JPS58101127A - 発泡ポリα−オレフイン成形体の製造法 - Google Patents

発泡ポリα−オレフイン成形体の製造法

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JPS58101127A
JPS58101127A JP20002681A JP20002681A JPS58101127A JP S58101127 A JPS58101127 A JP S58101127A JP 20002681 A JP20002681 A JP 20002681A JP 20002681 A JP20002681 A JP 20002681A JP S58101127 A JPS58101127 A JP S58101127A
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olefin
molded article
foamed
polyα
stabilizer
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Shohei Yoshimura
吉村 正平
Hideki Kuwabara
英樹 桑原
Toru Yamaguchi
徹 山口
Yoshimi Sudo
好美 須藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安定性の良好な発泡ポリα−オレフィン成形体
に関するものである。
ポリプロピレン、ポリブテン等のポリα−オレフィン、
lll1Kポリプロピレンは耐熱性や耐候性が悪り1.
加熱下あるいは日光照射下に使用される成形体とする場
合には酸化防止剤や紫外ll5lj収剤の添加が必須で
ある。このことはポリα−オレフィンが発泡体であると
きも例外ではなく、むしろ非発泡−形体の場合よりも安
定化は困難であることが知られている。すなわち、発泡
成形体の場合は、非発泡成形体の場合に有効な安定剤を
用いても効果が現れにくく、そこで十分な効果を期待し
【安定剤の添加量を増やすと成形体の表面状層が愚化し
、物性も悪くなり【しまうという問題があった。
したかっ【、ポリα−オレフィンの発泡成形体は非発泡
成形体に比べると著しく安定性が悪いまま、それがあま
り問題にならない用途においてのみ利用され【いるわが
現状である。
本発明者らはこのような現状に鑑み、発泡ポリα−オレ
フィン成形体の安定性向上を目的として種々研究を重ね
た結果、発泡ポリα−オレフィンの安定化を困難にして
いるのは発泡ポリα−オレフィンの発泡構造そのもので
あることを知りた。
すなわち、非発泡成形体ならば摩擦あるいは気化により
安定剤が成形体表面から徐々に失われても成形体内部に
ある安定剤が表面に移動するので長期間劣化が防止され
るのに対し、発泡成形体の場合は空洞があるため表面積
に対する内部樹脂量の割合が小さいから、表面から失わ
れる安定剤の量に見合う補給が行われず、また補給可能
な安定剤の総量も少ないので、短期間で表面の劣化が始
まってしまう。したがって、ポリα−オレフィン発泡成
形体の安定化を考える場合にはその発泡の度合、つまり
発泡倍率及び泡の大きさを無視することができない、そ
こで更に研究を進めた結果、多くの発泡ポリα−オレフ
ィンについて、発泡倍率をEとし平均気泡径をd (a
ll)とするときE/dの3乗根に比例するきわめて限
定された添加率で安定剤を使用すれば好結果が得られる
ことを知った。
本発明は上記知見に基づき完成されたものであって、式 %式% (1) (2) で規定される添加量M〔重量−〕の酸化防止剤又は添加
量W〔重量−〕の紫外線吸収剤により安定化された発泡
ポリα−オレフィン成形体を提供するものである。
安定剤が酸化防止剤である場合と紫外線吸収剤である場
合とでは同じ発泡体のときでも上記のように実際の添加
率は変更する必要があるが、いずれも発泡倍率及び平均
気泡径を考慮して(1)式又は(2)式を満足する添加
率にした場合にのみ、例えば空気中110℃に加熱する
熱劣化試験で500時間以上の耐久性を示す、すぐれた
性質の発泡成形体となる。添加率が両式で規定された範
囲よりも少ないときは安定化が不十分であって、短期間
で表面の劣化が始まり、粉末化し易くなったり粘着性を
帯びたりする。一方角式で規定された範囲なこえて安定
剤を添加するときは成形体の物性低下を招くばかりか、
表面に滲出した安定剤又はそれにより軟化した成形体表
層が、成形体に接触している物品(例えば成形体を包鋏
材料として用いた場合における被包装物)を汚染するよ
うKなる。
上記+1)式及び(2)式による添加率で安定剤を含有
さ老ることによる効果が特に顕著な発泡ポリα−オレフ
ィン成形体は、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン
・プロピレン共重合体又はこれらの混合物からなるもの
のうち、発泡倍率Eが10〜60倍、平均気泡径dが0
.03〜10t+aのものである。
本発明において発泡ポリオレフィン成形体に含有させる
安定剤は特に限定されるものではなく、通常ポリα−オ
レフィンの安定剤とし【利用されているものをいずれも
使用することができるが、中でも好ましい安定剤の具体
例としては次のようなものがある。
酸化防止剤:2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェ
ノール、2.2’−メチレンビス(4−メチル−・−t
−ブチルフェノール)、4.4′−ブチリデンビス(3
−メチル−5−t−ブチルフェノール)、4.4′−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、λ
l−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール
)、1,3.!l−)リメテル−2,4,6−)リス(
3,S−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベ
ンゼン、1,3.5−)Vス(3,5−ジー」−ブチル
一番−ヒドロキシベンジル)−S−トリアジン−2,4
,6(IH,sH。
5H)−)リオン、ジ2ウリルチオジグロピオネート、
トリデシルホスファイト、ビス(λ2.東6−チトラメ
チルー4−ピペリジン)セパケート等。
紫外線吸収剤:z−(2′−ヒドロキシ−67−メチル
7Lニル)ベンゾトリアゾール、鵞−ヒドμキシー4−
オクトキシベンゾフェノン、tI【−−8− エチルへキシル−2−シアノ−L3−ジフェニルアクリ
レート、p−オクチルフェニルサリチレート、2−(l
−ヒドロキシ−家5′−ジーt−ブチルフェニル)−5
−クロロベンツトリアソール等。
本発明の発泡ポリα−オレフィン成形体を製造する場合
、安定剤は製造工程の任意の段階でポリオレフィンに含
有させてよい。代表的な方法としては、粉末状ポリα−
オレフィンに@化防止剤又は(及び)紫外線吸収剤を混
合して一旦粒状に成形し、これを用いて常法により発泡
成形体を製造する方法、あるいは粒状のポリα−オレフ
ィンを水等の分散媒中で発泡剤と共に加圧下に加熱し【
ポリα−オレフィンに発泡剤を吸収させたのちポリα−
オレ74ン粒子を低圧部へ放出して予備発泡させる工程
を含む発泡ポリα−オレフィン成形体の製造法におい【
発泡剤を吸収させる工程で安定剤も吸収させる方法があ
り、特に後者は安定剤が発泡体中に均一に分布し、すぐ
れた安定化能を発揮するので好ましい方法である。
以下実施例を示して本発明を説明する。なお実施例にお
ける発泡成形体の「熱安定性」、「耐候性」及び「11
面状態」の試験方法並びに「発泡倍率」及び「平均気泡
径」の測定法は次のとおりである。
熱安定性:試料を110℃のギヤーオーブン中で加熱し
、表面が劣化を開始する迄の時間の長短により次のよう
[4段階表示した。なお表面を詣でこすった場合に粉末
化するとき1劣化開始”と判定した。
劣化開始時間       表 示 500時間以上       ◎ 300〜499時閏      0 200〜299時間      6 200時間未満       X 耐候性:JIS−D−0205に従い、サンシャインウ
ェザ−メーターを使用し【試験した。試験結果は次のよ
うに表示し、1劣化開始”の判定基準は「熱安定性」の
試験の場合と同じである。
劣化開始時間       表 示 200時間以上       ◎ 150〜199時間      0 Zoo〜149時間      Δ 100時間未満       X 表面状態二発泡成形体試料を黒色ビニルレザーと2 k
g/cdの荷重下に室温で1o日間接触させた彼、ビニ
ルレザーの表面状態を観察し、次゛ のよ5に表示した
表面状態       表 示 変化なし          ◎ 若干荒れたが汚れはない   O 荒れ・白色の汚れあり    Δ 荒れ・汚れが甚しい     X 発泡倍率E:試料の密度ρをJIS−に−6767に従
って測定し、これと原料ポリα−オレフィンの密度po
との比ρ0/ρを発泡倍率Eとした。
平均気泡径d:試料の切断面に現れた気泡の直径を、切
断面上無作為に選定した10個所において、各個所10
0気泡につき顕微鏡を用いて測定し、平均値を求めた。
但し直径1mを越える気泡は測定から除外した。
実施例 平均粒子直径2m+11の粒状エチレン・プロピレンラ
ンダム共重合体(エチレン含有量2−5重量%)100
重量部、発泡剤(ジクロロジフルオロメタン)10〜2
5重量部、分散剤(酸化アルミニウム微粉末)0.5重
量部、水300重量部、酸化防止剤〔ジラウリルチオジ
グロピオネート及び4.4′−ブチリデンビス(3−メ
チル−6−1−ブチルフェノール)の等景況合物〕又は
紫外線吸収剤〔2−(l−ヒドロキシ−了5′−ジーt
−ブチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール
102〜10重量部を混合してオートクレーブに装入し
、2℃/分の昇温速度で135〜145℃に昇温し、3
0分間保持した後、オートクレーブの底部から内容物を
大気中に放出する。得られた発泡倍率約to−Qao倍
の発泡粒子を2ψ層(G)の加圧容器中で48時間養生
した後、30 fIX 300 mX 300mの金型
を用い水蒸気注入下に2次発泡させて成形する。金型か
ら取出した成形体は55℃で24時間乾燥する。
上述のような製法において安定剤配合量、発泡条件及び
成形条件を種々変更することにより、安定剤含有量、発
泡倍率及び平均気泡径の異なる種種の発泡成形体を製造
し、それらの安定性を試験した。その結果を第1表及び
纂2表に示す。なお表中、発泡倍率E及び平均気泡径d
は他の例との対比を容易にするため概数を表示しである
が、実際の数値は表示値±10−の範囲内にある。また
酸化防止剤及び紫外線吸収剤の含有量はガスクロマトグ
ラフィーにより求めた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発泡ポリα−オレフィン成形体において、該成形
    体の発泡倍率をEとし平均気泡径なd (111)とす
    るとき、次式を満足する量M〔重量−〕の酸化防止剤を
    含有することを特徴とする発泡ポリα−オレフィン成形
    体。 o、o s (E/d )  <M< 0.2 (E/
    d )”’(2)  発泡ポリα−オレフィン成形体に
    おいて、該成形体の発泡倍率をBとし平均気泡径をd 
    (IIIE)とするとき、次式を満足する量W〔重量−
    〕の紫外線吸収剤を含有することを特徴とする発泡ポリ
    α−オレフィン成形体。 o、1(E/d)  <W<o、a(E/d)”’
JP56200026A 1981-12-14 1981-12-14 発泡ポリα−オレフイン成形体の製造法 Expired JPS5920689B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6090744A (ja) * 1983-10-24 1985-05-21 Japan Styrene Paper Co Ltd ポリプロピレン系樹脂型内発泡成型体の養生方法

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JPS5516068A (en) * 1978-07-24 1980-02-04 Hitachi Chem Co Ltd Preparation of polyolefin resin foam

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