JPH1197798A - Iii−v族半導体レーザ用基板およびその製造方法 - Google Patents

Iii−v族半導体レーザ用基板およびその製造方法

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JPH1197798A
JPH1197798A JP25647297A JP25647297A JPH1197798A JP H1197798 A JPH1197798 A JP H1197798A JP 25647297 A JP25647297 A JP 25647297A JP 25647297 A JP25647297 A JP 25647297A JP H1197798 A JPH1197798 A JP H1197798A
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JP
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wafer
wax
orientation flat
flat surface
semiconductor laser
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Yoshio Mesaki
義雄 目崎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OF面の面だれを小さくしてへき開時の歩留
りを向上し得るIII−V族半導体レーザ用基板および
その製造方法を提供する。 【解決手段】 製造プロセスとしては、ウエハ2および
保護片3の上面に付着したワックスを微粒子からなる研
磨剤を用いて除去した後ウエハ2および保護片3の上面
を所定量研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、III−V族半
導体レーザ用基板およびその製造方法に関し、より特定
的には、オリエンテーションフラット面を有する半導体
ウエハを含むIII−V族半導体レーザ用基板およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザ用の基板としては、
GaAs、InP、GaPなどのIII−V族半導体が
用いられる。この中で円形の半導体レーザ用基板は、オ
リエンテーションフラット面がデバイスを製作する際の
位置決めの基準になる。このため、オリエンテーション
フラット面の面方位精度および面だれ量はデバイスの歩
留りに大きく影響する。図13〜図18は従来の半導体
レーザ用基板の製造方法を説明するための概略図であ
る。図13〜図18を参照して以下に従来の半導体レー
ザ用基板の製造方法について説明する。
【0003】まず、図15に示すように、研磨プレート
1上に固形ワックス13を用いて630μmの厚みを有
するGaAsからなるウエハ2を貼付する。その後、図
16に示すように、ウエハ2のオリエンテーションフラ
ット面2aに対向するように固形ワックス13を用いて
研磨プレート1上に580μmの厚みを有するセラミッ
クからなる保護片3を貼り付ける。なお、この保護片3
とウエハ2との高低差は図16に示されるように50μ
m前後である。
【0004】この後、図16に示すワックス13を有機
溶剤をつけたワイパ(拭取材)により拭き取ることによ
って図17に示されるような形状が得られる。この後、
図14に示したフローに従って、塩素系研磨剤を用いて
ウエハ2の表面を20μm以上研磨することにより片面
1次ポリッシュを行ない、その表面を鏡面にする。さら
に、塩素系研磨剤を用いて5μm以上その表面を研磨す
ることにより片面仕上げポリッシュを行なう。その後、
ウエハ2を研磨プレート1から剥離する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
レーザ用基板の製造方法では、図16から図17に示す
工程において、ウエハ2の上面に残ったワックス13を
除去するために有機溶剤をワイパにつけて拭き取る。こ
のため、図17に示すように、ウエハ2と保護片3との
間の隙間の上部においてワックス13が取れてしまう。
このような状態でウエハ2の研磨を行なうと、図18に
示すように、ウエハ2のオリエンテーションフラット面
2aの面だれが20〜30μmと大きくなる。また、ウ
エハ2を研磨プレート1に貼り付ける際の固形ワックス
13がウエハ2のオリエンテーションフラット面2aに
多量に付着しているため、そのワックス13の厚み分だ
けウエハ2と保護片3との間隔が大きくなってしまう。
この状態でウエハ2の上面を研磨した場合、オリエンテ
ーションフラット面2aの面だれ量が大きくなるという
問題点があった。オリエンテーションフラット面2aの
面だれが大きくなると、オリエンテーションフラット面
2aを基準としてウエハ2のへき開を行なう際にへき開
不良が発生しやすいという不都合が生じる。その結果、
へき開の歩留りが低下するという問題点があった。
【0006】ところで、従来、オリエンテーションフラ
ット面の面だれを防止するために種々の方法が考えられ
ている。たとえば、特開平5−152264では、ウエ
ハと同材質でかつ同じ厚さのダミー基板を保護片として
用いる方法が開示されている。しかし、この方法では、
図示はされていないが上記した従来の技術と同様、ウエ
ハと保護片とを固形ワックスを用いて研磨プレートに貼
り付けると考えられる。このため、ウエハと保護片との
間の間隔が固形ワックスの分大きくなってしまうという
問題が生じ、その結果面だれが大きくなってしまうとい
う問題が生じると考えられる。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
オリエンテーションフラット面の面だれを有効に低減し
てへき開時の歩留りの低下を防止し得るIII−V族半
導体レーザ用基板の製造方法を提供することである。
【0008】この発明のもう1つの目的は、面だれに起
因するへき開の歩留りの低下を防止することが可能なI
II−V族半導体レーザ用基板を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1におけるIII
−V族半導体レーザ用基板の製造方法では以下の工程を
備えている。研磨プレートにオリエンテーションフラッ
ト面を有する半導体ウエハを第1のワックスを用いて貼
り付ける。そして、オリエンテーションフラット面に対
向するように、研磨プレートに第2のワックスを用いて
半導体ウエハと同じ材質を有する保護片を貼り付ける。
半導体ウエハの上面と保護片の上面とに付着した第2の
ワックスを、微粒子からなる研磨剤を用いて除去する。
その後、半導体ウエハの上面と保護片の上面とを所定量
研磨する。このように請求項1に記載の製造方法では、
半導体ウエハの上面と保護片の上面とに付着した第2の
ワックスを微粒子からなる研磨剤を用いて除去すること
によって、半導体ウエハと保護片との隙間の上部に入っ
ている第2のワックスを取除かずに半導体ウエハと保護
片との上面に付着したワックスを除去することができ
る。これにより、半導体ウエハと保護片とに付着した第
2のワックスを有機溶剤を用いて除去する場合のように
半導体ウエハと保護片との隙間に入っているワックスが
取除かれ、そのためにオリエンテーションフラット面の
面だれが大きくなるという不都合を有効に防止すること
ができる。また、半導体ウエハと保護片との上面に付着
したワックスを除去することができるので研磨むらが発
生するのも有効に防止することができる。
【0010】請求項2は、上記した請求項1の構成にお
いて、保護片を貼り付ける工程に先立って、少なくとも
オリエンテーションフラット面に付着した第1のワック
スを除去する工程をさらに備える。このように保護片を
貼り付ける前にオリエンテーションフラット面に付着し
た第1のワックスを除去することにより、半導体ウエハ
を貼りつけた余分な第1のワックスを除去することがで
き、その結果第1のワックスを除去しない場合に比べて
半導体ウエハのオリエンテーションフラット面と保護片
との間の間隔を小さくすることができる。その結果オリ
エンテーションフラット面の面だれ量をより小さくする
ことができる。
【0011】請求項3は、請求項1または2の構成にお
いて、微粒子からなる研磨剤を、コロイダルシリカおよ
びヒュームドシリカの少なくともいずれかを含むように
構成する。また、請求項4は、上記請求項1〜3のいず
れかの構成において、第2のワックスを液体ワックスを
含むように構成する。さらに、請求項5は、請求項1〜
4のいずれかの構成において、保護片と、オリエンテー
ションフラット面との間隔を2μm以上10μm以下に
する。また、請求項6は、上記請求項1〜5のいずれか
の構成において、保護片を半導体ウエハとほぼ同じ厚み
を有しかつその下面の面方位の精度を(100)±0.
1°の範囲内にするように構成するとともに保護片のオ
リエンテーションフラット面に対向する面をへき開面と
する。
【0012】請求項7は、半導体ウエハを備えるIII
−V族半導体レーザ用基板であって、上記半導体ウエハ
を、主表面と、へき開面からなるオリエンテーションフ
ラット面とを含むように構成する。その主表面とオリエ
ンテーションフラット面との境界部におけるオリエンテ
ーションフラット面の面だれが5μm以下であるととも
にオリエンテーションフラット面の面方位の精度が(1
10)±0.02°の範囲内にあるように構成する。こ
のようにOF面の面だれを5μm以下にするとともにO
F面の面方位の精度を(110)±0.02°の範囲内
にすることによって、デバイス作製後にへき開を行なう
際にOF面を基準とする位置合わせ精度が向上し、その
結果、へき開時の歩留りを著しく向上させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態によるII
I−V族半導体レーザ用基板の製造プロセスを示したフ
ロー図である。また、図2〜図5は図1のフロー図に対
応する製造プロセスを示した断面図である。図1〜図5
を参照して、以下に本発明の一実施の形態によるIII
−V族半導体レーザ用基板の製造方法について説明す
る。
【0015】まず、図1および図2に示すように、研磨
プレート1上に630μmの厚みを有するGaAsから
なるウエハ2を固形ワックス4を用いて貼付する。この
後、ウエハ2の上面および側面に付着した固形ワックス
4を有機溶剤に浸けたワイパ(拭取材)によって拭き取
ることによって図3の形状が得られる。なお、ウエハ2
のオリエンテーションフラット面2aは、へき開面で、
かつ、(110)±0.02°の面方位精度を有するよ
うに作製されている。
【0016】次に、図4に示すように、ウエハ2のオリ
エンテーションフラット面2aに対向するように、研磨
プレート1上に液体ワックス5を用いて保護片3を貼付
する。この保護片3は、ウエハ2と同じ材質でかつほぼ
同じ厚みを有しその下面3bの面方位の精度は(10
0)±0.1°の範囲内になるように設定する。また、
保護片3のオリエンテーションフラット面2aに対向す
る面3aはへき開面である。なお、保護片3の作製方法
については後述する。ここで、図2から図3に示すプロ
セスにおいて固形ワックス4を除去しているので、図4
に示した保護片3を貼り付ける工程においてウエハ2と
保護片3との間隔を図16に示した従来の場合に比べて
著しく小さくすることができる。この場合、ウエハ2と
保護片3との間隔は2μm以上10μm以下にするのが
好ましい。このように、ウエハ2と保護片3との隙間を
2μm以上10μm以下に設定することにより、ウエハ
2のオリエンテーションフラット面2aの面だれを著し
く小さくすることができる。具体的には、図6に示すよ
うに、オリエンテーションフラット面2aの面だれを0
〜5μmにすることができる。
【0017】図4に示した状態から、ウエハ2の上面と
保護片3の上面とに付着した液体ワックス5を除去する
ためにコロイダル研磨を行なう。このコロイダル研磨
は、コロイダルシリカまたはヒュームドシリカなどの微
粒子からなる研磨剤を用いて2分間研磨する。これによ
り、図5に示されるような形状が得られる。このよう
に、図4から図5に示す工程において液体ワックス5を
コロイダル研磨することによって、ウエハ2と保護片3
との隙間に充填された液体ワックス5を除去することな
くウエハ2の上面と保護片3の上面とに付着した液体ワ
ックス5のみを取除くことができる。これにより、後の
工程においてウエハ2および保護片3を研磨する場合に
面だれが大きくなるのを防止することができるととも
に、研磨むらが発生するのを有効に防止することができ
る。
【0018】なお、図5に示したコロイダル研磨工程の
後、塩素系研磨剤を用いてウエハ2の上面と保護片3の
上面とを20μm以上研磨して片面ポリッシュを行な
い、その後、塩素系研磨剤を用いてウエハ2の上面と保
護片3の上面とを5μm以上研磨して片面仕上げポリッ
シュを行なう。このような研磨を行なった後、ウエハ2
を研磨プレート1から剥離する。
【0019】次に、図7および図8を用いてオリエンテ
ーションフラット面(OF面)2aの面だれ量とデバイ
ス作製後のへき開時の歩留りとの関係について説明す
る。半導体レーザを作製する場合には、まずOF面2a
と垂直方向にレーザの光路となる活性層をストライプ状
に形成する。この後、OF面2aと平行に、ウエハ2の
外周に自然へき開のためのスクライブ(傷)50を形成
する。OF面2aと垂直方向に、レーザ素子を分離する
ためのスキップスクライブ60を所定の間隔を隔てて形
成する。へき開は、まず、スクライブ50を起点として
OF面2aと平行な方向に自然へき開する。そのへき開
面がレーザのミラーとなる。自然へき開した短冊状にな
ったものをスキップスクライブ60を起点としてデバイ
スチップ(素子)に分離する。ここで、破線状に形成さ
れたスキップスクライブ60間の間隔は、図8に示すよ
うに、90μmに設定されている。また、互いに平行に
延びるスキップスクライブ60間の間隔は300μmに
設定されており、この間隔300μmが最終的に形成さ
れる素子の横方向の寸法である。図8に示す素子では縦
方向の寸法も300μmに設定されている。
【0020】上記のように、図8に示した素子を形成す
る場合、図7に示すようにスクライブ50に沿ってへき
開した後スキップスクライブ60を起点として素子に分
離する。この場合、スクライブ50を起点として自然へ
き開する際に、理想的なへき開面から角度θずれてへき
開が走る部分にスキップスクライブ60の傷がかかる
と、その部分からきれいな自然へき開ができなくなり、
その部分より左側の領域(ハッチングした領域)の素子
が不良となる。
【0021】以下に示す表1は、OF面2aの面方位精
度および面だれと、デバイスの歩留りとの関係を説明す
るためのものである。
【0022】
【表1】
【0023】上記表1を参照して、θはOF面2aの面
方位精度(110)±0.02°が最大限ばらついた場
合を前提としている。そしてその前提において面だれ量
を種々変化させた場合の角度ずれθの変化とへき開面の
長さLの変化とデバイス歩留りの変化とを示している。
なお、ΔLは破線状に形成されたスキップスクライブ6
0間の間隔の半分(45μm)を示しており、この45
μmの範囲内を超えるとへき開面がスキップスクライブ
60の傷にかかり、それよりも左側の領域の素子が不良
となることを意味する。上記表1を参照して、面だれ量
が大きくなるに従ってデバイス歩留りが低下しているこ
とがわかる。面だれ量が5μm以下ではデバイス歩留り
が100%になることがわかる。したがって、OF面2
aの面方位精度が(110)±0.02°の条件下では
面だれ量が5μm以下で良好なデバイスを得ることがで
きることがわかる。また、ΔL(=45μm)を一定と
した場合、面だれ量が大きくなる程、へき開面の長さ
(L)が小さくなることがわかる。これは、面だれ量が
大きくなる程、図7に示したへき開不良の領域(斜線の
領域)が右側に広がり、不良の数が増加することを意味
する。
【0024】図9は、保護片3の作製方法を示したフロ
ー図である。図9を参照して、本実施形態で用いる保護
片3の作製方法としては、まずインゴットを作製した
後、面方位精度が(100)±0.1°の範囲内になる
ように面出しを行なう。
【0025】その後、インゴットをスライスした後エッ
チング、両面ラップ、エッチングおよびへき開を行な
う。このようにして、ウエハ2のOF面2aに対向する
面がへき開面であり、(100)±0.1°の面方位精
度を有する保護片3を作製することができる。なお、保
護片3は、ウエハ2とほぼ同じ厚みでかつ同じ材質によ
って形成する。
【0026】図10は、保護片3を下面側から見た場合
の斜視図である。図10を参照して、保護片3の下面3
bの面方位精度を(100)±0.1°の範囲内になる
ようにすることにより、保護片3の下面3bとオリエン
テーションフラット面2aに対向する面3aとの角度α
を90°±0.1°の範囲内にすることができる。これ
により、オリエンテーションフラット面2aに対向する
面3aをオリエンテーションフラット2aとほぼ平行に
なるように形成することができる。
【0027】図11および図12は、オリエンテーショ
ンフラット面2aに対向する面3aがオリエンテーショ
ンフラット面2aと平行でない場合を示した断面図であ
る。図11は保護片3の下面3bとオリエンテーション
フラット面2aに対向する面3aとの角度が、90°+
0.1°よりも著しく大きくなった場合(α1 )を示し
ており、図12は角度が90°−0.1°よりも著しく
小さくなった場合(α 2 )を示している。図11および
図12に示す場合には、オリエンテーションフラット面
2aとそれに対向する面3aとが平行にならないため、
オリエンテーションフラット面2aとそれに対向する面
3aとの間隔が両者が平行な場合に比べて大きくなって
しまうという不都合が生じる。このようにオリエンテー
ションフラット面2aとそれに対向する面3aとの間隔
が大きくなると、研磨した場合にオリエンテーションフ
ラット面2aの面だれが大きくなってしまうという不都
合が生じる。本発明では、このような不都合を防止する
ために、保護片3の下面3bの面方位精度を(100)
±0.1°の範囲内に制御することにより角度αを90
°±0.1°にすることができ、その結果、オリエンテ
ーションフラット面2aとそれに対向する面3aとをほ
ぼ平行にすることができ、両者との間隔を狭くすること
ができる。これにより、オリエンテーションフラット面
2aの面だれが大きくなるのを有効に防止することがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、オリ
エンテーションフラット面の面だれを小さくすることが
でき、その結果へき開時の歩留りを向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるIII−V族半導
体レーザ用基板の製造方法を示したフロー図である。
【図2】図1に示したフロー図の製造プロセスを説明す
るための断面図である。
【図3】図1に示したフロー図の製造プロセスを説明す
るための断面図である。
【図4】図1に示したフロー図の製造プロセスを説明す
るための断面図である。
【図5】図1に示したフロー図の製造プロセスを説明す
るための断面図である。
【図6】上記した一実施の形態の製造方法により作製し
たOF面の面だれの状態を説明するための断面図であ
る。
【図7】デバイス作製後のへき開プロセスを説明するた
めの平面図である。
【図8】へき開プロセスによって切り出される2つの半
導体素子を示した斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態に用いる保護片の作製方
法を説明するためのフロー図である。
【図10】本発明の一実施の形態に用いる保護片を下面
側から見た場合の斜視図である。
【図11】保護片の下面とOF面に対向する面との角度
が90°より大きくなった場合を示した断面図である。
【図12】保護片の下面とOF面に対向する面との角度
が90°より小さくなった場合を示した断面図である。
【図13】従来のIII−V族半導体レーザ用基板の製
造方法を説明するための平面図である。
【図14】従来のIII−V族半導体レーザ用基板の製
造方法を説明するためのフロー図である。
【図15】図14に示したフロー図に沿った製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図16】図14に示したフロー図に沿った製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図17】図14に示したフロー図に沿った製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図18】従来の製造プロセスによって作製されたOF
面の面だれの状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1:研磨プレート 2:ウエハ 2a:オリエンテーションフラット(OF)面 3:保護片 4:固形ワックス 5:液体ワックス 50:スクライブ(傷) 60:スキップスクライブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨プレートにオリエンテーションフラ
    ット面を有する半導体ウエハを第1のワックスを用いて
    貼り付ける工程と、 前記オリエンテーションフラット面に対向するように、
    前記研磨プレートに第2のワックスを用いて前記半導体
    ウエハと同じ材質を有する保護片を貼り付ける工程と、 前記半導体ウエハの上面と前記保護片の上面とに付着し
    た前記第2のワックスを、微粒子からなる研磨剤を用い
    て除去する工程と、 その後、前記半導体ウエハの上面と前記保護片の上面と
    を所定量研磨する工程とを備えた、III−V族半導体
    レーザ用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記保護片を貼り付ける工程に先立っ
    て、少なくとも前記半導体ウエハのオリエンテーション
    フラット面に付着した前記第1のワックスを除去する工
    程をさらに備える、請求項1に記載のIII−V族半導
    体レーザ用基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記微粒子からなる研磨剤は、コロイダ
    ルシリカおよびヒュームドシリカの少なくともいずれか
    を含む、請求項1または2に記載のIII−V族半導体
    レーザ用基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のワックスは液体ワックスを含
    む、請求項1〜3のいずれかに記載のIII−V族半導
    体レーザ用基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記保護片と、前記オリエンテーション
    フラット面との間隔は2μm以上10μm以下である、
    請求項1〜4のいずれかに記載のIII−V族半導体レ
    ーザ用基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記保護片は前記半導体ウエハとほぼ同
    じ厚みを有しかつその下面の面方位の精度は(100)
    ±0.1°の範囲内であるとともに、前記保護片の前記
    オリエンテーションフラット面に対向する面はへき開面
    である、請求項1〜5のいずれかに記載のIII−V族
    半導体レーザ用基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体ウエハを備えるIII−V族半導
    体レーザ用基板であって、 前記半導体ウエハは、主表面と、へき開面からなるオリ
    エンテーションフラット面とを含み、 前記主表面と前記オリエンテーションフラット面との境
    界部における前記オリエンテーションフラット面の面だ
    れが5μm以下であるとともに前記オリエンテーション
    フラット面の面方位の精度が(110)±0.02°の
    範囲内である、III−V族半導体レーザ用基板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100440429C (zh) * 2005-09-28 2008-12-03 日立电线株式会社 半导体外延晶片及其制造方法

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CN100440429C (zh) * 2005-09-28 2008-12-03 日立电线株式会社 半导体外延晶片及其制造方法

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