JPH1196400A - 形状変換方法 - Google Patents

形状変換方法

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JPH1196400A
JPH1196400A JP10204887A JP20488798A JPH1196400A JP H1196400 A JPH1196400 A JP H1196400A JP 10204887 A JP10204887 A JP 10204887A JP 20488798 A JP20488798 A JP 20488798A JP H1196400 A JPH1196400 A JP H1196400A
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shape
line segment
degree
axis
approximation
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JP10204887A
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Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の形状を、図形特性が保存でき、かつ分
類が容易にできるような近似モデルに形状変換を行う。 【解決手段】 与えられた形状の境界面または境界線の
近似モデルと、該境界面または境界線に含まれる穴の近
似モデルと、を独立に作成したのち、与えられた前記実
形状において穴に関係なく滑らかな格子を生成し、実形
状において穴を形成する頂点がどの格子点に対応するか
をもとにして近似モデルにおける穴の境界形状に対する
相対位置を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAEなどの分野
で用いられるコンピュータによる形状変換方法および装
置に係り、特に、形状の分類、識別を必要とするモデリ
ング、メッシュ分割に好適な形状変換方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】CAEにおいては、境界形状が面−線−
点とつながる構造データ、及び面、線の方程式や点の座
標などの幾荷データで表現されている。
【0003】これらのデータをもとにした形状認識手法
として、従来、最も一般的に用いられてまた方法とし
て、四分木法(2次元)及び八分木法(3次元)があ
り、「有限要素分割のための改良された四分木法」マー
クエー・エリーとマークエス・シェファードIEEE
CG&A 1983年1月P39〜46(A Modifie
dQuadtree Approach to Finite Element Mes
h Generation MarkA.Yerry and Mark S.
Shephard IEEE CG&A January 198
3)にも詳説されている。
【0004】ここでは、説明を簡単にするため、図17
の(a)に示す2次元形状を例にとってこの手法を説明
する。
【0005】まず、この図形を基準となる正方形(基準
正方形)の中に入れこの正方形の一辺の長さが2のn乗
となるような整数座標系を設定する。そして、基準正方
形を小さな正方形に4等分して、各領域と前記図形を形
成する境界線の関係を次のように分類する。
【0006】(1) 正方形が境界線の内側にある (2) 正方形が境界線の外側にある (3) 正方形が境界線を含む ここで、(3)と判定された正方形のみを再び4等分し、
上記のチェックを行う。このような操作を適当な形状解
像度に対応するレベルまで続ける。
【0007】正方形の一辺が基準正方形の1/8になる
まで分割した結果が図17の(b)でこれに対応するツ
リー構造は図17の(c)で表される。また、1ランク
解像度を上げると図17の(d)のようになる。
【0008】そして、形状認識においては、図17の
(c)のツリー構造をもとに、形状の概略特性を判定す
る。
【0009】図17の(c)に記入された数字は、分割
されてできた正方形領域と対象図形を形成する境界線と
の関係を示し、前記三つの分類に対応している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、形状そのものの全体的図形特性を把握することは困
難で登録図形(比較対象となる図形)から形がゆがんで
くると、認識率が累進的に低下する欠点があった。ま
た、近似モデルを作成するにも、対象形状の各辺をどの
座標軸に平行にするかに関して統一的な理論は確立され
ておらず、多分にあいまいさを含んでいる。
【0011】本発明の課題は、任意の形状を図形特性が
保存でき、かつ分類が容易にできるような近似モデルに
形状変換を行うにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、任意形状
を直線線分のみからなる形状に変換する手段を備えた形
状変換装置に、該直線線分を座標軸に平行な線分に変換
する手段を備えることにより達成される。
【0013】直線線分を座標軸に平行な線分に変換する
手段が、メンバシップ関数を用いて演算を行なうあいま
い演算部を備えている請求項1に記載の形状変換装置と
してもよい。
【0014】また、上記課題は、任意形状の境界線また
は稜線を複数の直線線分で近似し、それぞれの線分の座
標軸への近似度を0から1の変数で表現し、あいまいル
−ルにより該変数を全体的に修正して各線分をいずれか
の座標軸に平行に割り当て、最終的に一つの近似モデル
に収束させる形状変換方法によっても達成される。
【0015】また、任意形状の境界線または稜線を複数
の直線線分で近似し、隣接する線分が、一直線上にある
か、互いに垂直になるように前記線分を変換して形状を
形成する形状変換方法としてもよい。
【0016】また、任意形状の境界線または稜線を複数
の直線線分で近似し、それぞれの線分が座標軸となす角
度を計算し、計算された角度および予め設定されたあい
まいル−ルに基づくメンバシップ関数により前記線分を
いずれかの座標軸に平行に割り当てて、前記任意形状の
近似モデルを作成する形状変換方法としてもよい。
【0017】また、あいまいル−ルが、少なくとも、線
分となす角が最も小さい座標軸の方向へなるべく該線分
が割り当てられることと、互に隣接する二つの線分はそ
のなす角が一定角よりも小さいほどなるべく異なる方向
に、なす角が一定角よりも大きいほどなるべく同じ方向
に割り当てられることと、を含んでいる請求項5に記載
の形状変換方法としてもよい。
【0018】また、与えられた形状の境界面または境界
線の近似モデルと、該境界面または境界線に含まれる穴
の近似モデルと、を独立に作成したのち、与えられた前
記実形状において穴に関係なく滑らかな格子を形成し、
実形状において穴を形成する頂点がどの格子点に対応す
るかをもとにして近似モデルにおける穴の境界形状に対
する相対位置を決定することを特徴とする形状変換方法
としてもよい。 さらに、近似モデルの形状の位相的特
性を保持したまま、該近似モデルを構成する線分の長さ
を、単位長さの最小の整数倍に変換することを特徴とす
る形状変換方法としてもよい。
【0019】また、解析対象となる任意形状を入力し、
該任意形状から直交座標系の座標軸に平行な直線線分の
みで構成された任意形状の近似モデルを生成し、該近似
モデルから近似モデルの各直線線分が単位長さの整数倍
になるように格子を張った格子形状である写像モデルを
生成し、写像演算を行うことによって該写像モデルか
ら、任意形状の解析用メッシュを自動生成するようにし
てもよい。
【0020】〔作用〕任意形状が、直線線分のみからな
る形状に変換され、さらに該直線線分が、いずれかの座
標軸に平行に変換されるので、前記任意形状は座標軸に
平行な直線のみで構成された図形に変換される。
【0021】メンバシップ関数を用いて演算を行うあい
まい演算部は、あらかじめ定められたあいまいルールに
従って、それぞれの線分が、どの座標軸に平行に変換さ
れるべきかを選定する。
【0022】任意形状の近似モデル作成にあたっては、
まず、該任意形状のすべての稜線(3次元形状の場合)
もしくは境界線(2次元形状の場合)が直線線分によっ
て近似され、各線分と座標軸(x,y,z軸)とがなす
角度が算出される。次に各線分をどの座標軸に平行にす
るかの割り当てを行うにあたり、すくなくとも次の二つ
の基本となるあいまいルールが用いられる。
【0023】 各線分はなるべくなす角が最も小さい
座標軸の方向へ割り当てられる。
【0024】 隣り合う2辺は、そのなす角が一定角
よりも小さいほど、なるべく異なる座標軸の方向へ割り
当てられ、なす角が一定角よりも大きいほど、なるべく
同じ方向に割り当てられる。
【0025】そして、このルールの持つあいまいさを表
現する為にファジィ理論におけるメンバーシップ関数が
用いられる。まず、各線分の座標軸への近似度が0から
1で表される。この場合、座標軸となす角が0度に近い
ほど近似度は1に近づき、なす角が90度に近いほど近
似度は0に近づく。
【0026】さらに、隣り合う2辺に関して、2辺のな
す角をもとに同方向度が−1から1で表される。この場
合、2辺のなす角が180度に近いほど同方向度は1に
近づき、90度までに−1にまで変化し、90度以下で
−1で一定となる。
【0027】次に、隣り合う2辺に関して、座標軸への
近似度及び同方向度をもとに互いの辺への影響度が計算
される。この場合、同方向度が正の場合は、例えば影響
を与える辺のX方向近似度は影響を受ける辺のX方向近
似度を高くし、Y,Z方向近似度を低くする働きをす
る。また、同方向度が負の場合は、例えば影響を与える
辺のY方向近似度は影響を受ける辺のY方向近似度を低
くし、X,Z方向近似度を高くする働きをする。そし
て、このような影響度が数量で表され、この影響度によ
って、各辺のX,Y,Z座標軸それぞれへの近似度が修
正される。
【0028】すべての辺の修正が終われば、修正された
近似度をもとに、同様にして隣り合う2辺に関して影響
度が算出され、これにより再び座標軸への近似度が修正
される。このような演算が繰り返し行われ、すべての辺
に関して、各座標軸への近似度のうち1方向への近似度
が充分1に近付けば、その状態を収束状態として、各辺
の方向割り当てが決定される。
【0029】各辺の方向割り当てが決定すれば、ループ
(図形)ごとに近似モデル上での各辺の長さの決定が行
われる。この際、基本的な線長決定の方法として、以下
の方法が用いられる。図15に示すように、2次元図形
が、座標軸に平行な線分のみで構成されるとループをた
どれば各線分の向きは4方向に分類される。そこで、そ
れぞれの線分に対応する実形状の線分の各方向成分の線
分長の方向ごとの合計が算出され、実形状での方向1と
方向2に対応する線分の線分長の合計の平均値が近似モ
デル上での方向1と方向2を持つ線分の線分長の合計に
設定され、方向3と方向4に関しても同じ操作が行われ
る。そして、近似モデル上での同じ方向の線分の線分長
の合計値が決まれば、この合計値が実形状での線分長の
比に応じ座標軸に平行に割り当てられた各直線線分の長
さとして比例配分され、各辺の近似モデル上での長さの
決定が行われる。このようにして、幾何特性及び位相特
性をできるだけ保存した座標軸に平行な線分のみで構成
される近似モデルが作成される。
【0030】各構成単位(境界形状及び該形状に含まれ
る穴)ごとの近似モデルが構成されたのち、適当な単位
長さが設定され、すべての辺がこの単位長さの整数倍に
なるように修正され、この単位長さをもとに境界形状及
び穴形状独立に格子を張られる。そして、近似モデルの
境界形状に格子が張れれば、曲線座標変換法を用いて、
この格子が穴を考慮しない実形状に写像される。
【0031】ここで、曲線座標変換法とは、図9に示す
ように、直交格子をもとにして、任意形状に均一な格子
を形成する数学的手法をいう。
【0032】実形状の境界内部に格子が張れれば、穴の
特徴点に最も近い格子点が求められ、近似モデルの境界
内部に張られた格子の上での対応が取られ、穴の近似モ
デルの境界形状の近似モデルに対する相対位置の最適化
が図られ、穴を含んだ全体的近似モデルが構成される。
【0033】全体的近似モデルができれば、図16に示
されるように、近似モデルの位相状態が保持されること
を前提に、各辺が最小の整数値を取るように変換された
認識モデルが構成される。この認識モデルの各辺には対
応する近似モデルの各辺の長さが属性として与えられ
る。
【0034】認識モデルの認識は、次の手順で行われ
る。
【0035】 認識モデルの大きさ(NX,NY)によ
る分類 認識モデルの形状による分類 各辺の対応線分の線長をもとにした比較 以上3段階の認識手順により、もとの任意形状に相当す
る登録図形が選び出される。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例の全体構成
を示すブロック図である。任意形状設定部8に接続して
キーボード2、タブレット3、およびマウス4などの構
成要素からユーザにより形状の直接入力が行われる図形
入力部1が設けられ、該図形入力部1はさらに、表示制
御部6を有するCRTディスプレー5に接続されてい
る。前記任意形状設定部8の入力側には、さらに、形状
読取部7が接続され、任意形状設定部8の出力側には、
曲線変換部9や幾何演算部10で得られた情報をもとに
各辺の座標軸への近似度や隣り合う2辺の同方向度を算
出する形状情報生成部11が接続されている。該形状情
報生成部11は、さらに、近似モデル生成部15に接続
され、前記幾何演算部10は形状情報生成部11および
近似モデルを生成部15に接続されている。近似モデル
生成部15はさらに全体近似モデル生成部18に接続さ
れ、全体近似モデル生成部18は認識モデル生成部19
に接続されている。認識モデル生成部19は、認識結果
表示部22に接続され、認識結果表示部22はさらに前
記CRTディスプレー5に接続されている。形状情報生
成部11には、さらに、任意形状の稜線(境界線)を直
線近似する曲線変換部9およびファジィ演算を行って決
定された各辺の座標軸方向への方向割当てにより、位相
的に形状が成立するかどうかを確認する整合確認部14
が接続されている。
【0037】前記近似モデル生成部15には、形状情報
をもとに、あいまいルールに従って各辺の座標軸への近
似度を修正するファジィ演算部13および前記整合確認
部14が接続され、ファジイ演算部13には、形状変換
を行ううえでの種々のルールを設定するあいまいルール
設定部12が接続されている。幾何演算部10から得ら
れた幾何データおよびファジィ演算部13から得られた
位相データをもとに近似モデルを構成する前記近似モデ
ル生成部15には、近似モデルに張った正方格子をもと
に曲線座標変換法を用いて実形状に格子を生成する写像
演算部16が接続され、該写像演算部16は、この格子
を用いて穴の境界形状に対する相対位置を検出する相対
位置算出部17を介して、前記全体近似モデル生成部1
8に接続されている。また、近似モデルを認識モデルに
変換する前記認識モデル生成部19に接続して、認識モ
デルをもとに基本図形データベース21に登録された図
形との照合を行う認識演算部20が設けられ、該認識演
算部20には、基本図形が登録された基本図形データベ
ース21が接続されている。認識演算部20はまた、認
識演算部20の演算結果を表示する認識結果表示部22
に接続されている。前記幾何演算部は各直線と座標軸、
及び隣り合う辺がなす角の計算や実形状をもとにした近
似モデルの各辺の長さの計算を行う。全体近似モデル生
成部18は、近似モデル生成部15および相対位置算出
部17から与えられる情報をもとに、境界形状及び穴の
近似モデルを組み合わせて全体的近似モデルを構成す
る。前記CRTディスプレイ5は、また任意形状設定部
8に接続されている。
【0038】上述のあいまいルール設定部12とファジ
ィ演算部13とがあいまい演算部30Aを形成し、該あ
いまい演算部30Aと、幾何演算部10と、形状情報生
成部11と、整合確認部14と、近似モデル生成部15
とが、直線線分を座標軸に平行な線分に変換する手段3
0をなしている。
【0039】次に、上記実施例の動作を説明する。図形
入力部1又は形状読取部7より任意形状設定部8に図2
に示される2次元の形状aが入力されると、曲線変換部
9により、その形状の曲線部が直線近似された形状bが
生成される。形状bを構成する各線分がx軸又はy軸に
平行な方向に割り当てられ、図2の形状cのような近似
モデルに変換される。
【0040】この近似モデルの構成方法について説明す
る。まず、近似モデルの位相情報(各線分をx,y軸の
いずれに平行に割り当てるかの情報)の生成に関し、次
の4つの基本ルールがあいまいルールとして用いられ
る。
【0041】ルール1:各線はなるべくなす角が最も小
さい座標軸の方向に平行に割り当てられる。
【0042】ルール2:隣り合う2辺に関して、なす角
が別に定められる一定角よりも小さいほどなるべく異な
る座標軸の方向に割り当てられ、なす角が前記一定角よ
りも大きいほど、なるべく同じ座標軸の方向に割り合て
られる。
【0043】ルール3:傾きの変化率の少ない線群は、
なるべく1つの方向に割り当てられる。
【0044】ルール4:平行な線群は、なるべく同じ方
向に割り当てられる。
【0045】ルール1は各線分が座標軸となす角をもと
にして得られる座標軸への近似度の初期設定により実現
される。x軸およびy軸への近似度は図3の(a)、お
よび図3の(b)に示されるように、横軸にx軸または
y軸となす角(θx,θy)をとり、縦軸にx軸方向又
はy軸方向の近似度Px,Py(0≦Px≦1,0≦P
y≦1)をとったメンバーシップ関数で示される。線分
がいずれかの座標軸となす角が0度に近いほど近似度は
1に近ずき、なす角が90°に近いほど近似度は0に近
ずくように定義される。
【0046】また、ルール2は近似度と隣り合う2辺の
間の関係である同方向度とをもとにする、各辺の座標軸
への近似度の修正によって実現される。隣り合う2辺の
同方向度PRは、隣り合う該2辺のなす角θRを横軸にと
り、同方向度PR(−1≦PR≦1)を縦軸にとった図3の
(c)に示されるようなメンバシップ関数で示される。
この場合、同方向度は2辺のなす角が180度に近ずく
ほど1に近ずき、なす角が180度から90度に近ずく
につれ−1にまで変化し、90度以下では、−1で一定
である。
【0047】近似度の修正に関し、図4に示される2本
の線分 を例にとって説明する。まず、図3の
(a)により、線分のx軸近似度Px,y軸近似度P
yはそれぞれ0.8,0.2で線分のX,Y軸近似度
は、それぞれ0.4,0.6であり、2辺のなす角が10
8度であることから、図3の(c)により、線分
の同方向度PRは−0.6であり、これは2辺が異なる方
向の座標軸に割り当てられる強さが0.6であることを
意味する。そこで、これらの値をもとに、まず、線分
から線分への影響度が算出される。なお、影響度は近
似度を修正する度合いを示すものとして定義される。影
響度の算出は、次の4項目の演算を行うことにより実現
される。
【0048】(i)線分のx軸から線分のx軸への
影響度Qxx 線分からなる2辺は、同方向度が前述のように負の
ため、線分のxらしさは、線分のxらしさを否定す
る。図5の(a)のように、線分のx軸方向近似度は
0.8、線分の非x軸方向近似度は0.6であるから線
分のx軸から線分のx軸への影響度Qxxは、下記
(1)式により算出される。
【0049】 Qxx=(線分のx軸方向近似度)×(線分の非x軸方向近似度)×(同方向度) ……(1) =0.8×0.6×(−0.6)=−0.288 (ii)線分のy軸から線分のx軸への影響度Qyx 線分からなる2辺は、同方向度が負のため、線分
のyらしさは、線分のxらしさを肯定する。図5の
(b)のように、線分のy軸方向近似度は0.2、線
分のx軸方向近似度は0.4であるから、線分のy
軸から線分のx軸への影響度Qyxは下記(2)式に
より算出される。
【0050】 Qyx=(線分のy軸方向近似度)×(線分のx軸方向近似度)×(同方向度×( −1)) ……(2) =0.2×0.4×(−0.6)×(−1)=0.048 (iii)線分のx軸から線分のy軸への影響度Qx
y 線分からなる2辺は、同方向度が負のため、線分
のxらしさは、線分のyらしさを肯定する。図5の
(c)に示すように、線分のx軸方向近似度は0.
8、線分のy軸方向近似度は0.6であるから、線分
のx軸から線分のy軸のへ影響度Qxyは、下記
(3)式により算出される。
【0051】 Qxy=(線分のx軸方向近似度)×(線分のy軸方向近似度)×(同方向度×( −1)) ……(3) =0.8×0.6(−0.6)×(−1)=0.288 (iv)線分のy軸から線分のy軸への影響度Qyy 線分からなる2辺は同方向度が負のため、線分の
yらしさは、線分のyらしさを否定する。図5の
(d)のように、線分のy軸方向近似度は0.2、線
分のy軸方向近似度は0.4であるから、線分のy
軸から線分のy軸への影響度Qyyは、下記(4)式に
より算出される。
【0052】 Qyy=(線分のy軸方向近似度)×(線分の非y軸方向近似度)×(同方向度) ……(4) =0.2×0.4×(−0.6)=−0.048 (i)〜(iv)の計算により、線分のx軸方向近似度へ
の影響度は、 Qxx+Qyx=−0.288+0.048=−0.24 線分のy軸方向近似度への影響度は Qxy+Qyy=0.288−0.048=0.24 となる。近似度の修正は、図3の(a)、図3の(b)
によって算出された近似度に(影響度×計算定数)を加
えることにより実行される。例えば、計算定数0.1の
ときは、線分のx軸方向近似度は、0.4から 0.4+(−0.24)×0.1=0.376 に減少し、y軸方向近似度は0.6から 0.6+(0.24)×0.1=0.624 に増加し、線分の方向割り当ては、y軸方向に傾く。
また同様に線分から線分への影響度を計算すること
により、線分の方向割り当てがx軸方向に傾く結果が
得られる。
【0053】上述の演算を対象図形の曲線部が直線近似
されて得られた図形(図2の形状b)における隣り合う
2辺のすべての組に関しておこない、全体的に近似度を
修正する。次に、修正された近似度をもとに影響度を算
出し、再び近似度を修正する。このような操作を繰返え
せば、各辺(線分)の近似度が一般的にある一つの方向
の近似度(例えばx軸方向近似度)が1に収束し、他の
方向の近似度(例えばy軸方向近似度)が0に収束す
る。そして、この収束状態における方向割り当てを採用
することにより、図2の形状bから形状cへの変換にみ
るような、近似モデルの位相情報の生成を実行すること
ができる。
【0054】なお、2次元図形に関しては、(x,y)
×(x,y)で4項目の演算により近似度が修正される
が、3次元図形に関しては、(x,y,z)×(x,
y,z)で9項目の演算により、近似度が修正される。
【0055】また、上記のように基本的なあいまいルー
ルは4つであるが、この他に相互の距離がほぼ等しい二
つの線群の構成線分は、図6の例に示すように、すべて
同じ方向割り当てとする、3次元のひとつの面に3方向
の割り当てが存在してはならないなどの補助ルールがあ
り、これらのルールを適宜設定することにより、効率的
に近似モデルが生成される。
【0056】次に上記の方法で得られた方向割り当てに
よって位相的に形状が成立するかどうかの判定を行う方
法について図7の(a)および図7の(b)を例にとっ
て説明する。任意形状の対象図形fの曲線部を直線近似
した形状が生成され、該形状から近似モデルを生成する
ための各線分の方向割り当てと、該形状を反時計回りに
辿る時の線分の方向とを、x+,y+,x−,y−で表
現した。x+,y+はそれぞれ、x軸、y軸方向に平行
で、その数値が増加する方向、x−,y−はそれぞれ、
x軸、y軸方向に平行でその数値が減少する方向に割当
てられた線分を示す。図7の(a)の形状g,iは形状
fに対して割り当てられた線分の方向の例を示し、形状
gと形状iの違いは、形状gにおいては、左上部の線分
がx−を割り当てられているのに対し、形状iにおいて
は対応する線分がy+を割り当てられている点にある。
それぞれの図を割り当てられたx軸、y軸に平行な線分
で近似モデル化すると、形状gは形状hに、形状iは形
状jとなる。x軸、y軸に平行な線分のみで構成された
図形を反時計方向に辿るとき、各線分で構成される角の
まわり方は、図7の(b)に示される8種類のいずれか
となり、それぞれのまわり方に図7の(b)のそれぞれ
の角に記入された角番号をつける。形状hおよび形状j
の各角部に記入された数字はこの角番号である。
【0057】割り当てられた線分の方向で位相的に整合
がとれているならば、割り当てられた線分を反時計方向
に辿った場合、角番号の合計は10になり、時計方向に
線分を辿った場合、角番号の合計は−10になるという
性質がある。図7の(a)に示されるように、この性質
をもとに、割り当てられた線分方向で構成される図形の
位相的整合がとれているかどうかの判定が行われる。
【0058】なお、位相的整合が得られない場合の対応
策の一つとして、過去の演算結果を参照して、あいまい
度の高い辺から現在の方向割り当てを変更し、整合がと
れる割り当てパターンを探索する方法がある。
【0059】次に、近似モデルの幾何情報の生成(各辺
の長さの決定)に関して説明する。
【0060】図8の形状mに示すように、ループ(図形
を形成する境界線)を1方向にたどれば、近似モデルの
各辺の向きは図の〜の4方向に分類され、方向に
分類される辺の長さの合計と方向に分類される辺の長
さの合計は等しい。図8の形状nに示すような実形状に
関して、方向の辺の合計値と方向の辺の合計値の平
均値をとり、これを近似モデルの及び方向に分類さ
れる辺の長さの合計値として設定する。また、方向及
び方向に関しても同様とする。これにより、近似モデ
ルにおける各方向の辺の長さの合計値は決定されるか
ら、各方向に関して、実形状における各辺の長さの比を
もとに、合計長さが比例分割されて、近似モデルの各辺
の長さとして設定され、図8の形状0に示すように各ル
ープごとの近似モデルが完成する。
【0061】ここで、この近似モデルの応用例を述べ
る。まず、曲線座標変換法に関して説明する。曲線座標
変換法とは、図9に示すように、任意形状pとこれに対
応する座標軸に平行な直線のみで構成される格子形状γ
が設定されたとき、写像演算を行うことによって、任意
形状に均一な格子を発生させた形状qを得る手法をい
う。
【0062】ゆえに、任意形状が設定されたとき、本発
明を用いて近似モデルを作成し、近似モデルの各辺が単
位長さの整数倍になるように形状を修正し、この単位長
さをもとに格子を張って格子形状として設定し、これに
曲線座標変換法を適用すれば、任意形状の有限要素への
自動分割が行われる。
【0063】図10に2次元および3次元の図形の自動
分割の例を示す。2次元の場合には任意形状u1から、
直交座標系の座標軸に平行な直線線分のみで構成された
任意形状の近似モデルu2を生成し、u2の各直線線分
が単位長さの整数倍になるように格子を張った格子形状
である写像モデルを生成し、該格子形状を任意形状u1
に写像するための写像演算を行うことによって、該写像
モデルから、u1に均一な格子を発生させた解析用メッ
シュ形状u3を自動生成する。
【0064】同様に3次元の場合には任意形状v1か
ら、直交座標系の座標軸に平行な直線線分のみで構成さ
れた、上記u2に相当する任意形状の近似モデルv2を
生成し、v2を単位長さからなる立方体の整数倍の集合
になるように分割した格子形状である写像モデルを生成
し、該格子形状を任意形状v1に写像するための写像演
算を行うことによって、該写像モデルから、v1に均一
な格子を発生させた、上記u3に相当する解析用メッシ
ュ形状v3を自動生成する。なお、図10v3では、内
部の格子状態までを示すために形状の一断面における格
子のみを表示している。
【0065】次に、穴を含んだ形状の近似モデルの作成
に関して説明する。まず、図11の(a)に示すよう
に、近似モデルに関して、境界形状、及び穴形状独立に
各辺が単位長さの整数倍になるように形状を修正し、こ
の長さをもとに格子を張る。次に、図11の(b)に示
すように、この格子をもとに曲線座標変換法を用いて実
形状の境界形状に格子を発生させ、穴の特徴点がどの格
子に最も近いかを求め、近似モデルの境界形状に張られ
た格子の上での対応をとる。そして、図11の(c)に
示すように、近似モデルの境界形状に張られた格子の上
で格子を張った穴形状の近似モデルを動かし、対応する
点どおしの差の合計値が最小になる位置が探し出され、
穴形状の境界形状に対する相対位置が決定され、図11
の(d)のような全体的近似モデルが作成される。
【0066】この手法により、穴を持った任意形状の格
子形状も自動作成可能で、これにより、図12のように
穴のあいた任意形状に関する有限要素分割も自動化され
る。
【0067】次に近似モデルをもとにした認識モデルの
構成方法と、これを用いた認識方法について説明する。
【0068】全体的近似モデルができれば、図13の
(a)に示すように、近似モデルの位相状態を保持する
ことを前提に、各辺が最小の整数値をとるように変形さ
れた認識モデルが構成される。この認識モデルの各辺に
は、対応する近似モデルの辺の長さが属性として与えら
れる。
【0069】また、穴の相対位置を表現するために、図
13の(b)に示すように、近似モデルの境界形状、穴
形状独立に、最も左の辺に属するY座標が最小の点が検
出され、境界形状の対応点と各穴形状の対応点との実形
状における距離が属性として設定される。
【0070】そして、認識モデルをもとに、次の3つの
手順に従って認識が実行される。
【0071】(i)図13の(c)に示すように認識モ
デルの大きさ(NX,NY)により分類。NX,NYは
それぞれx軸方向、y軸方向の認識モデルの各辺に与え
られている前記属性値の合計された値である。
【0072】(ii)認識モデルの形状による分類 (iii)モデルに与えられた属性(対応線分の長さ、穴の
相対位置)による比較、この認識方法の適用例を以下に
説明する。
【0073】図14に示すような、2次元の形状So,
toが与えられた場合を考える。まず、形状Soに関し
ては、視点位置の変更によって、図14のS1,S2に示
すように種々の形状変形が考えられるが、これらはすべ
て図14のS3で示す同一の認識モデルに置き換えられ
る。また、形状toも同じ認識モデルに置き換えられる
が、図14のs,tに示すように、認識モデルの属性に
より形状Soは形状toとはっきり区別される。このよ
うに、この発明を用いることにより、もとの形状からの
ゆがみによる影響を受けにくい図形認識が行われる。
【0074】上述の説明では、2次元図形について説明
したが、3次元図形の場合は、図形の稜線をまず、直線
線分に近似し、その後同様の手法が適用される。
【0075】図18に、これまでに述べた、任意形状の
入力から図形認識までの手順をまとめてフローチャート
で示した。
【0076】従来、近似モデルの作成にあたっては、画
一的な数学的手法で作成するのは無理であったが、本実
施例によれば、メンバシップ関数を用いることにより、
形状変換に関する種々の変換ルールの数学的表現が可能
となり、人のもつあいまいさを含んだ判断を反映した普
遍的形状変換方法が確立された。また、穴形状の境界形
状に対する相対位置の決定にあたっては、曲線座標変換
法を用いた均一格子の生成により境界形状のゆがみによ
る悪影響が低減された。さらに近似モデルから変換形成
された認識モデルにより図形認識を行うことにより、あ
る認識形状がもとの形状から変形していても、その影響
を受けにくい認識結果が得られるとともに、認識するに
際し、その手順を3段階に分けることにより、認識作業
が効率化された。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、任意の形状に対し、座
標軸に平行な直線からなる近似モデルが自動生成される
ので、この近似モデルに格子を張って、曲線座標変換法
を適用することができ、任意形状を自動的に有限要素分
割することを可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例である形状変換装置の
概要構成を示すブロック図である。
【図2】近似モデルへの変換手順の例を示す平面図であ
る。
【図3】メンバシップ関数の例を示すグラフである。
【図4】直線線分と座標軸とがなす角度の例を示す説明
図である。
【図5】近似度の例を示すグラフである。
【図6】形状のあいまい処理の例を示す平面図である。
【図7】近似モデルの位相整合の確認方法の例を示す説
明図である。
【図8】近似モデルの各線分の長さの決定方法を示す平
面図である。
【図9】曲線座標変換法の例を示す平面図である。
【図10】図形の有限要素分割を行った例を示す平面図
である。
【図11】穴のあいた形状の近似モデル作成手順を示す
平面図である。
【図12】図形の有限要素分割を行った例を示す平面図
である。
【図13】認識モデルの作成手順を示す平面図である。
【図14】近似モデルを用いた図形認識手順を示す平面
図である。
【図15】近似モデルを構成する線分の方向性を説明す
る平面図である。
【図16】近似モデルから認識モデルへの変化を説明す
る平面図である。
【図17】従来の図形認識方法の例を示す図である。
【図18】本発明を適用して図形認識を行う場合の手順
の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 直線線分を座標軸に平行な線分に変換する手段 30A あいまい演算部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた形状の境界面または境界線の
    近似モデルと、該境界面または境界線に含まれる穴の近
    似モデルと、を独立に作成したのち、与えられた前記実
    形状において穴に関係なく滑らかな格子を生成し、実形
    状において穴を形成する頂点がどの格子点に対応するか
    をもとにして近似モデルにおける穴の境界形状に対する
    相対位置を決定することを特徴とする形状変換方法。
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