JPH1198681A - モータ駆動装置の過負荷保護装置およびこれを用いた位置決めテーブル装置 - Google Patents

モータ駆動装置の過負荷保護装置およびこれを用いた位置決めテーブル装置

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JPH1198681A
JPH1198681A JP9270380A JP27038097A JPH1198681A JP H1198681 A JPH1198681 A JP H1198681A JP 9270380 A JP9270380 A JP 9270380A JP 27038097 A JP27038097 A JP 27038097A JP H1198681 A JPH1198681 A JP H1198681A
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coil
motor
current
output
voltage
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JP9270380A
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Yoshinori Makita
義範 牧田
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Canon Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Protection Of Generators And Motors (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータおよびモータ駆動装置を確実に保護す
る。 【解決手段】 負荷であるモータに駆動電流または電圧
を印加するモータ駆動装置のドライバ段の駆動出力を制
限または禁止する出力制限手段または出力禁止手段を備
えた、モータ駆動装置の過負荷保護装置において、前記
モータコイルに流れる電流を検出するコイル電流検出手
段と、該モータコイルの両端の電圧を検出するコイル電
圧検出手段と、該モータの移動速度を検出する速度検出
手段と、該移動速度に該モータの推力定数を乗じ、該モ
ータコイルに誘導される逆起電圧である誘導電圧を求め
る誘導電圧演算手段とを設け、これらのコイル電流、コ
イル電圧および誘導電圧に基づいて、モータコイルやモ
ータ駆動装置ドライバ段の温度に関する値を算出し、そ
の算出値がそれらのコイルやドライバ段の温度の許容値
に相当する値を越えた時、前記出力制限手段または出力
禁止手段を動作させて前記モータの駆動を制限または禁
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光装置や
ICボンディング装置、プローバ等の半導体製造装置、
産業用ロボットおよびNCマシン等におけるモータ駆動
装置の、過負荷保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ駆動装置では、例えばモー
タドライバ部の最終出力段であるトランジスタ等の電流
出力素子の温度をサーミスタ等の温度検出器で検出し、
その検出温度が予め定めた温度以上の時、前記電流出力
素子からの電流出力を禁止して異常を警告する等の過負
荷保護回路が一般に使用されている。
【0003】また、回転モータにおいてはモータの匡体
の温度を温度ヒューズ等の温度検出器で検出し、 その検
出温度が予め定めた温度以上の時、前記電流出力素子か
らの電流出力を禁止する等の過負荷保護回路が一般に使
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のモータ駆動装置の過負荷保護装置では、下記のよう
な問題がある。例えば、半導体露光装置のXYステージ
の駆動装置ではモータは連続して動くのではなく、ある
距離を移動した後に位置合わせを行ない、その後の露光
等の処理を行なう期間は停止している。このXYステー
ジの場合、駆動時間を最短にするため最大加速度で加減
速するが、その間電流出力手段であるモータドライバ部
からモータへ最大電流を流すため、それらのモータドラ
イバ部およびモータは発熱する。次に、位置合わせし、
その後、露光等の処理を行なう間、前記モータは停止し
ているのでモータおよびモータドライバ部は放熱する。
しかし、前記モータの負荷容量がモータドライバ部の出
力容量より小さい場合や、モータの放熱状態がモータド
ライバ部の放熱状態より悪い場合、モータの発熱がモー
タドライバ部の発熱より大きく、モータが先に損傷し、
過負荷保護の機能が十分機能しない。
【0005】これを回避するために例えばモータコイル
の温度をサーミスタや温度ヒューズ等の温度検出器で直
接検出する方法等も考えられるが、半導体露光装置のX
Yステージに用いられる多相リニアモータのように各コ
イルが空間的に距離を離して配置されている場合はそれ
ぞれのコイルに対して温度検出器を設置せねばならず、
また、その温度検出器数および配線数も多くなる欠点が
ある。
【0006】また、温度検出器は、コイル自体と距離的
に離れているので、熱伝導に時間がかかり即時に動作で
きず、また、温度検出器の取り付け方法や取り付け場
所、前記コイルの放熱方法等の、温度検出器の設置方法
により、前記コイルの温度を正しく検出できず、発熱す
るモータコイル部やモータドライバ部を破損から完全に
保護できない。
【0007】特開平5−56557に開示された可動体
駆動装置の過負荷保護装置は、モータの電流検出手段
と、モータまたはモータドライバ部の駆動電流をその最
大許容値と比較する手段と、モータとモータドライバ部
の合計の消費電力量(=発熱量)演算手段と、その消費
電力量をその最大許容値と比較する手段とを備え、駆動
電流および消費電力量の少なくとも一方が最大許容値を
越えた場合にモータドライバの駆動電流出力を禁止して
いる。しかしながら、この装置もモータおよびモータド
ライバ部の保護機能の点で未だ十分なものではなかっ
た。
【0008】本発明は、上記従来の技術が有する問題点
に鑑みてなされたもので、モータおよびモータドライバ
部を確実に保護可能な、信頼性の高い、モータ駆動装置
の過負荷保護回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、負荷であるモータに駆動電流または電
圧を印加するモータ駆動装置のドライバ段の駆動出力を
制限または禁止する出力制限手段または出力禁止手段を
備えた、モータ駆動装置の過負荷保護装置において、前
記モータコイルに流れる電流を検出するコイル電流検出
手段と、該モータコイルの両端の電圧を検出するコイル
電圧検出手段と、該モータの移動速度を検出する速度検
出手段と、該移動速度に該モータの推力定数を乗じ、該
モータコイルに誘導される逆起電圧である誘導電圧を求
める誘導電圧演算手段とを設け、これらのコイル電流、
コイル電圧および誘導電圧に基づいて、モータコイルや
モータ駆動装置ドライバ段の温度に関する値を算出し、
その算出値がそれらのコイルやドライバ段の温度の許容
値に相当する値を越えた時、前記出力制限手段または出
力禁止手段を動作させて前記モータの駆動を制限または
禁止するようにしている。ここで、コイルやドライバ段
の温度の許容値に相当する値とは、例えばコイルの抵抗
値または温度、コイルの抵抗分の消費電力(熱損失)、
ドライバ段の損失電力等である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の一形態で
は、負荷であるモータに駆動電流を印加する電流出力手
段の駆動電流を制限または禁止する出力制限手段または
出力禁止手段を備えたモータ駆動装置の過負荷保護回路
において、前記モータコイルに流れる電流IC を検出す
るコイル電流検出手段と、前記モータコイルの両端の電
圧VCを検出するコイル電圧検出手段と、前記モータの
移動速度vを検出する速度検出手段と、前記移動速度v
からモータの電機子に誘導する逆起電圧(以下、誘導電
圧と略す)VA をVA =k・v(ここでkはモータの推
力定数[N/A])として求める誘導電圧演算手段と、
該コイル電圧VC と該誘導電圧VA の差分VC −VA
該コイル電流IC で除算し、コイル抵抗値RC をRC
(VC −VA )/IC として求めるコイル抵抗演算手段
と、該コイル抵抗値RC と予め定めた最大抵抗値RLMT
を比較する抵抗値比較手段を有し、該コイル抵抗を常時
または一定周期毎に監視し、(金属の抵抗値はその温度
に1対1で対応するので)該コイル抵抗RC が該最大抵
抗値RLMT 以上のときモータコイルの温度上昇が許容範
囲以上であると判定し、モータの駆動を制限または停止
する。
【0011】また、上記モータ駆動装置の過負荷保護装
置において、前記抵抗値比較手段の代わりに、前記コイ
ル抵抗値RC からコイルの温度TC を演算するコイル温
度演算手段と、該コイル温度TC と予め定めた最大温度
LMT と比較する温度比較手段とを備え、前記コイル抵
抗値を常時または一定周期毎に監視する代わりに該コイ
ル温度を常時または一定周期毎に監視し、該コイル温度
C が該最大温度TLMT 以上のときモータコイルの温度
上昇が許容範囲以上であると判定し、モータの駆動を制
限または停止するようにしてもよい。
【0012】また、上記モータ駆動装置の過負荷保護装
置において、前記コイル温度演算手段および抵抗値もし
くは温度比較手段の代わりに、前記コイル電圧VC と前
記誘導電圧VA の差分VC −VA に前記コイル電流IC
を乗算し、コイルの消費電力WC をWC =(VC −V
A )・IC として求める消費電力演算手段と、該消費電力
C を一定周期で積算し、コイルの消費電力量(熱損
失)ΣWC を求める積算手段と、該消費電力量ΣWC
予め定めたコイルの最大電力量EC と比較する電力量比
較手段を有し、該消費電力量を常時または一定周期毎に
監視し、該消費電力量ΣWC が該最大電力量EC 以上の
ときコイルの発熱量が制限値以上であると判定し、モー
タの駆動を制限または停止するようにしてもよい。
【0013】また、上記モータ駆動装置の過負荷保護装
置において、前記電流検出手段が検出した検出電流値I
C の絶対値:|IC |を求める絶対値変換手段と、該検
出電流絶対値|IC |と予め定めた最大許容電流値I
LMT と比較する電流比較手段を有し、該検出電流絶対値
を常時または一定周期毎に監視し、該検出電流絶対値|
C |が該最大許容電流値ILMT 以上のときモータもし
くはモータドライバの駆動電流が許容範囲以上であると
判定し、モータの駆動を制限または停止するようにして
もよい。
【0014】また、上記モータ駆動装置の過負荷保護装
置において、電流出力手段の電源電圧VP と前記コイル
電圧VC の差分VP −VC に前記コイル電流IC を乗算
し、電流出力手段の消費電力(電流出力手段の損失電
力)WD をWD =(VP −VC)・IC として求める消
費電力演算手段と、該消費電力WD を一定周期で積算
し、電流出力手段の消費電力量ΣWD を求める積算手段
と、該消費電力量ΣWD と予め定めた電流出力手段の最
大電力量ED と比較する電力量比較手段を有し、該消費
電力量を常時または一定周期毎に監視し、該消費電力量
ΣWD が該最大電力量ED 以上のとき電流出力手段の発
熱量が制限値以上であると判定し、モータの駆動を制限
または停止するようにしてもよい。
【0015】また、上記モータ駆動装置の過負荷保護装
置において、電流出力手段の代わりに電圧出力手段を用
いることも可能である。
【0016】
【作用】上述の構成によれば、 (1)抵抗比較手段または温度比較手段によって、モー
タの温度(もしくは抵抗)とモータの最大許容温度(も
しくは最大抵抗)を比較するので、モータの温度が最大
許容値を越えているか否かを正確に判断でき、最大許容
値を越えていた場合即時に対処することが可能となる。
前記モータの温度(もしくは抵抗)が最大許容量を越え
た場合、その比較結果に基づいて、出力禁止手段を駆動
して電流出力手段の出力を禁止することにより、発熱に
よる前記モータの損壊を未然に防ぐことが可能になる。
【0017】(2)電流駆動部消費電力量比較手段によ
って、電流駆動手段で消費された消費電力量(すなわち
発熱量)と電流駆動手段の消費電力量の最大許容値を比
較するので、電流駆動手段で消費された消費電力量が最
大許容値を越えているか否か判断でき、最大許容値を越
えていた場合即時に対処することが可能となる。前記電
流駆動手段で消費された消費電力量が最大許容量を越え
た場合、その比較結果に基づいて、出力禁止手段を駆動
して電流出力手段の出力を禁止することにより、発熱に
よる前記電流出力手段の損壊を未然に防ぐことが可能に
なる。
【0018】(3)モータ部消費電力量比較手段によっ
て、モータで消費された消費電力量(すなわち発熱量)
とモータの消費電力量の最大許容値を比較するので、モ
ータで消費された消費電力量が最大許容値を越えている
か否か判断でき、最大許容値を越えていた場合即時に対
処することが可能となる。前記モータで消費された消費
電力量(すなわち発熱量)が最大許容量を越えた場合、
その比較結果に基づいて、出力禁止手段を駆動して電流
出力手段の出力を禁止することにより、発熱による前記
モータの損壊を未然に防ぐことが可能になる。
【0019】(4)電流比較手段によって、モータに印
加された駆動電流の絶対値と前記モータ駆動電流の最大
許容値を比較するので、モータに印加された駆動電流が
最大許容値を越えているか否か判断でき、最大許容値を
越えていた場合即時に対処することが可能となる。
【0020】前記モータに印加された駆動電流値が最大
許容量を越えた場合、その比較結果に基づいて、出力禁
止手段を駆動して電流出力手段の出力を禁止することに
より、過電流による前記モータおよび電流出力手段の損
壊を未然に防ぐことが可能になる。
【0021】(5)さらに、警報器を設けることによ
り、異常の発生をオペレータ等に通知することが可能と
なるので、異常箇所の究明を迅速に行なうことができ、
稼働率の向上につながる。
【0022】以上のように、 (6)本発明のモータ駆動装置の過負荷保護装置は、従
来の温度検出器を用いた過負荷保護回路に比べ、即時に
反応することができ、また、温度検出器の設置状態に係
わらず動作するので、負荷であるモータおよびその駆動
部を完全に保護することができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1の実施例)先ず、本発明の第1実施例について図
1を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例に係
る多相ブラシレスリニアモータ駆動装置の過負荷保護回
路を示すブロック図である。この例では簡単化のために
3相のリニアモータで説明する。本実施例は、半導体露
光装置(ステッパ)に設けられ、不図示の定盤上を移動
するXYステージのモータ駆動装置についての保護回路
である。
【0024】前記モータ駆動装置は、モータ固定子とし
て前記定盤に設けられたモータコイル1a,1b,1c
に電流指令値通りの駆動電流を印加する電流出力手段で
ある電流アンプ2と、電流アンプ2からの駆動電流をモ
ータコイル1a,1b,1cの何れかを選択して接続す
るコイル選択スイッチ3と、モータコイル1a,1b,
1cに流れる駆動電流に相当する電流計測電圧VI を測
定するコイル電流検出手段である、電流検出抵抗5が接
続された差動アンプ6を備えている。
【0025】図1の過負荷保護回路は、電流アンプ2の
電流出力を禁止する出力禁止手段の出力禁止スイッチ4
と、差動アンプ6からの電流計測電圧VI をデジタル値
に変換するADコンバータ7と、コイル両端の電圧を測
定する電圧検出手段である差動アンプ8と、前記差動ア
ンプ8からのコイル電圧VC をデジタル値に変換するA
Dコンバータ9と、モータ可動子であるモータマグネッ
ト10の位置としてそれが取り付けられたXYステージ
11の位置を検出するレーザ干渉計等の位置検出器12
と、位置検出器からの位置情報xを積算し、絶対位置p
に変換するカウンタ13と、スイッチ3およびスイッチ
4の接続の切り替えを行なう出力ポート14と、電流ア
ンプ2へ電流指令信号を出力するDAコンバータ15
と、演算処理、積算処理および比較検出処理等を行なう
CPU16、ROMI7およびRAM18を備えてい
る。
【0026】前記モータ駆動装置の電流アンプ2は、モ
ータコイル1a,1b,1cの何れかに印加すべき電流
に相当する電流指令値が、「接」(オン)状態の禁止ス
イッチ4を介して入力されるとともに、差動アンプ6が
測定した電流計測電圧、すなわち、実際にモータコイル
1a,1b,1cの何れかに流れている駆動電流に相当
した電圧がフィードバック信号として入力されている。
これにより、前記モータコイル1a,1b,1cに対し
ては電流指令値通りの電圧が印加される構成となってい
る。前記モータコイル1a,1b,1cを駆動する際、
すなわちXYステージの位置合わせの移動の際は時間短
縮のため最大加速度で移動するので、前記電流指令値は
最大加速度で移動されるような加速、減速を指令するも
のとなっている。
【0027】前記コイル選択スイッチ3は、可動体であ
るステージ11の位置すなわちモータマグネット10
(可動子)の位置に対応するコイルを選択するコイル選
択信号が入力され、 電流アンプ2からの駆動電流を選択
されたコイルに流す。すなわち、コイル選択スイッチ3
はモータブラシと同等の機能を有している。
【0028】前記出力禁止スイッチ4は、CPU16が
第1の過負荷条件である最大電流値を検出したときと、
第2の過負荷条件である最大抵抗値、もしくは、 最大温
度を検出したときと、第3の過負荷条件である最大電力
量を検出したときとに駆動されて 「断」 (オフ)状態と
なり、このとき、前記モータコイル1a,1b,1cへ
の電流印加が禁止される。
【0029】差動アンプ6は、その2つの入力端子間に
接続されている電流検出抵抗5にモータコイル1a,1
b,1cを介して電流が流れることで発生する電圧を電
流検出電圧VI として検出し、ADコンバータ7は、該
電流検出電圧VI をデジタル値に変換する。
【0030】差動アンプ8は、その2つの入力端子間に
コイル選択スイッチ3を介して接続されているモータコ
イル1a,1b,1c何れかの両端のコイル電圧VC
検出し、ADコンバータ9は、該コイル電圧Vとをデジ
タル値に変換する。
【0031】位置検出器12は、前記可動体であるステ
ージ11の位置を検出し位置検出信号xを出力するレー
ザ干渉計やインクリメンタルエンコーダ等の高分解能の
相対位置検出器であり、カウンタ13は、前記位置検出
器12からの位置検出信号xを積算し、絶対位置p(p
=Σx)に変換する。
【0032】出力ポート14は、CPU16により設定
される前記コイル選択信号および前記出力禁止信号を保
持し、前記コイル選択スイッチ3および前記出力禁止ス
イッチ4に出力する。
【0033】DAコンバータ15は、CPU16により
設定される電流指令値をアナログの電流指令電圧に変換
し、前記出力禁止スイッチ4を通して前記モータ駆動装
置の電流アンプ2に出力する。
【0034】CPU16は、電流指令値を演算し、演算
した電流アンプ2に出力し、モータ位置に対応するコイ
ルを選択する等の制御動作を行なう。また、CPU16
は過負荷保護機能として、モータの速度検出、モータの
誘導電圧の演算、コイルの抵抗値の演算、抵抗値と最大
抵抗値の比較、コイル温度の演算、コイル温度と最高温
度の比較、コイルおよび電流アンプの消費電力の演算、
該消費電力の積算、積算して求めた消費電力量と最大電
力量の比較等の過負荷保護動作を行なう。
【0035】ROM17にはそれらのプログラムが、R
AM18にはそれらのデータがそれぞれ格納されてい
る。
【0036】次に、本実施例の動作について説明する。
CPU16は、カウンタ13から現在位置pを、ADコ
ンバータ7からコイル電流電圧VI を、ADコンバータ
9からコイル電圧VC を一定周期Δtで読み込み、RA
M18に格納する。CPU16は、また、該現在位置p
から対応するコイル選択信号を演算等で求め、出力ポー
ト14に出力する。
【0037】以下の説明では、仮に、現在位置pから求
めたコイル選択信号によりモータコイル1bが選択され
ているものとする。
【0038】まず、初期状態では、モータ1は停止状
態、すなわち印加電流はほぼゼロであるので、出力禁止
スイッチ4は「接」(オン)状態である。この状態で電
流アンプ2に対して電流指令電圧が入力可能である。ま
た、このとき、CPU16はRAM18に格納されたモ
ータコイル1bの消費電力量ΣWC および電流アンプ2
の消費電力量ΣWD をゼロに初期化する。
【0039】前述したように、XYステージの位置合わ
せのための移動の際、CPU16は最大加速度で移動で
きるような電流指令値をDAコンバータ15に一定周期
Δtで書き込み、 DAコンバータ15からの電流指令電
圧が出力禁止スイッチ4を介して電流アンプ2に入力さ
れる。この電流指令電圧に応じた電流アンプ2からの駆
動電流IC は、コイル選択スイッチ3および電流検出抵
抗5を介してモータコイル1bに出力される。
【0040】電流検出抵抗の両端の電圧は常に差動アン
プ6によって測定され、 差動アンプ6で測定した該駆動
電流IC に相当する電流検出電圧VI はADコンバータ
7によりデジタル値に変換される。また、モータコイル
1bの両端の電圧であるコイル電圧VC は常に差動アン
プ8によって測定され、差動アンプ8で測定した該コイ
ル電圧VC はADコンバータ9によりデジタル値に変換
される。
【0041】また、移動するステージ11の位置は常に
位置検出器12によって計測され、位置検出信号xがカ
ウンタ13に出力される。位置検出信号xはカウンタ1
3により積算され、絶対位置pとして計測される。
【0042】CPU16は第1の過負荷保護機能とし
て、先ほど格納された電流計測電圧VI からコイル電流
値IC を求め、 さらに電流絶対値|IC |を求め、 RA
M18に格納されている予め定められた最大許容電流値
LMT と比較し、電流絶対値|IC |が最大許容電流値
LMT を越えた場合、前記出力ポート14を介して出力
禁止スイッチを「断」(オフ)にする。
【0043】次にCPU16は第2の過負荷保護機能と
して、モータ速度vを、今回格納した現在位置p(t)
と前回格納した現在位置p (t−1) と現在位置を格納
する周期Δt(一定時間)とから v=(p(t)−p(t−1))/Δt で求め、誘導電圧VA を、該モータ速度vと既知のモー
タの推力定数k[N/A]とから VA =k・v で求め、コイルの抵抗値RC を、該コイル電圧VC と該
誘導電圧VA と該コイル電流IC から RC =(VC −VA )/IC で求め、RAM18に格納されている予め定められた最
大抵抗値RLMT と比較し、前記コイル抵抗値RC が最大
抵抗値RLMT を越えた場合、前記出力ポート14を介し
て出力禁止スイッチを「断」(オフ)にする。
【0044】例えば、推力定数kが25[N/A]で、
モータの速度vが200mm/secであるときの誘導
電圧VA はVA =25×0.2=5[V]となり、コイ
ル電圧VC が55V、コイル電流IC が4Aとするとコ
イル抵抗値RC はRC =(55−5)/4=12.5
[Ω]となる。
【0045】この場合、「金属の抵抗値は温度の上昇とと
もに増加する」 ことを利用してコイルの温度上昇の判定
をコイルの抵抗値の増加として判定しているが、以下の
ように変更してもよい。すなわち、コイル温度TC を前
記コイル抵抗値RC と100℃のコイル抵抗値R100
0℃のコイル抵抗値R0 から TC ≒100・(RC −R0 )/ (R100 −R0 ) で求め、RAM18に格納されている予め定められた最
大温度TLMT と比較し、前記コイル温度TC が最大温度
LMT を越えた場合、 前記出力ポート14を介して出力
禁止スイッチを「断」( オフ)にする。
【0046】例えば、0℃のコイル抵抗値R0 が10Ω
とすると、0℃の銅の抵抗温度係数は4.3X10-3
(オーム社:電気工学ボケットブック第3版による) で
あり、100℃のコイル抵抗値R100 は14.3Ω前後
の値を示すことになるので、上記の演算は TC ≒100・(RC −10)/4.3 と書き換えられ、コイル抵抗値RC が12.5Ωの時の
コイル温度TC は約58℃となる。
【0047】次にCPU16は第3の過負荷保護機能と
して、電流アンプ2の電源電圧VPと前記コイル電圧VC
の差分VP −VC に前記コイル電流IC を乗算し、電
流アンプ2の消費電力WD を WD =(VP −VC )・IC として求め、前記消費電力WD を一定周期で積算した電
流アンプ2の消費電力量ΣWD を求め、RAM18に格
納されている予め定められた最大消費電力量EDと比較
し、前記消費電力量ΣWD が最大消費電力量ED を越え
た場合、 前記出力ポート14を介して出力禁止スイッチ
を「断」(オフ)にする。
【0048】例えば、電流アンプ2の電源電圧VP が6
0V、コイル電圧VC が55V、コイル電流IC が4A
とすると消費電力WD は WD =(60−55)×4=20[W] となり、それが1sec間継続すると電流出力手段の消
費電力量ΣWD は20[J]となる。
【0049】次にCPU16は第4の過負荷保護機能と
して、前記コイル電圧VC と誘導電圧VA の差分VC
A に前記コイル電流IC を乗算し、コイル1bの消費
電力WC を WC =(VC −VA )・IC として求め、前記消費電力WC を一定周期で積算したコ
イル1bの消費電力量ΣWC を求め、RAM18に格納
されている予め定められた最大消費電力量EC と比較
し、前記消費電力量ΣWC が最大消費電力量EC を越え
た場合、前記出力ポート14を介して出力禁止スイッチ
を「断」(オフ)にする。例えば、コイル電圧VC が5
5V、誘導電圧VA が5V、コイル電流IC が4Aとす
ると消費電力WC はWC =(55−5)×4=200
[W]となり、それが1sec間継続すると電流出力手
段の消費電力量ΣWC は200[J]となる。
【0050】ただし、このコイルの消費電力量演算およ
び比較機能はコイルの抵抗値演算および比較機能、また
は、コイルの温度演算および比較機能と重複しているの
で、これらの保護機能の予備として機能する。
【0051】なお、 前記の電流アンプの消費電力量ΣW
D およびコイルの消費電力量ΣWcの演算は放熱をシミ
ュレートする演算を追加してもよい。また、コイルの消
費電力量ΣWC の演算はコイル1a,1b,1cをそれ
ぞれ独立に演算しても良い。
【0052】(第2の実施例)次に、本発明の第2実施
例について図2を参照して説明する。本実施例の装置は
第1の実施例に示す装置のADコンバータ7を削除した
構成となっているので、第1の実施例と異なる部分のみ
を説明する。前記モータ駆動装置の電流アンプ2は、前
記モータコイル1a,1b,1cに対して電流指令値通
りの電流が供給される構成となっているので、 この電流
指令値をコイル電流IC の代わりに用いて第1の実施例
と同様な演算処理、比較処理を行なえば、第1の実施例
と同等な過負荷保護機能を実現できる。
【0053】(第3の実施例)次に、本発明の第3実施
例について図3を参照して説明する。本実施例の装置は
第1の実施例に示す装置のADコンバータ9を削除し、
第1の実施例の電流アンプ2の代わりに(電圧)アンプ
20を構成し、アンプ20のフィードバック信号として
差動アンプ8からのコイル電圧を用いた構成となってい
る。第1の実施例と異なる部分のみを説明する。前記モ
ータ駆動装置の(電圧)アンプ20は、前記モータコイ
ル1a,1b,1cの何れかに印加すべき電圧に相当す
る電圧指令値が、「接」(オン)状態の禁止スイッチ4
を介して入力されるとともに、前記差動アンプ8が測定
したコイル電圧VC 、すなわち、実際にモータコイル1
a,1b,1cの何れかの両端のコイル電圧がフィード
バック信号として入力されている。これにより、前記モ
ータコイル1a,1b,1cに対しては電圧指令通りの
電圧が印加される構成となっている。よって、この電圧
指令をコイル電圧VC の代わりに用いて第1の実施例と
同様な演算処理、比較処理を行なえば、第1の実施例と
同等な過負荷保護機能を実現できる。
【0054】(デバイス生産方法の実施例)次に上記説
明した露光装置または露光方法を利用したデバイスの生
産方法の実施例を説明する。図4は微小デバイス(IC
やLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜
磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示
す。ステップ1(回路設計)ではデバイスのパターン設
計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計したパ
ターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等の材料を用いて
ウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前
工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、
リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成
する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、
ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チ
ップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシン
グ、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0055】図5は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明したモータ駆動装置およ
び過負荷保護装置を用いたXYステージを有する半導体
露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付
露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを
現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレ
ジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0056】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストに製造す
ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モータコ
イルの温度または抵抗もしくは抵抗損失を算出してそれ
らの最大許容値と比較するようにしたため、あるいは、
モータドライバ部の消費電力を算出してその最大許容値
と比較するようにしたため、モータのまたはモータドラ
イバ部の温度が最大許容値を越えているか否かを正確に
判断でき、最大許容値を越えていた場合即時に駆動出力
を制限または禁止する等の対処を施すことが可能とな
る。したがって、モータおよびモータ駆動装置を確実に
保護することが可能であり、このようなモータおよびモ
ータ駆動装置を用いた半導体露光装置等の信頼性の向上
を図ることができる。
【0058】また、警報器を設けることにより、異常の
発生をオペレータ等に通知することが可能となるので、
異常箇所の究明を迅速に行なうことができ、稼働率の向
上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る過負荷保護回路を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施例に係る過負荷保護回路を
示すブロック図である。
【図3】 本発明の第3実施例に係る過負荷保護回路を
示すブロック図である。
【図4】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図5】 図4におけるウエハプロセスの詳細な流れを
示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c:リニアモータコイル、2:電流アン
プ、3:コイル選択スイッチ、4:出力禁止スイッチ、
5:電流検出抵抗、6,8:差動アンプ、7,9:AD
コンバータ、10:リニアモータマグネット、11:ス
テージ、12:位置検出器、13:カウンタ、14:出
力ポート、15:DAコンバータ、16:CPU、1
7:ROM、18:RAM、19:電源、20:(電
圧)アンプ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷であるモータに駆動電流または電圧
    を印加するモータ駆動装置のドライバ段の駆動出力を制
    限または禁止する出力制限手段または出力禁止手段を備
    えた、モータ駆動装置の過負荷保護装置において、 前記モータコイルに流れる電流を検出するコイル電流検
    出手段と、 該モータコイルの両端の電圧を検出するコイル電圧検出
    手段と、 該モータの移動速度を検出する速度検出手段と、 該移動速度に該モータの推力定数を乗じ、該モータコイ
    ルに誘導される逆起電圧である誘導電圧を求める誘導電
    圧演算手段と、 該コイル電圧から該誘導電圧を減算した値を該コイル電
    流で除算してコイルの抵抗値を求める抵抗値演算手段と
    を有することを特徴とするモータ駆動装置の過負荷保護
    装置。
  2. 【請求項2】 前記演算で求めたコイルの抵抗値と予め
    定めた最大抵抗値を比較し、該コイル抵抗値が該最大抵
    抗値以上のとき前記出力制限手段または出力禁止手段を
    動作させて前記モータの駆動を制限または禁止する抵抗
    値比較手段をさらに有することを特徴とする請求項1記
    載の過負荷保護装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルの抵抗値からコイルの温度を
    求める温度演算手段と、該コイル温度と予め定めた最大
    温度を比較し、該コイル温度が該最大温度以上のとき前
    記出力制限手段または出力禁止手段を動作させて前記モ
    ータの駆動を制限または禁止する抵抗値比較手段をさら
    に有することを特徴とする請求項1記載の過負荷保護装
    置。
  4. 【請求項4】 負荷であるモータに駆動電流または電圧
    を印加するモータ駆動装置のドライバ段の駆動出力を制
    限または禁止する出力制限手段または出力禁止手段を備
    えた、モータ駆動装置の過負荷保護装置において、 前記モータコイルに流れる電流を検出するコイル電流検
    出手段と、 該モータコイルの両端の電圧を検出するコイル電圧検出
    手段と、 該モータの移動速度を検出する速度検出手段と、 該移動速度に該モータの推力定数を乗じ、該モータコイ
    ルに誘導される逆起電圧である誘導電圧を求める誘導電
    圧演算手段と、 該コイル電圧から該誘導電圧を減算した値にコイル電流
    値を乗算してコイルの消費電力を求める消費電力演算手
    段と、 該消費電力を一定周期で積算し、コイルの消費電力量を
    求める積算手段と、 該消費電力量を予め定めたコイルの最大電力量と比較
    し、該消費電力量が該最大電力量以上のとき前記出力制
    限手段または出力禁止手段を動作させて前記モータの駆
    動を制限または禁止するモータ消費電力量比較手段とを
    有することを特徴とするモータ駆動装置の過負荷保護装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ドライバ段の電源電圧から前記コイ
    ル電圧を減算した値に前記コイル電流値を乗算して該ド
    ライバ段の消費電力を求める消費電力演算手段と、該消
    費電力を一定周期で積算して該ドライバ段の消費電力量
    を求める積算手段と、該消費電力量を予め定めた該ドラ
    イバ段の最大電力量と比較して該消費電力量が該最大電
    力量以上のとき前記出力制限手段または出力禁止手段を
    動作させて前記モータの駆動を制限または禁止する出力
    段消費電力量比較手段をさらに有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の過負荷保護装置。
  6. 【請求項6】 負荷であるモータに駆動電流または電圧
    を印加するモータ駆動装置のドライバ段の駆動出力を制
    限または禁止する出力制限手段または出力禁止手段を備
    えた、モータ駆動装置の過負荷保護装置において、 前記モータコイルに流れる電流を検出するコイル電流検
    出手段と、 該モータコイルの両端の電圧を検出するコイル電圧検出
    手段と、 前記ドライバ段の電源電圧から該コイル電圧を減算した
    値に該コイル電流値を乗算して該ドライバ段の消費電力
    を求める消費電力演算手段と、 該消費電力を一定周期で積算して該ドライバ段の消費電
    力量を求める積算手段と、 該消費電力量を予め定めた電流出力手段の最大電力量と
    比較して該消費電力量が該最大電力量以上のとき前記出
    力制限手段または出力禁止手段を動作させて前記モータ
    の駆動を制限または禁止する出力段消費電力量比較手段
    とを有することを特徴とするモータ駆動装置の過負荷保
    護装置。
  7. 【請求項7】 前記電流検出手段が検出したコイル電流
    の絶対値を求める絶対値変換手段と、該検出電流絶対値
    を予め定めた前記駆動電流の最大許容値と比較して該検
    出電流絶対値が該最大許容値以上のとき前記出力制限手
    段または出力禁止手段を動作させて前記モータの駆動を
    制限または禁止する電流比較手段比較手段をさらに有す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載
    の過負荷保護装置。
  8. 【請求項8】 前記出力制限手段または出力禁止手段が
    前記ドライバ段の駆動電流出力を制限または禁止した
    際、警報を発する警報器を有することを特徴とする請求
    項2〜7のいずれか1つに記載のモータ駆動装置の過負
    荷保護装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つに記載の過
    負荷保護装置を有するモータ駆動装置を用いた位置決め
    テーブル装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の位置決めテーブル装
    置を用いた半導体露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体露光装置を
    用いて製造したことを特徴とする半導体デバイス。
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