JPH1199557A - 成形材料、及び成形品 - Google Patents

成形材料、及び成形品

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JPH1199557A
JPH1199557A JP27968997A JP27968997A JPH1199557A JP H1199557 A JPH1199557 A JP H1199557A JP 27968997 A JP27968997 A JP 27968997A JP 27968997 A JP27968997 A JP 27968997A JP H1199557 A JPH1199557 A JP H1199557A
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Japan
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resin
molding
forming material
molded product
pattern forming
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JP27968997A
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English (en)
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Mitsuyoshi Kumamoto
光芳 熊本
Yukitomo Shibata
幸知 柴田
Yasuhito Ito
康仁 伊藤
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Original Assignee
JSR Corp
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の成形機によって、意匠性とリサイクル
性に優れた成形品を、簡単に、且つ、容易に得られるよ
うにする。 【解決手段】 成形品の主体となる主体樹脂(A)と、
成形品に模様を発現させる模様形成材(B)から成り、
模様形成材(B)は、主体樹脂(A)の自重による垂れ
時間が10秒以上となる温度Tに於いて、(A)との溶
融粘度差が100〜10000cPの範囲、(A)との
ソルビリティパラメータ(SP値)の差が0.2〜4.
0の範囲にある樹脂である、成形材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石目調や木目調等
のマーブル調の特殊外観が発現している樹脂製の成形品
に関する。詳しくは、表面に装飾を施すための特殊な加
飾装置を用いることなく通常の成形機を用いて成形する
ことができる、リサイクル性と意匠性に優れた成形品に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の多くは染顔料で着色して
使用されており、一般に、染顔料が樹脂中に均一に分散
している単色成形体として成形されている。しかしなが
ら、近年、ポリマー成形体の表面外観にも意匠性が求め
られるようになり、例えば、マーブル調(線状や小さな
塊状の模様が地色と異なる模様で発現されて石目調や木
目調等の外観を呈し、望ましくは石目調や木目調等の触
感を有しているもの)の表面外観を備えたポリマー成形
体が望まれている。このため、熱可塑性樹脂成形体に装
飾性を付与するべく種々の試みがなされている。その1
つは、2次加工的に行われるもので、例えば、プリント
塗装、ホットスタンプ、墨流し等の手法によって流れ模
様を形成させる方法である。しかしながら、この方法
は、高級感のある美麗な表面外観が得られるものの、製
造コストが高いという問題がある。また、表面のみの装
飾であるため、外傷によって内部の地色が現れてしまう
という欠点もある。この理由から、熱可塑性樹脂から成
るベース材に、溶融粘度が異なるポリマーを模様形成材
として組み合わせる方法(特開昭50−105760号
公報、特開昭54−154451号公報、特開昭54−
154452号公報、特開昭54−154454号公
報、特開昭54−154456号公報、特開昭54−1
54457号公報、特開昭57−207633号公報
等)が提案されている。これらの方法は、着色した模様
形成材をベース材に溶融混練し、これらが均一に混練さ
れる以前の不均一状態で成形することにより、ポリマー
成形体に流れ模様を形成させる方法である。しかしなが
ら、これらの方法では、マーブル調の外観を有するポリ
マー成形体を得られる成形条件範囲が限られており、模
様形成材がベース材中に比較的大きな塊状に存在した
り、ベース材と模様形成材との間で色混合が生じて明瞭
な流れ模様が得られない場合も多く、さらに、成形体の
機械的強度の低下や、ベース材と模様形成材との境界層
での剥離等を生ずる場合もある。また、特開平8−20
8919号公報には、複素粘性率が異なる2種以上の熱
可塑性樹脂の混合物から成る模様形成材を、所定の割合
で熱可塑性樹脂から成るベース材と混合して、所定の温
度条件で成形することにより、マーブル調の表面外観を
有する成形体を得る技術が開示されている。
【0003】他の方法として、例えば、着色された熱硬
化性樹脂の粒子を模様形成材として用いてベース材中に
分散させる方法(特開昭51−123247号公報、特
開昭62−286716号公報、特開平2−11527
1号公報、特開平2−103254号公報、特開平3−
200841号公報、特開平3−210350号公報、
特開平5−93091号公報、特開平6−1875号公
報、特開平6−80821号公報)が提案されている。
しかしながら、これらの方法は、成形条件の範囲は比較
的広いが、硬化させた熱硬化性樹脂を粉砕処理すること
により模様形成材の着色粒子を得ており、このため、着
色粒子の製造が煩雑になってコスト高になるという問題
がある。その他の表面装飾方法としては、特殊な金型や
装置を用いて混色或いは多色成形を行う方法があるが、
この方法では、生産設備としての汎用性を欠くため、商
品価格の高騰をもたらすという問題がある。このような
事情から、高価な2次加工若しくは金型や成形機への細
工を必要とせずに、通常の成形機により容易且つ連続的
に高品位で意匠性に優れた外観が得られ、成形体表面の
みならず内部にも模様が存在し、成形体の機械的強度が
維持されており、さらに、リサイクル性に優れた成形体
が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特殊な加工
装置ではなく通常の成形機を用いて、意匠性とリサイク
ル性に優れた成形品を提供すること、及び、この成形品
を、簡単に、且つ、容易に得られる成形材料を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形品の主体
となる主体樹脂(A)と、成形品に模様を発現させる下
記の模様形成材(B)とから成る成形材料である。即
ち、模様形成材(B)が、主体樹脂(A)の自重による
垂れ時間が10秒となる温度Tに於いて、(A)と
(B)の溶融粘度差が100〜10000cP(センチ
ポイズ)の範囲にあり、(A)と(B)のソルビリティ
パラメータ(SP値)の差が0.2〜4.0の範囲にあ
る樹脂である。ここで、自重による垂れ時間は、次のよ
うに測定した値である。 1.高化式フローテスターの一定の温度に保たれた加熱
筒内に充分に乾燥された樹脂を6g充填し、その上部に
プランジャをセットする。 2.加熱筒内で樹脂を10min加熱後、プランジャに
50Kgの荷重を作用させ、樹脂を加熱筒下部にセット
したオリフィスを通して吐出させる。 3.プランジャが5mm降下したら荷重をはずして樹脂
の吐出を停止する(5mm以上プランジャが降下しない
ようにストッパをセットしておく)。 4.吐出された棒状の樹脂の長さをレーザー寸法測定器
により連続的に測定する(吐出終了を測定開始時間とす
る)。 5.棒状の樹脂長さが吐出停止時の長さの20%に達す
るまでの時間を自重垂れ時間とする(20%の長さに達
する前に切れた場合はその時間を自重垂れ時間とす
る)。 6.温度条件を変更して上記測定を繰り返し、各温度に
於ける自重垂れ時間を測定する。但し、使用測定器とし
て、高化式フローテスター(島津製作所製・タイプ30
2)、及び、レーザー寸法測定器(アンリツ社製・KL
−153A)を用い、また、オリフィスは、内径1mm
で、直管部長さ10mmとした。また、SP値=δは、
下記の数式〔数1〕によって求めた。
【数1】 ここで、δd 2 は分散力、δp 2 は極性、δh 2 は水素
結合の項である。これらは、下記〔数2〕〔数3〕〔数
4〕で与えられる。
【数2】
【数3】
【数4】 ここで、Vは「molor volume」である。また、V、Fd
i、Fpi、Fhiの値は、下記の図書に記載されてい
るパラメータテーブルを用いる。即ち、 書名「PROPERTIES OF POLYMERS correlations witj che
mical structure 」 著者名「VAN KREVELEN(ファン クレバラン)」 出版社名「ELSEIER PUBLISHING COMPANY」 という図書内の、Vは87頁のTABLE4.9に、F
di、Fpi、Fhiは87頁のTABLE7.8に、
各々記載されており、これらを用いる。また、本発明
は、請求項1に記載の成形材料を成形して成る成形品で
ある。この成形品は、例えば、主体樹脂(A)としてス
チレン系樹脂を用い、模様形成材(B)により成形品の
表面に発現している模様が成形品の表面の0.02〜
1.0%を占めるブロー成形品として実現される。
【0006】主体樹脂(A)は、通常のブロー成形/射
出成形/押出成形に於いて原料として使用される樹脂、
例えば、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、メタクリ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、
ポリフェニレンエーテル樹脂、フッ素樹脂、及び各種の
熱可塑性エラストマー等が挙げられるが、これらの中
で、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、メタクリル系
樹脂、及びポリ塩化ビニル系樹脂を好適に用いることが
できる。主体樹脂(A)用のスチレン系樹脂としては、
一般に成形用に使用されている樹脂を挙げることができ
る。例えば、スチレンの単一重合体(PS)の他、ハイ
インパクトポリスチレン(HIPS)、メチルメタクリ
レート・スチレン共重合体(MS)、メチルメタクリレ
ート・ブタジエン・スチレン共重合体(MBS)、スチ
レン・無水マレイン酸共重合体(SMA)、スチレン・
メタクリル酸共重合体(SMAA)、α−メチルスチレ
ン又はマレイミドを共重合して成る耐熱性スチレン樹
脂、さらには、スチレン・アクリロニトリル系共重合樹
脂、α−メチルスチレン・アクリロニトリル系共重合樹
脂等を挙げることができる。ゴム強化スチレン系樹脂と
しては、例えば、アクリロニトリル・スチレン・ブタジ
エン共重合体(ABS)、アクリロニトリル・スチレン
・アクリルゴム共重合体(AAS)、アクリロニトリル
スチレン・塩素化ポリエチレン共重合体(ACS)、ア
クリロニトリル・スチレン・エチレン・プロピレンゴム
共重合体(AES)、アクリロニトリル・スチレン・エ
チレン酢酸ビニル共重合体、が挙げられ、また、該ゴム
強化スチレン系樹脂の単量体成分に、α−メチルスチレ
ン、マレイミドを用いた耐熱性を有するゴム強化スチレ
ン系樹脂が挙げられる。
【0007】オレフィン系樹脂としては、一般に成形用
に使用されている樹脂を挙げることができる。例えば、
超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密
度ポリエチレン、中低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン等のポリエチレン樹脂、酢酸ビニル単位含有量が
0.1〜25重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体、
アクリル酸単位含有量が0.1〜25重量%のエチレン
・アクリル酸共重合体、プロピレン単独重合体、エチレ
ン単位含有量が2.40モル%の結晶性プロピレン・エ
チレンブロック共重合体、エチレン単位含有量が0.5
〜10モル%の結晶性エチレン・プロピレンランダム共
重合体、ポリブテン等が挙げられる。メタクリル系樹脂
としては、例えば、メチルメタクリレート単独重合体の
他、メチルメタクリレートにスチレン、α−メチルスチ
レン、アクリロニトリル、各種のアクリル酸エステルや
メタクリル酸エステル等の他のモノマーを共重合させて
各種の性能を改良したメタクリル樹脂、さらにはアクリ
ル酸エステルやメタクリル酸エステルを主成分とする重
合体或いはブタジエンを主成分とする重合体にメチルメ
タクリレート、スチレン、アクリロニトリル、各種のア
クリル酸エステルやメタクリル酸エステル等をグラフト
共重合した耐衝撃性メタクリル樹脂等を挙げることがで
きる。ポリ塩化ビニル系樹脂としては、例えば、塩化ビ
ニル単独重合体の他、塩化ビニルにエチレン、プロピレ
ン、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル等
をコモノマーとして重合させて得られた共重合体や、ポ
リ塩化ビニルにMBS樹脂、ABS樹脂、ニトリルゴ
ム、塩素化ポリエチレン、EVA−PVCをグラフト重
合させて得られたグラフト共重合体、さらには、各種の
可塑剤を添加した改質ポリ塩化ビニル樹脂等を挙げるこ
とができる。これらの樹脂は、重量平均分子量が1万〜
100万、好ましくは5万〜80万の範囲にあるもの、
特に10万〜50万の範囲にあるものが、成形性に優れ
ているため好適である。また、これらの樹脂は、単独で
用いてもよく、また、2種以上を組み合わせて用いても
よい。
【0008】成形品の主体となる主体樹脂(A)は、着
色されたものであってもよい。着色剤については特に制
限は無く、公知の顔料や染料、並びに加飾材を使用する
ことができる。着色剤は単独で用いてもよく、また、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。着色剤は、成形体
の機械的物性を損なわないように、1種又は2種以上か
ら成る主体樹脂(A)100重量部に対して、20重量
部以下、好ましくは10重量部以下の割合で用いるのが
望ましい。着色剤が配合された主体樹脂(A)の調整
は、主体樹脂(A)に用いることができる前記列挙した
樹脂の1種又は2種以上に、前記列挙した着色剤の1種
又は2種以上を所定の割合で配合し、押出機、バンバリ
ーミキサー、ニーダ等の公知の混練装置を用いて溶融混
練することにより行うことができる。主体樹脂(A)
は、パウダー状、フレーク状、ビーズ状、球状、顆粒
状、チップ状、ペレット状等の形状を有する粒状体に調
整するのが便利である。この粒状体は、平均粒径が0.
001〜10mm、好ましくは、0.01〜8mm、よ
り好ましくは0.1〜5mmの範囲にあるものが最適で
ある。ここで、平均粒径とは粒状体の最大長の平均を示
すものとするが、粒状体の形状がペレット状の場合は直
径の値を用いることとする。
【0009】模様形成材(B)は、主体樹脂(A)の自
重による垂れ時間が10秒以上となる温度Tに於いて、
(A)との溶融粘度差が100〜10000cP(セン
チポイズ)の範囲にある樹脂であり、好ましくは200
〜3000cPである。また、模様形成材(B)は、主
体樹脂(A)の自重による垂れ時間が10秒以上となる
温度Tに於いて、(A)とのソルビリティパラメータ
(SP値)の差が0.2〜4.0、好ましくは0.5〜
3.5、さらに好ましくは0.8〜2.0の範囲にある
樹脂である。かかる条件を満たす樹脂を模様形成材
(B)として採用することにより、未溶融状態若しくは
難溶融状態にある模様形成材(B)を、主体樹脂(A)
中に広範囲に分散させることができ、且つ、主体樹脂
(A)との色混合を防ぐことができるため、美麗な外観
の成形品を得ることができる。また、模様形成材(B)
が広範囲に拡がっているため、成形体に凹凸や剥離等の
不具合が生ずることも防止できる。また、成形品の機械
的強度を維持することができる。模様形成材(B)は、
着色されたものであってもよい。着色剤については特に
制限は無く、公知の顔料や染料、並びに加飾材を使用す
ることができる。例えば、モノアゾ系及び縮合アゾ系、
アントラキノン系、イソインドリノン系、複素環系、ペ
リノン系、ペリレン系、キナクリドン系、チオインジゴ
系、ジオキサジン系、フタロシアニン系等の有機顔料
や、アントラキノン系、複素環系、ペリノン系、チオイ
ンジゴ系等の染料や、酸化チタン、ベンガラ、タルク、
炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、チタンイエ
ロー、酸化鉄、群青、コバルトブルー、焼成顔料、カー
ボンブラック等の無機顔料の他、メタリック・パールの
ような特殊顔料等を使用することができる。さらに、着
色材として、メタリックパール等の特殊模様を発現させ
るためのアルミニウム、スズ、銅、黄銅、ステンレス、
鉄等の金属、これらの金属を基質とする合金、マイカ、
貝殻、複屈折を起こす無機又は有機の結晶、蛍光体等を
使用することができる。これらの着色剤は単独で用いて
もよく、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの着色材を配合することにより、さらに明瞭なマ
ーブル調の外観を成形品に付与することができる。模様
形成材(B)は、例えば、パウダー状、フレーク状、ビ
ーズ状、球状、顆粒状、チップ状、ペレット状等として
用いることができる。その平均粒径は、通常、0.01
〜10mm、好ましくは0.1〜5mmの範囲である。ここ
で、平均粒径とは、粒状体の最大長の平均を示すものと
するが、粒状体がペレット状である場合は、平均粒径と
して直径の値を用いるものとする。模様形成材(B)の
種類は、主体樹脂(A)の種類に応じて、前述の条件を
満たすものの中から適宜に選択される。例えば、(ゴム
強化)スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、(ゴム強化)メ
タクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、フッ素樹脂及
び各種の熱可塑性エラストマー、その他公知の熱可塑性
樹脂を挙げることができる。成形品の剥離や肌荒れ等の
成形不良を防ぎ、機械的強度を維持するためには、模様
形成材(B)を主体樹脂(A)と同種若しくは混和可能
な樹脂を使用するとよい。
【0010】主体樹脂(A)と模様形成材(B)との割
合は、(A)100重量部に対し、(B)の重量部は、
好ましくは0.03〜10重量部、さらに好ましくは
0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量
部である。(B)が0.03重量部未満であると、成形
品にマーブル調の外観を付与することができない。ま
た、(B)が10重量部を越えると、成形性が損なわれ
たり、成形品の機械的強度が低下するという不具合があ
る。成形加工方法としては、ブロー成形であると、本発
明の目的とする効果が十分得られるために好適である
が、他に、従来公知の成形方法、例えば、射出成形、圧
縮成形、押出成形等でもよい。主体樹脂(A)と模様形
成材(B)を成形機に供給する方法としては、予め主体
樹脂(A)と模様形成材(B)を混合して供給する方法
でもよいが、それぞれを別々のフィーダを用いて供給し
てもよい。また、色相や着色剤の濃度が異なる2種以上
の模様形成材(B)を用いて成形体を得ることもでき、
複数の種類の模様形成材(B)を同時に使用することに
より、さらに多種多様にわたる表面外観を持つ成形体を
得ることができる。また、本発明に於いては、必要に応
じて各種添加剤成分、例えば、可塑剤、帯電防止剤、滑
剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型
剤、抗菌剤、防黴剤等を成形体の成形加工時に配合する
こともできる。また、これらの添加剤成分は、予め主体
樹脂(A)又は模様形成剤(B)或いは両方に配合して
おいてもよい。本発明の成形品は、マーブル調の外観を
有し、剥離を起こさず、主体樹脂(A)本来の表面光沢
度や機械的強度や成形性等の物性を維持できるので、家
電製品、OA機器のハウジング、建材、車輛部品、日用
品、玩具、雑貨等の幅広い用途に、特に、高級成形品に
好適である。また、本発明の成形品は、例えば、ブロー
成形のみで完成品として成形できるため、コストが安
く、生産性が高いという利点もある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、下
記実施例1〜実施例5に即して、下記比較例1〜比較例
3と対照して説明する。なお、本発明は以下の実施例に
限定されるものではなく、本発明の範囲内に於いて種々
の実施が可能である。図1に示すブロー成形装置を用い
て、下記実施例1〜実施例5及び比較例1〜比較例3の
各成形品(120mm×40mm×480mm;箱型の検証用
成形品)をブロー成形した。図示の装置は、ブロー成形
機10により溶融樹脂を押し出して、ダイ20を介して円筒
中空のパリソンとして垂下させ、このパリソンを、成形
用金型30の成形面33a −33b 間に挟み込んだ状態で成形
用金型30を型締めし、且つ、パリソン内に通常のブロー
成形の圧力でエアーを供給することにより成形面33a,33
b に押し付けて成形面33a,33b を転写し、その後、成形
用金型30を型開きして、固化した成形品を取り出す装置
である。ブロー成形機10から押し出される溶融樹脂の温
度は、下記実施例1〜実施例5及び比較例1〜比較例3
の何れも表1・表2に示すように210℃であるが、成
形面33a,33b の最高温度は、下記実施例1〜実施例4及
び比較例1〜比較例3では120℃に、下記実施例5で
は50℃に各々設定している。成形面33a,33b の温度を
所望の温度に速やかに設定できるようにするために、成
形面33a,33b を熱容量の小さな薄い金属板で構成して断
熱支持部材35a,35b を介して金型本体31a,31b により支
持させ、且つ、成形面33a,33b の裏面側と金型本体31a,
31b との間に空間を設けて、加熱時には該空間内に配管
41a,41b を通して加熱水を送り込むことにより成形面33
a,33b を加熱するとともに成形面表面側からのブロー圧
力に抗させ、冷却時には配管43a,43b から加熱水を排水
した後、配管41a,41b を通して冷却水を送り込むことに
より成形面33a,33b を速やかに冷却している。なお、金
型本体31a,31b の内表面と空間との間に設けられている
部材37a,37b は、空間と金型本体31a,31b とを断熱する
ための断熱部材37a,37b である。
【0012】実施例1.主体樹脂(A)としてスチレン
系樹脂であるABS樹脂(テクノポリマー(株)社製・
ABS#88K4)を、カーボンブラック,酸化チタ
ン,黄色顔料,ベンガラで、薄茶色に着色した樹脂を用
いた。模様形成材(B)として、ABS樹脂(試作品)
を、上記の着色剤を用いて濃い茶色に着色した樹脂を用
いた。(A)と(B)の粘度差は140cP、SP値差
は0.8である。(A)を99.9重量部、(B)を
0.1重量部で配合し、これを、前述のブロー成形機10
により210℃で押し出し、ダイ20を介してパリソンと
して垂下させ、成形面33a,33b の最高温度を120℃に
設定した成形用金型30によりブロー成形し、固化後、取
り出した。得られた成形品は、表1に示すように、表面
のB成分の割合は1.5/1000、墨流し感は良好で
あり表面の剥離は無く成形面33a,33b の転写性も良好で
あった。ここで、墨流し感とは、線状の模様が墨を流し
たように地色(薄茶色)と異なる色(濃い茶色)で発現
されている模様から看取される感じをいう。 実施例2.実施例2は、(A)を99.0重量部、
(B)を1.0重量部とした点が、前記実施例1と異な
る。即ち、主体樹脂(A)としてスチレン系樹脂である
ABS樹脂(テクノポリマー(株)社製・ABS#88
K4)を、カーボンブラック,酸化チタン,黄色顔料,
ベンガラで、薄茶色に着色した樹脂を用いた。模様形成
材(B)として、ABS樹脂(試作品)を、上記の着色
剤を用いて濃い茶色に着色した樹脂を用いた。(A)と
(B)の粘度差は140cP、SP値差は0.8であ
る。(A)を99.0重量部、(B)を1.0重量部で
配合し、これを、前述のブロー成形機10により210℃
で押し出し、ダイ20を介してパリソンとして垂下させ、
成形面33a,33b の最高温度を120℃に設定した成形用
金型30によりブロー成形し、固化後、取り出した。得ら
れた成形品は、表1に示すように、表面のB成分の割合
は24/1000、墨流し感は良好であり表面の剥離は
無く成形面33a,33b の転写性も良好であった。 実施例3.実施例3は、(B)としてPA6(鐘淵化学
工業(株)社製MC110L)を用いた点が前記実施例
1と異なり、これに伴い、粘度差とSP値差も前記実施
例1の場合と異なる。即ち、主体樹脂(A)としてスチ
レン系樹脂であるABS樹脂(テクノポリマー(株)社
製・ABS#88K4)を、カーボンブラック,酸化チ
タン,黄色顔料,ベンガラで、薄茶色に着色した樹脂を
用いた。模様形成材(B)として、上記のPA6を、上
記の着色剤で濃い茶色に着色した樹脂を用いた。(A)
と(B)の粘度差は3500cP、SP値差は2.4で
ある。(A)を99.9重量部、(B)を0.1重量部
で配合し、これを、前述のブロー成形機10により210
℃で押し出し、ダイ20を介してパリソンとして垂下さ
せ、成形面33a,33b の最高温度を120℃に設定した成
形用金型30によりブロー成形し、固化後、取り出した。
得られた成形品は、表1に示すように、表面のB成分の
割合は11/1000、墨流し感は良好であり表面の剥
離は無く成形面33a,33b の転写性も良好であった。 実施例4.実施例4は、主体樹脂(A)として、実施例
3で成形した成形品を粉砕した粉砕品A’と、実施例3
のABS樹脂とを、混合して用いた点が、前記実施例3
と異なる。両者の混合割合は、30〜70%:70〜3
0%の範囲であり、この範囲内の種々の混合割合につい
て成形品を試作した。なお、表1には、それらの中の一
例が示されている。即ち、実施例4では、ABS樹脂
(テクノポリマー(株)社製・ABS#88K4)と粉
砕品A’の混合物を、カーボンブラック,酸化チタン,
黄色顔料,ベンガラで、薄茶色に着色してなる着色混合
樹脂を主体樹脂(A)として用い、模様形成材(B)を
含む全樹脂中での割合が99.9重量%となるように、
ABS樹脂を49.5重量%、粉砕品A’を40.4重
量%、とした。模様形成材(B)として、PA6(鐘淵
化学工業(株)社製MC110L)を、上記の着色剤
で、濃い茶色に着色した樹脂を用いた。(A)と(B)
の粘度差は3500cP、SP値差は2.4である。
(A)を99.9重量部、(B)を0.1重量部で配合
し、これを、前述のブロー成形機10により210℃で押
し出し、ダイ20を介してパリソンとして垂下させ、成形
面33a,33b の最高温度を120℃に設定した成形用金型
30によりブロー成形し、固化後、取り出した。得られた
成形品は、表1に示すように、表面のB成分の割合は4
7/1000、墨流し感は良好であり表面の剥離は無く
成形面33a,33b の転写性も良好であった。 実施例5.実施例5は、成形面33a,33b の最高温度を5
0℃に設定した点以外は、前記実施例1と同様に行っ
た。即ち、前述のブロー成形機10により210℃で押し
出し、ダイ20を介してパリソンとして垂下させ、成形面
33a,33b の最高温度を50℃に設定した成形用金型30に
よりブロー成形し、固化後、取り出した。得られた成形
品の評価結果を表1に示す。成形面の温度が実施例1〜
3に比べて低いので転写性はやや劣るが、表面の剥離も
無く、墨流し感は良好である。
【0013】比較例1.比較例1は、(A)と(B)の
粘度差が100cP以下の樹脂を(B)として用いた点
が前記実施例1と異なる。即ち、主体樹脂(A)として
スチレン系樹脂であるABS樹脂(テクノポリマー
(株)社製・ABS#88K4)を、カーボンブラッ
ク,酸化チタン,黄色顔料,ベンガラで、薄茶色に着色
した樹脂を用いた。模様形成材(B)として、ABS樹
脂(試作品)を、上記の着色剤で濃い茶色に着色した樹
脂を用いた。(A)と(B)の粘度差は70cP、SP
値差は0.6である。(A)を99.9重量部、(B)
を0.1重量部で配合し、これを、前述のブロー成形機
10により210℃で押し出し、ダイ20を介してパリソン
として垂下させ、成形面33a,33b の最高温度を120℃
に設定した成形用金型30によりブロー成形し、固化後、
取り出した。得られた成形品は、表2に示すように、墨
流し感が不良であった。なお、表面の剥離は無く、成形
面33a,33b の転写性は良好であった。 比較例2.比較例2は、(A)と(B)のSP値差が
3.5を越えるPP樹脂を(B)として用いた点が前記
比較例1と異なる。即ち、主体樹脂(A)としてスチレ
ン系樹脂であるABS樹脂(テクノポリマー(株)社製
・ABS#88K4)を、カーボンブラック,酸化チタ
ン,黄色顔料,ベンガラで、薄茶色に着色した樹脂を用
いた。模様形成材(B)として、PP樹脂(日本ポリケ
ム(株)社製EC−9E)を、上記の着色剤で濃い茶色
に着色した樹脂を用いた。(A)と(B)の粘度差は4
50cP、SP値差は4.2である。(A)を99.9
重量部、(B)を0.1重量部で配合し、これを、前述
のブロー成形機10により210℃で押し出し、ダイ20を
介してパリソンとして垂下させ、成形面33a,33b の最高
温度を120℃に設定した成形用金型30によりブロー成
形し、固化後、取り出した。得られた成形品は、表2に
示すように、墨流し感が不良であり、表面に剥離が認め
られた。なお、成形面33a,33b の転写性は良好であっ
た。 比較例3.比較例3は、(A)と(B)のSP値差が
3.5を越えるPET樹脂を(B)として用いた点が前
記比較例1と異なる。即ち、主体樹脂(A)としてスチ
レン系樹脂であるABS樹脂(テクノポリマー(株)社
製・ABS#88K4)を、カーボンブラック,酸化チ
タン,黄色顔料,ベンガラで、薄茶色に着色した樹脂を
用いた。模様形成材(B)として、PET樹脂(三菱レ
イヨン(株)社製ダイヤナイトKC−250)を、上記
の着色剤でで濃い茶色に着色した樹脂を用いた。(A)
と(B)の粘度差は2000cP、SP値差は3.8で
ある。(A)を99.9重量部、(B)を0.1重量部
で配合し、これを、前述のブロー成形機10により210
℃で押し出し、ダイ20を介してパリソンとして垂下さ
せ、成形面33a,33b の最高温度を120℃に設定した成
形用金型30によりブロー成形し、固化後、取り出した。
得られた成形品は、表2に示すように、墨流し感が不良
であり、表面に剥離が認められた。なお、成形面33a,33
b の転写性は良好であった。
【0014】実施例1〜5と比較例1〜3の比較対照か
ら、模様形成材(B)として、主体樹脂(A)の自重に
よる垂れ時間が10秒以上となる温度Tに於いて、
(A)との溶融粘度差が100〜10000cP(セン
チポイズ)の範囲にあり、(A)とのソルビリティパラ
メータ(SP値)の差が0.5〜3.5の範囲にある樹
【表1】
【表2】 を用いることにより、墨流し感が良好で、表面の剥離も
無いブロー成形品を得られることがわかる。また、それ
らの表面には、成形品表面の0.02%〜1.0%を占
める流れ模様が発現していることがわかる。また、実施
例1と実施例4の比較対照より、模様形成材(B)とし
て、主体樹脂(A)の自重による垂れ時間が10秒以上
となる温度Tに於いて、(A)との溶融粘度差が100
〜10000cPの範囲にあり、(A)とのソルビリテ
ィパラメータ(SP値)の差が0.5〜3.5の範囲に
ある樹脂を用いることにより、主体樹脂(A)としてリ
サイクル品を混合したものを用いた場合でも、墨流し感
が良好で、表面の剥離も無いブロー成形品を得られるこ
とがわかる。上記に於いて、成形品表面に発現している
流れ模様の占有率は、成形品表面の色目の濃い部分の面
積が成形品表面に占める割合であると定義する。これ
は、下記のように測定した。即ち、 1.成形品の平面部より切り出した試験片(3cm×3
cm)を画像解析装置の資料測定台にセットし、表示装
置の画面を見ながらデータ取り込み範囲と試験片面積を
一致させるように台の高さを調整する(試験片が無い場
合は試験片を写した写真でも可とする)。 2.表示された画面をパーソナルコンピュータにB/W
(白黒)モードで取り込む(B/Wは標準感度に設
定)。 3.標準解析プログラムにより黒色部分の面積を積算
し、黒色部分の面積割合を算出する。ここで、画像解析
装置としては、日本アビオニクス(株)社製・SPIC
CA−2を用いた。また、溶融粘度差の測定には、回転
型粘度計((株)レオロジー社製・ソリキットメータM
R500を用いた。
【0015】
【発明の効果】本発明では、成形品に模様を発現させる
模様形成材(B)が、成形品の主体樹脂(A)の自重に
よる垂れ時間が10秒以上となる温度Tに於いて、
(A)との溶融粘度差が100〜10000cPの範
囲、(A)とのソルビリティパラメータ(SP値)の差
が0.2〜4.0の範囲にある樹脂を用いているため、
特殊な加工装置ではなく通常の成形機を用いた場合で
も、意匠性とリサイクル性に優れた成形品を、簡単に且
つ容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜5と比較例1〜3の各成形品の成形
に用いたブロー成形装置を模式的に示す説明図。
【符号の説明】
30 成形用金型 33a 成形面 33b 成形面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の主体となる主体樹脂(A)と、
    成形品に模様を発現させる下記の模様形成材(B)とか
    ら成る成形材料。模様形成材(B)は、主体樹脂(A)
    の自重による垂れ時間が10秒となる温度Tに於いて、
    (A)と(B)の溶融粘度差が100〜10000cP
    (センチポイズ)の範囲にあり、(A)と(B)のソル
    ビリティパラメータ(SP値)の差が0.2〜4.0の
    範囲にある樹脂。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の成形材料を成形して成
    る成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538253A (ja) * 2003-07-09 2008-10-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 電子装置用のハウジングシェル
JP2011519993A (ja) * 2008-04-30 2011-07-14 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 改良された表面特性を有するプラスチック表面
JP2022547632A (ja) * 2019-09-30 2022-11-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 木理様外観を有する成形物品

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