JPH1194205A - 多炭種対応制御装置 - Google Patents

多炭種対応制御装置

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JPH1194205A
JPH1194205A JP27206197A JP27206197A JPH1194205A JP H1194205 A JPH1194205 A JP H1194205A JP 27206197 A JP27206197 A JP 27206197A JP 27206197 A JP27206197 A JP 27206197A JP H1194205 A JPH1194205 A JP H1194205A
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JP
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coal
signal
absorbed heat
boiler
value
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JP27206197A
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English (en)
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Takashi Sonoda
隆 園田
伸之 ▲たか▼橋
Nobuyuki Takahashi
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、粉砕性の違いによるミル排炭特性
を考慮したボイラ入力加速設定値(BIR)を得る事の
出来る多炭種対応制御装置を提供すること。 【解決手段】 本発明は、火炉の吸収熱量推定値を算出
する火炉吸収熱量推定器40と、最終再熱器の吸収熱量
推定値を算出する最終再熱器吸収熱量推定器50と、前
記2つの吸収熱量推定値との比を算出する除算器60
と、該除算器60により求めた吸収熱量推定比に基づい
てガス分配ダンパ設定値およびガス再循環通風機の回転
数設定値を夫々出力する関数発生器64、65とを具え
た多炭種対応制御装置において、前記吸収熱量推定比に
基づいてボイラの燃焼特性を把握し、ボイラ入力加速設
定値の補正信号を出力する関数発生器66と、ミルの給
炭量から求めるミル電流の設定信号と計測データとの偏
差信号から求める低HGI炭(粉砕しにくい炭)に対応
する補正信号を演算する関数発生器77とを具備し、前
記2つの補正信号を加算器81により加算してボイラ入
力加速設定補正値を算出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、性状の異なる複数
の石炭を燃料として使用する石炭焚きボイラに適用され
る多炭種対応制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の多炭種対応制御装置は、
石炭性状の燃料比に基づいて燃料特性の違いを把握し、
対応制御するものとなっていた。図3は、従来の多炭種
対応制御装置の構成例を示す図である。図3に示すよう
に、Aミル給炭量02の信号とAミル混炭比03の信号
とが乗算器05で乗算され、Aミルの(イ)炭・給炭量
信号S01となる。一方減算器06において、Aミル給
炭量02の信号からAミルの(イ)炭・給炭信号S01
が差し引かれAミルの(ロ)炭・給炭量信号S02とな
る。一方、Aミルの(イ)炭・燃料比01の信号とAミ
ルの炭・給炭量信号S01とは乗算器07にて乗算され
る。同様にAミルの(ロ)炭・燃料比04の信号と減算
器06よりのAミルの炭・給炭量信号S02とは乗算器
08にて乗算される。そして、乗算器07および乗算器
08の各出力信号は加算器09にて加算され、加算器0
9よりAミル燃料比・給炭量信号S03が出力される。
【0003】また、Χミルについても同様な演算が行わ
れる。すなわちΧミル給炭量12の信号とΧミル混炭比
13の信号とが乗算器15で乗算され、Χミルの(イ)
炭・給炭量信号S11となる。一方減算器16におい
て、Χミル給炭量12の信号からΧミルの(イ)炭・給
炭量信号S11が差し引かれ、Χミルの(ロ)炭・給炭
量信号S12となる。又、Χミルの(イ)炭・燃料比1
1の信号とΧミルの(イ)炭・給炭信号S11とは乗算
器17にて乗算される。同様に、Χミルの(ロ)炭・燃
料比14の信号と減算器16よりのΧミルの(ロ)炭・
給炭量信号S12とは乗算器18にて乗算される。そし
て、乗算器17および乗算器18の各出力信号は加算器
19にて加算され、加算器19からΧミル燃料比・給炭
量信号S13が出力される。上述したように、各ミル毎
に燃料比・給炭量信号が算出され、これらが加算器20
の入力信号となる。
【0004】加算器20の出力信号は除算器21に被除
数eとして入力する信号となり、除算器21に除数fと
して入力する全給炭量22の信号で除算される。この除
算器21の除算結果e/fを示す出力信号が、焚かれて
いる石炭の燃料比信号S21となる。上記燃料比信号S
21とプラント出力指令(MWD)25に係る信号S2
5とは、2変数関数発生器26、28および図示しない
複数の2変数関数発生器に入力する。そして、2変数関
数発生器26は自身の設定関数に基づきガス分配ダンパ
の設定値27を算出して出力する。また、2変数関数発
生器28は自身の設定関数に基づきガス再循環通風機
(GRF)の回転数設定値29を算出して出力する。ま
た、図示しない複数の2変数関数発生器も同様に各々自
身の設定関数に基づき対応する設定値を算出して出力す
る。
【0005】従って本従来技術によれば、燃料比信号S
21とプラント出力指令信号S25とを入力信号とする
2変数関数発生器26、28を用いているため、炭種に
よって燃焼特性に違いの出る操作端に対し、炭種に見合
った設定値を入力することができる。
【0006】また、ボイラ入力加速信号(BIR)は次
のように設定する。プラント出力指令信号S25と負荷
変化率30の信号S30とは、2変数関数発生器31、
32及び図示しない複数の2変数関数発生器に入力す
る。そして各2変数関数発生器は各々燃料比設定値信号
を出力する。切換スイッチ33は上記燃料比信号S21
(y)を基に、予め設定されている燃料比の区分(y>
f1,f2<y<f1,y<f2)に見合った2変数関
数発生器の燃料比設定値信号を選択する。そして選択さ
れた燃料比設定値信号がBIR設定信号34となる。
【0007】ところが、上記した従来の多炭種対応制御
装置には、以下のような問題点がある。まず、石炭バー
ナの使用段、台数、バーナ角度による燃焼性の違いが考
慮されておらず、適正制御を行なうことができない。ま
た複数の石炭の燃料比を入力するため、炭種切換時に燃
料比区分に見合った関数発生器を運転員が判断し、上記
切換スイッチ33を手動で切換える必要がある。
【0008】かかる課題を解決するために、本出願人は
先に特開平8−200604号にて、石炭バーナの運用
による燃焼性の違いを考慮した燃焼特性信号を作成、使
用することにより、運転員が介入することなく全自動で
制御できる多炭種対応制御装置を提案している。
【0009】かかる従来装置を図2に基づいて説明する
に、本多炭種対応制御装置は、火炉における流体計測デ
ータに基づいて推定される火炉の吸収熱量推定値bを算
出する火炉吸収熱量推定器40と、最終再燃器における
流体データに基づいて推定される最終再燃器の吸収熱量
推定値aを算出する最終再燃器吸収熱量推定器50と、
前記火炉の吸収熱量推定値bと前記最終再燃器の吸収熱
量推定値aとの比を求める除算器60と、この除算器6
0により求められた吸収熱量推定値の比a/bに基づい
てボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ設定およ
びガス再循環通風機の回転数設定値およびボイラ入力加
速設定値(BIR)を出力する夫々の2変数関数発生器
(64、65、66)とから構成されている。
【0010】即ち、より具体的に説明するに、火炉吸収
熱量推定器40は、入力された各種流体計測データから
火炉の吸収熱量を動的に推定するもので、火炉の入口温
度41、入口圧力42、流体流量43、出口温度44、
出口圧力45の各入力信号に基づいて火炉吸収熱量の推
定値を算出し、その推定値を示す信号S40を出力す
る。一方、最終再燃器吸収熱量推定器50は、入力され
た各種流体計測データから最終再燃器の吸収熱量を動的
に推定するもので、最終再燃器の入口温度51、入口圧
力52、流体流量53、出口温度54、出口圧力55の
各入力信号に基づいて、最終再燃器吸収熱量の推定値を
算出し、その推定値を示す信号S50を出力する。また
除算器60は、前記最終再燃器吸収熱量信号S50が示
す推定値aを火炉吸収熱量信号S40が示す推定値bで
除算し、その比a/bを示す信号S60を出力する。
【0011】一方、プラント出力指令25に係る信号S
25を入力信号とする関数発生器61は、基準炭ベース
の吸収熱量割合を算出し、それを示す信号S61を出力
する。減算器62は、基準炭ベースの吸収熱量割合信号
S61から除算器60の出力信号S60を減算し、焚い
ている炭と基準炭との燃焼性の相対的な差を算出して、
その差を示す信号S62を出力する。さらに除算器63
は、前記減算器62の出力信号S62が示す値cを基準
炭ベースの吸収熱量割合信号S61が示す値dにて除算
し、その除算結果c/dを負荷に依存しない基準化した
吸収熱量割合信号S63として出力し、従来の燃料比に
対応する信号として制御装置に送り込む。
【0012】続いて、基準化した吸収熱量割合信号S6
3とプラント出力指令信号S25とは、2変数関数発生
器64、65及び図示しない2変数関数発生器に入力す
る。2変数関数発生器64は、自身の設定関数に基づき
ガス分配ダンパの設定値27を算出して出力する。2変
数関数発生器65は、自身の設定関数に基づきガス再循
環通風器(GRF)回転数設定値29を算出して出力す
る。また、前記図示しない複数の2変数関数発生器も同
様に各々自身の設定関数に基づき相当する設定値を算出
して出力する。
【0013】このように本従来技術によれば、基準化し
た吸収熱量割合信号S63とプラント出力指令信号S2
5とを入力とする2変数関数発生器を用いれば、炭種に
よる燃焼性の違いを制御装置の制御内容に反映できる。
また、基準化した吸収熱量割合信号S63とプラント出
力指令信号S25とは、2変数関数発生器66に入力す
る。この2変数関数発生器66は、自身の設定関数に基
づきボイラ入力加速設定値(BIR)の補正信号67を
算出して出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−200604号に示す従来技術では、粉砕性の違い
によるミル排炭特性を補正することが出来なかった。本
発明の目的は、図2に示す従来技術と同様に石炭バーナ
の運用による燃焼性の違いを考慮した燃焼特性信号を作
成、使用することにより、運転員が介入することなく全
自動で制御できるとともに、特に本発明は、粉砕性の違
いによるミル排炭特性を考慮したボイラ入力加速設定値
(BIR)を得る事の出来る多炭種対応制御装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術と
同様に、火炉における流体計測データに基づいて推定さ
れる火炉の吸収熱量推定値を算出する第1の推定手段
と、最終再燃器における流体計測データに基づいて推定
される最終再燃器の吸収熱量推定値を算出する第2の推
定手段と、前記第1の推定手段にて算出された火炉の吸
収熱量推定値と前記第2の推定手段にて算出された最終
再燃器の吸収熱量推定値との比を算出する推定比算出手
段と、前記推定比算出手段により求めた吸収熱量推定比
に基づいてボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ
設定値およびガス再循環通風機の回転数設定値を夫々出
力する第1及び第2の演算手段とを具えた多炭種対応制
御装置を前提条件とするも、特に前記推定比算出手段に
より求めた吸収熱量推定比に基づいてボイラの燃焼特性
を把握し、ボイラ入力加速設定値の補正信号を出力する
第3の演算手段と、ミルの給炭量から求めるミル電流の
設定信号と計測データとの偏差信号から求める低HGI
炭(粉砕しにくい炭)に対応する補正信号を演算する第
4の演算手段とを具備し、前記2つの補正信号を加算し
てボイラ入力加速設定補正値を算出することを特徴とす
るものである。
【0016】かかる発明によれば、ミル電流から求まる
低HGI炭に対応する補正信号(S77)を第3の演算
手段により得られる補正値に加算してボイラ入力加速設
定値の補正値を得るために、石炭バーナの使用段、台
数、バーナ角度等の運用による燃焼性の違いが考慮され
た燃焼特性を把握することが可能となると同時に、粉砕
性の違いによるミル排炭特性を補正した適正制御が行
え、これにより炭種切換時において運転員が介入する必
要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。図1は本発明の実施形態たる性状の異
なる複数の石炭を燃料として使用する石炭焚きボイラに
付設される多炭種対応制御装置で、図2に示す相違点を
中心に説明する。図において、40は、入力された各種
流体計測データから火炉の吸収熱量を動的に推定する火
炉吸収熱量推定器、50は、入力された各種流体計測デ
ータから最終再燃器の吸収熱量を動的に推定する最終再
燃器吸収熱量推定器、60は、最終再燃器吸収熱量信号
S50が示す推定値aを火炉吸収熱量信号S40が示す
推定値bで除算し、その比a/bを示す信号S60を出
力する除算器、61は、基準炭ベースの吸収熱量割合を
算出し、それを示す信号S61を出力する関数発生器、
62は、基準炭ベースの吸収熱量割合信号S61から除
算器60の出力信号S60を減算し、焚いている炭と基
準炭との燃焼性の相対的な差を算出して、その差を示す
信号S62を出力する減算器、さらに63は、減算器6
2の出力信号S62が示す値cを基準炭ベースの吸収熱
量割合信号S61が示す値dにて除算して、その比c/
dを示す信号S63を出力する除算器、64は、前記信
号S63とプラント出力指令信号S25とを入力変数と
し、自身の設定関数に基づきガス分配ダンパの設定値2
7を算出して出力する2変数関数発生器、65は、前記
信号S63とS25とを入力変数とし、自身の設定に基
づきガス再循環通風器(GRF)回転数設定値29を算
出して出力する2変数関数発生器で、かかる構成及び作
用は図2と同様である。
【0018】さて本実施形態において、2変数関数発生
器66は、前記基準化した吸収熱量割合信号S63とプ
ラント出力指令信号S25とを入力変数として、自身の
設定関数に基づきボイラ入力加速設定値の第1の補正信
号を得ることが出来る。かかる2変数関数発生器66は
前記除算器(推定比算出手段)63により求めた吸収熱
量推定比c/d(吸収熱量割合信号S63)に基づいて
ボイラの燃焼特性を把握しながら、ボイラ入力加速設定
値の第1の補正信号S66を得ることが出来る。一方、
関数発生器71は、Aミルの給炭量(02)信号を入力
変数とする関数発生器で、該発生器71より標準炭ベー
スのミル電流の設定信号S71を出力する。また、Χミ
ルについても同様で、Χミルの給炭量(12)信号を入
力とする関数発生器72は、標準炭ベースのミル電流の
設定信号S72を出力する。これら設定信号(S71、
S72)は、夫々対応する減算器73,74で夫々Aミ
ル電流の計測データ(75)、及びΧミル電流の計測デ
ータ(76)と減算して対応する各ミルの偏差信号とし
て加算器79に入力する。
【0019】加算器79で各ミルの偏差信号を加算した
後、その加算偏差信号gを、除算器80にてミル運転台
数hで除算し、その平均偏差g/h信号S80を関数発
生器77に入力する。この関数発生器77は、平均偏差
g/hを入力変数として自身の設定関数に基づき低HG
I炭(粉砕しにくい炭)対応の補正信号S77を演算し
出力する。この信号S77は、低HGI炭でのミル排炭
遅れに対応する第2の補正信号である。
【0020】この第2の補正信号S77は、吸収熱量割
合信号(S63)に基づく補正信号S66とともに加算
器81にて加算され、ボイラ入力加速(BIR)設定補
正値67を算出して出力し、炭種による燃焼性の違い及
びミル排炭特性の違いに対応するBIR設定信号として
不図示の制御装置に送り込む。
【0021】従って本実施形態によれば、火炉の吸収熱
量推定値aと最終再燃器の吸収熱量推定値bとの比を求
める除算器60により求められた吸収熱量推定比a/b
に基づいてボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ
設定値27およびガス再循環通風機の回転数設定値29
とともに、関数発生器66の演算によりボイラ入力加速
設定値の第1の補正値S66を求めると共に、さらにミ
ル電流から求まる低HGI炭に対応する第2の補正信号
S77を求め、両補正値(S66、S77)を加算器8
1により加算した補正信号を、炭種による燃焼性の違い
及びミル排炭特性の違いに対応するBIR設定信号とし
て不図示の制御装置に送り込むものである為に、石炭バ
ーナの使用段、台数、バーナ角度等の運用による燃焼性
の違いが考慮された燃焼特性を把握することが可能とな
ると同時に、粉砕性の違いによるミル排炭特性を補正し
た適正制御が行えるとともに、炭種切換時において運転
員が介入する必要がなくなる。
【0022】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、本発
明の多炭種対応制御装置においては、石炭バーナの使用
段、台数、バーナ角度等の運用による燃焼性の違いが考
慮された燃焼特性を把握することが可能となると同時
に、粉砕性の違いによるミル排炭特性を考慮した。適正
制御が行えるとともに、炭種切換時において運転員が介
入する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態たる性状の異なる複数の石炭
を燃料として使用する石炭焚きボイラに付設される多炭
種対応制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の前提技術としての従来例に係る多炭種
対応制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】他の従来例に係る多炭種対応制御装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
02、12 ミル給炭量 40 火炉吸収熱量推定器 50 最終再燃器吸収熱量推定器 60 除算器 61 関数発生器 62 減算器 63 除算器 64、65、66 2変数関数発生器 71、72 関数発生器 73、74、80 減算器 75、76 ミル電流 77 関数発生器 79、81 加算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】かかる従来装置を図2に基づいて説明する
に、本多炭種対応制御装置は、火炉における流体計測デ
ータに基づいて推定される火炉の吸収熱量推定値bを算
出する火炉吸収熱量推定器40と、最終再熱器における
流体データに基づいて推定される最終再熱器の吸収熱量
推定値aを算出する最終再熱器吸収熱量推定器50と、
前記火炉の吸収熱量推定値bと前記最終再熱器の吸収熱
量推定値aとの比を求める除算器60と、この除算器6
0により求められた吸収熱量推定値の比a/bに基づい
てボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ設定およ
びガス再循環通風機の回転数設定値およびボイラ入力加
速設定値(BIR)を出力する夫々の2変数関数発生器
(64、65、66)とから構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】即ち、より具体的に説明するに、火炉吸収
熱量推定器40は、入力された各種流体計測データから
火炉の吸収熱量を動的に推定するもので、火炉の入口温
度41、入口圧力42、流体流量43、出口温度44、
出口圧力45の各入力信号に基づいて火炉吸収熱量の推
定値を算出し、その推定値を示す信号S40を出力す
る。一方、最終再熱器吸収熱量推定器50は、入力され
た各種流体計測データから最終再熱器の吸収熱量を動的
に推定するもので、最終再熱器の入口温度51,入口圧
力52、流体流量53、出口温度54、出口圧力55の
各入力信号に基づいて、最終再熱器吸収熱量の推定値を
算出し、その推定値を示す信号S50を出力する。また
除算器60は、前記最終再熱器吸収熱量信号S50が示
す推定値aを火炉吸収熱量信号S40が示す推定値bで
除算し、その比a/bを示す信号S60を出力する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術と
同様に、火炉における流体計測データに基づいて推定さ
れる火炉の吸収熱量推定値を算出する第1の推定手段
と、最終再熱器における流体計測データに基づいて推定
される最終再熱器の吸収熱量推定値を算出する第2の推
定手段と、前記第1の推定手段にて算出された火炉の吸
収熱量推定値と前記第2の推定手段にて算出された最終
再熱器の吸収熱量推定値との比を算出する推定比算出手
段と、前記推定比算出手段により求めた吸収熱量推定比
に基づいてボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ
設定値およびガス再循環通風機の回転数設定値を夫々出
力する第1及び第2の演算手段とを具えた多炭種対応制
御装置を前提条件とするも、特に前記推定比算出手段に
より求めた吸収熱量推定比に基づいてボイラの燃焼特性
を把握し、ボイラ入力加速設定値の補正信号を出力する
第3の演算手段と、ミルの給炭量から求めるミル電流の
設定信号と計測データとの偏差信号から求める低HGI
炭(粉砕しにくい炭)に対応する補正信号を演算する第
4の演算手段とを具備し、前記2つの補正信号を加算し
てボイラ入力加速設定補正値を算出することを特徴とす
るものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。図1は本発明の実施形態たる性状の異
なる複数の石炭を燃料として使用する石炭焚きボイラに
付設される多炭種対応制御装置で、図2に示す相違点を
中心に説明する。図において、40は、入力された各種
流体計測データから火炉の吸収熱量を動的に推定する火
炉吸収熱量推定器、50は、入力された各種流体計測デ
ータから最終再熱器の吸収熱量を動的に推定する最終
熱器吸収熱量推定器、60は、最終再熱器吸収熱量信号
S50が示す推定値aを火炉吸収熱量信号S40が示す
推定値bで除算し、その比a/bを示す信号S60を出
力する除算器、61は、基準炭ベースの吸収熱量割合を
算出し、それを示す信号S61を出力する関数発生器、
62は、基準炭ベースの吸収熱量割合信号S61から除
算器60の出力信号S60を減算し、焚いている炭と基
準炭との燃焼性の相対的な差を算出して、その差を示す
信号S62を出力する減算器、さらに63は、減算器6
2の出力信号S62が示す値cを基準炭ベースの吸収熱
量割合信号S61が示す値dにて除算して、その比c/
dを示す信号S63を出力する除算器、64は、前記信
号S63とプラント出力指令信号S25とを入力変数と
し、自身の設定関数に基づきガス分配ダンパの設定値2
7を算出して出力する2変数関数発生器、65は、前記
信号S63とS25とを入力変数とし、自身の設定に基
づきガス再循環通風器(GRF)回転数設定値29を算
出して出力する2変数関数発生器で、かかる構成及び作
用は図2と同様である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】従って本実施形態によれば、火炉の吸収熱
量推定値aと最終再熱器の吸収熱量推定値bとの比を求
める除算器60により求められた吸収熱量推定比a/b
に基づいてボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ
設定値27およびガス再循環通風機の回転数設定値29
とともに、関数発生器66の演算によりボイラ入力加速
設定値の第1の補正値S66を求めると共に、さらにミ
ル電流から求まる低HGI炭に対応する第2の補正信号
S77を求め、両補正値(S66、S77)を加算器8
1により加算した補正信号を、炭種による燃焼性の違い
及びミル排炭特性の違いに対応するBIR設定信号とし
て不図示の制御装置に送り込むものである為に、石炭バ
ーナの使用段、台数、バーナ角度等の運用による燃焼性
の違いが考慮された燃焼特性を把握することが可能とな
ると同時に、粉砕性の違いによるミル排炭特性を補正し
た適正制御が行えるとともに、炭種切換時において運転
員が介入する必要がなくなる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態たる性状の異なる複数の石炭
を燃料として使用する石炭焚きボイラに付設される多炭
種対応制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の前提技術としての従来例に係る多炭種
対応制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】他の従来例に係る多炭種対応制御装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】 02、12 ミル給炭量 40 火炉吸収熱量推定器 50 最終再熱器吸収熱量推定器 60 除算器 61 関数発生器 62 減算器 63 除算器 64、65、66 2変数関数発生器 71、72 関数発生器 73、74、80 減算器 75、76 ミル電流 77 関数発生器 79、81 加算器
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火炉における流体計測データに基づいて
    推定される火炉の吸収熱量推定値を算出する第1の推定
    手段と、 最終再燃器における流体計測データに基づいて推定され
    る最終再燃器の吸収熱量推定値を算出する第2の推定手
    段と、 前記第1の推定手段にて算出された火炉の吸収熱量推定
    値と前記第2の推定手段にて算出された最終再燃器の吸
    収熱量推定値との比を算出する推定比算出手段と、 前記推定比算出手段により求めた吸収熱量推定比に基づ
    いてボイラの燃焼特性を把握し、ガス分配ダンパ設定値
    およびガス再循環通風機の回転数設定値を夫々出力する
    第1及び第2の演算手段と、 を具えた性状の異なる複数の石炭を燃料として使用する
    石炭焚きボイラに付設される多炭種対応制御装置におい
    て、 前記推定比算出手段により求めた吸収熱量推定比に基づ
    いてボイラの燃焼特性を把握し、ボイラ入力加速設定値
    の補正信号を出力する第3の演算手段と、 ミルの給炭量から求めるミル電流の設定信号と計測デー
    タとの偏差信号から求める低HGI炭(粉砕しにくい
    炭)に対応する補正信号を演算する第4の演算手段とを
    具備し、 前記2つの補正信号を加算してボイラ入力加速設定補正
    値を算出することを特徴とする多炭種対応制御装置。
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