JPH119287A - Atg−1117(aif−3)、同種異型移植炎症性因子−1/rc−9の新規相同物 - Google Patents

Atg−1117(aif−3)、同種異型移植炎症性因子−1/rc−9の新規相同物

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JPH119287A
JPH119287A JP10138110A JP13811098A JPH119287A JP H119287 A JPH119287 A JP H119287A JP 10138110 A JP10138110 A JP 10138110A JP 13811098 A JP13811098 A JP 13811098A JP H119287 A JPH119287 A JP H119287A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アテローム性動脈硬化症、CHF、再狭窄、
高血圧、線維性血管障害、脳血管事象、造血障害、AR
DS、癌(特に白血病)、自己免疫疾患、線維増殖障
害、炎症疾患、糸球体疾患、ならびに変形性線維増殖/
炎症応答によって特徴づけられる心臓血管および心臓血
管以外の両方の病態を含め、機能不全または疾患の予防
等において役割を果たす、遺伝子を同定および特徴付け
る必要がある 【解決手段】 本発明は、配列番号2のATG−1117(AIF
−3)ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列とそ
の全長にわたって少なくとも80%の同一性を有するヌ
クレオチド配列;または該ヌクレオチド配列に相補的な
ヌクレオチド配列を有してなる単離ポリヌクレオチドを
提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規に同定された
ポリヌクレオチド、それによってコードされるポリペプ
チド、かかるポリヌクレオチドおよびポリペプチドの使
用、およびそれらの産生に関する。より詳細には、本発
明のポリヌクレオチドおよびポリペプチドは、本明細書
中、以下、ATG−1117(AIF−3)と称される同種異型炎
症性因子ファミリーに関する。本発明はまた、かかるポ
リヌクレオチドおよびポリペプチドの働きの阻害または
活性化にも関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】進行
冠状動脈、大脳、および末梢のアテローム性動脈硬化症
は、米国、ヨーロッパおよび日本における死亡の主原因
である心臓発作をもたらす。閉塞性血管疾患の内科的治
療は最初に1964年に報告され、後に経皮経管冠状動
脈拡張術(PTCA)に適用された。その後、狭心症お
よび心筋梗塞の治療のためのPTCA、および最近の血
管内ステント設置は冠状動脈バイパス手術にかわる好ま
しいものとなっており、現在、高リスク患者に使用し
て、近位および遠位の両方の冠状動脈部に多発性病巣を
有する複雑な病変を治療することができる。年間に行わ
れる処置数は着実に増加しており、米国だけで年間75
0,000件を超えている。1処置当たり平均15,00
0ドルの費用がかかり、PTCAおよびステント設置は
米国における医療費の約100億ドルを占める。操作の
進歩は初期の成功率を上げ、急性の合併症の発生率を低
下させたが、PTCAの長期効果は再狭窄によって有意
に低下する。この工程の、血管壁に対する外傷的障害の
直接的結果として、処置後約6ヶ月以内に患者の約40
%において血管の再閉塞を引き起こす。これらの対象の
ほとんど4分の3が、繰り返し血管形成術、ステント設
置またはバイパス手術を必要とする。これら再血管修復
の処置の費用は年間40億ドルと見積もられているの
で、再狭窄の比率が25%程度減少するだけで、年間1
0億ドルまで節約されると見積もられる。心臓病学者が
PTCAを実施して20年になるが、冠状動脈血管形成
術に対する薬理学的付加物の発達により、二義的な成
功、例えば、抗凝血剤(ヘパリン)および抗血小板薬剤
(アスピリン、チクロピジン、およびReoPro[c7E3])
が得られた。かくして、再狭窄は、近代のインターベン
ショナル心臓病学において、なおも主たる不当な臨床的
要求を構成する(Douglas, 1996)。
【0003】結果として再狭窄病変の形成を引き起こす
正確な分子機構は複雑で、ほとんどわかっていない。そ
れにも拘わらず、この動的応答にはいくつかの別個の細
胞事象が関係している。傷害に対する第1の応答は、そ
の特性が主として炎症性であり、つづいて内皮細胞の破
壊および傷害に応答して多くのサイトカイン/ケモカイ
ンおよび成長因子を放出する白血球(主に単球由来マク
ロファージおよびTリンパ球)が関係している血小板の
活性化がおこる。侵入または内在白血球のいずれかに由
来するこれら因子が局所炎症応答をおこす可能性があ
る。これら最初の事象に続いて、病変の主な細胞成分で
ある血管平滑筋細胞が、細胞分裂の第1期に入り、その
後、これら細胞は被膜媒介物から傷害部位へ移動する。
被膜内膜/亜内皮空間において、これらの細胞が十分な
複製を行い、大量の細胞外マトリックスを作り上げる。
そのように、これらの細胞は新しい内膜を形成し始め、
やがては内腔径を傷つけるのに十分な大きさのプラーク
に成熟し、再狭窄を引き起こす。
【0004】しかしながら、上記のごとく、臨床的再狭
窄を防止するための効果的な薬理学的付加物はなく、か
くして、本発明者らはこの疾病の病因に関係する分子標
的を同定する試みを行ってきた。かかる遺伝子産物それ
自体は、薬理学的インターベンションの機会を与えるの
みならず(従来の小さな非ペプチドアンタゴニストによ
るかまたは特異的中和抗体の開発によって)、かかる障
害の病因の潜在的診断マーカーとなる。
【0005】ディファレンシャル・ディスプレイ逆転写
ポリメラーゼ連鎖反応(Liang & Pardee, 1992)の技法
を用いて、RC-9 cDNA、配列タグを発現する42
4bpポリヌクレオチドが、バルーン血管形成術の結
果、ラット頚動脈においてディファレンシャルに発現す
るものと同定された(Autieri et al., 1995)。血管傷
害に続く特徴的な線維細胞増殖的血管再生工程に付随す
るRC-9 mRNAのディファレンシャル・アップレギ
ュレーションを、ノザンブロットによるこの実験におい
て確認し、完全長のラットRC-9配列を同定するため
に、この部分配列を用いてラット精巣cDNAライブラ
リーをスクリーニングした。一度同定すれば、この完全
長のクローンを用いてATGデータベースを検索して、ヒ
ト相同体を同定した(ATG-705:SBC P5042
0P、「BART−1、新規バルーン血管形成術応答転
写物およびその使用」に関する米国特許出願[SBC
94USA]およびSBC P50420−1、「RC-
9の増殖性動脈疾患の診断および治療における使用」に
ついての一部継続出願[外国出願用に使用、SBC94
APCT])。同種異型移植組織の拒絶反応/進行した
移植アテローム性動脈硬化症の治療および/または診断
に潜在的有用性のある、同じ完全長のラット(GenBank
受入番号U17919)およびヒト(GenBank 受入番号
U19713)配列がUtans ら(1995, 1996)によって
同定された(WO95/17506)。より最近には、Autieri
(1996)は、ヒト・AIF-1であることを意図とするポリ
ヌクレオチド配列を発表した(GenBank 受入番号U49
392)。単球細胞における非常に相同的なラットの配
列(GenBank受入番号D82069)がImaiら(1996)
によって記載され、未公表のヒトの配列がGenBank(受
入番号D86438)に委託されている。
【0006】これは、その同種異型炎症性因子ファミリ
ーが治療標的として確立されかつ証明された歴史を有す
ることを示す。明らかに、アテローム性動脈硬化症、C
HF、再狭窄、高血圧、線維性血管障害(糖尿病、SL
E、AS)、脳血管事象(例えば、発作、神経傷害およ
びCNS内部での再生)、造血障害、ARDS、癌(特
に白血病)、自己免疫疾患(例えば、HIV感染および
AIDS)、線維増殖障害(例えば、乾癬)、炎症疾患
(例えば、RA、クローン病、IBS)、糸球体疾患、
ならびに変形性線維増殖/炎症応答によって特徴づけら
れる心臓血管および心臓血管以外の両方の病態を包含す
るが、これに限定されない、機能障害または疾患の、予
防、改善または矯正において役割を果たしうる、さらな
る同種異型炎症性因子ファミリーの構成員の同定および
特徴付けに対する要求がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一の態様において、本発
明はATG−1117(AIF−3)ポリペプチドおよび組換え体
およびそれらの産生方法に関する。本発明のもう一つ別
の態様は、かかるATG−1117(AIF−3)ポリペプチドお
よびポリヌクレオチドの使用方法に関する。かかる使用
は、とりわけ、アテローム性動脈硬化症、CHF、再狭
窄、高血圧、線維性血管障害(糖尿病、SLE、A
S)、脳血管事象(例えば、発作、神経傷害およびCN
S内部での再生)、造血障害、ARDS、癌(特に白血
病)、自己免疫疾患(例えば、HIV感染およびAID
S)、線維増殖障害(例えば、乾癬)、炎症疾患(例え
ば、RA、クローン病、IBS)、糸球体疾患、ならび
に変形性線維増殖/炎症応答によって特徴づけられる心
臓血管および心臓血管以外の両方の病態の治療を包含す
る。さらにもう一つ別の態様において、本発明は、本発
明によって得られる物質を用いてアゴニストおよびアン
タゴニストを同定する方法、およびATG−1117(AIF−
3)不均衡に伴う症状を同定された化合物で治療する方
法に関する。本発明のさらにもう一つ別の態様は、不当
なATG−1117(AIF−3)活性またはレベルに付随する疾
患を検出するための診断アッセイに関する。
【0008】定義 本明細書中で頻繁に使用されるある種の用語をその理解
を容易にするために以下に定義する。「ATG−1117(AIF
−3)」は、とりわけ、配列番号2に示されたアミノ酸
配列またはそれの対立遺伝子変異体を含有してなるポリ
ペプチドをいう。「ATG−1117(AIF−3)活性またはATG
−1117(AIF−3)ポリペプチド活性」または「ATG−111
7(AIF−3)またはATG−1117(AIF−3)ポリペプチドの
生物学的活性」は、類似活性または改良活性、または望
ましくない副作用の減少したこれらの活性を包含する、
該ATG−1117(AIF−3)の代謝的または生理学的機能を
いう。さらに該ATG−1117(AIF−3)の抗原的および免
疫原的活性も含まれる。「ATG−1117(AIF−3)遺伝
子」は、配列番号1に示されたヌクレオチド配列、また
はその対立遺伝子変異体および/またはそれらの相補物
を含有してなるポリペプチドをいう。
【0009】本明細書中で使用される「抗体」は、ポリ
クローナルおよびモノクローナル抗体、キメラ、単鎖お
よびヒト化抗体、ならびにFabまたは他の免疫グロブ
リン発現ライブラリーの産物を含むFabフラグメント
を包含する。「単離」は、自然の状態から「人の手によ
り」変えられたことを意味する。「単離」された組成物
または物質が自然界に存在するならば、それはその最初
の環境から変形されているか、または取り出されてお
り、あるいはその両方である。例えば、生体に自然に存
在するポリヌクレオチドまたはポリペプチドは「単離」
されていないが、その自然状態の共存物質から分離され
た同じポリヌクレオチドまたはポリペプチドは、その用
語を本明細書に使用する場合には、「単離」されている
ことになる。
【0010】「ポリヌクレオチド」は、一般に、ポリリ
ボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオチドの
いずれをもいい、それらは非修飾RNAまたはDNA、
あるいは修飾RNAまたはDNAであってもよい。「ポ
リヌクレオチド」は、単鎖および二重鎖DNA、単鎖お
よび二重鎖領域の混合物であるDNA、単鎖および二重
鎖RNA、単鎖および二重鎖領域の混合物であるRN
A、および単鎖またはより典型的には二重鎖、または単
鎖および二重鎖領域の混合物であってもよいDNAおよ
びRNAを含有してなるハイブリッド分子を包含する
が、これに限定されない。加えて、「ポリヌクレオチ
ド」は、RNAまたはDNA、あるいはRNAおよびD
NAの両方からなる三重鎖領域をいう。ポリヌクレオチ
ドなる用語はまた、一つまたはそれ以上の修飾された塩
基を含有するDNAまたはRNA、および安定性または
他の理由で修飾された骨格を有するDNAまたはRNA
も包含する。例えば、「修飾」された塩基は、トリチル
化された塩基およびイノシンなどの異常な塩基を包含す
る。種々の修飾がDNAおよびRNAになされており;
かくして、「ポリヌクレオチド」は、自然界に典型的に
見いだされるようなポリヌクレオチドの化学的、酵素的
または代謝的に修飾された形態、ならびにウイルスおよ
び細胞に特徴的なDNAおよびRNAの化学形態を包含
する。さらに「ポリヌクレオチド」は、しばしばオリゴ
ヌクレオチドと称される比較的短いポリヌクレオチドも
包含する。
【0011】「ポリペプチド」は、ペプチド結合または
修飾ペプチド結合、即ちペプチドアイソスターで互いに
結合した2つまたはそれ以上のアミノ酸を含有してなる
いずれのペプチドまたはタンパク質をもいう。「ポリペ
プチド」は、通常、ペプチド、オリゴペプチドまたはオ
リゴマーと称される短い鎖、および一般にタンパク質と
称される長い鎖の両方をいう。ポリペプチドは、遺伝子
コードされている20個のアミノ酸以外のアミノ酸を含
有してもよい。「ポリペプチド」は、翻訳後プロセッシ
ングのごとき自然の工程、または当該分野においてよく
知られている化学修飾技法のいずれかによって修飾され
たアミノ酸配列を有する。かかる修飾は、基本テキスト
にて、およびより詳細な研究論文にて、ならびに膨大な
研究文献にて詳しく記載されている。修飾は、ペプチド
骨格、アミノ酸側鎖、およびアミノまたはカルボキシル
末端を包含する、ポリペプチドのどこででも起こりう
る。同じ型の修飾が、所定のポリペプチド中、いくつか
の部位で、同じまたは異なる程度にて存在してもよいこ
とは明らかであろう。また、所定のペプチドは多くの型
の修飾を有していてもよい。ポリペプチドは、ユビキチ
ン化の結果として分枝してもよく、分枝と共にまたはな
しで環状であってもよい。環状、分枝化および分枝化環
状ポリペプチドは、翻訳後の自然工程の結果、得られる
ものであってもよく、または合成法によって作られても
よい。修飾は、アセチル化、アシル化、ADP−リボシ
ル化、アミド化、フラビンの共有結合、ヘム部分の共有
結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド誘導体の共有結
合、脂質または脂質誘導体の共有結合、ホスホチジルイ
ノシトールの共有結合、交差結合、環化、ジスルフィド
結合形成、脱メチル化、共有交差結合の形成、シスチン
の形成、ピログルタメートの形成、ホルミル化、ガンマ
ーカルボキシル化、糖鎖形成、GPIアンカー形成、ヒ
ドロキシル化、ヨード化、メチル化、ミリストイル化、
酸化、蛋白分解的プロセッシング、リン酸化、プレニル
化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸化、アルギニル化な
どの転移RNA媒介の蛋白質へのアミノ酸付加、および
ユビキチン化を包含する。例えば、PROTEINS−STRUCTUR
E AND MOLECULAR PROPERTIES, 第2版,T.E.Creight
on,W.H.Freeman and Company,New York,1993お
よびWold,F.,POSTTRANSLATIONAL COVALENT MODIFICA
TION OF PROTEINS,Posttranslational Protein Modifi
cations:Perspectives and Prospects,pgs.1-12,B.C.
Johnson編,Academic Press,New York,1983;Seifter
ら,“Analysis for protein modifications and nonpro
tein cofactors”,Meth Enzymol(1990)182:626-64
6、およびRattanら,“Protein Synthesis:Posttransla
tional Modifications and Aging”,Ann NY Acad Sci
(1992)663:48-62を参照のこと。
【0012】本明細書中で使用される「変異体」なる語
は、各々、対照標準のポリヌクレオチドまたはポリペプ
チドと異なるが、本質的な特性を保持しているポリヌク
レオチドまたはポリペプチドである。ポリヌクレオチド
の典型的な変異体は、別の対照標準のポリヌクレオチド
とヌクレオチド配列において異なっている。変異体のヌ
クレオチド配列における変化は、対照標準のポリヌクレ
オチドによってコードされたポリペプチドのアミノ酸配
列と変わっていてもよいし、または変わっていなくても
よい。ヌクレオチドの変化は、後記するように、対照標
準の配列によってコードされたポリペプチドにおいて、
アミノ酸置換、付加、欠失、融合および切断をもたらし
うる。ポリペプチドの典型的な変異体は、別の対照標準
のポリペプチドとはアミノ酸配列において異なってい
る。一般に、差異は、対照標準のポリペプチドとその変
異体の配列が全体的に非常に類似しており、多くの領域
においては同一であるように限定される。変異体および
対照標準のポリペプチドは、一またはそれ以上の置換、
付加、欠失のいずれかの組み合わせによって、アミノ酸
配列において異なってもよい。置換または挿入されたア
ミノ酸残基は、遺伝暗号によってコードされたものであ
ってもなくてもよい。ポリヌクレオチドまたはポリペプ
チドの変異体は、対立遺伝子変異体のごとく天然に存在
するものであってもよく、または天然に存在することが
知られていない変異体であってもよい。ポリヌクレオチ
ドおよびポリペプチドの天然に存在しない変異体は、変
異誘発法または直接合成によって作られてもよい。
【0013】「同一性」は、ヌクレオチド配列またはア
ミノ酸配列の同一性の度合いを示す。一般に、最も高い
オーダーマッチが得られるように配列を並べる。「同一
性」そのものは一の分野で認識されている意味を有し、
公開された技術を用いて計算することができる。例え
ば、COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY,Lesk,A.M.
編,Oxford University Press,New York,1988;BIOCO
MPUTING:INFORMATICS ANDGENOME PROJECTS,Smith,D.
W.編,Academic Press,New York,1993;COMPUTERANAL
YSIS OF SEQUENCE DATA,PART I,Griffin A.M.およびG
riffin H.G.編,Humana Press,New Jersey,1994;SEQ
UENCE ANALYSIS IN MOLECULAR BIOLOGY,Von Heinje,
G.Academic Press,1987;およびSEQUENCE ANALYSIS P
RIMER,Gribskov,M.およびDevereux,J.編,M Stockton
Press,New York,1991を参照のこと。2つのポリヌク
レオチドまたはポリペプチド配列の間の同一性を測定す
る方法は多数存在するが、「同一性」という語は当業者
によく知られている(Carillo,H.およびLi
pton,D.,SIAM J Applied Math(1988)48:107
3)。2つの配列間の同一性または類似性を測定するた
めに一般に使用される方法は、Guide to Huge Computer
s,Martin J. Bishop編,Academic Press,SanDiego,1
994およびCarillo,H.およびLipton,D.,SIAM J Applied
Math (1988) 48:1073に開示されている方法を包含す
るが、これに限定されない。同一性および類似性を決定
する方法は、コンピューターのプログラムにコード化さ
れている。2つの配列間の同一性および類似性を決定す
るための好ましいコンピュータープログラム法は、GC
Sプログラムパッケージ(Devereux,J.ら,Nucleic Aci
ds Research(1984)12(1):387)、BLASTP、
BLASTN、FASTA(Atschul,S. F.ら, J Molec
Biol(1990)215:403)を包含するが、これに限定さ
れない。
【0014】一例として、配列番号1の対照標準のヌク
レオチド配列に対して少なくとも、例えば95%の「同
一性」を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオ
チドは、そのポリヌクレオチド配列が配列番号1の対照
標準のヌクレオチド配列のヌクレオチド各100当たり
5つまでの点突然変異を有してもよいことを除き、その
ポリヌクレオチドのヌクレオチド配列が、対照標準の配
列と同一であることを意図とする。言い換えれば、対照
標準のヌクレオチド配列に対して少なくとも95%同一
のヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを得るた
めには、その対照標準の配列におけるヌクレオチドの5
%までが欠失または別のヌクレオチドで置換されていて
もよく、または対照標準の配列における全ヌクレオチド
の5%までの数のヌクレオチドが対照標準の配列中に挿
入されてもよい。対照標準の配列のこれらの変異は対照
標準のヌクレオチド配列の5または3末端部位で、また
はそれら末端部位の間のどこで起こってもよく、対照標
準の配列中のヌクレオチド間に個々に、または対照標準
の配列内の一またはそれ以上の隣接する基において点在
してもよい。
【0015】同様に、配列番号2の対照標準のアミノ酸
配列に対して少なくとも、例えば95%同一性を有する
アミノ酸配列を有するポリペプチドは、そのポリペプチ
ド配列が配列番号2の対照標準のアミノ酸配列のアミノ
酸各100当たり5つまでのアミノ酸変異を有してもよ
いことを除き、そのポリペプチドのアミノ酸配列が、対
照標準の配列と同一であることを意図とする。言い換え
れば、対照標準のアミノ酸配列に対して少なくとも95
%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを得るため
には、その対照標準の配列におけるアミノ酸残基の5%
までが欠失または別のアミノ酸で置換されていてもよ
く、または対照標準の配列における全アミノ酸残基の5
%までの数のアミノ酸が対照標準の配列中に挿入されて
もよい。対照標準の配列のこれらの変化は対照標準のア
ミノ酸配列のアミノまたはカルボキシ末端部位で、また
はそれら末端部位の間のどこで起こってもよく、対照標
準の配列中の残基間に個々に、または対照標準の配列内
の一またはそれ以上の隣接する基において点在してもよ
い。
【0016】本発明のポリペプチド 一の態様において、本発明はATG−1117(AIF−3)ポリ
ペプチドに関する。ATG−1117(AIF−3)ポリペプチド
は、配列番号2のポリペプチド;ならびに配列番号2の
アミノ酸配列を含んでなるポリペプチド;および配列番
号2のアミノ酸配列と全長にわたって少なくとも80%
の同一性、より好ましくは配列番号2に対して少なくと
も90%の同一性、さらにより好ましくは少なくとも9
5%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでなるポリペ
プチドを包含する。さらには、少なくとも97−99%
の同一性を有するものが好ましい。また、ATG−1117(A
IF−3)ポリペプチドには、配列番号2のアミノ酸配列
を有するポリペプチドと全長にわたって少なくとも80
%の同一性、より好ましくは配列番号2に対して少なく
とも90%の同一性、さらにより好ましくは少なくとも
95%の同一性を有するアミノ酸配列を有するポリペプ
チドも含まれる。さらには、少なくとも97−99%の
同一性を有するものが好ましい。好ましくは、ATG−111
7(AIF−3)ポリペプチドは、ATG−1117(AIF−3)の少
なくとも一つの生物学的活性を示す。
【0017】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドは「成
熟」タンパク質の形態であるか、または融合タンパク質
のようなより大きなタンパク質の一部であってもよい。
分泌またはリーダー配列、プロ配列、多ヒスチジン残基
のような精製を助成する配列、または組換え体産生の間
の安定性のための付加的配列を有する付加的アミノ酸配
列を含むことが有利なことがよくある。
【0018】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドのフラ
グメントも本発明に含まれる。フラグメントは、前記し
たATG−1117(AIF−3)ポリペプチドのアミノ酸配列
の、全部ではないが、一部と完全に同一であるアミノ酸
配列を有するポリペプチドである。ATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドと同様、フラグメントは「自立してい
る」であるか、またはそれらが一の部分または領域、最
も好ましくは単一の連続した領域を形成するより大きな
ポリペプチドの中に含まれていてもよい。本発明のポリ
ペプチドフラグメントの代表例は、例えば、ATG−1117
(AIF−3)ポリペプチドのアミノ酸の約1−20番、2
1−40番、41−60番、61−80番、81−10
0番、および101から末端までのフラグメントを包含
する。この場合の「約」は、一方の末端または両方の末
端において数個、5、4、3、2または1個のアミノ酸
分だけ長い、または短い特記した範囲のものを包含す
る。
【0019】好ましいフラグメントは、例えば、アミノ
末端を含む一連の残基、またはカルボキシル末端を含む
一連の残基の欠失、あるいは一方がアミノ末端を有し、
もう一方がカルボキシル末端を有する2つの一連の残基
の欠失は除く、ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドのア
ミノ酸配列を有する末端切断ポリペプチドを包含する。
アルファヘリックスおよびアルファヘリックス形成領
域、ベータシートおよびベータシート形成領域、ターン
およびターン形成領域、コイルおよびコイル形成領域、
親水領域、疎水領域、アルファ両親媒性領域、ベータ両
親媒性領域、可変領域、界面形成領域、基質結合領域、
および、高抗原指数領域を含んでなるフラグメントのよ
うな、構造的または機能的属性によって特徴づけられる
フラグメントもまた好ましいフラグメントである。他の
好ましいフラグメントは生物学的に活性なフラグメント
である。生物学的に活性なフラグメントは、類似活性ま
たは改良活性を有するもの、または望ましくない活性が
減少したものを包含する、ATG−1117(AIF−3)活性を
媒介するフラグメントである。さらに、動物、特にヒト
において抗原性または免疫原性であるフラグメントも含
まれる。
【0020】好ましくは、これらすべてのポリペプチド
フラグメントは、抗原活性を包含するATG−1117(AIF−
3)の生物学的活性を保持している。定義された配列お
よびフラグメントの変異体も本発明の一部を形成する。
好ましい変異体は、同類アミノ酸置換によって対照標準
と異なるもの、即ち、一の残基を別の類似の性質の残基
で置換したものである。そのような典型的な置換は、A
la、Val、LeuおよびIleの間で;SerおよびThrの間
で;酸性残基AspおよびGluの間で;AsnおよびGlnの
間で;塩基性残基LysおよびArgの間で;または芳香族
残基PheおよびTyrの間でなされる。数個、5−10、
1−5または1−2アミノ酸がいずれかの組み合わせ
で、置換、欠失または付加されている変異体が特に好ま
しい。
【0021】本発明のATG−1117(AIF−3)ポリペプチ
ドは、いずれか適当な方法で製造できる。かかるポリペ
プチドは、単離された天然に存在するポリペプチド、組
換えで製造されたポリペプチド、合成されたポリペプチ
ド、またはこれらの方法の組み合わせで製造されたポリ
ペプチドを包含する。かかるポリペプチドを合成する方
法は当該分野において周知である。
【0022】本発明のポリヌクレオチド 本発明のもう一つ別の態様は、ATG−1117(AIF−3)ポ
リヌクレオチドに関する。ATG−1117(AIF−3)ポリヌ
クレオチドは、ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドおよ
びフラグメントをコードする単離されたポリヌクレオチ
ド、およびそれに密接に関連したポリヌクレオチドを包
含する。より詳細には、本発明のATG−1117(AIF−3)
ポリヌクレオチドは、配列番号2のATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドをコードする配列番号1に示されたヌ
クレオチド配列を有してなるポリヌクレオチド、および
配列番号1の特定配列を有するポリヌクレオチドを包含
する。さらに、ATG−1117(AIF−3)ポリヌクレオチド
は、配列番号2のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドを
コードするヌクレオチド配列と全長にわたって少なくと
も80%同一性を有するヌクレオチド配列を有してなる
ポリヌクレオチド、および配列番号1を有するポリヌク
レオチドと全長にわたって少なくとも80%同一である
ポリヌクレオチドを包含する。この点において、少なく
とも90%同一のポリヌクレオチドが特に好ましく、少
なくとも95%同一のポリヌクレオチドがとりわけ好ま
しい。さらには、少なくとも97%同一のポリヌクレオ
チドがより好ましく、少なくとも98−99%同一のポ
リヌクレオチドがさらに好ましく、少なくとも99%同
一のものが最も好ましい。増幅に使用可能な条件下でハ
イブリダイゼーションするための、またはプローブまた
はマーカーとして使用されるための、配列番号1に含ま
れるヌクレオチド配列に対して十分な同一性を有するヌ
クレオチド配列もまた、ATG−1117(AIF−3)ポリヌク
レオチドに含まれる。本発明は、かかるATG−1117(AIF
−3)ポリヌクレオチドに相補的なポリヌクレオチドも
提供するものである。
【0023】ヒト・ATG−1117(AIF−3)をコードして
いる表1のcDNA(配列番号1)の配列を決定するこ
とによって示されるごとく、本発明のATG−1117(AIF−
3)は、同種異型移植炎症性因子ファミリーの他のタン
パク質に構造的に関係している。配列番号1のcDNA
配列は配列番号2の150アミノ酸のポリペプチドをコ
ードしているオープンリーディングフレーム(ヌクレオ
チド番号1ないし450)を含有する。表2のアミノ酸
配列(配列番号2)は、同種異型移植片炎症性因子-1
(U. Utansら, Transplantation, 61:1387-1392,1996)
と123アミノ酸残基において約67%同一である(Bl
astPを使用)。さらに、ATG−1117(AIF−3)は、12
3アミノ酸残基にわたってM. V. Autieri(Biochem. Bi
ophys. REs. Commun., 228:29-37, 1996)によって同定
されたヒト・AIF−1と67%同一である。ATG−1117
(AIF−3)は、各々127および121アミノ酸残基に
わたって、ラット・AIF−1およびiba-1(受入番号
U17919;U. Utansら,J. Clin. Invest., 95:2954
-2962,1995;受入番号D82069、Y. Imaiら, Bioch
em. Biophys. Res. Commun., 224:855-862, 1996)とも
各々62%および63%同一である。表1のヌクレオチ
ド配列(配列番号1)は、AA016714(mg90
h05.rlsoaresマウス胎児NbME13.5 14.5
Mus筋肉)、即ち、WashU-HHMIマウスES
Tプロジェクトによって同定された部分的ESTと38
4ヌクレオチドにおいて約91%同一(BLASTの使用)
であり、そのESTは、AIF−3のオープンリーディン
グフレームの3’末端(約66ヌクレオチド)を欠失し
ている。さらに、ATG−1117(AIF−3)は、さらに4つ
のWashU-HHMIマウスESTプロジェクトによ
って同定された部分的配列(受入番号W76917、N
28515、AA110032およびAA20623
6)と、各々372、283、248および122ヌク
レオチドにわたって、各々91%、98%、90%およ
び100%同一である。しかしながら、これらの配列の
うち最初の2つは3’-ESTの部分のみであって、ATG
−1117(AIF−3)において詳述される完全なオープンリ
ーディングフレームを包含せず、W76917およびN
28515は、ATG−1117(AIF−3)の5’末端の最初
の各々80および170ヌクレオチドを欠失している。
対照的に、部分的5’-EST AA110032および
AA206236は、ATG−1117(AIF−3)のオープン
リーディングフレームの3’末端の75−78塩基対を
欠失している。ATG−1117(AIF−3)は、U. Utansら(T
ransplantation, 61:1387-1392, 1996 )およびM. V. A
utieri(Biochem. Biophys. Res. Commun., 228:29-37,
1996)によって記載されたヒト・AIF−1配列と、各々
373および383ヌクレオチドにわたって67%同一
である。ATG−1117(AIF−3)は、ヒト(受入番号D8
6438、DDBJ、EMBLおよびGenBankに
直接寄託)およびラットiba-1(受入番号D8206
9、Y. Imaiら, Biochem. Biophys. Res. Commun., 22
4:855-862, 1996)と、各々383および380ヌクレ
オチドにわたって、各々67%および65%同一であ
る。
【0024】
【表1】 表1a *ATGTCGGGCGAGCTCAGCAACAGGTTCCAAGGAGGGAAGGCGTTCGGCTTGCTCAAAGCCCGGCAGGAGAG GAGGCTGGCCGAGATCAACCGGGAGTTTCTGTGTGACCAGAAGTACAGTGATGAAGAGAACCTTCCAGAAAA GCTCACAGCCTTCAAAGAGAAGTACATGGAGTTTGACCTGAACAATGAAGGCGAGATTGACCTGATGTCTTT AAAGAAGATGATGGAGAAGCTTGGTGTCCCCAAGACCCACCTGGAGATGACGACGATGATCTCAGAGGTGAC AGGAGGGGTCAGTGACACTATATCCTACCGAGACTTTGTGAACATGATGCTGGGGAAACGGTCGGCTGTCCT CAAGTTAGTCATGATGTTTGAAGGAAAAGCCAACGAGAGCAGCCCCAAGCCAGTTGGCCCCCCTCCAGAGAG AGACATTGCTAGCCTGCCCTGA a:ヒトATG−1117(AIF−3)のヌクレオチド配列。配列番号1。
【0025】
【表2】 表2b *MSGELSNRFQGGKAFGLLKARQERRLAEINREFLCDQKYSDEENLPEKLTAFKEKYMEFDLNNEGEIDLMS LKKMMEKLGVPKTHLEMTTMISEVTGGVSDTISYRDFVNMMLGKRSAVLKLVMMFEGKANESSPKPVGPPPE RDIASLP. b:ヒトATG−1117(AIF−3)のアミノ酸配列。配列番号2。
【0026】ATG−1117(AIF−3)をコードする本発明
の一のポリヌクレオチドは、発現配列標識(EST)解
析(Adams,M.D.ら、Science(1991)252:1651-1656;A
dams,M.D.ら、Nature(1992)355:632-634;Adams,M.
D.ら、Nature(1995)377 Supp:3-174)を用い、ヒト
海馬の細胞におけるmRNA由来のcDNAライブラリ
ーから標準的クローニングおよびスクリーニングを使用
して得ることができる。本発明のポリヌクレオチドは、
ゲノムDNAライブラリーのごとき天然源から得ること
もでき、または周知かつ商業上利用できる技術を使用し
て合成することもできる。
【0027】配列番号2のATG−1117(AIF−3)ポリペ
プチドをコードするヌクレオチド配列は、表1に含まれ
るポリペプチドをコードする配列(配列番号1のヌクレ
オチド番号1ないし450)と同一であってもよく、ま
たは遺伝暗号の重複性(縮重性)の結果として、配列番
号2のポリペプチドをコードする配列であってもよい。
【0028】本発明のポリヌクレオチドがATG−1117(A
IF−3)ポリペプチドの組換え体製造に使用される場
合、そのポリヌクレオチドは、単独で、成熟ポリペプチ
ドまたはそのフラグメントの暗号配列;リーダーまたは
分泌配列、プレ、プロまたはプレプロタンパク質配列、
または他の融合ペプチド部分をコードする配列のごと
き、他の暗号配列のリーディングフレームにおける成熟
ポリペプチドまたはフラグメントの暗号配列を有してい
てもよい。例えば、融合ポリペプチドの精製を促進する
マーカー配列をコードすることができる。本発明のこの
態様のある種の好ましい具体例において、マーカー配列
は、pQEベクター(Qiagen,Inc.)において提供さ
れ、Gentzら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1989)86:821
-824に記載されるような、6−ヒスチジンペプチドであ
るか、またはHA標識である。ポリヌクレオチドはま
た、転写配列、非翻訳配列、スプライシングおよびポリ
アデニル化シグナル、リボソーム結合部位およびmRN
Aを安定化する配列のような、非暗号5’および3’配
列を含有してもよい。
【0029】さらに好ましい具体例は、数個、5−1
0、1−5、1−3、1−2または1個のアミノ酸残基
が、いずれかの組み合わせで置換、欠失または付加され
た表1のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドのアミノ酸
配列(配列番号2)を含んでなる、ATG−1117(AIF−
3)変異体をコードするポリヌクレオチドである。さら
に本発明は、本明細書にて前記した配列にハイブリダイ
ゼートするポリヌクレオチドに関する。この点におい
て、本発明は特に、本明細書にて前記したポリヌクレオ
チドにストリンジェントな条件下でハイブリダイゼート
するポリヌクレオチドに関する。本明細書で使用される
「ストリンジェントな条件」という語は、ハイブリダイ
ゼーションが、配列間に少なくとも95%、好ましくは
少なくとも97%の同一性が存在する場合にのみ起こる
ことを意味する。
【0030】配列番号1に含まれるヌクレオチド配列ま
たはそのフラグメントと同一または十分に同一である本
発明のポリヌクレオチドは、ATG−1117(AIF−3)ポリ
ペプチドをコードする全長cDNAおよびゲノムクロー
ンを単離するため、およびATG−1117(AIF−3)遺伝子
と高配列類似性を有する他の遺伝子のcDNAおよびゲ
ノムクローンを単離するために、cDNAおよびゲノム
DNAのためのハイブリダイゼーションプローブとして
用いてもよい。かかるハイブリダイゼーション法は当業
者に知られている。典型的には、これらのヌクレオチド
配列は、対照標準の配列と80%同一、好ましくは90
%同一、より好ましくは95%同一である。一般にプロ
ーブは少なくとも15のヌクレオチドを含んでなるであ
ろう。好ましくは、かかるプローブは少なくとも30の
ヌクレオチドを有するであろうし、少なくとも50のヌ
クレオチドを有してもよい。特に好ましいプローブは、
30と50の範囲のヌクレオチドであろう。
【0031】一つの具体例において、ATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを得る
のは、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件
下、配列番号1またはそのフラグメントを有する標識化
されたプローブで適当なライブラリーをスクリーニング
する工程と、該ポリヌクレオチド配列を含有する全長c
DNAおよびゲノムクローンを単離する工程とからな
る。かくして、もう一つの態様において、本発明ATG−1
117(AIF−3)ポリヌクレオチドは、さらに配列番号1
を有するヌクレオチド配列またはそれの断片にストリン
ジェントな条件下でハイブリダイゼートするヌクレオチ
ド配列を含んでなるヌクレオチド配列を包含する。ATG
−1117(AIF−3)ポリペプチドは、上記ハイブリダイゼ
ーション条件によって得られるヌクレオチド配列によっ
てコードされるアミノ酸配列を含んでなるポリペプチド
も包含する。かかるハイブリダイゼーション法は、当業
者によく知られている。ストリンジェントなハイブリダ
イゼーション条件は、前記に定義した通りであるか、ま
たは別法として50%ホルムアルデヒド、5xSSC
(150mM NaCl、15mM クエン酸三ナトリウ
ム)、50mMリン酸ナトリウム(pH7.6)、5xデ
ンハルト(Denhardt’s)溶液、10%硫酸デキストラ
ンおよび20μg/ml変性切断サケ精子DNAを含ん
でなる溶液中、42℃で一夜インキュベーションし、そ
の後そのフィルターを0.1xSSCで約65℃で洗浄
する条件である。本発明のポリヌクレオチドおよびポリ
ペプチドは、動物およびヒトの疾患に対する治療および
診断の発見のための研究試薬および研究材料として用い
てもよい。
【0032】ベクター、宿主細胞、発現 本発明はまた、本発明のポリヌクレオチドまたはポリヌ
クレオチド類を含んでなるベクターおよび本発明のベク
ターで遺伝子操作される宿主細胞に、および組換え技術
による本発明のポリペプチドの産生に関する。さらに無
細胞翻訳系を用い、本発明のDNA構築物由来のRNA
を使用してかかるタンパク質を製造することができる。
【0033】組換え体産生のために、宿主細胞を遺伝子
操作し、本発明のポリヌクレオチドの発現系またはそれ
の一部を取り込むことができる。ポリヌクレオチドの宿
主細胞への導入は、リン酸カルシウムトランスフェクシ
ョン、DEAE−デキストラン媒介トランスフェクショ
ン、トランスベクション、マイクロインジェクション、
陽イオン脂質媒介トランスフェクション、エレクトロポ
レーション、トランスダクション、スクレープ・ローデ
ィング、弾道導入または感染のような、Davisら、BASIC
METHODS IN MOLECULAR BIOLOGY(1986)およびSambroo
kら、MOLECULAR CLONING:A LABORATORY MANUAL,2nd E
d. Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring
Harbor, N.Y.(1989)のごとき複数の標準的研究室マ
ニュアルに記載されている方法によって行うことができ
る。
【0034】適当な宿主の代表例は、レンサ球菌(stre
ptococcus)、ブドウ球菌(staphylococcus)、大腸菌
(E.coli)、ストレプトマイセス(streptomyces)およ
び枯草菌(Bacillus subtilis)細胞のごとき細菌細
胞;酵母細胞およびアスペルギルス(Aspergillus)細
胞のごとき真菌細胞;ドロソフィラ(Drosophila)S2
およびスポドプテラ(Spodoptera)Sf9細胞のごとき
昆虫細胞;CHO、COS、HeLa、C127、3T
3、BHK、HEK293およびボーウェス(Bowes)
メラノーマ細胞のごとき動物細胞;および植物細胞を包
含する。
【0035】非常に多様な発現系を使用することができ
る。かかる系は、とりわけ、染色体、エピソームおよび
ウイルス由来の系、例えば、細菌プラスミド由来、バク
テリオファージ由来、トランスポゾン由来、酵母エピソ
ーム由来、挿入因子由来、酵母染色体因子由来、バキュ
ロウイルス、SV40のごときパポーバウイルス、ワク
シニアウイルス、アデノウイルス、ニワトリポックスウ
イルス、偽狂犬病ウイルスおよびレトロウイルスのよう
なウイルス由来のベクター、およびコスミドおよびファ
ージミドなどのプラスミドおよびバクテリオファージの
遺伝子因子由来のベクターのごとき、それらの組み合わ
せに由来するベクターを包含する。発現系は、発現を制
御ならびに引き起こす調節領域を有していてもよい。一
般に、宿主においてポリペプチドを産生するためのポリ
ヌクレオチドを維持、増幅または発現するのに適した系
またはベクターを使用してもよい。適当なヌクレオチド
配列を、例えば、Sambrookら、MOLECULAR CLONING,A L
ABORATORY MANUAL(前掲)に示されている技術のごと
き、種々のよく知られた慣用的技術のいずれかによっ
て、発現系に挿入してもよい。
【0036】翻訳されたタンパク質を小胞体ルーメン、
周辺腔または細胞外環境に分泌するために、適当な分泌
シグナルが所望のポリペプチドに挿入されていてもよ
い。これらのシグナルは、ポリペプチドに固有のもので
あってもよく、または異種のシグナルであってもよい。
ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドがスクリーニングア
ッセイにおける用途として発現されなければならない場
合、一般に、ポリペプチドは細胞の表面で産生されるこ
とが望ましい。この場合には、細胞はスクリーニングア
ッセイに使用される前に集められる。ATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドが培養液中に分泌される場合、そのポ
リペプチドを回収および精製するために、培養液を回収
することができ;細胞内に産生される場合は、ポリペプ
チドを回収する前に、まず細胞を溶解させなければなら
ない。
【0037】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドは、硫
酸アンモニウムまたはエタノール沈澱、酸抽出、アニオ
ンまたはカチオン交換クロマトグラフィー、ホスホセル
ロースクロマトグラフィー、疎水相互作用クロマトグラ
フィー、アフィニティークロマトグラフィー、ヒドロキ
シルアパタイトクロマトグラフィーおよびレクチンクロ
マトグラフィーを包含する、周知方法によって組換え細
胞培養物から回収および精製できる。最も好ましくは、
高速液体クロマトグラフィーが精製に使用される。ポリ
ペプチドが単離および/または精製の間に変性する場
合、タンパク質を再生する周知方法を用いて、再び活性
な立体配座とすることができる。
【0038】診断アッセイ 本発明はまた、診断試薬としての用途におけるATG−111
7(AIF−3)ポリヌクレオチドの使用に関する。機能障
害に伴うATG−1117(AIF−3)遺伝子の変異した形態の
検出は、ATG−1117(AIF−3)の発現不足、発現過多ま
たは発現の変化の結果生じる疾患または疾患に対する感
受性の診断に付加しうる、または診断を限定しうる診断
手段を提供するであろう。ATG−1117(AIF−3)遺伝子
にて変異を有する個体は、様々な技術によってDNAレ
ベルで検出され得る。
【0039】診断のための核酸は、血液、尿、唾液、組
織生検または検死材料のごとき、対象の細胞から得ても
よい。ゲノムDNAを検出のために直接使用してもよ
く、または解析の前にPCRまたは他の増幅技術を用い
ることによって酵素的に増幅してもよい。RNAまたは
cDNAもまた同様にして使用してもよい。欠失および
挿入は正常な遺伝子型と比較して増幅された産物の大き
さが変化していることによって検出できる。点突然変異
は、標識されたATG−1117(AIF−3)ヌクレオチド配列
に増幅したDNAをハイブリダイゼーションさせること
によって同定できる。完全に一致した配列は、RNase
消化によりまたは融点における差異によって、ミスマッ
チの二重螺旋と区別することができる。DNA配列の差
異はまた、変性試薬存在下または非存在下でのゲル中の
DNAフラグメントの電気泳動的移動度における変化、
または直接的DNA塩基配列決定によって検出してもよ
い。例えば、Myersら、Science(1985)230:1242を参
照のこと。特異的な位置での配列の変化はまた、RNas
eおよびS1保護などのヌクレアーゼ保護アッセイまた
は化学分解法によって明らかにすることができる。Cott
onら、Proc Natl AcadSci USA(1985)85:4397-4401を
参照のこと。もう一つ別の具体例において、ATG−1117
(AIF−3)ヌクレオチド配列またはそれのフラグメント
を含んでなるオリゴヌクレオチドプローブの配列を構築
し、例えば、遺伝子変異の効果的なスクリーニングを行
うことができる。配列工学法はよく知られており、一般
的な適用性を有し、遺伝子発現、遺伝子連結および遺伝
子多様性を包含する分子遺伝学における種々の疑問を処
理するために用いることができる。(例えば、M.Chee
ら、Science 第274巻、610-613頁(1996)を参照のこ
と。)
【0040】診断アッセイは、記載した方法によるATG
−1117(AIF−3)遺伝子中の変異の検出によって、アテ
ローム性動脈硬化症、CHF、再狭窄、高血圧、線維性
血管障害(糖尿病、SLE、AS)、脳血管事象(例え
ば、発作、神経傷害およびCNS内部での再生)、造血
障害、ARDS、癌(特に白血病)、自己免疫疾患(例
えば、HIV感染およびAIDS)、線維増殖障害(例
えば、乾癬)、炎症疾患(例えば、RA、クローン病、
IBS)、糸球体疾患、ならびに変形性線維増殖/炎症
応答によって特徴づけられる心臓血管および心臓血管以
外の両方の病態に対する罹病し易さを診断または決定す
るための方法を提供する。
【0041】加えて、アテローム性動脈硬化症、CH
F、再狭窄、高血圧、線維性血管障害(糖尿病、SL
E、AS)、脳血管事象(例えば、発作、神経傷害およ
びCNS内部での再生)、造血障害、ARDS、癌(特
に白血病)、自己免疫疾患(例えば、HIV感染および
AIDS)、線維増殖障害(例えば、乾癬)、炎症疾患
(例えば、RA、クローン病、IBS)、糸球体疾患、
ならびに変形性線維増殖/炎症応答によって特徴づけら
れる心臓血管および心臓血管以外の両方の病態は、異常
に増加または減少したATG−1117(AIF−3)ポリペプチ
ドまたはATG−1117(AIF−3)mRNAのレベルを、対
象由来の試料を測定することを含んでなる方法によって
診断できる。減少または増加した発現を、例えば、PC
R、RT−PCR、RNase保護、ノザンブロッティン
グおよび他のハイブリダイゼーション法などの、ポリヌ
クレオチドの定量のための、当業者によく知られている
いずれかの方法を用いて、RNAレベルで測定すること
ができる。宿主由来の試料におけるATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドなどのタンパク質のレベルを決定する
ために用いることのできるアッセイ技法は当業者に周知
である。かかるアッセイ法は、ラジオイムノアッセイ、
競合的結合アッセイ、ウエスタンブロット解析およびE
LISAアッセイを包含する。
【0042】染色体アッセイ 本発明のヌクレオチド配列はまた、染色体の同定にも価
値がある。その配列は、特異的に標的とされ、個々のヒ
ト染色体上の特定位置にハイブリダイゼーションするこ
とができる。本発明による関連配列の染色体へのマッピ
ングは、それら配列を遺伝子関連の疾患に関係付けるこ
とにおける重要な第1工程である。一旦、配列が正確な
染色体上の位置にマッピングされると、その配列の染色
体上での物理的な位置を遺伝子マップデータに関係付け
ることができる。そのようなデータは、例えば、V.McKu
sick、Mendelian Inheritance in Man(Johns Hopkins
University Welch Medical Libraryを介してオンライン
で入手可能)にある。同じ染色体領域にマッピングされ
る遺伝子と疾患の間の関係は、連鎖解析(物理的に近接
した遺伝子の同時遺伝)によって同定される。
【0043】影響を受けた対象と影響を受けていない対
象の間のcDNAまたはゲノム配列における差異もまた
測定できる。変異がいくつかまたはすべての影響を受け
た対象において観察されるが、正常な対象においては観
察されないならば、その変異がその疾患の原因である可
能性が高い。
【0044】抗体 本発明のポリペプチドもしくはそのフラグメントまたは
そのアナログ、あるいはそれらを発現する細胞はまた、
ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドに免疫特異的な抗体
を産生するための免疫原として用いることもできる。
「免疫特異的」なる語は、抗体が従来の他の関連ポリペ
プチドに対する親和性より、本発明のポリペプチドに実
質的により高い親和性を有することをいう。
【0045】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドに拮抗
して産生された抗体は、ポリペプチドまたはエピトープ
を有するフラグメント、アナログまたは細胞を、動物、
好ましくはヒト以外の動物に、慣用的プロトコルを用い
て投与することによって得ることができる。モノクロー
ナル抗体を調製する場合、連続的細胞系培養によって産
生された抗体を供給するいずれの技術も用いることがで
きる。例えば、ハイブリドーマ技法(Kohler,G.およびM
ilstein,C.、Nature(1975)256:495-497)、トリオー
マ技法、ヒトB細胞ハイブリドーマ技法(Kozborら、Im
munology Today(1983)4:72)およびEBV−ハイブ
リドーマ技法(Coleら、MONOCLONAL ANTIBODIES AND CA
NCER THERAPY、77-96頁、Alan R.Liss,Inc.,1985)が
挙げられる。
【0046】単鎖抗体を産生する技法(米国特許第49
46778号)をまた適用し、本発明のポリペプチドに
対する単鎖抗体を産生することができる。さらに、トラ
ンスジェニックマウス、または他の哺乳動物を包含する
他の生物を用いて、ヒト化された抗体を発現させてもよ
い。前記した抗体を用い、そのポリペプチドを発現する
クローンを単離または同定してもよく、あるいはアフィ
ニティクロマトグラフィーによりそのポリペプチドを精
製してもよい。
【0047】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドに対す
る抗体を用いて、とりわけ、アテローム性動脈硬化症、
CHF、再狭窄、高血圧、線維性血管障害(糖尿病、S
LE、AS)、脳血管事象(例えば、発作、神経傷害お
よびCNS内部での再生)、造血障害、ARDS、癌
(特に白血病)、自己免疫疾患(例えば、HIV感染お
よびAIDS)、線維増殖障害(例えば、乾癬)、炎症
疾患(例えば、RA、クローン病、IBS)、糸球体疾
患、ならびに変形性線維増殖/炎症応答によって特徴づ
けられる心臓血管および心臓血管以外の両方の病態を治
療してもよい。
【0048】ワクチン 本発明のもう一つ別の態様は、とりわけ、アテローム性
動脈硬化症、CHF、再狭窄、高血圧、線維性血管障害
(糖尿病、SLE、AS)、脳血管事象(例えば、発
作、神経傷害およびCNS内部での再生)、造血障害、
ARDS、癌(特に白血病)、自己免疫疾患(例えば、
HIV感染およびAIDS)、線維増殖障害(例えば、
乾癬)、炎症疾患(例えば、RA、クローン病、IB
S)、糸球体疾患、ならびに変形性線維増殖/炎症応答
によって特徴づけられる心臓血管および心臓血管以外の
両方の病態から哺乳動物を保護するために抗体および/
またはT細胞免疫応答を引き起こすのに十分なATG−111
7(AIF−3)ポリペプチドまたはそれのフラグメントで
該哺乳動物を接種することからなる、哺乳動物において
免疫応答を誘発する方法に関する。本発明のさらにもう
一つ別の態様は、哺乳動物における免疫学的応答を誘発
する方法であって、かかる免疫学的応答を誘発し、該動
物を疾患から保護する抗体を産生するために、in vivo
にてATG−1117(AIF−3)ポリヌクレオチドの発現を方
向付けるベクターを用いてATG−1117(AIF−3)ポリペ
プチドをデリバーすることからなる方法に関する。
【0049】本発明のさらなる態様は、哺乳動物宿主に
導入されると、その哺乳動物においてATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドに対する免疫学的応答を誘発する免疫
学的/ワクチン処方(組成物)であって、ATG−1117(A
IF−3)ポリペプチドまたはATG−1117(AIF−3)遺伝子
を含有してなる組成物に関する。ワクチン処方は、さら
に適当な担体を含有していてもよい。ATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドは胃で破壊されるかもしれないので、
非経口的投与(皮下、筋肉内、静脈内、皮内等の注射を
包含する)が望ましい。非経口投与に適した処方は、抗
酸化剤、緩衝剤、抗菌剤、およびその処方を受容者の血
液と等張にする溶質を含有していてもよい、水性および
非水性滅菌注射溶液;懸濁化剤または増粘剤を含有して
もよい、水性および非水性滅菌懸濁液を包含する。処方
は、単位投与または複数投与用コンテナ、例えば、密封
されたアンプルおよびバイアルにて提供され、使用直前
に滅菌液体担体を添加するだけでよい凍結乾燥状態で貯
蔵することができる。ワクチン処方はまた、水中油系の
ごとき処方の免疫原性を高めるアジュバント系および当
該分野において知られている他の系を有してもよい。投
与量はワクチンの比活性に依存し、慣用的実験操作によ
って容易に決定できる。
【0050】スクリーニングアッセイ 本発明のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドは、本発明
のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドを活性化し(アゴ
ニスト)、またはその活性化を阻害(アンタゴニスト、
あるいは阻害剤と称される)する化合物についてのスク
リーニング法において用いてもよい。かくして、本発明
のポリペプチドを用い、例えば、細胞、無細胞調製物、
化学ライブラリーおよび天然物の混合物中のアゴニスト
またはアンタゴニストを同定してもよい。これらのアゴ
ニストまたはアンタゴニストは、事情しだいで、本発明
のポリペプチドの、天然の基質、リガンド、レセプター
などであってもよく、または本発明のポリペプチドの構
造的または機能的模倣物であってもよい。Coliganら、C
urrent Protocols in Immunology 1(2):Chapter5(1
991)を参照のこと。
【0051】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドは、多
くの病理学を含む、多くの生物学的機能に関与してい
る。従って、一方でATG−1117(AIF−3)ポリペプチド
を刺激し、他方でATG−1117(AIF−3)ポリペプチドの
機能を阻害しうる化合物および薬剤を見いだすことが望
ましい。一般に、アゴニストは、アテローム性動脈硬化
症、CHF、再狭窄、高血圧、線維性血管障害(糖尿
病、SLE、AS)、脳血管事象(例えば、発作、神経
傷害およびCNS内部での再生)、造血障害、ARD
S、癌(特に白血病)、自己免疫疾患(例えば、HIV
感染およびAIDS)、線維増殖障害(例えば、乾
癬)、炎症疾患(例えば、RA、クローン病、IB
S)、糸球体疾患、ならびに変形性線維増殖/炎症応答
によって特徴づけられる心臓血管および心臓血管以外の
両方の病態のような病状を治療および予防する目的に使
用される。アンタゴニストは、アテローム性動脈硬化
症、CHF、再狭窄、高血圧、線維性血管障害(糖尿
病、SLE、AS)、脳血管事象(例えば、発作、神経
傷害およびCNS内部での再生)、造血障害、ARD
S、癌(特に白血病)、自己免疫疾患(例えば、HIV
感染およびAIDS)、線維増殖障害(例えば、乾
癬)、炎症疾患(例えば、RA、クローン病、IB
S)、糸球体疾患、ならびに変形性線維増殖/炎症応答
によって特徴づけられる心臓血管および心臓血管以外の
両方の病態のような病状を治療および予防する種々の目
的に使用できる。
【0052】一般に、かかるスクリーニング法は、本発
明のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドを発現するか、
または本発明のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドに応
答する適当な細胞を用いることを包含する。かかる細胞
は、哺乳動物、酵母、ドロソフィラまたはイー・コリ由
来の細胞を包含する。ついで、ATG−1117(AIF−3)ポ
リペプチドを発現する細胞(または、発現されたレセプ
ターを含有する細胞膜)またはATG−1117(AIF−3)ポ
リペプチドに応答する細胞を試験化合物と接触させて、
結合、または機能的応答の刺激または阻害を観察する。
候補の化合物と接触させた細胞の能力を、接触させてい
ない同じ細胞の能力とATG−1117(AIF−3)活性につい
て比較する。
【0053】該アッセイは候補の化合物の結合を簡易的
に試験するものであって、ATG−1117(AIF−3)ポリペ
プチドを有する細胞への付着を、直接または間接的にそ
の候補の化合物に付随する標識により検出するか、また
は標識化された競合物との競合を含むアッセイにおいて
検出するものである。さらに、これらのアッセイは、AT
G−1117(AIF−3)ポリペプチドを有する細胞に適した
検出系を使用して、候補の化合物がATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドの活性化によってシグナルを生じるか
どうかを試験してもよい。活性化の阻害剤は、一般に、
既知のアゴニストの存在下で検定され、候補の化合物の
存在によってアゴニストによる活性化についての作用を
観察する。かかるスクリーニングアッセイを行うための
標準的方法は、当該分野においてよく理解されている。
【0054】潜在的ATG−1117(AIF−3)ポリペプチド
アンタゴニストとして、抗体、またはある場合には、事
情しだいで、ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドのリガ
ンド、基質、レセプターなどに密接に関係付けられるオ
リゴヌクレオチドまたはタンパク質、例えば、リガン
ド、基質、レセプターのフラグメント、または本発明の
ポリペプチドに結合するが応答を誘起せず、それで該ポ
リペプチドの活性が阻害される小分子が挙げられる。
【0055】予防および治療方法 本発明は、ATG−1117(AIF−3)ポリペプチド活性量の
過剰および不足の両方に関係付けられる、アテローム性
動脈硬化症、CHF、再狭窄、高血圧、線維性血管障害
(糖尿病、SLE、AS)、脳血管事象(例えば、発
作、神経傷害およびCNS内部での再生)、造血障害、
ARDS、癌(特に白血病)、自己免疫疾患(例えば、
HIV感染およびAIDS)、線維増殖障害(例えば、
乾癬)、炎症疾患(例えば、RA、クローン病、IB
S)、糸球体疾患、ならびに変形性線維増殖/炎症応答
によって特徴づけられる心臓血管および心臓血管以外の
両方の病態などの異常な状態の治療方法を提供する。
【0056】ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドの活性
が過剰である場合、数種の解決法が利用可能である。一
の解決法は、前記した阻害剤化合物(アンタゴニスト)
を医薬上許容される担体と一緒に、リガンド、基質など
の結合を遮断することによって、または別のシグナルを
阻害することによって、ATG−1117(AIF−3)ポリペプ
チドの機能を阻害するのに有効な量にて対象に投与し、
それによって異常な状態を緩和することからなる。もう
一つ別の解決法において、内在性ATG−1117(AIF−3)
ポリペプチドとの競合においてなおリガンド、基質等へ
の結合能を有する可溶形のATG−1117(AIF−3)ポリペ
プチドを投与してもよい。かかる競合物の典型例は、AT
G−1117(AIF−3)ポリペプチドのフラグメントを含ん
でなる。
【0057】もう一つ別の解決法において、内在性ATG
−1117(AIF−3)ポリペプチドとの競合においてなおリ
ガンドへの結合能を有する可溶形のATG−1117(AIF−
3)ポリペプチドを投与してもよい。かかる競合物の典
型例は、ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドのフラグメ
ントを含んでなる。
【0058】さらにもう一つ別の解決法において、内在
性ATG−1117(AIF−3)ポリペプチドをコードする遺伝
子の発現は、発現遮断法を用いて阻害することができ
る。このような既知の方法は、内部で産生されるか、ま
たは別に投与されるかのいずれかの、アンチセンス配列
の使用を包含する。例えば、O’Connor、J Neurochem
(1991)56:560、Oligodeoxynucleotides as Antisens
e Inhibitors of Gene Expression、CRC Press, Boca R
aton, FL(1988)を参照のこと。別法として、遺伝子と
三重螺旋を形成するオリゴヌクレオチドを付加すること
ができる。例えば、Leeら、Nucleic Acids Res(1979)
6:3073;Cooneyら、Science(1988)241:456;Dervan
ら、Science(1991)251:1360を参照のこと。これらオ
リゴマーはそのままで投与することができ、または関連
するオリゴマーをin vivoで発現させることができる。
【0059】ATG−1117(AIF−3)の発現不足および活
性不足に関係付けられる異常状態を治療する場合にも、
いくつかの解決法が利用可能である。一つの解決法は、
対象に、治療上有効量のATG−1117(AIF−3)ポリペプ
チドを活性化する化合物、即ち、前記したアゴニスト
を、医薬上許容される担体と組み合わせて投与し、それ
によって異常な状態を緩和することからなる。別法とし
て、遺伝子療法を用い、対象の関連細胞によりATG−111
7(AIF−3)を内在的に産生させてもよい。例えば、本
発明のポリヌクレオチドを、前記のごとく、複製欠失レ
トロウイルスベクターにおいて発現するように操作して
もよい。ついで、レトロウイルス発現構築物を単離し、
本発明のポリペプチドをコードするRNAを含有するレ
トロウイルスプラスミドベクターで形質導入されたパッ
ケージング細胞に導入すると、そのパッケージング細胞
が目的の遺伝子を含有する感染性のウイルス粒子を産生
する。これらの産生細胞は、細胞をin vivoにて操作す
るために、およびそのポリペプチドをin vivoにて発現
するために、対象に投与されてもよい。遺伝子療法の概
説としては、Chapter20,Gene Therapy and other Mole
cular Genetic-basedTherapeutic Approaches(および
その明細書中に列挙された参考文献)in HumanMolecula
r Genetics、T StrachanおよびA P Read、BIOS Scienti
fic Publishers Ltd(1996)を参照のこと。別の解決法
は、治療有効量のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドを
適当な医薬担体と組み合わせて投与することである。
【0060】処方および投与 可溶形のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドなどのペプ
チド、およびアゴニストおよびアンタゴニストペプチド
または小分子を、適当な医薬担体と組み合わせて処方し
てもよい。かかる処方は、治療上有効量のポリペプチド
または化合物と、医薬上許容される担体または賦形剤を
含有してなる。かかる担体は、セイライン、緩衝セイラ
イン、デキストロース、水、グリセロール、エタノール
およびその組み合わせを包含するが、これに限定されな
い。処方は投与方法に適していなければならず、当該分
野における技術の範囲内である。本発明は、さらには、
本発明の前記した組成物の一またはそれ以上の成分を充
填した、一またはそれ以上のコンテナを有してなる医薬
用パックまたはキットに関する。
【0061】本発明のポリペプチドおよび他の化合物
を、単独で、または、治療用化合物などの他の化合物と
組み合わせて用いてもよい。医薬組成物の全身性投与の
好ましい形態は、注射、典型的には静脈注射を包含す
る。皮下、筋肉内または腹腔内などの他の注射経路も用
いることができる。全身性投与に関する別法は、胆汁酸
塩またはフシジン酸または他のデタージェントなどの浸
透剤を用いる経粘膜および経皮投与を包含する。加え
て、腸溶処方またはカプセル封入処方にて適宜処方され
る場合、経口投与も可能であろう。これらの化合物の投
与は、軟膏、ペースト、ゲルなどの形態で、局所的およ
び/または局部的であってもよい。
【0062】必要とする投与量の範囲は、ペプチドの選
択、投与経路、処方の性質、対象の病状の性質、および
主治医の判断に依存する。しかしながら、適当な投与量
は、対象1kg当たり0.1−100μgの範囲であ
る。しかしながら、必要な投与量の大きな変化は、種々
の市販の化合物および種々の投与経路の異なる効率とい
う観点において予想されるべきである。例えば、経口投
与は静脈注射による投与よりもより多くの投与量を必要
とすることが予想される。これらの投与量レベルにおけ
る変化は、当該分野において十分に理解されている、最
適化のための標準的経験的慣用手段を用いて調整でき
る。
【0063】治療において用いられるポリペプチドを、
前記した、しばしば「遺伝子療法」と称される治療方式
で、対象において内在的に産生させることもできる。す
なわち、例えば、ex vivoでポリペプチドをコードする
ために、例えば、レトロウイルスプラスミドベクターを
使用して、対象由来の細胞をDNAまたはRNAなどの
ポリヌクレオチドで操作してもよい。ついで、その細胞
を対象に導入する。
【0064】
【実施例】以下の実施例は、別に詳細に記載されている
ものを除いて、当業者に周知かつ慣用的である標準的技
法を用いて実施される。実施例は、本発明を説明するも
のであって、これを制限するものではない。
【0065】実施例1 AIF−1/RC−9遺伝子産物は、線維増殖性/炎症性疾
患の病因に関係する病原媒体として関係しているので、
ATG ESTおよびアセンブリーズ(Assemblies)データ
ベースがAIF−1/RC−9の推定相同物を含有するかどう
かを調べるために、それらのデータベースの検索を行っ
た。この検索の結果、ATG−1117(AIF−3)が同定さ
れ、BlastN解析は、EST ID#54751(「単一
のEST」アセンブリー(アセンブリーID#5112
812)を構成するEST配列)を示した。
【0066】ATG−1117は、ATG−705の相同物として同
定された。ヒト・RC−9クローンがATGデータベースにお
いて同定された時(ATG−705)、この配列(HGSクロ
ーンID#923983)は、Utansら(1996)によっ
て記載されたヒト・AIF−1配列と同一であることが見い
だされた。公的データベースのBlastN解析も、ヒト・R
C−9/AIF−1およびヒト・BAT-2遺伝子をコードす
ることが知られている遺伝子の上流のゲノムDNA配列
(GenBank受入番号Z15025)との間の相同性を示
し、即ち、RC−9/AIF−1は、Iris et al.(Nature Gen
etics, 3:137-145,1993)によって記載された90kb
HLAクラスIIIセグメント内にある別個の今まで特
徴付けされていない遺伝子産物であった。ATG−705ヌク
レオチド配列(オープンリーディングフレームは下線で
示し、EF-ハンドはヌクレオチド191ないし228
である):
【0067】 1 GGCACGAGAG CCTGCAGACA GAGGCCTCCA GCTTGGTCTG TCTCCCCACC 51 TCTACCAGCA TCTGCTGAGC TATG AGCCAA ACCAGGGATT TACAGGGAGG 101 AAAAGCTTTC GGACTGCTGA AG GCCCAGCA GGAAGAGAGG CTGGATGAGA 151 TCAACAAGCA ATTCCTAGAC GA TCCCAAAT ATAGCAGTGA TGAGGATCTG 201 CCCTCCAAAC TGGAAGGCTT CA AAGAGAAA TACATGGAGT TTGACCTTAA 251 TGGAAATGGC GATATTGATA TC ATGTCCCT GAAACGAATG CTGGAGAAAC 301 TTGGAGTCCC CAAGACTCAC CT AGAGCTAA AGAAATTAAT TGGAGAGGTG 351 TCCAGTGGCT CCGGGGAGAC GT TCAGCTAC CCTGACTTTC TCAGGATGAT 401 GCTGGGCAAG AGATCTGCCA TC CTAAAAAT GATCCTGATG TATGAGGAAA 451 AAGCGAGAGA AAAGGAAAAG CC AACAGGCC CCCCAGCCAA GAAAGCTATC 501 TCTGAGTTGC CCTGATTTGA AGGGAAAAGG GATGATGGGA TTGAAGGGGC 551 TTCTAATGAC CCAGATATGG AAACAGAAGA CAAAATTGTA AGCCAGAGTC 601 AACAAATTAA ATAAATTACC CCCTCCTCCA AAAAA (配列番号3)
【0068】AIF-1相同物を同定するための試みに、Bl
astN ATG EST/アセンブリーデータベースに対して
ATG−705のオープンリーディングフレームを用いた。こ
のBlastN解析は、結果としてHGS ID#54751
(プロジェクトID#HHPDJ70)を同定した。H
GSによって未知のクラス5として同定された552b
pのESTを同定した。
【0069】 1 CCGACTCGCT NCTGAGCAAC TAGTGGATCC CCCGGGACTG CAGGTNATTC 51 GGCAGAGACC CGGNACCAGG CGCCTGTGCC TCCTCCTCGT CCCTNGCCGN 101 GTCCGGAAGN CTGGGAGCCG GCGGGAGCCC GCNCTCGCCA TGTCGGGCGN 151 TNCAGCAACA GGTTCCAAGG AGGGAAGGCG TTCGGCTTGC TCAAAGACCG 201 GNCAGAGAGG AGGCTGGCCG AGATCAACCG GGNGTTTCTG TGTGACCAGA 251 AGTACAGTNC TGAAGAGAAC CTTCCAGAAA AGCTCACAGC CTTCAAAGAG 301 ACGTACATGG AGTTTGACCT GAACAATGAA GGCGAGATTG ACCTGATGTC 351 TTTTAAAGAG GATGATGNAG AAGCTTNGTG TTCCCCAAGA CCCACCTAGG 401 AGATGAAGAA GTNGTTTTCA NAGGTNGACA AGNGGNGTTC ATTGACATTA 451 TTTCCTACCG GATTTNTGGA ACAAANGCTG GGGGAAAGGT CGGTTTTCCC 501 CANTTANTCA AGNTGTTNAA GGNNAANNCC ACGGGNGCAA CCCCAAGCCC 551 AT (配列番号4)
【0070】このESTは、多連続アセンブリーの一部
ではなく:アセンブリーID#5112812は、HG
S54751のみを含んでなっていた(即ち、単一のE
STアセンブリー)。この部分的な長さのESTは、完
全なオープンリーディングフレームの3’末端から約5
0ヌクレオチドを欠失しており、ATG-1117と再命名し
た。完全な長さの配列がこのクローンから得られ、完全
なORFを同定し、それによって新規相同物AIF-3を明
らかにした。
【0071】
【配列表】
(1)一般的情報 (i)出願人:ダグラス,ステファン・エイ (ii)発明の名称:ATG−1117(AIF−3)、同種異型
移植炎症性因子−1/RC−9の新規相同物 (iii)配列の数:4 (iv)郵送先 (A)名称:ラトナー&プレスティア (B)通り名:ピー・オー・ボックス980 (C)都市名:バレー・ホーグ (D)州名:PA (E)国名:USA (F)郵便番号:19482 (v)コンピューター・リーダブル・フォーム: (A)媒体タイプ:ディスケット (B)コンピューター:IBMコンパチブル (C)オペレーティング・システム:DOS (D)ソフトウェア:Windowsバージョン2.0用FastSE
Q (v)現出願データ: (A)出願番号: (B)出願日:1997年5月22日 (C)分類番号: (vi)先の出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (viii)代理人情報: (A)名称:プレスティア, ポール・エフ (B)登録番号:23031 (C)代理人等における処理番号:GH−70032 (ix)テレコミュニケーション情報: (A)電話番号:610-407-0700 (B)ファックス番号:610-407-0701 (C)テレックス番号:846169
【0072】(2)配列番号1に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:452塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:cDNA (xi)配列の記載:配列番号1: ATGTCGGGCG AGCTCAGCAA CAGGTTCCAA GGAGGGAAGG CGTTCGGCTT GCTCAAAGCC 60 CGGCAGGAGA GGAGGCTGGC CGAGATCAAC CGGGAGTTTC TGTGTGACCA GAAGTACAGT 120 GATGAAGAGA ACCTTCCAGA AAAGCTCACA GCCTTCAAAG AGAAGTACAT GGAGTTTGAC 180 CTGAACAATG AAGGCGAGAT TGACCTGATG TCTTTAAAGA AGATGATGGA GAAGCTTGGT 240 GTCCCCAAGA CCCACCTGGA GATGACGACG ATGATCTCAG AGGTGACAGG AGGGGTCAGT 300 GACACTATAT CCTACCGAGA CTTTGTGAAC ATGATGCTGG GGAAACGGTC GGCTGTCCTC 360 AAGTTAGTCA TGATGTTTGA AGGAAAAGCC AACGAGAGCA GCCCCAAGCC AGTTGGCCCC 420 CCTCCAGAGA GAGACATTGC TAGCCTGCCC TGA 453
【0073】(2)配列番号2に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:150アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:タンパク質 (xi)配列の記載:配列番号2: Met Ser Gly Glu Leu Ser Asn Arg Phe Gln Gly Gly Lys Ala Phe Gly 1 5 10 15 Leu Leu Lys Ala Arg Gln Glu Arg Arg Leu Ala Glu Ile Asn Arg Glu 20 25 30 Phe Leu Cys Asp Gln Lys Tyr Ser Asp Glu Glu Asn Leu Pro Glu Lys 35 40 45 Leu Thr Ala Phe Lys Glu Lys Tyr Met Glu Phe Asp Leu Asn Asn Glu 50 55 60 Gly Glu Ile Asp Leu Met Ser Leu Lys Lys Met Met Glu Lys Leu Gly 65 70 75 80 Val Pro Lys Thr His Leu Glu Met Thr Thr Met Ile Ser Glu Val Thr 85 90 95 Gly Gly Val Ser Asp Thr Ile Ser Tyr Arg Asp Phe Val Asn Met Met 100 105 110 Leu Gly Lys Arg Ser Ala Val Leu Lys Leu Val Met Met Phe Glu Gly 115 120 125 Lys Ala Asn Glu Ser Ser Pro Lys Pro Val Gly Pro Pro Pro Glu Arg 130 135 140 Asp Ile Ala Ser Leu Pro 145 150
【0074】(2)配列番号3に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:635塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:cDNA (xi)配列の記載:配列番号3: GGCACGAGAG CCTGCAGACA GAGGCCTCCA GCTTGGTCTG TCTCCCCACC TCTACCAGCA 60 TCTGCTGAGC TATGAGCCAA ACCAGGGATT TACAGGGAGG AAAAGCTTTC GGACTGCTGA 120 AGGCCCAGCA GGAAGAGAGG CTGGATGAGA TCAACAAGCA ATTCCTAGAC GATCCCAAAT 180 ATAGCAGTGA TGAGGATCTG CCCTCCAAAC TGGAAGGCTT CAAAGAGAAA TACATGGAGT 240 TTGACCTTAA TGGAAATGGC GATATTGATA TCATGTCCCT GAAACGAATG CTGGAGAAAC 300 TTGGAGTCCC CAAGACTCAC CTAGAGCTAA AGAAATTAAT TGGAGAGGTG TCCAGTGGCT 360 CCGGGGAGAC GTTCAGCTAC CCTGACTTTC TCAGGATGAT GCTGGGCAAG AGATCTGCCA 420 TCCTAAAAAT GATCCTGATG TATGAGGAAA AAGCGAGAGA AAAGGAAAAG CCAACAGGCC 480 CCCCAGCCAA GAAAGCTATC TCTGAGTTGC CCTGATTTGA AGGGAAAAGG GATGATGGGA 540 TTGAAGGGGC TTCTAATGAC CCAGATATGG AAACAGAAGA CAAAATTGTA AGCCAGAGTC 600 AACAAATTAA ATAAATTACC CCCTCCTCCA AAAAA 635
【0075】(2)配列番号4に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:552塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:cDNA (xi)配列の記載:配列番号4: CCGACTCGCT NCTGAGCAAC TAGTGGATCC CCC
GGGACTG CAGGTNATTC GGCAGAGACC 60 CGGNACCAGG CGCCTGTGCC TCCTCCTCGT CCC
TNGCCGN GTCCGGAAGN CTGGGAGCCG 120 GCGGGAGCCC GCNCTCGCCA TGTCGGGCGN TNC
AGCAACA GGTTCCAAGG AGGGAAGGCG 180 TTCGGCTTGC TCAAAGACCG GNCAGAGAGG AGG
CTGGCCG AGATCAACCG GGNGTTTCTG 240 TGTGACCAGA AGTACAGTNC TGAAGAGAAC CTT
CCAGAAA AGCTCACAGC CTTCAAAGAG 300 ACGTACATGG AGTTTGACCT GAACAATGAA GGC
GAGATTG ACCTGATGTC TTTTAAAGAG 360 GATGATGNAG AAGCTTNGTG TTCCCCAAGA CCC
ACCTAGG AGATGAAGAA GTNGTTTTCA 420 NAGGTNGACA AGNGGNGTTC ATTGACATTA TTT
CCTACCG GATTTNTGGA ACAAANGCTG 480 GGGGAAAGGT CGGTTTTCCC CANTTANTCA AGN
TGTTNAA GGNNAANNCC ACGGGNGCAA 540 CCCCAAGCCC AT
552
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 39/395 ADP A61K 48/00 ABE 48/00 ABE ABX ABX ACV ACV C07K 2/00 C07K 2/00 C12N 1/21 C12N 1/21 C12P 21/02 C 5/10 C12Q 1/02 C12P 21/02 A61K 37/02 ABA C12Q 1/02 C12N 5/00 B

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号2のATG−1117(AIF−3)ポリ
    ペプチドをコードするヌクレオチド配列とその全長にわ
    たって少なくとも80%の同一性を有するヌクレオチド
    配列;または該ヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチ
    ド配列を有してなる単離ポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 DNAまたはRNAである請求項1記載
    のポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ヌクレオチド配列が配列番号1に含まれ
    るヌクレオチド配列と少なくとも80%同一である請求
    項1記載のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 ヌクレオチド配列が配列番号1に含まれ
    るATG−1117(AIF−3)ポリペプチドをコードする配列
    を有してなる請求項3記載のポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 配列番号1のポリヌクレオチドである請
    求項3記載のポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 発現系を有してなるDNAまたはRNA
    分子であって、該発現系が適合しうる宿主細胞に存在す
    る場合、その発現系が配列番号2のポリペプチドと少な
    くとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を有してな
    るATG−1117(AIF−3)ポリペプチドの産生能を有す
    る、DNAまたはRNA分子。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発現系を含有してなる
    宿主細胞。
  8. 【請求項8】 ポリペプチドを産生するのに十分な条件
    下で、請求項7に記載の宿主を培養し、該ポリペプチド
    を培地から回収してなるATG−1117(AIF−3)ポリペプ
    チドの産生方法。
  9. 【請求項9】 適当な培養条件下、宿主細胞がATG−111
    7(AIF−3)ポリペプチドを産生するように、宿主細胞
    を請求項6に記載の発現系で形質転換またはトランスフ
    ェクトしてなる、そのATG−1117(AIF−3)ポリペプチ
    ドを産生する細胞の産生方法。
  10. 【請求項10】 配列番号2のアミノ酸配列とその全長
    にわたって少なくとも80%が同一であるアミノ酸配列
    を有してなるATG−1117(AIF−3)ポリペプチド。
  11. 【請求項11】 配列番号2のアミノ酸配列を有してな
    る請求項10記載のポリペプチド。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のATG−1117(AIF−
    3)ポリペプチドに免疫特異的な抗体。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のATG−1117(AIF−
    3)ポリペプチドの活性または発現の強化を必要とする
    対象の治療方法であって、 (a)治療上有効量の該ポリペプチドに対するアゴニス
    トを該対象に投与し;および/または(b)配列番号2
    のATG−1117(AIF−3)ポリペプチドをコードするヌク
    レオチド配列とその全長にわたって少なくとも80%の
    同一性を有するヌクレオチド配列、またはin vivoにて
    該ポリペプチド活性を生じさせる形態で該ヌクレオチド
    配列に相補的なヌクレオチド配列を有してなる、単離ポ
    リヌクレオチドを該対象に投与することからなる方法。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載のATG−1117(AIF−
    3)ポリペプチドの活性または発現の阻害を必要とする
    対象の治療方法であって、 (a)治療上有効量の該ポリペプチドに対するアンタゴ
    ニストを該対象に投与し;および/または(b)該ポリ
    ペプチドをコードするヌクレオチド配列の発現を阻害す
    る核酸分子を該対象に投与し;および/または(c)該
    ポリペプチドとそのリガンド、基質またはレセプターを
    競合する、治療上有効量のポリペプチドを該対象に投与
    することからなる方法。
  15. 【請求項15】 対象の請求項10に記載のATG−1117
    (AIF−3)ポリペプチドの発現または活性に関係付けら
    れる、対象における疾患または罹病し易さの診断方法で
    あって、 (a)該対象のゲノム中のATG−1117(AIF−3)ポリペ
    プチドをコードするヌクレオチド配列における変異の有
    無を測定し;および/または(b)該対象に由来する試
    料中のATG−1117(AIF−3)ポリペプチド発現の存在ま
    たは量を分析することからなる方法。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載のATG−1117(AIF−
    3)ポリペプチドを阻害(拮抗)または作動させる化合
    物の同定方法であって、 (a)候補の化合物を、ATG−1117(AIF−3)ポリペプ
    チドを発現する細胞(またはATG−1117(AIF−3)ポリ
    ペプチドを発現する細胞膜)、またはATG−1117(AIF−
    3)ポリペプチドに応答する細胞と接触させ;および
    (b)その結合、または機能応答の刺激もしくは阻害を
    観察するか;あるいは候補の化合物と接触させた細胞
    (または細胞膜)の能力を、接触させていない同一細胞
    の能力とATG−1117(AIF−3)ポリペプチド活性につい
    て比較することからなる方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法によって同定
    されるアゴニスト。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の方法によって同定
    されるアンタゴニスト。
JP10138110A 1997-05-22 1998-05-20 Atg−1117(aif−3)、同種異型移植炎症性因子−1/rc−9の新規相同物 Pending JPH119287A (ja)

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