JPH1191000A - パッケージ製造方法 - Google Patents

パッケージ製造方法

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JPH1191000A
JPH1191000A JP9260321A JP26032197A JPH1191000A JP H1191000 A JPH1191000 A JP H1191000A JP 9260321 A JP9260321 A JP 9260321A JP 26032197 A JP26032197 A JP 26032197A JP H1191000 A JPH1191000 A JP H1191000A
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JP
Japan
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pressing
package
folding
flap
semi
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Application number
JP9260321A
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English (en)
Inventor
Shiejiyorousukii Supiguniyuu
シェジョロウスキー スピグニュー
Masayuki Taniguchi
将幸 谷口
Daisuke Sagawa
大輔 佐川
Magunasu Parumu Rarusu
マグナス パルム ラルス
Deyunke Fueritsukusu
デュンケ フェリックス
Yukihisa Kumeta
幸久 久米田
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物が充填されているセミパッケージの胴
部に対して充分な型締め力を作用させることにより良好
な成形を行う。 【解決手段】 胴部1Cの両端面6からフラップ5が一
体的に突設された成形途上のパッケージ1の両端面6を
押圧する予備プレス工程と、予備プレス工程に続いて予
備プレスの押圧力よりも大きな押圧力で両端面6を押圧
する本プレス工程と、本プレス工程と同期して型締めす
ることにより胴部1cを所定の外形に形成する型締め工
程と、予備プレス工程から本プレス工程の間に行われ、
フラップ5に折り畳みのための折り線8を形成する折り
線付け工程と、型締め工程中における本プレス工程及び
折り線付け工程終了後に開始され、フラップ5を胴部1
cの両端面6に折り畳んで接合する折り畳み工程と、を
備える。端面のプレスを2段階で行って内容物がフラッ
プ5に逃げることを防止するため、胴部1cに充分な型
締め力を作用させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュースなどの飲
料、その他の内容物が封入されたパッケージを所定の形
状に成形するパッケージ製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】牛乳、ジュースなどの内容物が封入され
るパッケージの包材として、紙材の表裏面に熱可塑性樹
脂がラミネートされたものが使用されている。この包材
を使用したパッケージの製造は、板状の包材を長手方向
に供給しながら幅方向の両端部を縦シールして筒体と
し、この筒体の内部に内容物を充填し、その後、適宜間
隔で横シールしながら切断することによって、内容物を
封入した板状のセミパッケージを形成している。
【0003】そして、このセミパッケージの製造後にお
いては、セミパッケージの胴部を型押しして六角形、八
角形等の多角形柱状に整え、さらに、両端のフラップを
胴部の両端面に折り畳んで接合する。これにより、完成
品であるファイナルパッケージが製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セミパッケ
ージからファイナルパッケージを製造する際の型押しに
おいては、内容物が胴部への押圧力によってフラップを
含むセミパッケージの両端側に逃げるため、充分な押圧
力を作用させることができず、十分な成形性が得られな
いことがある。このため、胴部の型押しに先立って胴部
の両端面を押圧して内容物の逃げを防止するが、両端面
からの押圧によって胴部が変形し、却って成形性が低下
する問題が発生している。
【0005】また、セミパッケージの胴部の成形工程
と、フラップの折り畳み工程とを完全に分離して行う場
合には、これらの工程全体にかかる時間が過大となり、
生産効率が低下する問題も有している。
【0006】そこで、本発明は、内容物が胴部の両端部
に逃げることを防止すると共に、良好な成形を行うこと
ができ、さらには生産効率を向上させることが可能なパ
ッケージの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、胴部の両端面に両側部が一体的
に突設された成形途上のパッケージの前記両端面を押圧
する予備プレス工程と、この予備プレス工程に続いて予
備プレスの押圧力よりも大きな押圧力で前記両端面を押
圧しフラップを形成する本プレス工程と、この本プレス
工程と同期して型締めすることにより前記胴部を所定の
外形に形成する型締め工程と、この型締め工程中におけ
る前記本プレス工程終了後に開始され、前記フラップを
胴部の両端面に折り畳んで接合する折り畳み工程と、を
備えていることを特徴とする。
【0008】この発明では、型締めして胴部を成形する
前に、胴部の両端面を予備プレスする。予備プレスに続
いては、両端面への押圧力を大きくすることによって、
そのまま本プレス工程に移行し、この本プレスへの移行
と同時に型締めすることによって胴部の外形を成形す
る。また、本プレスによって両側部がフラップに成形さ
れる。
【0009】この方法では胴部の両端面を2段階で押圧
し、前段の予備プレスでは内容物が両端側に逃げること
を予め防止し、後段の本プレスでは胴部の型締め力に抗
して両端面が膨れることを防止している。この2段階の
押圧では、両端面に対して大きな押圧力が一度に作用し
ないため、胴部が変形することがなくなる。また、内容
物は予備プレスのときから両端側に逃げることがなく、
充分な型締め力を作用させることができる。このため、
胴部を良好に成形することができる。
【0010】また、この発明では、フラップを胴部の両
端面に折り畳んで接合する折り畳み工程を、胴部を成形
する型締め工程中に行っており、胴部の成形とフラップ
の折り畳みとが並行して(重複して)進行する。このた
め、折り畳み工程に要する時間を削減でき、生産効率が
向上する。
【0011】請求項2の発明は、胴部の両端面に両側部
が一体的に突設された成形途上のパッケージの前記両端
面を押圧する予備プレス工程と、この予備プレス工程に
続いて予備プレスの押圧力よりも大きな押圧力で前記両
端面を押圧し両側部にフラップを成形する本プレス工程
と、この本プレス工程と同期して型締めすることにより
前記胴部を所定の外形に形成する型締め工程と、前記予
備プレス工程から本プレス工程の間に行われ、前記フラ
ップに折り畳みのための折り線を形成する折り線付け工
程と、前記型締め工程中における前記本プレス工程及び
折り線付け工程終了後に開始され、前記フラップを胴部
の両端面に折り畳んで接合する折り畳み工程と、を備え
ていることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明においても、請求項1と同
様に、胴部の両端面を2段階で押圧するため、成形性が
向上する。
【0013】この発明では、折り畳みのための折り線を
フラップに形成する折り線付け工程を備えるため、フラ
ップを良好に折り畳みことができ、パッケージの外観が
向上する。また、この折線付け工程は予備プレス工程と
本プレス工程との間に行われるため、これらのプレス工
程の間に完了する。従って、折り線付け工程のための時
間を独立して確保する必要がなく、生産性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。なお、以下の説明で符号が付され
ていない構成部分は図示が省略されている。
【0015】図1は本発明の製造方法の実施形態によっ
て製造されるパッケージの変化を示し、(a)は内容物
が充填されたセミパッケージ1であり、所定の厚さを有
した略板状となっている。このセミパッケージ1の胴部
1cの両端部には胴部1cを塞ぐシール部1a、1bが
形成されている。
【0016】図1(a)の状態のセミパッケージ1に対
して、胴部1cの両端面6を押圧する予備プレス工程及
び本プレス工程を行うと共に、型締めして胴部1cを成
形する型締め工程を行う。この型締めによって折曲線1
dが形成され、胴部1cが八角柱等の多角柱形状に成形
された図1(b)のセミパッケージ2を成形する。この
(b)のセミパッケージ2では、胴部1cの両端面6か
らフラップ5が一体的に突出している。このフラップ5
は、本プレス工程において両端面6の両側部に成形され
る。
【0017】そして、図1(b)のセミパッケージ2に
対して、フラップ5を折り畳んでフラップ5を両端面6
に接合する折り畳み工程を行うことによって、図1
(c)のファイナルパッケージ7を成形する。
【0018】図2はパッケージ製造装置3を示し、待機
部と成形溶着部4と送出部とを備えている。待機部に
は、図1(a)で示すセミパッケージ1が順次送り込ま
れる。成形溶着部4では、待機部から搬送されたセミパ
ッケージ1を成形して図1(c)で示す最終のファイナ
ルパッケージ7を製造する。送出部では、ファイナルパ
ッケージ7を箱詰めや検査などの次工程に送り出す。
【0019】さらに、パッケージ製造装置3には、図1
(a)のセミパッケージ1を待機部から成形溶着部4に
搬送するセミパッケージ搬送機構と、成形溶着部4で成
形されたファイナルパッケージ7を送出部に搬送するフ
ァイナルパッケージ搬送機構とが設けられている。な
お、パッケージ製造装置3は複数(6個)のセミパッケ
ージ1を同時にファイナルパッケージ7に加工するもの
である。
【0020】セミパッケージ搬送機構は平行な複数本
(6本)のセミパッケージコンベアを備えている。各セ
ミパッケージコンベアには、それぞれの側方に突出する
複数のキャリヤが取り付けられている。搬送方向の前後
で隣接するキャリヤの間隔はセミパッケージ1の長さに
対応しており、前後で隣接するキャリヤがセミパッケー
ジ1のシール部1a、1bを下方から支持する。
【0021】成形溶着部4は図2に示すように、型押し
機構10と、押圧加熱機構30と、折り畳み機構60
と、案内折曲機構とを備えている。これらの型押し機構
10、押圧加熱機構30、折り畳み機構60及び案内折
曲機構は、並列状態で搬送される複数のセミパッケージ
1のそれぞれに対応して設けられている。
【0022】図3は型押し機構10及び押圧加熱機構3
0を示す。型押し機構10は上型11、下型12、昇降
機構13(図2参照)及び型締め機構14を備えてい
る。
【0023】上型11及び下型12はそれぞれ横方向に
開閉自在に2分割され、型全体としては、4つのブロッ
ク体15、16、17、18と2つの基板19、20と
に分割されている。上型11の2つのブロック体15、
16と下型12の2つのブロック体17、18は、それ
ぞれ離隔した状態で、内幅が図1(a)のセミパッケー
ジ1の幅よりも僅かに大きくなるように設定されてい
る。
【0024】型締め機構14は上型11の2つのブロッ
ク体15、16が対向した状態でそれぞれ取り付けられ
る2つのブロック体支持部21、22を備えている。2
つのブロック体支持部21、22は、接離する方向に移
動することによって開閉作動する。
【0025】昇降機構13は下型12を上型11に対し
て接離するように昇降させる。下型11は最も降下した
位置において、2つのブロック体17、18が離隔した
状態でセミパッケージ搬送機構の下方に位置し、最も上
昇した位置に置いて、離隔状態のブロック体支持部2
1、22の間に挿入されて上型11と対向する。そし
て、下型11が最も上昇した位置でブロック体21、2
2が閉じると、上型11のブロック体15、16及び下
型12のブロック体117、18が接近して上型11及
び下型12が型締めされる。この型締めによってセミパ
ッケージ1の胴部1cに折曲線1dが形成されて多角筒
形状に成形される。
【0026】案内折曲機構は、下型12に支持されて上
昇するセミパッケージ1の両端部のシール部1a、1b
の移動軌跡内に位置する溝部を備えている。シール部1
a、1bはセミパッケージ1が上昇する際に溝部内を移
動し、この移動によってシール部1a、1bが折り曲げ
られ、胴部1cの両側の両端面6と、両端面から突出す
る両側部が形成される。また、セミパッケージ1はシー
ル部1a、1bが案内折曲機構の溝部内を移動する際に
長手方向に位置決めされる。
【0027】押圧加熱機構30は図3及び図4に示すよ
うに、ベース体31、第1の押圧体32、第2の押圧体
33、ヒータ34及び折り線付け機構50を備えてい
る。
【0028】第1及び第2の押圧体32、33はベース
体31の上下に取り付けられており、その対向する長辺
を除いた6箇所の周辺部分は、セミパッケージ1の端面
6に対応した8角形の各辺を構成している。
【0029】ヒータ34は筒状のケース37と、ケース
37の内部に配置されたヒータ線とを備えており、ケー
ス37の内部に加圧空気が供給され、供給された空気を
加熱して熱風とする。ヒータ34はベース体31の前面
31a及び左右の側面31bにそれぞれ形成された複数
の吹き出し孔35、36に連通しており、ヒータ34で
加熱された熱風が吹き出し孔35、36から吹き出す。
この場合、前面31aの吹き出し孔35はセミパッケー
ジ1の両端面6に対して熱風を吹き付け、左右の側面3
1bの吹き出し孔36はセミパッケージ1の端面で対向
しているフラップ5に熱風を吹き付ける。
【0030】以上の押圧加熱機構30は、ベース体31
が駆動機構に接続されることにより型押し機構10の長
手方向両端部分に接近及び離反するように移動する。押
圧加熱機構30が型押し機構10に最も接近した状態で
は、第1及び第2の押圧部材32、33が、上型11及
び下型12との間に収容されているセミパッケージ1の
端面6を押圧する。この押圧は、後述するように予備プ
レス及び予備プレスに続く本プレスに2段階で行われ
る。
【0031】折り線付け機構50は、折り畳みのための
折り線8をフラップ5に形成するものであり、図3に示
すように、上側可動部51、下側可動部52、一対の上
側折り線付け具53及び下側折り線付け具54を備えて
いる。
【0032】上側可動部51及び下側可動部52は、軸
部59によって回転自在に連結された一対の連結アーム
57、58を有している。上下の可動部51、52は軸
部59を中心に揺動し、この揺動によって型締め機構1
4側の先端部が接離方向に駆動する。
【0033】上側折り線付け具53は上側可動部51の
先端部に取り付けられ、下側折り線付け具54は下側可
動部52に取り付けられており、上下の可動部51、5
2が軸部59を中心に揺動することにより、上下の折り
線付け具53、54が開閉作動する。また、上側折り線
付け具53には、異なる方向に面した3つの接触面が稜
線により連続して形成され、下側折り線付け具54に
は、異なる方向に面した2つの接触面が稜線により連続
して形成されている。
【0034】折り畳み機構60は図5及び図3に示すよ
うに、一対の折り具61、62と連結シャフト63、6
4を備えている。連結シャフト63、64は図3に示す
ように、ブロック体支持部21、22にそれぞれ回転可
能に取り付けられている。連結シャフト63、64はギ
ヤ65、66を介して駆動機構に連結されており、それ
ぞれが反対方向に回転する。この連結シャフト63、6
4におけるブロック体支持部21、22内の端部63
a、64a には、折り具61、62がそれぞれ取り付
けられている。
【0035】折り具61、62は図5に示すように、連
結シャフト63、64の端部63a、64aのそれぞれ
に取り付けられた回転支持板67、68と、回転支持板
67、68の接触面67a、68aに固定されたパッド
部材69、70とを備えている。回転支持板67、68
はセミパッケージ1のフラップ5の両側部と対向した位
置に配置されており、連結シャフト63、64の正逆回
転によってフラップ5を折り畳む方向及びその反対方向
へ回転する。また、回転支持板67、68がフラップ5
の折り畳み方向に回転すると、上型1及び下型12の端
部を両側から塞ぎ(図9参照)、反対方向に回転すると
上型11及び下型12の端部を開くようになっている。
【0036】パッド部材69、70は、フラップ5に嵌
合するフラップ嵌合凹部71、72と、このフラップ嵌
合凹部71、72の両側に設けられてセミパッケージ1
の端面6(フラップ5が重ならない部分)を押圧する端
面押圧凸部73、74とによって形成されている。フラ
ップ嵌合凹部71、72の内壁は、フラップ5の外形に
倣って形成されており、フラップ5を確実に内部に収納
することができる。
【0037】次に、この実施形態によるパッケージの加
工を図6に示すタイミングチャートを参照して説明す
る。なお、タイミングチャートの横軸は、それぞれの機
構のサーボモータの回転角を示すものである。
【0038】セミパッケージコンベアが駆動することに
よってセミパッケージ1は成形溶着部4に搬送される。
そして、昇降機構が作動することによって下型12が上
昇し、下型12の上昇によって、セミパッケージ1はそ
の胴部1cが下型12によって支持され、下型12によ
る支持状態で上昇する。上昇中において、セミパッケー
ジ1は左右の案内折曲機構によって下型12内の所定位
置に位置決めされると共に、両端のシール部1a、1b
がそれぞれ同方向に折り曲げられて端面6とフラップ5
が形成される。そして、下型12がブロック体支持部2
1、22内に達することによって、セミパッケージ1は
上型11及び下型12の間に収容される。
【0039】この収容に続いて、両端面6の予備プレス
が行われる。予備プレスは図7に示すように、押圧加熱
機構30が前進して型押し機構10に接近することによ
り開始される。図6における範囲Aが予備プレス工程で
ある。
【0040】予備プレス工程では、第1及び第2の押圧
体32、33がセミパッケージ1の両側部を除く両端面
6に当接して押圧する。この押圧は、セミパッケージ1
内の内容物が両側部内に侵入することを防止できる程度
の小さな押圧力で行われる。このため、予備プレスの押
圧力によって胴部1cが不用意に変形することがないと
共に、後述する型締め工程で胴部1cが押圧されても、
内容物はフラップ5に逃げることがなくなる。
【0041】予備プレス工程の後においては、予備プレ
スに続く本プレス工程に移行する。また、この本プレス
工程と同期して型締め工程が開始される。
【0042】図6における範囲Bが本プレス工程であ
り、本プレス工程では、押圧加熱機構30が予備プレス
工程の位置よりもさらに前進する。この前進によって、
予備プレス工程の押圧力よりも大きな押圧力で両端面6
を押圧する。このような押圧力では、本プレス工程と同
期して開始される型締め工程での型締め力に抗した押圧
を行うため、胴部1cの型締めの際に両端面が膨れるこ
とを防止することができる。また、本プレス工程におい
て、両側部にフラップ5が形成される。
【0043】型締め工程では、ブロック体支持部21、
22が閉じることにより上型11及び下型12を型締め
する。この型締めによって、セミパッケージ1の胴部1
cに折曲線1dが形成され、胴部1cが八角形等の所定
の多角筒形状に成形される。
【0044】図6における範囲Cが型締め工程である。
型締め工程の開始点は、予備プレスから本プレスに移行
する時点であり、本プレス工程と同期して開始される。
そして、型締めの開始から徐々に型締め力が大きくなる
ように制御され、この制御によってセミパッケージ1に
折曲線1dを形成する。
【0045】このようにセミパッケージ1の両端面6を
予備プレス及び本プレスの2段階で押圧する方法では、
内容物が両端のフラップに逃げることを確実に防止する
と共に、胴部1cへの型締め力によって両端面6が膨れ
ることを防止することができる。しかも、これらの作用
を保持しながら、両端面6へ過度の押圧力が作用するこ
とを防止するため、胴部1cが変形することがなくなる
と共に、胴部1cに対して充分な型締め力を作用させる
ことができる。。従って、これらによって胴部1cを所
定の多角筒形状に良好に成形することができる。
【0046】以上の予備プレス工程及び本プレス工程と
並行してフラップ5への折り線付け工程が行われる。す
なわち図8に示すように、折り線付け機構50が作動し
て上下の折り線付け具53、54が閉じられ、これによ
り上側折り線付け具53の接触面と、下側の折り線付け
具54の接触面とによってフラップ5が挟まれて略三角
形状に整えられ、且つ稜線によってフラップ5と端面6
との間に折り線8が形成される。
【0047】図6において、範囲Dが折線付け工程であ
り、上下の折り線付け具53、54はフラップ5への接
触圧が3段階で徐々に増大するように作動する。このよ
うに接触圧を段階的に変化させることによって、フラッ
プ5を確実に略三角形状に成形できると共に、強い折り
線8を形成することができる。
【0048】かかる折り線付け工程では、折り線8を形
成した後、さらにフラップ5及び両端面6に対して加熱
が行われる。加熱は押圧加熱機構30の吹き出し孔3
5、36から熱風を吹き出すことによって行われ、吹き
出し孔35からの熱風はセミパッケージ1の両端面6に
吹き付けられ、吹き出し孔36からの熱風はフラップ5
に吹き付けられる。そして、吹き出された熱風によって
包材にラミネートされている樹脂が溶融状態となるた
め、その後のフラップ5の折り畳み工程でフラップ5を
端面6に簡単に接合させることができる。このような熱
風吹き付けによる加熱では、集中的に加熱できるため、
効率が良く、短時間での加熱が可能となる。
【0049】型締めの開始から所定時間経過後、本プレ
ス工程及び折り線付け工程が終了する。これに対し、型
締め工程はフラップ5の折り畳みまでの間、続行され
る。そして型締め工程が継続しており、且つ本プレス工
程及び折り線付け工程が終了した後には、折り畳み工程
が開始される。
【0050】図6の範囲Eは折り畳み工程であり、図9
に示すように、上型11及び下型12の型締め状態のま
まで、押圧加熱機構30がブロック体支持部21、22
から後退する。その後、連結シャフト63、64が回転
し、回転支持板67、68がゼミパッケージ1の端面6
側に向かって回転する。この回転によって、フラップ5
がフラップ嵌合凹部71、72に嵌合して押圧されるた
め、フラップ5がセミパッケージ1の端面に折り畳まれ
る。上述したように熱風吹き付けによってフラップ5及
び端面6部分の樹脂が溶融しており、フラップ5の折り
畳みによってフラップ5と端面とが接合する。これによ
り、フラップ5が端面6から起立したり、ふらつくこと
のない外観が向上したファイナルパッケージ7(図2
(c)参照)を形成することができる。
【0051】かかる折り畳み工程は、胴部1cの型締め
工程中に行うものであり、型締め工程と並行した折り畳
み処理が行われる。このため折り畳み工程に要する時間
を削減でき、短時間で製造できると共に生産効率が向上
する。
【0052】以上によって製造されたファイナルパッケ
ージ7は、型締め工程が終了した後、下型12が下降す
ることによって取り出される。そして、ファイナルパッ
ケージコンベアによって搬出され、箱詰めや検査などの
次工程に搬送される。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、胴部の両端面を予備プレスし、予備プレスに続
いて本プレスを行う2段階で両端面を押圧するため、内
容物がフラップ側に逃げることを防止できると共に、型
締め力が作用しても両端面が膨れることを防止でき、し
かも胴部が変形することがなくなる。このため、充分な
型締め力を作用させることができ、胴部を良好に成形す
ることができる。また、フラップを胴部の両端面に折り
畳む折り畳み工程を、胴部を成形する型締め工程中に行
うため、折り畳み工程に要する時間を削減でき、生産効
率が向上する。
【0054】請求項2の発明によれば、折り畳みのため
の折り線をフラップに形成する折り線付け工程を備える
ため、フラップを良好に折り畳みことができ、パッケー
ジの外観が向上する。また、折線付け工程は予備プレス
工程と本プレス工程との間に行われるため、折り線付け
工程のための時間を独立して確保する必要がなく、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パッケージの状態変化を示し、(a)は内容物
が充填されたセミパッケージの斜視図、(b)はフラッ
プに折り線が付けられたセミパッケージの斜視図、
(c)完成品としてのファイナルパッケージの斜視図で
ある。
【図2】パッケージ製造装置の全体斜視図である。
【図3】型押し機構の全体の斜視図である。
【図4】押圧加熱機構の斜視図である。
【図5】折り畳み機構の斜視図である。
【図6】製造手順を示すタイミングチャートである。
【図7】予備プレス工程、本プレス工程及び型締め工程
の状態を示す斜視図である。
【図8】折り線付け工程の状態を示す斜視図である。
【図9】折り畳み工程の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 2 セミパッケージ 1a 1b シール部 1c 胴部 3 パッケージ製造装置 5 フラップ 6 端面 7 ファイナルパッケージ 8 折り線 11 上型 12 下型 14 型締め機構 15 16 17 18 ブロック体 30 押圧加熱機構 32 第1の押圧体 33 第2の押圧体 34 ヒータ 35 36 吹き出し孔 50 折り線付け機構 53 54 折り線付け具 60 折り畳み機構 61 62 折り具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルス マグナス パルム 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内 (72)発明者 フェリックス デュンケ 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内 (72)発明者 久米田 幸久 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の両端面に両側部が一体的に突設さ
    れた成形途上のパッケージの前記両端面を押圧する予備
    プレス工程と、 この予備プレス工程に続いて予備プレスの押圧力よりも
    大きな押圧力で前記両端面を押圧しフラップを形成する
    本プレス工程と、 この本プレス工程と同期して型締めすることにより前記
    胴部を所定の外形に形成する型締め工程と、 この型締め工程中における前記本プレス工程終了後に開
    始され、前記フラップを胴部の両端面に折り畳んで接合
    する折り畳み工程と、を備えていることを特徴とするパ
    ッケージ製造方法。
  2. 【請求項2】 胴部の両端面に両側部が一体的に突設さ
    れた成形途上のパッケージの前記両端面を押圧する予備
    プレス工程と、 この予備プレス工程に続いて予備プレスの押圧力よりも
    大きな押圧力で前記両端面を押圧しフラップを形成する
    本プレス工程と、 この本プレス工程と同期して型締めすることにより前記
    胴部を所定の外形に形成する型締め工程と、 前記予備プレス工程から本プレス工程の間に行われ、前
    記フラップに折り畳みのための折り線を形成する折り線
    付け工程と、 前記型締め工程中における前記本プレス工程及び折り線
    付け工程終了後に開始され、前記フラップを胴部の両端
    面に折り畳んで接合する折り畳み工程と、を備えている
    ことを特徴とするパッケージ製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003024689A1 (fr) * 2001-09-12 2003-03-27 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Procede de moulage de piece en plastique sur un contenant en materiau tisse flexible, dispositif correspondant, et contenant sur lequel est moulee une piece en plastique
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