JPH1189960A - 微噴霧消火ヘッド - Google Patents
微噴霧消火ヘッドInfo
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- JPH1189960A JPH1189960A JP25952397A JP25952397A JPH1189960A JP H1189960 A JPH1189960 A JP H1189960A JP 25952397 A JP25952397 A JP 25952397A JP 25952397 A JP25952397 A JP 25952397A JP H1189960 A JPH1189960 A JP H1189960A
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- Japan
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- head
- fine spray
- fire
- airflow
- fire extinguishing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】微噴霧の噴射に伴う気流の発生で防護範囲が狭
められないようにする。 【解決手段】防護区画１に設置されて微噴霧を火源に噴
射して消火する微噴霧消火ヘッド２であり、ヘッド背後
に、噴射した微噴霧に伴って後方より流入する気流を遮
断する気流抑止板３を設ける。気流抑止板３は円盤状の
板部材であり、ヘッド付け根部分に装着される。
められないようにする。 【解決手段】防護区画１に設置されて微噴霧を火源に噴
射して消火する微噴霧消火ヘッド２であり、ヘッド背後
に、噴射した微噴霧に伴って後方より流入する気流を遮
断する気流抑止板３を設ける。気流抑止板３は円盤状の
板部材であり、ヘッド付け根部分に装着される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、数十μｍから数百
μｍ程度の粒径の微噴霧水を火源に噴射して消火する微
噴霧消火ヘッドに関する。
μｍ程度の粒径の微噴霧水を火源に噴射して消火する微
噴霧消火ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンピュータルーム等の水損被害
を起こすことのできない防護区画の消火設備として、微
噴霧消火システムが使用されている。微噴霧消火システ
ムは、消火用水を微噴霧消火ヘッドに加圧供給し、数十
μｍから数百μｍ程度の粒径の微噴霧を火源に向けて噴
き付けることにより、水損を起すことなく確実に消火す
るシステムである。
を起こすことのできない防護区画の消火設備として、微
噴霧消火システムが使用されている。微噴霧消火システ
ムは、消火用水を微噴霧消火ヘッドに加圧供給し、数十
μｍから数百μｍ程度の粒径の微噴霧を火源に向けて噴
き付けることにより、水損を起すことなく確実に消火す
るシステムである。
【０００３】微噴霧消火システムの基本的な考え方は、
消火に使用する液滴のサイズを小さくし、比表面積を大
きくすることで蒸発を促進し、蒸発する際の蒸発熱を火
災源から奪ったり、蒸気によって可燃ガスを希釈した
り、酸素濃度を希釈したり、或いは噴霧圧力によって生
成される噴流によって可燃性ガスを燃焼場から掃気する
メカニズムで消火能力を高めることにある。
消火に使用する液滴のサイズを小さくし、比表面積を大
きくすることで蒸発を促進し、蒸発する際の蒸発熱を火
災源から奪ったり、蒸気によって可燃ガスを希釈した
り、酸素濃度を希釈したり、或いは噴霧圧力によって生
成される噴流によって可燃性ガスを燃焼場から掃気する
メカニズムで消火能力を高めることにある。
【０００４】ここで、一定体積の水を噴霧ヘッドから噴
射して微噴霧としたときの比表面積Ｓは、 Ｓ＝（表面積）／（体積） で定義される。微噴霧とした液滴を球と見做し半径をｒ
とすると比表面積Ｓは、 ＝（４πｒ2 ）／（４／３）（πｒ3 ）＝３／ｒ となり、粒径ｒが小さい程、比表面積Ｓを大きくするこ
とができる。
射して微噴霧としたときの比表面積Ｓは、 Ｓ＝（表面積）／（体積） で定義される。微噴霧とした液滴を球と見做し半径をｒ
とすると比表面積Ｓは、 ＝（４πｒ2 ）／（４／３）（πｒ3 ）＝３／ｒ となり、粒径ｒが小さい程、比表面積Ｓを大きくするこ
とができる。
【０００５】このため微噴霧消火システムにあっては、
火源に噴射した微噴霧水を、火災による高温空間で、い
かに効率よく蒸発させるかが重要なポイントになる。即
ち、火源の規模、微噴霧の液滴サイズ、液滴の初期運動
量、噴霧ヘッドと火源との相対位置等が消火能力を決定
する大きなポイントとなる。
火源に噴射した微噴霧水を、火災による高温空間で、い
かに効率よく蒸発させるかが重要なポイントになる。即
ち、火源の規模、微噴霧の液滴サイズ、液滴の初期運動
量、噴霧ヘッドと火源との相対位置等が消火能力を決定
する大きなポイントとなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
微噴霧消火ヘッドを使用した消火システムにあっては、
例えば図３のように微噴霧消火ヘッド２を設置している
場合、微噴霧の噴射に伴ってヘッド後方からの気流１６
の流れ（伴流）が発生する。この伴流部分の圧力低下に
より、噴射され霧状になった液滴粒子は、伴流部に舞い
上がり（飛沫同伴）、結果的には噴霧した液滴全てが有
効に火災源に到達しない。このため火源に直接作用する
液滴は噴霧パターン１８のように非常に狭くなる。
微噴霧消火ヘッドを使用した消火システムにあっては、
例えば図３のように微噴霧消火ヘッド２を設置している
場合、微噴霧の噴射に伴ってヘッド後方からの気流１６
の流れ（伴流）が発生する。この伴流部分の圧力低下に
より、噴射され霧状になった液滴粒子は、伴流部に舞い
上がり（飛沫同伴）、結果的には噴霧した液滴全てが有
効に火災源に到達しない。このため火源に直接作用する
液滴は噴霧パターン１８のように非常に狭くなる。
【０００７】この場合、微噴霧消火ヘッド２が設置され
た防護区画が密閉された室内空間であれば、噴射された
液滴は室内を循環し、噴霧パターン１８のように防護範
囲が狭くとも、液滴の循環によってある程度の消火効果
は期待できる。しかし、防護区画が密閉されていない開
放空間の場合には、微噴霧消火ヘッド２から噴射された
液滴を直接火災の炎に作用させる必要があるが、後方か
らの気流１６によって噴霧パターン１８が狭められ、噴
射した液滴を直接作用できる防護範囲が狭くなる。この
ため開放された防護区画については、微噴霧消火ヘッド
の設置数を増加させなければならず、設備コストがアッ
プする大きな要因となっている。
た防護区画が密閉された室内空間であれば、噴射された
液滴は室内を循環し、噴霧パターン１８のように防護範
囲が狭くとも、液滴の循環によってある程度の消火効果
は期待できる。しかし、防護区画が密閉されていない開
放空間の場合には、微噴霧消火ヘッド２から噴射された
液滴を直接火災の炎に作用させる必要があるが、後方か
らの気流１６によって噴霧パターン１８が狭められ、噴
射した液滴を直接作用できる防護範囲が狭くなる。この
ため開放された防護区画については、微噴霧消火ヘッド
の設置数を増加させなければならず、設備コストがアッ
プする大きな要因となっている。
【０００８】また図４のように、天井ボード６の位置に
微噴霧消火ヘッド２を配置した防護区画についても、天
井ボード６にヘッド配置穴６ａを開口しているため、微
噴霧の噴射に伴って天井内からヘッド配置穴６ａを通る
気流１６の流れが起き、噴霧された液滴が後方からの気
流１６により運ばれ、同様に火源に直接作用する液滴は
噴霧パターン１８のように狭くなり、開放空間でのヘッ
ド設置数が増加する問題がある。
微噴霧消火ヘッド２を配置した防護区画についても、天
井ボード６にヘッド配置穴６ａを開口しているため、微
噴霧の噴射に伴って天井内からヘッド配置穴６ａを通る
気流１６の流れが起き、噴霧された液滴が後方からの気
流１６により運ばれ、同様に火源に直接作用する液滴は
噴霧パターン１８のように狭くなり、開放空間でのヘッ
ド設置数が増加する問題がある。
【０００９】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、微噴霧の噴射に伴う気流の発生で防
護範囲が狭められないようにした構造の微噴霧消火ヘッ
ドを提供することを目的とする。
てなされたもので、微噴霧の噴射に伴う気流の発生で防
護範囲が狭められないようにした構造の微噴霧消火ヘッ
ドを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明は、防護区画に設
置され、微噴霧を火源に噴射して消火する微噴霧消火ヘ
ッドを対象とし、ヘッド背後に、噴射した微噴霧に伴っ
て後方より流入する気流を遮断する気流抑止板を設けた
ことを特徴とする。この気流抑止板は円盤状の板部材で
あり、ヘッド付け根部分に装着される。
本発明は次のように構成する。本発明は、防護区画に設
置され、微噴霧を火源に噴射して消火する微噴霧消火ヘ
ッドを対象とし、ヘッド背後に、噴射した微噴霧に伴っ
て後方より流入する気流を遮断する気流抑止板を設けた
ことを特徴とする。この気流抑止板は円盤状の板部材で
あり、ヘッド付け根部分に装着される。
【００１１】このようにヘッド後方に気流抑止板を配置
することで、防護区画が開放空間であっても、ヘッドか
ら微噴霧を噴射しても後方からの気流は発生せず、微噴
霧の噴射に伴う気流を最小限に抑え、後方からの気流に
妨げられることなく噴射された液滴を十分に飛翔させ、
火源に液滴が直接作用する広い防護範囲を確保できる。
することで、防護区画が開放空間であっても、ヘッドか
ら微噴霧を噴射しても後方からの気流は発生せず、微噴
霧の噴射に伴う気流を最小限に抑え、後方からの気流に
妨げられることなく噴射された液滴を十分に飛翔させ、
火源に液滴が直接作用する広い防護範囲を確保できる。
【００１２】また天井ボードのヘッド配置穴に微噴霧消
火ヘッドを配置して天井内に配管接続している場合に
も、気流抑止板によって天井ボードのヘッド配置穴の隙
間を閉鎖し、微噴霧の噴射に伴うヘッド配置穴の隙間を
通る気流を最小限に抑え、後方からの気流に妨げられる
ことなく噴射された液滴を十分に飛翔させ、火源に液滴
が直接作用する広い防護範囲を確保できる。
火ヘッドを配置して天井内に配管接続している場合に
も、気流抑止板によって天井ボードのヘッド配置穴の隙
間を閉鎖し、微噴霧の噴射に伴うヘッド配置穴の隙間を
通る気流を最小限に抑え、後方からの気流に妨げられる
ことなく噴射された液滴を十分に飛翔させ、火源に液滴
が直接作用する広い防護範囲を確保できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は本発明の微噴霧消火ヘッド
が使用された微噴霧消火システムの説明図である。図１
において、コンピュータルーム等の防護区画１の天井面
側には、本発明の微噴霧消火ヘッド２が給水配管１０に
よる立ち下げ部分に対する接続で設置されている。本発
明の微噴霧消火ヘッド５は、給水配管１０から加圧され
た消火用水を供給された際に、数十μｍ〜数百μｍ程度
の極めて小さな粒径の液滴となる微噴霧を噴射する。
が使用された微噴霧消火システムの説明図である。図１
において、コンピュータルーム等の防護区画１の天井面
側には、本発明の微噴霧消火ヘッド２が給水配管１０に
よる立ち下げ部分に対する接続で設置されている。本発
明の微噴霧消火ヘッド５は、給水配管１０から加圧され
た消火用水を供給された際に、数十μｍ〜数百μｍ程度
の極めて小さな粒径の液滴となる微噴霧を噴射する。
【００１４】この微噴霧消火ヘッド２の背後となるヘッ
ド付け根部分には、気流抑止板３が設けられている。気
流抑止板３は円盤状の板部材であり、微噴霧消火ヘッド
２より火源５側に噴射して直接作用させる液滴の噴霧パ
ターン４の範囲を十分にカバーできる大きさをもってい
る。この気流抑止板３は、微噴霧消火ヘッド２から微噴
霧を噴射した際に、図３の従来ヘッドのように微噴霧の
放出で生ずる後方からの気流を阻止するために設けてい
る。
ド付け根部分には、気流抑止板３が設けられている。気
流抑止板３は円盤状の板部材であり、微噴霧消火ヘッド
２より火源５側に噴射して直接作用させる液滴の噴霧パ
ターン４の範囲を十分にカバーできる大きさをもってい
る。この気流抑止板３は、微噴霧消火ヘッド２から微噴
霧を噴射した際に、図３の従来ヘッドのように微噴霧の
放出で生ずる後方からの気流を阻止するために設けてい
る。
【００１５】このため、気流抑止板３の下側となる微噴
霧消火ヘッド２の噴出側の空間に対する後方からの気流
は気流抑止板３により十分に阻止され、気流の少ない安
定した静的な空間として確保されている。このため、微
噴霧消火ヘッド２から噴射された微噴霧の液滴は、後方
からの気流の影響を受けずに噴霧パターン４のように十
分に広い範囲に飛翔し、噴霧パターン４で決まる防護範
囲に存在する火源５に対し液滴を直接作用させて、効果
的な微噴霧による消火を行うことができる。
霧消火ヘッド２の噴出側の空間に対する後方からの気流
は気流抑止板３により十分に阻止され、気流の少ない安
定した静的な空間として確保されている。このため、微
噴霧消火ヘッド２から噴射された微噴霧の液滴は、後方
からの気流の影響を受けずに噴霧パターン４のように十
分に広い範囲に飛翔し、噴霧パターン４で決まる防護範
囲に存在する火源５に対し液滴を直接作用させて、効果
的な微噴霧による消火を行うことができる。
【００１６】防護区画１に設置された本発明の微噴霧消
火ヘッド２に対しては、制御弁１１を介して消火ポンプ
８からの給水配管１０が接続されている。制御弁１１と
しては、例えば電動弁や電磁弁を使用することができ
る。給水配管１０の途中にはアキュームレータ１２が接
続され、微噴霧消火ヘッド２からの微噴霧の噴射に伴う
加圧消火用水の変動を抑える蓄圧機能を果たしている。
消火ポンプ８は例えば水源水槽９の消火用水を汲み上げ
て予め定めた規定圧力に加圧し、給水配管１０により微
噴霧消火ヘッド２に供給する。
火ヘッド２に対しては、制御弁１１を介して消火ポンプ
８からの給水配管１０が接続されている。制御弁１１と
しては、例えば電動弁や電磁弁を使用することができ
る。給水配管１０の途中にはアキュームレータ１２が接
続され、微噴霧消火ヘッド２からの微噴霧の噴射に伴う
加圧消火用水の変動を抑える蓄圧機能を果たしている。
消火ポンプ８は例えば水源水槽９の消火用水を汲み上げ
て予め定めた規定圧力に加圧し、給水配管１０により微
噴霧消火ヘッド２に供給する。
【００１７】微噴霧消火ヘッド２に対する消火配管１０
に設けられた制御弁１１は、制御盤１３により開閉駆動
される。制御盤１３に対しては防護区画１に設置した火
災感知器１４からの信号線が接続され、また給水配管１
０に設けている圧力センサ１５からの信号線も接続さ
れ、更に消火ポンプ８の駆動モータに対し信号線を接続
している。
に設けられた制御弁１１は、制御盤１３により開閉駆動
される。制御盤１３に対しては防護区画１に設置した火
災感知器１４からの信号線が接続され、また給水配管１
０に設けている圧力センサ１５からの信号線も接続さ
れ、更に消火ポンプ８の駆動モータに対し信号線を接続
している。
【００１８】制御盤１３には微噴霧制御部１３ａが設け
られ、例えば火災感知器１４の発報信号を受信して防護
区画１の火災を判断すると消火ポンプ８を起動し、圧力
センサ１５により給水配管１０の圧力が規定圧力以上で
あることを確認して制御弁１１を開放駆動し、微噴霧消
火ヘッド２よりごく小さな液滴の微噴霧の放出を行う。
られ、例えば火災感知器１４の発報信号を受信して防護
区画１の火災を判断すると消火ポンプ８を起動し、圧力
センサ１５により給水配管１０の圧力が規定圧力以上で
あることを確認して制御弁１１を開放駆動し、微噴霧消
火ヘッド２よりごく小さな液滴の微噴霧の放出を行う。
【００１９】図２は本発明の微噴霧消火ヘッドの他の使
用状態であり、天井ボードを備えた防護区画に設置した
場合を例にとっている。図２にあっては、天井スラブ７
側に天井ボード６を設置し、その下側の室内を防護区画
１としており、天井ボード６にヘッド配置穴６ａを形成
し、ヘッド配置穴６ａの部分に天井内に配管した給水配
管１０によって本発明の微噴霧消火ヘッド２を接続して
いる。
用状態であり、天井ボードを備えた防護区画に設置した
場合を例にとっている。図２にあっては、天井スラブ７
側に天井ボード６を設置し、その下側の室内を防護区画
１としており、天井ボード６にヘッド配置穴６ａを形成
し、ヘッド配置穴６ａの部分に天井内に配管した給水配
管１０によって本発明の微噴霧消火ヘッド２を接続して
いる。
【００２０】このような天井ボード６に対する微噴霧消
火ヘッド２の配置において、本発明にあっては、ヘッド
背後に円盤状の気流抑止板３を設けているため、気流抑
止板３によって天井ボード６に形成したヘッド配置穴６
ａが閉鎖される。このため、微噴霧消火ヘッド２から微
噴霧の液滴を噴出しても、天井ボード６のヘッド配置穴
６ａは気流抑止板３により閉鎖されているため後方から
の気流は発生せず、気流抑止板３の下側の気流のない空
間で放出された液滴は十分に飛翔し、噴霧パターン４の
ように十分に広い火源５を含む防護範囲を確保すること
ができる。ここで図２の防護区画１に設けた本発明の微
噴霧消火ヘッド２に対する配管系統及び電気系統は、図
１と同じになる。
火ヘッド２の配置において、本発明にあっては、ヘッド
背後に円盤状の気流抑止板３を設けているため、気流抑
止板３によって天井ボード６に形成したヘッド配置穴６
ａが閉鎖される。このため、微噴霧消火ヘッド２から微
噴霧の液滴を噴出しても、天井ボード６のヘッド配置穴
６ａは気流抑止板３により閉鎖されているため後方から
の気流は発生せず、気流抑止板３の下側の気流のない空
間で放出された液滴は十分に飛翔し、噴霧パターン４の
ように十分に広い火源５を含む防護範囲を確保すること
ができる。ここで図２の防護区画１に設けた本発明の微
噴霧消火ヘッド２に対する配管系統及び電気系統は、図
１と同じになる。
【００２１】尚、上記の実施形態は、微噴霧消火ヘッド
２の気流抑止板３としてヘッド背後にフラットな円盤状
の板部材を配置する場合を例にとっているが、下側に開
口した円錐形状や半球形状等としてもよい。また気流抑
止板３は、円板以外に楕円、矩形等、防護区画の形に適
合した適宜の平面形状としてもよい。
２の気流抑止板３としてヘッド背後にフラットな円盤状
の板部材を配置する場合を例にとっているが、下側に開
口した円錐形状や半球形状等としてもよい。また気流抑
止板３は、円板以外に楕円、矩形等、防護区画の形に適
合した適宜の平面形状としてもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、微噴霧消火ヘッドのヘッド背後に気流抑止板を設け
たことで、微噴霧消火ヘッドを開放空間に設置した場合
や天井面のヘッド配置穴に設置した場合に、ヘッドから
の微噴霧の放出に伴う後方からの気流をなくすことで微
噴霧放出側における気流の乱れを最小限に抑えることが
でき、これによって放出された微噴霧の液滴を十分に飛
翔させて、火災による炎に直接作用させることのできる
広い防護範囲を確保でき、その結果、開放された空間と
なる防護区画でのノズルの必要個数を低減し、コストダ
ウンを図ることができる。
ば、微噴霧消火ヘッドのヘッド背後に気流抑止板を設け
たことで、微噴霧消火ヘッドを開放空間に設置した場合
や天井面のヘッド配置穴に設置した場合に、ヘッドから
の微噴霧の放出に伴う後方からの気流をなくすことで微
噴霧放出側における気流の乱れを最小限に抑えることが
でき、これによって放出された微噴霧の液滴を十分に飛
翔させて、火災による炎に直接作用させることのできる
広い防護範囲を確保でき、その結果、開放された空間と
なる防護区画でのノズルの必要個数を低減し、コストダ
ウンを図ることができる。
【図１】本発明の微噴霧消火ヘッドを開放空間に設置し
た微噴霧消火システムの説明図
た微噴霧消火システムの説明図
【図２】本発明の微噴霧消火ヘッドを天井ボードのヘッ
ド配置穴に設けた説明図
ド配置穴に設けた説明図
【図３】開放空間に設置した従来の微噴霧消火ヘッドの
説明図
説明図
【図４】天井ボードの部分に配置した従来の微噴霧消火
ヘッドの説明図
ヘッドの説明図
１：防護区画 ２：微噴霧消火ヘッド ３：気流抑止板 ４：噴霧パターン ５：火源 ６：天井ボード ７：天井スラブ ８：消火ポンプ ９：水源水槽 １０：給水配管 １１：制御弁 １２：アキュームレータ １３：制御盤 １４：火災感知器
Claims (2)
- 【請求項１】防護区画に設置され、微噴霧を火源に噴射
して消火する微噴霧消火ヘッドに於いて、 ヘッド背後に、噴射した微噴霧に伴って後方より流入す
る気流を遮断する気流抑止板を設けたことを特徴とする
微噴霧消火ヘッド。 - 【請求項２】請求項１記載の微噴霧消火システムに於い
て、前記気流抑止板は円盤状の板部材であり、ヘッド付
け根部分に装着されたことを特徴とする微噴霧消火ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25952397A JP3609922B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 微噴霧消火ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25952397A JP3609922B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 微噴霧消火ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1189960A true JPH1189960A (ja) | 1999-04-06 |
| JP3609922B2 JP3609922B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=17335292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25952397A Expired - Lifetime JP3609922B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 微噴霧消火ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3609922B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008043594A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Hatsuta Seisakusho Co Ltd | ウォーターミストによるプール火災の消火方法 |
| JP2010075889A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Sanki Eng Co Ltd | 水噴霧設備及び水噴霧設備の運転方法 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP25952397A patent/JP3609922B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008043594A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Hatsuta Seisakusho Co Ltd | ウォーターミストによるプール火災の消火方法 |
| JP2010075889A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Sanki Eng Co Ltd | 水噴霧設備及び水噴霧設備の運転方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3609922B2 (ja) | 2005-01-12 |
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