JPH1193225A - 地下水取水施設の管理方法およびそれに用いる地下水取水設備 - Google Patents

地下水取水施設の管理方法およびそれに用いる地下水取水設備

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JPH1193225A
JPH1193225A JP25911797A JP25911797A JPH1193225A JP H1193225 A JPH1193225 A JP H1193225A JP 25911797 A JP25911797 A JP 25911797A JP 25911797 A JP25911797 A JP 25911797A JP H1193225 A JPH1193225 A JP H1193225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施設周辺地盤の透水層の透水係数の変化に関
わりなく地盤中の透水層から地下水を安定的に取水する
ことが可能であるような地下水取水施設の管理方法およ
びそれに用いる地下水取水設備を提供することを目的と
する。 【解決手段】 地下水取水設備22を、揚水坑25と、
揚水坑25から延出する集水構造26とを備えた構成と
するとともに、集水構造36を、地盤21の透水層29
内に到達する集水パイプ30を備えた構成とし、集水パ
イプ30の先端部30aを地下水の取水部33とした。
さらに、施設の管理にあたっては、揚水坑25内部の集
水部34の水位を調整することによって、取水部33か
らの取水量を調整しておくとともに、透水層29と取水
部33との間の透水係数が低下した際には、集水部34
の水位を低下させることによって、取水量を確保するこ
ととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤内に設置され
て、地下水を取水するための地下水取水施設の管理方法
およびそれに用いる地下水取水設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、飲料水、工業用水、農業用水等
に用いられる水資源は、主に河川、湖沼等からの自然水
域からの取水、ダムからの取水、および、土壌中の地下
水揚水で賄われている。しかし、近年、河川、湖沼水の
取水施設やダムの建設に有利な立地は少なくなってきて
おり、これらによる水資源の確保は従来より困難になっ
てきている。
【0003】一方、土壌中の地下水揚水は、井戸により
行われるのが最も一般的であるが、井戸による取水は、
一般的に規模が小さく、また井戸毎に揚水ポンプが必要
で管理も煩雑であるため、大規模な地下水開発が困難で
ある場合がある。
【0004】このような事情に鑑み、地中の地下水資源
を大規模に取水できる施設として、本願発明の発明者ら
は、先に、図9に示すような施設を提案した。図9に示
す地下水取水施設1は、本出願人の出願による特開平9
−132928号公報記載のものであり、地盤2におけ
る岩盤層3に設けられた集水トンネル4と、集水トンネ
ル4によって集めた水を貯留するための貯水槽5と、貯
水槽5から水を揚水するための揚水手段6とを備えた構
成とされている。
【0005】集水トンネル4は、その壁面8に集水孔
9,9,…が多数設けられた構成とされるとともに、そ
の底部10が、貯水槽5に向かって下り勾配となるよう
に形成されている。岩盤層3に滞留する地下水は、集水
トンネル4の壁面8および集水孔9,9,…において自
然湧水として発生するとともに、貯水槽5に向かって流
下し、さらに、貯水槽5から揚水手段6によって地上に
揚水されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の地下
水取水施設1は、固結性の高い岩盤層3からの取水を対
象としたものである。しかし、一般に、岩盤層は透水性
が低いことが多く、地下水資源のさらなる大規模利用を
図るためには、岩盤層からだけでなく、砂層や砂礫層な
どの高透水性土壌からも大規模な取水が可能であるよう
な施設が必要とされていた。
【0007】しかしながら、砂層や砂礫層は地盤の固結
性に欠ける場合が多く、したがって例えば、上述の地下
水取水施設1と同様の施設を砂層や砂礫層等に対して適
用したとしても、施設の運用年数の経過に伴い、砂等の
細粒分や地下水中の懸濁物が集水パイプや同パイプの周
辺地盤に滞積して目詰まりが発生するため、やがては施
設の取水能力が低下する。このようなことから、施設の
運用年数の経過に関係なく、必要な取水量を確保するこ
とができるような施設およびその管理方法の開発が望ま
れていた。
【0008】本発明は、以上のような事情に鑑み行われ
たものであり、施設内部の透水係数の変化に関わりなく
地盤中の透水層から地下水を安定的に取水することが可
能であるような地下水取水施設の管理方法およびそれに
用いる地下水取水設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては以下の手段を採用した。すなわ
ち、請求項1記載の地下水取水施設の管理方法は、地盤
内の透水層に位置する取水部と、該取水部から取水した
地下水を集水する集水部とを備えて構成され、なおか
つ、該集水部が開水面を有する構成とされる地下水取水
施設の管理方法であって、前記集水部の水位を調整する
ことによって、前記取水部からの取水量を調整しておく
とともに、前記透水層と前記取水部との間の透水係数が
低下した際には、前記集水部の水位を低下させることに
よって、前記取水量を確保することを特徴とする。
【0010】この地下水取水施設の管理方法において
は、集水部の水位を調整することによって、透水層と取
水部との間の動水勾配を調整することができ、取水部と
集水部との間の透水係数が低下した際には、集水部の水
位を低下させて、この動水勾配を大きくすることによっ
て、取水量を確保することができる。
【0011】請求項2記載の地下水取水施設の管理方法
は、請求項1記載の地下水取水施設の管理方法であっ
て、前記取水部と前記集水部との間の透水係数の経年的
な変化に対応させて、前記集水部の水位を漸次調整する
ことを特徴とする。
【0012】このような構成とされるために、この地下
水取水施設の管理方法においては、透水層と取水部との
間の動水勾配を透水係数の経年変化に対応させて変化さ
せることによって、取水部による取水量を確保すること
が可能である。
【0013】請求項3記載の地下水取水設備は、請求項
1または2記載の地下水取水施設の管理方法を実施する
ための地下水取水設備であって、地表面から地盤中を掘
り下げることにより形成された揚水坑と、該揚水坑から
延出する集水構造とを備えてなり、該集水構造は、少な
くともその先端部が前記地盤中の透水層内に位置するよ
うに設けられた集水パイプを備えた構成とされ、該集水
パイプの先端部には、前記取水部が形成され、前記揚水
坑の内部には、前記集水部が形成されるとともに、その
水位を調整可能な水位調整手段が設けられていることを
特徴とする。
【0014】この地下水取水設備においては、施設の運
用年数の経過に伴って、施設における取水量に変化が生
じた際に、水位調整手段を用いてその取水量を管理する
ことが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図1から図5を参照して説明する。図1に示すよう
に、地下水取水施設20は、地盤21内に設置された施
設であり、地下水取水設備22を備えた構成とされてい
る。地下水取水設備22は、地表面23から地盤21中
を掘り下げることによって立坑として形成された揚水坑
25と、揚水坑25から延出する集水構造26とから概
略構成されている。
【0016】地盤21は、岩盤層28上に砂層または砂
礫層からなる透水層29が積層する構成とされており、
揚水坑25は、地表面23から透水層29を貫通して岩
盤層28に到達するように形成されている。また集水構
造26は、揚水坑25における岩盤層28内に位置する
下位部25aから側方へ延出する構成とされている。
【0017】集水構造26は、具体的には、揚水坑25
より水平に延出する集水パイプ30により構成されてい
る。集水パイプ30は、その先端部30aが、地盤21
内における透水層29に到達するように形成されてお
り、その基端部30bが、揚水坑25と連通する構成と
されている。
【0018】図2(a)は、集水パイプ30の断面構造
を示す図である。図中に示すように、集水パイプ30
は、透水性を有するドレーン材Dを管状に形成したもの
であり、透水層29中の地下水をその内部30cに導き
入れることが可能な構成とされている。また、図中
(b)において示すように、集水パイプ30の先端には
栓31が設けられており、これにより透水層29内部の
砂等が集水パイプ30の先端から内部30cに侵入しな
いようになっている。また、このような構成とされるた
め、集水パイプ30は、その全体が、透水層29中の地
下水を取水するための取水部33として機能することと
なる。
【0019】また、図1に示すように、揚水坑25の下
位部25aは、集水構造26により取水した水を集水す
るための集水部34とされている。集水部34には、集
水した地下水が滞留することによって水面(開水面)3
5が形成されている。また、揚水坑25の内部には、揚
水装置36が設けられている。揚水装置36は、揚水パ
イプ37を介して地上側と接続されており、これにより
揚水坑25内部に滞留する水を地上に揚水することが可
能な構成とされている。さらに、これら揚水装置36お
よび揚水パイプ37を用いて揚水坑25内部から水を揚
水することで、揚水坑25内部の水位を調整することが
可能とされており、これにより、揚水装置26および揚
水パイプ27は、集水部34の水位を調整することが可
能な水位調整手段38として機能することとなる。
【0020】以上が、地下水取水施設20の主要な構成
であるが、次に、地下水取水設備22を使用した施設の
管理方法を説明する。図3に示すように、揚水坑25内
部の水位をL1、地盤21の水位をL2とした場合、取水
部33(図1,2参照)においては、地盤21側から
は、取水部33と地盤21の水位L2との間の高低差H
に対応した水圧が作用することとなり、また、集水パイ
プ30側からは、取水部33と揚水坑25の水位L1
の間の高低差hに対応した水圧が作用することとなる。
したがって、取水部33に対しては、これらの水圧の差
によって生じる水頭差ΔH(=H−h)が作用する。
【0021】ここで、揚水坑25内部の水位L1が、取
水部33の位置より低く設定されている場合には、水頭
差ΔHは高低差Hと同一となり、透水層29中の地下水
は、この水頭差に対応した噴出力で湧水することとな
る。一方、揚水坑25内部の水位L1と地盤内の水位L2
が同一である場合には、取水部33においては水頭差Δ
Hが生じず、これにより、取水部33においては、透水
層29中の地下水が自然噴出することがなくなる。
【0022】このような水頭差ΔHと取水部33におけ
る湧水量との関係は、図4のグラフのように表すことが
できる。このグラフにおいては、水頭差ΔHが地下水位
2と取水部33との高低差Hと同一である場合(ΔH
=Hである場合)の湧水量を100%とした場合の、水
頭差ΔHと湧水量(%)との関係が示されている。
【0023】このグラフに示すように、水頭差ΔHと湧
水量とは、ほぼ比例関係にあると考えられ、したがっ
て、水位調整手段38により揚水坑25(集水部34)
内部の水位を調整することによって、取水部33からの
取水量を調整することが可能である。
【0024】また、地下水取水設備22は、地盤中の透
水層29内の地下水を取水する構成とされていることか
ら、地下水取水施設20の運用期間の経過に伴って、砂
等の細粒分や地下水中の懸濁物が、集水パイプ30およ
び透水層29における集水パイプ30の周囲領域R(図
2(a)参照)において滞積して目詰まりが発生するこ
とが予想される。この場合、結果として、取水部33と
透水層29との間の透水係数が低下することとなり、地
下水取水施設20による取水量が減少していくことが懸
念される。
【0025】このときの地下水取水施設20による取水
量Qは、以下の式(1),(2)により表されると考え
られる。 Q=N×q (1) q=K×ΔH×F (2) ここに、N:集水パイプ30の本数、q:単独の集水パ
イプ30による取水量、K:集水パイプ30内部の透水
係数、F:集水パイプ30の構造による係数。
【0026】したがって、取水量Qを確保するために
は、透水係数Kの値の経年的な減少に対応させて、水頭
差ΔHを上昇させていけばよいこととなる。そこで、本
実施の形態の管理方法においては、透水係数Kの経年的
な変化に対応させて、水位調整手段38により集水部3
4の水位を漸次調整し、これによって水頭差ΔHを調整
することにより、集水部34からの湧水量を所定量に保
ち、地下水取水施設20の取水量を確保することとす
る。具体的には、図5のグラフに示すように、稼働年数
の経過による透水係数Kの低下に伴って、施設の取水部
33における湧水量が、初期の100%からC%に漸近
していくとした場合(図中符号s)に、この湧水量の減
少を補うように、すなわち、透水係数Kが初期の値を保
つと仮定した場合に湧水量が100/C%に漸近するよ
うに(図中符号t)、水頭差ΔHを調整する。これによ
り、湧水量が一定(図中符号u)に保たれることとな
る。
【0027】上述の地下水取水施設20の管理方法によ
れば、施設の運用期間の経過に伴って、取水部33と透
水層29との間の透水係数が低下した場合においても、
施設の取水量を確保することができ、安定した地下水の
利用が可能となる。また、これにより透水層29が固結
性に欠ける地盤である場合にも、集水パイプ30を用い
て地下水を安定的に取水することが可能となり、地下水
取水施設20の立地にあたっての地質上の制約を少なく
することができる。
【0028】特に、上述のように、取水部33と透水層
29との間の透水係数Kの経年的変化に伴い、集水部3
4の水位を漸次調整していくことによって、施設の集水
性能を一定に保つことができ、これにより施設の耐用年
数を長期化させることが可能である。
【0029】また、上述の地下水取水設備22によれ
ば、施設の集水性能を一定に保つことができ、これによ
り安定した地下水の利用が可能とされるとともに、施設
の耐用年数を長くすることが可能となる。
【0030】なお、上記実施の形態において、本発明の
主旨を逸脱しない範囲内で、地下水取水設備22の各部
の構造等について、他の構成を採用するようにしてもよ
い。
【0031】図6に示す地下水取水設備22において
は、集水構造26が、揚水坑25から上り勾配に延出す
るように形成されたシールドトンネル40と、シールド
トンネル40から延出するように設けられた集水パイプ
30,30,…とによって構成されている。
【0032】シールドトンネル40は、揚水坑25の下
位部25aをその基端部40aとして、その先端部40
bが、地盤21中の透水層29に到達するように形成さ
れている。また、集水パイプ30,30,…は、透水層
29内に配置されて、地下水を取水するための取水部3
3とされる。
【0033】また、図7に示す地下水取水設備22にお
いては、集水構造26が、揚水坑25から延出する連絡
トンネル54と、連絡トンネル54と連通する集水トン
ネル55と、集水トンネル55から延出する集水パイプ
30とから構成される。集水パイプ30は、その先端部
30aが地盤21内の透水層29中に位置するように配
置されるとともに、透水層29の地下水を取水するため
の取水部33とされる。
【0034】これら図6,7に示した地下水取水設備2
2においても、揚水坑25内部(集水部34)の水位L
1を、揚水装置36および揚水パイプ37(水位調整手
段38)によって調整することによって、上記実施の形
態と全く同様の効果を得ることが可能である。
【0035】また、図1、6、7に示した地下水取水設
備22における集水パイプ30は、図8に示すような構
造であってもよい。図8(a)に示す集水パイプ30
は、孔42,42,…を有する有孔管43によって形成
されたものである。図8(b)は、図8(a)に示した
集水パイプ30の断面を示した図である。図中に示すよ
うに、有孔管43の内部にはフィルター材44が充填さ
れており、フィルター材44によって、孔42,42,
…から有孔管43内部への砂等の侵入が防がれる。ま
た、施設の運用期間の経過に伴い、有孔管43の周囲の
地盤および有孔管43の内部が目詰まりした際には、上
記実施の形態と同様の操作を行うことにより、透水層2
9からの取水量を確保することとする。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る地
下水取水施設の管理方法においては、土砂等の侵入によ
って取水部と地盤内のとの間の透水係数が低下した場合
においても、施設の取水量を確保することができ、安定
した地下水の利用が可能となる。また、これにより透水
層が固結性に欠ける地盤である場合にも、地下水を安定
的に取水することが可能であり、施設の立地にあたって
の地質上の制約を少なくすることができる。
【0037】請求項2に係る地下水取水施設の管理方法
においては、取水部と透水層との間の透水係数の経年的
変化に伴い、集水部の水位を漸次調整していくことによ
って、施設の集水性能を一定に保つことができ、これに
より施設の耐用年数を長期化させることが可能である。
【0038】請求項3に係る地下水取水設備によれば、
施設の集水性能を一定に保つことができ、これにより安
定した地下水の利用が可能とされるとともに、施設の耐
用年数を長くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す地下水
取水施設の立断面図である。
【図2】 図1に示した地下水取水施設において用いら
れる集水パイプの構造を示す図であって、(a)は、そ
の軸方向の断面図、(b)は軸と平行な方向の断面図で
ある。
【図3】 図1に示した地下水取水施設における揚水坑
内部の水位および地下水位の位置関係を示す立断面図で
ある。
【図4】 図1に示した地下水取水施設の取水部に作用
する水頭差と取水部における湧水量との対応関係を示す
グラフである。
【図5】 本発明の地下水取水施設の管理方法において
水頭差を調整することにより設定すべき取水能力を示す
ためのグラフである。
【図6】 本発明の他の実施の形態を模式的に示す地下
水取水設備の立断面図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態の別の例を模式的に
示す地下水取水設備の立断面図である。
【図8】 本発明における地下水取水設備における集水
パイプの他の実施の形態を示す図であって、(a)は、
その側面図、(b)は、その軸方向の断面図である。
【図9】 本発明の従来の技術を示すための地下水取水
施設の立断面図である。
【符号の説明】
20 地下水取水施設 21 地盤 22 地下水取水設備 23 地表面 25 揚水坑 26 集水構造 29 透水層 30 集水パイプ 33 取水部 34 集水部 35 開水面 38 水位調整手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤内の透水層に位置する取水部と、該
    取水部から取水した地下水を集水する集水部とを備えて
    構成され、なおかつ、該集水部が開水面を有する構成と
    される地下水取水施設の管理方法であって、 前記集水部の水位を調整することによって、前記取水部
    からの取水量を調整しておくとともに、前記透水層と前
    記取水部との間の透水係数が低下した際には、前記集水
    部の水位を低下させることによって、前記取水量を確保
    することを特徴とする地下水取水施設の管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地下水取水施設の管理方
    法であって、 前記透水層と前記取水部との間の透水係数の経年的な変
    化に対応させて、前記集水部の水位を漸次調整すること
    を特徴とする地下水取水施設の管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の地下水取水施設
    の管理方法を実施するための地下水取水設備であって、 地表面から地盤中を掘り下げることにより形成された揚
    水坑と、該揚水坑から延出する集水構造とを備えてな
    り、 該集水構造は、少なくともその先端部が前記地盤中の透
    水層内に位置するように設けられた集水パイプを備えた
    構成とされ、 該集水パイプの先端部には、前記取水部が形成され、 前記揚水坑の内部には、前記集水部が形成されるととも
    に、その水位を調整可能な水位調整手段が設けられてい
    ることを特徴とする地下水取水設備。
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