JPH119198A - セラミックスを含有する家禽飼料 - Google Patents

セラミックスを含有する家禽飼料

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Publication number
JPH119198A
JPH119198A JP9167366A JP16736697A JPH119198A JP H119198 A JPH119198 A JP H119198A JP 9167366 A JP9167366 A JP 9167366A JP 16736697 A JP16736697 A JP 16736697A JP H119198 A JPH119198 A JP H119198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
ceramics
poultry
hardness
stomach
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9167366A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaya Goto
尚也 後藤
Yukiyoshi Nakamura
幸好 中村
Yasushi Shirakawa
康 白川
Takao Tsuchida
孝雄 土田
Masayuki Tagami
雅之 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HAIGOU SHIRYO KK
Original Assignee
NIPPON HAIGOU SHIRYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON HAIGOU SHIRYO KK filed Critical NIPPON HAIGOU SHIRYO KK
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Publication of JPH119198A publication Critical patent/JPH119198A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家禽の筋胃の発達を促進し、発育を改善する
こと。 【解決手段】 アルミナの純度が99%以上であり、硬
度が70kg以上のセラミックスを家禽用飼料に0.1
〜1%添加して、その発育を向上させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術的分野】本発明は家禽用飼料および
その飼育方法に関する。さらに詳述すれば、硬度が極め
て高いセラミックスを給与することにより、家禽の筋胃
の発達を促進し、発育を改善した家禽用飼料を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の採卵鶏の育成雛においては、高密
度で飼育されることから、小型化に育種改良が進み、標
準的な発育を得ることが困難になってきており、発育を
向上させる手段が望まれている。発育の向上の方法とし
て古くから、家禽類、特に採卵鶏の育成初期において
は、筋胃の収縮弛緩運動による磨砕効果を高め、消化性
を向上させるため、10日齡頃より小石(グリット)の
給与が推奨されている。この効果をさらに高める家禽類
へのグリッドの効果と消化率改善を図る方法として、あ
る一定以上の硬度をもつセラミックスに酵素を固定化
し、飼料の消化性を高めることが特開平5−25287
6号公報に開示されている。一般的に、セラミックスは
温度をかける程硬度が高くなるが、その反面、構造が密
になり酵素の吸着能は減少する。上記公報においては、
酵素を吸着させるため、セラミックスの原料として、磁
器粘土、セピオライト、セルロースパウダーを用いてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、固定化酵素
を使用しないで、硬度を極めて高くし、アルミナを主成
分としたセラミックスを給与することにより、家禽の筋
胃の発達を促進し、発育を改善する家禽用飼料を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、高純度アルミ
ナの粉末(アルミナ純度99%以上)を成形して160
0℃で焼結し、粗砕した後、粒度分けし、育成雛に1〜
10週齡までは、1〜2mmの分画のものを、10〜1
8週齡までは2〜3mmの分画のものを給与すると、筋
胃の発達を促し、雛の成長が著しく改善されることを見
出した。本発明では、セラミックスの原料として、高純
度アルミナを用い、硬度を70kg以上に極めて高くす
ることにより、酵素を吸着又は添加しないでも筋胃の発
達を促し、グリッドに比べて雛の成長が著しく改善され
ることを見出した。
【0005】実施例 1 高純度アルミナの粉末(アルミナ純度99%以上)を成
形して、1600℃で焼結し、粗砕した後、粒度分けし
て得たセラミックスのかさ比重と圧縮硬度を測定し、お
よび同じ粒度の炭酸カルシウムとグリットについて同様
の測定を行った。かさ比重はセラミックスが最大であ
り、圧縮強度はグリットの約8倍であった。 注) いずれも1 〜2mm のものを使用
【0006】実施例 2 グリッドまたはセラミックスの雛の発育に及ぼす影響に
ついて検討した。10週齡の雛(デカルブTX35:各
区20羽×3反復;合計180羽供試)に、2〜3mm
のグリッドまたはセラミックスを育成用飼料に外割りで
1%添加し、雛の飼育成績について検討した。その結
果、グリッドやセラミックスの添加により、雛の増体重
の改善が示されたが、その程度はセラミックスを添加し
た場合の方が極めて高かった。 (注)カッコ内は対照区を100とした場合の指数 18週齡において屠殺し、筋胃重量と筋胃割合を測定し
た結果、それぞれの値はグリッドとセラミックスの添加
により増加したが、その程度はセラミックスを添加した
場合の方が極めて高かった。したがって、硬度の極めて
高いセラミックスの給与は、グリッドに比べて雛の発育
を高める方法として有効であることが分かる。 (注) カッコ内は、対照区を100とした場合の指数(5羽の平均値)
【0007】実施例 3 育成雛に対するセラミックスの最適添加量を検討した。
育成用飼料にセラミックスを0.25〜2%外割りで添
加し、雛(デカルブTX35:各区20羽、合計300
羽供試)の10〜18週齡の飼育成績を測定した。その
結果、最大添加量である4区では、飼育成績の低下が示
されたが、1%以下の添加量であれば、セラミックスの
添加量を増加させるに伴い、増体重が増加することが認
められた。飼料摂取量には、セラミックス給与による増
加はなかったことから、1〜3区では、飼料要求率が改
善された。飼料摂取量の増加がなく、増体重の増加が示
されたことから、セラミックスの給与は飼料の消化性を
高めている可能性が示唆された。
【表1】 18週齡において屠殺し、筋胃割合と筋胃内セラミック
ス重量を測定した結果、筋胃割合と筋胃重量は、1%添
加した場合において最大となった。最大添加量である4
区では、飼育成績の改善がなく、筋胃割合も1%添加し
た3区に比べて小さかったことから、セラミックスの最
適添加量は1%以下であることが分かった。
【0008】 (注) 筋胃のカッコ内は、対照区を100とした場合の5羽の平均値 筋胃内のセラミックス重量は、1区を100とした場合の指数
【0009】実施例 4 セラミックスの給与時期を検討し、かつセラミックスを
1週齡から給与した場合の雛の発育に及ぼす影響につい
て検討した(デカルブTX35:各区20羽×3反復=
60羽、合計120羽供試)。0〜10週齡の成績で
は、1%セラミックスの給与により、飼料摂取量が7
%、増体重が5%、0〜18週齡の成績では、飼料摂取
量が8%増加し、増体重が8%、飼料要求率が1%改善
された。 (注)カッコ内は、対照区を100とした場合の指数 (注)カッコ内は、対照区を100とした場合の指数 筋胃割合とセラミックス重量を測定した結果、各値は当
然ながら、10週齡に比べて18週齡の方が大きくな
り、10週齡と18週齡のいずれも実施例1と同様に筋
胃割合の増加が示された。 (注)カッコ内は、対照区を100とした場合の指数、5羽の平均値 (注)カッコ内は、対照区を100とした場合の指数、5羽の平均値
フロントページの続き (72)発明者 田上 雅之 宮城県仙台市泉区寺岡4−4−17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナの純度が99%以上であり、硬
    度が少なくとも70kgのセラミックスを一般家禽用配
    合飼料に配合してなる、家禽用飼料。
  2. 【請求項2】 セラミックスを飼料に対して0.1〜1
    重量%添加する、請求項1記載の飼料。
  3. 【請求項3】 鶏、あひる又は鶉用の飼料である、請求
    項1記載の飼料。
  4. 【請求項4】 アルミナの純度が99%以上であり、硬
    度が少なくとも70kgのセラミックスを家禽用飼料に
    0.1〜1重量%添加し、それを用いて家禽類を飼育す
    る、家禽類の飼育方法。
  5. 【請求項5】 アルミナの純度が99%以上であり、硬
    度が少なくとも70kgのセラミックスを主成分として
    含有する、家禽用飼料添加剤。
JP9167366A 1997-06-24 1997-06-24 セラミックスを含有する家禽飼料 Pending JPH119198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019154336A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 昭和産業株式会社 家禽の筋胃増大用飼料、家禽の筋胃増大用混合飼料、及び家禽の筋胃を増大させる方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019154336A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 昭和産業株式会社 家禽の筋胃増大用飼料、家禽の筋胃増大用混合飼料、及び家禽の筋胃を増大させる方法

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