JPH1196879A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH1196879A
JPH1196879A JP27638797A JP27638797A JPH1196879A JP H1196879 A JPH1196879 A JP H1196879A JP 27638797 A JP27638797 A JP 27638797A JP 27638797 A JP27638797 A JP 27638797A JP H1196879 A JPH1196879 A JP H1196879A
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JP
Japan
Prior art keywords
groove
case
partition plate
circuit breaker
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP27638797A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Osawa
誠 大沢
Hisao Kawada
久夫 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP27638797A priority Critical patent/JPH1196879A/ja
Publication of JPH1196879A publication Critical patent/JPH1196879A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁物容器の負荷側に予備空間を形成し、その
相間をケースの溝に挿入した仕切板で区画した回路遮断
器において、予備空間における相間の絶縁耐力を向上さ
せる。 【解決手段】予備空間15を区画する仕切板16の端縁
16aをく字状に屈曲させ、この屈曲端縁16aをケー
ス1の溝18に圧入する。これにより、仕切板16と溝
18との間の隙間がなくなり、溝18aを介して隣接す
る負荷側端子12,12間に形成される絶縁破壊経路が
断たれて、相間の絶縁耐力が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】配線用遮断器はケースとカバーとからな
る絶縁物容器内に開閉機構や過電流引外し装置が一体に
組み込まれた構成となっているが、漏電遮断器では配線
用遮断器に加えて更に漏電検出部やこれにより駆動され
るトリップコイルユニットが組み込まれている。このよ
うな配線用遮断器及び漏電遮断器の絶縁物容器は一般に
別々の大きさで作られてきたが、それは漏電遮断器には
配線用遮断器の構成部の他に漏電検出部が加わることか
ら、同じフレームサイズであっても漏電遮断器の方が配
線用遮断器より大形になると考えられていたためであ
る。
【0003】しかし、配線用遮断器と漏電遮断器とで絶
縁物容器が異なると、漏電保護機能の有無による仕様変
更に柔軟に対応できず、また成形が別立てになるためモ
ールドコストも高くなる。そこで、本発明者らは先に配
線用遮断器と漏電遮断器とで絶縁物容器を共通にできる
回路遮断器を開発し、本出願人により特許出願した(特
開平5−250976号公報参照)。これは絶縁物容器
の過電流引外し装置と負荷側端子との間に予備空間を形
成し、配線用遮断器に漏電引外し機能その他の機能を付
加する場合には、この予備空間を用いて漏電検出部など
を設置するようにしたものである。
【0004】このような回路遮断器において、漏電検出
部などの設置が不要で予備空間が空いたままとなるとき
には、予備空間に仕切板を装着して相間を区画する。一
方、上記回路遮断器において、電流遮断時にはアークガ
スの発生により絶縁物容器の内圧が上昇するが、この内
圧は各相のアークエネルギーで決定されるため各相間で
均等ではない。そのため、特に大電流遮断時に内圧上昇
が左右いずれかの相(R相あるいはT相)に片寄ると、
過大な内圧が絶縁物容器の一方の側壁に集中して作用
し、これを損傷する危険がある。そこで、本発明者らは
先に予備空間を区画する相間の仕切板に通気孔を設け
て、上記内圧上昇の片寄りを相間に分散できるようにし
た回路遮断器を開発し、本出願人により特許出願した
(特開平7−249361号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電流遮断時
に発生する上記アークガスは溶融金属やカーボンなどの
導電性の粒子を含み、この粒子は絶縁物容器内でのアー
クガスの拡散に伴って各部に付着して絶縁性能を低下さ
せるが、上記予備空間においても仕切板とケースの溝と
の間に隙間があると沿面距離が短くなって相間に絶縁破
壊経路が形成される。また、特に仕切板に通気孔が設け
られた場合にはこの通気孔を介しても絶縁破壊経路が形
成されやすい。そこで、この発明の課題は、絶縁物容器
の負荷側に予備空間を設け、かつこの予備空間に仕切板
を装着した回路遮断器において、予備空間部分における
相間の沿面距離を伸長して絶縁性能の向上を図ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のこの発明
は、絶縁容器の予備空間を区画する仕切板のケースの溝
に挿入される端縁をく字状に屈曲させ、この屈曲部を前
記溝に圧入するようにして上記課題を解決するものであ
る。すなわち、仕切板の屈曲端縁をケースの溝に圧入す
ることにより、仕切板と溝との間の隙間が埋められ、こ
の部分を介しての絶縁破壊経路の形成が防止される。
【0007】また、仕切板に通気孔を設ける場合におい
て、請求項2記載のこの発明は、両端が前記通気孔の両
側に張り出すV字状の絶縁板を仕切板と組み合わせてケ
ースの溝に挿入するものとする。このような絶縁板を設
けることにより、通気孔を介しての相間の沿面距離が絶
縁板の表面を辿ることにより延長され、それだけ絶縁耐
力が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいてこの発明の実
施の形態を説明する。まず、図3は配線用遮断器の全体
構成を示す縦断面図である。図3において、モールド樹
脂のケース1とカバー2とからなる絶縁物容器内には、
開閉機構3や過電流引外し装置4などが組み込まれてい
る。電流は電源側端子5から、これと一体の固定接触子
6、これと接離する可動接触子7、これに一端が溶接さ
れた可撓導体8、その他端が溶接された中継導体9、こ
れにねじで接続された過電流引外し装置4のヒータ導体
10、これにろう付けされた接続導体11を経て、これ
と一体の負荷側端子12に流れる。
【0009】過電流引外し装置4のヒータ導体10を流
れる電流が過負荷状態となると、ヒータ導体10の発す
る熱によりバイメタル13が図3の左方向に湾曲して、
その上端部で開閉機構3の引外し部3aを押し、開閉機
構3の鎖錠を解いて可動接触子7を開離させる。また、
ヒータ導体10を短絡電流などの大電流が流れると、過
電流引外し装置4のアーマチュア14が図3の反時計方
向に瞬時に吸引され、その上端部で引外し部3aを叩い
て可動接触子7を開離させる。
【0010】ここで、絶縁容器内の過電流引外し装置4
と負荷側端子12との間には、予備空間15が各相を横
断して形成されている。この予備空間15には必要に応
じて漏電検出部が設置されるが、漏電検出部を持たない
図示配線用遮断器では、予備空間15には相間を区画す
る絶縁物からなる仕切板16がケース1に形成された溝
を用いて装着される。また、この仕切板16には、必要
に応じて通気孔17が設けられる。回路遮断器を漏電遮
断器として構成する場合には仕切板17を撤去し、予備
空間15に各相に跨がる漏電検出部が設置される。
【0011】図1は請求項1に係る実施の形態を示す回
路遮断器の要部平面図である。図1において、仕切板1
6はケース1の溝18に挿入されて装着されているが、
溝18に挿入された端縁16aはく字状に屈曲され、こ
の屈曲端縁16aは溝18に圧入されている。これによ
り、仕切板16の一方の側面面は溝18の対向壁に圧接
され、また反対側のエッジは対向壁に食い込んで、仕切
板16と溝18との間の隙間を解消している。ケース1
の内表面にはアークガス中の導電粒子が付着するため、
仕切板16と溝18との間に隙間(弛み)があると、隣
接する相(R,S相及びS,T相)の負荷側端子12間
で溝18を介して、ケース1の内表面を辿る絶縁破壊経
路が形成されて絶縁耐力が低下するが、図示実施の形態
の通りこの隙間をなくすることにより、前記絶縁破壊経
路を断つことができる。
【0012】図2は請求項2に係る実施の形態を示す回
路遮断器の要部平面図である。この実施の形態は、仕切
板16に通気孔17(図3)を設けた場合において、絶
縁板19が仕切板16と組み合わされて溝18に挿入さ
れている。絶縁板19はファイバ板の折り曲げ、あるい
は樹脂成形により構成され、両端が通気孔17の両側に
ハ字状に張り出すようにV字状に形成されている。絶縁
板19はV曲げ部に形成された凹形部で仕切板16と組
み合わされ、溝18に圧入されている。仕切板16に通
気孔17を設けた場合、隣接する相の負荷側端子12,
12間で通気孔17を介して、ケース1の内表面及び仕
切板16の側面を辿る絶縁破壊経路が形成されるが、図
示実施の形態の通り絶縁板19を設けることにより、上
記経路の途中に絶縁板19の両側面を辿る経路が挿入さ
れることになるためそれだけ沿面距離が増加し、絶縁耐
力が向上する。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、仕切板で区画された
予備空間の相間の沿面距離が増加するため、大電流遮断
時に発生するアークガスによる相間絶縁の劣化が有効に
防止され、回路遮断器の絶縁信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す回路遮断器の要部
平面図である。
【図2】この発明の異なる実施の形態を示す回路遮断器
の要部平面図である。
【図3】図1あるいは図2の回路遮断器の全体構成を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 カバー 3 開閉機構 4 過電流引外し装置 15 予備空間 16 仕切板 16a 屈曲端縁 18 ケース溝 19 絶縁板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースとカバーとからなる絶縁物容器内に
    開閉機構、過電流引外し装置などが一体に組み込まれ、
    前記絶縁物容器の過電流引外し装置と負荷側端子との間
    に予備空間が形成されるとともに、この予備空間には相
    間を区画する仕切板が前記ケースの溝に挿入されて装着
    される回路遮断器において、 前記仕切板の前記溝に挿入される端縁をく字状に屈曲さ
    せ、この屈曲部を前記溝に圧入するようにしたことを特
    徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】ケースとカバーとからなる絶縁物容器内に
    開閉機構、過電流引外し装置などが一体に組み込まれ、
    前記絶縁物容器の過電流引外し装置と負荷側端子との間
    に予備空間が形成されるとともに、この予備空間には相
    間を区画する仕切板が前記ケースの溝に挿入されて装着
    される回路遮断器において、 前記仕切板に通気孔を設けるとともに、両端が前記通気
    孔の両側に張り出すV字状の絶縁板を前記仕切板と組み
    合わせて前記溝に挿入したことを特徴とする回路遮断
    器。
JP27638797A 1997-09-24 1997-09-24 回路遮断器 Pending JPH1196879A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7403087B2 (en) 2004-10-07 2008-07-22 Ls Industrial Systems Co., Ltd. Pressure trip device for circuit breaker

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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