さ
れて来たが、本発明者等も先にN末端L−ピログルタミ
ン酸残基、6位のグリシン残基およびC末端グリシンア
ミド残基を変換した化合物に強い生理活性を見出した(
特願昭49−48174号〔特開昭50−142563
号〕)。
今回これらの位置のアミノ酸残基を更に別な残基に発展
させることにより、更に強力な生理活性を有する化合物
を得て本発明を完成した。
本発明の方法によって得られる前記一般式(I)を有す
る化合物は、ヒトに投与する場合には、年令、体重、症
状等によっても異なるが、通常成人1回当り数μg乃至
100μg程度であり、投与方法は非経口的投与、特に
皮下、皮肉また筋肉内等の注射が好適である。
本発明の方法によれば、前記一般式(I)を有する化合
物は一般式 〔式中、Yおよび2は前述したものと同意義を有する。
〕を有するペプチドをN−アルキル−N−アルカノイル
グリシン〔ここにアルキルおよびアルカノイルとは前述
したものと同意義を有する。
〕の反応性誘導体(■〕と反応させ、常法によって精製
し、必要ならば常法によって酸付加塩に変換することに
より得ることが出来る。
酸付加塩を形成し得る酸として好適なものとしては、通
常酸付加塩の形態の医薬に使用される酸例えば塩酸、硫
酸のような鉱酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロ
ン酸、コノ・り酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、
乳酸、安息香酸、酒石酸のような有機酸があげられる。
本発明の方法によって得られる化合物のうち、特に優れ
た活性を示す化合物は、N末端のアルカノイル基がアセ
チル、C末端が2−フルオロエチルアミノ基のものであ
る。
本発明の方法に使用されるN−アルカノイルN−アルキ
ルグリシンの反応性誘導体としては、通常のペプチド合
成化学において使用される反応性誘導体を特に限定な(
使用することが出来る。
例えば活性エステル、酸アジド、酸ハライド、混合酸無
水物、酸無水物等があげられ、更に反応系中において反
応性誘導体が形成される場合例えばN−アルカノイル−
N−アルキルグリシンとN−N’−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、またはカルボニルジイミダゾール等の活
性化剤とを同時に化合物(II)と反応させるか或いは
段階的に即ち予め前記の王者を反応させた後に反応生成
物を取り出したまたは取り出すことなく化合物(II)
と反応させる場合も含まれる。
本発明の方法に使用される最も好適な反応性誘導体は活
性エステルである。
使用される活性エステルとしては、通常のペプチド合成
化学において使用されるものを特に限定なく使用するこ
とが出来る。
そのような活性エステルの例としてはベンゼン環に電子
吸引性の置換分を有するフェノールとのエステル例えば
p −ニトロフェニルエステル、ホリハロケノフェニル
エステル例えば2・3・5−トIJクロロフェニルエス
テル、ペンタクロロフェニルエステル、ヒドロキシキノ
リンまたはヒドロキシピリジンとのエステル例えば8−
キノリルエステル、2−ピリジルエステル、チオフェノ
ールとのエステル、N−ヒドロキシイミドとのエステル
例えばサクシンイミドエステル、フタールイミドエステ
ル等があげられる。
本発明の方法は、適当な溶剤中で前記化合物(■)と前
記化合物(III)とを接触させることによって容易に
実施される。
反応に使用される溶剤としては種々の不活性有機溶剤が
あげられるが原料化合物の溶解度の高い溶剤が好ましく
例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
アセトニトリル等が好適である。
反応温度に特に限定はないが、副反応を抑え目的化合物
を収率よく得るためには比較的低い温度で反応を行なう
のが好ましく通常反応は−り0℃〜40℃程度で行なわ
れる。
反応に要する時間は、主として原料化合物の種類、反応
温度、溶剤の種類等によっても異なるが、通常数時間乃
至数十時間である。
反応終了後、目的化合物は常法によって反応混合物から
採取される。
例えば反応混合物に目的化合物不溶性の溶剤を加えて沈
澱させることによって得ることができる。
これは更にゲル沢過法、カラムクロマトグラフィー、再
沈澱法のような常法によって精製することが出来る。
本発明の方法によって得られる化合物の例としでは例え
ば次のような化合物があげられる。
1、N−アセチル−N−メチルグリシル−L−ヒスチジ
ル−L −) !J 7’ トフイルーし一セリルーL
−fロンルーD−アラニル−L−ロイシル−L−アルギ
ニル−L−プロリン−2・2・2−トリフルオロエチル
アミド 2、N−アセチル−N−メチルグリシル−し−ヒスチジ
ル−L−ドリフトフィル−し−セリル−L−チロシル−
D−ノルロイシル−L−ロイシル−L −フルギニルー
L−7’ロリンエチルアミド 3、N−アセチル−N−メチルグリシル−L−ヒスチジ
ル−L−ドリフトフィル−L−セリル−L−fロンルー
D−ノルロイシル−L−ロイシル−L −フルギニルー
I、−7’ロリン−β−フルオロエチルアミド 4、 N−アセチル−N−メチルグリシル−L−トリ
プトフィル−L−セリル−し−チロシル−D−ノルロイ
シル−L−ロイシル−L −フルギニルーL−プロリン
−2・2・2− トリフルオロエチルアミド 次に実施例をあげて本発明の方法を更に具体的に説明す
るが、本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例の記載において、薄層クロロマドグラフィーはメ
ルク社製D C−FertiplattenKiese
lgel 60 F254 (厚さ0.25mm)
を使用し、展開溶剤は次の如くである。
In−ブタノール−酢酸−水(60:15:25) ■ n−ブタノール−ピリジン−酢酸−水(15:10
:3:12) ■ クロロホルム−メタノール−32%酢酸(60:4
5:20) 目的化合物の検出は紫外線照射、エールリッヒ呈色反応
、パクリ呈色反応、板目呈色反応によって行なった。
標準物質としてのLH−RHのRfllitは上記溶剤
系について各々次の値である。
■、0.33;[I、0.52;m、0.63アミノ酸
分析は、定沸点塩酸(4%チオグリコール酸含有)によ
り真空封管中110℃、24時間加水分解し自動分析機
により行なった。
実施例 I N−アセチル−N−メチルグリシル−L−ヒスチジル−
L−トリプトフィル−L−セリル−し−チロシル−D−
アラニル−L−ロイシル−L−アルギニル−L−7”ロ
リン−2・2・2−トリフルオロエチルアミド Na−ベンジルオキシカルボニル−L−ヒスチジル−L
−4リプトフイルーL−セリル−L−チロシル−D−ア
ラニル−L−ロイシル−L−フルギニルーI、−7’ロ
リン−2・2・2−トリフルオロエチルアミド〔薄層ク
ロマトグラフィーRf 値;■、0.48;n、0.7
3;III、0.82、旋光度:〔α〕■−22° (
C−0,3、氷酢酸)、1100ηをメルカプトエタノ
ール0.15m、7ニソール0.11111存在下、弗
化水素5m1m氷中氷冷下分攪拌する。
弗化水素を減圧で溜去し残渣に水10dを加えトリエチ
ルアミンでpHを9となす。
酢酸エチル10rulで3回振った後不溶物を沢去し、
得られた水溶液を減圧上濃縮乾固する。
残渣をジメチルホルムアミド111Llにとかし、N−
アセチル−N−メチルクリシン−2・3・5− ) ’
Jジクロロェニルエステル(融点70〜73°C1針状
晶)20〜を加える。
室温に6時間放置後酢酸エチル10m1を加え生じた沈
澱を遠心分離(2ooor、pJrL)5分)で集め、
セファデックスG−25(商品名)を担体とする分配ク
ロマトグラフィーによって精製する。
〔カラムサイズ2.7X90cm、分配系n−ブタノー
ル:酢酸:水(4:1:5))。
10aづつの分画に分堆し280mμの紫外部吸収およ
び薄層クロマトグラフィーによって目的化合物の溶離す
る部分を確認し、55番目から59番目の分画を集めて
減圧にて濃縮し真空にて乾固する。
残渣を少量の水にとかし更にSP−セファデックスC−
25(NH4+型)カラム(1x1ocm)にかけ、0
.02モル重炭酸アンモニウム溶液50m1を通す。
重炭酸アンモニウム溶液の濃度を更に0.04モル(3
0ml)を経て0.06モルとすると求める分画が溶出
する。
これを集め吸引濾過した後凍結乾燥する。
得られた粉末を0.5N酢酸5IrLlにとかし再び凍
結乾燥すると目的化合物の酢酸塩の純品が得られる。
収量43mg旋光度:〔α〕−40.6° (C−0,
3,0,IN酢酸) 薄層クロマトグラフィーRf値 ■、0.36;II、0.56;III、0.69アミ
ノ酸分析(ロイシンを1とした相対値)実施例 2 N−アセチル−N−メチルグリシル−し−ヒスチジル−
L−)リプトフイルーL−セリル−し一チロシルーD−
ノルロイシルーし一アルギニルーL−7’ロリンエチル
アミド Na−ベンジルオキシカルボニル−L−ヒスチジル−L
−トリプトフィル−L−セリル−L−チロシル−D−ノ
ルロイシル−L−ロインルーL −アルギニル−L−プ
ロリンエチルアミド〔薄層クロマトグラフィーRf値:
■、0.56 ; n、0.75 ;0.3、氷酢酸)
〕80Ir1gをメルカプトエタノール0.15m1、
アニソ−/L/ 0.1 ml存在下、弗化水素5d中
氷冷下30分間攪拌する。
弗化水素を減圧で溜去し、残渣に水1011Llを加え
、トリエチルアミンにてpH9とする。
酢酸エチルで3回洗った後不溶物を遠心分離で除去し、
得られた水溶液を減圧上濃縮乾固する。
残渣をジメチルホルムアミド1rrLlにとかし、N−
アセチル−N−メチルグリシン−2・3・5−トリクロ
ロフェニルエステル15智を加える。
1晩室温に放置後酢酸エチル10rILlを加え、生じ
た沈澱を遠心分離(200Or、 pom、 5分)で
集め、実施例1と同様にセファデックスG25を担体と
する分配クロマトグラフィーにかけ、29番目から34
番目の分画を集める。
更に実施例1と同様にSP−セファデックスにかけ、2
回の凍結乾燥を行なう。
収量 31mg 酢酸) 薄層クロマトグラフィーRf値 ■、0.40;II、0.69;III、0.83アミ
ノ酸分析値(ロイシンを1とした相対値)実施例 3 N−アセチル−N−メチルグリシル−L−ヒスチジル−
L−トリプトフィル−L−セリル−L−チロシル−D−
ノルロイシル−L−ロイシル−L−アルギニル−L−7
”ロリン−2−フルオロエチルアミド Na−ベンジルオキシカルボニル−L−ヒスチジル−L
−トリプトフィル−L−セリル−L−チロシル−D−ノ
ルロイシル−L−ロイシル−L −アルギニル−L−プ
ロリン−β−フルオロエチルアミド〔薄層クロマトグラ
フィーRf値;I、−23,0°(C=0.3、氷酢酸
)〕50/rLlより、実施例1及2と同様にして目的
物を得た。
収量 17ダ 酢酸) 薄層クロマトグラフィーRf値 I、0.43;II、0.68;■、0.83アミノ酸
分析値(ロイシンを1とした相対値)実施例 4 N−7セチルーN−メチルグリシル−L−ヒスチジル−
L −) IJブトフィル−L−セリル−L−チロシル
−D−ノルロイシル−L−ロイシル−L−アルギニル−
L−プロリン−2・2・2−トリフルオロエチルアミド Na−ベンジルオキシカルボニル−L−ヒスチジル−L
−トリプトフィル−L−セリル−L −−チロシル−D
−ノルロイシル−し−ロイシル−L −アルギニル−L
−7”ロリン−2・2・2−トリフルオロエチルアミド
〔薄層クロマトグラフィーRf値、I、0.52;n、
0.75;m、0.85゜50/n9より実施例1.2
.3と同様にして目的物を得た。
収量 11.1rv 酢酸) 薄層クロマトグラフィーRf値 I、0.39;II、0.61;III、0.76アミ
ノ酸分析値(ロイシンを1とした相対値)試験例 排卵誘導起作用の測定 ウィスター今道系雌ラット(体重2501前後)を室温
23±1℃、人工照明下(午前5時点灯、午後7時消灯
)で飼育し、その間4日性周期を3回以上繰り返した個
体を選んで使用した。
発情前期の午後1時にベンドパルビタールNa塩(30
■/v)を腹腔内投与し、同日午後4時に0.1 rn
lの生理食塩水に溶解した検体を皮下に投与する。
翌日正午から午後1時の間に層殺し直ちに輸卵管を別出
し、2枚のスライドガラスにはさんで顕微鏡下で卵の検
束を行なった。
各検体冬用量について5匹のラットを使用した。
実験結果のED5oは次の通りである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式L〜ヒスチジル−L−)リプトフイルーL−セリ
    ルーL−チロシル−Y−L−ロイシル−Lアルギニル−
    L−プロリル−ZC式中、Yは式(式中nは0乃至3を
    示す。 )を有するD−α−アルキルグリシン残基を示し、2は
    エチルアミノ基又は2位に1乃至3個弗素置換したエチ
    ルアミノ基を示すが、Yに於いてn=0の場合は前記弗
    素置換エチルアミノ基類のみを示す。 〕を有するペプチド誘導体をN−アルキル−N−アルカ
    ノイルグリシン〔ここにアルカノイルとは炭素数2〜5
    の直鎖状若しくは有枝鎖状のアルカノイル基を示し、ア
    ルキルとはメチルまたはエチル基である〕の反応性誘導
    体と反応させることを特徴とする式%式% −L−チロシルーY−L−ロイシル−L−アルギニル−
    L−プロリル−2〔式中、Yおよび2は前述したものと
    同意義を有する。 〕を有するペプチド誘導体及びその塩の製法。
JP50013177A 1975-01-31 1975-01-31 ペプチドノ セイホウ Expired JPS5810380B2 (ja)

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