JPH1192348A - 毛髪の永久または半永久染毛剤組成物 - Google Patents

毛髪の永久または半永久染毛剤組成物

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JPH1192348A
JPH1192348A JP26159897A JP26159897A JPH1192348A JP H1192348 A JPH1192348 A JP H1192348A JP 26159897 A JP26159897 A JP 26159897A JP 26159897 A JP26159897 A JP 26159897A JP H1192348 A JPH1192348 A JP H1192348A
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Guritsuto Musutafua
グリット ムスタファ
Meeringu Harutomutsuto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 染毛強度が向上し、さらに髪にコンディショ
ニング効果を付与し得る染毛剤組成物の提供。 【解決手段】 (a)少なくとも1種以上のカチオン性
直接染毛剤を、全組成中0.0001〜2.5重量%、
並びに(b)少なくとも1種以上のカチオン性植物蛋白
質加水分解物及び/または次の一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基またはアルケ
ニル基を示し、X- はアニオンを示す。)で表される化
合物を全組成中0.1〜10重量%、を含有する毛髪の
永久または半永久染毛剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた色調強度を
与えるとともにコンディショニング効果をも与える、毛
髪の永久または半永久染毛剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】染毛剤組成物は2つの範疇に分類される
ことが一般に知られている。すなわち一方は、酸化剤と
ともに選択された処方にしたがって髪の色を発色させる
酸化染料前駆体を含有する永久染毛組成物であり、他方
は、酸化剤の添加を必要とせずに染毛効果を発揮する直
接染料を含有する半永久染毛剤組成物である。したがっ
て後者は染毛効果の持続性という点で前者より劣るもの
である。
【0003】直接染料を基礎とする半永久染毛剤組成物
は、ほのかな色合いをつけたシャンプー、ローション、
またはカラーセットローションとして、あるいはエアゾ
ールタイプの組成物として一般に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
染毛剤組成物の染毛強度や染毛効果の持続性及び染毛後
の毛髪の感触は満足できるものではなかった。
【0005】したがって本発明は、染毛強度及びその持
続性が向上し、さらに髪にコンディショニング効果を付
与し得る染毛剤組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意研究した結果、特定量のカチオン性直
接染毛剤と、カチオン性植物蛋白質加水分解物及び/ま
たは第4級アンモニウム塩とを含有する組成物が、染毛
強度及びその持続性が向上し、さらに髪にコンディショ
ニング効果を付与し得ることを見出し、本発明を完成さ
せた。
【0007】すなわち本発明は、次の成分(a)及び
(b): (a)少なくとも1種以上のカチオン性直接染毛剤を、
全組成中0.0001〜2.5重量%、(b)少なくと
も1種以上のカチオン性植物蛋白質加水分解物及び/ま
たは次の一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基
またはアルケニル基を示し、X- はアニオンを示す。)
で表される化合物を全組成中0.1〜10重量%含有す
る毛髪の永久または半永久染毛剤組成物を提供するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において直接染毛剤は、染
毛の目的に用いるものであれば、原則としてすべてのカ
チオン性染毛剤を用いることができる。好ましいカチオ
ン性直接染毛剤としては、例えば”アリアノール”染料
(K.シュレーダー(Schrader)著、「化粧品
の基礎と調合」(Grundlagen und Re
zepturen der Kosmetika),第
2版、(1989)811頁を参照)等が挙げられる。
【0011】特に適当な基本的な(カチオン性)染料と
しては、例えばベーシックブルー(Basic Blu
e)6(C.I.No.51175)、ベーシックブル
ー7(C.I.No.42595)、ベーシックブルー
9(C.I.No.52015)、ベーシックブルー2
6(C.I.No.44045)、ベーシックブルー4
1(C.I.No.11154)、ベーシックブルー9
9(C.I.No.56059)、ベーシックブラウン
(Basic Brown)4(C.I.No.210
10)、ベーシックブラウン16(C.I.No.12
250)、ベーシックブラウン17(C.I.No.1
2251)、ベーシックブラウン7(C.I.No.7
5550)、ベーシックグリーン(Basic Gre
en)1(C.I.No.42040)、ベーシックレ
ッド(Basic Red)2(C.I.No.502
40)、ベーシックレッド22(C.I.No.110
55)、ベーシックレッド76(C.I.No.122
45)、ベーシックヴァイオレット(Basic Vi
olet)1(C.I.No.42535)、ベーシッ
クヴァイオレット3(C.I.No.42555)、ベ
ーシックヴァイオレット10(C.I.No.4517
0)、ベーシックヴァイオレット14(C.I.No.
42510)、ベーシックイエロー(Bssic Ye
llow)57(C.I.No.12719)等が挙げ
られる。なおさらに、適当な直接植物性染料を用いるこ
とも可能である。
【0012】本発明の組成物中の直接染毛剤の含有量
は、約0.0001〜2.5重量%であり、0.001
〜1重量%であることが好ましく、0.01〜0.5重
量%であることが特に好ましい。
【0013】本発明に用いるカチオン性植物蛋白質加水
分解物としては、例えば小麦蛋白質、アーモンド蛋白
質、大豆蛋白質、エンドウ豆蛋白質、トウモロコシ蛋白
質、オート麦蛋白質、ピーナッツ蛋白質、米蛋白質、豆
蛋白質等のカチオン性植物蛋白質加水分解物が好まし
く、小麦蛋白質由来のカチオン性加水分解物が特に好ま
しい。好ましくはそれぞれの植物蛋白質を酵素的方法に
より分解した蛋白質加水分解物を、ドイツ特許9505
005C1の実施例に記載のように、長鎖の第4級アン
モニウム塩による公知の方法でカチオン化できる。
【0014】該ドイツ特許に記載されたカチオン化され
た植物蛋白質加水分解物は、本発明の半永久または永久
染毛剤組成物への利用に適したものである。カチオン性
植物蛋白質分解物は、商品名「グルアジンTM(Glua
dinTM)」、すなわち「グルアジンTMWQ」、「ク
アット−ソイ(Quat−Soy)TM」、及び「クアッ
ト−フィート(Quat−Wheat)TM」、並びにC
TFA名ソヤジモニウム ヒドロキシプロピル ヒドロ
ライズド フィート プロテイン(Soyadimon
ium Hydroxypropyl Hydroly
zed Wheat Protein)、ココジモニウ
ム ヒドロキシプロピル ヒドロライズド フィート
プロテイン(Cocodimonium Hydrox
ypropyl Hydrolyzed Wheat
Protein)、及びヒドロキシプロピル トリモニ
ウム ヒドロライズド フィート プロテイン(Hyd
roxypropyl Trimonium Whea
t Protein)として知られているものを用いる
ことができる。
【0015】一般式(1)で表される成分及びその製造
方法は、ヨーロッパ特許EP−A472107により公
知である。ここでRは炭素数8〜20のアルキル基また
はアルケニル基であり、直鎖、分岐鎖のいずれでもよ
い。このうちトリデシル基が特に好ましい。またXは塩
素原子、臭素原子等のハロゲン、アミン等が挙げられ、
このうち塩素原子が好ましい。
【0016】すでに述べたように、かかるカチオン性植
物蛋白質加水分解物及び/または一般式(1)で表され
る化合物の含有量は、全組成物中0.1〜10重量%、
好ましくは0.25〜7.5重量%、特に好ましくは
0.5〜5重量%、最も好ましくは0.75〜2.5重
量%である。
【0017】本発明においてはさらに、カチオン性、両
性及び/または非イオン性界面活性剤を全組成物中0.
1〜15重量%含有することが好ましい。カチオン性界
面活性剤は、(b)成分であるカチオン性植物蛋白質加
水分解物及び一般式(1)の第4級アンモニウム塩に加
えてさらに、全組成物中0.1〜7.5重量%、特に
0.25〜5重量%、さらに特に0.5〜2.5重量%
含有することが好ましい。
【0018】カチオン性界面活性剤としては、原則とし
て一般名「クアタニウム(Quaternium)」と
よばれる「CFTA国際化粧品原料辞典(Intern
ational Cosmetic Ingredie
nt Dictionary)第4版(1991)」に
記載されているすべての第4級アンモニウム化合物
((b)成分を除く)を用いることができる。そのうち
長鎖第4級アンモニウム化合物が好ましく、これらは単
独または混合してカチオン性界面活性剤として用いるこ
とができる。特にセチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ジメチルジセチルアンモニウムクロライド、トリ
メチルセチルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド、ジメチルステアリルベ
ンジルアンモニウムクロライド、ベンジルテトラデシル
ジメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジハイドロ
ジェンステアリルアンモニウムクロライド、ラウリルピ
リジニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウム
クロライド、トリス(オリゴオキシエチル)アルキルア
ンモニウムホスフェート、セチルピリジニウムクロライ
ド等を挙げることができる。
【0019】本発明においてはまた、両性界面活性剤、
特に長鎖ベタイン、スルホベタイン等のベタインタイプ
及び/または長鎖アルキルアミノカルボン酸を併用する
こともできる。かかる両性界面活性剤としては、例えば
好ましくは炭素数8〜20、特に好ましくは12〜18
のN,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメ
チルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノ
アルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N
−スルホアルキレンアンモニウムベタイン等が挙げられ
る。両性界面活性剤の含有量は、全組成物中約0.1〜
10重量%が好ましく、約0.25〜5重量%がより好
ましく、約0.5〜3.5重量%が特に好ましい。
【0020】アミンオキサイドのような非イオン性界面
活性剤は、カチオン性界面活性剤と併用するのが特に好
ましい。非イオン界面活性剤の含有量は、全組成物中約
0.25〜5重量%、特に約0.5〜3.5重量%であ
ることが好ましい。アミンオキサイドとしては、長年用
いられてきた、ラウリルジメチルアミンオキサイドのよ
うな炭素数8〜20、好ましくは12〜18のアルキル
ジメチルアミンオキサイド、炭素数8〜20、好ましく
は12〜18のアルキルアミドプロピルもしくはエチル
アミンオキサイド、炭素数8〜20、好ましくは12〜
18のアルキルジ(ヒドロキシエチル)もしくは(ヒド
ロキシプロピル)アミンオキサイド、またはアルキル鎖
にエチレンオキサイド及び/またはプロピレンオキサイ
ド基を有するアミンオキサイド等が挙げられる。
【0021】また非イオン界面活性剤としては、炭素数
8〜20、好ましくは8〜18のアルキルポリグルコシ
ドが挙げられる。このうち縮合度が1.2〜3、特に
1.25〜2.5のものが好ましい。さらにポリオキシ
エチレンC8-20脂肪族アルコールエーテル等が挙げられ
る。
【0022】なお多量のアニオン性界面活性剤の配合は
適切ではなく、また望ましくない。
【0023】本発明においては、さらに好ましくはアニ
オン性基を有する水溶性紫外線吸収剤を添加することに
より、本発明の染毛剤組成物を髪に容易に固着させるこ
とができる。すなわち驚くべきことに、カチオン性染料
とアニオン性基を有する紫外線吸収剤との、基本的に相
反する電荷を有する物質の組み合わせにより、安定化が
生じる。アニオン性基を有する水溶性の紫外線吸収剤そ
れ自体はすでに知られている。その本質のゆえに、それ
らは基本的に、直接染料を含む染毛剤の使用により得ら
れる色の容易な固着性を改善することに適している。し
かしながら両者は相互作用が起こって不安定な組成物と
なるため、アニオン性基を有する水溶性の紫外線吸収剤
を一般的なカチオン性直接染毛剤組成物と併用すること
は可能でなかった。
【0024】これは本発明の好ましい実施態様である
が、カチオン性直接染毛剤を含有する水性媒体中の安定
した染毛剤組成物が、髪に輝き、耐久性、表情の豊かさ
を与え、また色を容易に固着させることができることが
見出された。すなわちこの組成物は、特に硫酸基、カル
ボキシル基、またはリン酸基等のアニオン性基を有する
少なくとも1種以上の水溶性紫外線吸収剤を0.1〜5
重量%、好ましくは0.25〜2.5重量%と、植物蛋
白質、特に小麦蛋白質由来の少なくとも1種以上のカチ
オン性加水分解物及び/または一般式(1)で表される
第4級アンモニウム化合物を0.1〜10重量%添加す
ることにより得ることができる。
【0025】特に好ましいアニオン性基を有する水溶性
の紫外線吸収剤としては、例えば5−ベンゾイル−4−
ヒドロキシ−2−メトキシベンゼンスルホン酸(ベンゾ
フェノン−4)、そのナトリウム塩(ベンゾフェノン−
5)、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
−3,3’−ジスルホベンゾフェノンまたはそのジナト
リウム塩(ベンゾフェノン−9)、フェニルベンズイミ
ダゾールスルホン酸(ユーソレックス(Eusole
x)TM232)等が挙げられる。しかしながら他の紫外
線吸収剤を併用することも可能である。
【0026】(b)成分のカチオン性植物蛋白質分解物
または一般式(1)の化合物と、アニオン性基を有する
水溶性紫外線吸収剤との好ましい配合比は、約1:1〜
3:1である。
【0027】本発明の組成物には、コンディショニング
組成物等において一般的に用いられる成分を含有させる
ことができる(K.シュレーダー著、「化粧品の基礎と
調合」、第2版、(1989)722〜771頁を参
照)。これらは例えば合成または天然のヘアーコンディ
ショニングポリマーであり、全組成物中0.1〜2.5
重量%、特に0.25〜1.5重量%含有することが好
ましい。
【0028】かかるコンディショニングポリマーとして
は、カチオン性ポリマーが好ましい。「ポリマーJR」
タイプのよく用いられる第4級セルロース誘導体の他
に、特に、商品名「メルコート(Merquat)」と
して市販されているジメチルジアリルアンモニウムクロ
ライドのホモポリマーまたはコポリマー、商品名「ガフ
コート(Gafquat)」として知られているジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する第4
級ビニルピロリドンコポリマー、商品名「ルビコート
(Luviquat)」として市販されているビニルピ
ロリドンとビニルイミダゾリニウムメソクロライドとの
コポリマー、ポリアミノ−ポリアミド誘導体、例えば商
品名「カルタレチン(Cartaretine)F」と
して市販されているアジピン酸ジメチルアミノヒドロキ
シプロピルジエチレントリアミンのコポリマー、及び商
品名「ミラポール(Mirapol)A15」として市
販されている、米国特許第4157388に記載された
尿素構造のビス第4級長鎖アンモニウム化合物等が挙げ
られる。またドイツ特許出願No.2521960、N
o.2811010、No.3044738、及びN
o.3217059に記載されたカチオン性コポリマ
ー、ヨーロッパ特許EP−A337354の3〜7頁に
開示された生成物を用いることもできる。2種以上のカ
チオン性ポリマーを組み合わせて用いることもできる。
【0029】非イオン性ポリマーも、カチオン性ポリマ
ーの代わりに、またはこれらと組み合わせて用いること
ができる。適当な非イオン性ポリマーとしては、ビニル
ピロリドンのホモポリマー及びコポリマー、特にポリビ
ニルピロリドン、ビニルピロリドンとビニルアセテート
とのコポリマー、あるいは例えば商品名「ルビスコール
(Luviskol)」としてBASFによって市販さ
れている、ビニルピロリドン、ビニルアセテート、及び
ビニルプロピオネートとのテルポリマー等が挙げられ
る。しかしながら様々なアクリルエステル、メタアクリ
ルエステル、アクリルアミド、及びメタアクリルアミド
の(コ)ポリマー、例えば分子量が10万より大きいポ
リアクリルアミド、ジメチルヒダントインホルムアルデ
ヒド樹脂等も用いることができる。2種以上の非イオン
性ポリマーを組み合わせて用いることももちろん可能で
ある。
【0030】最後に両性ポリマーとしては、例えばN−
オクチルアクリルアミド、N−ブチルアミノエチルメタ
クリレート、及び商品名「アンフォマー(Amphom
er)」として市販されているアクリル酸等が挙げられ
る。
【0031】本発明の染毛剤組成物には、利用する形態
のタイプや特性に応じた、組成物中によく見られる添加
剤を配合することができる。例えば油脂、脂肪族アルコ
ール、乳化剤、pH調整剤、溶剤、調合剤、可溶化剤、
保存剤、香料等が挙げられる。
【0032】ワックスを含む適当な油脂としては、特に
アボカド油、ココナッツ油、パーム油、ゴマ油、ピーナ
ッツ油、鯨油、ヒマワリ種油、アーモンド油、ピーチ核
油、小麦胚芽油、マカダミアナッツ油、月見草油、ジョ
ジョバ油、ヒマシ油、あるいはオリーブ油、大豆油、ラ
ノリン、及びその誘導体、パラフィン油やワセリン等の
鉱油等が挙げられる。また合成油及びワックスとして
は、例えばシリコーン油、ポリエチレングリコール等が
挙げられる。
【0033】他の適当な疎水性成分としては、特に脂肪
族アルコール、より好ましくはミリスチルアルコール、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、ワックスア
ルコール等の炭素数約8〜22のアルコール、ミリスチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステア
リン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、
オレイン酸オレイル、ステアリン酸イソセチル、ラウリ
ン酸ヘキシル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオク
チル、ミリスチン酸ミリスチル、エルカ酸オレイルのよ
うな脂肪酸エステル、ポリエチルエングリコール、PE
G−7−ココア酸グリセリル、PEG−7−パルミチン
酸セチルのようなポリグリセリル脂肪酸エステル等が挙
げられる。これらの疎水性成分は、本発明の組成物に全
組成物中好ましくは約0.5〜10重量%、より好まし
くは約1〜7.5重量%、特に好ましくは約1.5〜5
重量%配合することができる。
【0034】本発明の組成物は、例えば前記したK.シ
ュレーダーの論文の798〜815頁、特に804頁に
記載されたような公知の方法で製造することができる。
【0035】本発明の染毛剤組成物は、水性組成物、例
えば乳化組成物、懸濁組成物とすることができるが、さ
らに例えばゲルのような固化物として処方することがで
きる。あるいはまたエアーゾルフォームとすることもで
きる。これらの組成物及びその製造は当業者に一般に知
られているものである。かかる染毛剤組成物は、公知の
方法で髪に塗布することができる。
【0036】本発明の染毛剤組成物のpHは、3〜7、
特に4〜6であることが好ましい。
【0037】
【実施例】次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0038】実施例1〜4 表1に示す配合で、各原料を混合してつや出し染髪剤を
調製した。これらは24時間貯蔵後も沈殿を生じず、安
定であった。またこれを髪に塗布したときの髪の色を表
1に示す。これらの色はいずれも明るく、また染毛の持
続性に優れており、さらに染毛後の髪の感触も良好であ
った。
【0039】
【表1】
【0040】比較例1〜4 比較例1は、実施例1において一般式(1)で表される
成分を添加せずに染髪剤を調製した。比較例2は、実施
例2においてカチオン性植物蛋白質加水分解物を添加せ
ずに染髪剤を調製した。比較例3は、実施例3において
一般式(1)で表される成分を添加せずに染髪剤を調製
した。比較例4は、実施例4においてカチオン性植物蛋
白質加水分解物を添加せずに染髪剤を調製した。その結
果、比較例1及び2では実施例1及び2と比較して、2
4時間貯蔵後に沈殿を生じ、不安定な水性組成物となっ
た。また比較例3及び4では実施例3及び4と比較し
て、実質的に色の明るさと染毛の持続性が低下した。
【0041】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物を用いれば、染毛
強度及び持続性が向上し、さらに髪にコンディショニン
グ効果を付与することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b)、(a)少な
    くとも1種以上のカチオン性直接染毛剤を、全組成中
    0.0001〜2.5重量%、(b)少なくとも1種以
    上のカチオン性植物蛋白質加水分解物及び/または次の
    一般式(1)、 【化1】 (式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基またはアルケ
    ニル基を示し、X- はアニオンを示す。)で表される化
    合物を全組成中0.1〜10重量%、を含有する毛髪の
    永久または半永久染毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン性植物蛋白質加水分解物が、小
    麦加水分解物である請求項1記載の毛髪の永久または半
    永久染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 さらにカチオン性、両性及び/または非
    イオン性界面活性剤を全組成中0.1〜15重量%含有
    する請求項1または2記載の毛髪の永久または半永久染
    毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 カチオン性界面活性剤が、長鎖第4級ア
    ンモニウム化合物であり、少なくとも1種以上の該長鎖
    第4級アンモニウム化合物を全組成物中0.1〜7.5
    重量%含有する請求項3記載の毛髪の永久または半永久
    染毛剤組成物。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種以上の両性界面活性剤を
    全組成物中0.1〜10重量%含有する請求項3記載の
    毛髪の永久または半永久染毛剤組成物。
  6. 【請求項6】 両性界面活性剤が、長鎖ベタイン、スル
    ホベタイン及び/または長鎖アルキルアミノカルボン酸
    である請求項5記載の毛髪の永久または半永久染毛剤組
    成物。
  7. 【請求項7】 界面活性剤が、縮合度1.25〜2.
    5、炭素数8〜20のアルキルポリグルコシド、アルキ
    ルアミンオキサイド及び/またはポリオキシエチレンC
    8-20脂肪族アルコールエーテルである請求項3記載の毛
    髪の永久または半永久染毛剤組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも1種以上のアニオン性基を有
    する水溶性紫外線吸収物質を、全組成物中0.1〜5重
    量%含有する請求項1〜7のいずれか1項記載の毛髪の
    永久または半永久染毛剤組成物。
  9. 【請求項9】 pHが3.5〜7である請求項1〜8の
    いずれか1項記載の毛髪の永久または半永久染毛剤組成
    物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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