JPH1189464A - 搾乳装置 - Google Patents

搾乳装置

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JPH1189464A
JPH1189464A JP9259638A JP25963897A JPH1189464A JP H1189464 A JPH1189464 A JP H1189464A JP 9259638 A JP9259638 A JP 9259638A JP 25963897 A JP25963897 A JP 25963897A JP H1189464 A JPH1189464 A JP H1189464A
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JP
Japan
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milking
cow
nipple
support mechanism
cup
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JP9259638A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kawabata
河端  真一
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人為操作に基づく搾乳カップの装着作業を少
ない労力で且つ能率よく行えるようにすることが可能と
なる搾乳装置を提供する。 【解決手段】 搾乳対象となる牛の乳首に対して装着並
びに離脱自在な搾乳カップ50を横方向に移動自在に且
つ昇降自在に支持する支持機構Aaと、この支持機構A
aの移動動作を制御する制御手段が、搾乳用所定位置に
居る牛の乳首の検出位置情報に基づいて、搾乳カップ5
0を前記乳首に自動的に装着させるべく前記支持機構A
aを移動操作する自動操作状態と、人為操作による前記
支持機構Aaの移動操作を許容する手動操作状態とに切
り換え自在に構成され、前記手動操作状態において、支
持機構Aaの人為操作による昇降操作を許容し、且つ、
人為操作による昇降操作中に支持機構Aaの重量に対し
てバランスするような上昇操作力を発生するバランス機
構が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搾乳対象となる動
物の乳首に対して装着並びに離脱自在な搾乳カップを横
方向に移動自在に且つ昇降自在に支持する支持機構と、
この支持機構の移動動作を制御する制御手段とが備えら
れ、前記制御手段は、搾乳用所定位置に居る前記動物の
乳首の検出位置情報に基づいて、前記搾乳カップを前記
乳首に自動的に装着させるべく前記支持機構を移動操作
する自動操作状態と、人為操作に基づく前記支持機構の
移動操作を許容する手動操作状態とに切り換え自在に構
成されている搾乳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記搾乳装置は、搾乳用所定位置に居る
前記動物の乳首に対して、搾乳カップを自動的に装着し
て人為的な作業を要することなく搾乳を行うことができ
るようにしたものであるが、このような搾乳カップの自
動装着に適合しない動物も存在することから、人為操作
に基づく支持機構の移動操作を許容するようにしたもの
である。ところで、この種の搾乳装置において、従来で
は、例えば特開平8‐131003号公報に示されるよ
うに、前記支持機構は前記搾乳カップを単独で相対昇降
可能に構成され、人為操作によって動物の乳首に搾乳カ
ップを装着させる場合には、支持機構が動物に干渉しな
いような低い待機位置に設定された状態で、搾乳カップ
を人為操作により相対的に上昇させて乳首に装着させ、
装着が終了すると、支持機構を駆動操作して、装着され
た搾乳カップが適正な姿勢になるように設定量上昇操作
するように制御する構成のものがあった。つまり、支持
機構の昇降操作は、自動操作状態では勿論、手動操作状
態においても、制御手段による制御に基づいて例えばア
クチュエータ等により強制的に昇降操作させる構成とな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような支持機
構は、動物への干渉等に対しても充分な強度を要するの
で比較的大型で重量も大きいものとなる。そこで、上記
従来構成においては、人為操作による搾乳カップの装着
の際に、このような重量の大きい支持機構を人為的に昇
降させるのは、大きな労力を要することから、搾乳カッ
プの装着のみ手動で行い、支持機構の昇降操作は強制的
に駆動操作させるようにしたものであるが、上記従来構
成においては、次のような不利があった。
【0004】つまり、搾乳カップを手動操作にて装着さ
せる場合、動物の下腹部の入り込んだ箇所で作業を行う
ことになるが、搾乳カップの装着が終了したときに、作
業者の意思とは無関係に支持機構が強制的に所定量上昇
操作されることになるので、支持機構が作業者に干渉す
る等のおそれがあった。又、搾乳カップを装着させると
きに支持機構が低い待機位置にあることから、その位置
よりも支持機構を上昇させた方が搾乳カップの装着作業
が行い易いような場合があるが、上記従来構成において
は支持機構が待機位置に固定されているので、作業が行
い難いものとなる不利もあった。
【0005】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、上記構成の搾乳装置において、
人為操作に基づく搾乳カップの装着作業を少ない労力で
且つ能率よく行えるようにすることが可能となる搾乳装
置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、搾乳用所定位置に居る前記動物の乳首の検
出位置情報に基づいて、搾乳カップを乳首に自動的に装
着させるべく支持機構を移動操作する自動操作状態と、
人為操作による前記支持機構の移動操作を許容する手動
操作状態とに切り換え自在に構成され、前記手動操作状
態において、前記支持機構の人為操作による昇降操作を
許容し、且つ、人為操作による昇降操作中に前記支持機
構の重量に対してバランスするような上昇操作力を発生
するバランス機構が設けられる。
【0007】従って、手動操作により搾乳カップを動物
の乳首に装着させる場合、例えば、支持機構の位置を搾
乳カップの装着に対して適正な位置にまで昇降させる必
要がある場合等において、バランス機構により支持機構
の重量に対してバランスするような上昇操作力が発生す
るので人為操作により小さい操作力で昇降操作を行える
ことになり、大きな労力を要することなく所望の位置ま
で支持機構を人為的に昇降させることができる。つま
り、従来構成のように、搾乳カップの手動による装着作
業の後に自動的に支持機構が昇降する等の不利が無く、
しかも、搾乳カップの装着に先立って支持機構を任意の
位置まで容易に昇降させることができ、それだけ操作を
能率よく行えるものとなる。
【0008】従って、自動的に搾乳カップが乳首に装着
される状態と、手動にて装着させる状態とに切り換える
ことができる搾乳装置において、人為操作に基づく搾乳
カップの装着作業を少ない労力で且つ能率よく行えるよ
うにすることが可能となる搾乳装置を提供できるに至っ
た。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求
項1において、前記支持機構を昇降操作する昇降用アク
チュエータが備えられ、制御手段は、自動操作状態にお
いて昇降用アクチュエータにて支持機構を自動昇降操作
させ、手動操作状態において、バランス機構として、昇
降用アクチュエータを兼用するように構成されている。
【0010】自動操作状態においては、搾乳カップを自
動的に乳首に装着させるためにアクチュエータが必要と
なるが、このアクチュエータを前記バランス機構として
兼用する構成とすることで、アクチュエータとは別に専
用のバランス機構を設ける場合に較べて、構成が複雑化
する不利を回避できる。
【0011】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求
項2において、前記昇降用アクチュエータが空気圧シリ
ンダにて構成され、前記制御手段は、前記手動操作状態
において、人為操作による昇降操作を許容し、且つ、人
為操作による昇降操作中に支持機構の重量に対してバラ
ンスするような上昇操作力を発生するように、昇降用ア
クチュエータへの供給空気圧を調節するように構成され
ている。
【0012】支持機構の重量は一定であるので、昇降用
アクチュエータとしての空気圧シリンダへの供給空気圧
を支持機構の重量に対応する所定の圧力に調節しておけ
ばよく、例えば、人為操作するときの操作圧(荷重負
荷)を検出してその検出情報に基づいて昇降用アクチュ
エータの昇降操作状態を適宜制御するような制御構成に
較べて、比較的簡単な制御構成で済み、しかも、応答遅
れ等により人為操作が却って行い難くなる等の不利が無
い。
【0013】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜3のいずれか1において、搾乳した乳汁を貯蔵す
る貯蔵手段と、搾乳カップが装着された状態で搾乳のた
めに吸引して貯蔵手段に乳汁を給送する給送手段とが備
えられ、前記制御手段は、搾乳カップが乳首に装着され
ている状態で、給送手段が給送動作を実行すべく制御す
るように構成されている。
【0014】従って、例えば、手動操作により搾乳カッ
プが乳首に装着された後に、給送手段が給送動作を実行
すべく制御されるので、乳汁が乳首から吸引されて貯蔵
手段に向けて給送されて搾乳が実行されることになる。
つまり、搾乳カップの装着が手動で行われた場合であっ
ても、搾乳カップが装着された後の搾乳動作は自動的に
行われるので、作業能率の向上が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る搾乳装置を、
搾乳対象となる動物として乳牛に適用した場合につい
て、図面に基づいて説明する。図1に牛舎の全体レイア
ウトが示されている。1Aは自動搾乳に適合した牛の餌
場、1Bは自動搾乳に適合しない牛の餌場であり、2A
は自動搾乳に適合した牛の居住エリアとしての第1エリ
ア、2Bは自動搾乳に適合しない牛のフリーストールで
ある第2エリア2B、3は搾乳場所としての搾乳場であ
り、第1,第2エリア2A,2Bにはパイプで仕切られ
た多数のストール(寝床)2a,2bが配置されてい
る。餌場1Aと第1エリア2Aとは2箇所の一方向ゲー
ト4,5で仕切られており、これら一方向ゲート4,5
は、餌場1Aから第1エリア2Aへの通過のみ許容する
ように構成されている。つまり、この一方向ゲート4,
5が一方向通過手段に相当する。そして、第1エリア2
A及び第2エリア2Bと搾乳場3との間には、牛が移動
する通路L1と、搾乳の順番を待つ待機場6が設けられ
ている。又、搾乳場3と餌場1Aとの間には通路L2が
形成されている。従って、第1エリア2Aに居る牛は、
搾乳場3を通り餌場1Aに行き、食餌した後に一方向ゲ
ート4,5を通過して第1エリア2Aに戻るように一方
向の循環経路に沿って移動するようになっている。第1
エリア2Aと餌場1Aとにより飼育エリアが構成される
ことになる。尚、第2エリア2Bと餌場2Bとの間は自
由に往来ができるように通路L3が形成されている。
【0016】前記第1及び第2エリア2A,2Bと、前
記搾乳場3との間には、第1エリア2Aに居る牛が搾乳
場3に自由に行くことができ、第2エリア2Bに居る牛
が搾乳場3に行くことを禁止する第1状態と、第1エリ
ア2Aに居る牛が搾乳場3に移動することを禁止し、第
2エリア2Bに居る牛が搾乳場3に自由に行くことがで
きる第2状態とに切り換え自在な開閉ゲートG8 が設け
られている。前記搾乳場3には、やって来た牛に対して
自動的に、搾乳カップとしてのティートカップ50を乳
首に装着して搾乳を行う本発明に係る搾乳装置としての
自動搾乳装置Aが設けられている。
【0017】この牛舎における搾乳システムを概略説明
すると、搾乳対象である複数の牛を、前記自動搾乳装置
Aによる自動搾乳に適合する牛と、自動搾乳に適合しな
い牛とに区分けして群管理するようになっており、自動
搾乳に適合する牛(以下、自動牛と称する)は、前記第
1エリア2Aにて居住するように管理され、自動搾乳に
適合しない牛(以下、マニュアル牛と称する)は前記第
2エリア2Bにて居住するように管理される。尚、自動
搾乳に適合しない牛とは、例えば乳首の形状がティート
カップ50の形状に合わずに、自動的に装着させること
が困難な牛や、搾乳場3所に入ると落ち着かずに暴れて
自動搾乳が実行できない牛、あるいは、乳房炎等の病気
にかかっている牛等であり、自動搾乳装置Aによる自動
搾乳が適正に行なうことができない牛を言う。
【0018】尚、1日のうちの多くの時間帯において
は、図2に示すように、前記開閉ゲートG8 は第1状態
に切り換えられており、前記第1エリア2A内に居る前
記自動牛は、空腹になると何時でも自由に搾乳場3を通
り餌場に行くことができる。又、搾乳場3において自動
搾乳装置Aによる搾乳が行われるときに動物が食餌する
箇所には、牛の嗜好をそそる美味しい餌である濃厚飼料
が給餌されており、このことを知っている(教育されて
いる)乳牛が、空腹になると自然に搾乳場3に向かうよ
うになるのである。尚、前記濃厚飼料は量が少なく、搾
乳が行われる間に食べ終わる程度の量になっており、自
動搾乳装置Aによる搾乳が行われないときに食餌する箇
所である前記餌場1A,1Bには、牧草等の粗飼料を多
く含む飼料を給餌するようにしている。自動牛は、何時
でも自由に搾乳場3に行くことができるが、各牛は後述
するように各牛に備えられたリスポンダにより発信され
る個体識別情報をタグTによって検出して個体識別が行
えるように構成され、前回の搾乳時間から設定時間(約
4時間)が経過していない場合には、自動搾乳を実行す
ることなく搾乳場3から退出させることになる。
【0019】前記マニュアル牛は、人為的に管理されて
搾乳が行われるようになっている。つまり、第2エリア
2Bに居るマニュアル牛は前記通路L3を通り何時でも
餌場に行き食餌することができるが、通常では開閉ゲー
トG8 が閉じているために搾乳場3に自由に行くことは
できない。そして、作業者が、予め定めた搾乳時間にな
ると、開閉ゲートG8 を第2状態に切り換えて、第2エ
リア2Bに居るマニュアル牛を搾乳場3に順次移動させ
て、基本的には、搾乳場3において手動操作にてティー
トカップを装着して搾乳を行うことになる。尚、搾乳が
終了したマニュアル牛は帰路L4を通り、第2エリア2
Bに戻るようになっている。
【0020】次に、搾乳場3について説明する。図1に
示すように、搾乳場3では、直列配置された2箇所の搾
乳室7,7の夫々に自動搾乳装置が設置され、これらの
搾乳室の横に移動通路8と、自動搾乳に失敗した牛を入
口側に戻すための戻り通路L5とが並んで設けられてい
る。図5に示すように、移動通路8の入口側(待機場6
側)には開閉自在な第1ゲートG1 が設けられ、各搾乳
室7,7には乳牛の入口である第2(第4)ゲートG2,
G4 、及び出口である第3(第5)ゲートG3,G5 が装
備されている。移動通路8の出口側には、自動牛を餌場
1Aへの通路L2と戻り通路L5とに振り分ける第6ゲ
ートG6 と、マニュアル牛を帰路L4と戻り通路L5と
に振り分ける第7ゲートG7 とが設けられている。尚、
戻り通路L5の待機場6側には、待機場6側への通過の
み許容するワンウエイゲートG9 が設けられる。
【0021】前記第1ゲートG1 は、通常テキサスゲー
トと呼ばれ、上下軸心回りで揺動可能な左右一対のゲー
ト片を備え、図示しないエアーシリンダによって一対の
ゲート片を同時に開閉可能な観音開き構造に構成されて
いる。第2ゲートG2 は、上下軸心回りで揺動自在な扉
型に構成され、開き位置では移動通路8を殆ど塞ぐ状態
に設定してあり、必ず第1搾乳室7から先に牛が入るよ
うにしてある。第2搾乳室7の第4ゲートG4 も全く同
じ構造である。第3ゲートG3 は、搾乳室7の側壁に上
下軸心回りで揺動可能に支承された第1扉10と、この
第1扉10に上下軸心回りで揺動可能に支承された第2
扉11とによる2つ折れ構造の折れ戸に構成されてい
る。第3ゲートG3 は、その閉じ作動に伴う第2扉の移
動により、搾乳室7からでた牛の臀部を押して前進を促
進させるように構成されている〔図7(ヘ)参照〕。第
2搾乳室7の第5ゲートG5 も全く同じ構造に設定され
ている。
【0022】第6ゲートG6 は、移動通路8と前記通路
L2とを連絡させる位置と、移動通路8と前記戻り通路
L5とを連絡させる位置とに切り換え自在に構成されて
いる。第7ゲートG7 は、夫々上下向きの軸心回りで揺
動可能に設けられ、移動通路8と戻り通路L5とを連絡
させる位置と、移動通路8と帰路L4とを連絡させる位
置に切り換え自在に構成されている。
【0023】又、各ゲートを連係動作させるために、牛
の通過や存否を検出する多数のセンサS1 〜S8 が装備
されている。全てのセンサは、投光器と受光器との対で
成る光センサに構成され、光軸を遮ること、又は光軸が
再開されることによって検出作動するものである。
【0024】図3に示すように、上下一対の第1,第2
センサS1,S2 は、第1ゲートG1から60cm離れた地
点における移動通路8を直交する状態に配置されてお
り、第1センサS1 は牛の脚部分を、第2センサS2 は
胴体部分を夫々検出するものである。第3センサS3
は、第1搾乳室7の始端側部分と、第1搾乳室7の終端
側の移動通路反対側部分とに亘るように斜め配置されて
いる。第4センサS4 は、第1搾乳室7の始端側の移動
通路反対側部分と、第1搾乳室7の終端側部分とに亘る
ように斜め配置されている。第5センサS5 は、第2搾
乳室7の始端側部分と、第2搾乳室7の終端側の移動通
路反対側部分とに亘るように斜め配置されている。第6
センサS6 は、第2搾乳室7の始端側の移動通路反対側
部分と、第2搾乳室7の終端側部分とに亘るように斜め
配置されている。上下一対の第7,第8センサS7,S8
は、第2搾乳室7の終端側付近における移動通路8を直
交する状態に配置されており、第1,第2センサS1,S
2 と同様に第7センサS7 は脚部分を、第8センサS8
は胴体部分を夫々検出する。
【0025】次に、図3〜図7を参照して各センサと各
ゲートとの連係動作について説明する。先ず、初期状態
では、図3(イ)に示すように、第2ゲートG2 が開
き、かつ、第6ゲートG6 が餌場への通路側に振り分け
る位置に操作されており、その他のゲートG1,G3,G4,
G5 は全て閉じている。図3(ロ)に示すように、第1
ゲートG1 が開き、牛が移動通路8に入ってきて第1、
第2センサS1,S2 を通過完了すると第1ゲートG1 が
閉じる。そして、第3センサS3 を通過して第1搾乳室
7に牛が入り、首に装着した発信装置であるリスポンダ
(図示せず)によってタグ(受信装置)Tが固体(牛)
検出作動すると、第2ゲートG2 が閉じられるとともに
第4ゲートG4 が開く〔図4(ハ)参照〕。
【0026】そして、第1搾乳室7において自動搾乳装
置Aでの搾乳が開始され、かつ、次の牛が移動通路8に
入ることが可能となるべく再び第1ゲートG1 が開きう
る状態となる。尚、第1ゲートG1 は、該ゲート手前、
つまり、待機場6の壁部に配置された存否センサ(図示
せず)によって第1ゲートG1 手前の待機位置に牛が来
ていることが確認され、かつ、第1,第2搾乳室7,7
のいずれかが空いている条件のときにのみ開き操作され
るようになっている。
【0027】次に牛が移動通路8に入り、第1,第2セ
ンサを通過すると第1ゲートG1 が閉じられ、かつ、第
2搾乳室7の入口である第4ゲートG4 が開き(第2ゲ
ートG2 が閉じた時点、又は第1ゲートG1 が開く時点
で第4ゲートG4 を開いても良い)、2頭目の牛を第2
搾乳室7に迎える準備ができあがる〔図4(ニ)参
照〕。そして、第3,第4、及び第5センサS3,S4,S
5 が検出作動して牛が第2搾乳室7に入って、そのタグ
Tが固体検出すると、第4ゲートG4 が閉じられ、2箇
所の搾乳室7,7での搾乳状態となる。
【0028】次に、第1搾乳室7での搾乳が終了する
と、そのことに連係して第1搾乳室7の出口である第3
ゲートG3 が開き、牛が移動通路8に進む〔図5(ホ)
参照〕。このとき、牛の通過で遮られた第4センサS4
が再び初期状態に戻ること(又は、第5及び第6センサ
S5,S6 が共に検出作動すること)等に連係して、折り
畳まれた状態で開いている第3ゲートG3 が閉じ作動
し、第2扉11が図5(ヘ)に示すように牛の臀部を後
押しして前進を促進させる機能が発揮されるようにして
ある。第1搾乳室7を出た牛が、第5,第6センサS5,
S6 を通過してから第7、第8センサS7,S8 に差し掛
かると第3ゲートG3 が閉じられるとともに第1ゲート
G1 が開き〔図6(ト)参照〕、第7,第8センサS7,
S8 の通過検出で第1ゲートG1 が開きうる状態にな
る。搾乳が終了している場合には、牛は通路L2を通っ
て餌場1へ開放される。
【0029】第2搾乳室7での搾乳が終わると、上記第
1搾乳室7の場合とほぼ同様に作用する〔図6(チ)参
照〕が、違いを述べると、第5ゲートG5 の閉じ作動と
第1ゲートG1 の開き可能状態とは、第7,第8センサ
S7,S8 の通過完了検出で達成される(図7参照)とと
もに、第4ゲートG4 は依然として閉じ状態に維持され
ている点である(このときに第4ゲートG4 が開き作動
されるのは、その時点で第1搾乳室7に牛が入っている
場合である)。そして、第2搾乳室7の牛が移動通路8
外に退出したときに、未だ第1搾乳室7に牛が来ていな
いのであれば、各ゲートG1 〜G6 は第2ゲートのみ開
いた初期状態に戻る。
【0030】このシステムでは、両方の搾乳室7,7が
共に空の状態では、第1搾乳室7に優先して牛を入れる
ように設定されている。又、各搾乳室7,7前の移動通
路8における第3〜第6センサS3 〜S6 のクロス配置
の利点は次のようである。すなわち、直列配置された搾
乳室7への移動通路8からの出退移動は、搾乳室7の横
側壁部分で行う構造上、センサの斜め配置によって搾乳
室7の入出口に近い位置でセンシングできる機能、及
び、例えば、第2搾乳室7を出た牛が第7,第8センサ
S7,S8 の通過中にバックすることがあると、第5,第
6センサS5,S6が作動してその不都合を検出できる機
能、の双方の機能を発揮できることであり、各ゲートの
前後に移動通路8に直交してセンサを配置する手段より
も、検出地点、及び必要センサ数の点で優れている。
【0031】上記した各ゲートはエアーシリンダ等によ
り開閉操作自在に構成され、その開閉作動は自動搾乳装
置Aの動作を制御する制御装置(図26参照)により各
センサの検出情報に基づいて制御されるが、上記した動
作はシステムが円滑に稼働しているときの一例であり、
ケース・バイ・ケースによって様々な作動状況が考えら
れる。例えば、第2搾乳室7での搾乳が第1搾乳室7よ
りも早く終了した場合では、第2搾乳室7の牛が第7,
第8センサS7,S8 の通過終了に伴って、第1ゲートG
1 が開きうる状態となる。そのときに第1ゲートG1 手
前に次の牛が来ていると、第1ゲートG1 が開き、牛は
第1搾乳室7をやり過ごして直接第2搾乳室7に入るよ
うになる、といった具合である。又、各センサS1 〜S
8 はいずれも同じセンサを使用しており、投光器と受光
器との対で成る光学式に構成されている。
【0032】自動搾乳装置Aにおける搾乳作用部分の構
造について説明する。図8〜図11に示すように、乳頭
に装着可能な4個の搾乳カップとしてのティートカップ
50を先端に備えた腰折れアーム51を搾乳室7の右横
に備えて構成される支持機構としての搾乳器(クラスタ
ー)Aaと、搾乳室7において所定の搾乳姿勢になった
牛の4箇所の乳頭をセンシングしてティートカップ50
を夫々に対応する乳頭の真下に位置合せするためのセン
サロボットAbとを備えて構成されている。
【0033】図8,図9に示すように、搾乳器Aaは、
ティートカップ50を備えた先端アーム51aと、この
先端アーム51aと搾乳室7右横に固着された支持体5
4とに架設される基端アーム51bとから成る腰折れリ
ンク51と、2個の復帰用シリンダ52,53とで構成
されている。ティートカップ50は外側がゴム材で覆わ
れており、そのゴム材上下の突出部分に上リンク63a
とこれより長さの短い下リンク63bとで成る不等辺リ
ンク機構63を介して先端アーム51aに支持するとと
もに、先端アーム51aと下リンク63bとに亘って昇
降シリンダ64を架設してある。基端アーム51bは、
昇降用アクチュエータとしてのエアーシリンダ66を介
して平行昇降可能に支持体54に支持されており、基端
シリンダ53も連動して昇降可能となるよう、支持体5
4に立設されたバー67に上下スライド自在に嵌装して
ある。
【0034】4個のティートカップ50は、牛の乳頭の
配列状態に合せて前側が横に広い台形状に配置されてお
り、この配置状態は基本的に固定されている。しかしな
がら、上下のリンク63a,63bと先端アーム51a
との連結部に介装されたゴムブッシュ(図示せず)、及
びティートカップ50を覆うゴム部材の弾性によって、
ティートカップ50の位置及び姿勢には融通が持たされ
ており、かつ、ティートカップ50上端の開口部が上拡
がり形状(図8参照)であることから、4個の乳頭の相
対位置が標準状態から多少ズレていてもティートカップ
50の嵌着が可能となっている。この構造は、乳頭の相
対位置が基本的に牛毎でそう大きくは違わないことによ
って可能となっている。
【0035】又、ティートカップ50が乳頭に装着され
ると、それが次のティートカップ50装着のための支持
基準体となり、その装着されたティートカップ50はあ
まり動かない方が次のカップ装着の成功率を改善できる
点で都合が良い。そこで、ティートカップ50の乳頭へ
の装着に伴って、前記のゴムブッシュによる融通を少な
くする機構(例えば、電磁マグネットを連結部に埋込ん
でおき、通電すれば上下のリンク63a,63bと先端
アーム51aとがリジッド状態になる、等)が設けてあ
り、カップ装着の確実性を強化してある。又、ティート
カップ50の内部には、牛の乳首に装着されたことを検
出する装着検出手段としての装着検出センサが設けられ
ている。この搾乳器Aaは、先端シリンダ52と基端シ
リンダ53との伸縮駆動により、搾乳室7の右横に退避
した退避位置から、搾乳室7の左右中央に突出した搾乳
位置(乳牛の下腹部)に亘ってティートカップ50の姿
勢を変えずに移動できるようにしてある。尚、65はセ
ンサロボットAb合体用の被装着部である。
【0036】図10,図11に示すように、センサロボ
ットAbは、2個のラフセンサ55,55と1個のスキ
ャナー(ファインセンサに相当)56とを備えた先端平
行四連リンク57と、これと枠筒69下部の上下突出板
69a,69bとに亘る基端平行四連リンク58と、第
1及び第2シリンダ60,61等から構成されている。
枠筒69は、モータ70aとネジ軸70bとで成る上下
移動機構70によって昇降移動可能に支柱59に嵌装さ
れるとともに、その支柱59は、2箇所の搾乳室7,7
の右側脇に亘って架設された左右一対の移動用レール6
2上を転動移動可能な台車68に支持されている。尚、
下突出板69bの延長部を、台車68に立設した支持バ
ー68aに上下スライド自在に嵌装して枠筒69の回り
止めを行っている。
【0037】第1シリンダ60の伸縮動によって基端平
行四連リンク58を枠筒69に対して左右移動可能であ
るとともに、第2シリンダ61の伸縮動によって先端平
行四連リンク57を基端平行四連リンク58に対して左
右移動可能であり、図11に示すように各センサ55,
56の台車68に対する姿勢を変えずに、搾乳室7の右
横に退避した退避位置から、搾乳室7の左右中央に突出
した搾乳位置(乳牛の下腹部)に亘って横移動可能であ
る。ラフセンサ55,55は位置固定であるが、スキャ
ナー56は、上アーム56aと下アーム56bとで成る
四連リンク、及び下アーム56bに作用するモータ機構
71とにより、上下移動可能に先端平行四連リンク57
に支持されるとともに、電動モータ等によって受台56
cに対して上下軸心回りで回転可能に構成されている。
尚、72は搾乳器Aa合体用の装着部である。
【0038】ここで、搾乳器AaとセンサロボットAb
との合体構造を説明すると、図12に示すように、被装
着部65は、一対の引掛け部65a,65aと一対の突
起ガイド65b,65bとを備えて構成され、装着部7
2は、腰折れリンク73で相対連結された一対の係合片
72a,72aを枢支可能に垂設するとともに、ソレノ
イド74で出退操作可能なロッド75の下端を腰折れリ
ンク73の中央リンク片73aに連結して構成されてい
る。係合を解除するには、ソレノイド74を伸長動させ
れば良い。従って、図12(イ)に示すように、装着部
72と被装着部65とが横方向で位置合せされた状態
で、センサロボットAb全体を下降移動すると、係合片
72aが突起ガイド65bに誘導され、図12(ロ)に
示すように、2箇所において係合片72a先端と引掛け
部65aとが係合し、搾乳器AaとセンサロボットAb
とが合体するのである。
【0039】又、搾乳される乳汁を貯蔵する貯蔵手段と
しての大型のミルクタンク80が搾乳室7とは別の箇所
に設置される状態で設けられ、ティートカップ50が乳
首の装着された状態で搾乳のために吸引してミルクタン
ク80に乳汁を給送する給送手段QSが備えられてい
る。つまり、図26に示すように、牛の乳首にティート
カップ50が装着された状態で吸引装置81が作動する
と、乳汁が吸引されたバッファタンク82に貯留され、
乳汁用配管83の途中に設けられたポンプ84にてバッ
ファタンク82からフィルタ85を通してミルクタンク
80に向けて給送されるようにして構成されている。従
って、吸引装置81、ポンプ84、配管83により給送
手段QSが構成される。尚、搾乳器Aaが退避位置にあ
る状態で、定期的に、エアーシリンダ86により昇降操
作されて各ティートカップ50に嵌まり込む洗浄用ノズ
ル87から洗浄水タンク88の洗浄水を送り込むことで
ティートカップ50内や配管内を洗浄することができる
ように構成され、配管途中には、洗浄水を排出する状態
と搾乳した乳汁を給送する状態とに切り換える切換弁9
1,92が設けられている。
【0040】次に、自動搾乳装置Aの作用を、図13〜
図18を参照して説明する。先ず、第1搾乳室7の右横
位置に、搾乳器Aaとこれよりも高い位置にあるセンサ
ロボットAbとが横並び状態で待機している(図1
3)。次いで、餌箱36がその牛に適合した量後退させ
て所定の搾乳姿勢に操作する。このとき、餌箱36の後
退移動終了に伴って、センサロボットAbが左横に移動
し、かつ、下方移動することによってセンサロボットA
bが搾乳器Aaに合体する(図14参照)。
【0041】合体された自動搾乳装置Aは、センサロボ
ットAbの第1及び第2シリンダ60,61を駆動して
の概略の横移動でティートカップ50を牛の下腹部に移
動し、それから、ラフセンサ55,55を用いて第4乳
頭(リファレンスティート)を検出し、各々のティート
カップ50を対応する乳頭の下方となるように第1及び
第2シリンダ60,61を駆動制御して(搾乳器Aaの
2個のシリンダ52,53は追従移動する)概略の位置
合せを行う。次に、モータ機構71を駆動してスキャナ
ー56を持上げ、上下方向でも乳頭の間に位置させ、か
つ、駆動回転させながら4箇所の乳頭位置センシングを
行う(図15,図16参照)。
【0042】スキャナーによる精密センシング(乳頭位
置計測)が終了し、各ティートカップ50が各乳頭の真
下に位置合せされると、先ず第1乳頭Te1 (乳頭の位
置関係は図28参照)のティートカップ50が、昇降シ
リンダ64にて上昇操作されて装着トライが開始され
(図17)、それから第2,第3、及び第4乳頭Te2,
Te3,Te4 の装着が行われる。4個のティートカップ
50の乳頭への装着が完了したことが装着検出センサに
て検出されると、装着部72と被装着部65との係合が
解かれてセンサロボットAbが少し持上がり、次いで右
側方に移動して退避位置に戻る。この後、レール62を
使ってセンサロボットAbは隣の第2搾乳室7へと向か
うのである。
【0043】センサロボットAbが退避位置に戻ると、
エアーシリンダ66が上昇駆動されるとともに、昇降シ
リンダ64が短縮駆動されてティートカップ50を基軸
として搾乳器Aaが持上がり、ティートカップ50の姿
勢を乳頭に適した状態に矯正する(図18)。それか
ら、搾乳が開始されるのである。
【0044】つまり、図17に示されるようにティート
カップ50は下方位置では乳頭への嵌まり易さを優先し
て、ほぼ垂直に起立した姿勢となっているが、不等辺リ
ンク機構63での上昇移動が揺動上昇と似た状態となっ
てやや後傾姿勢になり、乳頭を少し捩じる状態となるの
で、搾乳器Aa本体の持上げにより、ティートカップ5
0を後傾姿勢からほぼ垂直な起立姿勢に戻すように構成
されている。又、先端が少し前に寄る乳頭の後傾姿勢に
合せてティートカップ50の下方位置での姿勢を設定
し、上昇による顕著な後傾姿勢を元の僅かな後傾姿勢に
戻すように設定すればより好都合である。搾乳器Aa本
体を後から持上げ移動させるのは、ティートカップ50
の装着完了に伴って、合体しているセンサロボットAb
を側方に逃がし移動させるために必要な上下空間を確保
する点でも意味がある。
【0045】スキャナー56によるセンシング(乳頭位
置計測)について説明する。スキャナー56は送信及び
受信機能の双方を備え、送信した超音波の反射波を受信
することで物体の存在と大きさ及び位置を計測するもの
であり、図16に示すように、そのスキャナー56を4
個の乳頭のほぼ中央位置において回転させることで、4
個の乳頭の位置計測を行う。具体的には、図23に示す
ように、牛の後脚Le、藁クズSt、乳頭Te、乳房U
dが計測対象域に存在しているとする。そして、図23
に示すように、反射波の受信によるスキャナー56と物
体との距離Diとその基準位置からの角度Anとが順次
記録されるのであるが、反射波が来ないとき(データが
無いとき)には0(零)が検出されるようになっている
とする。
【0046】スキャナー56の回転が始まり、先ず後脚
Leの存在及びその距離lL1〜lLnと、角度θL1〜θLn
が検出される。次に、藁クズの存在及びその距離lS1
Snと、角度θS1〜θSnが検出され、それから、乳頭T
eの存在及びその距離lT1〜lTnと、角度θT1〜θTn
乳房Ud存在及びその距離lU1〜lUnと、角度θU1〜θ
Unが順次検出される。又、予め測定された牛毎の乳頭位
置データから、おおよその乳頭存在エリアであるx0,x1
・y0,y1で囲まれた四角形のウィンドウWiが定めてあ
り、このウィンドウWi内に物体が存在するか否かと、
乳頭としての太さ及びスキャナーからの距離が適切であ
るかどうかで総合的に判断する。
【0047】すなわち、図24に示すアルゴリズムのよ
うに、検出された距離と角度のデータの下記〔数1〕に
より算術平均を各物体毎に求め(ステップ# a)、
【0048】
【数1】算術平均:lAv=l1 +…ln /n,θAV=θ
1 +…θn /n
【0049】次いで、その求められた値が所定範囲にあ
るか否か?、及びその物体が所定のウィンドウWi内に
存在するか否か?を比較し(ステップ# b)、双方の条
件が共に満足すれば乳頭Teであると見なし、いずれか
一方でも満足しないと乳頭Te以外のものであると見な
すように制御されるのである。尚、図16に示すよう
に、平面図で右後のものが第1乳頭Te1 であり、そこ
から時計回り方向に順次、第2〜第4乳頭Te2 〜Te
4 に設定されている。ラフセンサ55で検出されるの
は、右前の第4乳頭Te4 である。
【0050】次に、搾乳室7に牛が入ってから出るまで
の自動搾乳装置Aの作動全体のアルゴリズム、つまり、
制御装置の制御手順を図19〜図22を用いて説明す
る。先ず、入口ゲートG2又はG4を開け(ステップ#
1)、第3又は第5センサS3 又はS5 による牛の通過
完了か否かでもって牛が搾乳室7に入ったか否かを検出
し(ステップ# 2)、通過すれば入口ゲートG2 又はG
4 を閉じる(ステップ# 3)。搾乳室7でタグT検出が
されると(ステップ# 4)、その牛が前回の搾乳時間か
ら設定時間(4時間)以上経過しているか否かが判断さ
れ、設定時間経過していなければ、搾乳を実行しない
で、ステップ# 28に移行し、第6ゲートを切り換え牛
を待機場6(第1エリア2A)に戻す(ステップ# 4
8)。設定時間以上経過している場合には、予め入力さ
れているその牛の情報のうちの体格データ等が出力され
(ステップ# 5)、餌箱36がその牛に見合った距離で
後退操作され(ステップ# 6)る。この場合、牛の首に
巻回装備された首輪状のリスポンダ(図示せず)を大き
めの輪として、重い発信装置部分が必ず下にくるように
構成しておけば、タグTによる検出ができない事態を避
けられるようになる。
【0051】餌箱36が後退して牛が搾乳姿勢になる
と、センサロボットAbが搾乳器Aaに合体するべく移
動作動し(ステップ# 7)、合体が完了する(ステップ
# 8)と、予め入力されているその牛の情報のうちの乳
頭位置データが出力され(ステップ# 9)、その予備デ
ータに基づいて合体した搾乳器AaとセンサロボットA
bが牛の下腹部に移動する(ステップ# 10)。それか
ら、ティートカップ50の装着作動が始まるのである
が、ここで、 R : 一連の装着作動のトライ回数(最高5回) N : 乳頭の番号(1〜4) Sc: スキャナーのセンシングトライ回数(最高2
回) Tc: ティートカップ上昇移動(キャッチアップ)の
トライ回数(最高2回) と定義する。
【0052】先ず、R=0,N=1にセットされ(ステ
ップ# 11)、そして、スキャナー56による計測初期
位置ではSc=0にセットされた状態(ステップ# 1
2)で、ラフセンサ55による第4乳頭(リファレンス
ティート)の検出作動が行われる(ステップ# 13)。
第4乳頭が検出されると(ステップ# 14)、前回の装
着成功時の乳頭位置データがあれば(ステップ# 1
5)、そのデータのみに基づいてティートカップ50の
精密な位置合せ移動が行われ(ステップ# 16)、それ
からキャッチアップ作動して(ステップ# 17)、ティ
ートカップ50の乳頭装着に伴う装着検出センサ(図示
せず)の乳頭検出作動に基づき、装着成功か否かの判断
を行う(ステップ# 18)。
【0053】装着検出センサにより装着成功が検出され
ると、次の乳頭(第2〜4乳頭)のキャッチアップトラ
イ(ステップ# 19)へと移行し、装着が失敗に終わる
と初めてスキャナー56による乳頭検出作動(ステップ
# 20)へと移行する。4個のティートカップ50の乳
頭装着が終了する(ステップ# 21)と、センサロボッ
トAbと搾乳器Aaとの合体が解除され(ステップ# 2
2)、搾乳器Aaによる搾乳が開始される(ステップ#
23)。つまり、前記給送手段QSの作動を制御して乳
首から乳汁が吸引されて、ミルクタンク80に給送され
ることになる。
【0054】搾乳が進行して、分当たりの搾乳量(トー
タル量)が 0.2l/minを下回ると(ステップ# 24)、
ティートカップ50の装着が解除されるとともに搾乳器
Aaが退避移動し(ステップ# 25)、その時点でその
牛の全搾乳量が予測乳量(過去のデータ等に基づいて予
め予測できている)の8割以上か、それ未満かを判断し
(ステップ# 26)、8割以上あれば、第6ゲートG6
をそのままに維持して(ステップ# 27)牛を餌場1に
移動させ、満たない場合は第6ゲートG6 を切換え(ス
テップ# 28)、もう一度搾乳を行うべく牛を入口側に
戻す。
【0055】一方、ステップ# 18での乳頭装着失敗後
に伴うスキャナー56の乳頭検出作動(ステップ# 2
0)により、4個のティートカップ50の位置計測が行
われ(ステップ# 29)、計測が終了すればTc=0に
設定された状態(ステップ# 30)で、ラフセンサ55
で第4乳頭の位置検出を連続して行うことで牛が動いて
いるか否かを検出する(ステップ# 31)。つまり、第
4乳頭の位置が変化すれば牛が動いており、変化しなけ
れば静止していることが判断でき(ステップ# 32)、
動いておれば静止するまで待つ。このとき、所定時間が
経過すれば牛の動きをカット(動いていないと見なすこ
と)するようにしても良い。
【0056】そして、静止しておれば第2乳頭Te2 と
第3乳頭Te3 との前後間隔L1 、及び、第1乳頭Te
1 と第3乳頭Te3 との斜め間隔L2 とを算出し(図1
6参照)、かつ、これらの値と予め設定(標準範囲の最
低値)された前後間隔L10と斜め間隔L20とを比較し
(ステップ# 33)、測定値が小であれば通常の装着順
序(ステップ# 34)が、大であれば異なる装着順序
〔第3乳頭Te3 に対応するティートカップ50の装着
自由度が高い第3乳頭Te3 から始める〕(ステップ#
35)が夫々行われる。
【0057】次いで、その選択された順序に基づいてテ
ィートカップ50がキャッチアップ作動(ステップ# 3
6)し、装着の成否を判断し(ステップ# 37)、成功
すれば次の乳頭(第2〜4乳頭)のキャッチアップトラ
イ(ステップ# 38)へと移行する。4箇所全ての装着
が済んだか否か判断し(ステップ# 39)、装着成功で
あれば、センサロボットAbと搾乳器Aaが合体するス
テップ# 22に合流する。
【0058】ステップ# 37で否となると、再びキャッ
チアップトライを行い(ステップ#40)、そのトライ
回数の判断を行い(ステップ# 41)、2回未満であれ
ばステップ# 32に戻り、2回以上でも未装着であれ
ば、ラフセンサ55の機能により、その時点で牛が動い
ているか否かを判断する(ステップ# 42)。その結
果、牛が動いておればその状態において2回以下のキャ
ッチアップ作動に1分以上費やしているか否かを検出し
(ステップ# 43)、1分に達すると牛が動き過ぎてこ
のままでは無理であると見なし、スキャナー56による
センシング回数の1回増しを行い(ステップ# 44)、
その回数が2回以下かどうかを判断し(ステップ# 4
5)、2回以下であればもう一度ステップ# 20に戻っ
てスキャナー56のセンシングからやり直す。
【0059】センシング回数が3回目であれば、ラフセ
ンサ55による第4乳頭Te4 検出から始まるセンシン
グ全体のトライ回数の1回増しを行い(ステップ# 4
6)、その回数が5回以下かどうかを判断し(ステップ
# 47)、5回以下であればステップ# 13に戻ってラ
フセンサ55のセンシング作動からやり直し、6回目で
あれば装着失敗と見なし、第6ゲートG6 を切換るステ
ップ# 28に移行し、牛を待機場6(第1エリア2A)
に戻すようにする。
【0060】前記自動牛に対する搾乳は、上記したよう
な自動搾乳装置Aの動作により適宜実行されることにな
るが、装着に失敗して入口側に戻る牛については、前記
制御装置81により個体識別情報として失敗した回数が
判別されるようになっており、この装着失敗の回数が設
定回数を越えている場合には、このような牛は自動搾乳
装置による自動搾乳に適合していないものとして、前記
マニュアル牛として再登録して、それ以後は第2エリア
2Bに移動させる。
【0061】自動搾乳装置Aの作動を制御する制御装置
93は、切換操作スイッチSWにより、上述したよう
に、ティートカップ50の一連の装着作動が自動的に行
われる自動装着モード(自動操作状態)と、その一連の
装着作動を人為操作で行う手動操作モード(手動操作状
態)とに切換え可能に構成され、手動操作モードに切換
えると、搾乳器Aaの移動、及びティートカップ50の
乳頭Te1〜4への持上げ移動等は全て手動で行うことに
なる。このような手動操作モードに切り換えられている
状態では、搾乳器Aaの人為操作による昇降操作を許容
し、且つ、人為操作による昇降操作中に搾乳器Aaの重
量に対してバランスするような上昇操作力を発生するバ
ランス機構BKが設けられている。つまり、このバラン
ス機構BKは前記昇降用エアーシリンダ66を兼用する
構成となっており、この昇降用エアーシリンダ66に対
する供給空気圧の調節制御は図27に示すようにして行
われるようになっている。
【0062】エアーコンプレッサ94にて発生した高圧
エアーが第1調圧機構95によりエアーシリンダの作動
に適した作動圧に調節されるように構成され、この作動
圧がエアー配管を通して、前記昇降用エアーシリンダ6
6あるいは他のエアーシリンダに対して供給されるよう
になっている。そして、昇降用エアーシリンダ66に対
するエアー配管には、エアーシリンダ66に作動圧が供
給される上昇作動状態と、エアーを大気に開放する下降
状態とに切り換える電磁式の作動切換弁96と、この作
動切換弁96とエアーシリンダ66との間を連通させる
状態と、エアーシリンダ66と第2調圧機構97とを連
通させる状態とに切り換える電磁式のバランス弁98と
が設けられている。第2調圧機構97は、エアーシリン
ダ66が搾乳器Aaの重量に対してバランスするような
上昇操作力を発生する設定空気圧を供給するようにその
出力圧が調節されている。
【0063】そして、手動操作モードでは、制御装置9
3が前記バランス弁98をバランス状態に切り換えてお
くことで、エアーシリンダ66の操作力と搾乳器Aaの
重量とがバランスして、軽い操作力で昇降操作させるこ
とができることになる。尚、第2調圧機構97は、エア
ーシリンダ66が伸縮操作されても、それに伴って、常
に、設定空気圧になるようにエアーの補給及び排出を行
うようになっている。従って、エアーシリンダ66、バ
ランス弁98、第2調圧機構87によりバランス機構B
Kが構成されている。
【0064】尚、このような人為操作によりティートカ
ップ50が装着された場合であっても、制御装置93に
よる自動搾乳動作、即ち、給送手段QSによる乳汁の吸
引、並びに給送の動作は自動で実行されるように構成さ
れている。つまり、人為操作より4個のティートカップ
50がすべて装着されたことが装着検出センサにより判
断されると、吸引装置81やポンプ84が作動するよう
に制御されるようになっている。
【0065】制御装置93には、スキャナー56による
乳頭位置計測情報を更新しながら記憶する制御プログラ
ムが備えられ、図20におけるステップ# 16での「前
回での成功データ」が取り込まれているのである。つま
り、成功データの有無に基づいてステップ# 15の判断
がされるのであり、ティートカップ50の装着成功時に
おけるスキャナー56による乳頭位置計測が行われる毎
に、その最新成功データのみが記憶されるのである。
「手動モード」にて、人為操作でティートカップ50を
乳頭に嵌め込まれた場合でも、それは装着成功と見なし
てその成功データが取り込まれるようにしておけば好都
合である。
【0066】前記マニュアル牛に対する搾乳は、基本的
にはマニュアル(手作業)にて搾乳を行うようにしてい
る。つまり、予め設定された搾乳時間になると、作業者
が開閉ゲートG8 を第2状態に切り換えて、第2エリア
2Bに居る牛を順次、前記搾乳室7へ移動させて、前記
「手動モード」に切り換えて、手動操作にてティートカ
ップ50をマニュアル牛の乳首に装着させて搾乳器Aa
による搾乳を実行させるのである。このとき、タグTに
て検出される牛の個体識別情報に基づいて、前回、自動
牛として登録されていた牛が複数回の装着失敗によって
マニュアル牛として再登録された牛であることが判別さ
れた場合には、そのことが例えば音声や画像表示等にて
報知され、このような牛に対しては、切換スイッチ84
を「自動モード」に切り換えて、ティートカップ50の
自動装着を行わせて、自動装着が適正に実行された場合
には、再度、自動牛として登録し直して、第1エリア2
Aに戻すようにしている。
【0067】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、ティートカップを自動装着さ
せるために搾乳器を自動昇降させる昇降用アクチュエー
タを利用して、バランス機構を構成する場合を例示した
が、このような構成に限らず、昇降用アクチュエータと
は別にバランスさせるために専用のアクチュエータ(エ
アーシリンダや油圧シリンダ、電動モータ等)を設ける
構成としてもよく、アクチュエータに代えて、重量がバ
ランスするようなウエイトを滑車等を用いて連係される
構成等、各種のバランス機構を利用するものでもよい。
【0068】(2)上記実施形態では、手動操作による
ティートカップの装着の場合にも、装着が完了すると、
自動的に乳汁の吸引、給送作動が開始されるようにした
が、人為操作指令に基づいて、これらの動作が開始され
るように制御する構成であってもよい。
【0069】(3)上記実施形態では、昇降用アクチュ
エータとしてエアーシリンダを用いて、人為操作による
昇降操作中に搾乳器Aaの重量に対してバランスするよ
うな上昇操作力を発生する空気圧を供給する構成とした
が、これに限るものではなく、油圧式アクチュエータ、
電動式アクチュエータ等各種のアクチュエータを用いて
もよく、支持機構(搾乳器)に人為操作力等の外力が作
用した場合、その外力の大きさを検出するセンサを設
け、その検出値が常に設定値を越えないように、アクチ
ュエータを操作させることで、重量に対してバランスす
るような上昇操作力を発生する構成としてもよい。
【0070】(4)上記実施形態では、搾乳器(支持機
構)に対してティートカップがアクチュエータの操作に
より相対昇降操作可能に設けられる構成としたが、ティ
ートカップが一体的に昇降するように支持することで乳
首への装着が行われるような構成であってもよい。
【0071】(5)上記実施形態では、動物の一例とし
て牛の搾乳の場合を例示したが、牛以外の山羊やその他
の動物に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】牛舎レイアウトを示す全体平面図
【図2】搾乳場、及び各ゲートと各センサの配置状態を
示す平面図
【図3】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図4】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図5】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図6】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図7】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図8】搾乳器を示す側面図
【図9】搾乳器を示す平面図
【図10】センサロボットを示す側面図
【図11】センサロボットを示す平面図
【図12】装着部と非装着部の構造を示す一部切欠きの
側面図
【図13】搾乳器とセンサロボットとの退避位置での横
並び状態を示す平面図
【図14】センサロボットの下降による合体作動を示す
要部の側面図
【図15】スキャナーのセンシング状態を示す要部の側
面図
【図16】ラフセンサ及びスキャナーによるセンシング
状態を示す要部の平面図
【図17】ティートカップのキャッチアップトライを示
す側面図
【図18】ティートカップ装着後の搾乳器持上げ状態を
示す側面図
【図19】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
1を示す図
【図20】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
2を示す図
【図21】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
3を示す図
【図22】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
4を示す図
【図23】スキャナーによる計測原理を示す平面図
【図24】スキャナーによる乳頭検出のアルゴリズムを
示す図
【図25】スキャナーによる乳頭検出データの解析原理
を示す図
【図26】乳汁給送用の構成を示す図
【図27】昇降用エアーシリンダの制御ブロック図
【符号の説明】
50 搾乳カップ 66 昇降用アクチュエータ 80 貯蔵手段 93 制御手段 Aa 支持機構 BK バランス機構 QS 給送手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搾乳対象となる動物の乳首に対して装着
    並びに離脱自在な搾乳カップを横方向に移動自在に且つ
    昇降自在に支持する支持機構と、この支持機構の移動動
    作を制御する制御手段とが備えられ、 前記制御手段は、 搾乳用所定位置に居る前記動物の乳首の検出位置情報に
    基づいて、前記搾乳カップを前記乳首に自動的に装着さ
    せるべく前記支持機構を移動操作する自動操作状態と、
    人為操作による前記支持機構の移動操作を許容する手動
    操作状態とに切り換え自在に構成されている搾乳装置で
    あって、 前記手動操作状態において、前記支持機構の人為操作に
    よる昇降操作を許容し、且つ、人為操作による昇降操作
    中に前記支持機構の重量に対してバランスするような上
    昇操作力を発生するバランス機構が設けられている搾乳
    装置。
  2. 【請求項2】 前記支持機構を昇降操作する昇降用アク
    チュエータが備えられ、 前記制御手段は、 前記自動操作状態において前記昇降用アクチュエータに
    て前記支持機構を自動昇降操作させ、前記手動操作状態
    において、前記バランス機構として、前記昇降用アクチ
    ュエータを兼用するように構成されている請求項1記載
    の搾乳装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降用アクチュエータが空気圧シリ
    ンダにて構成され、 前記制御手段は、前記手動操作状態において、人為操作
    による昇降操作を許容し、且つ、人為操作による昇降操
    作中に前記支持機構の重量に対してバランスするような
    上昇操作力を発生するように、前記昇降用アクチュエー
    タへの供給空気圧を調節するように構成されている請求
    項2記載の搾乳装置。
  4. 【請求項4】 搾乳した乳汁を貯蔵する貯蔵手段と、前
    記搾乳カップが装着された状態で搾乳のために吸引して
    前記貯蔵手段に乳汁を給送する給送手段とが備えられ、 前記制御手段は、 前記搾乳カップが前記乳首に装着されている状態で、前
    記給送手段が給送動作を実行すべく制御するように構成
    されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の搾乳装
    置。
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