JPH1190846A - 電動ドライバの帯電防止機構 - Google Patents

電動ドライバの帯電防止機構

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Publication number
JPH1190846A
JPH1190846A JP26824497A JP26824497A JPH1190846A JP H1190846 A JPH1190846 A JP H1190846A JP 26824497 A JP26824497 A JP 26824497A JP 26824497 A JP26824497 A JP 26824497A JP H1190846 A JPH1190846 A JP H1190846A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
mixed
antistatic
section
body frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP26824497A
Other languages
English (en)
Inventor
Teru Izawa
輝 伊沢
Seiji Kato
誠二 加藤
Futoshi Okamoto
太志 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Electric Industry Co Ltd
Priority to JP26824497A priority Critical patent/JPH1190846A/ja
Publication of JPH1190846A publication Critical patent/JPH1190846A/ja
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止効果の高いものを提供する。 【解決手段】 電動ドライバの把持部を含む本体フレー
ム1及びスイッチレバー2を帯電防止材を含む樹脂で形
成するとともに、接続コード3を粉体状の帯電防止材を
混入した樹脂の上に適宜の樹脂を被覆して形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータの回転力
を利用してビットを回転してねじを締め付ける電動ドラ
イバに係り、特に使用中に発生する静電気を外部に逃が
して帯電を防止した電動ドライバの帯電防止機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ハードデイスク駆動装置(HD
D)等の電子精密機器においては、静電気による電子部
品の破壊を防止するために、この組立に使用する電動ド
ライバに対して、工具自身が静電気を帯びないようにす
ることが要求される。そこで、従来の電動ドライバのビ
ット及び露出金属部をアース接続することによって静電
気防止対策を講じてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の構造
では、アース接続部分以外(例えば本体フレームやスイ
ッチレバー等)の部分は合成樹脂等を使用して形成して
おり、この部分では使用時に静電気が発生してもアース
されていないから、帯電される虞れがある。
【0004】このような事情から、アース接続部分以外
の部分でも金属で形成して帯電防止効果をえることがで
きるようにすることも可能であるが、重量が嵩んで手持
ち工具として作業性が悪くなることも考えられる。
【0005】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、帯電防止効果の高い電動ドライバの帯電防止機構を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1に記
載の発明は、モータの回転力を利用してビットを回転し
てねじを締め付ける電動ドライバにおいて、電動ドライ
バの把持部を含む本体フレーム及びスイッチレバーを帯
電防止材を含む樹脂で形成するとともに、接続コードを
粉体状の帯電防止材を混入した樹脂の上に適宜の樹脂を
被覆して形成し、発生する静電気を前記接続コード内に
配線したアース線を介して外部へ逃がすように構成した
たものである。
【0007】また、この請求項2に記載の発明は、電動
ドライバの本体フレーム及びスイッチレバーを、カーボ
ン繊維を含有したポリカーボネイト樹脂で形成したもの
である。
【0008】また、この請求項3に記載の発明は、電動
ドライバの接続コードを、カーボン粉末を混入した樹脂
で形成したものの外周面に、塩化ビニールを被覆して形
成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添付図面を参照しながら説明する。図1はこの発
明に係る電動ドライバの帯電防止機構を示すものであ
り、この帯電防止機構は、電動ドライバの本体フレーム
及びスイッチレバーを、帯電防止材を含む樹脂で形成し
たものである。即ち、この実施例の電動ドライバの本体
フレーム(把持部を含む)1及びスイッチレバー2が、
カーボン繊維を帯電防止材として混練・混入したポリカ
ーボネイト樹脂材料を使用し、適宜の成形方法で形成さ
れている。
【0010】また、この発明の帯電防止機構では、粉体
状の帯電防止材を混入した樹脂で形成した内側コードの
上に適宜の樹脂を被覆して接続コード3を形成したもの
である。特にこの実施例では、図2に示すように、カー
ボン粉末を混練・混入した塩化ビニルで接続コードの内
層部31を形成したのち、この内層部31の外表面に
(カーボン粉末がこぼれぬように)塩化ビニルをコーテ
イングした被覆部32を設けた構成となっている。な
お、この実施例の接続コード3には、給電線41ととも
にアース線42が配線されており、このアース線42
は、一端部が導電性の金属で形成されたビット(図略)
若しくは露出金属部(把持部には設けず)5の一部に接
続されているとともに、他端部が適宜の部位にアース
(接地)されている。
【0011】従って、この実施例によれば、使用中に手
で握るなどして把持部を含む本体フレーム1やスイッチ
レバー2等に発生する静電気は、導電性を高めているか
らビットや露出金属部5に移動し、アース線42からア
ースされて地面に逃げることができるから、帯電して締
め付け中のねじ側に流れるといったトラブルを防止でき
る。さらに、移動にともない接続コード3に静電気が発
生しても、導電性の高い内層部31からアース線42に
逃げ、地面へアースすることができる。
【0012】また、この実施例によれば、軽量で強度の
高いカーボン繊維を電動ドライバの本体一部に使用して
いるから、またこれ以外の部分は大部分が金属で形成さ
れてるから、電動ドライバの本体の強度が高まり、譬え
誤って落下しても破損等が防止できる。また、軽量であ
るから、取扱いが容易で、操作性の向上にもつながる。
【0013】なお、この実施例では、使用する樹脂とし
て、本体フレーム1やスイッチレバー2側には炭素繊維
とともにポリカーボネイト樹脂を使用しているが、特に
この樹脂に限定されない。また、帯電防止材として、炭
素繊維に限定されるものでない。さらに、接続コードに
は、カーボン粉末を混練・混入させた塩化ビニルを使用
してあるが、使用する樹脂や帯電防止材についてもこれ
らに限定されることはない。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、モータの回転力を利用してビットを回転してねじを
締め付ける電動ドライバにおいて、電動ドライバの把持
部を含む本体フレーム及びスイッチレバーを帯電防止材
を含む樹脂で形成するとともに、接続コードを粉体状の
帯電防止材を混入した樹脂の上に適宜の樹脂を被覆して
形成したから、これら本体フレーム、スイッチレバー及
び配線コードに静電気が発生してもこの高導電性部分か
ら適宜の金属部分を介してアースすることで静電気を外
部に逃がすことができ、帯電防止効果の高いものが提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動ドライバの帯電防止機構を
示す説明図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 スイッチレバー 3 配線コード 42 アース線 5 露出金属部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転力を利用してビットを回転
    してねじを締め付ける電動ドライバにおいて、 電動ドライバの把持部を含む本体フレーム及びスイッチ
    レバーを帯電防止材を含む樹脂で形成するとともに、 接続コードを粉体状の帯電防止材を混入した樹脂の上に
    適宜の樹脂を被覆して形成し、 発生する静電気を前記接続コード内に配線したアース線
    を介して外部へ逃がすように構成したことを特徴とする
    電動ドライバの帯電防止機構。
  2. 【請求項2】 電動ドライバの本体フレーム及びスイッ
    チレバーを、カーボン繊維を含有したポリカーボネイト
    樹脂で形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動
    ドライバの帯電防止機構。
  3. 【請求項3】 電動ドライバの接続コードを、カーボン
    粉末を混入した樹脂で形成した内層部の外周面に塩化ビ
    ニールを被覆して形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の電動ドライバの帯電防止機構。
JP26824497A 1997-09-16 1997-09-16 電動ドライバの帯電防止機構 Pending JPH1190846A (ja)

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JP26824497A JPH1190846A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 電動ドライバの帯電防止機構

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JP26824497A JPH1190846A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 電動ドライバの帯電防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1190846A true JPH1190846A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17455907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26824497A Pending JPH1190846A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 電動ドライバの帯電防止機構

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JP (1) JPH1190846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105682859B (zh) * 2013-10-22 2017-09-29 日东工器株式会社 电动螺丝刀

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105682859B (zh) * 2013-10-22 2017-09-29 日东工器株式会社 电动螺丝刀

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