JPH1193202A - 溝掘削装置 - Google Patents

溝掘削装置

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JPH1193202A
JPH1193202A JP25065297A JP25065297A JPH1193202A JP H1193202 A JPH1193202 A JP H1193202A JP 25065297 A JP25065297 A JP 25065297A JP 25065297 A JP25065297 A JP 25065297A JP H1193202 A JPH1193202 A JP H1193202A
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trench excavation
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義行 高瀬
Shozo Wada
章三 和田
Koji Honma
巧二 本間
Minoru Aoi
實 青井
Tadao Nakayama
忠雄 中山
Motohiko Mizutani
元彦 水谷
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    • E02F5/02Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches
    • E02F5/06Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with digging elements mounted on an endless chain
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
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    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
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    • E02F3/08Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging elements on an endless chain
    • E02F3/12Component parts, e.g. bucket troughs
    • E02F3/16Safety or control devices
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    • E02F5/14Component parts for trench excavators, e.g. indicating devices travelling gear chassis, supports, skids
    • E02F5/145Component parts for trench excavators, e.g. indicating devices travelling gear chassis, supports, skids control and indicating devices

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中での溝掘削体の傾斜状態や撓み状態の正
確な把握を可能にし、的確な運転操作の実現に寄与す
る。 【解決手段】 掘削チェーン24をもつ溝掘削体を備
え、これを地中に打ち込んだ状態で掘削チェーン24を
駆動しながら溝掘削体を横方向に進行させることにより
連続溝を掘削する装置。地中傾斜計31〜34や地上傾
斜計35を配設して溝掘削体の所定個所の傾斜角を検出
し、その検出データを処理して地中における溝掘削体の
傾斜状態や撓み状態を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、止水用連続壁造成
等の目的で地中に溝を連続的に掘削するための装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に連続溝を掘削する装置とし
ては、例えば特開平5−280043号公報に示される
ように、フレームの上下に配された回転体同士の間に掘
削チェーンを掛け渡して溝掘削体を構成し、この溝掘削
体を地中に打ち込んだ状態で横方向に進行させることに
より、その進行方向に連続溝を掘削するようにしたもの
が一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、地盤は、その
深度が増大するにつれて、強度も増大し、かつ、溝掘削
と掘削溝との摩擦力も増大する傾向がある一方、溝掘削
体に与えることができる横行力(溝掘削体を進行させる
ための横方向の力)は深度が増大するにつれて小さくな
る。従って、特に長尺の溝掘削体で深い溝を掘削する場
合には、フレームの下端部が溝掘削体の進行方向と逆方
向に後退して傾斜や撓みが生じ易く、最悪の場合には掘
削自体が不可能となるおそれがある。また、溝掘削体が
地中の障害物や局所的に掘削抵抗の大きな地盤に遭遇し
た場合にも、溝掘削体に大きな傾きや撓みが生ずるおそ
れがある。
【0004】このような不都合を回避する手段として、
上記傾斜や撓みが大きくならないうちに溝掘削体の進行
を止め、さらには、溝掘削体を適宜上下させたり、掘削
チェーンの駆動方向を逆転させたりして、溝掘削体全体
の姿勢を立て直すことが考えられる。しかし、上記溝掘
削体は地中に奥深く打ち込まれているため、その下端部
の傾斜状態や撓み度合を地上から正確に確認することは
実質上不可能であり、如何なるタイミングでどのような
運転を行えばよいのかをオペレータが的確に判断するこ
とは非常に難しい。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、地中で
の溝掘削体の傾斜状態や撓み状態を正確に把握すること
により的確な運転操作ができる溝掘削装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、フレームの上下に配された回
転体の間に掘削チェーンを掛け渡した溝掘削体を備え、
この溝掘削体を地中に打ち込んだ状態でその掘削チェー
ンを駆動しながら溝掘削体を横方向に進行させることに
よりその進行方向に溝を連続掘削する溝掘削装置におい
て、上記溝掘削体の少なくとも下部に配設され、当該配
設位置における溝掘削体の傾斜角を検出する地中傾斜計
と、この地中傾斜計から出力される検出データを処理し
て地中における溝掘削体の傾斜状態を表示するデータ処
理手段とを備えたものである。
【0007】この装置によれば、掘削作業中の溝掘削体
の傾斜状態が地上で把握できるため、オペレータは当該
状態に見合った適正な運転操作を行うことができる。
【0008】さらに、地面の傾斜角を検出する地上傾斜
計を備え、地面に対する溝掘削体の相対的な傾斜状態を
表示するように上記データ処理手段を構成すれば、比較
的傾斜の大きい地盤上での掘削においても、地面に対す
る溝掘削体の相対的な傾斜状態を的確に把握できる。
【0009】上記傾斜計は溝掘削体の進行方向と平行な
方向についての傾斜角を検出するものであってもよい
し、溝掘削体の進行方向と直交する方向についての傾斜
角を検出するものであってもよい。両方向についての傾
斜角を同時検出できるものであれば、なお好ましい。
【0010】上記地中傾斜計は単数でもよいが、溝掘削
体に沿って上下に並ぶ複数の個所に上記地中傾斜計を配
設すれば、より精密に溝掘削体の状態を把握できる。例
えば、各地中傾斜計の検出データに基づいて上記溝掘削
体の撓み状態を算出し、これを表示するように上記デー
タ処理手段を構成することができる。
【0011】この場合、地中傾斜計同士を連結ロッドに
より上下に連結して一体化し、上記溝掘削体のフレーム
(例えばポストやカッタポスト等)に形成された挿入孔
内に挿入するようにすれば、簡単な作業で各地中傾斜計
を所定の高さ位置に同時にセットすることができ、しか
も、各地中傾斜計をフレーム外部の泥等から有効に保護
できる。
【0012】上記データ表示手段による表示内容として
は、上記撓み曲線の他、所定深度における溝掘削体の傾
斜角や撓み量等が挙げられる。
【0013】さらに、上記溝掘削体の傾斜状態と併せて
掘削操作の指示もしくは警告を表示するように上記デー
タ処理手段を構成すれば、オペレータに積極的な運転指
示を行ったり、注意を促したりすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0015】図1に示す溝掘削装置は、地面上を走行す
る走行体10を備え、その上に門型フレーム12が設置
されている。この門型フレーム12には、略水平方向
(地面と平行な方向)に沿ってスライド可能にリーダ1
4が支持され、このリーダ14はスライドシリンダ13
の作動によって移送されるようになっている。
【0016】リーダ14には、回転駆動装置16が昇降
可能に取付けられ、この回転駆動装置16は図略の油圧
シリンダによって昇降駆動されるようになっている。回
転駆動装置16には原動スプロケット18が設けられ、
この原動スプロケット18を正逆双方向に回転駆動でき
るように回転駆動装置16が構成されている。
【0017】回転駆動装置16のハウジング下端には、
上下に延びるカッタポスト20が連結されている。この
カッタポスト20は、多数のエレメントが上下方向に連
結されたものであり、その下端部には従動スプロケット
(アイドラ)22が回転可能に取付けられている。そし
て、両スプロケット18,22間に無端状の掘削チェー
ン24が掛け渡されることにより溝掘削体が構成されて
おり、上記カッタポスト20及び回転駆動装置16のハ
ウジングにより、回転体である両スプロケット18,2
2を回転可能に支持する溝掘削体フレームが構成されて
いる。掘削チェーン24の表面には、多数の掘削刃26
が設けられており、この掘削チェーン24を両スプロケ
ット18,22とともに駆動しながら地中で溝掘削体を
横方向に進行させることにより、その進行方向に連続溝
28を掘削できるようになっている。
【0018】さらに、この溝掘削装置の特徴として、上
記カッタポスト20には、上下に並ぶ複数の(図例では
4つの)地中傾斜計31,32,33,34が配設さ
れ、走行体10上には地上傾斜計35が設置されてい
る。これらの傾斜計31〜35は、その配設位置におけ
るカッタポスト20もしくは走行体10の傾斜角(水平
線に対して傾いている角度)を検出するものである。す
なわち、地中傾斜計31〜34はその配設個所における
カッタポスト20の鉛直方向に対する傾き角を、地上傾
斜計35は走行体10が走行する地面の傾き角を、それ
ぞれ検出するものとなっている。これらの傾斜計31〜
35には、従来から知られている傾斜角センサ、例え
ば、ひずみゲージ式センサ、ポテンショメータ式セン
サ、静電容量式センサ等が適用可能である。
【0019】なお、各傾斜計31〜35は、溝掘削体の
進行方向と平行な方向(図1では左右方向;以下、「面
内方向」と称する。)の傾斜角を検出するものであって
もよいし、溝掘削の進行方向に対して直交する方向(図
1では奥行き方向;以下、「面外方向」と称する。)の
傾斜角を検出するものであってもよい。この実施の形態
では、両方向の傾斜角を同時に検出する傾斜角センサが
用いられている。
【0020】地中傾斜計31〜34のうち、最下段の地
中傾斜計31は、カッタポスト20の下端近傍位置に配
設されており、この地中傾斜計31から適当な間隔をお
いて順に地中傾斜計32,33,34が配設されてい
る。
【0021】これら地中傾斜計31〜34は、この実施
の形態では、図2(a)に示すような上下に延びる連結
ロッド36を介して上下に連結され、単一の傾斜計結合
体をなしており、各連結ロッド36の長さ寸法が地中傾
斜計同士の離間寸法となっている。そして、地中傾斜計
同士を電気的に接続する電線36が上記連結ロッド30
に沿って配線されている。一方、同図(b)に示すよう
に、カッタポスト20には、上下方向(図では奥行き方
向)に延びるエア等の供給孔37の他、これと平行に傾
斜計挿入孔38が設けられており、この傾斜計挿入孔3
8内に前記図2(a)に示した傾斜計結合体が上から挿
入されることにより、全地中傾斜計31〜34がカッタ
ポスト20内に収納され、かつ、所定の高さ位置に配設
された状態となっている。
【0022】走行体10上のキャブには、図3に示すよ
うなデータ処理手段40が搭載されている。このデータ
処理手段40は、データロガー42及びパーソナルコン
ピュータ44からなっている。データロガー42は、前
記電線36を介して各地中傾斜計31〜34に接続され
るとともに、地上傾斜計35にも接続され、所定のサン
プリング時間が経過するたびに各傾斜計31〜35の出
力アナログ信号を取込み、これらの信号をパーソナルコ
ンピュータ44に入力可能な信号(傾斜角に相当するデ
ィジタル信号)に変換して記録するものである。パーソ
ナルコンピュータ44は、データロガー42により記録
されたデータを整理し、当該データからカッタポスト2
0の傾斜状態や撓み状態を割り出してモニタ画面に時々
刻々表示し、オペレータに認識させるものである。
【0023】このパーソナルコンピュータ44による表
示画面の一例を図4に示す。この画面には、深度数値
(地面からの上下方向の距離)52、面内方向における
カッタポスト20の撓み曲線53、所定深度における面
内方向及び面外方向の傾斜角(地面に対する相対的な傾
斜角)54A,54B、面内方向及び面外方向へのカッ
タポスト20の撓み量55A,55Bの他、適時、運転
操作の指示56や警告が表示されるようになっている。
従って、オペレータは、この表示画面を見ることによ
り、現在のカッタポスト20の傾斜状態や撓み状態を一
目で把握し、現状に即した適切な運転操作を行うことが
可能となっている。
【0024】次に、この装置を用いることにより実現可
能な掘削方法の一例を図5(a)〜(d)及び図6
(a)〜(d)に基づいて説明する。
【0025】まず、溝掘削体を地中に貫入し、その掘削
チェーン24をかき上げ方向(進行方向前側の掘削チェ
ーンを下から上に移動させる方向)に駆動しながら、ス
ライドシリンダ18の作動により溝掘削体全体をリーダ
14とともに略水平方向(地面と平行な方向)に進行さ
せる。これにより、同方向への連続溝28の掘削が開始
される(図5(a))。
【0026】この掘削において、地盤の深度が大きいほ
ど溝掘削体が地盤から受ける抵抗が増大する一方、スラ
イドシリンダ18によって溝掘削体に与えられる横行力
は深度が大きいほど小さくなるので、掘削が進行するに
つれてカッタポスト20の下端部が取り残され、その後
方への撓みが大きくなる。換言すれば、図5(b)に示
すように、カッタポスト20の下部前方に掘り残し部分
60が発生する。そこで、この撓みが限界量に達したこ
とをモニタ画面で確認した段階で、溝掘削体の進行を止
め、同図(c)に示すように溝掘削体全体を上昇させ、
さらに、同図(d)示すように掘削チェーン24の駆動
方向をかき下げ方向に逆転させて溝掘削体を再び下降さ
せる(縦掘削)。これにより、それまで取り残されてい
たカッタポスト20の下端部が前進して上記の撓みが減
少し始める。
【0027】なお、この時の溝掘削体の進行停止タイミ
ング及び縦掘削開始タイミングは、前記図4に示したモ
ニタ画面で表示することが、より好ましい。
【0028】上記縦掘削を続けると、図6(a)に示す
ように撓みがなくなってカッタポスト20が鉛直状態に
戻り、さらには同図(b)に示すようにカッタポスト2
0の下端部が先行し始める。そこで、この下端部先行量
が適当量に達したことをモニタで確認した時点で下降掘
削を止め、掘削チェーン24の駆動方向をかき上げ方向
に戻して溝掘削体を再び進行させ、連続溝28の掘削を
再開する。
【0029】このようにカッタポスト下端部を所定量先
行させるのは、その下端部を小さな振幅で前後両方向に
撓ませて強度的負担を均等化させることにより、常にカ
ッタポスト20の下端部を後方に撓ませながら掘削を行
う場合に比べ、結果的にカッタポスト20の強度的負担
を軽減できるからである。このように下端部を所定量だ
け先行させながら掘削するといった運転は、オペレータ
がモニタ画面によってカッタポスト20の撓み状態を正
確に認識することにより、はじめて実現されるものであ
る。
【0030】上記の要領で溝掘削を進めるうち、図6
(c)に示すようにスライドシリンダ18のストローク
エンドに達した時点で、溝掘削体を後退させる(同図で
は右方向に移動させる)のと同時に、これと等速で走行
体10を前進させる運転(もりかえ運転)を行う。この
時、溝掘削体の後退と走行体10の走行とが同期してい
ないと、カッタポスト20が前方の地盤から大きな水平
力を受けてしまうため、両速度をほぼ等しく保ちながら
運転を行う必要があり、この運転を従来はオペレータが
その勘のみに頼って行っていたのであるが、この装置で
は上記水平力に伴うカッタポスト20の撓み変形がモニ
タ画面に表示されるため、オペレータはカッタポスト2
0の変形状態(すなわち応力状態)を監視しながら的確
なもりかえ運転を行うことができる。すなわち、本発明
は、このようなもりかえ運転でも優れた効果を発揮す
る。
【0031】もりかえ運転後は、カッタポスト20を鉛
直にした状態で溝掘削を再開してもよいし、図6(d)
に示すような下端部先行状態で運転を再開してもよい。
【0032】なお、本発明では、傾斜計の取付構造を問
わず、各傾斜計ごとに適当な高さ位置のカッタポストエ
レメント内に埋め込むようにしてもよい。ただし、複数
の地中傾斜計を用いる場合、前記図2(a)に示すよう
に予め地中傾斜計同士を連結ロッド30で連結して一体
化しておき、これをカッタポスト20の傾斜計挿入孔3
8に挿入するようにすれば、簡単な作業で各地中傾斜計
を適当な高さ位置に同時にセットすることができ、配線
も簡単になる。しかも、これらの地中傾斜計をカッタポ
スト20外部の泥等から保護できる利点が得られる。
【0033】また、本発明では、地中傾斜計の個数を問
わず、求められる検出精度に応じて適宜設定すればよ
い。すなわち、地中傾斜計の個数を増やすほど、撓み曲
線の精度を高めることができる。逆に、地中傾斜計を溝
掘削体の下部にのみ設けるようにしても、当該下部にお
ける傾斜状態は認識可能であり、その撓み状態を概ね把
握することができる。また、略水平な地盤でのみ溝掘削
を行う場合には、地上傾斜計35の省略も可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、溝掘削体の少な
くとも下部に地中傾斜計を配設し、この地中傾斜計から
出力される検出データを処理して地中における溝掘削体
の傾斜状態を表示するデータ処理手段を備えたものであ
るので、オペレータに掘削作業中の溝掘削体の傾斜状態
を把握させ、その傾斜状態に見合った適正な運転操作を
可能にする効果がある。
【0035】さらに、地面の傾斜角を検出する地上傾斜
計を備え、地面に対する溝掘削体の相対的な傾斜状態を
表示するように上記データ処理手段を構成したもので
は、比較的傾斜の大きい地盤上での掘削においても、地
面に対する溝掘削体の相対的な傾斜状態を的確に表示で
き、より有用な情報を提供できる効果がある。
【0036】上記溝掘削体に沿って上下に並ぶ複数の個
所に上記地中傾斜計を配設したものでは、地中傾斜計が
単数の場合よりも精密に溝掘削体の状態を把握でき、例
えば、各地中傾斜計の検出データに基づいて上記溝掘削
体の撓み状態を算出し、これを表示するように上記デー
タ処理手段を構成することにより、オペレータにより有
用な情報を提供できる効果が得られる。
【0037】この場合、地中傾斜計同士を連結ロッドに
より上下に連結して一体化し、上記溝掘削体のフレーム
に形成された挿入孔内に挿入するようにすることによ
り、簡単な作業で各地中傾斜計を所定の高さ位置に同時
にセットでき、しかも、各地中傾斜計をフレーム外部の
泥等から有効に保護できる効果が得られる。
【0038】また、上記溝掘削体の傾斜状態と併せて掘
削操作の指示もしくは警告を表示するように上記データ
処理手段を構成すれば、オペレータに積極的な運転指示
を行ったり、注意を促したりすることにより、さらに適
正な運転に導くことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる溝掘削装置の正面図である。
【図2】(a)は上記溝掘削装置に配設される各地中傾
斜計を連結ロッドでつないだものを示す正面図、(b)
は上記溝掘削装置のカッタポストの断面平面図である。
【図3】上記溝掘削装置に装備される各傾斜計及びデー
タ処理手段のブロック図である。
【図4】上記データ処理手段で表示される画面の一例を
示す図である。
【図5】(a)〜(d)は上記溝掘削装置による溝掘削
方法の一例を示す工程図である。
【図6】(a)〜(d)は上記溝掘削装置による溝掘削
方法の一例を示す工程図である。
【符号の説明】
10 走行体 16 回転駆動装置(溝掘削体を構成) 18 原動スプロケット(回転体) 20 カッタポスト(溝掘削体を構成) 22 従動スプロケット(回転体) 24 掘削チェーン 28 連続溝 30 連結ロッド 31〜34 地中傾斜計 35 地上傾斜計 38 傾斜計挿入孔 40 データ処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 巧二 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 青井 實 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 株 式会社神戸製鋼所東京本社内 (72)発明者 中山 忠雄 兵庫県明石市大久保町八木740番地 株式 会社神戸製鋼所大久保建設機械工場内 (72)発明者 水谷 元彦 兵庫県明石市大久保町八木740番地 株式 会社神戸製鋼所大久保建設機械工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの上下に配された回転体の間に
    掘削チェーンを掛け渡した溝掘削体を備え、この溝掘削
    体を地中に打ち込んだ状態でその掘削チェーンを駆動し
    ながら溝掘削体を横方向に進行させることによりその進
    行方向に溝を連続掘削する溝掘削装置において、上記溝
    掘削体の少なくとも下部に配設され、当該配設位置にお
    ける溝掘削体の傾斜角を検出する地中傾斜計と、この地
    中傾斜計から出力される検出データを処理して地中にお
    ける溝掘削体の傾斜状態を表示するデータ処理手段とを
    備えたことを特徴とする溝掘削装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溝掘削装置において、地
    面の傾斜角を検出する地上傾斜計を備え、地面に対する
    溝掘削体の相対的な傾斜状態を表示するように上記デー
    タ処理手段を構成したことを特徴とする溝掘削装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の溝掘削装置にお
    いて、上記傾斜計は溝掘削体の進行方向と平行な方向に
    ついての傾斜角を検出するものであることを特徴とする
    溝掘削装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の溝掘削
    装置において、上記傾斜計は溝掘削体の進行方向と直交
    する方向についての傾斜角を検出するものであることを
    特徴とする溝掘削装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の溝掘削
    装置において、溝掘削体に沿って上下に並ぶ複数の個所
    に上記地中傾斜計を配設したことを特徴とする溝掘削装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の溝掘削装置において、各
    地中傾斜計の検出データに基づいて上記溝掘削体の撓み
    状態を算出し、これを表示するように上記データ処理手
    段を構成したことを特徴とする溝掘削装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の溝掘削装置にお
    いて、地中傾斜計同士を連結ロッドにより上下に連結し
    て一体化し、上記溝掘削体のフレームに形成された挿入
    孔内に挿入したことを特徴とする溝掘削装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の溝掘削
    装置において、所定深度における溝掘削体の傾斜角ある
    いは撓み量を表示するように上記データ処理手段を構成
    したことを特徴とする溝掘削装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の溝掘削
    装置において、上記溝掘削体の傾斜状態と併せて掘削操
    作の指示もしくは警告を表示するように上記データ処理
    手段を構成したことを特徴とする溝掘削装置。
JP25065297A 1997-09-16 1997-09-16 溝掘削装置 Expired - Lifetime JP3821924B2 (ja)

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