JPS58102053A

JPS58102053A - ヒ−トパイプ式水加熱器

Info

Publication number: JPS58102053A
Application number: JP56200583A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Ozaki; 正明尾崎
Original assignee: CHIYOUYOU KK
Current assignee: CHIYOUYOU KK
Priority date: 1981-12-11
Filing date: 1981-12-11
Publication date: 1983-06-17
Also published as: JPS6154156B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はヒートパイプ式水加熱器に関するもので、その
目的とするところは、蘭学な構成で、しかも熱効率の良
い水加熱器を提供することである。

従来、特公昭５８−２４６６８号公報に示されたヒート
パイプ式水加熱器があったが、ガスバーナでヒートパイ
プの作動流体を蒸発させ、この作動流体の凝縮時に放出
される潜熱によって、水槽内の冷水を加熱する方式であ
ったので、燃焼ガスの排気口や酸欠防止のための酸素供
給装置を設けねばならず、構成が非常に複雑であるとい
う欠点やガスを燃焼させているため、室内の環境が悪化
しやすいという欠点があった。

本発明は電熱ヒータ内蔵の加熱用ヒートパイプによって
水槽内に隣り合って設けられた加熱室内の作動流体を、
蒸発させて、この飽和蒸気を水槽と加熱室とに亘って設
けた伝熱用ヒートパイプの熱源に用いることによって前
記欠点を解消するものである◎ 次に添付図面に基づいて本発明の１実施例を詳細に説明
する。

（１）は水槽であり、その外周には、一部を除いて、断
熱材（２）が付設されており、その上面には給水管（３
）、その側面には給湯管（４）が夫々連設されている。

給水装置は公知の構造で、図中（５）は浮子であり、水
槽（１）の水位を検知する。（６）は弁体であり、給水
管（３）の先端開口を開閉する。浮子（５）及び弁体（
６）は腕杆を介して水槽内面に突設された耳片（７）に
上下動可能に枢着される。

（８）は完全密閉され、圧力容器である１種のボイラ本
体を構成する加熱室であり、水槽（１）に隣接して設け
られ、この加熱室底部には、電熱ヒータ（９）付きの加
熱用のヒートパイプ頭が外部から挿入されており、この
ヒートパイプＯＱを浸漬して、加熱室内には作動流体０
υ（主として水）が封入されている。

尚、加熱室には、公知の蒸気ボイラ同様、給水装置及び
加熱蒸気の熱が外部に逃げない装備等が施さｎる。

（６）（６）・・・は伝熱用のヒートパイプで、ヒータ
等の加熱体なしの該各ヒートパイプは、熱交換サイクル
が順調に行われる構成であればよく、図示のものは、水
槽（１）と加熱室（８）との隔壁（至）に水密的に横貫
され、水槽内でや＼上向きに傾斜して止着され、放熱部
が水槽（１）に、加熱さ几る部分が加熱室（８）の上部
の蒸気室部分にと両方に亘って設けられている。

α◆は、ヒートパイプα０．　（Ｌｌに封入される作動
流体であり、主として水を用いる。α０はヒートパイプ
ａ０、＠の外周に微細な螺旋状に突設さｎている伝熱用
フィンである。

以上の構成に係る本発明ヒートパイプ式水加熱器の作用
を次に説明する。

１）常時、又はタイマにより電力料金の安価な夜間に、
電熱ヒータ（９）に通電して、電熱ヒータの発熱により
、加熱用のヒートパイプＱｌｌ内の作動流体α→を蒸発
させる。

２）蒸発した作動流体Ｑ４は加熱室（８）内の作動流体
αＤと熱交換して、該作動流体を加熱する潜熱を放出し
て凝縮し、再びヒートパイプ０Ｑの下部に下降し、この
サイクルが繰り返され、作動流体ａυが加熱される。

３）加熱された作動流体αｐは飽和蒸気となって、加熱
室（８）内に蒸発し、伝熱用のヒートパイプ（２）内の
作動流体ａ４を加熱する。

４）加熱された作動流体α◆は蒸発して水槽内の放熱部
の方へ蒸気となって移動し、水槽内の水と熱交換して水
を加熱する潜熱を放出して凝縮し、液状となって再び加
熱室（８）の方へ重力によって下降し、このサイクルが
繰り返され、水を加熱する。

５′）水槽（１）内の温水を使用した結果、水位が下が
ると、浮子（５）及び弁体（６）が下降して給水管（３
）の開口が開き、給水管から水槽内に冷水が供給され、
水槽の水位が所定高さまで回復すると再び浮子と共に上
昇した弁体（６）によって開口が閉められる。

肖、上記実施例では伝熱用ヒートパイプをや＼傾斜して
取り付け、凝縮した作動流体を加熱箇所まで還流してい
たが、ヒートパイプ内【金網等１・毛細管現象を起すよ
うに挿着すれば、傾斜させなくてもよい。又、ボイラ本
体である加熱室の安全性向上のため、サーモスタット、
タイマ等を付設して、ヒータ（９）への通電を制限する
。

以上の本発明ヒートパイプ式水加熱器は次の効果を奏す
る。

１）加熱室（８）を蒸気発生可能な圧力容器であるボイ
ラ本体に構成したことにより、内部の水は僅かな熱源で
ある加熱用ヒートパイプにより、飽和蒸気となって、同
室内に高温を与え、この高温によって、加熱体を有しな
い各伝熱用ヒートパイプ加熱することにより、大量の水
を加熱できる。

２）ガスを使用しないので、水槽設置の室内等の環境悪
化、即ちガス漏れ、酸欠等のおそれがない０８）構成が簡素となり、故障が少ない。

４）加熱用ヒートパイプの発熱能力に対応させて、伝熱
用ヒートパイプを所望本数設けることにより、水槽内の
冷水を迅速に効率的に加熱できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明ヒートパイプ式水加熱器の１実施例の縦断
面図である。ｌ・・・水槽、　　　　　　　訃・・加熱室、９・・・
電熱ヒータ　　　　１ｏ・・・ヒートパイプ、１１・・
・作動流体、　　　１２・・・ヒートパイプ、１３・・
・隔壁、　　　　　１４・・・作動流体。出願人　長洋株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１、加熱用ヒートパイプにより蒸気発生可能な加熱室内
の飽和蒸気によ・つて加熱されて水槽内の水と熱交換す
る加熱体なしの伝熱用ヒートパイプを水槽内圧設けたこ
とを特徴とするヒートパイプ式水加熱器。