JPH1195969A - ウィンドウシステム制御装置 - Google Patents

ウィンドウシステム制御装置

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JPH1195969A
JPH1195969A JP27327297A JP27327297A JPH1195969A JP H1195969 A JPH1195969 A JP H1195969A JP 27327297 A JP27327297 A JP 27327297A JP 27327297 A JP27327297 A JP 27327297A JP H1195969 A JPH1195969 A JP H1195969A
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windows
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JP27327297A
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English (en)
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Toshio Yabe
俊夫 矢部
Yoichi Iwabuchi
洋一 岩渕
Junji Yamada
潤二 山田
Masahiro Ogawara
将広 大河原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウィンドウが重なるために隠蔽されてしまう
下位のウィンドウに対して、隠した上位のウィンドウの
ウィンドウマネージャが管理する領域(タイトルバー
等)にシンボル(アイコン等)を付加することで、隠さ
れたウィンドウへの操作を容易にするようなウィンドウ
の操作の作業効率を改善することが可能なウィンドウシ
ステム制御装置を提供する。 【解決手段】上位のウィンドウが下位のウィンドウを隠
蔽する階層構造を分析する解析手段1100と、最終的
なスクリーン描画時の各ウィンドウの露出領域を算出す
る解析手段1200と、これら解析手段により解析され
た結果に基づいて上位のウィンドウが隠蔽する下位のウ
ィンドウを承継することを決定する決定手段1500と
を備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンピュ
ータのディスプレイ装置のスクリーン上において複数の
ソフトウェアを表示する手段としてウィンドウを用いる
ウィンドウシステム制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のワークステーションやパーソナル
コンピュータ等の情報処理装置では、ユーザに対して優
れた操作環境を提供するためにウィンドウシステムが採
用されるようになってきている。このウィンドウシステ
ムでは、ディスプレイ装置のスクリーン上に複数のアプ
リケーションの複数のウィンドウを同時に表示すること
ができ、夫々のアプリケーションの夫々のウィンドウ上
で別々の操作を行うことが可能である。
【0003】従来のウィンドウシステムにおいて、ユー
ザが作業を行いたいウィンドウの切換方法として幾つか
の操作方法が提供されている。例えば、代表的な操作方
法を挙げると、目的のウィンドウの一部をマウス等で選
択決定操作することにより、フォーカス取得(ユーザか
らのマウスやキーボード入力を受け取ること)が可能な
ウィンドウに指定したり、アイコン化されているウィン
ドウをマウス等で選択決定操作することにより、ウィン
ドウを開きフォーカス取得可能なウィンドウに指定した
りする。
【0004】また、その他にユーザによるフォーカス取
得可能なウィンドウへの切換方法としては、以下の方法
も実現されている。
【0005】先ず、最近のウィンドウシステム(例え
ば、MS−Windows 95/Microsoft
Corporationの登録商標)の中には、現在
起動しているアプリケーションのウィンドウ等の一覧が
ボタンとしてバーやメニューに添付されてスクリーンに
表示され、そのボタン等を選択決定操作することにより
フォーカス取得可能なウィンドウを指定することができ
るウィンドウシステムもある。
【0006】次に、特開平5−173743号公報掲載
の「複数のウィンドウを表示する機能を有する計算機装
置」である。これは、多数の表示ウィンドウ及びアイコ
ンが重なり合って下部のウィンドウが隠れて見えない場
合に、画面表示を重ね書きモードから透明モードに切り
替えることで、隠れて見えなかったウィンドウ及びアイ
コンを一度に表示することができるようにしたものであ
る。
【0007】次に、特開平6−187118号公報掲載
の「ウィンドウシステム」※1である。これは、同じ大
きさの任意の枚数のウィンドウに夫々対応するタグを付
けることにより、同時に同じ座標に開いた場合にもタグ
へのマウスのポインタの選択操作だけでアクティブなウ
ィンドウを切り替えることができるようにしたものであ
る。
【0008】次に、特開平8−76960号公報掲載の
「ウィンドウシステム」※2である。これは、複数のウ
ィンドウの重なり状態を調べ、その結果を縦型と横型の
ウィンドウグラフとしてスクリーン上に表示し、そのウ
ィンドウグラフから目的のウィンドウに対して選択指示
または操作指示を行うことができるようにしたものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウィンドウシステムでは、ユーザに対して優れた操
作環境を提供するためのウィンドウシステムといった面
から見た操作面と、多くのアプリケーションを同時に起
動した場合のスクリーンを効率よく利用するといった面
から見た表示方法面において以下のような問題が存在す
る。
【0010】具体的には、複数のウィンドウが重ねられ
て表示されている場合に、夫々のウィンドウの表示位置
とサイズにより他のウィンドウを完全に覆い隠してしま
うことがある。また、ウィンドウの一部が表示されてい
たとしてもその表示領域が非常に狭いためにフォーカス
取得可能なウィンドウにするためのマウス等による選択
決定操作が非常に困難な場合がある。このようにウィン
ドウが複数重ねられて表示される場合、ユーザは、隠さ
れたウィンドウを探すために目的のウィンドウの一部が
表示されるまで、上位に表示されているウィンドウのア
イコン化操作やウィンドウの移動操作やウィンドウのリ
サイズ操作を繰り返し行い、最後に目的のウィンドウに
対しての選択決定操作によりフォーカス取得可能なウィ
ンドウに指定するという手間があった。
【0011】また、上記した現在起動しているアプリケ
ーションのウィンドウ等の一覧をボタンとしてバーやメ
ニューに添付することを実現しているウィンドウシステ
ムでは、そのバーやメニューにスクリーンの一部領域を
占領されるためにユーザが使用できるスクリーンの領域
が狭まれたり、また、そのバーやメニュー自体がウィン
ドウに覆い隠されてしまったり、逆にウィンドウ自体が
そのバーやメニューに覆い隠されることもあり、ウィン
ドウの操作や表示がユーザにとって好ましくないものに
なることがある。また、設定によっては通常時バーやメ
ニューを非表示になるように設定しておいて表示される
ための操作をしたときのみバーやメニューを表示させる
ことが可能なものもあるが、その場合には、そのバーや
メニューを表示させるための特殊な操作が必要であり、
更にその後に、ユーザは、そこに表示されたばかりのボ
タンでそのボタンの配置関係を把握しきれていない状態
で全てウィンドウに対応したボタンの中から目的のウィ
ンドウのボタンを探し出すという手間があった。
【0012】また、上記「複数のウィンドウを表示する
機能を有する計算機装置」では、透明モードでウィンド
ウを表示した場合、ウィンドウ上の図形等が全部一度に
見えてしまうために、目的のウィンドウの位置やサイズ
を認識しづらく、その状況で目的のウィンドウを選択す
るための操作は困難であるといった欠点があった。特
に、重なっているウィンドウの数が多くなるにつれて、
透明モードでのウィンドウの重なり状態を把握すること
は非常に困難になり、更に、同じ大きさのウィンドウが
同じ座標に位置する場合は、ウィンドウの重なり状態を
把握するのは殆ど不可能である。結局は、ウィンドウの
重なり状態を把握するための手間と時間が必要であり、
目的のウィンドウを選択するための操作が使いづらいも
のになってしまっているという欠点があった。
【0013】また、上記「ウィンドウシステム」※1で
は、扱うウィンドウとしてサイズが同じ大きさのウィン
ドウのみの発明であり、このような同一サイズの複数ウ
ィンドウは、1つのアプリケーションから生成されるこ
とはあるが、違うアプリケーション間で生成するウィン
ドウでサイズが同一のものが生成される可能性はきわめ
て低い。また、違う大きさのウィンドウに対しての発明
は述べられていない。また、従来のウィンドウサイズに
新たにタグを付加するための領域が必要であり、今日の
ように多くのウィンドウを1つのスクリーンで操作する
場合にはタグの表示領域のためにスクリーンを効率よく
利用することができない。更に、複数の同じサイズのウ
ィンドウが最大化されている場合のウィンドウのサイズ
は、タグ付きでないウィンドウの最大化サイズより小さ
くなってしまうという欠点があった。
【0014】また、上記「ウィンドウシステム」※2で
は、ユーザが縦型と横型のウィンドウグラフの見方に相
当慣れないと瞬時に目的のウィンドウを識別することは
難しい。また、複数の同じ大きさのウィンドウが同じ座
標に位置する場合は、ウィンドウグラフには垂直または
水平に連続した同じ大きさのグラフが表示されるためユ
ーザが目的のウィンドウを識別しようとしても視覚的に
どのウィンドウがどのグラフに対応しているのかが識別
し難くなるという欠点があった。
【0015】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、ウィンドウが重なるために隠蔽されてしまう下位の
ウィンドウに対して、隠した上位のウィンドウのウィン
ドウマネージャが管理する領域(タイトルバー等)にシ
ンボル(アイコン等)を付加することで、隠されたウィ
ンドウへの操作を容易にするようなウィンドウの操作の
作業効率を改善することが可能なウィンドウシステム制
御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係わるウィンドシステム制御装
置は、コンピュータ上のオペレーティングシステムがデ
ィスプレイ装置上のスクリーンに複数の仮想的なディス
プレイであるウィンドウを表示することができるマルチ
ウィンドウシステムで、複数のウィンドウやウィンドウ
を一時的に待避したアイコン等を重ねて表示することが
でき、それらウィンドウを管理するウィンドウマネージ
ャを有するウィンドウシステム制御装置において、上位
のウィンドウが下位のウィンドウを隠蔽する階層構造を
分析する解析手段と、最終的なスクリーン描画時の各ウ
ィンドウの露出領域を算出する解析手段と、前記各解析
手段により解析された結果に基づいて上位のウィンドウ
が隠蔽する下位のウィンドウを承継することを決定する
決定手段とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項2に係わるウィンドシステム制御装
置は、請求項1に係わるウィンドシステム制御装置にお
いて、前記決定手段により決定されたウィンドウの承継
情報を記憶する記憶手段と、前記ウィンドウと関連づけ
るためのウィンドウのシンボルの属性を記憶する記憶手
段と、前記各記憶手段に記憶された内容に基づいてスク
リーンへの描画データを生成し表示する表示手段とを備
えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0019】また、特別な指定がない限り、複数のウィ
ンドウやアイコン等を重ねて表示、管理するウィンドウ
マネージャを有するマルチウィンドウシステムの概念、
用語を用いて説明する。
【0020】但し、以下に記す単語については、本説明
中においては特別な意味を有する。”ウィンドウ”とい
う単語にはウィンドウのみ、アイコン、ウィンドウとウ
ィンドウマネージャがウィンドウに付加するウィンドウ
枠/タイトルバーを含めたもの等、ウィンドウマネージ
ャが管理する全てのオブジェクトの意味を含む。”シン
ボル”という単語には、ウィンドウを選択できる全ての
オブジェクト(アイコン、ボタン、メニュー等)の意味
を含む。
【0021】図1は、本発明の実施の形態に係わるウィ
ンドウシステム制御装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0022】図1において、CPU(中央演算処理装
置)1は、以下に説明するメモリ3〜外部記憶装置(H
D,FD,CD−ROM等)10の装置を、バス2を介
してアクセスし制御を行う。メモリ3は、バス2を介し
てCPU1からアクセス可能な読み出し専用メモリ(R
OM)であり(「以下「ROM3」という)、本発明の
実施の形態では、その動作を詳細に説明する処理プログ
ラム3a及びこの処理プログラム3aにより使用される
パラメータ3bが格納されている。
【0023】メモリ4は、読み書き可能なメモリ(RA
M)であり、当該メモリ4(以下「RAM4」という)
上には前記処理プログラム3aにより作成/変更がなさ
れる、ウィンドウマネージャ管理情報、ウィンドウ隠蔽
階層構造、ウィンドウ露出領域情報、隠蔽ウィンドウ継
承情報、ウィンドウシンボル属性情報等を、夫々格納す
るための領域(ウィンドウマネージャ管理情報領域4
a、ウィンドウ隠蔽階層構造領域4b、ウィンドウ露出
領域情報領域4c、隠蔽ウィンドウ継承情報領域4d、
ウィンドウシンボル属性情報領域4e)が確保されてい
る。
【0024】入力インターフェース5は、キーボード、
マウス、タブレット等の入力装置6を介してなされる入
力を受け取る。出力インターフェース7は、CRT、L
CD等の表示媒体8a、更にはプリンタ、プロッタ等の
出力媒体8b等の出力装置8に対し、データの表示/出
力を行う。外部記憶装置インターフェース9は、外部記
憶装置(HD,FD,CD−ROM等)10に対するデ
ータの入出力を行う。
【0025】本発明の実施の形態では、動作の詳細な説
明を行う処理プログラム3aやパラメータ3bがROM
3上にあるものとして、また、処理対象となる前記各デ
ータの格納領域(4a〜4e)がRAM4上にあるもの
として説明を行うが、これらは全て、外部記憶装置10
上に配置することも可能であり、更に、必要に応じて、
外部記憶装置10からRAM4上にロードし、使用する
こともできる。また、CPU1のキャッシュメモリ上に
配置することも同様に可能である。
【0026】図2は、図1に示すウィンドウシステム制
御装置の記憶する情報構成をなすブロック図である。詳
しくは、図2は、図1において処理プログラム3aの構
成要件とそれらの構成要件がウィンドウマネージャ管理
情報領域4a〜ウィンドウシンボル属性情報領域4eで
示した格納領域に格納されるデータとどのような関係に
あるかを示すものである。
【0027】図2において、GUI入力処理部100
は、入力インターフェース5(図1)を介して入力され
るデータを扱う入力処理部であり、ユーザは、このGU
I入力処理部100によりデータの入力、編集ができる
ようになっている。GUI出力処理部200は、出力イ
ンターフェース7(図1)に出力するデータを扱う出力
処理部であり、ユーザは、このGUI出力処理部200
によりデータの編集、確認ができるようになっている。
領域300は、スクリーン上の全てのウィンドウを管理
するために必要なウィンドウの属性、例えばID(識
別)、サイズ、位置(XY座標)、Zオーダー(深さ)
等の情報を記憶する領域(以下、「ウィンドウマネージ
ャ管理情報300」という)である。
【0028】領域1100は、ウィンドウマネージャ管
理情報300から下位(Zオーダーにおいて下に位置す
る)ウィンドウが上位(Zオーダーにおいて上に位置す
る)ウィンドウに覆われ、隠蔽される場合の上位ウィン
ドウの隠蔽している下位ウィンドウの階層関係の解析部
(以下「ウィンドウ隠蔽階層解析部1100」という)
である。
【0029】領域1300は、ウィンドウ隠蔽階層解析
部1100により解析されたウィンドウの隠蔽階層の構
造の情報を中間データとして記憶する領域(以下「ウィ
ンドウ隠蔽階層構造1300」という)である。但し、
ウィンドウ隠蔽階層構造1300は、ウィンドウ隠蔽階
層解析部1100による結果の中間データとして特に記
憶する必要はなく、隠蔽ウィンドウ継承決定部1500
に直接渡してやることが可能であるが、本発明の実施の
形態では、内部で取り扱う情報を理解しやすくするため
に中間データとして記憶することとする。つまり、中間
データを含めた形で説明すると、ウィンドウ隠蔽階層解
析部1100とウィンドウ隠蔽階層構造1300は、請
求項1の「上位のウィンドウが下位のウィンドウを隠蔽
する階層構造を分析する解析手段」に含まれ対応する。
【0030】領域1200は、ウィンドウマネージャ管
理情報300から各ウィンドウが最終的に描画されると
きにスクリーン上に各ウィンドウが露出する領域の算出
部(以下「ウィンドウ露出領域算出部1200」とい
う)である。
【0031】領域1400は、ウィンドウ露出領域算出
部1200により算出された各ウィンドウの露出する領
域の情報を中間データとして記憶する領域「以下「ウィ
ンドウ露出領域情報1400」という)である。但し、
ウィンドウ露出領域情報1400は、ウィンドウ露出領
域算出部1200による結果の中間データとして特に記
憶する必要はなく、隠蔽ウィンドウ継承決定部1500
に直接渡してやることが可能であるが、本発明の実施の
態様では、内部で取り扱う情報を理解しやすくするため
に中間データとして記憶することとする。つまり、中間
データを含めた形で説明すると、ウィンドウ露出領域算
出部1200とウィンドウ露出領域情報1400は、請
求項1の「最終的なスクリーン描画時の各ウィンドウの
露出領域を算出する解析手段」に含まれ対応する。
【0032】領域1500は、ウィンドウマネージャ管
理情報300とウィンドウ隠蔽階層構造1300とウィ
ンドウ露出領域情報1400から下位の隠蔽された露出
する領域が少ない、又は全く露出する領域がないウィン
ドウを隠蔽している上位のウィンドウのうちどのウィン
ドウに継承させるかの決定部(以下「隠蔽ウィンドウ継
承決定部1500」という)である。隠蔽ウィンドウ継
承決定部1500は、請求項1の「前記各解析手段によ
り解析された結果に基づいて上位のウィンドウが隠蔽す
る下位のウィンドウを継承することを決定する決定手
段」に対応する。
【0033】領域1600は、隠蔽ウィンドウ継承決定
部1500により決定された継承される下位ウィンドウ
とその下位ウィンドウを継承する上位ウィンドウの継承
関係の情報を記憶する領域(以下「隠蔽ウィンドウ継承
情報1600」という)である。隠蔽ウィンドウ継承情
報1600は、請求項2の「前記決定手段により決定さ
れたウィンドウの継承情報を記憶する記憶手段」に対応
する。
【0034】領域1700は、下位のウィンドウを上位
のウィンドウに継承させる場合に上位ウィンドウに視覚
的に下位ウィンドウのシンボルを貼り付ける際、そのシ
ンボルの属性の情報を記憶する領域(以下「ウィンドウ
シンボル属性情報1700」という)である。ウィンド
ウシンボル属性情報1700は、請求項2の「ウィンド
ウと関連づけるためのウィンドウのシンボルの属性を記
憶する記憶手段」に対応する。
【0035】ウィンドウ管理部400は、従来技術では
GUI入力処理部100からの変更されたウィンドウの
描画ステータスとウィンドウマネージャ管理情報300
により新たなウィンドウの描画情報を生成し、その生成
した描画情報をGUI出力処理部200に渡すと共にウ
ィンドウマネージャ管理情報300を更新する描画情報
の管理部であるが、更に、その管理機能に加え本発明に
よる付加機能として、隠蔽ウィンドウ継承情報1600
とウィンドウシンボル属性情報1700により継承され
る下位のウィンドウを上位のウィンドウにシンボルとし
て貼り付ける場合の描画情報も上記の従来技術と共に取
り扱い、GUI出力処理部200とウィンドウマネージ
ャ管理情報300に反映する機能を有するウィンドウの
管理部(以下「ウィンドウ管理部400」という)であ
る。ウィンドウ管理部400は、請求項2の「前記各記
憶手段に記憶された内容に基づいてスクリーンへの描画
データを生成し表示する表示手段」に対応する。
【0036】図4、図6、図7、図8、図9は、具体例
を説明するための本発明が管理する情報の一例であり、
図4、図6、図7、図8及び図9は、図1に示すウィン
ドウシステム制御装置が記憶する情報の内容の一例を示
す図である。
【0037】図4は、ウィンドウマネージャ管理情報3
00に相当する。この例では、各ウィンドウに対してそ
のウィンドウ名、Zオーダー(この例では、番号の若い
方がスクリーン上の上位に位置するウィンドウで下位に
位置するウィンドウを隠蔽する可能性がある)、始点
(X1、Y1)座標、終点(X2、Y2)座標の情報を
記憶する。
【0038】図6は、ウィンドウ隠蔽階層構造1300
に相当する。この例では、各ウィンドウに対してそのウ
ィンドウ名、そのウィンドウが隠蔽しているウィンドウ
のウィンドウ名、隠蔽されているウィンドウの隠蔽割合
の情報を記憶する。
【0039】図7は、ウィンドウ露出領域情報1400
に相当する。この例では、各ウィンドウに対してそのウ
ィンドウ名、最終的にスクリーンに描画されるときにそ
のウィンドウが露出する部分の幅と高さ、ウィンドウマ
ネージャにより付加されるタイトルバーの露出領域が十
分かどうかの情報を記憶する。
【0040】図8は、隠蔽ウィンドウ継承情報1600
に相当する。この例では、各ウィンドウに対してそのウ
ィンドウ名、最終的にそのウィンドウが継承する下位の
ウィンドウのウィンドウ名、その下位のウィンドウをウ
ィンドウのシンボルとして上位ウィンドウに継承させる
場合のウィンドウのシンボルの座標、そのウィンドウの
シンボルのサイズの情報等を記憶する。
【0041】図9は、ウィンドウシンボル属性情報17
00に相当する。この例では、継承させる下位のウィン
ドウを上位のウィンドウにシンボルとして付加する際に
ウィンドウマネージャがウィンドウに付加する枠(タイ
トルバー、左辺、右辺、底辺等)の何処にそのウィンド
ウのシンボルを付加するのかを示すシンボルの表示(付
加)場所、そのシンボルをどういう形式(アプリケーシ
ョン名、ビットマップ等)で表示するかを示す表示形式
の情報等を記憶する。
【0042】上記の情報の一例においては、説明を簡潔
にするために記憶する情報を限定したが、この他にもマ
ルチウィンドウシステムを構成するのに必要な情報は、
記憶しているものとし、更にこれらの記憶する情報は、
纏めて記憶することも、逆に細分化して記憶することも
可能である。また、上記の情報の一例も以下に示すよう
にその情報を限定するものではない。
【0043】「ウィンドウ名」は、ウィンドウの名前の
ストリング、ウィンドウのID等のウィンドウを識別で
きるものであれば何でもよい。「Zオーダー」は、ウィ
ンドウの重なりの上下位置関係の絶対的な数値、相対的
な表現値(ウィンドウ2はウィンドウ1の下とウィンド
ウ3の上に位置する)等のウィンドウの重なり順序を規
定できるものであれば何でもよい。
【0044】「始点(X1、Y1)座標」又は「座標」
は、スクリーン上のウィンドウの絶対的な座標、相対的
な座標等ウィンドウのスクリーン上での位置を規定でき
るものであれば何でもよい。「終点(X2、Y2)座
標」または「サイズ」は、スクリーン上のウィンドウの
絶対的な座標、相対的な座標、始点(X1、Y1)座標
から算出した幅と高さであるサイズ等、スクリーン上の
ウィンドウの始点座標に対してウィンドウの大きさが規
定、算出できるものであれば何でもよい。
【0045】「隠蔽(する)割合」は、上位のウィンド
ウに隠蔽されている下位のウィンドウの全領域に対して
隠蔽されている領域の面積比であり、その割合(具体的
な値、例えば、50%という表現であっても、抽象的な
値、例えば約半分という表現であってもよい)が算出で
きるものであれば何でもよい。
【0046】「露出(する)領域」又は「露出度」は、
ウィンドウの露出している部分の幅と高さ、面積、抽象
的な判断(領域が十分露出している/十分露出していな
い、タイトルバーが露出している/露出していない)等
ウィンドウ及びウィンドウ枠/タイトルバー、または、
それらの集合体(一つのウィンドウの露出領域が複数の
矩形の場合もある)等の露出度がユーザの操作にとって
妥当なものかどうかを判断できる値であれば何でもよ
い。
【0047】「表示形式」は、アプリケーション名のス
トリング、ウィンドウ名、夫々のウィンドウが持つアイ
コン等の画像データ(ビットマップ等)、それらを加工
したもの(画像データの縮小等)等、ユーザの視覚的観
点から見て個々のウィンドウを判別できるもの、形式を
表現するものであれば何でもよい。
【0048】次に、図4、図6、図7、図8及び図9で
示した例を基に図3のフローチャートと図5と図10の
スクリーン描画イメージとを参照して図1に示すウィン
ドウシステム制御装置の動作を説明する。
【0049】図3は、図1に示すウィンドウシステム制
御装置の制御処理を示すフローチャート、図5は、従来
技術によるウィンドウシステムの制御結果のスクリーン
描画イメージの一例を示す図、図10は、図1に示すウ
ィンドウシステム制御装置の制御結果のスクリーン描画
イメージの一例を示す図である。図3のフローチャート
は、スクリーン全体やウィンドウの(再)描画が必要な
(例えば、XサーバではExposeイベント等が発生
した:「X」は、Xコンソーシアムの登録商標)場合に
開始される。また、フローチャートによる処理手順は、
この例に限定されることはなく、本発明の結果を満たす
限り如何なる手順の組み合わせも、複数処理を纏めるこ
とも、処理を細分化することも可能である。
【0050】先ず、ステップS1において、ウィンドウ
管理部400により(再)描画が必要になったことによ
る新しい各ウィンドウの配置やサイズ等の更新情報を、
従来技術の機能であるウィンドウ管理機能でスクリーン
上のウィンドウ構成を管理するために更新される内容を
ウィンドウマネージャ管理情報300(図4で示した記
憶情報)に反映し、ウィンドウマネージャ管理情報30
0よりZオーダーを参照することによりウィンドウの上
下の位置関係を解析し、また、ウィンドウマネージャ管
理情報300より各ウィンドウの始点座標と終点座標を
参照することにより、ウィンドウの2次元上の位置関係
を解析し、その上下の位置関係と2次元上の位置関係か
ら各ウィンドウに対して下位に位置するウィンドウの内
隠蔽してしまうウィンドウとその隠蔽してしまう領域の
割合の情報を抽出し、ウィンドウ隠蔽階層構造1300
(図6で示した記憶情報)に記憶する。詳細な処理の流
れは、後述する図11のフローチャートで説明する。
【0051】次に、ステップS2において、ウィンドウ
マネージャ管理情報300よりZオーダーと始点座標と
終点座標を参照することにより、最終的にスクリーン上
に描画される各々のウィンドウの露出する領域とウィン
ドウマネージャが付加するウィンドウ枠/タイトルバー
の露出する領域を算出し、ウィンドウ露出領域情報14
00(図7で示した記憶情報)に記憶する。詳細な処理
の流れは、後述する図12のフローチャートで説明す
る。
【0052】次に、ステップS3において、ウィンドウ
マネージャ管理情報300とウィンドウ隠蔽階層構造1
300とウィンドウ露出領域情報1400と前回このフ
ローチャート処理を実施したときに記憶した隠蔽ウィン
ドウ継承情報(図8で示した記憶情報)よりウィンドウ
の隠蔽関係と任意条件(デフォルト値、ユーザの設定、
複数ウィンドウによる隠蔽、隠蔽される割合、ウィンド
ウマネージャが付加するタイトルバー/枠への隠蔽、ウ
ィンドウの露出度等)を総合的に判断し、ウィンドウの
継承関係やウィンドウのシンボルの配置を決定し、隠蔽
ウィンドウ継承情報1600に記憶する。
【0053】ウィンドウの全領域とウィンドウマネージ
ャが付加した枠/タイトルバー全領域を覆い隠されて隠
蔽されてしまうウィンドウについては無条件にそのウィ
ンドウを隠蔽しているウィンドウに継承されることを決
定し、ウィンドウの領域が完全には覆い隠されないウィ
ンドウについてはそのウィンドウの露出度(露出してい
る幅、露出している高さ、露出している領域)、ウィン
ドウマネージャが付加した枠/タイトルバーの露出度、
次のステップS4で説明する上位のウィンドウのタイト
ルバーに継承されたことを示す下位のウィンドウのシン
ボルの露出度等により、ユーザのウィンドウ選択決定操
作上その露出領域に対する操作が容易かどうかを判断す
ることで、上位のウィンドウに継承されることを決定
し、隠蔽ウィンドウ継承情報1600に記憶する。
【0054】但し、ウィンドウの全領域が覆い隠されて
隠蔽されてしまうウィンドウにおいては、その覆い隠し
ている上位に位置するウィンドウが1つのウィンドウと
は限らず複数のウィンドウの場合もあり、その場合も上
述と同様に無条件にその隠蔽される下位のウィンドウ
は、上位のウィンドウに継承されることを決定するが、
複数の上位のウィンドウのうち下位のウィンドウを継承
するウィンドウの決定は任意である。例えば、一番多く
の領域を隠蔽している上位のウィンドウに決定したり、
または、ユーザの事前の設定等により、ある方向に位置
する(ユーザがマウス等で操作しやすい等の好みによ
る)上位のウィンドウに決定したり、隠蔽している全て
の上位のウィンドウに決定したり、隠蔽している複数の
上位のウィンドウのうちある条件を満たす幾つかのウィ
ンドウに決定したりすることも可能である。以上の任意
の条件に関しては、ウィンドウマネージャが付加する枠
/タイトルバー、本発明が付加するウィンドウのシンボ
ル等に対しても有効である。
【0055】また、ウィンドウの領域が一部覆い隠され
るウィンドウにおいては、ウィンドウの露出度は大きく
てもウィンドウマネージャが付加したタイトルバーの殆
どの領域が覆い隠されている場合がある。そのタイトル
バーに下位のウィンドウを継承するためのウィンドウの
シンボルが付加されることが決定している場合、そのシ
ンボルもタイトルバーを隠蔽している上位のウィンドウ
に隠蔽されてしまうことになる。この場合にはタイトル
バーを隠蔽している上位のウィンドウが、 ・タイトルバーを隠蔽されているウィンドウのみを継承
する。 ・タイトルバーを隠蔽されているウィンドウは、ウィン
ドウ自体の露出領域は十分あるので隠蔽されているウィ
ンドウのシンボルのみを継承する。 ・タイトルバーを隠蔽されているウィンドウ、隠蔽され
ているウィンドウのシンボルを継承する。 ・無条件に、ウィンドウのシンボル全てを継承する。 ・無条件に、下位に位置するウィンドウとウィンドウの
シンボルを全て継承する等のどれに決定するかは任意で
ある。
【0056】例えば、ウィンドウが上位から順にW1、
W2、W3とあり、W2は、W3の全領域を隠蔽してい
て、W1は、W2のタイトルバーの一部を隠蔽していた
場合、W2は、W3を継承することになり、W2のタイ
トルバーにW3のシンボルとしてボタンが付加されるこ
とが決定する。しかし、W2のウィンドウは、殆ど隠蔽
されないがW2のタイトルバーは、W3のボタンも含め
てW1に隠蔽されてしまう場合には、そのW2、W3を
W1が継承するかは任意であり、W1がW2とW3両方
を継承することも可能であり、また、W2は、ユーザが
容易に選択可能なのでW3だけW1に継承させることも
可能である。詳細な処理の流れは、後述する図13のフ
ローチャートで説明する。
【0057】次に、ステップS4において、ウィンドウ
管理部400とウィンドウマネージャ管理情報300よ
り更新された各ウィンドウの配置やサイズ等の情報によ
り、従来技術の機能であるウィンドウ管理(ユーザに選
択されたウィンドウをフォーカス取得可能なウィンドウ
にする等)機能を実現する。更に、ウィンドウ管理部4
00は、隠蔽ウィンドウ継承情報1600とウィンドウ
シンボル属性情報1700(図9で示した記憶情報)よ
り各ウィンドウが継承することが決定しているウィンド
ウのリスト、ウィンドウを継承するときのウィンドウの
シンボルの表示場所/形式、座標、サイズ等の情報を参
照することで、上述した従来のウィンドウ管理機能に加
えて、これら付加情報の描画とユーザ操作等に対応し、
スクリーンへの描画データを生成し、GUI出力処理部
200にその描画データを渡すと同時にウィンドウマネ
ージャ管理情報300の情報も更新する。詳細な処理の
流れは、後述する図14のフローチャートで説明する。
【0058】尚、ステップS1とステップS4では、従
来技術の機能であるウィンドウ管理機能による処理、例
えば、ウィンドウの移動、リサイズ、アイコン化、フォ
ーカス取得可能なウィンドウを変更すると同時にZオー
ダーの更新等の処理は、従来技術として本説明では特に
述べないが、ウィンドウマネージャ(本発明の中ではウ
ィンドウマネージャ管理情報300)とウィンドウ管理
(本発明の中ではウィンドウ管理部400)による公知
の処理として従来技術通り処理が行われているものとす
る。
【0059】図4に示したウィンドウのZオーダーによ
りウィンドウの重なり順序は、下からW2アプリケーシ
ョン(以下「アプリ」という)のウィンドウ(以下、
「W2」という)、W3アプリのウィンドウ(以下、
「W3」という)、W1アプリのウィンドウ(以下、
「W1」という)である。W2は、W1により完全に全
領域を隠蔽されており、また、W2は、W3により少範
囲の領域を隠蔽されている。W3は、W1により多範囲
の領域を隠蔽されており、少範囲の領域だけスクリーン
上に露出している。この状況での従来技術によるウィン
ドウシステムの場合、W2のウィンドウを選択する際
は、W1の移動、リサイズ、アイコン化等の操作をする
ことで、一旦、W2をスクリーン上に露出させてからフ
ォーカス取得可能なウィンドウとして選択する必要があ
る。また、W3の選択もマウスのポインタを合わせ難い
少範囲の露出している領域に合わせて選択する必要があ
り、または、W2の選択操作と同様、手間の掛かる操作
をする必要がある。
【0060】図10は、図1のウィンドウシステム制御
装置の制御結果のスクリーン描画イメージの一例であ
り、W1、W2、W3のウィンドウ構成の状況は、図5
と同じである。図8と図9に示した各ウィンドウが継承
するウィンドウの情報と継承されるウィンドウのシンボ
ルの情報により、W1のタイトルバーにウィンドウのシ
ンボルとしてボタンが付加されている。W2のシンボル
であるボタン(以下「B1」という)とW3のシンボル
であるボタン(以下「B2」という)には識別するため
にウィンドウ名(この例では、アプリケーション名とウ
ィンドウ名は同一である)のストリングが表示されてい
る。本発明によるウィンドウシステムの場合、W2やW
3のウィンドウを選択する際は、B1やB2のボタンを
選択操作することにより、ボタンに対応したウィンドウ
がスクリーン上に露出し、フォーカス取得可能なウィン
ドウとなる。
【0061】図11は図3のフローチャートのステップ
S1を詳細化したフローチャートであり、図4、図6で
示した例を基に説明する。
【0062】図11のフローチャートによる処理手順
は、この例に限定されることはなく、本発明の結果を満
たす限り如何なる手順の組み合わせも、複数処理を纏め
ることも、処理を細分化することも可能である。
【0063】先ず、ステップS11においてユーザによ
るスクリーン上のウィンドウの操作、ウィンドウに対す
るイベント発生等によるウィンドウマネージャが管理す
る情報に変化が起こるような状況、つまり、スクリーン
の(再)描画が必要なときに新しいスクリーン上のウィ
ンドウの属性の情報をウィンドウ管理情報300に更新
する。
【0064】また、このステップS1での処理は、従来
技術であるウィンドウマネージャが管理する処理に、本
発明によるウィンドウのシンボルへのユーザの操作に対
する処理が加わる。ウィンドウのシンボルがユーザに選
択決定操作された場合には、そのユーザが操作した座標
と隠蔽ウィンドウ継承情報1600のウィンドウシンボ
ル座標とそのサイズが示す範囲から選択されたシンボル
に対応した継承されているウィンドウを参照する。この
処理は、アイコンを選択した場合のウィンドウマネージ
ャのアイコンに対応したウィンドウを参照する処理と同
様であり、シンボルに対応したウィンドウを開きフォー
カス取得可能なウィンドウにするための処理(Zオーダ
ーの更新等)として上述したようなウィンドウマネージ
ャ管理情報300の更新を行う。
【0065】図4に示したウィンドマネージャ管理情報
300が記憶する情報を例にとると、ユーザの操作によ
りウィンドウW2が選択操作された場合、ウィンドウマ
ネージャ管理情報300のZオーダーの情報を全てのウ
ィンドウに対して更新(W1のZオーダーを1から2
へ、W2のZオーダーを3から1へ、W3のZオーダー
を2から3へ)する必要がある。ウィンドウのリサイズ
が行われた場合には終点座標の情報、ウィンドウの移動
が行われた場合には始点座標と終点座標の情報を更新す
る必要がある。
【0066】次に、ステップS12でウィンドウマネー
ジャ管理情報300のZオーダーを参照することにより
全ウィンドウの上下の階層関係を把握する。図4に示し
たウィンドウマネージャ管理情報300が記憶する情報
を例にとると、ウィンドウW1が一番上位で、次がウィ
ンドウW3で、一番下位がウィンドウW2である。つま
り、W1は、W2、W3を隠蔽する可能性があり、W3
は、W1に隠蔽される可能性があり、W2を隠蔽する可
能性があり、W2は、W1とW3(両方又は片方)に隠
蔽される可能性がある。
【0067】次に、ステップS13でウィンドウマネー
ジャ管理情報300の始点座標と終点座標を参照するこ
とにより、重なり合うウィンドウの関係を把握し、その
重なる場合の領域を解析する。図4に示したウィンドウ
マネージャ管理情報300が記憶する情報を例にとる
と、W1は、W2とW3と重なり合い、W1のウィンド
ウ領域から見るとW2と約25%、W3と約25%重な
る。W2は、W1とW3と重なり合い、W2のウィンド
ウ領域から見るとW1と100%、W3と約3%重な
る。W3は、W1とW2と重なり合い、W3のウィンド
ウ領域から見るとW1と約99%、W2と約2%重な
る。
【0068】次に、ステップS14でステップS12と
ステップS13の結果から各ウィンドウ毎に各自のウィ
ンドウが隠蔽する下位のウィンドウとその下位ウィンド
ウを隠蔽する場合に、各自のウィンドウが下位ウィンド
ウの領域のどの程度を隠蔽しているかを示す割合を解析
し、ウィンドウ隠蔽階層構造1300に記憶する。
【0069】前記ステップS12とステップS13で例
に挙げた結果と図6に示したウィンドウ隠蔽階層構造1
300が記憶する情報を例にとると、ステップS12の
結果のウィンドウの上下関係とステップS13の結果の
ウィンドウの重なり関係から、W1は、W2を100%
隠蔽し、W3を99%隠蔽し、W2自体は、隠蔽するウ
ィンドウは存在せず、W3は、W2を2%隠蔽し、それ
らの情報を図6のウィンドウ隠蔽情報構造1300が示
すような情報として記憶しておく。
【0070】図12は、図3のフローチャートのステッ
プS2を詳細化したフローチャートであり、図4、図7
で示した例を基に説明する。
【0071】図12のフローチャートによる処理手順
は、この例に限定されることはなく、本発明の結果を満
たす限り如何なる手順の組み合わせも、複数処理を纏め
ることも、処理を細分化することも可能である。
【0072】また、図11のフローチャートと図12の
フローチャートは、実施の形態を簡潔にするために分割
して説明しているが、図12のステップS21〜S23
の処理は、図11のステップS12〜S14の処理と同
等、または、略同等の処理であり、各対応するステップ
(S12とS21、S13とS22、S14とS23)
の処理を纏めることも、若しくは、どちらか先に処理し
て得たステップの情報を記憶しておき、その情報を共有
することで、処理の冗長を避けることも可能である。
【0073】先ず、ステップS21でウィンドウマネー
ジャ管理情報300のZオーダーを参照することにより
全ウィンドウの上下の階層関係を把握する。次に、ステ
ップS22でウィンドウマネージャ管理情報300の始
点座標と終点座標を参照することにより、重なり合うウ
ィンドウを把握し、その重なる場合の領域を算出する。
次に、ステップS23でステップS21とステップS2
2の処理の結果(説明はステップS12とステップS1
3と同様である)から各ウィンドウ毎に各自のウィンド
ウがスクリーン上に最終的に露出する(他のオブジェク
トに隠蔽されることのない)領域を算出し、ウィンドウ
露出領域情報1400に記憶する。
【0074】前記ステップS21とステップS22で例
に挙げた結果と図7に示したウィンドウ露出領域情報1
400が記憶する情報を例にとると、ステップS21の
結果のウィンドウの上下関係とステップS22の結果の
ウィンドウの重なり関係からW1は、ウィンドウの全領
域が露出し、始点座標と終点座標から790×450の
領域と十分なタイトルバーの領域を露出する。W2は、
0×0の領域と0のタイトルバーの領域を露出する(つ
まり、露出する領域はない)。W3は、5×230の領
域と不十分なタイトルバーの領域を露出する。それら各
ウィンドウに対する露出領域の情報を図7のウィンドウ
露出領域情報が示すような情報として記憶しておく。
【0075】図13は、図3のフローチャートのステッ
プS3を詳細化したフローチャートであり、図4、図
6、図7、図8で示した例を基に説明する。図13のフ
ローチャートによる処理手順は、この例に限定されるこ
とはなく、本発明の結果を満たす限り如何なる手順の組
み合わせも、複数処理を纏めることも、処理を細分化す
ることも可能である。
【0076】先ず、ステップS31で一つのウィンドウ
毎にウィンドウ露出領域情報1400の各ウィンドウの
露出する領域を参照することにより、そのウィンドウの
露出が0(つまり、他のウィンドウに全領域隠蔽されて
しまって露出する領域がない)かどうかをチェックし、
0ならステップS35の処理へ、0でない(つまり、露
出する領域がある)ならステップS32の処理へ移行す
る。
【0077】次に、ステップS32で一つのウィンドウ
毎にウィンドウ露出領域情報1400の各ウィンドウの
露出する領域を参照することにより、そのウィンドウを
ユーザが操作するのに十分な領域(十分な領域とは、デ
フォルト値でもユーザが設定した値でも構わない)があ
るかどうかをチェックし、露出する領域が不十分である
(つまり、ユーザがそのウィンドウに対する選択決定操
作がし難い)ならステップS35の処理へ、露出する領
域が十分である(つまり、ユーザがそのウィンドウに対
する選択決定操作が容易である)ならステップS33の
処理へ移行する。
【0078】この場合の十分な領域とは、上述したよう
にユーザの操作面から見て換算したもので、面積だけか
らの判断とは限らない。例えば、面積から換算するとあ
る程度の領域を露出していたとしても1×1000の領
域のような極端に幅の狭い露出に対しては、露出する領
域が不十分であるという判断になることもある。詳細な
処理の流れは後述する図17のフローチャートで説明す
る。
【0079】次に、ステップS33で一つのウィンドウ
毎にそのウィンドウが継承する下位ウィンドウが存在す
る場合に、ウィンドウ露出領域情報1400のタイトル
バーの露出度と前回記憶した隠蔽ウィンドウ継承情報1
600のウィンドウシンボル座標とサイズとウィンドウ
マネージャ管理情報300を参照することにより、タイ
トルバーに付加されるであろうウィンドウのシンボルが
隠蔽されるかどうか(つまり、継承するウィンドウのシ
ンボルを配置するだけのタイトルバーの領域の露出があ
るかどうか)を判断し、ウィンドウのシンボルを配置す
るための露出する領域が不十分ならステップS35の処
理へ、露出する領域が十分であるならステップS34の
処理へ移行する。
【0080】ステップS31〜ステップS33の処理を
図7に示したウィンドウ露出領域情報1400が記憶す
る情報を例にとると、W1は、露出するウィンドウの領
域、露出するタイトルバーの領域共に十分なので、ステ
ップS31、ステップS32、ステップS33の処理を
通過し、ステップS34の処理へ移行する。W2は、露
出するウィンドウの領域が0なので、ステップS31に
よりステップS35の処理へ移行する。W3は、露出す
るウィンドウの領域があるのでステップS31の処理か
らステップS32の処理へ移行するが、露出する領域が
5×230と極端に幅が狭いためユーザが操作し難い領
域と判断されステップS35の処理へ移行する。
【0081】次に、ステップS34でその処理に移行し
たウィンドウに対しては上位のウィンドウに継承されな
いことを決定する。次に、ステップS35で一つのウィ
ンドウ毎にウィンドウ隠蔽階層構造1300の隠蔽され
るウィンドウと隠蔽する割合の情報を参照することによ
り、そのウィンドウ毎、或いは継承されるであろうウィ
ンドウのシンボル毎に隠蔽されるべき上位のウィンドウ
を決定し、隠蔽ウィンドウ継承情報1600の情報を更
新する。
【0082】図6に示したウィンドウ隠蔽階層構造13
00と図8に示した隠蔽ウィンドウ継承情報1600が
記憶する情報を例にとると、ステップS35の処理に入
るウィンドウは、ステップS31〜ステップS33の例
の説明で記述したように、W2とW3であり、W2は、
W1とW3に隠蔽されるがW1には100%隠蔽され、
W3には5%隠蔽されることによりW1に継承されるこ
とが決定し(この決定は任意であり、例えば、デフォル
ト設定やユーザ設定等により隠蔽している上位ウィンド
ウの全てが下位ウィンドウを継承するように設定するこ
とも可能である。つまり、W2は、W1とW3の両方に
継承されることを決定することも可能である)、W3
は、W1のみに隠蔽れることにより、W1に無条件に継
承され(ステップS35の処理に入ったことにより、ウ
ィンドウ、或いはウィンドウのシンボルの何れかは継承
されることは決定していて、ステップS35では、継承
する上位ウィンドウと継承されるウィンドウ、ウィンド
ウのシンボルの決定を行う)、その継承されるウィンド
ウと継承するときのウィンドウのシンボルの座標とサイ
ズ(座標やサイズは、タイトルバーに対する相対的な位
置のデフォルト値やただのデフォルト値、ユーザによる
設定値、タイトルバーの全領域から継承するウィンドウ
のシンボル数で割った結果による値等ウィンドウのシン
ボルを配置できる情報であれば何でもよい)の情報を図
8が示すような情報として記憶しておく。詳細な処理の
流れは、後述する図18のフローチャートで説明する。
【0083】次に、ステップS36で全てのウィンドウ
に対してステップS34またはステップS35の処理に
より上位ウィンドウに継承されない/継承されるかの決
定がなされたかどうかをチェックし、決定がなされてい
ないウィンドウに対してはステップS31から処理を繰
り返し、全てのウィンドウに対して上位ウィンドウによ
り継承されない/継承されるかを決定する。
【0084】図14は、図3のフローチャートのステッ
プS4を詳細化したフローチャートであり、図4、図
8、図9、図10で示した例を基に説明する。図14の
フローチャートによる処理手順は、この例に限定される
ことはなく、本発明の結果を満たす限り如何なる手順の
組み合わせも、複数処理を纏めることも、処理を細分化
することも可能である。
【0085】先ず、ステップS41でウィンドウシンボ
ル属性情報1700の表示場所や表示形式を参照するこ
とにより、ウィンドウマネージャがウィンドウに付加す
る枠にどのようにウィンドウのシンボルを付加するのか
を決定する。
【0086】図9に示したウィンドウシンボル属性情報
1700が記憶する情報を例にとると、ウィンドウのシ
ンボルの(付加する)表示場所は、タイトルバーであ
る。また、表示形式は、そのウィンドウを起動している
アプリケーション名(図10に示した例では、アプリケ
ーション名とウィンドウ名は同一である)を表示するこ
とになる。
【0087】次に、ステップS42で隠蔽ウィンドウ継
承情報1600のウィンドウシンボル座標とサイズを参
照することにより、ウィンドウマネージャがウィンドウ
に付加する枠の何処にウィンドウのシンボルを付加する
のかを決定し、ウィンドウのシンボルのデータを描画デ
ータとして、ウィンドウマネージャ管理情報300の情
報と共に、従来技術であるウィンドウマネージャとウィ
ンドウ管理が処理することにより、スクリーンを描画す
るための描画データを生成する。
【0088】図8に示した隠蔽ウィンドウ継承情報16
00が記憶する情報を例にとると、W1が継承するW2
のシンボルとW3のシンボルの描画データは、ウィンド
ウマネージャがW1に付加するタイトルバー上に収まる
範囲の座標とサイズになる(ステップS35より)。
【0089】次に、ステップS43で従来技術のウィン
ドウマネージャとウィンドウ管理の機能によりスクリー
ンを描画し、ユーザの選択決定操作等により(再)描画
する必要が生じたことによりアクティブになる(ウィン
ドウマネージャ管理情報300のZオーダーが一番上位
にある)ウィンドウに対してフォーカスを取得すること
が可能なウィンドウにする。
【0090】図17は、図13のフローチャートのステ
ップS32を詳細化したフローチャートである。図17
のフローチャートによる処理手順は、この例に限定され
ることはなく、本発明の結果を満たす限り如何なる手順
の組み合わせも、複数処理を纏めることも、処理を細分
化することも可能であり、また、他の条件判断の処理を
追加することも、条件判断の処理を削除してどれか1つ
以上の条件判断にすることも可能である。
【0091】先ず、ステップS321でウィンドウ露出
領域情報1400から対象ウィンドウの露出する領域を
参照することにより、そのウィンドウの露出面積が基準
値以上であるかどうかを判断する。基準値以上ある場合
には、ステップS322の処理へ移行し、基準値以上な
い場合にはステップS35の処理へ移行する。基準値と
は、デフォルト値でもユーザによる設定値でも構わな
い。
【0092】次に、ステップS322でウィンドウ露出
領域情報1400から対象ウィンドウの露出する領域を
参照することにより、そのウィンドウの露出する1つ以
上の領域の幅や高さ夫々が基準値以上あるかどうかを判
断する。基準値以上ある場合にはステップS33の処理
へ移行し、基準値以上ない場合にはステップS35の処
理へ移行する。基準値とは、デフォルト値でもユーザに
よる設定値でも構わなく、ユーザが操作するのに十分な
長さがあるかどうかの基準である。幅や高さに十分な長
さがある場合にはユーザが操作し易い露出領域とし、幅
や高さが極端に短くて十分な長さがない場合にはユーザ
が操作し難い露出領域と判断する。
【0093】例えば、同じ面積の領域に対してユーザの
マウス等による操作が「10×10」のような領域に対
しては十分操作し易い領域であっても、「1×100」
のような領域に対しては極端に細長い領域なので操作し
難いことがあり、そのような状況を判断する。
【0094】図18は、図13のフローチャートのステ
ップS35を詳細化したフローチャートである。図18
のフローチャートによる処理手順は、この例に限定され
ることはなく、本発明の結果を満たす限り如何なる手順
の組み合わせも、複数処理を纏めることも、処理を細分
化することも可能であり、また、他の条件判断の処理を
追加することも、条件判断の処理を削除してどれか1つ
以上の条件判断にすることも可能である。
【0095】先ず、ステップS351でウィンドウ隠蔽
階層構造1300から対象ウィンドウを隠蔽しているウ
ィンドウを参照することにより、対象ウィンドウが複数
のウィンドウに隠蔽される場合にはステップS354の
処理へ移行し、単一のウィンドウのみに隠蔽される場合
にはステップS352の処理へ移行する。
【0096】次に、ステップS352で対象ウィンドウ
を唯一隠蔽している上位のウィンドウが継承する下位の
ウィンドウのリスト(図8の例では[※aウィンドウに
継承されるウィンドウ]の項目)に対象ウィンドウを追
加し、対象ウィンドウのシンボルの座標やサイズを決定
して追加し、隠蔽ウィンドウ継承情報1600を更新し
てからステップS353の処理へ移行する。
【0097】但し、ウィンドウ自体は、それほど隠蔽さ
れずに(十分な露出領域がある)、タイトルバー上のウ
ィンドウのシンボルを隠蔽されたためにステップS35
の処理に入ってきた場合(つまり、ステップS33の処
理を通過してきた)は、その対象ウィンドウをこのステ
ップでの上述した処理である隠蔽ウィンドウ継承情報1
600の更新は、そのときの設定により任意であり、更
新する(対象ウィンドウが継承されることを決定)場合
もあり、更新しない(対象ウィンドウが継承されないこ
とを決定)場合もある(このような状況の詳細な例は、
後述する図15(特にW1のウィンドウについて)にお
いて説明する)。
【0098】次に、ステップS353で対象ウィンドウ
がステップS33の処理を通過してきているかを判断
し、通過してきている場合は対象ウィンドウが継承する
ウィンドウのシンボルが隠蔽されるのでステップS35
5の処理に移行し、通過していない(ステップS31、
またはステップS32からステップS35の処理に移行
してきた)場合は、対象ウィンドウ自体が他の上位のウ
ィンドウに全部または殆どの領域が隠蔽されるので、対
象ウィンドウ自体が下位のウィンドウを継承することは
なく、ウィンドウのシンボルも付加されることはないの
でステップS36へ移行する。
【0099】次に、ステップS354で対象ウィンドウ
に対して複数の隠蔽しているウィンドウの何処に継承さ
せるかを決定し、決定後はステップS352の処理と同
様の処理を行い、隠蔽ウィンドウ継承情報1600を更
新してからステップS353の処理へ移行する。この詳
細な処理の流れは、後述する図19のフローチャートで
説明する。
【0100】次に、ステップS355で対象ウィンドウ
に付加されるウィンドウのシンボルに対して隠蔽してい
る上位のウィンドウにそのシンボルを継承させることを
決定し、決定後は、ステップS32の処理と同様の処理
を行い隠蔽ウィンドウ継承情報1600を更新してから
ステップS36へ移行する。詳細な処理の流れは、後述
する図20のフローチャートで説明する。
【0101】図19は、図18のフローチャートのステ
ップS354を詳細化したフローチャートである。図1
6のスクリーン描画イメージの一例を用いて説明する。
図16は、本発明の実施の形態3に係わるウィンドウシ
ステム制御装置によるウィンドウシステムの制御結果の
スクリーン描画イメージの一例を示す図である。図19
のフローチャートによる処理手順は、この例に限定され
ることはなく、本発明の結果を満たす限り如何なる手順
の組み合わせも、複数処理を纏めることも、処理を細分
化することも可能であり、また、他の条件判断の処理を
追加することも、条件判断の処理を削除してどれか1つ
以上の条件判断にすることも可能である。
【0102】先ず、ステップS3541で対象ウィンド
ウを継承する条件として、対象ウィンドウの領域を一番
大きく隠蔽しているウィンドウと設定されている場合に
はステップS3544の処理へ移行し、設定されていな
ければステップS3542の処理へ移行する。
【0103】次に、ステップS3542で対象ウィンド
ウを継承する条件として、対象ウィンドウを隠蔽してい
るウィンドウのうち一番最上位に位置するウィンドウと
設定されている場合にはステップS3545の処理へ移
行し、設定されていなければステップS3543の処理
へ移行する。
【0104】次に、ステップS3543で対象ウィンド
ウを継承する条件として、無条件に対象ウィンドウを隠
蔽している全ての上位ウィンドウと設定されている場合
にはステップS3546の処理へ移行し、設定されてい
なければステップS353の処理へ移行する。
【0105】次に、ステップS3544で対象ウィンド
ウを一番大きく隠蔽しているウィンドウをウィンドウ隠
蔽階層構造1300の隠蔽する割合(図6の例では[※
aウィンドウが※bウィンドウを隠蔽する割合]の項
目)を参照することにより決定し、隠蔽ウィンドウ継承
情報1600の上位のウィンドウが継承する下位のウィ
ンドウのリスト(図8の例では[※aウィンドウに継承
されるウィンドウ]の項目)に対象ウィンドウを追加
し、また、対象ウィンドウのシンボルの座標やサイズを
タイトルバーに配置できるように算出した結果を追加し
ステップS3542の処理へ移行する。
【0106】図16−aは、このステップ3544によ
り処理された場合の最終的なスクリーン描画イメージの
一例である(図16の詳細については纏めて後述す
る)。
【0107】次に、ステップS3545で対象ウィンド
ウを隠蔽しているウィンドウのうち一番最上位に位置す
るウィンドウをウィンドウマネージャ管理情報300の
Zオーダーを参照することにより決定し、決定したウィ
ンドウが継承するウィンドウのリスト(隠蔽ウィンドウ
継承情報1600:図8の例では、[※aウィンドウに
継承されるウィンドウ]の項目)に対象ウィンドウを追
加し、また、対象ウィンドウのシンボルの座標やサイズ
を決定して追加し、ステップS3543の処理へ移行す
る。
【0108】図16−aは、ステップS3544と同様
にこのステップ3545により処理された場合の最終的
なスクリーン描画イメージの一例でもある(図16の詳
細については纏めて後述する)。
【0109】次に、ステップS3546で対象ウィンド
ウを隠蔽しているウィンドウ全てをウィンドウ隠蔽階層
構造1300の隠蔽するウィンドウ(図6の例では[※
aウィンドウに隠蔽されるウィンドウ]の項目)を参照
することにより決定し、決定したウィンドウが継承する
ウィンドウのリスト(隠蔽ウィンドウ継承情報160
0:図8の例では[※aウィンドウに継承されるウィン
ドウ]の項目)に対象ウィンドウを追加し、また、対象
ウィンドウのシンボルの座標やサイズを決定して追加
し、ステップS353の処理へ移行する。
【0110】図16−cは、このステップ3546によ
り処理された場合の最終的なスクリーン描画イメージの
一例である(図16の詳細については纏めて後述す
る)。
【0111】図20は、図18のフローチャートのステ
ップS355を詳細化したフローチャートである。図1
5のスクリーン描画イメージの一例を用いて説明する。
図15は、本発明の実施の形態2に係わるウィンドウシ
ステム制御装置によるウィンドウシステムの制御結果の
スクリーン描画イメージの一例を示す図である。
【0112】図20のフローチャートによる処理手順
は、この例に限定されることはなく、本発明の結果を満
たす限り如何なる手順の組み合わせも、複数処理を纏め
ることも、処理を細分化することも可能であり、また、
他の条件判断の処理を追加することも、条件判断の処理
を削除してどれか1つ以上の条件判断にすることも可能
である。
【0113】先ず、ステップS3551で対象ウィンド
ウに付加されるシンボルを継承する条件として、無条件
に対象ウィンドウに付加される全てのシンボルと設定さ
れている場合には、ステップS3553の処理へ移行
し、設定されていない場合にはステップS3552の処
理へ移行する。
【0114】次に、ステップS3552で対象ウィンド
ウに付加されるシンボルのうち上位のウィンドウに隠蔽
されるシンボルをウィンドウマネージャ管理情報300
の始点座標と終点座標とシンボルの座標とサイズ(隠蔽
ウィンドウ継承情報1600:図8の例では[ウィンド
ウシンボル座標とサイズ]の項目)を参照することによ
り決定し、決定したシンボルを上位のウィンドウが継承
するウィンドウのリスト(隠蔽ウィンドウ継承情報16
00:図8の例では[※aウィンドウに継承されるウィ
ンドウ]の項目)にシンボルと対応するウィンドウを追
加し、また、追加したウィンドウの新たなシンボルの座
標やサイズを決定して追加し、ステップS36の処理へ
移行する。
【0115】図15−bは、このステップ3552によ
り処理された場合の最終的なスクリーン描画イメージの
一例である(図15の詳細については纏めて後述す
る)。
【0116】次に、ステップS3553で対象ウィンド
ウに付加されるシンボルのうち上位のウィンドウに隠蔽
されるシンボル、隠蔽されないシンボルに関係なしに、
無条件に全てのシンボルを上位のウィンドウが継承する
ウィンドウのリストに(隠蔽ウィンドウ継承情報160
0:図8の例では[※aウィンドウに継承されるウィン
ドウ]の項目)にシンボルと対応するウィンドウを追加
し、また、追加したウィンドウの新たなシンボルの座標
やサイズを決定して追加し、ステップS36の処理へ移
行する。
【0117】図15−bは、ステップS3552と同様
に、このステップ3553により処理された場合の最終
的なスクリーン描画イメージの一例でもある(図15の
詳細については纏めて後述する)。
【0118】図15の本発明によるウィンドウシステム
の制御結果のスクリーン描画イメージの一例を参照し
て、下位ウィンドウを継承しているウィンドウに対し
て、ウィンドウシンボルを付加した場所が新たに隠蔽さ
れる場合を説明する。
【0119】図15−aは、図10で説明した内容と同
じであり、W1アプリのウィンドウ(以下、「W1」と
いう)が下位のW2アプリのウィンドウ(以下、「W
2」という)とW3アプリのウィンドウ(以下、「W
3」という)を隠蔽しており、W1のタイトルバーにW
2とW3のウィンドウのシンボルとしてボタン(W2、
W3に対するボタンとして夫々「W2」、「W3」とい
う、ストリングで識別されているボタン)が付加されて
いる。
【0120】図15−bは、図15−aの状態から新た
にW4アプリのウィンドウ(以下、「W4」という)が
フォーカス取得可能なウィンドウとしてスクリーン上の
一番上位位置に出現した状況(ユーザによるウィンドウ
生成、アイコン復元化等)である。この場合W2とW3
は、図13の各ステップを図10の説明と同様に、同じ
条件判断を通過し同じ処理がされるが、W1については
ステップS33の処理で、W4出現前には継承していた
(この時点では継承するであろう)W2とW3のシンボ
ルを付加するタイトルバーの殆どの領域がW4により隠
蔽されるため、W2とW3のシンボルを付加する十分な
領域がないと判断されステップS35へ移行する。この
時点で、ステップS35では、W1が継承するであろう
W2とW3のシンボルについてはステップS3552ま
たはステップS3553の処理によって隠蔽するであろ
うW4に継承されることを決定する。W1については、
ステップS32の処理でW1の領域は十分に露出してい
ることが分かっているので、W1をW4に継承させてW
1のシンボルをW4のタイトルバーに継承させるように
決定するか、継承させないように決定するかは、ステッ
プS352の処理の説明で記述したようにそのときの設
定により任意であり、継承するように設定されている場
合にはW1は大きな露出領域があるが、W1のシンボル
もW4のタイトルバーに付加されることになり、継承し
ないように設定されている場合には、W1のシンボルは
W4のタイトルバーには付加されないことになる。
【0121】この結果、図15−bは、W4がW2とW
3を継承しウィンドウのシンボルとして夫々のウィンド
ウに対応するボタンをタイトルバーに付加している様子
を示している。また、W1については、上述したように
W4が継承する場合としない場合があるので、点線のボ
タンとして表現しているが、実際にはどちらか一方に決
定され、継承される場合は表示され、継承されない場合
は表示されない。
【0122】図15−bによるウィンドウの選択決定操
作は、従来の操作に加えてウィンドウのシンボルである
ボタンの操作による選択決定操作も可能となる。
【0123】図16の本発明によるウィンドウシステム
の制御結果のスクリーン描画イメージの一例を参照し
て、複数のウィンドウが寄り集まって下位のウィンドウ
を隠蔽している場合を説明する。
【0124】図16−a〜cのウィンドウ階層は、一番
下位から順にW1アプリのウィンドウ(以下、「W1」
という)、W2アプリのウィンドウ(以下、「W2」と
いう)、W3アプリのウィンドウ(以下、「W3」とい
う)であり、W3が一番上位に位置する。W1は、W2
に約3割隠蔽され、W3に約6割隠蔽される。W2は、
W3にほんの少し隠蔽されるが、十分な露出領域がある
ので図13のステップS31、ステップS32、ステッ
プS33の処理を通過して上位のW3に継承されること
はない。W1については図13のステップS31の処理
により全領域がW2とW3によって隠蔽されることを判
断されてステップS35の処理へ移行する。
【0125】ステップS35、更にステップS354、
更に図19の説明で記述したように、W1をW2とW3
のどちらに継承させるかは任意であり、図16−aは、
ステップS3544またはステップS3545の処理に
よりW1をW3に継承させた例であり、図16−bは、
継承されるウィンドウの直接上(例えば、Zオーダーが
連番)に位置するウィンドウに継承させる条件判断等に
よりW1をW2に継承させた例であり、図16−cは、
ステップS3546の処理によりW1をW2とW3の両
方に継承させた例である。
【0126】図16−aのようにW1をW3に継承させ
る条件としては、継承されるであろうウィンドウ(この
例では、W1)の領域をより多く隠蔽しているウィンド
ウに継承させることを決定したり、デフォルトの設定
(一番上位に位置するウィンドウ、右に位置するウィン
ドウ等)で決定したり、ユーザによる設定(一番よく使
用するウィンドウ等)等で決定したりすることが可能で
あり、全くの任意である。
【0127】図16−bにおいてもW1をW2に継承さ
せる条件としては、デフォルトの設定(継承されるW1
のすぐ上位に位置するウィンドウ、左に位置するウィン
ドウ等)に継承させることを決定したり、ユーザによる
設定(一番よく使用するウィンドウ等)等で決定したり
することが可能であり、全くの任意である。
【0128】図16−cにおいてもW1をW2とW3両
方に継承させる条件としては、デフォルトの設定(隠蔽
しているウィンドウ全て、ある程度の領域以上を隠蔽す
るウィンドウ等)に継承させることを決定したり、ユー
ザによる設定(全てのウィンドウ、継承させるウィンド
ウの直接指定等)等で決定したりすることが可能であ
り、全くの任意である。
【0129】図16−a〜cによるウィンドウの選択決
定操作は、従来の操作に加えてウィンドウのシンボルで
あるボタンの操作による選択決定操作も可能となる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のウィン
ドウシステム制御装置によれば、従来の記憶されている
ウィンドウマネージャ管理情報とは別に、各ウィンドウ
が隠蔽しているウィンドウの階層構造を解析する手段
と、各ウィンドウの露出している領域を解析する手段
と、これら解析手段による解析結果により上位のウィン
ドウが隠蔽する下位のウィンドウを承継することを決定
する決定手段とを備えることにより、複数のウィンドウ
が重ねられて表示されている場合に隠蔽されてしまう下
位のウィンドウに対して隠した上位のウィンドウのウィ
ンドウマネージャが管理する領域にシンボルを付加する
ことで隠されたウィンドウへの操作を容易にするような
ウィンドウの操作の作業能率を改善することが可能とな
り、優れた操作環境を提供することができる。また、複
数のアプリケーションを同時に起動した場合のスクリー
ンを効率よく利用することができる。
【0131】請求項2のウィンドウシステム制御装置に
よれば、請求項1のウィンドウシステム制御装置におい
て、決定手段による結果を記憶する記憶手段と、隠蔽さ
れているウィンドウと関連づけるシンボルの属性を記憶
する記憶手段と、これら記憶手段に記憶されている内容
に基づいてスクリーンへの描画データを生成し表示する
表示手段とを備えることにより、複数のウィンドウが重
なり合って隠蔽されているウィンドウに対して操作が複
雑且つ手間が掛かったウィンドウの操作を簡潔、且つ容
易なウィンドウ操作に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるウィンドウシステ
ム制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すウィンドウシステム制御装置の記憶
する情報構成をなすブロック図である。
【図3】図1に示すウィンドウシステム制御装置の制御
処理を示すフローチャートである。
【図4】図1に示すウィンドウシステム制御装置が記憶
する情報の内容の一例を示す図である。
【図5】従来技術によるウィンドウシステムの制御結果
のスクリーン描画イメージの一例を示す図である。
【図6】図1に示すウィンドウシステム制御装置が記憶
する情報の内容の一例を示す図である。
【図7】図1に示すウィンドウシステム制御装置が記憶
する情報の内容の一例を示す図である。
【図8】図1に示すウィンドウシステム制御装置が記憶
する情報の内容の一例を示す図である。
【図9】図1に示すウィンドウシステム制御装置が記憶
する情報の内容の一例を示す図である。
【図10】図1に示すウィンドウシステム制御装置の制
御結果のスクリーン描画イメージの一例を示す図であ
る。
【図11】図3のフローチャートのステップS1を詳細
化したフローチャートである。
【図12】図3のフローチャートのステップS2を詳細
化したフローチャートである。
【図13】図3のフローチャートのステップS3を詳細
化したフローチャートである。
【図14】図3のフローチャートのステップS4を詳細
化したフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態2に係わるウィンドウシ
ステム制御装置によるウィンドウシステムの制御結果の
スクリーン描画イメージの一例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係わるウィンドウシ
ステム制御装置によるウィンドウシステムの制御結果の
スクリーン描画イメージの一例を示す図である。
【図17】図13のフローチャートのステップS32を
詳細化したフローチャートである。
【図18】図13のフローチャートのステップS35を
詳細化したフローチャートである。
【図19】図18のフローチャートのステップS354
を詳細化したフローチャートである。
【図20】図18のフローチャートのステップS355
を詳細化したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 バス 3 メモリ(ROM) 4 メモリ(RAM) 5 入力インターフェイス 6 入力装置 7 出力装置 8 表示媒体 9 外部記憶装置インターフェース 10 外部記憶装置 100 GUI入力処理部 200 GUI出力処理部 300 ウィンドウマネージャ管理情報 400 ウィンドウ管理部 1100 ウィンドウ隠蔽階層解析部 1200 ウィンドウ露出領域算出部 1300 ウィンドウ隠蔽階層構造 1400 ウィンドウ露出領域情報 1500 隠蔽ウィンドウ継承決定部 1600 隠蔽ウィンドウ継承情報 1700 ウィンドウシンボル属性情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大河原 将広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ上のオペレーティングシス
    テムがディスプレイ装置上のスクリーンに複数の仮想的
    なディスプレイであるウィンドウを表示することができ
    るマルチウィンドウシステムで、複数のウィンドウやウ
    ィンドウを一時的に待避したアイコン等を重ねて表示す
    ることができ、それらウィンドウを管理するウィンドウ
    マネージャを有するウィンドウシステム制御装置におい
    て、 上位のウィンドウが下位のウィンドウを隠蔽する階層構
    造を分析する解析手段と、 最終的なスクリーン描画時の各ウィンドウの露出領域を
    算出する解析手段と、 前記各解析手段により解析された結果に基づいて上位の
    ウィンドウが隠蔽する下位のウィンドウを承継すること
    を決定する決定手段とを備えることを特徴とするウィン
    ドウシステムの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段により決定されたウィンド
    ウの承継情報を記憶する記憶手段と、 前記ウィンドウと関連づけるためのウィンドウのシンボ
    ルの属性を記憶する記憶手段と、 前記各記憶手段に記憶された内容に基づいてスクリーン
    への描画データを生成し表示する表示手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のウィンドウシステム制御
    装置。
JP27327297A 1997-09-22 1997-09-22 ウィンドウシステム制御装置 Pending JPH1195969A (ja)

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