JPH1190443A - 電解槽 - Google Patents

電解槽

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Publication number
JPH1190443A
JPH1190443A JP9260540A JP26054097A JPH1190443A JP H1190443 A JPH1190443 A JP H1190443A JP 9260540 A JP9260540 A JP 9260540A JP 26054097 A JP26054097 A JP 26054097A JP H1190443 A JPH1190443 A JP H1190443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plates
water
electrode
electrolysis
electrode plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9260540A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Kamiya
喜則 紙谷
Tokuo Tanaka
徳男 田中
Masahiro Fujita
昌浩 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極板の対向面に電解有効電極面積を確保し
て、電解効率を十分に高めることが可能な電解槽を提供
すること。 【解決手段】 槽本体11内に形成された電解室Ra
1,Rb1に一対の電極板13,14が立設して対向配
置され、また各電極板13,14の対向面に電解時に生
じるガスを各電極板13,14の背面に導くガス抜き孔
M1が各電極板13,14に設けられてなり、電解室R
a1,Rb1に対応して設けた給水口11a,11bと
排水口11c,11dを通して被電解水が順次供給され
て排出されるようにした通水式の電解槽10において、
両電極板13,14間を流れる水量が各電極板13,1
4の背面側を流れる水量より多くなるように給水口11
a,11bと排水口11c,11dの配設位置を設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解水生成装置に
採用される通水式の電解槽に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電解槽の一つとして、槽本体内
に形成された電解室に一対の電極板が立設して対向配置
され、また前記各電極板の対向面に電解時に生じるガス
を前記各電極板の背面に導くガス抜き孔が前記各電極板
に設けられてなり、前記電解室に対応して設けた給水口
と排水口を通して被電解水が順次供給されて排出される
ようにしたものがあり、例えば特開昭53−81498
号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の電解槽
においては、各電極板の背面と槽本体間にそれぞれ形成
される室の下部に給水口が配設されるとともに上部に排
水口が配設されていて、各給水口を通して供給される被
電解水は主として各電極板の背面に形成される室を通し
て各排水口に流れるため、被電解水は両電極板間に殆ど
流れない。したがって、ガス抜き孔を通してガスを抜い
て電解に有効な電極面積を確保しても、被電解水が両電
極板間を殆ど流れないため、電解槽での電解効率を十分
に高めることはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、槽本体内に形成され
た電解室に一対の電極板が立設して対向配置され、また
前記各電極板の対向面に電解時に生じるガスを前記各電
極板の背面に導くガス抜き孔が前記各電極板に設けられ
てなり、前記電解室に対応して設けた給水口と排水口を
通して被電解水が順次供給されて排出されるようにした
通水式の電解槽において、前記両電極板間を流れる水量
が前記各電極板の背面側を流れる水量より多くなるよう
に前記給水口と排水口の配設位置を設定したことに特徴
がある。この場合において、前記ガス抜き孔として、同
ガス抜き孔の上部に前記各電極板の対向面から背面に向
けて上方傾斜する誘導部を有するガス抜き孔を採用する
のが望ましい。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による電解槽においては、
各電極板の対向面に電解時に生じるガスを各電極板に設
けたガス抜き孔を通して各電極板の背面に導くことがで
きるため、各電極板の対向面からガスを排出できて、各
電極板の対向面に電解に有効な電極面積を確保すること
ができるとともに、両電極板間を流れる水量が前記各電
極板の背面側を流れる水量より多くなるように給水口と
排水口の配設位置を設定したため、両電極板間に被電解
水を十分に流すことができる。したがって、両電極板間
を流れる十分な被電解水を両電極板間にて電解に有効な
電極面積で十分に電解できて、電解槽での電解効率を十
分に高めることができる。
【0006】また、本発明の実施に際して、前記ガス抜
き孔として、同ガス抜き孔の上部に各電極板の対向面か
ら背面に向けて上方傾斜する誘導部を有するガス抜き孔
を採用した場合には、各電極板の対向面に電解時に生じ
るガスを同ガスに作用する浮力と被電解水の流動力によ
って各電極板の背面に効率よく導くことができて、各電
極板の対向面に電解に有効な電極面積を十分に確保する
ことができ、電解槽での電解効率を更に十分に高めるこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は有隔膜の電解槽10に本
発明を実施した実施形態を示していて、この電解槽10
は、槽本体11内を隔膜12によって第1電極室Raと
第2電極室Rbに区画されており、第1電極室Raには
第1電極板13が立設配置され、また、第2電極室Rb
には第1電極板13に対向して第2電極板が立設配置さ
れている。これによって、第1電極板13の第2電極板
14との対向面と隔膜12間には第1電解反応室Ra1
が形成され、第2電極板14の第1電極板13との対向
面と隔膜12間には第2電解反応室Rb1が形成される
とともに、第1電極板13の背面には第1ガス抜き室R
a2が形成され、第2電極板14の背面には第2ガス抜
き室Rb2が形成されるようになっている。
【0008】また、槽本体11には、その下部及び上部
に各電解反応室Ra1,Rb1に対応して給水口11
a,11b及び排出口11c,11dがそれぞれ設けら
れており、各給水口11a,11bには供給管21,2
2がそれぞれ接続され、各排出口11c,11dには排
出管23,24がそれぞれ接続されている。これによっ
て各供給管21,22を通して被電解水が槽本体11に
順次供給されて、各排出管23,24を通して電解水が
排出されるとともに、各電解反応室Ra1,Rb1を流
れる水量が各ガス抜き室Ra2,Rb2を流れる水量よ
り多くなるように設定される。
【0009】ところで、各電極板13,14には、電解
時に各電極板13,14の対向面に生じるガスを各ガス
抜き室Ra2,Rb2に導く多数のガス抜き孔M1が設
けられている。各ガス抜き孔M1は、各電解反応室Ra
1,Rb1から各ガス抜き室Ra2,Rb2に向けて上
方に傾斜して貫通する細孔であって、その上部には各電
極板13,14の対向面から背面に向けて上方傾斜する
誘導部M1aを有している。なお、各電解反応室Ra
1,Rb1から各ガス抜き孔M1を通って各ガス抜き室
Ra2,Rb2に導かれたガスは、各ガス抜き室Ra
2,Rb2を上方に導かれ、各排出管23,24に向け
て流れる電解水とともに排出される。
【0010】上記のように構成した本実施形態において
は、ガス抜き孔として、ガス抜き孔の上部に各電極板1
3,14の対向面から背面に向けて上方傾斜する誘導部
M1aを有するガス抜き孔M1を設けたため、各電極板
13,14の対向面に電解時に生じるガスを同ガスに作
用する浮力と被電解水の流動力によって各電極板13,
14の背面(各ガス抜き室Ra2,Rb2)に効率よく
導くことができて、各電極板13,14の対向面に電解
に有効な電極面積を十分に確保することができるととも
に、両電極板13,14間を流れる水量(各電解反応室
Ra1,Rb1を流れる被電解水の水量)が各電極板1
3,14の背面を流れる水量(各ガス抜き室Ra2,R
b2を流れる被電解水の水量)より多くなるように給水
口11a,11bと排水口11c,11dの配設位置を
設定したため、両電極板13,14間に被電解水を十分
に流すことができる。したがって、両電極板13,14
間を流れる十分な被電解水を両電極板13,14間に確
保された十分な電解有効電極面積で十分に電解できて、
電解槽10での電解効率を十分に高めることができる。
【0011】図2は無隔膜の電解槽110に本発明を実
施した実施形態を示していて、この電解槽110は、槽
本体111内に第1電極板113及び第2電極板114
が立設して対向配置されており、これによって、第1電
極板113と第2電極板114との対向面間に電解反応
室R1が形成されるとともに、第1電極板113の背面
及び第2電極板114の背面にはそれぞれ第1ガス抜き
室R2,第2ガス抜き室R2が形成されるようになって
いる。
【0012】また、槽本体111には、その下部及び上
部に電解反応室R1に対応して給水口111a及び排出
口111cがそれぞれ設けられており、給水口111a
には供給管121が接続され、排出口111cには排出
管123が接続されている。これによって供給管121
を通して被電解水が槽本体111に順次供給されて、排
出管123を通して電解水が排出されるとともに、電解
反応室R1を流れる水量が各ガス抜き室R2,R2を流
れる水量より多くなるように設定される。
【0013】ところで、各電極板113,114には、
電解時に各電極板113,114の対向面に生じるガス
を各ガス抜き室R2,R2に導く多数のガス抜き孔M2
が設けられている。各ガス抜き孔M2は、電解反応室R
1から各ガス抜き室R2,R2に向けてプレスにて打ち
抜かれた細孔であって、その上部には各電極板113,
114の対向面から背面に向けて上方傾斜する誘導部M
2aを有している。なお、電解反応室R1から各ガス抜
き孔M2を通って各ガス抜き室R2,R2に導かれたガ
スは、各ガス抜き室R2,R2を上方に導かれ、排出管
123に向けて流れる電解水とともに排出される。
【0014】上記のように構成した本実施形態において
は、ガス抜き孔として、ガス抜き孔の上部に各電極板1
13,114の対向面から背面に向けて上方傾斜する誘
導部M2aを有するガス抜き孔M2を設けたため、各電
極板113,114の対向面に電解時に生じるガスを同
ガスに作用する浮力と被電解水の流動力によって各電極
板113,114の背面(各ガス抜き室R2,R2)に
効率よく導くことができて、各電極板113,114の
対向面に電解に有効な電極面積を十分に確保することが
できるとともに、両電極板113,114間を流れる水
量(電解反応室R1を流れる被電解水の水量)が各電極
板113,114の背面を流れる水量(各ガス抜き室R
2,R2を流れる被電解水の水量)より多くなるように
給水口111aと排水口111cの配設位置を設定した
ため、両電極板113,114間に被電解水を十分に流
すことができる。したがって、両電極板113,114
間を流れる十分な被電解水を両電極板113,114間
に確保された十分な電解有効電極面積で十分に電解でき
て、電解槽110での電解効率を十分に高めることがで
きる。
【0015】上記した各実施形態においては、ガス抜き
孔M1(M2)の上部に、各電極板13,14(11
3,114)の対向面から背面に向けて上方傾斜する誘
導部M1a(M2a)を設けて、各電極板13,14
(113,114)の対向面に生じるガスに作用する浮
力と被電解水の流動力によって同ガスを各電極板13,
14(113,114)の背面に導くように実施した
が、ガス抜き孔M1(M2)の上部を、各電極板13,
14(113,114)の対向面から背面に向けて上方
傾斜させないで被電解水の流動力のみでガスを各電極板
13,14(113,114)の背面に導くように実施
してもよい。また、上記した各実施形態においては、各
電極板13,14(113,114)に各ガス抜き孔M
1(M2)を設けて、各電極板13,14(113,1
14)の対向面に生じるガスを各電極板13,14(1
13,114)の背面に導くように実施したが、電極板
をラスメタルにて形成して、電極板にガス抜き孔が設け
られるようにして、各電極板の対向面に生じるガスを各
電極板の背面に導くように実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を有隔膜の電解槽に実施した実施形態
を概略的に示す縦断正面図である。
【図2】 本発明を無隔膜の電解槽に実施した実施形態
を概略的に示す縦断正面図である。
【符号の説明】
10,110…電解槽、11,111…槽本体、11
a,11b,111a…給水口、11c,11d,11
1c…排出口、13,113…第1電極板,14,11
4…第2電極板(電極板)、Ra1…第1電解反応室,
Rb1…第2電解反応室,R1…電解反応室(電解
室)、M1,M2…ガス抜き孔、M1a,M2a…誘導
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽本体内に形成された電解室に一対の電
    極板が立設して対向配置され、また前記各電極板の対向
    面に電解時に生じるガスを前記各電極板の背面に導くガ
    ス抜き孔が前記各電極板に設けられてなり、前記電解室
    に対応して設けた給水口と排水口を通して被電解水が順
    次供給されて排出されるようにした通水式の電解槽にお
    いて、前記両電極板間を流れる水量が前記各電極板の背
    面側を流れる水量より多くなるように前記給水口と排水
    口の配設位置を設定したことを特徴とする電解槽。
  2. 【請求項2】 前記ガス抜き孔として、同ガス抜き孔の
    上部に前記各電極板の対向面から背面に向けて上方傾斜
    する誘導部を有するガス抜き孔を採用したことを特徴と
    する請求項1記載の電解槽。
JP9260540A 1997-09-25 1997-09-25 電解槽 Pending JPH1190443A (ja)

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JP9260540A JPH1190443A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 電解槽

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011065013A1 (ja) * 2009-11-27 2011-06-03 有限会社ターナープロセス pH調整装置
WO2012160915A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 パナソニック株式会社 電解槽及び電解水生成装置
JP2013531134A (ja) * 2010-07-09 2013-08-01 ハイドロクス ホールディングス リミテッド ガスを生成するための方法および装置

Cited By (4)

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