JPH1192091A - ホイールベース可変型フォークリフト - Google Patents

ホイールベース可変型フォークリフト

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Publication number
JPH1192091A
JPH1192091A JP25472297A JP25472297A JPH1192091A JP H1192091 A JPH1192091 A JP H1192091A JP 25472297 A JP25472297 A JP 25472297A JP 25472297 A JP25472297 A JP 25472297A JP H1192091 A JPH1192091 A JP H1192091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
vehicle
racks
pedestal
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25472297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Ito
嘉晴 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP25472297A priority Critical patent/JPH1192091A/ja
Publication of JPH1192091A publication Critical patent/JPH1192091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、車両の安定度を調節することが
できるホイールベース可変型フォークリフトを提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 ピニオン24を車両の幅方向に挟む一対
のラック27を一対のシリンダ26により互いに同一方
向に同一移動量だけ移動させると、ボス部19が台座1
8のスライド面17とプレート22との間に沿って車両
の前後方向にスライドすることによりピニオン24は回
転することなくラック27と共に移動し、リヤアクスル
シャフト21を介して後輪も車両の前後方向に移動して
ホイールベースを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホイールベース
可変型フォークリフトに係り、特にリヤアクスルを移動
可能にした3輪式のフォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の3輪式フォークリフトを図6に示
す。機台1の前部にマスト2が立設され、このマスト2
に沿ってフォーク3が昇降自在に取り付けられている。
機台1には左右一対の前輪4と一つの後輪5とが設けら
れている。これら前輪4及び後輪5はそれぞれ機台1に
取り付けられた図示しないフロントアクスル及びリヤア
クスルに装着され、後輪5は操舵可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォークリフトでは、機台1におけるフロントアクスル
及びリヤアクスルの取付位置が固定されていたので、前
輪4と後輪5との間のホイールベースWが一定の値を有
すると共に、車両の重心の高さも一定であった。このた
め、車両を安定させるために高揚高時には最大許容荷重
を低減させる必要があるという問題点があった。この発
明はこのような問題点を解消するためになされたもの
で、車両の安定度を調節することができるホイールベー
ス可変型フォークリフトを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るホイール
ベース可変型フォークリフトは、下端部に後輪を保持す
るリヤアクスルシャフトと、リヤアクスルシャフトをそ
の軸の回りに回転自在に支持するボス部と、ボス部を車
両の前後方向に移動自在に支持する台座と、リヤアクス
ルシャフトに取り付けられたピニオンと、それぞれピニ
オンに噛合すると共にピニオンを車両の幅方向に挟むよ
うに配置された一対のラックと、一対のラックをそれぞ
れ車両の前後方向に移動させる一対のシリンダとを備
え、一対のシリンダで一対のラックを互いに反対方向に
移動させることによりリヤアクスルシャフトを介して後
輪を操舵し、一対のラックを互いに同一方向に移動させ
ることによりボス部を台座に沿って車両の前後方向に移
動させてホイールベースを変えるものである。
【0005】なお、台座が車両の後方に向かって高くな
るように傾斜したスライド面を有し、一対のラックを互
いに同一方向に移動させたときに台座のスライド面に沿
ってボス部が移動して車両の重心の高さが変わるように
構成することもできる。この場合、一対のラック及び一
対のシリンダを台座のスライド面と平行に配置してもよ
い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の実施の形
態に係るホイールベース可変型フォークリフトを示す。
機台11の前部にマスト12が立設され、このマスト1
2に沿ってフォーク13が昇降自在に取り付けられてい
る。機台11には左右一対の前輪14と一つの後輪15
とが設けられている。後輪15は、機台11の後部に設
けられたリヤアクスル16に装着されている。
【0007】ここで、リヤアクスル16の構造について
説明する。図2に示されるように、それぞれ車両の後方
に向かって高くなるように傾斜したスライド面17を有
する一対の台座18が互いに所定の間隔を隔てて機台1
1に固定されており、これら台座18のスライド面17
の上にほぼ円板形状のボス部19が載置されている。ボ
ス部19の中心部にはベアリング20を介してリヤアク
スルシャフト21が回転自在に支持されており、このリ
ヤアクスルシャフト21が一対の台座18の間に挿入さ
れている。ボス部19の上には、一対のプレート22が
配置され、それぞれ対応する台座18にボルト23によ
って固定されている。ボス部19は、台座18のスライ
ド面17とプレート22との間に沿って車両の前後方向
にスライド自在に設けられている。
【0008】図3に示されるように、リヤアクスルシャ
フト21は鉛直方向に向けられて配置され、ボス部19
は台座18のスライド面17と平行になるようにリヤア
クスルシャフト21に対して斜めに配置されている。プ
レート22の上に突出したリヤアクスルシャフト21の
上部にはピニオン24がリヤアクスルシャフト21と一
体になって回転するようにスプラインにより嵌合され、
さらにリヤアクスルシャフト21の上端部にはピニオン
24が外れないようにナット25が螺合されている。プ
レート22の上方には、それぞれ台座18のスライド面
17と平行に一対のシリンダ26が配置されている。各
シリンダ26には、ピニオン24に噛合するラック27
が備えられ、油圧ホース28を介してシリンダ26に作
動油を供給することによりラック27が車両の前後方向
で且つ台座18のスライド面17と平行に移動する。図
4に示されるように、ピニオン24は、双方のシリンダ
26のラック27により車両の幅方向に挟まれている。
双方のシリンダ26は、互いに独立して対応するラック
27を移動させることができる。
【0009】このような構造のリヤアクスル16を備え
たホイールベース可変型フォークリフトの動作について
説明する。まず、通常のステアリング操作においては、
一対のシリンダ26により一対のラック27を互いに反
対方向に同一移動量だけ移動させる。これにより、一対
のラック27からピニオン24に同一方向のトルクが伝
達され、ピニオン24がラック27の移動量に応じた角
度だけ回転する。このピニオン24の回転がリヤアクス
ルシャフト21を介して後輪15に伝えられ、後輪15
が操舵される。このとき、一対のラック27の移動量が
互いに等しいため、ピニオン24の車両の前後方向の位
置は変化しない。
【0010】一方、一対のシリンダ26により一対のラ
ック27を互いに同一方向に同一移動量だけ移動させる
と、ボス部19が台座18のスライド面17とプレート
22との間に沿って車両の前後方向にスライドして、ピ
ニオン24は回転することなくラック27と共に移動す
る。これに伴ってリヤアクスルシャフト21を介して後
輪15も車両の前後方向に移動する。このようにして、
例えば後輪15を車両の後方へ移動させることにより、
前輪14と後輪15との間のホイールベースが図1に示
されるW1から図5のようにW2に広げられる。このと
き、機台11に固定された台座18のスライド面17は
車両の後方に向かって高くなるように傾斜しているた
め、後輪15を車両の後方へ移動させると、ボス部19
がスライド面17の高所へ移動することとなり、図5に
示されるように、相対的に車両後部の車高が低くなる。
例えば、車両後端部の地上高が、図1に示されるH1か
ら図5のようにH2に下がっている。従って、後輪15
を車両の後方へ移動させることにより、ホイールベース
が拡大されると共に車両の重心位置が下げられ、車両の
安定度が増加する。その結果、高揚高時における最大許
容荷重を低減させる必要がなくなる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピニオンを車両の幅方向に挟む一対のラックを互い
に反対方向に移動させることにより後輪を操舵し、一対
のラックを互いに同一方向に移動させることにより後輪
を車両の前後方向に移動させてホイールベースを変える
ことができる。従って、車両の安定度を調節して、高揚
高時における最大許容荷重の低減を抑制することが可能
となる。また、台座が車両の後方に向かって高くなるよ
うに傾斜したスライド面を有し、ボス部をこのスライド
面に沿って移動させるように構成すれば、後輪を車両の
後方へ移動させたときに車両の重心の高さが下がるた
め、さらに車両の安定度を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るホイールベース可
変型フォークリフトを示す一部破断側面図である。
【図2】台座と台座上に支持されたボス部を示す斜視図
である。
【図3】リヤアクスルの上部を示す側面図である。
【図4】リヤアクスルの頂部を示す平面図である。
【図5】後輪を後方へ移動した状態のホイールベース可
変型フォークリフトを示す一部破断側面図である。
【図6】従来のフォークリフトを示す側面図である。
【符号の説明】
11 機台 14 前輪 15 後輪 16 リヤアクスル 17 スライド面 18 台座 19 ボス部 20 ベアリング 21 リヤアクスルシャフト 22 プレート 23 ボルト 24 ピニオン 25 ナット 26 シリンダ 27 ラック 28 油圧ホース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に後輪を保持するリヤアクスルシ
    ャフトと、 前記リヤアクスルシャフトをその軸の回りに回転自在に
    支持するボス部と、 前記ボス部を車両の前後方向に移動自在に支持する台座
    と、 前記リヤアクスルシャフトに取り付けられたピニオン
    と、 それぞれ前記ピニオンに噛合すると共に前記ピニオンを
    車両の幅方向に挟むように配置された一対のラックと、 前記一対のラックをそれぞれ車両の前後方向に移動させ
    る一対のシリンダとを備え、前記一対のシリンダで前記
    一対のラックを互いに反対方向に移動させることにより
    前記リヤアクスルシャフトを介して後輪を操舵し、前記
    一対のラックを互いに同一方向に移動させることにより
    前記ボス部を前記台座に沿って車両の前後方向に移動さ
    せてホイールベースを変えることを特徴とするホイール
    ベース可変型フォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記台座は車両の後方に向かって高くな
    るように傾斜したスライド面を有し、前記一対のラック
    を互いに同一方向に移動させたときに前記台座のスライ
    ド面に沿って前記ボス部が移動して車両の重心の高さが
    変わることを特徴とする請求項1に記載のホイールベー
    ス可変型フォークリフト。
  3. 【請求項3】 前記一対のラック及び前記一対のシリン
    ダは、前記台座のスライド面と平行に配置されたことを
    特徴とする請求項2に記載のホイールベース可変型フォ
    ークリフト。
JP25472297A 1997-09-19 1997-09-19 ホイールベース可変型フォークリフト Pending JPH1192091A (ja)

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JP25472297A JPH1192091A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 ホイールベース可変型フォークリフト

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JP25472297A JPH1192091A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 ホイールベース可変型フォークリフト

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JPH1192091A true JPH1192091A (ja) 1999-04-06

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ID=17268946

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JP25472297A Pending JPH1192091A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 ホイールベース可変型フォークリフト

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JP (1) JPH1192091A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7717210B2 (en) 2005-04-20 2010-05-18 Graham John Mahy Vehicle
CN110143102A (zh) * 2019-06-28 2019-08-20 衡阳合力工业车辆有限公司 一种叉车及车桥

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US7717210B2 (en) 2005-04-20 2010-05-18 Graham John Mahy Vehicle
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