JPH1196110A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH1196110A
JPH1196110A JP27375997A JP27375997A JPH1196110A JP H1196110 A JPH1196110 A JP H1196110A JP 27375997 A JP27375997 A JP 27375997A JP 27375997 A JP27375997 A JP 27375997A JP H1196110 A JPH1196110 A JP H1196110A
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JP27375997A
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Tadahiro Inagawa
直裕 稲川
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Mitsui High Tec Inc
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Mitsui High Tec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部機器とパソコンとの間でデジタルデー
タ、アナログデータの入出力を簡単に行うことのできる
データ処理装置を提供し、パソコンの利便性を向上させ
る。 【解決手段】 制御入力端子Xから入力される第1の制
御入力信号を受けて並列データ入力端子Yから入力され
る第1の並列データ入力信号を記憶する制御用記憶部1
6と、複数の外部出力コネクタ17、18にそれぞれ接
続される出力用記憶部21、22とを有し、制御用記憶
部16によって選択された出力用記憶部21、22に、
制御入力端子Xから入力される第2の制御入力信号によ
って、並列データ入力端子Yから入力される第2の並列
データ入力信号を保持させる出力データ処理部12とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ回転数検出
器、温度計測器、モータ制御装置、温度制御装置、及び
表示パネル等の外部機器とパソコンとの間に接続して配
置されるデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)の普及に伴い、ワープロ、通信、表計算、データベ
ース等の処理機能を利用して、多様化した情報の処理を
個人ベースで誰でも簡単に行えるようになった。そし
て、このようなパソコンをデジタルデータ、アナログデ
ータの入出力を行う電子機器等の制御に用いる工業的な
用途の場合には、図7に示すようにパソコン50の標準
装備の状態では専用の入出力端子が設けられていないた
めに、専用の拡張インタフェースボード等のデータ処理
装置53を設けて、これを計測器等の外部機器54と接
続して使用するか、もしくは外部機器54に接合するイ
ンタフェース端子を備えた専用コンピュータを使用する
のが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ処理装置53においては、以下に示すような問題
があった。 パソコン50に接続される外部機器54が多数ある場
合には、データ処理装置53と外部機器54間のケーブ
ル接続の形態が複雑となって、並列データを効率的に外
部機器54に転送することが困難となる。 専用コンピュータを用いる場合には、インタフェース
の端子仕様、例えばピン番号毎にその機能が固定されて
いるために、例えば、外部機器54の数の変更、8ビッ
トの並列データから16ビット又は32ビット等への形
式の変更に対して柔軟に対応させることができない。本
発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、外部機
器とパソコンとの間でデジタルデータの入出力を簡単に
行うことのできるデータ処理装置を提供し、パソコンの
利便性を向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のデータ処理装置は、パソコンのプリンタ接続用コ
ネクタに接続可能な並列データ入力端子及び制御入力端
子を備えるデータ入力コネクタと、外部機器に接続する
複数の外部出力コネクタとを有するデータ処理装置であ
って、前記制御入力端子から入力される第1の制御入力
信号を受けて前記並列データ入力端子から入力される第
1の並列データ入力信号を記憶する制御用記憶部と、前
記複数の外部出力コネクタにそれぞれ接続される出力用
記憶部とを有し、前記制御用記憶部によって選択された
前記出力用記憶部に、前記制御入力端子から入力される
第2の制御入力信号によって、前記並列データ入力端子
から入力される第2の並列データ入力信号を保持させる
出力データ処理部とを有する。
【0005】請求項2記載のデータ処理装置は、パソコ
ンのプリンタ接続用コネクタに接続可能な並列データ入
力端子、制御入力端子及び出力端子を備えるデータ入出
力コネクタと、外部機器に接続する1又は2以上の外部
入力コネクタとを有するデータ処理装置であって、前記
1又は2以上の外部入力コネクタからそれぞれ入力され
る外部並列データ入力信号を記憶する1又は2以上の入
力用記憶部と、該1又は2以上の入力用記憶部にそれぞ
れ接続される1又は2以上のセレクタと、該1又は2以
上のセレクタからの出力を並列データ入力とする制御用
セレクタとを有し、前記並列データ入力端子からの第3
の並列データ入力信号によって、前記1又は2以上のセ
レクタ及び前記制御用セレクタを制御して、前記1又は
2以上の入力用記憶部に入力された前記外部並列データ
入力信号を、前記出力端子に出力する入力データ処理部
とを有する。
【0006】請求項3記載のデータ処理装置は、パソコ
ンのプリンタ接続用コネクタに接続可能な並列データ入
力端子、制御入力端子及び出力端子を備えるデータ入出
力コネクタと、外部機器に接続する1又は2以上の外部
出力コネクタ、及び1又は2以上の外部入力コネクタと
を有するデータ処理装置であって、前記制御入力端子か
ら入力される第1の制御入力信号を受けて前記並列デー
タ入力端子から入力される第1の並列データ入力信号を
記憶する制御用記憶部と、前記1又は2以上の外部出力
コネクタにそれぞれ接続される出力用記憶部とを有し、
前記制御用記憶部によって選択された前記出力用記憶部
に、前記制御入力端子から入力される第2の制御入力信
号によって、前記並列データ入力端子から入力される第
2の並列データ入力信号を保持させる出力データ処理部
と、前記1又は2以上の外部入力コネクタからそれぞれ
入力される外部並列データ入力信号を記憶する1又は2
以上の入力用記憶部と、該1又は2以上の入力用記憶部
にそれぞれ接続される1又は2以上のセレクタと、該1
又は2以上のセレクタからの出力を並列データ入力とす
る制御用セレクタとを有し、前記並列データ入力端子か
らの第3の並列データ入力信号によって、前記1又は2
以上のセレクタ及び前記制御用セレクタを制御して、前
記1又は2以上の入力用記憶部に入力された前記外部並
列データ入力信号を、前記出力端子に出力する入力デー
タ処理部とを有する。
【0007】プリンタ接続用コネクタとは、例えばセン
トロニクス社準拠規格のコネクタが該当し、複数の並列
データ出力端子、出力端子、及び制御入力端子を有し、
パソコン本体とプリンタとを接続するためのコネクタを
いう。外部機器とはパソコンと接続されるパソコンの外
部装置であって、工作機械等に使用されるモータ回転数
検出器、モータ制御装置、加熱装置における温度計測
器、温度制御装置、位置制御装置及び照明の明るさの制
御装置が該当する。データ入力コネクタ及びデータ入出
力コネクタの並列データ入力端子とは、プリンタ接続用
コネクタの並列データ出力端子から出力される複数ビッ
ト列からなる信号が入力される端子群であって、例えば
8ビットの並列データ入力信号を受ける場合には8本の
ピン(端子)を介して、信号を同時に入力することがで
きる。制御用記憶部、出力用記憶部、及び入力用記憶部
とは、各記憶部の入力側のデータバスを介して入力され
る並列データを記憶する装置であり、制御用端子に入力
される信号が例えば、瞬間的に所定の変化をしたとき、
その時点の並列データを記憶し、次に信号が変化するま
での間、その並列データを出力し続けることができ、こ
の並列データは各記憶部の出力側のデータバスを介して
読み取ることができるようになっている。セレクタと
は、並列入力側の複数の端子群と直列出力側の端子及び
セレクタ入力端子群とを備えたデータのセレクト機能を
有する装置であり、マルチプレクサ等からなる論理回路
が該当する。このセレクタを用いて、セレクタ入力端子
に入力されるセレクタ入力に応じて、並列入力側に入力
された並列データを直列出力側にビット単位の直列デー
タとして順次出力させることができる。例えば、セレク
タ入力として、3ビット列からなるアドレス信号(00
0)、(001)、(010)、(011)、(10
0)、(101)、(110)、(111)をセレクタ
入力端子に順次送ることにより、並列入力側の0〜7ビ
ットまでのデータ信号のなかでアドレス信号に対応する
1ビットのデータ信号を直列出力側に取り出すことがで
きる。制御用セレクタとは、1又は2以上の入力用記憶
部に対応するセレクタを介してビット単位で入力される
直列データを、それぞれの入力用記憶部に対応する並列
入力側の端子に入力し、並列データ出力信号の群をセレ
クタ入力として作動させて、入力用記憶部に入力された
並列データ入力信号をデータ入出力コネクタの出力端子
に順次出力することのできるマルチプレクサ等からなる
データセレクタである。各記憶部は例えば、ビット数に
応じた複数のD−FF(D型フリップフロップ回路)に
より構成させることができる。このようなD−FFと
は、DelayFlip Flopと呼ばれるデータ記
憶装置の一種であり、入力データDの記憶タイミングを
決めるラッチイネーブル信号G(ゲート入力)によって
出力データQの記憶操作が制御される。例えば、G入力
が論理レベル(0)から(1)に立ち上がると、次に論
理レベルが(0)から(1)に立ち上がるまで、Q出力
はその瞬間のD入力のままに固定される。つまり、G=
1となった瞬間のDの値をQに記憶させることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに図1は本発明の一実施の形態
に係るデータ処理装置のパソコン及び外部機器との接続
使用状況を示す説明図、図2は同データ処理装置のブロ
ック図、図3は同データ処理装置が接続されるプリンタ
接続用コネクタの説明図、図4は同データ処理装置を適
用するデータ入出力方法のフロー図、図5は同データ入
出力方法のタイミングチャート、図6はフリップフロッ
プ回路の説明図である。
【0009】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装
置10は図1、図2に示すように、パソコン11のプリ
ンタ接続用コネクタ14に接続して使用されるデータ入
出力コネクタ14aと、パソコン11から出力される並
列データ出力信号を外部機器の一例である温度制御装置
11a及び温度計測器11bに出力するための出力デー
タ処理部12と、温度制御装置11a及び温度計測器1
1bから入力される外部並列データ入力信号をパソコン
11に入力するための入力データ処理部13とを有す
る。出力データ処理部12は図2に示すように、パソコ
ン11に設けられたプリンタ接続用コネクタ14の制御
出力ピン(PSTB)、並列データ出力ピン(DAT
A)、及び制御入力ピン(BUSY)とにそれぞれ接続
される制御入力端子X、並列データ入力端子Y、出力端
子Zを備えたデータ入出力コネクタ14aと、制御入力
端子Xにインバータ15を介して接続され、制御出力ピ
ン(PSTB)から制御入力端子Xを介して入力される
第1の制御入力信号(PSTB信号)に基づいて並列デ
ータ出力ピン(DATA)から並列データ入力端子Y、
データバスPを介して入力される第1の並列データ入力
信号(DATA信号)を記憶させるための複数のフリッ
プフロップ回路(D−FF)を有する制御用記憶部16
と、制御出力ピン(PSTB)から制御入力端子Xを介
して入力される第2の制御入力信号(PSTB信号)及
び制御用記憶部16の出力側のデータバスQを介して出
力される信号に基づいて作動する論理回路19、20
と、外部出力コネクタ17、18にそれぞれ接続されデ
ータバスPを介して入力される第2の並列データ入力信
号(DATA信号)を論理回路19、20からの制御信
号に基づいて保持させるための複数のフリップフロップ
回路(D−FF)を有する出力用記憶部21、22とを
備えている。
【0010】入力データ処理部13は、外部入力コネク
タ23、24からそれぞれ入力される外部並列データ入
力信号を、制御入力端子Xに入力されるPSTB信号に
基づいて記憶するための複数のフリップフロップ回路
(D−FF)を有する入力用記憶部25、26と、入力
用記憶部25、26にそれぞれ接続され、並列データ出
力ピン(DATA)を介して入力される第3の並列デー
タ入力信号(DATA信号)の群によって作動する複数
のマルチプレクサからなるセレクタ27、28と、セレ
クタ27、28からの直列出力を並列データ入力とし
て、第3の並列データ入力信号(DATA信号)の群を
セレクタ入力に用いて作動し、ビット単位の直列データ
に変換された外部並列データ入力信号を出力端子Zを介
してプリンタ接続用コネクタ14の制御入力ピン(BU
SY)にデータ入出力コネクタ14aの出力端子Zを介
して入力するための制御用セレクタ29とを備えてい
る。
【0011】なお、図2において、二重線は8本の信号
線からなるデータバスを表し、各部を結ぶ実線は1本の
信号線を表している。データバスQは、この場合2本の
信号線で表し、未使用の6本の信号線を省略して示して
いる。また、図1においては、データ処理装置10に接
続する温度制御装置11a、温度計測器11bのそれぞ
れに外部出力コネクタ17、18、外部入力コネクタ2
3、24を接続する場合を示しているが、それぞれの外
部出力コネクタ17、18、外部入力コネクタ23、2
4に対応する数の外部機器を独立に取付けてもよい。
【0012】インバータ15は、基準電圧を例えば1.
5ボルトとして、相当する基準電圧より高くなる論理レ
ベル(1)の状態、又は基準電圧未満となる論理レベル
(0)の状態の何れかよりなるPSTB信号を互いに反
転するための回路であり、論理レベル(1)の信号が入
力された時には論理レベル(0)の信号が得られ、逆
に、論理レベル(0)の信号が入力された時には論理レ
ベル(1)の信号が得られるようになっている。論理回
路(アンド回路)19、20は、制御出力ピン(PST
B)及び制御用記憶部16の出力側のデータバスQから
それぞれ出力される第2の制御入力信号(PSTB信
号)及びそれぞれの出力側のデータバスQの信号が共に
論理レベル(1)であるときに論理レベル(1)の信号
を出力し、それ以外の時には論理レベル(0)の信号を
出力する回路である。
【0013】フリップフロップ回路は、例えば入力され
る制御信号が論理レベル(0)から論理レベル(1)に
変化した時に、8ビットからなる入力側のデータバスP
を介して入力するDATA信号の内容を保持して、この
信号を出力し続けることのできる回路であり、この保持
されたDATA信号はフリップフロップ回路に接続する
出力側の端子Rを介して読みとることができるようにな
っている。このフリップフロップ回路は図6に示すよう
にデータバスの各信号線に対応する数のD−FFを有し
ており、各D−FFに制御用信号線を介して入力される
ゲート信号Gが論理レベル(0)から(1)になった時
に信号線〜のビットデータDが出力側の信号線´
〜´に保持され、出力し続けるようになっている。な
お、出力側の信号線a〜hには、信号線〜のビット
データが反転された状態で出力されるが、この場合には
未使用状態としている。
【0014】プリンタ接続用コネクタ14は、図3に示
すようにセントロニクス社準拠のプリンタインタフェー
ス端子を有している。ここで、端子番号1(PSTB)
はパソコン11をプリンタと接続して使用する場合に、
データをプリンタ側が引き取るための同期用信号をパソ
コン11からプリンタに送るためのピンである。端子番
号2〜9(PDB0〜7)は、パソコン11からプリン
タへの並列データ入力信号の一例である8ビットからな
るDATA信号を送るためのピンである。端子番号11
(BUSY)は、プリンタ側からパソコン11にプリン
タの受信不能状態であることを示す制御出力信号の一例
であるBUSY信号を送るためのピンである。端子番号
14(GND)は接地線であり、この接地線の電圧を基
準とする各ピンの電圧が基準電圧以上の時に論理レベル
(1)となり、基準電圧未満の時に論理レベル(0)と
してデジタル評価されるようになっている。端子番号1
0、12、13(NC)は未使用(又は未定義)状態の
ピンを表している。なお、図2においては端子番号1
0、12〜14を省略して示している。
【0015】続いて、前記データ処理装置10を用いる
データ入出力操作の方法をブロック図(図2)、フロー
図(図4)、及びタイミングチャート(図5)を参照し
ながら説明する。まず、図4に示すステップS−1にお
いて、D−FFからなるデータ出力用の出力用記憶部2
1、22の全データを初期化しておく。この初期化操作
はパソコン11のプリンタ接続用コネクタ14の並列デ
ータ出力ピン(DATA)を介して、例えば8個のビッ
ト列からなるDATA信号(00000000)をデー
タバスPに流しておき、論理回路19、20からの制御
信号に基づいて、このDATA信号を出力用記憶部2
1、22に取り込むことにより行われる。ステップS−
2においては、図5(a)のに示すようにパソコン1
1から出力されるPSTB信号を論理レベル(1)に設
定する。なお、タイミングチャート(図5)の丸数字1
〜10はフロー図(図4)の丸数字1〜10にそれぞれ
対応している。また、図5に示すタイミングチャートに
おいて、横軸は時間を示し、縦軸は各端子等の論理レベ
ル(1)と(0)に対応する電圧状態(H又はL)を示
している。論理レベル(1)と論理レベル(0)との中
間位置となっている実線部分では利用しないデータ(不
定データ)が出力又は入力される。斜線部A〜Fはパソ
コン11にこの間で出力又は入力されている利用データ
を意味している。
【0016】続く、ステップS−3においては、図5
(b)に示すように出力先となる外部出力コネクタ1
7、18の何れかを選択させるための第1の並列データ
入力信号(斜線部A)をプリンタ接続用コネクタ14の
DATA端子(プリンタポート)に出力する。外部出力
コネクタ17を指定する場合には、第0ビット目をこれ
に使用してDATA信号を例えば(00000001)
とし、外部出力コネクタ18を指定する場合には、例え
ば第1ビット目を使用してDATA信号を(00000
010)のようにする。また、外部出力コネクタ17、
18を共に指定する場合には、第0ビット及び第1ビッ
ト目を1として、DATA信号を(00000011)
のようにすることも可能である。ここでは外部出力コネ
クタが2個である場合について説明しているが、外部出
力コネクタが3個以上ある場合にも、同様に第2ビット
目を使用してDATA信号を(00000100)のよ
うにすることができる。このようにして、それぞれの中
から特定の外部出力コネクタを指定することができる。
なお、以降の説明においても前記と同様に、8ビット列
(00000000)の最右端のビット位置を第0ビッ
ト目として、各ビットの位置を右から左に順に第1、第
2、第3〜第7ビット目のように表記する。こうして、
データ処理装置10のデータバスPに第1の並列データ
入力信号(斜線部A)である所定のDATA信号が流さ
れる。
【0017】ステップS−4では、図5(a)のに示
すようにPSTB信号を論理レベル(1)から(0)に
変更して、第1の制御入力信号を発生させる。そして、
インバータ15を介して反転されたPSTB信号をトリ
ガ信号として制御用記憶部16に第1の並列データ入力
信号(斜線部A)、即ち外部出力コネクタのアドレスを
指定する信号が保持され、次に制御入力信号が変化する
までの間、継続的に出力させることができる。これによ
ってデータ出力先となる外部出力コネクタの選択が完了
する(ステップS−5)。ここで図5(d)は、制御用
記憶部16の状態を表しており、第1の並列データ入力
信号(斜線部A)のデータが斜線部Eに示すように制御
用記憶部16に継続して出力されると共に保持される。
ステップS−6では図5(b)に示すようにデータを取
り込むための余裕時間であるt時間前から外部機器に出
力させるための第2の並列データ入力信号(B)をプリ
ンタ接続用コネクタ14の並列データ出力ピン(DAT
A端子)から並列データ入力端子Yに予め出力してお
く。ステップS−7では、論理レベル(0)から論理レ
ベル(1)となる第2の制御入力信号(PSTB信号)
をPSTB端子に図5(a)のに示すように出力し、
第2の制御入力信号及び制御用記憶部16のそれぞれの
出力側のデータバスQに対応する信号線からの信号によ
って論理回路19、20を作動させる。このとき、制御
用記憶部16はインバータ15を介して入力される第2
の制御入力信号により制御されているので、第2の制御
入力信号(PSTB信号)が(0)から(1)に変化し
ても出力側のデータバスQに送られるデータは以前の記
憶状態で保持され、出力し続けるようになっている。こ
うして、それぞれの論理回路19、20からの論理レベ
ル(1)又は(0)となる出力信号によって、外部出力
コネクタ17、18にそれぞれ接続する出力用記憶部2
1、22のいずれかが選択される。そして、選択された
出力用記憶部に第2の並列データ入力信号(斜線部B)
が図5(e)の斜線部Fに示すように保持され、出力し
続けられる(ステップS−8)。これによって、外部出
力コネクタ17、18に接続する温度制御装置11a、
温度計測器11b側に第2の並列データ入力信号(斜線
部B)を出力できるようになる。
【0018】以上のように出力データ処理部12での出
力操作を終了した後、ステップS−9においては、パソ
コン11のDATA端子から外部入力コネクタ23、2
4のアドレスに対応する第3の並列データ入力信号の群
(斜線部C)を並列データ入力端子Yを介してデータバ
スPに送る(図5(b)参照)。ここで、8ビット列か
らなる第3の並列データ入力信号は、外部入力コネクタ
23、24にそれぞれ接続する入力用記憶部25、26
を指定するための第3〜第5ビット目までのビット列
と、セレクタ27、28に入力される並列データ入力を
ビット単位で取り出すためのセレクタ入力となる第0〜
第2ビットまでのビット列とを有している。外部入力コ
ネクタ23のアドレスを第3の並列データ入力信号の第
3〜第5ビット目のビット信号により(000)のよう
に指定して、これに接続する入力用記憶部25に保持さ
れている外部並列データ入力信号を順次取り出す場合に
は、第3の並列データ入力信号は(00000000)
→(00000001)→(00000010)→(0
0000011)→(00000100)→(0000
0101)→(00000110)→(0000011
1)の順に入力する。また、外部入力コネクタ24を第
3〜第5ビット目のビット信号により(001)で指定
して、これに接続する入力用記憶部26に入力される外
部並列データ入力信号を順次取り出す場合には、第3の
並列データ入力信号は(00001000)〜(000
01111)のように順次変化する合計8個の信号群と
なる。なお、第3の並列データ入力信号における第6及
び第7ビット目の2ビットの信号はこの場合無視するよ
うになっている。
【0019】一方、温度計測器11bから随時入力され
る外部並列データ入力信号は、例えば論理レベル(0)
から論理レベル(1)となるPSTB信号を契機とする
トリガ信号によって、入力されている外部並列データ入
力信号を入力用記憶部25、26にそれぞれ保持させる
ことができる。そして、DATA端子を介して前記第3
の並列データ入力信号が、図5(b)に示すようにデー
タバスPに流されると、第3の並列データ入力信号のな
かで第3〜第5ビット目までの信号がセレクタ入力とし
て制御用セレクタ29で読み取られ、一方、第3の並列
データ入力信号の第0〜第2ビット目までの信号をセレ
クタ入力としてセレクタ27、28でそれぞれ読み取ら
れて、制御用セレクタ29及びセレクタ27、28が制
御されるようになっている。即ち、セレクタ27、28
では、それぞれのセレクタ入力端子に入力される第3の
並列データ入力信号(斜線部C)の第0〜第2ビット目
までの信号によって、入力用記憶部25、26にそれぞ
れ保持される並列データ入力信号を制御用セレクタ29
の並列入力側の対応する信号線に1ビット単位で順次出
力する。なお、温度計測器11bから外部入力コネクタ
23、24を介して入力される外部並列データ入力信号
は図2に示されるようにPSTB信号をトリガ信号とし
て、入力用記憶部25、26にラッチ(保持)されるよ
うになっている。制御用セレクタ29では、各セレクタ
27、28から入力される1ビット単位の信号の何れか
を、第3の並列データ入力信号の第3〜第5ビット目ま
での3ビットのアドレス信号により選択する。そして、
こうして得られる入力データ(外部並列データ入力信
号)を、プリンタ接続用コネクタ14のBUSY端子に
図5(c)の斜線部Dに示すように1ビット単位で出力
する(ステップS−10)。こうして、前記ステップS
−1〜S−10の入出力操作を繰り返し行うことによ
り、複数の外部機器11a、11bとパソコン11間で
データの入出力を行うことができる。
【0020】なお、外部出力コネクタと出力用記憶部と
の間にデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル
/アナログ変換器を設けて、アナログ信号を外部機器に
出力させることもでき、また、外部入力コネクタを介し
て入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するア
ナログ/デジタル変換器を外部入力コネクタと入力用記
憶部との間に設けることもできる。これによって、外部
機器とパソコンとの間でデジタルデータ、アナログデー
タの入出力を簡単に行うことが可能となり、パソコンの
利便性をさらに向上させることができる。また、データ
入力コネクタ、データ入出力コネクタの例えば未使用端
子を用いて、外部機器とのデータ交換の際のハンドシェ
イク用の信号をパソコンと外部機器との間で送受信させ
ることによりデータ交換を確実に行わせることも可能で
ある。
【0021】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係るデータ処理装置においては、パソコンから出力さ
れる並列データ入力信号、制御入力信号を受けて、外部
機器に接続される外部出力コネクタ及び外部入力コネク
タの中からコネクタを選択して、外部機器とパソコン間
のデータの送受信を効率的に行うことができる。なお、
本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。例えば、本実施の形態においては、出力デ
ータ処理部及び入力データ処理部を備えるデータ処理装
置について述べたが、出力データ処理部又は入力データ
処理部のみを備えるデータ処理装置とすることもでき
る。なお、出力データ処理のみでデータ処理装置を構成
する場合には、データ入出力コネクタに出力端子は特に
必要でなく、前記データ入出力コネクタに代えて出力端
子を省略したデータ入力コネクタを用いることも可能で
ある。また、外部出力コネクタ及び外部入力コネクタの
数をそれぞれ2としたが、これら数をそれぞれ1、3、
4、5、6、7、8としたり、またこれらを組合せた数
としてもよい。これらの8ビット単位からなる外部出力
コネクタの複数個及び/又は外部入力コネクタの複数個
を結合して、16ビット、24ビット又は32ビット用
のコネクタとして用いることもできる。この場合には、
16ビット、あるいは32ビット等を必要とする多様な
外部機器のデータ処理に対応して、パソコンと外部機器
とを簡単かつ安価に並列接続させることができ、データ
を相互に効率的に転送することができる。さらに、本実
施の形態においては、制御用記憶部、出力用記憶部及び
入力用記憶部にD−FFを用いる場合について述べた
が、D−FFとは異なる論理回路で構成したラッチ回路
及びその他のデータ保持回路を適用することもできる。
セレクタには、複数のマルチプレクサを用いた論理回路
の他に、他の形式のデータ選択のための回路を適用する
ことも可能である。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載のデータ処理装置において
は、データ入力コネクタから入力される第1の制御入力
信号及び第1の並列データ入力信号とに基づいて選択さ
れる出力用記憶部に第2の並列データ入力信号を保持さ
せる出力データ処理部を有しているので、第2の並列デ
ータ入力信号を所定の外部機器に振り分けて出力させ、
複数の外部機器に効率的に第2の並列データ入力信号を
送ることができる。
【0023】請求項2記載のデータ処理装置において
は、データ入出力コネクタから入力される第3の並列デ
ータ入力信号に基づいて選択される入力用記憶部から外
部入力コネクタを介して入力される外部並列データ入力
信号をデータ入出力コネクタの出力端子に送る入力デー
タ処理部を有するので、複数の外部機器から入力される
外部並列データ入力信号をパソコンに効率的に取り込む
ことができる。
【0024】請求項3記載のデータ処理装置において
は、データ入出力コネクタから入力される第1の制御入
力信号及び第1の並列データ入力信号とに基づいて選択
される出力用記憶部に第2の並列データ入力信号を保持
させる出力データ処理部を有しているので、第2の並列
データ入力信号を所定の外部機器に振り分けて出力さ
せ、複数の外部機器に効率的に第2の並列データ入力信
号を送ることができる。さらに、データ入出力コネクタ
から入力される第3の並列データ入力信号に基づいて選
択される入力用記憶部から外部入力コネクタを介して入
力される外部並列データ入力信号をデータ入出力コネク
タの出力端子に送る入力データ処理部を有するので、複
数の外部機器から入力される外部並列データ入力信号を
効率的にパソコンに取り込むことができる。これによっ
て、データ処理装置のハードウエアの動作により多数の
外部機器とパソコンとの間でデータの入出力の操作を行
うことができ、外部機器とパソコン間のデータ交換を簡
単かつ効率的に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の
パソコン及び外部機器との接続使用状況を示す説明図で
ある。
【図2】同データ処理装置のブロック図である。
【図3】同データ処理装置が接続されるプリンタ接続用
コネクタの説明図である。
【図4】同データ処理装置を適用するデータ入出力方法
のフロー図である。
【図5】同データ入出力方法のタイミングチャートであ
る。
【図6】フリップフロップ回路の説明図である。
【図7】従来例のデータ処理装置の説明図である。
【符号の説明】
10 データ処理装置 11 パソコン 11a 温度制御装置(外部機器) 11b 温度計測
器(外部機器) 12 出力データ処理部 13 入力データ
処理部 14 プリンタ接続用コネクタ 14a データ入
出力コネクタ 15 インバータ 16 制御用記憶
部 17 外部出力コネクタ 18 外部出力コ
ネクタ 19 論理回路 20 論理回路 21 出力用記憶部 22 出力用記憶
部 23 外部入力コネクタ 24 外部入力コ
ネクタ 25 入力用記憶部 26 入力用記憶
部 27 セレクタ 28 セレクタ 29 制御用セレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パソコンのプリンタ接続用コネクタに接
    続可能な並列データ入力端子及び制御入力端子を備える
    データ入力コネクタと、外部機器に接続する複数の外部
    出力コネクタとを有するデータ処理装置であって、 前記制御入力端子から入力される第1の制御入力信号を
    受けて前記並列データ入力端子から入力される第1の並
    列データ入力信号を記憶する制御用記憶部と、前記複数
    の外部出力コネクタにそれぞれ接続される出力用記憶部
    とを有し、前記制御用記憶部によって選択された前記出
    力用記憶部に、前記制御入力端子から入力される第2の
    制御入力信号によって、前記並列データ入力端子から入
    力される第2の並列データ入力信号を保持させる出力デ
    ータ処理部とを有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 パソコンのプリンタ接続用コネクタに接
    続可能な並列データ入力端子、制御入力端子及び出力端
    子を備えるデータ入出力コネクタと、外部機器に接続す
    る1又は2以上の外部入力コネクタとを有するデータ処
    理装置であって、 前記1又は2以上の外部入力コネクタからそれぞれ入力
    される外部並列データ入力信号を記憶する1又は2以上
    の入力用記憶部と、該1又は2以上の入力用記憶部にそ
    れぞれ接続される1又は2以上のセレクタと、該1又は
    2以上のセレクタからの出力を並列データ入力とする制
    御用セレクタとを有し、前記並列データ入力端子からの
    第3の並列データ入力信号によって、前記1又は2以上
    のセレクタ及び前記制御用セレクタを制御して、前記1
    又は2以上の入力用記憶部に入力された前記外部並列デ
    ータ入力信号を、前記出力端子に出力する入力データ処
    理部とを有することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 パソコンのプリンタ接続用コネクタに接
    続可能な並列データ入力端子、制御入力端子及び出力端
    子を備えるデータ入出力コネクタと、外部機器に接続す
    る1又は2以上の外部出力コネクタ、及び1又は2以上
    の外部入力コネクタとを有するデータ処理装置であっ
    て、 前記制御入力端子から入力される第1の制御入力信号を
    受けて前記並列データ入力端子から入力される第1の並
    列データ入力信号を記憶する制御用記憶部と、前記1又
    は2以上の外部出力コネクタにそれぞれ接続される出力
    用記憶部とを有し、前記制御用記憶部によって選択され
    た前記出力用記憶部に、前記制御入力端子から入力され
    る第2の制御入力信号によって、前記並列データ入力端
    子から入力される第2の並列データ入力信号を保持させ
    る出力データ処理部と、 前記1又は2以上の外部入力コネクタからそれぞれ入力
    される外部並列データ入力信号を記憶する1又は2以上
    の入力用記憶部と、該1又は2以上の入力用記憶部にそ
    れぞれ接続される1又は2以上のセレクタと、該1又は
    2以上のセレクタからの出力を並列データ入力とする制
    御用セレクタとを有し、前記並列データ入力端子からの
    第3の並列データ入力信号によって、前記1又は2以上
    のセレクタ及び前記制御用セレクタを制御して、前記1
    又は2以上の入力用記憶部に入力された前記外部並列デ
    ータ入力信号を、前記出力端子に出力する入力データ処
    理部とを有することを特徴とするデータ処理装置。
JP27375997A 1997-09-20 1997-09-20 データ処理装置 Pending JPH1196110A (ja)

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