JPH1191323A - 軌陸車の軌道走行用車輪 - Google Patents

軌陸車の軌道走行用車輪

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JPH1191323A
JPH1191323A JP25880297A JP25880297A JPH1191323A JP H1191323 A JPH1191323 A JP H1191323A JP 25880297 A JP25880297 A JP 25880297A JP 25880297 A JP25880297 A JP 25880297A JP H1191323 A JPH1191323 A JP H1191323A
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JP
Japan
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track
wheel
cylindrical portion
rubber tire
land vehicle
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JP25880297A
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Ryoichi Kono
野 良 一 河
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱が容易で、降雨等により軌道が濡れた際
にも軌陸車を推進する駆動力が減少することがなく、か
つ重量や製造コストの増加を最小限に抑えることができ
る軌陸車の軌道走行用車輪を提供する。 【解決手段】 本発明の軌道走行用車輪30は、軌陸車
100の路面走行用ゴムタイヤ24a,24bの踏面に
嵌装される円筒状部分31と、この円筒状部分31に固
着された金属製の軌道走行用の車輪32とを備える。前
記円筒状部分31は、空気を充填されて膨張した前記ゴ
ムタイヤ24a,24bの踏面と摩擦係合して軸線方向
に位置決めされる。ゴムタイヤ24a,24bを取り外
す必要がないので着脱作業を容易に行うことができる。
また軌道Rには金属製の車輪32が接触するので、降雨
等により軌道Rが濡れてもスリップが生じ難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面上および軌道
上を走行可能とされて鉄道線路の建設や保守作業等に使
用される軌陸車に関し、より詳しくは、路面上を走行す
るためのゴムタイヤに着脱自在に取り付け可能な軌道走
行用車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道線路の建設や保守作業等を効
率よく行うために、通常車両と同様に路面上を走行する
ことができるばかりでなく、踏切等から軌道上に乗り入
れて鉄道車両と同様に軌道上を走行可能な軌陸車が用い
られている。
【0003】このような軌陸車の一般的な構造を図11
および図12を参照して説明すると、図11に示した軌
陸車1は、車体の前後に油圧昇降式のガイド輪2,3を
備えている。この軌陸車1が軌道R上を走行する際に
は、前後一対のガイド輪2,3が軌道Rと係合して走行
を案内するので、操舵輪としての前輪4は軌道Rから浮
上させられる。これに対して駆動輪としての後輪5は軌
道Rに載置され、駆動力を軌道Rに伝達して軌陸車1を
走行させる。
【0004】また、図12に示した軌陸車6は、軌道R
上を走行する際に専用に使用される前後一対の油圧昇降
式軌道輪7,8を備えている。これらの軌道輪7,8は
専用の油圧モータ等によって駆動されるとともに、専用
のブレーキによってその回転が制動される。これによ
り、この軌陸車6が軌道R上を走行する際には、前後輪
9,10の両方が軌道R上から浮上させられる。
【0005】一方、特開平8−118929号公報に
は、路面上を走行する際にはゴムタイヤを装着するが、
軌道上を走行する際には前記ゴムタイヤに代えて軌道輪
を装着する構造の軌陸車が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示した軌陸車1は、ゴムタイヤを軌道に接触させて駆
動する構造のため、降雨等によって軌道が濡れるとゴム
タイヤと軌道との間にスリップが生じ易く、駆動力が減
少するという問題点を有している。また、駆動輪がダブ
ルタイヤとされるトラック型の軌陸車においては、外側
タイヤが車両限界線から下方にはみ出してしまう。
【0007】また、図12に示した軌陸車6において
は、軌道輪7,8専用の油圧モータやブレーキを装備し
なければならず、重量や製造コストの増加を招いてしま
う。特に重量が増加した分だけ積載可能な貨物の重量が
減少するので、資材を運搬するトラック型の軌陸車には
不利である。
【0008】また、上述した特開平8−118929号
公報に記載された軌陸車においては、ゴムタイヤを軌道
輪と交換する脱着作業が煩雑である。特にダブルタイヤ
が一般的に用いられるトラック型の軌陸車においては、
ダブルタイヤを脱着する作業がより煩雑なものとなって
しまう。さらに、軌道上を走行する際に踏切警報を作動
させないために、軌道輪と軌陸車とを電気的に絶縁しな
ければならない。
【0009】そこで本発明の目的は、着脱が容易で、降
雨等により軌道が濡れた際にも軌陸車を推進する駆動力
が減少することがなく、かつ重量や製造コストの増加を
最小限に抑えることができる軌陸車の軌道走行用車輪を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る軌陸車の軌道走行用車輪は、路面上お
よび軌道上を走行可能な軌陸車の路面走行用ゴムタイヤ
の踏面に嵌装される円筒状部分と、この円筒状部分に固
着された金属製の軌道走行用の車輪とを備える。すなわ
ち、本発明の軌陸車の軌道走行用車輪は、その円筒状部
分を路面走行用ゴムタイヤの踏面に嵌装することによっ
て取り付けることができるので、路面走行用のゴムタイ
ヤを軌陸車から取り外す必要がなく、着脱作業を容易に
行うことができる。また、軌道には金属製の車輪が接触
するので、降雨等により軌道が濡れてもスリップが生じ
難く、駆動力が減少することがない。さらに、軌陸車が
路面走行用に備えている駆動装置や制動装置をそのまま
活用することができるので、重量の増加を最小限に抑え
て積載可能な貨物の重量の減少を最小限に抑えることが
できるばかりでなく、製造コストをも最小限に抑えるこ
とができる。また、本発明の軌道走行用車輪は、ゴムタ
イヤを介して電気的に絶縁された状態で軌陸車に取り付
けられるので、特別な絶縁構造を設けることなく踏切警
報の誤作動を防止することができる。
【0011】また、本発明による軌道走行用車輪は、空
気を充填されて膨張したゴムタイヤの踏面と円筒状部分
とを摩擦係合させることにより、ゴムタイヤに対してそ
の軸線方向に位置決めすることができる。
【0012】また、円筒状部分をゴムタイヤに対してそ
の軸線方向に位置決めする位置決め手段をさらに備える
こともできる。前記位置決め手段は、ゴムタイヤの踏面
と軸線方向に係合する、円筒状部分に形成された係合部
とすることができる。また位置決め手段は、ゴムタイヤ
が装着される軌陸車の車輪軸に接触する、円筒状部分に
取り付けられた接触部材とすることができる。この接触
部材は、ゴムタイヤが装着されたホイールと共に車輪軸
に螺着することができる。また位置決め手段は、ゴムタ
イヤが装着されるホイールに設けられたブラケットと軸
線方向に係合する、円筒状部分に取り付けられた係合部
材とすることができる。また位置決め手段は、ダブルタ
イヤとされた内外一対のゴムタイヤのサイドウォール間
に挿入される、円筒状部分に取り付けられた挿入部材と
することができる。また位置決め手段は、ゴムタイヤの
左右一対のサイドウォールをその軸線方向に挟持する、
円筒状部分に取り付けられた左右一対の挟持部材とする
ことができる。また位置決め手段は、円筒状部分に対し
て着脱自在に取り付けることができる。
【0013】前記円筒状部分の内径は、空気が充填され
たゴムタイヤの踏面の外径よりも大きく設定することが
できる。この場合、円筒状部分とゴムタイヤとの間には
回転数差が生じるので、位置決め手段は、ゴムタイヤの
軸線の半径方向および円周方向に、ゴムタイヤに対して
相対変位自在とする。
【0014】また、円筒状部分の内周面に、ゴムタイヤ
の踏面と回転方向に係合する凹凸部を形成することによ
り、ゴムタイヤから円筒状部分に駆動力を確実に伝達す
ることができる。
【0015】また、軌道走行用の車輪の踏面と円筒状部
分との外径寸法差を、軌道の上面と車両限界線との上下
方向の寸法差以上に設定すれば、ゴムタイヤを車両限界
線の上方に位置させることができるので、特にダブルタ
イヤとされるトラックの後輪が車両限界線の下方にはみ
出ることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による差動歯車装置
の1実施形態を、図1乃至図10を参照して詳細に説明
する。ここで、図1は本発明に係る第1実施形態の軌道
走行用車輪を装着した軌陸車の全体側面図、図2は図1
中に示したII−II矢視線に沿った断面図、図3は図2の
要部を拡大して示した断面図、図4は図3に示した軌道
走行用車輪の第1変形例を示す要部拡大断面図、図5は
図3に示した軌道走行用車輪の第2変形例を示す要部拡
大断面図、図6乃至図10は本発明に係る第2乃至第6
実施形態の軌陸車の軌道走行用車輪の要部拡大断面図で
ある。
【0017】第1実施形態 まず、図1乃至図3を参照し、本発明に係る第1実施形
態の軌陸車の軌道走行用車輪について詳細に説明する。
【0018】図1に示した本第1実施形態の軌陸車10
0は、その車体20がトラック型とされ、鉄道線路の建
設や保守作業の際に資材を積載した状態で路面および軌
道R上を走行可能とされている。また、この軌陸車10
0の前端部には、油圧式昇降装置21によって昇降可能
なガイド輪22が設けられている。これにより、この軌
陸車100は、その前輪23が軌道Rから浮上した状態
で軌道R上を走行する。一方、後輪24に嵌装された軌
道走行用車輪30は、後輪24と一体に回転しながら軌
道R上を転動し、この軌陸車100を前後進させる。な
お、この軌陸車100の腹部には図示されない油圧式ジ
ャッキ装置が装備され、例えば踏切において車体20を
持ち上げた状態で旋回させ、前記ガイド輪22および前
記軌道走行用車輪30を軌道R上に載置することができ
るようになっている。
【0019】図2および図3に示したように、前記後輪
24はダブルタイヤ式に配置された空気入りゴムタイヤ
で、その左右一対の外側タイヤ24aおよび内側タイヤ
24bがそれぞれ装着されたホイール27a,27b
は、車輪軸26によって回転自在に支持された左右一対
のブレーキドラム28に、それぞれ複数のホイールナッ
ト29によって螺着されている。そして、軌道走行用車
輪30は、左右一対の後輪24にそれぞれ嵌装され、地
上面G上に設置された軌道R上を走行するようになって
いる。なお、各図中に実線で示した軌道Rは在来線等に
用いられる狭軌を、また2点鎖線で示した軌道R’は新
幹線等に用いられる標準軌を示している。さらに、図2
および図3中には車両限界線Sが一点鎖線で描かれてい
る。
【0020】図3に拡大して示したように、本第1実施
形態の軌道走行用車輪30は、外側タイヤ24aおよび
内側タイヤ24bの踏面に同軸に嵌装される円筒状部分
31と、この円筒状部分31の外周面に固着された金属
製の軌道走行用の車輪32とを備えている。前記円筒状
部分31は、外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24b
と同軸に延びる円筒部分31aと、この円筒部分31a
の外側(図示左端側)の端部から半径方向内側に延設さ
れたフランジ部31bとを備えている。前記円筒部分3
1aの内径は外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24b
の踏面の外径とほぼ等しく設定されている。また、前記
フランジ部31bは、外側タイヤ24aの外側のサイド
ウォールに接触し、この軌道走行用車輪30を外側タイ
ヤ24aおよび内側タイヤ24bに対して軸線方向に位
置決めする役割を果たしている。
【0021】また、前記車輪32の踏面形状は、鉄道車
両の車輪の踏面形状と同一とされ、軌道R上を自在に転
動できるようになっている。さらに、車輪32の踏面と
円筒部分31aの外周面との間には、図3に示したよう
に所定寸法Lだけ外径寸法差が設けられている。
【0022】以上のように構成された本第1実施形態の
軌道走行用車輪30を左右一対の後輪24,24にそれ
ぞれ装着する際には、まず前記油圧式ジャッキを用いて
車体20を持ち上げる。次いで、左右の後輪24,24
の空気を抜いた後、軌道走行用車輪30の円筒状部分3
1を左右の後輪24,24にそれぞれ外嵌する。その
後、エアブレーキ装置用に設けられているエアコンプレ
ッサから圧力空気を導入し、左右の後輪24,24に空
気を一杯に充填すると、膨張した後輪24,24の踏面
は円筒部分31aの内周面に密着する。これにより、本
第1実施形態の軌道走行用車輪30は、ダブルタイヤ式
の左右一対の後輪24,24によって同軸に支持され
る。また、円筒状部分31のフランジ部31bを外側の
外側タイヤ24aのサイドウォールに接触させるので、
本第1実施形態の軌道走行用車輪30は、左右一対の後
輪24,24に対して軸線方向に確実に位置決めされ
る。また、軸線方向のわずかな位置ずれは、後輪24,
24のサイドウォールの撓みによって吸収することがで
きる。
【0023】したがって、前記油圧式ジャッキを操作し
て車体20を降下させ、前側のガイド輪22と軌道走行
用車輪30を軌道R上に載置すれば、本第1実施形態の
軌陸車100は軌道R上を走行することができる。この
とき、左右一対の後輪24,24は圧力空気が一杯に充
填されて膨張し、軌道走行用車輪30の円筒状部分31
の内周面に密着しているから、左右一対の後輪24,2
4を回転駆動することにより左右一対の軌道走行用車輪
30,30を確実に回転駆動することができる。また、
本第1実施形態の軌道走行用車輪30は、その金属製の
車輪32で軌道Rに接しているので、降雨等によって軌
道Rが濡れた場合でも容易にスリップすることはなく、
軌陸車100を推進する駆動力が減少することがない。
また、車輪32の踏面と円筒部分31aの外周面との間
には、前述した所定寸法Lだけ外径寸法差が設けられて
いるので、外側タイヤ24a部分を車両限界線Sよりも
上方に位置させることができ、地上G上に設置された各
種設備との干渉を確実に防止することができる。なお、
前記所定寸法Lの値は、鉄道各社において定められてい
る車両限界寸法に基づいて定めにれる。
【0024】すなわち、本第1実施形態の軌道走行用車
輪30は、左右一対の後輪24,24をブレーキドラム
28から取り外すことなく装着することができるので、
着脱作業を容易に行うことができる。また、軌道Rには
金属製の車輪32が接触するので、降雨等により軌道R
が濡れてもスリップが生じ難く、軌陸車を推進する駆動
力が減少することがない。また、軌陸車100が路面走
行用に備えている駆動装置や制動装置をそのまま活用す
ることができるので、重量の増加を最小限に抑えて積載
可能な貨物の重量の減少を抑えることができるばかりで
なく、製造コストの増加をも最小限に抑えることができ
る。さらに、空気入りゴムタイヤである後輪24,24
を介して電気的に絶縁された状態で軌陸車100に取り
付けられるので、特別な絶縁構造を設けることなく踏切
警報の誤作動を防止することができる。
【0025】なお、本第1実施形態の軌道走行用車輪3
0は、その円筒状部分31をGFRPやCFRP等の複
合材から形成するとともに、車輪32のみを金属製とし
て軽量化すれば、クレーン25を用いることなく、後輪
24,24に対して容易に着脱することができる。
【0026】この場合、図4に示したように、円筒部分
31aの外周面にテープ状のプリプレグを積層して左右
一対の係止部31c,31dを形成するとともに、これ
らの係止部31c,31dにより車輪32を軸線方向に
挟持した状態で円筒状部分31と車輪32とを一体に成
形することができる。また、図5に示したように、円筒
部分31aの外周面に一体成形したフランジ31eに車
輪32を密着させるとともに、ボルトBを用いて車輪3
2を前記フランジ31eに螺着することもできる。この
とき、ワッシャWの外径を大きく取ることにより面圧を
下げれば、前記フランジ31eの取付座面にへたりが生
じることを防止できる。
【0027】また、車輪32を、その軸線方向位置を変
更可能に円筒状部分31に装着することにより、狭軌と
標準軌の両方の軌道R,R’に容易に対応可能とするこ
とができる。
【0028】第2実施形態 次に、図6を参照し、第2実施形態の軌道走行用車輪4
0について説明する。図6に示した軌道走行用車輪40
は、図3に示した軌道走行用車輪30とほぼ同一の構造
を有しているが、その円筒状部分41が外側タイヤ24
aおよび内側タイヤ24bのショルダ部と軸線方向に係
合するように形成されている点で異なっている。
【0029】すなわち、本第2実施形態の軌道走行用車
輪40の円筒状部分41は、その円筒部分41aの一部
が外側タイヤ24aの踏面と密着するように湾曲すると
ともに、外側タイヤ24aと内側タイヤ24bとの間の
部分41bが半径方向に縮径され、外側タイヤ24aお
よび内側タイヤ24bのショルダ部と軸線方向に係合し
ている。また、そのフランジ部41cは、外側タイヤ2
4aのショルダ部と軸線方向に係合している。
【0030】これにより、本第2実施形態の軌道走行用
車輪40を外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24bに
嵌装した後、外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24b
に圧力空気を一杯に充填すると、軌道走行用車輪40の
円筒状部分41は、膨張した外側タイヤ24aおよび内
側タイヤ24bの踏面およびショルダ部と係合するの
で、軌道走行用車輪40を軸線方向に確実に位置決めす
ることができる。
【0031】第3実施形態 次に、図7を参照し、第3実施形態の軌道走行用車輪5
0について説明する。図7に示した軌道走行用車輪50
は、図3に示した軌道走行用車輪30とほぼ同一構造を
有しているが、そのフランジ部51bが外側タイヤ24
aのサイドウォールに接することなく半径方向内側に延
びている点で異なっている。そして、前記フランジ部5
1bの半径方向に最も内側に配置された位置決め部51
cが車輪軸26の端面26aに当接することにより、円
筒状部分51が後輪24に対して軸線方向に位置決めさ
れている。
【0032】すなわち、本第3実施形態の軌道走行用車
輪50は、車輪軸26に接触することにより軸線方向に
位置決めされる構造となっているので、軸線方向の位置
決め精度をより一層向上させることができる。なお、前
記位置決め部51cを、ホイールナット29を用いてホ
イール27a,27bと共にブレーキドラム28に螺着
し、軌道走行用車輪50とホイール27a,27bとを
一体に結合することもできる。
【0033】第4実施形態 次に、図8を参照し、第4実施形態の軌道走行用車輪6
0について説明する。図8に示した軌道走行用車輪60
は、外側ホイール27aに固定されたブラケットによっ
て軸線方向に位置決めされる点で、前述した第1乃至第
3実施形態の軌道走行用車輪と異なっている。
【0034】すなわち、本第4実施形態の軌道走行用車
輪60においては、円筒状部分61のフランジ部61b
が、その全周にわたって半径方向内側に延長されてい
る。また、外側ホイール27aのリム内周面には、断面
形状L字形の環状ブラケット63が固着されている。そ
してこのブラケット63には、円周方向に間隔を開けて
配置された複数の第2ブラケット64が、ボルト65に
よって螺着されている。さらに、前記第2ブラケット6
4の半径方向外側に開口するコ字形断面部分64aの内
側には、前記フランジ部61bの半径方向内側の端部6
1cが、第2ブラケット64に対して半径方向および円
周方向に相対変位可能に受け入れられている。これによ
り、本第4実施形態の軌道走行用車輪60は、外側ホイ
ール27a、したがって外側タイヤ24aおよび内側タ
イヤ24bに対して、半径方向および円周方向に相対変
位可能な状態で軸線方向に位置決めされる。
【0035】したがって、外側タイヤ24aおよび内側
タイヤ24bの踏面の摩耗により、若しくは外側タイヤ
24aおよび内側タイヤ24bの撓みにより、図8に示
したように円筒部分61aの内周面と外側タイヤ24a
および内側タイヤ24bの踏面との間に隙間が生じ、軌
道走行用車輪60と外側タイヤ24aおよび内側タイヤ
24bとの間に回転数差が生じる事態となっても、この
回転数差を吸収しつつ軌道走行用車輪60を確実に軸線
方向に位置決めすることができる。
【0036】さらに、本第4実施形態のような位置決め
手段を用いることにより、軌道走行用車輪60の円筒部
分61aの内径を、外側タイヤ24aおよび内側タイヤ
24bの踏面の外径より積極的に大きく設定することが
可能となる。これにより、軌道走行用車輪60を後輪2
4,24に装着する際に、後輪24,24の空気を抜い
たり再充填したりする必要がなくなるので、軌道走行用
車輪60の着脱をより一層容易に行うことができる。
【0037】第5実施形態 次に、図9を参照し、第5実施形態の軌道走行用車輪7
0について説明する。図9に示した軌道走行用車輪70
は、外側タイヤ24aと内側タイヤ24bとの間の隙間
内に挿入される挿入部材によって軸線方向に位置決めさ
れる点で、前述した各実施形態の軌道走行用車輪とは異
なっている。
【0038】すなわち、本第5実施形態の軌道走行用車
輪70は、その円筒状部分71の軸線方向中央部に、複
数の貫通孔71aが貫設されている。そしてこれらの貫
通孔71a内に挿入された状態で前記円筒状部分71に
螺着される複数の位置決め部材(挿入部材)73は、外
側タイヤ24aおよび内側タイヤ24bのサイドウォー
ルにより、外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24bの
軸線に対して半径方向および円周方向に摺動可能な状態
で軸線方向に挟持される。
【0039】したがって、外側タイヤ24aおよび内側
タイヤ24bの踏面の摩耗により、若しくは外側タイヤ
24aおよび内側タイヤ24bの撓みにより、図9に示
したように円筒部分71aの内周面と外側タイヤ24a
および内側タイヤ24bの踏面との間に隙間が生じ、軌
道走行用車輪70と外側タイヤ24aおよび内側タイヤ
24bとの間に回転数差が生じる事態となっても、この
回転数差を吸収しつつ軌道走行用車輪70を確実に軸線
方向に位置決めすることができる。
【0040】第6実施形態 次に、図10を参照し、第6実施形態の軌道走行用車輪
80について説明する。図10に示した軌道走行用車輪
80は、外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24bを軸
線方向に挟持する左右一対の挟持部材によって軸線方向
に位置決めされる点で、前述した各実施形態の軌道走行
用車輪とは異なっている。
【0041】すなわち、本第6実施形態の軌道走行用車
輪80は、その円筒状部分81のフランジ部(右側の挟
持部材)81bが、外側タイヤ24aの外側のサイドウ
ォールに接触するように構成されている。また、その軌
道走行用の車輪82の軸線方向内側の壁面には、内側タ
イヤ24bの内側のサイドウォールと接触する環状部材
(左側の挟持部材)83が、複数のボルト84によって
螺着されている。これにより、本第6実施形態の軌道走
行用車輪80を外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24
bに嵌装した後、前記環状部材83を車輪82に螺着す
ると、外側フランジ部81bおよび環状部材83が外側
タイヤ24aおよび内側タイヤ24bを軸線方向に挟持
するので、本第6実施形態の軌道走行用車輪80は軸線
方向に確実に位置決めされる。
【0042】したがって、外側タイヤ24aおよび内側
タイヤ24bの踏面の摩耗により、若しくは外側タイヤ
24aおよび内側タイヤ24bの撓みにより、図10に
示したように円筒部分81aの内周面と外側タイヤ24
aおよび内側タイヤ24bの踏面との間に隙間が生じ、
軌道走行用車輪80と外側タイヤ24aおよび内側タイ
ヤ24bとの間に回転数差が生じる事態となっても、こ
の回転数差を吸収しつつ軌道走行用車輪80を確実に軸
線方向に位置決めすることができる。
【0043】なお、外側フランジ部81bおよび環状部
材83が外側タイヤ24aおよび内側タイヤ24bに接
触することにより、各タイヤのサイドウォールに摩耗が
生じるおそれがある場合には、例えば自己潤滑性を有し
たポリアミド製の平板円環状のプロテクタを、外側フラ
ンジ部81bおよび環状部材83と各タイヤのサイドウ
ォールとの間に介装すれば良い。
【0044】以上、本発明に係る軌陸車の軌道走行用車
輪の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述
した実施形態によって限定されるものではなく、種々の
変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上述
した各実施形態においては、軌陸車の後輪がいずれもダ
ブルタイヤとされているが、シングルタイヤ式の後輪に
も本発明を適用することができることは言うまでもな
い。また、本発明の軌道走行用車輪を軌陸車100の前
輪に装着すれば、ガイド輪22を省略することができ
る。さらに、円筒状部分の内周面に、ゴムタイヤの踏面
と回転方向に係合する凹凸部を形成することにより、軌
道走行用車輪とゴムタイヤとの間のスリップを確実に防
止し、軌道走行用車輪に対して駆動力を確実に伝達する
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の軌陸車の軌道走行用車輪は、その円筒状部分を路面走
行用ゴムタイヤの踏面に嵌装することによって取り付け
ることができるので、路面走行用のゴムタイヤを軌陸車
から取り外す必要がなく、着脱作業を容易に行うことが
できる。また、軌道には金属製の車輪が接触するので、
降雨等により軌道が濡れてもスリップが生じ難く、軌陸
車を推進する駆動力が減少することがない。また、軌陸
車が路面走行用に備えている駆動装置や制動装置をその
まま活用することができるので、重量の増加を最小限に
抑えて積載可能な貨物の重量の減少を抑えることができ
るばかりでなく、製造コストの増加をも最小限に抑える
ことができる。さらに、本発明の軌陸車の軌道走行用車
輪は、ゴムタイヤを介して電気的に絶縁された状態で軌
陸車に取り付けられるので、特別な絶縁構造を設けるこ
となく踏切警報の誤作動を防止することができる。した
がって、本発明によれば、着脱が容易で、降雨等により
軌道が濡れた際にも軌陸車を推進する駆動力が減少する
ことがなく、かつ重量や製造コストの増加を最小限に抑
えることができる軌陸車の軌道走行用車輪を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の軌陸車の軌道走行
用車輪を装着した軌陸車の全体側面図。
【図2】図1中に示したII−II矢視線に沿った断面図。
【図3】図2の要部を拡大して示した断面図。
【図4】図3に示した軌道走行用車輪の第1変形例を示
す要部拡大断面図。
【図5】図3に示した軌道走行用車輪の第2変形例を示
す要部拡大断面図。
【図6】本発明に係る第2実施形態の軌陸車の軌道走行
用車輪を装着した要部拡大断面図。
【図7】本発明に係る第3実施形態の軌陸車の軌道走行
用車輪を装着した要部拡大断面図。
【図8】本発明に係る第4実施形態の軌陸車の軌道走行
用車輪を装着した要部拡大断面図。
【図9】本発明に係る第5実施形態の軌陸車の軌道走行
用車輪を装着した要部拡大断面図。
【図10】本発明に係る第6実施形態の軌陸車の軌道走
行用車輪を装着した要部拡大断面図。
【図11】従来の軌陸車の全体側面図。
【図12】従来の他の軌陸車の全体側面図。
【符号の説明】
G 地上面 R 狭軌の軌道 R’ 標準軌の軌道 20 車体 21 ガイド輪昇降装置 22 ガイド輪 23 前輪 24 後輪 24a 外側タイヤ 24b 内側タイヤ 25 クレーン 26 車輪軸 27 ホイール 28 ブレーキドラム 29 ホイールナット 30 本発明による第1実施形態の軌陸車の軌道走行用
車輪 31 円筒状部分 32 車輪 40 本発明による第2実施形態の軌陸車の軌道走行用
車輪 41 円筒状部分 42,42’ 軌道走行用の車輪 50 本発明による第3実施形態の軌陸車の軌道走行用
車輪 51 円筒状部分 52,52’ 軌道走行用の車輪 60 本発明による第4実施形態の軌陸車の軌道走行用
車輪 61 円筒状部分 62,62’ 軌道走行用の車輪 70 本発明による第5実施形態の軌陸車の軌道走行用
車輪 71 円筒状部分 72,72’ 軌道走行用の車輪 73 位置決め部材 80 本発明による第6実施形態の軌陸車の軌道走行用
車輪 81 円筒状部分 82,82’ 軌道走行用の車輪 83 環状接触部材 100 軌陸車

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路面上および軌道上を走行可能な軌陸車の
    路面走行用ゴムタイヤの踏面に嵌装される円筒状部分
    と、この円筒状部分に固着された金属製の軌道走行用の
    車輪とを備えることを特徴とする軌陸車の軌道走行用車
    輪。
  2. 【請求項2】前記円筒状部分は、空気を充填されて膨張
    した前記ゴムタイヤの踏面と摩擦係合し、前記ゴムタイ
    ヤに対してその軸線方向に位置決めされることを特徴と
    する請求項1に記載の軌陸車の軌道走行用車輪。
  3. 【請求項3】前記円筒状部分を前記ゴムタイヤに対して
    その軸線方向に位置決めする位置決め手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の軌陸車の軌道走行
    用車輪。
  4. 【請求項4】前記位置決め手段は、前記ゴムタイヤの踏
    面と軸線方向に係合する、前記円筒状部分に形成された
    係合部であることを特徴とする請求項3に記載の軌陸車
    の軌道走行用車輪。
  5. 【請求項5】前記位置決め手段は、前記ゴムタイヤが装
    着される軌陸車の車輪軸に接触する、前記円筒状部分に
    取り付けられた接触部材とされることを特徴とする請求
    項3に記載の軌陸車の軌道走行用車輪。
  6. 【請求項6】前記接触部材は、前記ゴムタイヤが装着さ
    れたホイールを前記車輪軸に螺着するねじ部材によって
    前記ホイールと共に前記車輪軸に螺着されることを特徴
    とする請求項5に記載の軌陸車の軌道走行用車輪。
  7. 【請求項7】前記位置決め手段は、前記ゴムタイヤが装
    着されるホイールに設けられたブラケットと軸線方向に
    係合する、前記円筒状部分に取り付けられた係合部材と
    されることを特徴とする請求項3に記載の軌陸車の軌道
    走行用車輪。
  8. 【請求項8】前記位置決め手段は、ダブルタイヤとされ
    た内外一対のゴムタイヤのサイドウォール間に挿入され
    る、前記円筒状部分に取り付けられた挿入部材とされる
    ことを特徴とする請求項3に記載の軌陸車の軌道走行用
    車輪。
  9. 【請求項9】前記位置決め手段は、前記ゴムタイヤの左
    右一対のサイドウォールをその軸線方向に挟持する、前
    記円筒状部分に取り付けられた左右一対の挟持部材とさ
    れることを特徴とする請求項3に記載の軌陸車の軌道走
    行用車輪。
  10. 【請求項10】前記位置決め手段は、前記円筒状部分に
    対して着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求
    項4ないし9のいずれかに記載の軌陸車の軌道走行用車
    輪。
  11. 【請求項11】前記円筒状部分は、その内径が、空気が
    充填された前記ゴムタイヤの踏面の外径よりも大きく設
    定されることを特徴とする請求項3乃至10のいずれか
    に記載の軌陸車の軌道走行用車輪。
  12. 【請求項12】前記位置決め手段は、前記ゴムタイヤの
    軸線の半径方向および円周方向に、前記ゴムタイヤに対
    して相対変位自在とされることを特徴とする請求項11
    に記載の軌陸車の軌道走行用車輪。
  13. 【請求項13】前記円筒状部分の内周面に、前記ゴムタ
    イヤの踏面と少なくとも円周方向に係合する凹凸部が形
    成されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか
    に記載の軌陸車の軌道走行用車輪。
  14. 【請求項14】前記金属製の車輪の踏面の外径と前記円
    筒状部分の外径との寸法差を、前記軌道の上面と車両限
    界線との上下方向の寸法差以上に設定することを特徴と
    する請求項1乃至13のいずれかに記載の軌陸車の軌道
    走行用車輪。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321399A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Tekken Constr Co Ltd 線路上空構造物の構築方法及びその装置
US8540301B2 (en) 2010-11-30 2013-09-24 Shoko-Bussan Co., Ltd. Sun visor
JP2019188876A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 株式会社タダノ 絶縁車輪及びその製造方法

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