JPH1193792A - 車両用エンジンの燃料供給装置および燃料ポンプ - Google Patents

車両用エンジンの燃料供給装置および燃料ポンプ

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JPH1193792A
JPH1193792A JP9253008A JP25300897A JPH1193792A JP H1193792 A JPH1193792 A JP H1193792A JP 9253008 A JP9253008 A JP 9253008A JP 25300897 A JP25300897 A JP 25300897A JP H1193792 A JPH1193792 A JP H1193792A
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JP
Japan
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fuel
gear
pump
pressure
engine
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Application number
JP9253008A
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English (en)
Inventor
Kenji Heiko
賢二 平工
Yuuzou Kadomukai
裕三 門向
Toshiyuki Innami
敏之 印南
Yukio Takahashi
由起夫 高橋
Yoshimichi Akasaka
吉道 赤坂
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品数の少ないギヤポンプを用いてコスト低減
を図ると共に、エンジンの低回転域でエンジンへの燃料
必要量が得られ、高回転域で大幅な余剰流量が発生せ
ず、燃費が良好な車両用エンジンの燃料供給装置を提供
する。また、車両用エンジンの燃料供給装置に用いら
れ、耐久性、信頼性及び性能が優れたギヤポンプを提供
する。 【解決手段】燃料タンク6より燃料を燃料ポンプ3にて
エンジン1に供給する車両用エンジンの燃料供給装置に
おいて、前記燃料ポンプをギヤポンプ3で構成するする
と共に前記エンジン1のエンジン動力12で駆動し、前
記エンジン1の燃料必要流量Dよりポンプ流量Cが下回
るエンジン1の低回転域で前記燃料必要流量Dよりポン
プ流量Cが上回るように燃料ポンプ3の回転数を高める
増速手段を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エンジンの
燃料供給装置およびそれに使用される燃料ポンプ、特に
車両用の筒内噴射エンジンに用いるのに好適なに燃料供
給装置およびそれに使用される燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来における燃料タンクより燃料を燃料
ポンプにてエンジンに供給する車両用エンジンの燃料供
給装置としては、バッテリーにたくわえられた電気を利
用するモータ駆動型燃料ポンプを用いるものと、エンジ
ンのエンジン動力を利用するエンジン直接駆動型燃料ポ
ンプを用いるものとがある。
【0003】前者は、燃料ポンプの全運転範囲をカバー
するモータ及び駆動回路が必要なためにコスト高にな
り、且つ電気負荷の上昇によるオイルタネータの大容量
化が必要となり、その上オイルタネータの機械・電気変
換の効率が低いために燃費悪化につながるという問題が
あった。
【0004】一方、後者は、ピストンポンプ機構を有す
る燃料ポンプを使用するものが一般的であり、燃料ポン
プ自身の部品点数が多く、コスト高になるという問題が
あった。そこで、部品点数の少ないギヤポンプを使用し
てコスト低減を図ることが考えられるが、ギヤポンプは
低回転域で容積効率が大幅に低下し、小容量のギヤポン
プを用いるとエンジンへの燃料必要流量が得られないと
いう問題が発生し、大容量のギヤポンプを用いれと高回
転域で大幅な余剰流量を発生し、ポンプ自身もコスト高
になるという問題が発生する。
【0005】これに関連するものとして、特開平9―1
19373号公報のものがあるが、始動時にも高圧の燃
料を噴射するために始動時のみモータ駆動型で燃料ポン
プを運転することが記載されているのみで、低回転域で
エンジンへの燃料必要流量を得るという点は配慮されて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、部品数の少
ないギヤポンプを用いてコスト低減を図ると共に、エン
ジンの低回転域でエンジンへの燃料必要量が得られ、高
回転域で大幅な余剰流量が発生せず、燃費が良好な車両
用エンジンの燃料供給装置を提供せんとするものであ
る。
【0007】また、本発明は、前記車両用エンジンの燃
料供給装置に用いられ、耐久性、信頼性及び性能が優れ
たギヤポンプを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料タンクより
燃料を燃料ポンプにてエンジンに供給する車両用エンジ
ンの燃料供給装置は、前記燃料ポンプをギヤポンプで構
成するすると共にエンジン動力で駆動し、前記エンジン
の燃料必要流量よりポンプ流量が下回るエンジンの低回
転域で前記燃料必要流量よりポンプ流量が上回るように
燃料ポンプの回転数を高める増速手段を設けている。前
記増速手段をエンジン動力を増速する遊星ギヤ・遊星ギ
ヤの動作状態を切り換える電磁クラッチおよびばねで構
成し、エンジン動力を遊星ギヤで増速してポンプを駆動
し、遊星ギヤの動作状態を電磁クラッチで切り換えるこ
とにより、増速運転と増速を解除した直結運転とを切り
換えるように構成している。
【0009】また、本発明の車両用エンジンの燃料供給
装置は、前記燃料ポンプをギヤポンプで構成するすると
共にエンジン動力で駆動し、前記エンジンの燃料必要流
量よりポンプ流量が下回るエンジンの低回転域で前記燃
料必要流量よりポンプ流量が上回るように燃料ポンプを
駆動するモータ駆動手段を設けている。前記モータ駆動
手段をエンジン動力を増速する遊星ギヤ・遊星ギヤの動
作状態を切り換える電磁クラッチおよびばねで構成し、
エンジン動力を遊星ギヤで増速してポンプを駆動し、遊
星ギヤの動作状態を電磁クラッチで切り換えることによ
り、増速運転と増速を解除した直結運転とを切り換える
ように構成している。 前記モータはブラシ付直流モー
タで構成している。
【0010】さらに、本発明の車両用エンジンの燃料供
給装置は、燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、密封され
たギヤケース内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シ
ールを行うシール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低
圧側かみ合い部近傍で1ないし2枚の歯先との間で設け
ると共に、このシール部材に低圧燃料流通孔を形成し、
両ギヤのかみ合い部および当該シール部以外のケース内
部を高圧燃料流通部としたギヤポンプと、エンジン動力
を増速して該ギヤポンプに駆動力を与える遊星ギヤと、
該遊星ギヤの増速の有無を切り換える電磁クラッチと、
燃料タンクと、かつ該燃料タンクと前記低圧燃料流通孔
を結ぶ燃料配管ならびに前記燃料噴射ノズルと前記高圧
燃料流通部とを結ぶ配管とから構成しているさらに、本
発明の車両用エンジンの燃料供給装置は、燃料タンクよ
り燃料を燃料ポンプにてエンジンに供給する車両用エン
ジンの燃料供給装置において、前記燃料ポンプをギヤポ
ンプで構成するすると共に前記エンジンのエンジン動力
で駆動し、前記エンジンの燃料必要流量よりポンプ流量
が大幅に上回るエンジンの高回転域で燃料ポンプの高圧
側より低圧側に余剰流量をバイパスする弁を設けて構成
している。
【0011】さらに、本発明の車両用エンジンの燃料供
給装置は、燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、密封され
たギヤケース内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シ
ールを行うシール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低
圧側かみ合い部近傍に設けると共に、このシール部材に
低圧燃料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当
該シール部以外のケース内部を高圧燃料流通部としたギ
ヤポンプと、燃料ポンプと、該燃料タンクと前記低圧燃
料流通孔を結ぶ第1の燃料配管ならびに前記燃料噴射ノ
ズルと前記高圧燃料流通部とを結ぶ第2の配管と、かつ
前記第1、第2の配管とを連通する配管の途中に設け
られ、前記高圧燃料の低圧側への戻し量を制御する開閉
弁とから構成している。
【0012】さらに、本発明の車両用エンジンの燃料供
給装置は、燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、密封され
たギヤケース内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シ
ールを行うシール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低
圧側かみ合い部近傍に設けると共に、このシール部材に
低圧燃料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当
該シール部以外のケース内部を高圧燃料流通部としたギ
ヤポンプと、燃料ポンプと、該燃料タンクと前記低圧燃
料流通孔を結ぶ第1の燃料配管ならびに前記燃料噴射ノ
ズルと前記高圧燃料流通部とを結ぶ第2の配管と、かつ
前記第1の配管の途中に設けられた逆止弁と、前記逆
止弁と前記低圧燃料流通孔間の配管と前記第2の配管と
を連通する配管の途中に設けられ、前記高圧燃料の低圧
側への戻し量を制御する開閉弁とから構成している。
【0013】一方、本発明の車両用エンジンの燃料供給
装置に用いられるギヤポンプは、密封されたギヤケース
内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行うシ
ール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合い
部近傍で複数の歯先との間で設けると共に、このシール
部材に低圧燃料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部お
よび当該シール部以外のケース内部を高圧燃料流通部と
し、かつ、駆動側のギヤ軸からの燃料の外部漏れを防ぐ
軸シールを設けると共に、該軸シールの前段に絞りを形
成し、さらに該軸シールと該絞りとの間に燃料排出孔を
設けて構成している。
【0014】さらに、本発明のギヤポンプは、密封され
たギヤケース内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シ
ールを行うシール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低
圧側かみ合い部近傍で複数の歯先との間で設けると共
に、このシール部材に低圧燃料流通孔を形成し、両ギヤ
のかみ合い部および当該シール部以外のケース内部を高
圧燃料流通部とし、かつ両ギヤの端面に対するケース側
板の作用を行う一対のシール側板を両ギヤ軸を軸支させ
た状態で取り付け、かつシール側板の外縁を両ギヤの外
径に等しく形成して、この両シール側板の外縁部に前記
シール部材を燃料の吸入側に両持ちさせる状態で圧接保
持し、さらに被駆動側のギヤ軸はギヤケースまたはケー
スカバーに直接軸支させないで、シール側板およびシー
ル部材を介してギヤケースにて支持するか、あるいはこ
の軸を他方の軸のまわりに揺動できない状態にギヤケー
スまたはケースカバーに前記側板内の軸受とは独立に設
けられた軸用穴に挿入し支持させるようにし、駆動側の
ギヤ軸はギヤケースおよびケースカバーに設けられた軸
受により直接軸支させるように構成している。前記駆動
側のギヤ軸の軸受のうち、ギヤケースおよびケースカバ
ーに設けた軸受とギヤ軸との直径すきまを、シール側板
に設けた軸受とギヤ軸との直径すきまよりも小さくして
いる。
【0015】さらに、本発明のギヤポンプは、密封され
たギヤケース内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シ
ールを行うシール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低
圧側かみ合い部近傍で複数の歯先との間で設けると共
に、このシール部材に低圧燃料流通孔を形成し、両ギヤ
のかみ合い部および当該シール部以外のケース内部を高
圧燃料流通部とし、かつ両ギヤの端面に対するケース側
板の作用を行う一対のシール側板を両ギヤ軸を軸支させ
た状態で取り付け、かつシール側板の外縁を両ギヤの外
径に等しく形成して、この両シール側板の外縁部に前記
シール部材を燃料の吸入側に両持ちさせる状態で圧接保
持し、さらに前記シール側板のギヤと摺接する側の面
に、前記低圧流通孔と両ギヤ軸の軸受部とを連通する溝
を形成し、前記溝を低圧側かみ合い部近傍に設けて構成
している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。
【0017】まず、本発明の第一の実施例について図1
と図2を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例である車両用エン
ジンの燃料供給装置の構成図、図2は本発明に用いるシ
ールブロック型ギヤポンプのエンジン回転数に対するポ
ンプ流量と容積効率の関係を示す図である。この図に示
す燃料供給装置は、筒内噴射式ガソリンエンジン1と、
燃料をタンク6よりギヤポンプ3へ移送するフィードポ
ンプ2と、フィードポンプ2より吐出された燃料をさら
に高圧に加圧して燃料噴射弁7に供給するシールブロッ
ク形ギヤポンプ3と、フィードポンプ2の吐出圧力を調
節する低圧プレッシャレギュレータ4と、ギヤポンプ3
の吐出圧力を調節する高圧プレッシャレギュレータ5
と、燃料タンク6と、ギヤポンプ3より吐出された燃料
を噴射する燃料噴射弁7と、エンジン停止後の燃料圧力
を保持する逆止弁8と、燃料噴射弁7に与える燃料圧力
を計測する圧力センサ9と、エンジン1の回転数を検出
する回転数検出器9aと、各種センサからの情報を元に
駆動回路11および電磁クラッチ22に入力信号を与え
るコントロールユニット10と、燃料噴射弁7に入力電
流を与える駆動回路11と、ギヤポンプ3に駆動力を与
えるエンジン動力12と、エンジン動力12を増速する
遊星ギヤ21・遊星ギヤ21の動作状態を切り換える電
磁クラッチ22およびばね23等からなる遊星ギヤ式増
速手段50とを含んで構成されている。ここでエンジン
動力12とは、主としてエンジン1の回転動力のことを
指し、クランク軸やカム軸に直接ポンプを接続して駆動
したり、あるいはプーリーやギヤ列等を介して駆動する
などの機械的駆動力のことをいう。
【0019】筒内噴射式ガソリンエンジン1において
は、圧縮行程の高圧雰囲気中への燃料を噴射すること、
限られた短い噴射期間で所定の燃料をシリンダ内に噴射
することが求められるため、燃料噴射圧力すなわちギヤ
ポンプ3の吐出圧力は一般に用いられているポート噴射
式エンジンに比べはるかに高圧の7〜15MPa程度と
する必要がある。このためエンジン始動時に燃料が所定
の圧力まで上昇するのに時間がかかるので、逆止弁8に
よりエンジン停止後も燃料圧力を高圧のまま保持し、再
始動時の昇圧性を向上させている。
【0020】燃料ポンプとしてギヤポンプ3を用いる
と、ガソリンの粘度が通常の油圧作動油の1/100程
度の低粘度であること及び燃料噴射用の高圧で用いられ
ること等のため、低回転域での効率低下が著しくなると
いう問題が生ずる。 即ち、ポンプの内部漏れは圧力に
比例するので高圧になればなるほどは増大し、車両用噴
射型ガソリンエンジン1の燃料ポンプとして高圧に用い
た場合には、 図2に示すように、容積効率Eがギヤポ
ンプ3の低回転域で著しく低下するため、ポンプ流量C
がエンジン1に必要とする燃料流量Dを低回転域で下回
ってしまい、必要な燃料をエンジン1に供給できないと
いう問題が生ずる。これは、ポンプ容量を小さくして、
小型で安価なものにする場合に生ずる。なお、エンジン
1が必要とする燃料流量Dは、エンジン回転にほぼ比例
するので、図2の一点鎖線のようになる。
【0021】増速手段50は、エンジン1に必要とする
の燃料流量Dよりポンプ流量Cが下回るエンジン1低回
転域で増速作動される。即ち、エンジン1の回転数を回
転数検出器9aで検出し、コントロールユニット10で
エンジン1の燃料必要流量Dよりポンプ流量Cが下回っ
ている低回転域かが判定され、下回っている場合には、
コントロールユニット10からのの指令により電磁クラ
ッチ22に通電される。これにより、リングギヤ21c
がクラッチ板21dから離れ電磁クラッチ22側に吸引
されて回転方向の動きが制止され、遊星ギヤ21の増速
が行われる。この増速はリングギヤ21c、プラネタリ
ーギヤ21bとリングギヤ21aの歯数比に従ってエン
ジン動力12の回転が増速されてギヤポンプ3に伝えら
れる。増速手段50が作動してギヤポンプ3が増速され
ると、ポンプ流量は図2の特性Aとなり、低回転域にお
いて必要な燃料流量を上回るポンプ流量とすることがで
き、低回転域においてもエンジン1に必要な燃料流量を
供給することが出来る。
【0022】次いで、エンジン回転数が設定された低回
転域より高くなると、コントロールユニット10からの
指令により電磁クラッチ22の通電が解除される。これ
によりリングギヤ21cがばね23によりクラッチ板2
1dに押圧され、リングギヤ21cとそれに接続された
プラネタリーギヤ21bとリングギヤ21cとが一体に
なって回転し、両ギヤ21b、21c間で相対運動ない
ので、プラネタリーギヤ21bリングギヤ21aとの相
対運動もなくなり、リングギヤ21c、プラネタリーギ
ヤ21b、リングギヤ21aの全てがいったいになって
回転し、増速は行われない。これにより、ポンプ流量
は、図2の特性AからBを経て特性Cに移行する。特性
Cはエンジン1に必要な燃料流量よりポンプ流量が若干
上回っているものである。
【0023】かかる車両用エンジンの燃料供給装置によ
れば、エンジン1に必要な燃料流量Dよりポンプ流量が
下回る低回転域で燃料必要流量Dよりポンプ流量が上回
るようにギヤポンプ3の回転数を高める増速手段50を
設けたので、エンジン1の低回転域でエンジン1に必要
な燃料流量を得ることが出来、部品点数が少なく、安価
で、しかもポンプ容量の小さいギヤポンプ3を使用する
ことが出来る。特に、ギヤポンプ3としてシールブロッ
ク型のものを使用することが出来、信頼性の高いものと
することが出来る。また、低回転域より高くなると、増
速が解除されるので、高回転域での駆動トルクの低減及
び余剰流量の低減を図ることが出来。燃費悪化を防止す
ることが出来る。更には、エンジン動力12によりギヤ
ポンプ3を動作するので、ギヤポンプ3をモータ駆動型
とする必要がなくなり、モータ駆動型のものと比較し
て、コスト低減を図ることが出来、且つ電気負荷の上昇
によるオイルタネータの大容量化が必要なく、オイルタ
ネータの機械・電気変換の低効率による燃費悪化を招く
ことがない。増速手段50は、遊星ギヤ21、電磁クラ
ッチ22等で構成しているので、安価であり、小型でエ
ンジン動力12とギヤポンプ3との間に容易に取り付け
ることが出来る。
【0024】図3は、本発明の他の実施例を示す車両用
エンジンの燃料供給装置の構成図である。この燃料供給
装置は図1のものと比較して増速手段50をモータ駆動
手段51に変更したものである。このモータ駆動手段5
1は、モータ24と、モータ24またはエンジン動力1
2のどちらか速いほうの回転数を選択する一方向クラッ
チ25とを含んで構成されている。モータ24は、エン
ジン1に必要とする燃料流量Dよりポンプ流量Cが下回
るエンジン1の低回転域で、エンジン1に必要な燃料流
量Dを上回るポンプ流量Aを得る回転数でギヤポンプ3
が運転されるように構成されている。エンジン1が前記
低回転域での回転になると、検出器9で検出され、コン
トロールユニット10からモータ24及び電磁クラッチ
22に指令が出されてモータ24運転されると共に電磁
クラッチ22が作動してモータ24がギヤポンプ3に接
続され、且つ一方向クラッチ25によりエンジン動力1
2にギヤポンプ3への接続が解除される。このようにし
て、モータ駆動手段51が作動してギヤポンプ3が高速
運転されるとポンプ流量は図2の特性Aとなり、低回転
域において必要な燃料流量をうわまわるポンプりゅうり
ょうとすることが出来、低回転域においてもエンジン1
に必要な燃料流量を供給することが出来る。次いで、エ
ンジン回転数が設定された低回転域より高くなると、コ
ントロールユニット10からの指令によりモータ24及
び電磁クラッチ22の通電が解除され、モータ24の運
転が停止すると共にモータ24のギヤポンプ3への接続
が解除され、且つ一方向クラッチ25によりエンジン動
力12がギヤポンプ3に接続される。かかる車両用エン
ジンの燃料供給装置によれば、エンジン1の燃料必要流
量Dよりポンプ流量Cが下回るエンジン1の低回転域で
エンジン1に必要な燃料流量得ることが出来る。また、
低回転域より高くなるとモータ駆動手段51が解除され
るので、駆動トルクの低減及び余剰流量の低減を図るこ
とが出来、燃費悪化を防止することが出来る。
【0025】なお、前記モータ24は、必要流量が少な
いエンジン低回転域で使用するため、全回転域で使用す
るものと比較してモータ回転数が低く、出力が少なくて
済むので、安価なモータとすることができ、オルタネー
タの大容量化が不要である。また使用時間が短いので耐
久性の点でも楽になり、ブラシの摩耗が問題とならない
ので廉価なブラシ付直流モータで構成することができ
る。
【0026】以上のようにして筒内噴射エンジンの燃料
供給装置にギヤポンプを使用する上での課題であった、
低回転域でのギヤポンプの効率の低さを克服し、駆動ト
ルクと余剰流量の低減を図り、燃費悪化を防止すること
が可能となった。
【0027】図4、図5に示す本発明の他の実施例であ
る筒内噴射エンジンの燃料供給装置では、より簡便な構
成で前記の課題を解決するために、ギヤポンプ3の駆動
手段には変更を加えず、回路構成で対応したものであ
る。
【0028】まず、図4では、フィードポンプ2とギヤ
ポンプ3の吸込ポートとを結ぶ低圧配管と、ギヤポンプ
の吐出ポートと燃料噴射弁7とを結ぶ高圧配管とを連通
する配管を新たに設け、の途中に電磁オンオフ弁13を
設置し、コントロールユニット10で前記弁13の開閉
を制御するようにしたものである。また、ギヤポンプ3
は図2の特性A・Fを有する構成となっている。電磁オ
ンオフ弁13には固定オリフィスが内蔵され、エンジン
高回転域では弁13を開放し余剰流量を一定量だけ低圧
側にリターンさせる。この結果、高圧プレッシャレギュ
レータ5を通過する余剰流量が減るため、大量の余剰流
量を処理するために高圧プレッシャレギュレータ5を大
型化するのを回避することができる。
【0029】かかる車両用エンジンの燃料供給装置によ
れば、配管と弁13という簡単な構成で低回転域での必
要な燃料流量を確保でき、且つ高回転域での余剰流量を
低圧側に戻すことが出来る。
【0030】なお、本実施例では弁13の開閉に電磁力
を使用しているが、余剰流量を利用した機械的な構成も
可能である。例えば高圧プレッシャレギュレータ5の下
流に固定オリフィスを設け、一方オンオフ弁はばね力等
で閉じた状態にしておく。余剰流量の増加に伴いオリフ
ィス手前の圧力が上昇するので、この圧力をオンオフ弁
に導きばね力と対向させるよう構成すれば、自動的に弁
の開閉が行われる。
【0031】図5の実施例では電磁オンオフ弁13に加
え逆止弁8’を設け、図4の場合と同様エンジン高回転
時に余剰流量がある一定値を越えた時点で弁を開放させ
る。開放時、高圧の余剰流量が電磁オンオフ弁13を通
ってポンプ吸入側にリターンされると逆止弁8’が閉
じ、吸入圧力が上昇する。高圧側の吐出圧力は高圧プレ
ッシャレギュレータ5により一定値に保たれているの
で、ギヤポンプ3の圧力差が減少することになる。ギヤ
ポンプ3の動トルクは圧力差に比例するので、本発明に
よれば駆動トルクを低減して燃費悪化を防止することが
できる。すなわちポンプ自身が余分にした仕事を動力回
生させるわけである。
【0032】なお、吸入流量が不足してくると吸入圧が
下がるため逆止弁が開き、再びフィードポンプからの補
給が行われる。また電磁オンオフ弁には固定オリフィス
が内蔵されており、余剰流量を一定量だけ流すようにし
ている。因みにオリフィスがない場合、ポンプが吐出し
た全量が吸入側に戻りこの部分で燃料が循環し続けるこ
とになり、燃料噴射弁側に供給されず、また吐出圧力自
体下がってしまう。
【0033】以上のようにかかる実施例によれば、ポン
プの余剰流量を動力回生してポンプの駆動トルクを下げ
ることが可能になった。ただし吸入圧力が高くなるた
め、ポンプ構造もこれに伴い若干の改良を施すのが好ま
しい。またエンジンの低燃費化を図るためにはポンプ自
体の更なる効率向上が望まれる。
【0034】このため本発明の一実施例であるシールブ
ロック形ギヤポンプは以下のような特徴を備えたもので
ある。本ポンプの詳細な構造を図6〜図8を用いて説明
する。図6は本発明の一実施例であるシールブロック形
ギヤポンプの縦断面図であり、図6におけるA−A断面
を図7に、B−B断面を図8に示す。図6において41
はフロントカバー、37はリアケースで軸受39、3
9’を介してドライブ軸と一体になったドライブギヤ3
1が両者41、37に軸支されている。ドライブ軸31
aの先端にはカップリング45が接続されエンジン動力
により回転駆動される。ドライブ軸31aを伝って燃料
がポンプ外部へ漏れるのを防ぐため、軸シール43なら
びにこれを保持する止め輪44が設けてある。
【0035】上記説明において両ギヤ軸のケースや側板
に対する保持方法を軸支または支持と区別して説明した
が、本明細書において軸支とはケースや側板に対して位
置決めされて回転自在に保持する機構をいい、支持とは
位置決めされてない機構をいう。
【0036】ここで軸シール43には吸入圧力が直接作
用するため、前記した吸入圧力を上げて動力回生する方
法では軸シールの耐圧性が問題となる。このため本ポン
プではドレンポート46を設け、軸受39とドライブ軸
31aとのすきまを通って減圧した燃料を低圧ラインに
抜くようにしている。具体的な戻し位置としては図5に
示すように逆止弁8’の手前の低圧配管に戻すか、ある
いはタンク6まで直接戻して大気開放すればよい。軸受
すきまが大きい場合は減圧が十分でないので、別途すき
まを詰めた絞りが必要になる。これにより吸入圧力の大
小に拘わらず、軸シールには常にフィード圧力以下の低
圧しか作用せず、耐久性、信頼性を向上できる。
【0037】次にドリブンギヤ32はドライブギヤ31
と互いにかみ合って回転しポンプ作用を行うものであ
る。34、34’はその一方の側面が両ギヤ31、32
の側面にそれぞれ摺接し、ギヤ31、32の側面シール
を行う一対のシール側板で、図7に示すように両ギヤ3
1、32のシャフト31a、32aが貫通される孔を有
し、このそれぞれの孔が両軸を保持する軸受を形成して
おり、このシール側板によってドライブギヤ31、ドリ
ブンギヤ32の両軸31a,32aが平行かつ所定の間
隔を有して支持されている。リアケース37は図7に示
すように内部が円筒形をなすもので、両ギヤ31、32
とは離れてこれを包囲し、フロントカバー41とで側板
34、34’および両ギヤ31、32を挟み込んで支持
している。側板34、34’は同一形状のもので両ギヤ
31、32のシールを行う側は図7に示す形状に、フロ
ントカバー41内面、リアケース39内面に面する側は
図8に示す形状に形成されている。両側板34、34’
は図7、図8に示すように吸込用流通孔となる吸込ポー
ト35を有しており、吸込ポート35近傍における外縁
Rは両ギ31、32ヤの歯先円の径にほぼ等しく形成さ
れている。33は吸込ポート近傍において両ギヤ31、
32の歯先シールを行うシール部材(以下、シールブロ
ックと称する。)で、フロントカバー41およびリアケ
ース37とは別個に構成される。
【0038】シールブロック33のそれぞれのシール面
は、ギヤ外径を直径とする円弧すなわち側板34’のそ
の部における外縁Rと等しく形成され、図7、図8に示
すようにシールブロック33はそのシール面が側板3
4’の外縁Rに接合した状態で両側板34、34’に両
持ち保持されている。なお、吸込ポート35は側板3
4、34’およびシールブロック33とリアケース37
において形成され、吐出ポート36はリヤケース37内
に形成される。
【0039】ここでシールブロック形ギヤポンプ3の特
長として、歯先すきまはギヤ31、32と側板34、3
4’のただ2つの寸法関係で決まり、多くの部品の集積
加工公差の影響を受けない結果、性能のばらつきが少な
いことが挙げられる。また慣らし運転時にシールブロッ
ク33の内面をギヤで削り取ることで加工公差を吸収
し、極めて微少な歯先すきまとすることで性能向上を果
たしている。
【0040】両ギヤ31、32のポンプ作用によって吸
込ポート35より吸い込まれたガソリンはリアケース3
7内Aに放出され、このケース37内に充満すると、ガ
ソリンは吐出ポート36より外部に吐出される。図8に
おい、て38は、側板34およびシールブロック33の
端面に形成された溝34aおよび33dにはめ込んだ圧
力区画シールで、吸込ポート35の接合面のシールを行
うものである。これはリアケース内の圧力すなわち吐出
圧力と、吸込ポート35部の圧力すなわち吸込圧力との
圧力差によって、リアケース内のガソリンがこの接合面
を通って吸込ポートと連通しないようにするためのもの
である。と同時に側板背面(側板34、34’のフロン
トカバー41またはリアケース37との接合面)の圧力
分布を決定し、側板内面(側板34、34’のギヤ3
1、32との接合面)の圧力との軸方向推力をバランス
させ、ギヤ31、32に対してスラストな推力が生じな
いようにする役割を担うものである。すなわち、圧力区
画シール38の内側を吸込圧力、外側を吐出圧力に区画
することで、側板34、34’の両面にはケース内の圧
力が大きさ等しく作用するようになっており、軸方向の
完全な圧力バランスが得られている。と同時に側板3
4、34’のギヤ側面シールが良好に行われる。
【0041】また両ギヤ31、32は両側板34、3
4’に設けられた軸受孔により位置決めがなされ、フロ
ントカバー41、リアケース37との位置決めは、両者
にはめ込まれた軸受39、39’によりドライブ軸31
aのみが位置決めされ、ドリブン側は無拘束としてい
る。このためリアケース内部品全体はドライブ軸31a
を中心として回転しようとする反作用モーメントが生じ
るため、ケース内にシールブロック33の突起部33c
を押し当てて回転止めとしている。
【0042】特公昭45−16302に記載のギヤポン
プも、ドリブン側を無拘束としドライブ軸に対する揺動
のみを制止する構成とすることで、ポンプ内部の主要部
品である両ギヤ、両側板、シールブロックの位置をドラ
イブ軸を基準に無理なく位置決めでき、各部の寸法の干
渉がなく、また各部品の加工公差の集積の影響を受けな
いため製品のばらつきを小とすることを可能にしたもの
である。しかし特公昭45−16302に記載のギヤポ
ンプでは、軸受を両側板にはめ込み、ドライブ側の軸受
を側板から少し飛び出した状態にしておき、この飛び出
し部をフロントカバーおよびリアケースの軸用穴にはめ
込んで位置決めさせているが、燃料ポンプに用いる上で
はこの構造が問題となる。
【0043】エンジン直結型のギヤポンプは図6に示す
ようにカップリング45等を用いてクランク軸やカム軸
等から動力伝達され、この際の取り付け誤差やエンジン
の角加速度の変動などによりドライブ軸には入力端から
ラジアル方向の荷重を少なからず受ける。これによりド
ライブ軸が傾くと、特公昭45−16302に記載のギ
ヤポンプでは側板とこれに一体に結合されてフロントカ
バーおよびリアケース内にはめ込まれた軸受とが同時に
傾こうとし、軸受部が半径方向に拘束される結果、側板
の軸方向の動きが阻害され正確な圧力バランスが困難に
なる。作動流体に油を用いる場合は大きな問題にはなら
ないが、ガソリンでは傾きによるわずかなすきまの増大
が著しい性能低下につながるため、構造上の対策が必要
になる。
【0044】このため本発明のギヤポンプでは図6に示
すようにフロントカバー41、リアケース37内に側板
内の軸受とは独立に軸受39、39’を設け、軸を傾け
る力が作用しても側板の動きは阻害されないようにした
ものである。
【0045】なお、このときドライブ軸31aは4つの
軸受で支持することになり、軸受同士の干渉が起こる可
能性があるため、軸受39、39’とドライブ軸31a
とのクリアランスを側板部の軸受とドライブ軸31aと
のクリアランスよりも小さくするのが好ましい。これに
より外側の長い距離で両端支持するため剛性が向上し、
軸受同士の干渉もなくなる。またすきまを詰めることで
傾き自体小さく規定することができ、傾きに伴うギヤ側
面すきまの増大を防ぐことができる。
【0046】なお、フロントカバー41およびリアケー
ス37は生産性の観点からアルミが一般に用いられ軸受
材料としてはやや不向きなため、焼結合金や樹脂製の軸
受39、39’を別途圧入している。側板34、34’
はギヤ31、32との摺動に対応するためそれ自身を摺
動性のよい材料で作るので軸受を兼ねることが可能であ
るが、材料によっては側板34、34’にも軸受ブシュ
を圧入して使用する。
【0047】かかる実施例によれば、入力軸からの外乱
に対するロバスト性が向上し、側面すきまの増大を防ぎ
つつ安定して側板の圧力平衡が保たれる結果、漏れ量が
少なくなり容積効率が向上し、ポンプ性能の安定確保が
なされる。
【0048】以上述べたように本ポンプはいわゆる可動
側板タイプのシールブロック形ギヤポンプであり、両ギ
ヤ31、32の側面を側板34、34’でシールし、歯
先をシールブロック33でシールしてポンプの内部漏れ
を極小化させるものである。側板34、34’の役割は
吐出圧力の大小に依らずギヤ側面とのすきまを常に一定
に保つためのものであり、基本的にはギヤと接触してい
るため巨視的なすきまはない。もし側板内面が高圧にな
れば側板背面のすきまに導かれたガソリンも高圧になる
ので軸方向の圧力平衡が保たれる結果、側板は常にギヤ
側面との接触を保つようになっている。側板34、3
4’は摩擦増加による負荷トルクの増大や、摩耗、焼き
付き等の観点からギヤ側面に押し付けすぎるのは避ける
べきであり、ゴムなどの弾性体で作られた圧力区画シー
ル38、38’による初期荷重のみでかるくギヤ側面と
の接触を保っているのが理想である。
【0049】このためには側板34、34’の軸方向の
圧力平衡をできるだけ正確に行う必要があり、本発明の
ギヤポンプ3では図7に示すように側板34’のギヤと
摺接する面に、吸込ポート35と両ギヤ軸受部とを連通
する低圧導入溝34c’、34d’を設け、両ギヤ軸受
部の圧力を常に吸入圧力と等しくなるようにしている。
このとき低圧導入溝34c’、34d’は図のαで示さ
れる低圧領域内に構成するため、ギヤ31、32との側
面シールには何ら悪影響を与えない。なお34a’、3
4b’は両ギヤ31、32のかみ合い位置での燃料の閉
じ込みによる振動騒音を防止するための逃げ溝で、この
種のギヤポンプ3に一般に用いられるものであるが、本
ポンプではこの溝34a’、34b’をできるだけ深く
えぐることで最も吸入負圧が大きいギヤ側面から燃料が
流れ込むようにし、吸入時のキャビテーションを防止さ
せている。
【0050】図9は本発明の他の実施例であるギヤポン
プ3の圧力バランスを説明する図であり、図中左側の側
板34が低圧導入溝34dを設けた場合、右側の側板3
4’が溝無しの場合の圧力分布である。運転時ギヤ外周
部には高圧が作用し、ギヤ軸部には低圧が導かれている
ので、ギヤ32と両側板34、34’との側面シール面
には圧力勾配があり、ギヤ外周から中心部に向かって流
れる側面漏れが存在する。このとき低圧導入溝のない側
板34’では低圧ライン(吸入ポート)がリアケース3
7に設けられた溝37aにより軸端に導かれているの
で、側面漏れは図示のように軸受内を通って低圧ライン
に抜ける。このとき側面漏れが軸受を通過する抵抗によ
り圧力が発生し、この圧力は側面漏れの量、軸受すきま
の大きさにより変動する。このため側板内面の圧力の総
和が変動し、圧力区画シール38’によって規定される
側板背面の圧力の総和とのバランスが崩れる結果、側板
がギヤから離れてしまう事態が起こる。これを防止する
ために軸受すきまを大きくしたり、軸受の一部に切り欠
き溝を入れて流れ抵抗を減らす等の方法があるが、軸受
すきまは軸の傾きを防止する上でも軸受の負荷容量を確
保する上でもあまり大きくとれず、切り欠き溝でも十分
な通路面積を確保するのは困難で、側板軸受に巻きブシ
ュを圧入して使用する場合などは溝の加工自体不可能で
ある。
【0051】これに対し低圧導入溝34dを設けた側板
34の場合、側板内面のギヤ軸部には常に吸込圧力が導
かれているので、圧力勾配の形態は常に一定で、側面漏
れの量、軸受すきまに左右されない安定した圧力バラン
スを実現することができる。また副次的な効果としてギ
ヤ摺動面が低圧導入溝を通過する際に燃料で濡れるた
め、油膜切れが防止され、耐久性を向上させることがで
きる。
【0052】以上述べたように、本発明によれば側板の
圧力バランスが安定して保たれる結果、漏れ量が低減し
容積効率が向上し、摩擦が低減し機械効率が向上し、ま
た潤滑性が向上し長寿命化を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の車両用エンジンの燃料供給装置
は、部品数の少ないギヤポンプを用いてコスト低減を図
ると共に、エンジンの低回転域でエンジンへの燃料必要
量が得られ、高回転域で大幅な余剰流量が発生せず、燃
費が良好である。
【0054】また、本発明の燃料ポンプ3は、車両用エ
ンジンの燃料供給装置に用いられ、耐久性、信頼性及び
性能が優れたギヤポンプである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用エンジンの燃料
供給装置の構成図。
【図2】本発明の車両用エンジンの燃料供給装置に用い
られるギヤポンプの特性を説明する図。
【図3】本発明の他の実施例である車両用エンジンの燃
料供給装置の構成図。
【図4】本発明の他の実施例である車両用エンジンの燃
料供給装置の構成図。
【図5】本発明の他の実施例である車両用エンジンの燃
料供給装置の構成図。
【図6】本発明の一実施例であるギヤポンプの側面断面
図。
【図7】本発明の一実施例であるギヤポンプの正面断面
図。
【図8】本発明の一実施例であるギヤポンプの正面断面
図。
【図9】本発明の一実施例であるギヤポンプの圧力バラ
ンスを説明する図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…フィードポンプ、3…ギヤポンプ、
4…低圧プレッシャレギュレータ、5…高圧プレッシャ
レギュレータ、6…燃料タンク、7…燃料噴射弁、8…
逆止弁、9…圧力センサ、10…コントロールユニッ
ト、11…燃料噴射弁駆動回路、12…エンジン動力、
13…電磁オンオフ弁、21…遊星ギヤ、22…電磁ク
ラッチ、23…ばね、24…モータ、25…ワンウエイ
クラッチ、31…ドライブギヤ、32…ドリブンギヤ、
33…シールブロック、34…側板、35…吸込ポー
ト、36…吐出ポート、37…リヤケース、38…圧力
区画シール、39…軸受、41…フロントケース、42
…Oリング、43…軸シール、44…止め輪、45…カ
ップリング、46…ドレンポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 由起夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 赤坂 吉道 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクより燃料を燃料ポンプにてエン
    ジンに供給する車両用エンジンの燃料供給装置におい
    て、前記燃料ポンプをギヤポンプで構成するすると共に
    エンジン動力で駆動し、前記エンジンの燃料必要流量よ
    りポンプ流量が下回るエンジンの低回転域で前記燃料必
    要流量よりポンプ流量が上回るように燃料ポンプの回転
    数を高める増速手段を設けたことを特徴とする車両用エ
    ンジンの燃料供給装置。
  2. 【請求項2】前記増速手段をエンジン動力を増速する遊
    星ギヤ・遊星ギヤの動作状態を切り換える電磁クラッチ
    およびばねで構成し、エンジン動力を遊星ギヤで増速し
    てポンプを駆動し、遊星ギヤの動作状態を電磁クラッチ
    で切り換えることにより、増速運転と増速を解除した直
    結運転とを切り換えるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用エンジンの燃料供給装置。
  3. 【請求項3】燃料タンクより燃料を燃料ポンプにてエン
    ジンに供給する車両用エンジンの燃料供給装置におい
    て、前記燃料ポンプをギヤポンプで構成するすると共に
    エンジン動力で駆動し、前記エンジンの燃料必要流量よ
    りポンプ流量が下回るエンジンの低回転域で前記燃料必
    要流量よりポンプ流量が上回るように燃料ポンプを駆動
    するモータ駆動手段を設けたことを特徴とする車両用エ
    ンジンの燃料供給装置。
  4. 【請求項4】前記モータ駆動手段をエンジン動力を増速
    する遊星ギヤ・遊星ギヤの動作状態を切り換える電磁ク
    ラッチおよびばねで構成し、エンジン動力を遊星ギヤで
    増速してポンプを駆動し、遊星ギヤの動作状態を電磁ク
    ラッチで切り換えることにより、増速運転と増速を解除
    した直結運転とを切り換えるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の車両用エンジンの燃料供給装置。
  5. 【請求項5】前記モータはブラシ付直流モータとしたこ
    とを特徴とする請求項3記載の車両用エンジンの燃料供
    給装置。
  6. 【請求項6】燃料を噴射して火花点火により燃焼させる
    車両用エンジンの燃料供給装置において、 燃料を噴射
    する燃料噴射ノズルと、密封されたギヤケース内におい
    て互いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行うシール部材
    を、ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合い部近傍で
    1ないし2枚の歯先との間で設けると共に、このシール
    部材に低圧燃料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部お
    よび当該シール部以外のケース内部を高圧燃料流通部と
    したギヤポンプと、エンジン動力を増速して該ギヤポン
    プに駆動力を与える遊星ギヤと、該遊星ギヤの増速の有
    無を切り換える電磁クラッチと、燃料タンクと、かつ該
    燃料タンクと前記低圧燃料流通孔を結ぶ燃料配管ならび
    に前記燃料噴射ノズルと前記高圧燃料流通部とを結ぶ配
    管とからなることを特徴とする車両用エンジンの燃料供
    給装置。
  7. 【請求項7】燃料タンクより燃料を燃料ポンプにてエン
    ジンに供給する車両用エンジンの燃料供給装置におい
    て、前記燃料ポンプをギヤポンプで構成するすると共に
    前記エンジンのエンジン動力で駆動し、前記エンジンの
    燃料必要流量よりポンプ流量が大幅に上回るエンジンの
    高回転域で燃料ポンプの高圧側より低圧側に余剰流量を
    バイパスする弁を設けたことを特徴とする車両用エンジ
    ンの燃料供給装置。
  8. 【請求項8】筒内に直接燃料を噴射して火花点火により
    燃焼させる筒内エンジンの燃料供給装置において、 燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、密封されたギヤケー
    ス内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行う
    シール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合
    い部近傍に設けると共に、このシール部材に低圧燃料流
    通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当該シール部
    以外のケース内部を高圧燃料流通部としたギヤポンプ
    と、燃料ポンプと、該燃料タンクと前記低圧燃料流通孔
    を結ぶ第1の燃料配管ならびに前記燃料噴射ノズルと前
    記高圧燃料流通部とを結ぶ第2の配管と、かつ 前記第
    1、第2の配管とを連通する配管の途中に設けられ、前
    記高圧燃料の低圧側への戻し量を制御する開閉弁とから
    なることを特徴とする筒内噴射エンジン用燃料供給装
    置。
  9. 【請求項9】筒内に直接燃料を噴射して火花点火により
    燃焼させる筒内エンジンの燃料供給装置において、 燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、密封されたギヤケー
    ス内において互いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行う
    シール部材を、ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合
    い部近傍に設けると共に、このシール部材に低圧燃料流
    通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当該シール部
    以外のケース内部を高圧燃料流通部としたギヤポンプ
    と、燃料ポンプと、該燃料タンクと前記低圧燃料流通孔
    を結ぶ第1の燃料配管ならびに前記燃料噴射ノズルと前
    記高圧燃料流通部とを結ぶ第2の配管と、かつ 前記第
    1の配管の途中に設けられた逆止弁と、前記逆止弁と前
    記低圧燃料流通孔間の配管と前記第2の配管とを連通す
    る配管の途中に設けられ、前記高圧燃料の低圧側への戻
    し量を制御する開閉弁とからなることを特徴とする筒内
    噴射エンジン用燃料供給装置。
  10. 【請求項10】車両燃料の圧送のために使用されるギヤ
    ポンプにおいて、 密封されたギヤケース内において互
    いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行うシール部材を、
    ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合い部近傍で複数
    の歯先との間で設けると共に、このシール部材に低圧燃
    料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当該シー
    ル部以外のケース内部を高圧燃料流通部とし、かつ 駆
    動側のギヤ軸からの燃料の外部漏れを防ぐ軸シールを設
    けると共に、該軸シールの前段に絞りを形成し、さらに
    該軸シールと該絞りとの間に燃料排出孔を設けたことを
    特徴とするギヤポンプ。
  11. 【請求項11】車両燃料の圧送のために使用されるギヤ
    ポンプにおいて、 密封されたギヤケース内において互
    いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行うシール部材を、
    ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合い部近傍で複数
    の歯先との間で設けると共に、このシール部材に低圧燃
    料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当該シー
    ル部以外のケース内部を高圧燃料流通部とし、かつ両ギ
    ヤの端面に対するケース側板の作用を行う一対のシール
    側板を両ギヤ軸を軸支させた状態で取り付け、かつシー
    ル側板の外縁を両ギヤの外径に等しく形成して、この両
    シール側板の外縁部に前記シール部材を燃料の吸入側に
    両持ちさせる状態で圧接保持し、さらに被駆動側のギヤ
    軸はギヤケースまたはケースカバーに直接軸支させない
    で、シール側板およびシール部材を介してギヤケースに
    て支持するか、あるいはこの軸を他方の軸のまわりに揺
    動できない状態にギヤケースまたはケースカバーに前記
    側板内の軸受とは独立に設けられた軸用穴に挿入し支持
    させるようにし、駆動側のギヤ軸はギヤケースおよびケ
    ースカバーに設けられた軸受により直接軸支させるよう
    にしたことを特徴とするギヤポンプ。
  12. 【請求項12】前記駆動側のギヤ軸の軸受のうち、ギヤ
    ケースおよびケースカバーに設けた軸受とギヤ軸との直
    径すきまを、シール側板に設けた軸受とギヤ軸との直径
    すきまよりも小さくしたことを特徴とする請求項11記
    載のギヤポンプ。
  13. 【請求項13】車両燃料の圧送のために使用されるギヤ
    ポンプにおいて、 密封されたギヤケース内において互
    いにかみ合う両ギヤの歯先シールを行うシール部材を、
    ギヤケースと別個で、かつ低圧側かみ合い部近傍で複数
    の歯先との間で設けると共に、このシール部材に低圧燃
    料流通孔を形成し、両ギヤのかみ合い部および当該シー
    ル部以外のケース内部を高圧燃料流通部とし、かつ両ギ
    ヤの端面に対するケース側板の作用を行う一対のシール
    側板を両ギヤ軸を軸支させた状態で取り付け、かつシー
    ル側板の外縁を両ギヤの外径に等しく形成して、この両
    シール側板の外縁部に前記シール部材を燃料の吸入側に
    両持ちさせる状態で圧接保持し、さらに前記シール側板
    のギヤと摺接する側の面に、前記低圧流通孔と両ギヤ軸
    の軸受部とを連通する溝を形成し、前記溝を低圧側かみ
    合い部近傍に設けたことを特徴とするギヤポンプ。
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