JPS58101290A - 横型回転式圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は横型回転式圧縮機に係り、その潤滑油供給装置
の改良に関するものである。

縦型１転式圧縮機においては密閉容器下部に貯えられて
いる潤滑油中にシャフトを浸し、遠心力を利用してジャ
ストの中心孔から摺動部への潤滑油の供給を行なってい
る。しかし、横型＠一式圧縮機ではシャフトをＩＩＦＩ
ＩＩ油中に入れることは構造上困難である。そこで従来
、（１）横型回転式圧縮機の吐出圧力を利用してｒＲＦ
Ｒ油をシャフト内の給油口へ供給したり、〈２〉摺動ベ
ーンの下にａｒｍ油圧送用の圧力変動室を設け、咳層動
ベーンの往復運動によるポンプ作用によってシャフト内
の給油口へ供給したり、また（３）密閉容器内の高圧側
と低圧側との圧力差を利用して潤滑したり、（４）シャ
フト中心孔にパイプを挿入し、シャフトの回転を利用し
て潤滑油をくみ上げて潤滑させる構造が採用されている
。

しかし前記した従来のｍ滑油供給装置では。

起動時に給油口から騒音が発生したり、給油が確実に行
なわれなかったり、効串が低い、トルクの増大をまねく
、高価な部品を必要とする。

構造が複雑であるといった同題があった。

本発明はシャフトの一端に羽根車を取り付けた再生ポン
プ部を形成し、このポンプ部により潤滑油をＷＪｔｐｔ
油潅部から各摺動部に供給するものモある。これにより
上記欠点を解消し、ｌｌ滑油の、、安゛定）供、−を可
能とする。

以下１本発明の第１実施例を第１図−第６図に基づいて
説明する。この第１実施例の横型回転式圧縮機は密閉容
器１の内部に電導機部２と圧縮機部３とを並列に配設し
１両者をシャフト４で連結し、かつ圧縮機部３の側端に
シャフト４で駆動されるポンプ部５を形成したものであ
る。密閉容器は鉄板を円筒状に成形したもので電動機部
２．圧縮機部３およびポンプ部５を収納した状態で蓋板
１１によって開口端を密閉されている。この密閉容１）
１の底部はａｍ油溜部となり、そこにｍ＊油６が貯溜さ
れている。電動機部２はコイル２１を巻いたステータ２
２とシャフト４にスプライン結合されたロータ２３とで
同軸的に構成されている。ロータ２３はアルミニュム・
ケイ素合金−でステータ２２に対し同軸的に軸方向に対
し第１図上で右方にずらしである。すなわちステータ２
２のコイル２１に通電した場合、ロータ２３は電磁力に
より回転トルクとともに第１図上でわずかに左方向にス
ラスト応力を受けるように構成されている。

圧縮機部３は第２図に示すように、内面が円筒状をした
鉄−のシリンダハウジング３１．このシリンダ・ハウジ
ング３１の両端を覆うべく配設された第１側部ハウジン
グ３２．第２側部ハウジング３３（第１図）とシャフト
４に結合し。

かつシリンダハウジング３１内にシャフト４の偏心部４
８に偏心して配設されたリング状の０−ラ３４とシリン
ダハウジング３１のベーン溝３１１に挿入されその先端
がばね３１２の押圧力を受けて常にローラ３４の外周と
摺接するベーン３５とを備えている。この圧縮機部３は
シリンダハウジング内面３１３．第１．第２側部ハウジ
ング３２．３３．０−ラ３４外周、およびベーン３５に
よりて区ＩＩｉされる空間でシリンダ室Ｒが形成され、
このシリンダ冑Ｒの容積弯動に応じて、冷媒の吸入、圧
縮、吐出を行うようにしている。即ち、シリンダハウジ
ング３１のうちシリンダ室Ｒが容積増加する部位には吸
入孔３１４が開口していて９図示しない冷凍サイクルの
蒸発器からの冷媒をシリンダ室Ｒ内に吸入するようにな
っており、また第２側部ハウジング３３のうちシリンダ
室Ｒの容積が最も減少した部位には吐出孔３３１が開口
していて。

シリンダ室Ｒで圧縮された冷媒が吐出孔３３１゜吐出弁
（図示せず）を通って密閉容器１内へ吐出するようにな
っている。この冷媒は蓋板１１に接続された吐出パイプ
１２より冷凍サイクルの図示しない凝縮器へ吐出される
。

ポンプ部５は、第１図の１−１矢視図である第３図およ
び■−■矢視図のカバーのみを示す部分図である第４図
、第３図の■−■矢視図である第５！１１．第３図のＩ
Ｖ−ＩＶ矢視図である第６図に示すように、第１側部ハ
ウジング３２と。

シャフト４の一端に設けられたインペラ５１゜カバー５
２およびカバー５２に結合されたｍ滑油供給のための導
入！Ｉ５３よりなる。そして第１側部ハウジング３２と
カバー５２とでポンプ部の作動空間５４が形成され、こ
の作動中１１５４内にインペラ５１が収納され回転する
。インペラ５１は外周部に軸と平行する平板状の羽根５
１１をもち一部が欠けた円形中心孔５１２をもつ板状で
プラスチック製である。このインペラ５１はシャフト４
の一端に設けた段付突起軸部４１にゆるく嵌装されてい
る。なお０段付突起軸部４１は一部欠けた円形断面をも
ち、インペラ５１の一部が欠けた円形中心孔５１２と対
応し１両者は軸方向に相対移動可能の状態で一体的に回
動する。シャフト４の段付突起軸部４１を形成する肩部
４２は第１側部ハウジング３２の端面より数十ミクロン
程度突出している。

また第１側部ハウジング３２の端面のインペラ５１の羽
根５１１の近接する部分に円弧状の満３２１が形成され
ている。一方、カバｊ５２は中央部にインペラ５１を収
納する大きな円形凹部を形成する中央部５２１と周端に
広がるリング状の７ランジ部５２２よりなる。このカバ
ー５２の中央８６５２１には第１側部ハウジング３２の
円弧状の満３２１に対向する対照的な円弧状の満５２１
８．中心部の凹部５２１ｂおよび円弧状の溝５２１８の
一端と中心部の凹部５２１ｂを連通する半径方法の溝５
２１０が形成されている。また円弧状の溝５２１８の他
端には導入管５３が開口している。カバー５２は４本の
ボルト５５により第１側部ハウジング３２に結合される
。なおボルト５５はカバー５２と第１側部ハウジング３
２ばかりでなくシリンダハウジング３１．第２側部ハウ
ジング３３をも一体的に結合する。第１側部ハウジング
３２とカバー５２で形成された作動中１１５４にはイン
ペラ５２が位１しており、このため実質的な空間は第１
側部ハウジング３２の円弧状の満３２１とカバー５２の
円弧状の溝５２１８で形成されるインペラ５１の羽根５
１１の周囲の空間と。

カバー５２の中心部の凹部５２１ｂとインペラ５１およ
びシャフト４端面で形成される空間。

およびそれら空間をむすぶカバー５２の溝５２１０とイ
ンペラ５１ｆｌに形成される空間となる。

そしてこれら空間は、導入管５３の開口部から羽根５１
１の周囲の空間、カバー５２の＄ｌ５２１Ｃの空間そし
てカバー５２の中心部の凹部に形成される空間と連通し
ている。なお１羽根５１１の周囲の空間はその両端では
円弧状の溝３２１．５２１ａがそこで止まり、カバー５
２とシャフト４の端面の闇にインペラ５１が介在してい
るため、わずかの隙間を残すのみで両端は実質的に閉じ
た状態にある。従って、カバー５２の中央部５２１の満
５２１ａ、５２１ｃおよび凹部５２１ｂを除く他の部分
５２１ｄ　（第４図）は実質的に仕切部となる。

シャフト４には両端開口の中心孔４２が形成され、かつ
第１側部ハウジング３２．第２側部ハウジング３３の各
軸受部と摺動するシャフト面にラセン状の溝４３．４４
が形成され、がっ中心孔４２とラセン溝４３．４４およ
びローラ３４内面閤を連通する。軸と垂直な貫通孔４５
゜４６．４７が形成されている。

本第１実施例の横型回転式圧縮機は以上の構成よりなる
。次にこの圧縮機の作動を説明する。

外部電源よりターミナル１３を通して電導機部２のコイ
ル２１に電流を流すと〇−タ２３がスタータ２２内で回
転する。この０−夕２３の回転により〇−タ２３と結合
したシャフト４が回転し、これにより圧縮機部３が作動
する。すなわち、０−ラ３４の回動により、シリンダ室
Ｒ内に冷凍サイクルの蒸発器（図示せず）からの冷媒が
吸い込みパイプ１４から吸い込まれ、ローラ３４の回転
によりシリンダ室Ｒの容積が激小し冷媒ガスは圧縮され
吐出孔３３１を通りて密閉容器１内へ吐出され、さらに
吐出パイプ１２より冷凍サイクルの凝縮器へ吐出される
。

一方、ポンプ部５では、シャフト４の１転によりインペ
ラ５１が第２図で時計方向に＠軛する。このインペラ５
１の羽根５１１の回転により羽根５１１の周囲の作−空
間５４内の流体がその粘性により羽根５１１と同じ方向
に回転する。この流体の流れは導入！５３より潤滑油６
を戦い上げる力となりｉｍ＊油６が導入！！５３を介し
て作動空間５４に吸い上げられ９羽根５１１におされて
作動中１１５４を時計回りに回動する。作動空間５４を
回動してきたａ＋＊油は仕切部５２１ｄにより作動中＠
５４の巾が狭くなっているため、大部分の潤滑油はカバ
ー５２の中央部５２１の溝５２１Ｃの空間を通り同じ中
央部５２１の中心部の凹部５２１ｂの空間に送られ、こ
こよりシャフト４の中心孔４２に送られる。そして、こ
の中心孔４２より貫通孔４５゜４６．４７を通ってシャ
フト４の外周部のラセン溝４３．４４およびローラ３４
内面に潤滑油が供給され、各摺動面に潤滑油が供給され
るなお、伝導機部２においてはロータ２３がステータ２
２に対し第１図上でわずかに右方向にずらしであるため
、ロータ２３には第１図上で左方向へ磁気りがかかり、
シャフト４は左方向の力を受ける。このシャフト４の左
方向の力は第１側部ハウジング３２で受けとめられ、シ
ャフト４の肩部４２は常に第１側部ハウジング３２の端
面より数十ミクロン突出する。またインベラ５１は溝５
２１Ｃおよび凹部５２１ｂにある潤滑油の圧力を受け、
シャフト４の肩部４２に押し付けられる。このためイン
ペラ５１は第１側部ハウジング３２の端面およびカバー
５２の仕切部５２１ｄの内面との間にわずかの隙間を介
して回動することになる。すなわち、インペラ５１はシ
ャフト４の段付突起軸部４１に保持され、第１側部ハウ
ジング３２およびカバー５２に無接触で回転することが
でき、能率よくｌＩｌ清油滑油い上げることができる。

なお、圧縮機に使用するｍ潤油は冷媒と共存するための
粘性が低い。この粘性の低い潤滑油をくみ上げるのに本
発明の再生ポンプが最適である。

次に第２実施例の横型回転式圧縮機を第７図〜第１０図
に示す。なお、第１実施例と同一の部分１部品、構造の
ものについては同一符号を使用する。

第２実施例の横型回転式圧゛縮機は第１実施例の圧縮機
のポンプ部およびシャフトの湯漬油供給路を変更したも
のであり、電動機部、圧縮機部は両者共同−である。第
２実施例の圧縮機部５′は第１側部ハウジング３２′と
インペラ５１、カバー５２′とよりなる。第１側部ハウ
ジング３２′は第１実施例の第１側部ハウジング３２と
比較し、インペラ５１の羽根５１１の近くに設けた円弧
状の溝３２１に加え、この満３２１の端部から第１側部
ハウジング３２′の軸受孔３２２に通じる半径方向の満
３２３を形成し、この溝３２３の軸受孔３２２の開口部
から軸受孔３２２の内面にラセン状の満３２４を形成し
、さらに、他端の軸受孔３２２の周りにリング状溝３２
５を形成したものである。一方力バー５２′は第１実施
例の第４図に対応する図を第１０図に示すように、イン
ペラ５１の羽根５１１の付近の円弧状の溝５２１８のみ
が形成されている。そして、このカバー５２′の中央部
５２１′の溝５２１８以外の部分５２１ｅはインペラ５
１に近接した仕切部となる。カバー５２′の７ランジ部
５２２および導入管５３は実施例１のそれと同じである
。インペラ５１はシャフト４−との取付方法も含めて実
施例１と同である。なお実施例２のシャフト４′中心孔
も外周部のラセン溝も形成されていない。しかしシャフ
ト４′の偏心部４８′にシャフト４′の軸心と平行に第
１側部ハウジング３２′のリング状溝３２６に一端を開
口する貫通孔４１′が形成され、かつその偏心部４８′
の中央から貫通孔４１′に達する連通孔４２′が設けら
れている。一方第２側部ハウジング３３′の軸受孔３３
１のシリンダハウジング３１側の周端にリング状溝３３
２が形成され、さらにこの溝３３２より軸′受孔３３１
の内面にラセン状゛の溝３３３が形成されている。シャ
フト４′の偏心部４８′に設けられた貫通孔４１′の他
端は第２側部ハウ′ジング３３′のリング状溝３３２に
開口する。

このポンプ部５′はインペラ５１の回転によりその羽根
５１１で作動空間の流体をインペラの回転方向に回転さ
せる。これによ゛り潤滑油６を吸い上げ作動空間に導き
、仕切ｌ５５２１６により潤滑油は第１側部ハウジング
３２′の半径方向の溝３２３に流入し、ざらにラセン状
□満３２４、リング状溝３２５に供給される。リング状
溝３２５からシャフト４′の偏心部４８′の貫通孔４１
−を通り、第２側部ハウジング３３′のリング状溝３３
２．そしてラセン状溝３３３に供給される。そして２つ
のラセン状溝３２４と３３３によりシャフト４′と第１
側部ハウジング３２′、第２側部ハウジング３３′との
開の摺動部に直接潤滑油が供給され、ローラ３４の内面
には貫通孔４１′より連通孔４２′を通って潤滑油が供
給される。

本実施例ではポンプ部５′のｍ滑油の供給通路を第１側
部ハウジング３２′側に設け、かつ。

摺動部への供給をシャフト４の通る軸受孔の内面に溝を
設けて達成したものである。

以上説明した実施例ではインペラは軸方向に移動可能と
したが軸に固定するものでもよい。

また電動機部のス□テータとロータの相苅位置をずらし
てシャフトに軸方向の力が作用するようにしたが、これ
もかならずしも必要ではない。

モータ部の構成も上記実施例に限られることはない。ポ
ンプ部の作動空間の構成も円弧状の溝から垂直方向に軸
中央の溝に連通するのではなく流体の流れやすいように
ラセン状に軸中央に流すこともできる。その他の形状と
してもよい。

また第１実施例、第２実施例の潤滑油通路を合わせもつ
ものでもよい。インペラの形状および羽根の形状も実施
例のものに限られない。従来の羽根回転式ポンプと同様
のものが使用できる。

例えば羽根の形状は片側が完全に閉じられ他端および円
周端にのみ羽根が開く閉羽根式とすることもできる。ま
た羽根の先端部が細くなり山状となったものでもよい。

さらにポンプ部の部品の材質も金属姓、プラスチック製
、鋳物、粉末焼結品等用途に合わせて最−のものを選択
することができる。カバーの固定もボルトに限らず、か
しめ等で固定することもできる。さらに圧縮機部も実施
例ではロータ方式のものを採用したが、ベーン式のもの
とかその他の横型の圧縮機部を採用することができる。

以上、述べたように本発明の横型回転式圧縮機ではシャ
フトの一端にシャフトで回転するインペラをもつ再生ポ
ンプを具備し、再生ポンプで潤滑油を摺動部に供給する
ことにしたため冷媒の共存のため粘性が非常に低いａｒ
Ｗ４油にががわらずｍ滑油のみが確実に供給され、詞酒
油供給にともなう問題展が解消された。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の第１実施例の横型回転式圧縮
機を示し、第１図はその全体断面図、第２図はポンプ部
を第１側部ハウジングの境界で切断した断面図、第３図
は第１図の１一エ矢視断面図、第４図は第１図の■−■
矢視断面でカバーのみの断面図、第５図は第３図の■−
■矢視拡大断面図、第６図は第３図の■−■矢視拡大断
面図、第７図〜第１０図は本発明の第２寅施艙の横型回
転式圧縮機の要部を示し。 第７図は偏部欠損全体断面図、第８図は第１側部ハウジ
ングの側端で切った断面図、第９図は第７図の裏側から
みた部分断面図、第１０図は第１実施例の第４図に相当
するカバーの部分断面図である。図中符号１は密閉容器
、２は電導機部、３は圧縮機部、４はシャフト、５はポ
ンプ部、６は潤滑油、３２．３２′は第１側部ハウジン
グ、５１はインペラ、５２．５２”はカバー、５３は導
入管を示す。 特許出願人　　　日本電装株式会社 代　　理　　人　　　　　大　　川　　　　　宏第２図 第３図 第４図 ２１ 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動機部および電動機部により駆動される圧縮機
   部を横方向に配設して容器内に密閉する回転式圧縮機に
   おいて、ｍ自圧縮機部を駆動するシャフトの一端にイン
   ペラを取り付けたポンプ部を形成し潤滑油を潤滑油溜か
   ら摺動部に供給することを特徴とする横型回転式圧縮機
   （２）　ポンプ部は圧縮機部の一端と該一端に固定され
   たカバーとでポンプの作動空間を形成し、インペラが咳
   作動空調内に配置された特許請求の範囲第１項記載の圧
   縮機