JPH1190893A - 搬送機構 - Google Patents
搬送機構Info
- Publication number
- JPH1190893A JPH1190893A JP27398697A JP27398697A JPH1190893A JP H1190893 A JPH1190893 A JP H1190893A JP 27398697 A JP27398697 A JP 27398697A JP 27398697 A JP27398697 A JP 27398697A JP H1190893 A JPH1190893 A JP H1190893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving
- belt
- endless belt
- attached
- moving body
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Control Of Cutting Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速度の大きな搬送装置を提供する。
【解決手段】 搬送路201上で移動台303,305
を搬送させる搬送機構にである。搬送路201上には係
合部(突条と谷部)を設け、移動台303,305には
前記係合部と係合する係合部(突条と谷部)を形成した
エンドレスベルト317を備え、エンドレスベルト31
7を回転駆動して、移動台303,305を移動させ
る。移動台303,305間にはアームが取り付けら
れ、このアームに超音波振動するナイフが取り付けら
れ、切断装置として使用される。
を搬送させる搬送機構にである。搬送路201上には係
合部(突条と谷部)を設け、移動台303,305には
前記係合部と係合する係合部(突条と谷部)を形成した
エンドレスベルト317を備え、エンドレスベルト31
7を回転駆動して、移動台303,305を移動させ
る。移動台303,305間にはアームが取り付けら
れ、このアームに超音波振動するナイフが取り付けら
れ、切断装置として使用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送機構に関し、
特に加工装置において大きな加速度を必要とする移動工
具を搬送するのに好適な搬送機構に関する。
特に加工装置において大きな加速度を必要とする移動工
具を搬送するのに好適な搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の搬送機構、例えば加工装置の搬送
機構としては、ラックおよびピニオンを使用し、搬送路
にラックを設置し、移動体にピニオンを備え、ピニオン
を回転させることにより、移動体を移動させている。例
えば、XYプロッタ方式の切断装置では、超音波振動ナ
イフ等の切削工具をXY平面上で数値制御してワークを
切断加工する。
機構としては、ラックおよびピニオンを使用し、搬送路
にラックを設置し、移動体にピニオンを備え、ピニオン
を回転させることにより、移動体を移動させている。例
えば、XYプロッタ方式の切断装置では、超音波振動ナ
イフ等の切削工具をXY平面上で数値制御してワークを
切断加工する。
【0003】本出願人は、長年にわたり、塩ビ系床材や
リノリウム系床材等を、超音波振動ナイフを用いて切断
加工する技術の開発に取り組んできた。これら床材を超
音波振動ナイフで切断する際、長尺シートを所定の大き
さの床材に定寸加工(裁断)する場合には多くの動作方
向の異なる切断動作が必要となる。特に、デザインタイ
ルといわれるような、細かな小片を組み合わせて成る床
材の場合、細かな小片を切断するためにより多くの切断
動作が必要となってくる。その結果、その切断動作に対
応するだけの加工時間も必要となってくる。
リノリウム系床材等を、超音波振動ナイフを用いて切断
加工する技術の開発に取り組んできた。これら床材を超
音波振動ナイフで切断する際、長尺シートを所定の大き
さの床材に定寸加工(裁断)する場合には多くの動作方
向の異なる切断動作が必要となる。特に、デザインタイ
ルといわれるような、細かな小片を組み合わせて成る床
材の場合、細かな小片を切断するためにより多くの切断
動作が必要となってくる。その結果、その切断動作に対
応するだけの加工時間も必要となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、従来よ
り、加工時間を短縮するため、様々な改良、開発を行っ
てきたが、このたびは、多くの加工動作をすばやく行う
ためには、移動工具を迅速に加減速ができるようにす
る、すなわち移動工具自体の加速度を大きくする必要が
あることに着目した。特に厚みのある床材や切削抵抗の
高い床材の場合にはその必要性はより大きくなる。
り、加工時間を短縮するため、様々な改良、開発を行っ
てきたが、このたびは、多くの加工動作をすばやく行う
ためには、移動工具を迅速に加減速ができるようにす
る、すなわち移動工具自体の加速度を大きくする必要が
あることに着目した。特に厚みのある床材や切削抵抗の
高い床材の場合にはその必要性はより大きくなる。
【0005】移動体の加速度を大きくするためには、従
来のラックピニオン方式の場合は、ピニオンの径を小さ
くしてその慣性力を小さくしてやればよいが、そうする
とピニオンの歯も小さくせざるを得なくなり、大きな力
を伝えることができず、結局、加速度を大きくことはで
きない。
来のラックピニオン方式の場合は、ピニオンの径を小さ
くしてその慣性力を小さくしてやればよいが、そうする
とピニオンの歯も小さくせざるを得なくなり、大きな力
を伝えることができず、結局、加速度を大きくことはで
きない。
【0006】本発明は以上の点にかんがみて成されたも
ので、搬送装置において、移動体の加速度を高めること
を課題とするものである。
ので、搬送装置において、移動体の加速度を高めること
を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、搬送路上を移動体を搬送させる
搬送機構において、前記搬送路上に係合部を設け、前記
移動体は前記係合部と係合する係合部を備えたエンドレ
スベルトを設け、前記エンドレスベルトを回転駆動し
て、前記移動体を前記搬送路上を移動させるように構成
した。
め、本発明においては、搬送路上を移動体を搬送させる
搬送機構において、前記搬送路上に係合部を設け、前記
移動体は前記係合部と係合する係合部を備えたエンドレ
スベルトを設け、前記エンドレスベルトを回転駆動し
て、前記移動体を前記搬送路上を移動させるように構成
した。
【0008】以上のようにすれば、搬送路とエンドレス
ベルトによって接触することにより接触面積を大きくす
ることができ、駆動系の慣性力を小さくしても大きな駆
動力を伝えることができるので、移動体の加速度を大き
くすることができる。
ベルトによって接触することにより接触面積を大きくす
ることができ、駆動系の慣性力を小さくしても大きな駆
動力を伝えることができるので、移動体の加速度を大き
くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。ここでは、本発明の搬送機構を利用した超
音波ナイフによる切断装置を例にとって説明する。図
1,2は切断装置の斜視図、図3,4,5は搬送機構の
要部を示す図である。
て説明する。ここでは、本発明の搬送機構を利用した超
音波ナイフによる切断装置を例にとって説明する。図
1,2は切断装置の斜視図、図3,4,5は搬送機構の
要部を示す図である。
【0010】図1,2に示すように、切断装置は、塩ビ
床材、リノリウム床材等のワークWを截置する台100
と、台100上に設けられた搬送路200と、搬送路2
00上を図のY方向に移動する移動体300と、移動体
300上をX方向に移動する超音波ナイフ部400とを
備えている。
床材、リノリウム床材等のワークWを截置する台100
と、台100上に設けられた搬送路200と、搬送路2
00上を図のY方向に移動する移動体300と、移動体
300上をX方向に移動する超音波ナイフ部400とを
備えている。
【0011】台100は4本の脚101に支持され、各
脚101には車輪103が取り付けられている。台10
0には複数の吸着孔(図示せず)が形成され、各吸着孔
はバキューム装置に接続され、これにより台100上に
截置されたワークWは吸着固定される。
脚101には車輪103が取り付けられている。台10
0には複数の吸着孔(図示せず)が形成され、各吸着孔
はバキューム装置に接続され、これにより台100上に
截置されたワークWは吸着固定される。
【0012】移動体300は、台100をX方向に横切
るアーム301と、アーム301の両端でアーム301
を支持する移動台303,305とから構成されてい
る。移動台303,305は所定のガイドに沿ってY方
向に移動自在に台100上に取り付けられている。
るアーム301と、アーム301の両端でアーム301
を支持する移動台303,305とから構成されてい
る。移動台303,305は所定のガイドに沿ってY方
向に移動自在に台100上に取り付けられている。
【0013】図3,4は移動体300の駆動部を示す拡
大図であり、移動台303と305との間には駆動シャ
フト307が回転可能に取り付けられている。駆動シャ
フト307の両端にはプーリー308,311がそれぞ
れ取り付けられ、一方のプーリー309(移動台303
側)にはモーター313との間にベルト314が掛けら
れている。駆動シャフト307上のプーリー309の隣
にはプーリー315が取り付けられ、プーリー315に
は硬質ゴム製のエンドレスベルト317が掛けられてい
る。
大図であり、移動台303と305との間には駆動シャ
フト307が回転可能に取り付けられている。駆動シャ
フト307の両端にはプーリー308,311がそれぞ
れ取り付けられ、一方のプーリー309(移動台303
側)にはモーター313との間にベルト314が掛けら
れている。駆動シャフト307上のプーリー309の隣
にはプーリー315が取り付けられ、プーリー315に
は硬質ゴム製のエンドレスベルト317が掛けられてい
る。
【0014】エンドレスベルト317は、図4に示すよ
うに、移動台303に取り付けられたプーリー319,
321,323,325およびプーリー321と323
との間に配置された複数のローラー327に掛けられて
いる。ローラー327は台100と平行に配置され、エ
ンドレスベルト317のローラー327に掛けられた部
分が搬送路200と係合する。すなわち、エンドレスベ
ルト317には直線状に張られた部分(ローラー327
の部分)があって、その直線状の部分が搬送路200
(具体的には後述するベルト201)と係合する。プー
リー319は、Y方向(図4の左右方向)に移動可能な
ホルダー320に取り付けられ、ホルダー320の位置
を調整することによってエンドレスベルト317のテン
ションを調整することができる。
うに、移動台303に取り付けられたプーリー319,
321,323,325およびプーリー321と323
との間に配置された複数のローラー327に掛けられて
いる。ローラー327は台100と平行に配置され、エ
ンドレスベルト317のローラー327に掛けられた部
分が搬送路200と係合する。すなわち、エンドレスベ
ルト317には直線状に張られた部分(ローラー327
の部分)があって、その直線状の部分が搬送路200
(具体的には後述するベルト201)と係合する。プー
リー319は、Y方向(図4の左右方向)に移動可能な
ホルダー320に取り付けられ、ホルダー320の位置
を調整することによってエンドレスベルト317のテン
ションを調整することができる。
【0015】移動台305にも以上と同様の機構が設け
られ、モーター313の回転力は、駆動シャフト307
を介して移動台305側へ伝達される。
られ、モーター313の回転力は、駆動シャフト307
を介して移動台305側へ伝達される。
【0016】図5は搬送路200の拡大図を示し、搬送
路200は硬質ゴム製のベルト201を台100上に固
定して構成される。ベルト201は両端を押え板203
で押えられ、その途中は、複数のクランプ板205で押
えられている。クランプ板205はベルト201を挟ん
で台100にネジ止めされ、所定の間隔で、ベルト20
1を両側(図5の上下両側)から押えて固定する。
路200は硬質ゴム製のベルト201を台100上に固
定して構成される。ベルト201は両端を押え板203
で押えられ、その途中は、複数のクランプ板205で押
えられている。クランプ板205はベルト201を挟ん
で台100にネジ止めされ、所定の間隔で、ベルト20
1を両側(図5の上下両側)から押えて固定する。
【0017】ベルト201には、図4に示すように、そ
の表面にベルト201の幅方向に伸びる突条201aお
よび谷部201bが形成されることにより、表面に係合
部が形成されている。エンドレスベルト317の表面に
も、ベルト201の係合部と係合する係合部(突条およ
び谷部)が形成されている。
の表面にベルト201の幅方向に伸びる突条201aお
よび谷部201bが形成されることにより、表面に係合
部が形成されている。エンドレスベルト317の表面に
も、ベルト201の係合部と係合する係合部(突条およ
び谷部)が形成されている。
【0018】図6は超音波ナイフ部400の拡大図であ
って、超音波ナイフ部400は、アーム301上をX方
向に移動する移動台401と、移動台401に取り付け
られた超音波振動子403と、移動台401をX方向に
移動させるためのモーター405とを備えている。超音
波振動子403はホーン407を備え、ホーン407の
先端には刃409が取り付けられている。刃409に
は、28kHz〜38kHz程度の超音波振動が与えら
れる。超音波振動子403はホルダー411によって移
動台401に取り付けられる。移動台401にはモータ
ー413が取り付けられ、モーター413の回転軸には
ギア415が取り付けられ、ギア415は超音波振動子
403の周囲に取り付けられたギア417に噛み合い、
モーター413を回転させると、超音波振動子403は
回転して刃409の向き(θ方向)を変えることができ
る。
って、超音波ナイフ部400は、アーム301上をX方
向に移動する移動台401と、移動台401に取り付け
られた超音波振動子403と、移動台401をX方向に
移動させるためのモーター405とを備えている。超音
波振動子403はホーン407を備え、ホーン407の
先端には刃409が取り付けられている。刃409に
は、28kHz〜38kHz程度の超音波振動が与えら
れる。超音波振動子403はホルダー411によって移
動台401に取り付けられる。移動台401にはモータ
ー413が取り付けられ、モーター413の回転軸には
ギア415が取り付けられ、ギア415は超音波振動子
403の周囲に取り付けられたギア417に噛み合い、
モーター413を回転させると、超音波振動子403は
回転して刃409の向き(θ方向)を変えることができ
る。
【0019】超音波振動子の回転位置(刃409の向
き)は、超音波振動子403の周縁に取り付けられたセ
ンサ419aおよびホルダー411に取り付けられたセ
ンサ419bによって検出される。ホルダー411は、
ロッド419に沿って上下動(Z方向)可能である。ホ
ルダー411はバネ423によって常時上方に引っ張ら
れている。ホルダー411はシリンダ421のONによ
って下降し、シリンダ421をOFFにするとバネ42
3の引張力によって上昇する。
き)は、超音波振動子403の周縁に取り付けられたセ
ンサ419aおよびホルダー411に取り付けられたセ
ンサ419bによって検出される。ホルダー411は、
ロッド419に沿って上下動(Z方向)可能である。ホ
ルダー411はバネ423によって常時上方に引っ張ら
れている。ホルダー411はシリンダ421のONによ
って下降し、シリンダ421をOFFにするとバネ42
3の引張力によって上昇する。
【0020】ホルダー411はハンドル425を回転す
ることによってマニュアルで上下動させることができ
る。ハンドル425でギア424を回転させるとギア4
24に噛合するギア426が回転し、ギア426の回転
軸の回転によってホルダー411が上下動する機構(図
示せず)になっている。これは、初期設定において、ハ
ンドル425を回転してホルダー411の原点(例えば
刃409がワークWと接する点)を設定する場合に使用
する。
ることによってマニュアルで上下動させることができ
る。ハンドル425でギア424を回転させるとギア4
24に噛合するギア426が回転し、ギア426の回転
軸の回転によってホルダー411が上下動する機構(図
示せず)になっている。これは、初期設定において、ハ
ンドル425を回転してホルダー411の原点(例えば
刃409がワークWと接する点)を設定する場合に使用
する。
【0021】超音波振動子403の円周のギア417の
下面には、図7に示すワーク押え427が取り付けられ
る(つまりワーク押え427は超音波振動子403と共
に回転する)。ワーク押え427は、上板429と、下
板431と、その両者を連結する連結棒433とによっ
て構成されている。下板431の下面には、2つのワー
ク押えローラー435が取り付けられ、ローラー435
は、超音波ナイフの刃409の両側に位置し、切断中に
ワークWを押える。ワークWを押えローラー435でし
っかり押えて切断することにより、より精確な切断が行
われる。
下面には、図7に示すワーク押え427が取り付けられ
る(つまりワーク押え427は超音波振動子403と共
に回転する)。ワーク押え427は、上板429と、下
板431と、その両者を連結する連結棒433とによっ
て構成されている。下板431の下面には、2つのワー
ク押えローラー435が取り付けられ、ローラー435
は、超音波ナイフの刃409の両側に位置し、切断中に
ワークWを押える。ワークWを押えローラー435でし
っかり押えて切断することにより、より精確な切断が行
われる。
【0022】図6において、移動台401のアーム30
1を挟んだ反対側には、モーター405が取り付けられ
ている。モーター405は、移動台401をアーム30
1に沿って移動させるもので、その駆動機構は、図3,
4に示す機構と同様である。すなわち、図8に示すよう
に、モーター405は、エンドレスベルト437を回転
駆動するが、エンドレスベルト437は、移動台401
に取り付けられたプーリー439,441,443,4
45およびプーリー441と443との間に配置された
複数のローラー447に掛けられている。ローラー44
7はアーム301と平行に配置され、アーム301には
図5に示すベルト201と同様のベルト449(図1)
が取り付けられ、エンドレスベルト437のローラー4
47に掛けられた部分がベルト449と係合する。
1を挟んだ反対側には、モーター405が取り付けられ
ている。モーター405は、移動台401をアーム30
1に沿って移動させるもので、その駆動機構は、図3,
4に示す機構と同様である。すなわち、図8に示すよう
に、モーター405は、エンドレスベルト437を回転
駆動するが、エンドレスベルト437は、移動台401
に取り付けられたプーリー439,441,443,4
45およびプーリー441と443との間に配置された
複数のローラー447に掛けられている。ローラー44
7はアーム301と平行に配置され、アーム301には
図5に示すベルト201と同様のベルト449(図1)
が取り付けられ、エンドレスベルト437のローラー4
47に掛けられた部分がベルト449と係合する。
【0023】次に上記切断装置の動作について説明す
る。まず、ワークWを台100上に置いてバキュームで
吸着固定する。その後モーター313,405を駆動し
て超音波ナイフ部400を始点位置まで移動させ、モー
ター413を駆動してナイフ刃409の向き(θ方向)
を合わせ、次いでシリンダ421を駆動してナイフ40
9を下降させてワークWへ切り込む。その後はモーター
313,405,413およびシリンダ421を制御し
てナイフ409によってワークWを予め決められた所定
の形状に切断する。モーターやシリンダの駆動制御は、
例えばコンピュータ数値制御によって行われる。
る。まず、ワークWを台100上に置いてバキュームで
吸着固定する。その後モーター313,405を駆動し
て超音波ナイフ部400を始点位置まで移動させ、モー
ター413を駆動してナイフ刃409の向き(θ方向)
を合わせ、次いでシリンダ421を駆動してナイフ40
9を下降させてワークWへ切り込む。その後はモーター
313,405,413およびシリンダ421を制御し
てナイフ409によってワークWを予め決められた所定
の形状に切断する。モーターやシリンダの駆動制御は、
例えばコンピュータ数値制御によって行われる。
【0024】モーター313を駆動すると駆動シャフト
307によって移動台303,305の両方に動力が伝
えられ、両方のエンドレスベルト317が回転するが、
エンドレスベルト317と係合するベルト201は台1
00側に固定されているので、移動台303,305の
ほうが台100上を移動する。上述したようにエンドレ
スベルト317の直線状部分がベルト201と係合し、
エンドレスベルト317とベルト201の接触部分が大
きいので、駆動系の慣性力を小さくしても、モーター3
13の駆動力を十分に伝達することができ、加速度を大
きくすることができる。同様に、超音波ナイフ部400
のX方向の移動も加速度を大きくすることができる。
307によって移動台303,305の両方に動力が伝
えられ、両方のエンドレスベルト317が回転するが、
エンドレスベルト317と係合するベルト201は台1
00側に固定されているので、移動台303,305の
ほうが台100上を移動する。上述したようにエンドレ
スベルト317の直線状部分がベルト201と係合し、
エンドレスベルト317とベルト201の接触部分が大
きいので、駆動系の慣性力を小さくしても、モーター3
13の駆動力を十分に伝達することができ、加速度を大
きくすることができる。同様に、超音波ナイフ部400
のX方向の移動も加速度を大きくすることができる。
【0025】したがって、上記切断装置を用いれば、床
材加工のように動作方向を切り替えるような切断動作が
多い場合であっても、移動工具の急な加減速ができるよ
うになり、全体の加工時間を大幅に短縮することができ
る。本発明者らの実験によれば、上記装置によれば、移
動台303,305,401に従来のラックピニオン方
式を採用した装置と比較すると、約5倍の加工速度(約
5分の1の加工時間)が得られた。
材加工のように動作方向を切り替えるような切断動作が
多い場合であっても、移動工具の急な加減速ができるよ
うになり、全体の加工時間を大幅に短縮することができ
る。本発明者らの実験によれば、上記装置によれば、移
動台303,305,401に従来のラックピニオン方
式を採用した装置と比較すると、約5倍の加工速度(約
5分の1の加工時間)が得られた。
【0026】上記例において搬送路200としてはベル
ト201をクランプ板205によって台100上に固定
してが、これに限らず、他の通常のラックを使用しても
よい。上記例のように、ベルト201をクランプ板20
5によって固定する方式によれば、搬送路が長くても簡
単に整列させることができるという利点がある。またベ
ルト201としてゴム製ものを使用すれば、移動の際の
騒音を無くする(または低く抑える)ことができる。
ト201をクランプ板205によって台100上に固定
してが、これに限らず、他の通常のラックを使用しても
よい。上記例のように、ベルト201をクランプ板20
5によって固定する方式によれば、搬送路が長くても簡
単に整列させることができるという利点がある。またベ
ルト201としてゴム製ものを使用すれば、移動の際の
騒音を無くする(または低く抑える)ことができる。
【0027】上記説明においては切断装置の搬送機構を
例にとったが、本発明は、それに限らず、他の加工装置
にも適用できるし、もちろん他の搬送機構一般に適用可
能である。
例にとったが、本発明は、それに限らず、他の加工装置
にも適用できるし、もちろん他の搬送機構一般に適用可
能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、移動体
の加速度を大幅に増大させることができる。例えば本発
明の搬送機構を加工装置に応用すれば加工速度を速くす
ることができる。
の加速度を大幅に増大させることができる。例えば本発
明の搬送機構を加工装置に応用すれば加工速度を速くす
ることができる。
【図1】本発明の一実施形態例の斜視図
【図2】本発明の一実施形態例の斜視図
【図3】移動体の駆動機構を示す斜視図
【図4】移動体の駆動機構を示す側面図
【図5】搬送路の詳細を示す平面図
【図6】超音波振動ナイフ部の詳細を示す拡大図
【図7】ナイフの押え板を説明する図
【図8】移動体の駆動部を示す斜視図
100 台 200 搬送路 300 移動体 400 超音波ナイフ部
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送路上で移動体を搬送させる搬送機構
において、前記搬送路上には係合部を設け、前記移動体
は前記係合部と係合する係合部を形成したエンドレスベ
ルトを備え、前記エンドレスベルトを回転駆動して、前
記移動体を移動させることを特徴とする搬送機構。 - 【請求項2】 請求項1記載の搬送機構を備え、前記移
動体に加工工具を取り付けた加工装置。 - 【請求項3】 前記加工工具が超音波振動ナイフである
請求項2に記載の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27398697A JPH1190893A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27398697A JPH1190893A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190893A true JPH1190893A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17535353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27398697A Pending JPH1190893A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106329A (ja) * | 2010-04-27 | 2012-06-07 | Adwelds:Kk | 振動切断装置 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP27398697A patent/JPH1190893A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106329A (ja) * | 2010-04-27 | 2012-06-07 | Adwelds:Kk | 振動切断装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040623 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070918 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |