JPH032230A - 導電性ポリエチレン発泡粒子 - Google Patents

導電性ポリエチレン発泡粒子

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JPH032230A JP13718289A JP13718289A JPH032230A JP H032230 A JPH032230 A JP H032230A JP 13718289 A JP13718289 A JP 13718289A JP 13718289 A JP13718289 A JP 13718289A JP H032230 A JPH032230 A JP H032230A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性ポリエチレン発泡粒子に関する。
〔従来の技術〕
従来よりポリオレフィン系樹脂導電性発泡体の研究は多
くなされているが、その中でも架橋発泡体の場合、カー
ボンブラックを多量に添加すると樹脂の架橋が阻害され
ることから良好な発泡体を得ることができず、そのため
得られる高発泡体も連続気泡ぎみのもので体積固有抵抗
値が105Ω・1のものが限界であるという問題があり
、また無架橋発泡体の場合、流動性が悪くなることから
樹脂の粘性が高くなり、しかも樹脂の伸び率が低下して
発泡条件を定め難いという問題がある。そしてこのよう
な問題を解決するためにポリオレフィン系樹脂95〜7
0重量%に対し、比表面積が900イ/g以上の導電性
ファーネスブラック5〜30重量%含有する組成物を5
倍以上の倍率に発泡させて独立気泡構造で導電性を有す
るポリオレフィン低密度発泡体の製造方法が提案されて
いる(特公昭59−25815号公報)。
しかし上記の方法によって得られる発泡体では体積固有
抵抗値10″Ω・CI程度を得るのが限度であり、カー
ボンブラックの添加量を30重量%以上に増加しても体
積固有抵抗値の飛躍的な低下は望めないという問題があ
る。また上記の方法の如く押出発泡体の場合ではそれほ
ど問題はないものの、金型内に充填して成型する発泡粒
子の場合カーボンブラックの添加量が多くなると、発泡
粒子の金型内での融着性と二次発泡性が問題となり、今
までビーズ法による良好な導電性発泡体は得られていな
い。
そこで本出願人は上記従来技術の欠点を解決するための
発泡粒子として、塞材樹脂に直鎖状低密度ポリエチレン
を使用し、無架橋発泡にて得られる発泡粒子を提案して
いる。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら本出願人が提案している十記発泡粒子は、
従来にない優れた融着性と二次発泡性を有し、しかも体
積固有抵抗値10”Ω・cIIlもの高い導電性を有す
る発泡体をi創ることができる利点があるものの、この
発泡粒子を用いて型内成型方法により発泡成型体を得る
場合、型内成形時における二次発泡の問題から加熱時の
スチーム圧を高めに設定する必要があり、また得られる
発泡成型体は圧縮歪みが大きくなると共に圧縮硬さが小
さくなる傾向にあり、改良の余地を残すものであった。
〔課題を解決するための手段] 本発明者等は上記課題を解消するために更に研究を重ね
た結果、特定のカーボンブラックを含有させた発泡粒子
における表皮の膜厚を規定することにより型内成型時の
スチーム圧を低下させることを可能とし、これによって
圧縮永久歪みが小さく且つ圧縮硬さが大きい導電性発泡
成型体と成し得ることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
即ち本発明は、 「密度が0.920〜0.928 g/ca!、且つM
 f” Rが0.5〜1.5 g/10分の無架橋直鎖
状低密度ポリエチレン95〜80重量%と、カーポンプ
9フ95〜20重量%とからなる樹脂を基材とする発泡
粒子であって、該粒子の表皮の膜厚が2〜2077 m
であることを特徴とする導電性ポリエチレン発泡粒子。
」 を要旨とするものである。
本発明において用いる直鎖状低密度ポリエチレン(以下
L L D I) Eと略す。)は低圧重合ポリエチレ
ンに炭素数4〜10のα−オレフィンを共1■合させた
ものであり、上記α−オレフィンとじては、l−ブテン
、l−ペンテン、l−ヘキセン、3.3−ジメチル−1
−ブテン、4−メチル−1ペンテン、4,4−ジメチル
−1−ペンテン、1−オクテン等が挙げられる。これら
α−オレフィンのLLDPE中の含有量は通常0.5〜
20重量%であるが、特に1〜15重量%が好ましい。
上記■、I−D P Eは密度が0.920〜0.92
8 g/cdであり、またMFRが0.5〜1.5 g
/lo分のものである。この密度が0.920 g/c
J未満の場合には得られる発泡成型体の収縮率が太き(
なり、一方、0.928g/c−を越える場合には発泡
粒子の成型時の融着力を強めるために成型時のスチーム
圧を高める必要が生じ、ひいては成型体の圧縮歪み及び
圧縮硬さ等の物性の低下を余1義なくされる等の問題が
ある。また、上記VFRが0.5 g/10分未満であ
ると成型時のスチーム圧を高める必要が生じ、上記密度
と同様に成型体の圧縮硬さや圧縮歪み等の物性の低下を
招き、逆に1.5g/10分を越えると得られる発泡粒
子は連続気泡率が高いものとなり、これによって得られ
る発泡成型体は圧縮硬さの小さいものとなる等の不具合
がある。
LLDPE中の添加剤として酸化防止剤、耐光剤、滑剤
、中和剤等が挙げられ、これらは気泡径と導電性に影響
しない範囲で目的によって適宜使用される。この中で特
に中和剤として使用されるステアリン酸塩は気泡径に影
響するので250pp−以下にすることが好ましい。ま
た樹脂中に存在するn−ヘキサン抽出分は0.4重量%
以上、1.5重量%以下が好ましく、特に好ましくは0
.5重量%以上、1.2重量%以下である。
このような低密度のLLDPEを用いると、カーボンの
添加量を多くしても独立気泡でしかも高い導電性をもつ
発泡粒子を容易に得ることができる。また金型に充填し
て良好に二次発泡及び融着する発泡粒子を得ることがで
きる。
尚、本発明の所期の目的を阻害しない範囲内において5
0重量%未満の範囲で低密度ポリエチレン(以下LDP
Eと略す、)又は/及び直鎖状超低密度ポリエチレン(
以下VLDPEと略ず。)を混合することもできる。
本発明において用いるカーボンブラックとしてはファー
ネスブラック、アセチレンブラックと称されるものが挙
げられる。このようなカーボンブラックとしては例えば
フ゛ランクバール2000(キャボント社製)、ケンチ
ェンブランクEC600(以上アクゾ社製)、#395
0(三菱化成■製)等が挙げられる。特に上記したよう
なカーボンブラックは、ジブチルフタレート吸油量が3
00mf以上でBET比表面積が700 rrf/g以
上であることが望ましい、カーボンブラックは異なる種
類のものを2種以上混合して用いても、単独で用いても
よい。
本発明導電性発泡粒子中におけるカーボンブラックの含
有量が5重量%未満であると充分な導電性が付与できず
、また20重量%を超えると発泡粒子の原料となる樹脂
粒子との混練性が悪くなったり、得られた発泡粒子が連
続気泡になり易く、また成型時に発泡粒子同士の融着も
悪くなる。
本発明の導電性ポリエチレン発泡粒子は内部にセル構造
を有するものであるが、特に粒子の最表面を構成してい
る表皮部分の膜厚が2〜20μmからなるものである。
この膜厚が2μm未満0場合は、型内成型時に加熱手段
であるスチームの圧力(温度)を高めに設定しなければ
ならない、そのため得られる型内発泡成型体の圧縮歪み
が増加すると共に圧縮硬さの低下を余儀な(される。
方、膜厚が20μmを超える場合は二次発泡の妨げとな
り、得られる成型体は発泡粒子間の融着不良が生じると
いう問題がある。上記膜厚の測定は、発泡粒子をほぼ中
心で2分割してその断面の表皮を無作為に10vi所選
定し、光顕微鏡(拡大倍率400倍)を用いてこれらの
膜厚さを測定し、それら測定データの平均値で表すとい
う方法にて行われる。
また本発明発泡粒子は平均気泡径が0.1 m以上であ
ることが好ましく、0.1 tan未満となると二次発
泡性が低下し易い。
また発泡粒子の独立気泡性及びガス透過性の指標として
、粒子内の内圧減少速度係数(K)が用いられ、型内成
形によって型通りの成形体を容易に得るために、K<0
.35のものが好ましい。
尚、内圧減少速度係数:には下記式 【1 〔但し上記式中、Plは発泡粒子の初期内圧(kg/c
Ia−C;) 、Pgは1時間経過後の発泡粒子の内圧
(kg/c−・G)、(は時間(hr)を示す。)によ
り、求めることができ、25℃における初期の内圧(P
、)と1時間経過時(t=1)の内圧(Pりを測定して
求めることができる。
更に本発明の導電性ポリエチレン発泡粒子は示差走査熱
量測定において得られるDSC曲線に2つの吸熱ピーク
が現れる結晶構造のものであっても、1つの吸熱ピーク
しか現れない結晶構造のものであってもかまわないが、
カーボンブラックの含有量が少ないもの、特に5〜lO
重量%のものでは高温側にも吸熱ピークを有する結晶構
造のものが好ましい、この場合、高温側の吸熱ピークの
エネルギーは15J/g以下であることが好ましい、上
記DSC曲線とは、発泡粒子1〜5II1gを示差走査
熱量計によってlO°C/分の昇温速度で220°Cま
で昇温して測定した時に得られるDSC曲線である。D
SC曲線における2つの吸熱ピークのうち低温側の吸熱
ビークは発泡粒子の基材樹脂であるLLDPHの所謂融
解の際の吸熱によるものと考えられる。一方、高温側の
吸熱ピークは低温側の吸熱ピークとして現れる構造とは
異なる結晶構造の存在に起因するものと考えられる。
高温側の吸熱ピークのエネルギーはDSC曲線における
高温側ピークと低温側ピークの谷の部分で高温側ピーク
と低温側ピークを分8+1し、谷の部分より高温側のピ
ークの面積を高温側ピークの面積とし、この面積より求
めた値である。
即ち、高温側の吸熱ピークの面積より以下の式により高
温側の吸熱ピークのエネルギーを求めることができる。
高温側吸熱ピークのエネルギー(J/g)=(高温側吸
熱ピークのチャート上の面積(C−)×(チャートlc
d当たりの熱1(J/cd))十〔測定サンプルの重量
(g)〕 本発明発泡粒子は上記の如< L L D I) [E
 95〜70重量%とカーボンブラック5〜30重量%
との混合組成からなるが、必要に応して更に無機フィラ
ーを添加してもよい。
無機フィラーとしては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マ
グ名シウム、酸化ケイ素等の金属酸化物、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩等が挙げられる。
本発明の発泡粒子はLLDPE95〜80重量部に、カ
ーボンブラック5〜20重量%とを混合した樹脂組成物
の粒子を発泡剤とともに密閉容器内で水に分散させて加
熱して樹脂粒子内に発泡剤を含浸させ、次いで樹脂粒子
と水とを容器内より低圧の雰囲気下に放出して樹脂粒子
を発泡させるに際し、発泡温度(放出温度)を樹脂粒子
の融点〜融点−10″Cの温度範囲とすることにより得
られる。上記樹脂の融点とは、発泡に使用する樹脂粒子
1〜5■を示差走査熱量計において10℃/分の速度で
昇温しで得たDSC曲線における吸熱ピークの頂点の温
度である。
本発明発泡粒子の製造に用いられる発泡剤としては、二
酸化炭素、空気、窒素等の無機ガス或いは沸点が一50
〜120°Cの炭化水素又はハロゲン化炭化水素等の有
機発泡剤が挙げられ、有機発泡剤として具体的にはプロ
パン、n−ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、シクロペンクン、シクロヘキサン、モノクロ
ロメタン、ジクロロメタン、モノクロロジフロロメタン
、モノクロロエタン、トリクロロモノフロロメタン、ジ
クロロジフロロメタン、ジクロロモノフロロメタン、ト
リクロロ・トリフロロエタン、ジクロロテトラフロロエ
タン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2
種以上層合して用いてもよい。
これらの発泡剤の量は発泡剤の種類、所望する発泡倍率
や気泡径等によっても異なるが、例えば発泡倍率5〜5
0倍(高倍率、以下発泡粒子の発泡倍率は高倍率を示す
、)とするためには、通常樹脂粒子100重量部当たり
に対し、5〜40重量部であるが、発泡剤として無機発
泡剤を用いた場合には通常得られる発泡粒子の発泡倍率
は10倍以下である。
本発明発泡粒子を製造する際の水に分散せしめる樹脂粒
子の量は、水100重量部当たり10〜100重量部が
生産性および分散安定性をよくし、ユーティリティーコ
スト低減等の点から好ましい。
また上記樹脂粒子とともに水に分散せしめる発泡剤の量
は、発泡剤の種類、所望する発泡倍率、容器内の樹脂粒
子の量と容器内空間との比率等を考慮して樹脂粒子に対
する発泡剤の割合が前記範囲となるように決定する。
樹脂粒子を水に分散せしめるに際して必要に応して分散
剤を用いることもできる。分散剤は加熱時の樹脂粒子同
士の凝集融着を防止するために使用するものであり、例
えばリン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム、炭酸
亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム等の難水溶性の無
機物質の微粉末が用いられる。上記無機物質を用いる場
合には、分散補助剤として少量のアルキルベンゼンスル
フオン酸ナトリウム、α−オレフィンスルフオン酸ナト
リウム、アルキルスルフオン酸ナトリウム等の界面活性
剤を併用して無機物質の使用量を少なくすることが、成
型時の発泡粒子相互の融着性を良好とするために好まし
い。この場合、樹脂粒子]、 00重量部に対して無機
物質の微粉末0.1〜3重量部、界面活性剤0.001
〜0.5重量部程度使用することが好ましい、また水溶
性高分子を分散剤として使用する場合には樹脂粒子10
0重量部当たり水溶性高分子0.1〜5重量部程度使用
することが好ましい。
本発明方法では上記樹脂粒子と発泡剤とを水に分散せし
めて加熱して樹脂粒子に発泡剤を含浸させた後、樹脂粒
子と水とを容器内より低圧の雰囲気下に放出するに際し
、放出時の温度を樹脂粒子の融点〜融点−15°Cとす
ることが必要である。
放出時の温度がこの範囲からはずれると、良好な発泡粒
子は得られない、特にDSC1ill線に2つの吸熱ピ
ークが現れる発泡粒子はカーボンブラックの添加量が多
くなると得難くなる。しかしながらこの問題はカーボン
ブラックを含有する樹脂粒子を発泡温度付近の温度にお
いて十分保持することにより解決できる。またDSC曲
線に吸熱ピークが1つしか現れない結晶構造を有する発
泡粒子であってもカーボンブラックの添加量が1off
lffi%以上であると擬似架橋的な効果によって良好
な発泡粒子を得ることができる。
以上の如くして得られた発泡粒子は、型内において種々
の形状に成型される。尚、型内成型に際しては通常の発
泡粒子の場合、成型に先立って粒子の二次発泡性能を高
めるための加圧処理(例えば、粒子のセル内の圧力を高
めたり、粒子を圧縮して見掛けのセル内圧を高める等)
が必要であるが、本発明発泡粒子はこの加圧処理が不要
であり、発泡粒子をそのまま型内に充填し、スチームに
より加熱発泡して成型を行うことができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜6、比較例1〜7 LLDPEとカーボンブラックとを第1表に示す量含む
樹脂粒子を用い、この樹脂粒子100重量部と、第1表
に示す量の発泡剤とを密閉容器内にて水に分散させて加
熱して樹脂粒子に発泡剤を含浸させた後、同表に示す発
泡温度にて樹脂粒子と水とを大気圧下に放出して樹脂粒
子を発泡せしめた。得られた発泡粒子の発泡倍率(高倍
率)、表皮の膜厚、平均気泡径、内圧減少速度係数及び
この発泡粒子の示差走査熱量測定結果を第2表に示す。
上記実施例1〜6、比較例1〜7で得られた発泡粒子を
、300mX 300sIIX 60mの成型用金型に
そのまま充填して第2表に示す蒸気圧にて加熱成型せし
めた。
得られた成型体を24時間80°Cにて養成後、この成
型体の物性を測定した。結果を第3表に示す。
※I  Filはトリクロロフロロメタン、F12はジ
クロロフロロメタンを示し、両者の混合比は重量比であ
る。
※2 測定装置として三菱油化■製Loresta A
P門CP−T400を使用した。
※3 得られた成型体を10av+/a+inの圧縮速
度でその厚み方向に75%圧縮し、その後同じ速度で圧
縮を緩和していき、応力がゼロになった時の厚みを実測
し、圧縮前の厚みに対する歪量(%)で表した。
来4  JIS−に6767に4!拠して測定した。
※5 得られた成型体を80°Cで24時間養生した後
の平均(縦、横、厚みの平均)寸法収縮率を測定し、以
下の基準にて判定した。
収縮率が4%未満・・・・・○ 〃  5〜6%・・・・・Δ 〃  6%を越える・・・× 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の4電性ポリ工チレン発泡
粒子は前記特定の密度及びVFRのLLDPPEを使用
しているため、従来の導電性発泡体に比較して導電性カ
ーボンの添加量が少なくとも優れた導電性を有する。ま
た本発明の発泡粒子は独立気泡構造を有し、表皮の膜厚
が2〜20μmであるため、これによって型内成型時に
粒子自体の有する二次発泡能が充分に発揮され、その結
果、型通りの忠実な成型がなされ、圧縮歪みが小さく且
つ圧縮硬さが大きな優れた成型体を提供し得る。更に本
発明によれば、型内発泡成形前の加圧処理が不要となり
、発泡粒子をそのまま型内に充填してスチームにて加熱
成型させるのみで、上記の如き優れた発泡成型体を容易
に得ることができる利点がある。
”LJj”

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 密度が0.920〜0.928g/cm^3、且つMF
    Rが0.5〜1.5g/10分の無架橋直鎖状低密度ポ
    リエチレン95〜80重量%と、カーボンブラック5〜
    20重量%とからなる樹脂を基材とする発泡粒子であっ
    て、該粒子の表皮の膜厚が2〜20μmであることを特
    徴とする導電性ポリエチレン発泡粒子。
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