JPH1190811A - 球加工機 - Google Patents
球加工機Info
- Publication number
- JPH1190811A JPH1190811A JP25070597A JP25070597A JPH1190811A JP H1190811 A JPH1190811 A JP H1190811A JP 25070597 A JP25070597 A JP 25070597A JP 25070597 A JP25070597 A JP 25070597A JP H1190811 A JPH1190811 A JP H1190811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing plate
- workpiece
- upper polishing
- groove
- lower polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
大量生産することができる。 【解決手段】 上研磨板11を一定の高さで水平に保持
した状態で回転させ、下研磨板13の上面の円形V溝1
4に被加工物15を配し、シリンダ33内にコンプレッ
サ38から空気圧を送り、ピストン34を上昇させて下
研磨板13を上研磨板11側に押圧する、この押圧力を
制御器42により設定保持する。上下方向の振動、衝撃
を緩衝タンク37で吸収する。
Description
を嫌う真球形状を有する素子を作成する球加工機を提供
する。
を必要とする素子の製作には以下の方法が用いられてい
た。2つの回転するパイプに被加工物を挟み研磨液を供
給して加工する2パイプ法、砥石に切った溝の中を圧搾
空気などで被加工物を転がすボンド法、二つの研磨板の
2平面間で被加工物を転がす平面研磨法がある。また、
V溝中に入れた被加工物を上から平面の研磨板で加圧し
溝中を転がす、V溝研磨法がある。
球加工を行う場合、2パイプ法は数量の点で採用できな
い、また、ボンド法、平面研磨法は、真球度の点で問題
が有る。また従来のV加工機では、図2に示すように重
量の有る上研磨板11をカウンターバランス12で支え
重量を相殺し、下研磨板13上のV溝14に配した被加
工物15に接触させ、この重量が大きい上研磨板11と
カウンターバランス12とにより被加工物15への荷重
がゼロになるように平衡させ、上研磨板11上に図に示
していない重り、例えば数10〜100g程度のものを
配して、被加工物15に荷重を与え、この状態で下研磨
板13を回転させている。しかしこの球加工機が載置さ
れた基盤に対し、つまり加工機に対し、振動、衝撃など
による瞬間的に働く力が大きく、高脆性材料の被加工物
の加工には適さない。またこの方法では、カウンターバ
ランス機構の摩擦などにより、加工加重の再現性に乏し
い欠点もある。
の球加工を大量に行いうる球加工機が望まれていた。
V加工方法を逆転し、上に固定して回転する上研磨板を
置き、下よりV溝を有する下研磨板を押し上げる構成と
する。下から下研磨板を押し上げ加圧機構に流体圧を用
い、且つ加圧源から下研磨板への流体伝達パイプに十分
大きな緩衝タンクを連通して設置する。
相殺する機構をなくすことができる。また加工圧力の安
定性、再現性を向上しうると同時に緩衝タンクが、衝撃
力を吸収して定加重を保つために、高脆性材料の真球加
工をも可能にした。
図2と対応する部分に同一符号を付けてある。この発明
では上研磨板11を同一位置で水平面内で回転自在に保
持される。例えば基台21に支持柱22が立てられ、支
持柱22上にモータ23が取付けられ、モータ23の回
転軸24は下側に突出して鉛直に設けられ、回転軸24
の下端にチャック25により上研磨板11の軸26の上
端が連結される。必要に応じて支持柱22の途中に水平
に突出して支持片27が固定され、支持片27に軸受2
8が取付けられ、軸受28に回転軸24が挿通される。
つまり軸受28としてのボールベアリングの内輪に回転
軸24が挿通固定される。また図に示していないが、必
要に応じて回転軸24を上研磨板11に直接、連結する
ことなく、歯車又はプーリにより減速して回転軸24を
上研磨板11に回転を伝達する。
13が配され、下研磨板13の上面にはその軸心を中心
とする円上にV溝14が1乃至複数本形成されている。
このV溝14上に被加工物15が配される。下研磨板1
3は、流体圧を利用した押し上げ加圧機31により、上
研磨板11側に押圧される。例えば、軸心が鉛直方向と
されたシリンダ33が設けられ、シリンダ33内のピス
トン34が上側から外部に突出され、その突出端に下研
磨板13の軸35の下端が固定される。シリンダ33内
にパイプ36の一端が連通され、パイプ36の他端は緩
衝タンク37内に連通される。また緩衝タンク37内
に、コンプレッサ38の排出パイプ39が連通される。
よってコンプレッサ38は例えば空気を圧縮して、シリ
ンダ(圧力容器)33内に緩衝タンク37を介して空気
圧を与え、ピストン34が押し上げられ、下研磨板13
が上研磨板11側に押圧される。
1よりの検出圧力が制御器42に入力され、検出圧力
が、設定圧力より大になると、緩衝タンク37に設けた
リーク弁43が制御され、緩衝タンク37内の気圧、つ
まりピストン34の押し上げ力が低下される。一方シリ
ンダ33内の検出圧力が設定圧力より低下すると、制御
器42は、パイプ39に挿入された制御弁44の開度を
大として、シリンダ33内の空気圧を上げて、ピストン
34の押し上げ力を大とする。よって、設定圧力に応じ
た力で下研磨板13が上研磨板11に押圧される。
度になるように設定圧力が決定される。この押圧力は、
被加工物15の材質、下研磨板13上の被加工物15の
数、上研磨板11の回転速度などにより、適切な値とさ
れる。これは、例えば被加工物15へ両研磨板11,1
3に対する接触面積を想定し、必要な押圧力、つまり、
従来において、上研磨板11とバランスウエイト12と
で上研磨板11による被加工物15に対する荷重をゼロ
とした状態で、上研磨板11上に乗せる重りによる被加
工物15に与える荷重と同一の荷重が下研磨板13の押
上げ力により被加工物15に与えられるように計算し、
これにもとづき、実際に被加工物15を加工し、その時
の研磨量を測定し、これが適切な値になるように、設定
圧力を調節して、好ましい設定圧力を決定する。
生産加工に移るが、被加工物15を、下研磨板13のV
溝14上に配置するのは、シリンダ33内の圧力を下げ
て、下研磨板13を下げ、被加工物15を両研磨板1
1,13間に容易に出し入れできる状態にして、被加工
物15を下研磨板13上に載せる。その後、シリンダ3
3内の圧力を設定圧力として、上研磨板11を回転し
て、加工を開始する。
けても、下研磨板13が被加工物15へ実質的な影響を
与えない程度に、つまり前記振動、衝撃を吸収できる程
度に緩衝タンク37の容積を十分大きくしておく。つま
り、衝撃による圧力変動にもとづく、シリンダ33と緩
衝タンク37と両内容積の和Vの変動ΔVがVに対して
例えば1000分の1にすれば、前記圧力変動も、変動
前の圧力に対し1000分の1になり、無視できる。
流体圧により下研磨板13を上研磨板11側に押圧し、
その押圧力が設定値に保持されるようにしており、バラ
ンスウエイト12を用いないため、カウンタバランス機
構の摩擦などによる、加工加重の再現性が乏しいような
ことがなく、常に所望の加圧力で加工することができ
る。
加工中に特に上下方向の衝撃、振動を受けても、緩衝タ
ンク37により、その衝撃、振動が吸収され、被加工物
15が高脆性材料のものであっても、破損するおそれが
ない。従って、傷や歪みがなく、破損のおそれがなく、
高真球度の球加工を大量に行うことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 高さ位置を固定し、回転可能に水平に
保持された上研磨板と、 その上研磨板を回転させる手段と、 上記、上研磨板の下に設けられ、上面に円形のV溝が設
けられ、そのV溝に被加工物が配される下研磨板と、 上記V溝に配された上記被加工物が上記上研磨板に接触
するように上記下研磨板を上記上研磨板に押圧する流体
圧加圧機構と、 を具備する球加工機。 - 【請求項2】 上記流体圧加圧機の流体圧発生部と、 上記その流体圧を上記下研磨板の底面に伝達するパイプ
との間に緩衝タンクが連結されていることを特徴とする
請求項1記載の球加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25070597A JPH1190811A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 球加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25070597A JPH1190811A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 球加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190811A true JPH1190811A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17211828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25070597A Pending JPH1190811A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 球加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190811A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110048257A1 (en) * | 2009-07-02 | 2011-03-03 | Museum Of Science | System and method for self-administering automated hand-markings |
CN102275126A (zh) * | 2011-09-02 | 2011-12-14 | 新乡日升数控轴承装备股份有限公司 | 一种立式钢球研球机的上盘加压装置 |
CN104608047A (zh) * | 2014-12-01 | 2015-05-13 | 上海新跃仪表厂 | 高精度球形零件的批量生产装置及方法 |
CN108926084A (zh) * | 2018-09-27 | 2018-12-04 | 杭州航民百泰首饰有限公司 | 一种黄金珠子表面加工制造设备 |
JP2019069501A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | 株式会社ジェイテクト | 球体研磨装置及び球体研磨方法 |
CN110125732A (zh) * | 2019-05-10 | 2019-08-16 | 大连理工大学 | 一种多晶金刚石小球研磨加工方法 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25070597A patent/JPH1190811A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8590447B2 (en) * | 2009-07-02 | 2013-11-26 | Museum Of Science | System and method for self-administering automated hand-markings |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040304 |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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