JPH1194947A - X線検出装置 - Google Patents

X線検出装置

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JPH1194947A
JPH1194947A JP9258871A JP25887197A JPH1194947A JP H1194947 A JPH1194947 A JP H1194947A JP 9258871 A JP9258871 A JP 9258871A JP 25887197 A JP25887197 A JP 25887197A JP H1194947 A JPH1194947 A JP H1194947A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出器列を複数有するX線検出器のエッジ部
分の感度の向上を図り、高画質な薄いスライス厚の断層
像を得ることを可能とする。 【解決手段】 隣接する検出器列3、4を所定の角度を
持って突き合わせるようにし、X線管1から曝射された
X線を検出面に対して斜めに取り込むようにX線検出器
を構成する。これにより、各検出器列3、4の検出面で
X線管1から曝射されたX線を垂直に取り込むようにし
たときよりも、蛍光体12、17を透過するX線の透過
距離を長くすることができる。このため、感度の鈍る各
検出器列3、4のエッジ部分の蛍光体12、17の発光
量を多くすることができるうえ、フォトダイオード1
1、16のアクティブエリア11a、11bの感度のよ
い中央領域に近い部分でX線の検出を行うことができ
る。従って、X線検出器のエッジ部分の感度の向上を図
り、高画質な薄いスライス厚の断層像を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばX線CT装
置やX線診断装置等のX線検出部として設けて好適なX
線検出装置に関し、特に複数の検出器列を有するX線検
出器のエッジ部分の感度の向上等を図ったX線検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、医用機器として画像診断に用いら
れているX線コンピュータ断層撮影装置(X線CT装
置)としては、図9(a)に示すようなシングルスライ
ス用のX線CT装置(シングルスライスCT装置)が主
流となっている。このシングルスライスCT装置は、X
線管100から被検体に対してX線を曝射することによ
り形成されたX線を、複数チャンネル分のX線検出素子
101n〜101n+i(nは1、iは任意の整数)を
被検体の体軸方向(架台の回転軸方向=スライス方向)
に直交する方向であるチャンネル方向に一列に並設して
なる検出器列を有するX線検出器101で取り込むよう
になっている。
【0003】一般的に、このX線検出器101を構成す
る各X線検出素子101n〜101n+iは、図9
(b)に示すようにフォトダイオード110、蛍光体1
11及び遮蔽板112を順次積層して構成されており、
X線の取り込みを行う際には、遮蔽板112が、X線源
から発生した直接検出器に入るX線のみを取り込むよ
う、散乱線を吸収する。蛍光体111は、この遮蔽板1
12を介して取り込まれたX線の線量に応じた光を形成
する(X線量に応じて発光する)。
【0004】フォトダイオード上には、図9(b)中斜
線で示すように蛍光体111に覆われるかたちでアクテ
ィブエリア110aが設けられており、このアクティブ
エリア110aにより、蛍光体111が発光することで
形成されたX線に応じた光を電気信号に変換し、これを
画像再構成部等を介してモニタ装置等に供給する。これ
により、被検体の所望の部位の断層像をモニタ表示する
ことができ、医師等は、このモニタ表示された断層像に
基づいて、診断、治療計画等を立てることとなる。
【0005】一方、近年において、前記検出器列をスラ
イス方向に沿って複数列設けることにより、一度に複数
列分の断層像を得られるようにしたX線検出器を有する
X線CT装置(マルチスライスCT装置)が提案されて
いる。
【0006】このマルチスライスCT装置と呼ばれるX
線CT装置のうち、2列の検出器列を有するX線検出器
が設けられたX線CT装置は、デュアルスライスCT装
置と呼ばれ、図10に示すように構成されている。
【0007】すなわち、このデュアルスライスCT装置
は、X線管120から被検体にX線が曝射されることで
形成されたX線を、スライス方向に沿って2列分設けら
れた検出器列122、123でそれぞれ取り込むX線検
出器121を有している。各検出器列122、123
は、それぞれチャンネル方向に沿って一列に並設された
複数のX線検出素子122n〜122n+i、123n
〜123n+iで形成されている。
【0008】このデュアルスライスCT装置用のX線検
出器121としては、各検出器列122、123が分離
された状態で設けられている「分離型」と、各検出器列
122、123が一体的に接続された状態で設けられて
いる「一体型」とが考えられる。
【0009】例えば、分離型のX線検出器121は、図
11(a)、(b)に示すようにフォトダイオード13
0、蛍光体131及び遮蔽板132が順次積層されてな
る検出器列122と、同様にフォトダイオード140、
蛍光体141及び遮蔽板142が順次積層されてなる検
出器列123とを並設することで構成されている。な
お、動作としては、各検出器列122、123とも、前
述のX線検出器101と同様であり、各遮蔽板132、
142を介して取り込まれたX線を各蛍光体131、1
41が光に変換し、この光を各フォトダイオード13
0、140の各アクティブエリア130a、140aで
電気信号に変換するようになっている。
【0010】例えば、一体型のX線検出器121は、図
12(a)、(b)に示すように一体型のフォトダイオ
ード150、蛍光体151及び遮蔽板152が順次積層
されてなる検出器列122と、同様に蛍光体161及び
遮蔽板162が順次積層されてなる検出器列123とを
接続部165を介して互いに接続することで両者を一体
的に構成している。この一体型のX線検出器121の各
検出器列122、123の動作も前述のX線検出器10
1と同様であり、各遮蔽板152、162を介して取り
込まれたX線を各蛍光体151、161が光に変換し、
この光をフォトダイオード150の各アクティブエリア
150a、150bで電気信号に変換するようになって
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このようなデ
ュアルスライスCT装置のX線検出器121で問題とな
るのが、各検出器列のスライス中心面付近にあたるエッ
ジ部分の感度である。
【0012】すなわち、フォトダイオードの出力は、図
13(a)に示すように蛍光体が積層されていない状態
では、アクティブエリアの中心部分の出力レベルを10
0%とした場合に、アクティブエリアのエッジ部分及び
このエッジ部分から中心方向へ所定分、中に入った部分
では、出力レベルに数%の落ち込みが見られるのである
が、全体的には、略々100%の出力レベルとなる。
【0013】これに対して、フォトダイオード上に蛍光
体を積層すると、フォトダイオードの出力は、図13
(b)に示すようにアクティブエリアのエッジ部分での
出力レベルの落ち込みが大きくなる。
【0014】このため、シングルスライスCT装置の場
合は、図13(b)に示すようにアクティブエリアの中
心部分から得られた出力のみを用いて断層像の再構成を
行うのであるが、デュアルスライスCT装置により、例
えば1mm、2mm等の薄いスライス厚の断層像を得よ
うとした場合は、図14に示すように前記出力レベルの
落ち込みを生じているエッジ部分の出力を用いる必要が
ある。
【0015】従って、デュアルスライスCT装置等のマ
ルチスライスCT装置では、前記エッジ部分の出力を用
いる薄いスライス厚の断層像を得ようとした場合に、高
画質の断層像を得ることができない問題があった。
【0016】なお、薄いスライス厚の断層像を得る場合
にX線曝射条件を変更し、厚いスライス厚の断層像を得
るときよりも高い管電圧でX線管を駆動して多量のX線
を曝射することで、高画質の断層像を得ることができる
が、これは、被検体に対する被曝量低減の観点から安全
上好ましいことではない。
【0017】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、複数の検出器列のエッジ部分の感度の向上を
図り、通常のX線曝射条件でも高画質の薄いスライス厚
の断層像を得ることができるようなX線検出装置の提供
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るX線検出装
置は、X線の取り込みを行う検出器列を、例えば2列を
有する、いわゆるデュアルスライス用のX線検出装置、
或いは3列以上の検出器列を有する、いわゆるマルチス
ライス用のX線検出装置に適用される技術的思想であ
り、所定の検出器列に、検出面に対して垂直となるX線
の入射角に対して所定の傾き角を持たせることで、X線
を斜めに取り込むようにしたことを特徴とする構成とな
っている。
【0019】このような構成とすることで、前記X線を
垂直に取り込む際のX線の透過距離よりも、当該X線を
斜めに取り込む際のX線の透過距離を長くすることがで
き、感度の向上を図ることができる。従って、薄いスラ
イス厚の断層像であっても、X線の曝射量を多くするこ
となく明瞭に撮影することができ、これを通じて被検体
の被曝低減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るX線検出装置
の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0021】まず、本発明に係るX線検出装置は、2列
の検出器列のX線検出器を有するX線検出装置である、
いわゆるデュアルスライスCT装置のX線検出器に適用
することができる。図1は、この第1の実施の形態のデ
ュアルスライスCT装置の撮影系の要部を示したもので
ある。
【0022】この図1において、デュアルスライスCT
装置の撮影系は、寝台に載置された被検体に対してX線
を曝射するX線管1と、デュアルスライス用のX線検出
器2とを有している。このX線管1及びX線検出器2
は、ガントリの内周に相対向するように設けられてお
り、この相対関係を保持したままガントリの内周に沿っ
て回転するようになっている。そして、回転軸に沿って
載置された被検体の所望の部位にX線管1からX線を曝
射し、これにより形成されたX線をX線検出器2で取り
込むことで撮影を行うようになっている。
【0023】X線検出器2は、被検体の体軸方向(=回
転軸方向)であるスライス方向に直交する方向であるチ
ャンネル方向に複数の検出素子3n〜3n+i(nは
1、iは任意の整数)を一列に並設して形成した第1、
第2の検出器列3、4を、前記スライス方向に並設する
ことで構成されている。このX線検出器2をチャンネル
方向に沿って見ると図2(a)の側面図に示すように、
また、チャンネル方向或いはスライス方向に垂直な方向
から見ると同図(b)の上面図に示すようになってい
る。
【0024】この図2(a)において、第1の検出器列
3は、傾き角が例えば45度に形成された台座10の傾
斜面10aに沿って、フォトダイオード11、蛍光体1
2及びコリメータ13を順に積層することで形成されて
いる。同様に、第2の検出器列4も、傾き角が例えば4
5度に形成された台座15の傾斜面15aに沿って、フ
ォトダイオード16、蛍光体17及びコリメータ18を
順に積層することで形成されている。
【0025】各台座10、15は、各傾斜面10a、1
5aの1辺同士が突き合わされるかたちで設けられてお
り、これらに積層されたフォトダイオード11、16、
蛍光体12、17、及びコリメータ13、18も同様に
各端部が突き合わされるかたちで設けられている。従っ
て、この台座10、15に積層された各フォトダイオー
ド11、16、蛍光体12、17、及びコリメータ1
3、18も例えば45度の傾き角を持って設けられてい
ることとなる。
【0026】各フォトダイオード11、16、蛍光体1
2、17、及びコリメータ13、18の突き合わせ面に
は、各検出器列3、4の遮蔽板20及び例えば拡散反射
板となっている反射板14、19が設けられている。遮
蔽板20としては、例えば各検出器列3、4の傾き角及
びスライス方向の幅等に基づいて所定の計算により求め
た高さを有するものが設けられている。
【0027】ここで、この実施の形態においては、各フ
ォトダイオード11、16、蛍光体12、17、及びコ
リメータ13、18の傾き角は、例えば45度であるこ
ととしたが、この傾き角は、蛍光体12、17の厚み、
及び前記遮蔽板20から蛍光体12、17の中心までの
長さに基づいて決定されるようになっている。
【0028】すなわち、図4に示すように蛍光体の厚み
を「t」、遮蔽板20から蛍光体12、17の中心まで
の長さを「l(エル)」とすると、傾き角「tanθ」
は、「tanθ=t/l」の演算式に基づいて算出さ
れ、蛍光体12、17等は、この算出された傾き角とな
るように前記台座10、15上に積層される。
【0029】なお、この傾き角は、各蛍光体12、17
及び各フォトダイオード11、16を接着して固定する
場合は、その接着部材の屈折率も考慮して決定される。
また、X線焦点からの距離により単位面積あたりのX線
の束(密度)が決まるため、その面積との関係からエッ
ジ部の出力を向上させるように最適な傾き角が決定され
る。
【0030】次に、このように所定の傾き角を有するよ
うに設けられる各検出器列3、4は、ガントリの内周に
沿った円滑な回転移動を可能とするために、前記チャン
ネル方向に沿って円弧状となるように各検出素子3n〜
3n+i、4n〜4n+iを並設する必要がある。この
ため、各検出器列3、4は、図2(b)に示すように前
記遮蔽板20側(内側)が、反接続部側(外側)よりも
広くなっている。X線検出器の感度は、X線の取り込み
範囲(いわゆる検出窓)が広ければ広い程、良好なもの
となるのであるが、当該X線検出器2は、各検出器列
3、4に所定の傾き角を持たせている結果、全体形状を
前記円弧状に形成しようとすると、結果的に外側よりも
内側のX線の取り込み範囲が広がるようになり、後に説
明する遮蔽板20近傍の感度であるエッジ部分の感度向
上の一役を担うようになっている。
【0031】次に、このような構成を有する当該第1の
実施の形態のデュアルスライスCT装置の動作説明をす
る。
【0032】このデュアルスライスCT装置は、撮影の
位置決め等に用いられるスキャノグラム像を撮影する際
には、寝台を所定の速度で移動しながら寝台に載置され
た被検体の上側にX線管1を固定すると共に、被検体の
下側にX線検出器2を固定し、いわゆるオーバーチュー
ブのかたちで少線量のX線の曝射を行い、これによるX
線であるスキャノグラム像の収集を行う。また、このス
キャノグラム像等に基づいて行われる所望の部位の撮影
の際には、X線管1及びX線検出器2を回転制御しなが
ら(いわゆるヘリカルスキャンを行う際には、この回転
制御に寝台の速度移動が加わる。)X線の曝射を行い、
これによるX線の取り込みを行う。
【0033】具体的には、図2に示すようにX線の曝射
により形成されたX線は、図2に示す各検出器列3、4
のコリメータ13、18に入射される。コリメータ1
3、18は、各検出器列3、4への散乱線の入射を防止
する。このX線は、次に蛍光体12、17に入射され
る。この蛍光体12、17は、入射されたX線に応じた
光を形成する。
【0034】フォトダイオード11、16上には、アク
ティブエリア11a、16aが形成されており、このア
クティブエリア11a、16aにより、蛍光体12、1
7が発光することで形成された光の光量に応じたレベル
の電気信号を形成して出力する(光−電流変換)。
【0035】この電気信号は、I−V変換回路により電
流から電圧のかたちに変換され、信号収集部に供給され
る。そして、プリアンプ回路で所定の利得で増幅され、
アナログ−デジタル変換処理により収集データとして画
像再構成部に供給される。画像再構成部は、この収集デ
ータに基づいて画像再構成を行うことで、被検体の所望
の部位の断層像を形成し、これをモニタ装置等に供給す
る。これにより、X線検出器2で検出されたX線に応じ
た断層像をモニタ表示等することができる。
【0036】ここで、通常、各検出器列は、図3中点線
で示すようにX線管から曝射されたX線を垂直に取り込
むように設けられるのであるが、前述のように当該X線
検出器2の各検出器列3、4は、同図中実線で示すよう
に所定の角度を持ってX線を取り込むように設けられて
いる。
【0037】すなわち、この所定の角度を設けたときの
各蛍光体12、17を透過するX線の透過長を「t1」
とし、前記通常時において蛍光体を透過するX線の透過
長を「t2」とすると「t1>t2」となり、所定の角
度を設けたときの各蛍光体12、17を透過するX線の
透過長の方が、前記通常時のX線の透過長よりも長くな
る。
【0038】これは、各蛍光体12、17の前記垂直方
向の厚みである実際の厚みよりも厚い蛍光体でX線の検
出を行うことを意味する。言い換えれば、通常の厚みの
蛍光体を用いながらにして、これよりも厚さの厚い蛍光
体でX線の検出を行ったときと同等の感度が得られるこ
とを意味する。また、各蛍光体12、17の前記遮蔽板
20の近傍のエッジ部分を考えると、このエッジ部分か
らより離れた位置までX線が入射し、発光分布(感度分
布)としてはより均一な感度を有する入射位置まで使用
できることを意味する。
【0039】一方、当該X線検出器は、この各蛍光体1
2、17により発光された光の検出を行うフォトダイオ
ード11、16にも、各蛍光体12、17に設けられた
傾き角と同じ傾き角が設けられている。図3の各反射板
14、19近傍であるエッジ部分に注目すると、各蛍光
体12、17のエッジ部分で形成された光は、各フォト
ダイオード11、16上に各蛍光体12、17が積層さ
れた構造上、各フォトダイオード11、16のアクティ
ブエリア11a、16aのエッジ部分ではなく、このエ
ッジ部分から中央寄りの感度が良好な部分で検出される
ようになる。
【0040】このようなことから、当該X線CT装置
は、前記角度を持たせた構成により、蛍光体12、17
のエッジ部分での光の発光量を多くすることができるう
え、この多い発光量の光を、図5に示すように各フォト
ダイオード11、16のアクティブエリア11a、16
aのエッジ部分から離れた中央寄りの部分で検出するこ
とができる。しかも、図2(b)を用いて説明したよう
に検出器外側の検出窓よりも、前記エッジ部分近傍の検
出器内側の検出窓の方が広い構成となっている。このた
め、エッジ部分での感度を良好なものとすることがで
き、厚いスライス厚の断層像は勿論のこと、前記エッジ
部分を用いて撮影を行う、例えば1mm、2mm等の薄
いスライス厚の断層像でも明瞭な画像を得ることができ
る。
【0041】また、通常の線量のX線で、この薄いスラ
イス厚の明瞭な断層像を得ることができるため、薄いス
ライス厚の明瞭な断層像を得るために線量の多いX線の
曝射を行う不都合を防止することができ、被検体の被曝
低減を通じて当該X線検出器2が設けられた当該デュア
ルスライスCT装置の安全性の向上を図ることができ
る。
【0042】次に、本発明に係るX線検出装置の第2の
実施の形態の説明をする。
【0043】上述の第1の実施の形態は、各検出器列
3、4の傾き角を蛍光体の厚み等に応じて固定するもの
であったが、この第2の実施の形態では、各検出器列
3、4の傾き角をスライス厚に応じて可変制御するよう
にしたものである。なお、この第2の実施の形態は、こ
の点のみが上述の第1の実施の形態と異なるものである
ため、以下、この差異の説明のみ行い重複説明を省略す
ることとする。
【0044】すなわち、この第2の実施の形態のデュア
ルスライスCT装置に設けられているX線検出器2は、
例えば1mm〜10mmのスライス厚の断層像の撮影が
可能であるとすると、この中間の5mmのスライス厚を
基準として蛍光体12、17の厚みが決定されている。
【0045】また、各検出器列3、4は、操作者により
指定されたスライス厚に応じて傾き角が可変制御される
ようになっており、そのために当該デュアルスライスC
T装置は、図6に示すように操作者が所望のスライス厚
の入力を行うための操作部56と、この入力されたスラ
イス厚を検出するスライス厚検出部57と、スライス厚
に応じた傾き角に各検出器列3、4を制御するための角
度制御データが記憶された角度メモリ58と、入力され
たスライス厚に応じて角度メモリ58から角度制御デー
タを読み出し、これに基づいて各検出器列3、4の傾き
角を制御する駆動制御部59と、各検出器列3、4の傾
き角制御機構とが設けられた構成となっている。
【0046】このようなデュアルスライスCT装置は、
操作者が操作部56を操作することにより所望のスライ
ス厚を指定すると、スライス厚検出部57がこれを検出
し、駆動制御部59に指定されたスライス厚を示すスラ
イス厚指定データを供給する。
【0047】角度メモリ58には、5mmのスライス厚
を基準としてその厚みが設定された蛍光体12、17に
対応する、各スライス厚に応じた各検出器列3、4の傾
き角を示す角度制御データがそれぞれ記憶されている。
駆動制御部59は、スライス厚指定データで示されるス
ライス厚に対応する角度制御データを角度メモリ58か
ら読み出し、この角度制御データに基づいて、図6に示
すようにX線管1の焦点からX線検出器2の外側までの
焦点距離Aと、X線管1の焦点からX線検出器2の内側
(前記遮蔽板20)までの焦点距離Bとが同じ距離とな
るように(A=B)、前記傾き角制御機構を介して各検
出器列3、4の傾き角を制御する。すなわち、X線管1
の焦点を頂点とし、前記焦点距離A及び焦点距離Bで2
等辺三角形を形成するように各検出器列3、4の傾き角
を制御する。
【0048】これにより、スライス厚に応じて、各検出
器列3、4の常に最適な傾き角で撮影等を行うことがで
き、良好な断層像を得ることができる他、上述の第1の
実施の形態のデュアルスライスCT装置と同じ効果を得
ることができる。
【0049】次に、本発明に係るX線検出装置の第3の
実施の形態の説明をする。
【0050】上述の第1、第2の実施の形態は、本発明
に係るX線検出装置をデュアルスライスCT装置のX線
検出器に適用したものであったが、この第2の実施の形
態は、本発明に係るX線検出装置を、例えばX線診断装
置等に用いられる固体検出器に適用したものである。
【0051】通常、固体平面検出器は、図7に示すよう
に複数の半導体X線検出素子を2次元的に配列して設け
ることにより平面的に構成されている。内部構造は、上
述の各X線検出素子3n等と同様に、光等を反射してX
線のみの取り込みを行う反射部材と、この取り込んだX
線に応じて発光するX線−光変換部材と、光を電気信号
に変換する光−電変換手段とで構成されている。
【0052】ここで、このような固体平面検出器41
は、複数の半導体X線検出素子を2次元的に配列して構
成されているため、図7に示すようにX線管40の焦点
から固体平面検出器41の中央部までの距離(焦点距離
A)よりも、該焦点から固体平面検出器41の端部まで
の距離(焦点距離B)の方が長くなり、端部分近傍に相
当する表示画像にぼけを生ずる問題がある。
【0053】このため、当該第3の実施の形態のX線検
出器は、図8(a)に示すように全体的な形状がいわば
お椀型となっており、当該固体検出器80の中心部分か
ら外周部分にかけて、迫り上がるかたちで傾き角が設け
られている。この傾き角は、図8(b)に示すようにX
線管81の焦点から当該固体検出器80の中心部分まで
の焦点距離Aと、X線管81の焦点から当該固体検出器
80の外周部分までの焦点距離Bとが同じ焦点距離(A
=B)となる角度に設定されている。また、その内面に
は、当該固体検出器80の中心部を中心として隙間無く
放射状に配されるように複数のX線検出素子が設けられ
ている。
【0054】これにより、図8(b)に示すように前記
焦点距離Aと焦点距離Bとを同じとすることができ(A
=B)、検出器の端部分近傍に相当する表示画像にぼけ
を生ずる不都合を防止することができ、端部分まで明瞭
な表示画像を提供することを可能とすることができる。
【0055】最後に、上述の第1、第2の実施の形態の
説明では、本発明に係るX線検出装置をデュアルスライ
スCT装置のX線検出器に適用することとしたが、当該
X線検出装置は、3列以上の検出器列を有するマルチス
ライスCT装置用のX線検出器に適用するようにしても
よい。この場合は、例えば4列、6列、8列・・・等の
ように偶数の検出器列を有するX線検出器に適用するこ
とが好ましく、例えば4列の検出器列を有するX線検出
装置に適用した場合には、1列目、2列目を図1に示し
たように断面Vの字上となるように所定の傾き角を有す
るように設けると共に、同様に3列目、4列目を所定の
傾き角を有するように設ければよい。また、必ずしも偶
数の検出器列を有するX線検出器でなくとも、例えば3
列の検出器列を有するX線検出器に適用してもよく、こ
の場合は、例えば1列目、2列目(或いは2列目、3列
目)にのみ所定の角度をつけて設けるようにすればよ
い。
【0056】さらに、上述の各実施の形態では、本発明
を、半導体で形成されたX線検出器に適用することとし
たが、これは、いわゆるゼノン検出器等に適用してもよ
く、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲
であれば設計等に応じて種々の変更が可能であることは
勿論である。
【0057】
【発明の効果】本発明に係るX線検出装置は、複数の検
出器列のエッジ部分の感度の向上を図ることができる。
このため、通常のX線曝射条件でも高画質の薄いスライ
ス厚の断層像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線検出装置を適用した第1の実
施の形態のデュアルスライスCT装置のX線検出器の斜
視図である。
【図2】前記X線検出器の側面図及び上面図である。
【図3】前記X線検出器の接続部を説明するための図で
ある。
【図4】前記X線検出器の設置角度と蛍光体の厚みとの
関係を説明するための図である。
【図5】前記X線検出器において、薄いスライス厚の断
層像を得る場合に用いられるフォトダイオードの出力領
域を示す図である。
【図6】本発明に係るX線検出装置を適用した第2の実
施の形態のデュアルスライスCT装置を示す図である。
【図7】固体平面検出器の中央部分と周辺部分とで、X
線管焦点からの距離が異なることによる生ずる不都合を
説明するための図である。
【図8】本発明に係るX線検出装置を適用した第3の実
施の形態の固体検出器を説明するための図である。
【図9】従来のシングルスライスCT装置のX線検出器
の斜視図である。
【図10】従来のデュアルスライスCT装置のX線検出
器の斜視図である。
【図11】前記デュアルスライスCT装置に設けられて
いる分離型のX線検出器の側面図及び上面図である。
【図12】前記デュアルスライスCT装置に設けられて
いる一体型のX線検出器の側面図及び上面図である。
【図13】蛍光体が積層されていない状態及び蛍光体が
積層された状態でのフォトダイオードの出力の違いを説
明するための図である。
【図14】従来のデュアルスライスCT装置で、薄いス
ライス厚の断層像を得る場合に用いられるフォトダイオ
ードの出力領域を示す図である。
【符号の説明】
1…X線管、2…デュアルスライス用のX線検出器、1
0,15…台座 3,4…第1,第2の検出器列、12,17…蛍光体 3n〜3n+i,4n〜4n+i…X線検出素子、15
…接続部 11,16…フォトダイオード、11a,16a…アク
ティブエリア 13,18…コリメータ、14,19…反射板、20…
遮蔽板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線の取り込みを行う複数の検出器列を
    有するX線検出装置であって、 所定の検出器列に、検出面に対して垂直となるX線の入
    射角に対して所定の傾き角を持たせることで、X線を斜
    めに取り込むようにしたことを特徴とするX線検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記傾き角の設けられた検出器列を構成
    する各X線検出素子は、外側のスライス方向端部の検出
    領域よりも内側のスライス方向端部の検出領域の方が広
    くなっていることを特徴とする請求項1記載のX線検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記傾き角の設けられた検出器列同士が
    隣接する部分には、取り込まれたX線の他の検出器列へ
    の入射を防止する遮蔽板が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のX線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽板には、放射線を受け蛍光体が
    発した光を拡散反射する拡散反射部材にて形成された反
    射板を設けたことを特徴とする請求項3記載のX線検出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽板には、遮蔽板同士が相対向す
    る面の少なくとも一方の面に放射線を遮蔽するための遮
    蔽処理が施されていることを特徴とする請求項3又は請
    求項4記載のX線検出装置。
  6. 【請求項6】 前記各検出器列を構成する各X線検出素
    子は、 X線の散乱線を吸収してX線源から発生した直接検出器
    に入るX線のみの取り込みを行うための遮蔽材と、前記
    遮蔽材の間を介して取り込まれたX線の線量に応じた光
    を形成する蛍光体と、前記蛍光体により形成された光を
    電気信号に変換する光−電変換手段とを有し、 前記検出器列は、各X線検出素子の蛍光体の厚みに応じ
    た傾き角を有するように調整されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項記載のX線
    検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出器列の傾き角を可変制御する傾
    き角可変機構と、 指定された断層像のスライス厚に応じて、前記傾き角可
    変機構を介して各検出器列の傾き角を制御する傾き角制
    御手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のうちいずれか1項記載のX線検出装置。
  8. 【請求項8】 前記傾き角制御手段は、X線発生手段の
    焦点を頂点とし、この頂点から当該X線CT装置の中心
    位置までの焦点距離と、該焦点から当該X線CT装置の
    端部までの焦点距離とが同じとなるように、前記傾き角
    を制御することを特徴とする請求項7記載のX線検出装
    置。
  9. 【請求項9】 前記検出器列は、少なくとも2列分設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のう
    ちいずれか1項記載のX線検出装置。
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