JPS581026Y2 - ヘツドホ−ン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はヘッドホーンに関し、さらに詳しくは、ヘッ
ドホーンユニットとバンドユニットの連結部に改良を施
したヘッドホーンに関する。

ヘッドホーンはスピーカンステムによる再生音を周囲の
騒音や反響など環境条件に影響されることなく聴くこと
ができるもので、最近では、とくにヘッドホーンマニア
が増加している。

このヘッドホーンは、左右のヘッドホーンユニットをヘ
ッドバンドで連結して構成したもので、バンド端部はヘ
ッドホーンユニットのハウジングに対して取付角度を自
由に調節できる状態で連結されていへ前述のように最近
需要が増加する傾向にあるヘッドホーンを廉価に供給す
るには、製作工程の手間を少なくすることが必要であり
、さらには、部品点数を減らしながらも、性能上の低下
が無く、使い易いものとすることが要求される。

即ち、従来量もよく知られているヘッドホーンにトける
ヘッドホーンユニットとバンドユニットの連結部分は、
第１図に拡大断面図として示されているように、ヘッド
ホーンユニット１のハウジング１ａに形成した球状空間
のボール受ジヨイント部１ｂに対して、バンドユニット
２を構成するバンド２ａの端部に連結具２ｂがあって、
この連結具２ｂに設けたボール部２ｃが前記ボール受ジ
ヨイント１ｂに嵌装された構成となっている。

そして、ボール受ジヨイント部１ｂの内面に対してボー
ル部２ｃが適度の摩擦を以て摺動できるように、ボール
部２ｃの白部には押ばね２ｄで押圧された摩擦子２ｅが
あって、ボール受ジヨイント部１ｂに対してのバンドユ
ニットの取付姿勢を摩擦力で固定できるようになってい
る。

したがって、ヘッドホーンの組立には、ボール部２ｃの
空間中に押ばね２ｄと共に摩擦子２ｅを収容することが
必要であり、この状態を保ちながらボール受ジヨイント
部１ｂ中に嵌装させなければならない。

このようなヘッドホーンに対し、この考案のヘッドホー
ンヲ東 ヘッドホーンユニットとバンドユニットの連結
を容易に行えるようにして製作工程における作業負担を
軽減すると共に、ヘッドホーンヲ収納する場合に、ヘッ
ドホーンユニットとバンドユニットを別体にして小容積
となし得るようにしようとするもので、そのために、ボ
ール部と、これと一体的に設けた頚部にすり割状の空間
に形威し、この空間中にばね材を収容してボール部に拡
大習性を与えて釦り、ボール受ジヨイント部内面とボー
ル部外面とが摩擦摺動できるようにし、必要によってボ
ール部を縮径してボール受ジョイント部から脱出できる
ようにした構成を特徴とするものである。

以下、この考案の詳細を添付した図面に泊って説明する
。

第２図以下において符号１０は−・ラドホーンユニット
を示し、このヘッドホーンユニット１０は・・ウジング
１１や振動系、バットなどにより形成されており、ハウ
ジング１１にはボール受ジヨイント部１２が形成されて
いて、このボール受ジヨイント部１２に後述するバンド
ユニットのボール部が嵌装収容されるようになっている
。

このボール受ジヨイント部１２は開口部が楕円形状をし
ていて、一方向に長くなってむり、内部はボール部の外
面と同一の曲率の曲面空間になっている。

このヘッドホーンユニット１０に対して、左右のそれら
を連結するバンドユニット２０が用意されており、バン
ドユニット２０のバンド２１０両端部には連結具２２が
あって、この連結具２２の内側に円柱状の頚部２３が形
成されており、その頚部の端部にボール部２４が一体的
に形成されている。

このボール部２４の端部から頚部２３の基部にかけてす
り側車間２５が形成されており、このすり側車間２５は
ボール部２４の端部で開放され、ボール部２５に相当す
る内面に互に向い合ったばね受２５ａをもっている。

さらに、このすり側車間２５の内面に沿って逆Ｕ型のば
ね材２６がきつく収容されていて、ばね材２６の両端を
外側に折曲げて形成した端部２６ａが前記ばね受２５ａ
中に嵌挿され、ボール部２５に拡径方向の習性を与えて
いる。

前述のような構成のこの考案のヘッドホーンでは、ヘッ
ドホーンユニット１０を構成するハウジング１１のボー
ル受ジヨイント部１２にバンドユニット２０の連結具２
２に形成したボール部２４を嵌装して両者を連結するの
であって、ばね材２６のもつ弾性で拡径方向の習性が与
えられて−るボール部２４にすり割空間２５０幅なせば
める方向に外力を加えて、ボール受ジヨイント部１２に
嵌装スる。

このボール受ジヨイント部１２内に嵌装されたボール部
２４はばね材２６の弾性により拡径され、ボール受ジヨ
イント部１２の内面と適度の摩擦で設定した姿勢を保持
できる。

斗た、ヘッドホーンを収納する場合には、ヘッドホーン
ユニットとバンドユニットが別体の方が便利であって、
前述の組立順序と逆に、ボール部２４の習性に抵抗して
、すり側車間２５を狭めるようにして縮径し、ボール受
ジヨイント部１２からボール部２４を引出すのである。

以上の説明から明らかなように、この考案のヘッドホー
ンによれば、バンドユニットの連結具に拡径習性のある
ボール部を形成し、このボール部をヘッドホーンユニッ
トに形成したボール受ジヨイント部に嵌装するように構
成したから、ボール部のはソ全面がボール受ジヨイント
部の内面に摩擦接触し、しかも、ボール部を縮径できる
ので、バンドユニットのヘッドホーンユニットに対スる
脱着が容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のヘッドホーンにおけるヘッドホーンユニ
ットとバンドユニットの連結部分の拡大断面図、第２図
はこの考案によるヘッドホーンのヘッドホーンユニット
とバンドユニットの連結部分の分解斜面図、第３図は第
２図■−■線に沿う拡大断面図、第４図は第２図ＩＶ−
ＩＶ線に沿う拡大断面図である。 １０・・・・・・ヘッドホーンユニット、１１・・・・
・・ハウジング、１２・・・・・・ボール受ジヨイント
部、２０・・・・・・バンドユニット、２１・・・・・
・バンド、２２・・・・・・連結具、２３・・・・・・
頚部、２４・・・・・・ボール部、２５・・・・・・す
り側車間、２５・・・・・・ばね材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ボール受ジヨイント部を有するヘッドホーンユニットと
   、ボール受ジヨイント部に嵌着き力、るボール部ならび
   にこ力、を支える頚部を端部に有するバンドユニットと
   を備えるヘッドホーンにおいて、バンドユニットはその
   端部に、ボール部で端部が開放されていて、頚部の軸方
   向に沿って形威されたすり割空間と、このすり割空間に
   嵌装されていてボール部に拡径習性を与えるばね材とを
   備え、ボール受ジヨイント部内においてボール部摺面に
   摩擦が生じるように構成したことを特徴とするヘッドホ
   ーン。