JPH1189453A - 自動潅水装置 - Google Patents
自動潅水装置Info
- Publication number
- JPH1189453A JPH1189453A JP27651897A JP27651897A JPH1189453A JP H1189453 A JPH1189453 A JP H1189453A JP 27651897 A JP27651897 A JP 27651897A JP 27651897 A JP27651897 A JP 27651897A JP H1189453 A JPH1189453 A JP H1189453A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water tank
- planting area
- water
- building
- rainwater
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- Pending
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物に近接して植えられた植物に低コストで
自動的に水を供給する。 【解決手段】 建物4の外壁に近接した植栽域7の地中
10には雨水升12が設置されている。雨水升12の鉄
蓋14の上に不図示のスペーサを介して水槽16が載置
され、そして水槽16を覆うハウジング18が設けられ
ている。水槽16の底部にはホース20が連結され、ホ
ース20は植栽域7の地面上に延設されている。ホース
20の管壁にはホース20の延在方向に沿い間隔をおい
て複数の不図示の小孔が形成されている。また、水槽1
6と反対側のホース20端部は閉塞されている。建物の
屋根に降り注いだ雨水は、屋根の縁の樋から縦樋22に
集められ、縦樋22を通じて水槽16内に落下し、貯留
する。水槽16内に貯留した雨水はホース20により植
栽8の箇所に導かれ、ホース20に形成された上記複数
の小孔から流出し、地中10に浸透して植物8に供給さ
れる。
自動的に水を供給する。 【解決手段】 建物4の外壁に近接した植栽域7の地中
10には雨水升12が設置されている。雨水升12の鉄
蓋14の上に不図示のスペーサを介して水槽16が載置
され、そして水槽16を覆うハウジング18が設けられ
ている。水槽16の底部にはホース20が連結され、ホ
ース20は植栽域7の地面上に延設されている。ホース
20の管壁にはホース20の延在方向に沿い間隔をおい
て複数の不図示の小孔が形成されている。また、水槽1
6と反対側のホース20端部は閉塞されている。建物の
屋根に降り注いだ雨水は、屋根の縁の樋から縦樋22に
集められ、縦樋22を通じて水槽16内に落下し、貯留
する。水槽16内に貯留した雨水はホース20により植
栽8の箇所に導かれ、ホース20に形成された上記複数
の小孔から流出し、地中10に浸透して植物8に供給さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁に近接
して植えられた植物に水を自動的に供給する潅水装置に
関するものである。
して植えられた植物に水を自動的に供給する潅水装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市などの緑化に対する関心の高
まりと共に植栽の自動潅水装置が多く用いられるように
なってきている。従来の自動潅水装置は、電磁弁をタイ
マで制御して毎日一定の時刻に水道水を自動的に散水す
るという構成のものが一般的である。
まりと共に植栽の自動潅水装置が多く用いられるように
なってきている。従来の自動潅水装置は、電磁弁をタイ
マで制御して毎日一定の時刻に水道水を自動的に散水す
るという構成のものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この種の
自動潅水装置を利用するためには、潅水のための配管、
タイマ、電磁弁といった装置本体を設置するだけでな
く、関連する電気配線や水道管の配管工事も行う必要が
あり、全体ではかなりのコストとなる。また、初期費用
だけでなくメンテナンスにも費用がかかる。一方、集合
住宅などでは、潤いをもたせるために植物を活用し、ベ
ランダ、外廊下、ポーチなどに植栽を施すことが有効で
ある。また、都市などでは十分に広い庭を確保すること
が難しく、建物の外壁に近接して植物が植えられること
も多い。そして、このような場合には、上階の外廊下や
ベランダ、あるいは庇などのため、雨天のときでも十分
に雨水が降り込まず、植物に対して必ず水やりが必要と
なる。
自動潅水装置を利用するためには、潅水のための配管、
タイマ、電磁弁といった装置本体を設置するだけでな
く、関連する電気配線や水道管の配管工事も行う必要が
あり、全体ではかなりのコストとなる。また、初期費用
だけでなくメンテナンスにも費用がかかる。一方、集合
住宅などでは、潤いをもたせるために植物を活用し、ベ
ランダ、外廊下、ポーチなどに植栽を施すことが有効で
ある。また、都市などでは十分に広い庭を確保すること
が難しく、建物の外壁に近接して植物が植えられること
も多い。そして、このような場合には、上階の外廊下や
ベランダ、あるいは庇などのため、雨天のときでも十分
に雨水が降り込まず、植物に対して必ず水やりが必要と
なる。
【0004】そこで本発明の目的は、建物の外壁に近接
して植えられた植物に対して、低コストで自動的に水を
供給する自動潅水装置を提供することにある。
して植えられた植物に対して、低コストで自動的に水を
供給する自動潅水装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、建物の外壁に近接して植栽域が設けられ、こ
の植栽域に植えられた植物に水を自動的に供給する潅水
装置であって、前記建物に取り付けられた雨樋からの水
を貯留する水槽と、前記水槽に連結され、管壁を貫通す
る複数の孔が形成され管体とを備え、前記管体を前記植
栽域に延在させ、前記水槽内の水を前記管体により導出
し、前記孔を通じ流出させて前記植物に供給することを
特徴とする。
するため、建物の外壁に近接して植栽域が設けられ、こ
の植栽域に植えられた植物に水を自動的に供給する潅水
装置であって、前記建物に取り付けられた雨樋からの水
を貯留する水槽と、前記水槽に連結され、管壁を貫通す
る複数の孔が形成され管体とを備え、前記管体を前記植
栽域に延在させ、前記水槽内の水を前記管体により導出
し、前記孔を通じ流出させて前記植物に供給することを
特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記水槽が植栽域に配置
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記植
栽域には水槽の近傍に雨水升が設けられ、水槽から溢れ
出た水が雨水升に流入するように構成されていることを
特徴とする。また、本発明は、前記雨水升には植栽域の
土中に埋設された排水管が連結されており、前記排水管
には管壁を貫通する複数の孔が形成されていることを特
徴とする。また、本発明は、前記建物が複数階から成
り、雨水を下階に導くルーフドレインを外廊下またはベ
ランダに備え、前記水槽は前記ルーフドレインの近傍に
配置されていることを特徴とする。また、本発明は、前
記植栽域が、前記建物の庇、上階の外廊下、および上階
のベランダのいずれかの下、またはポーチに配置されて
いることを特徴とする。
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記植
栽域には水槽の近傍に雨水升が設けられ、水槽から溢れ
出た水が雨水升に流入するように構成されていることを
特徴とする。また、本発明は、前記雨水升には植栽域の
土中に埋設された排水管が連結されており、前記排水管
には管壁を貫通する複数の孔が形成されていることを特
徴とする。また、本発明は、前記建物が複数階から成
り、雨水を下階に導くルーフドレインを外廊下またはベ
ランダに備え、前記水槽は前記ルーフドレインの近傍に
配置されていることを特徴とする。また、本発明は、前
記植栽域が、前記建物の庇、上階の外廊下、および上階
のベランダのいずれかの下、またはポーチに配置されて
いることを特徴とする。
【0007】建物に取り付けられた雨樋からの水は水槽
に貯留し、水槽に貯留した水は、管体により植栽域に導
かれ、管体に形成された孔より流出して植物に供給され
る。
に貯留し、水槽に貯留した水は、管体により植栽域に導
かれ、管体に形成された孔より流出して植物に供給され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明による自動潅水
装置の実施の形態を示す断面側面図、図2は斜視図であ
る。この自動潅水装置2は、建物4(図2)の庇の下に
建物4の外壁6に近接し、外壁6に沿って設けられた植
栽域7の植物8に水を供給するものであり、建物4の外
壁6近傍に設置されている。図1に示したように、植栽
域7の地中10には雨水升12が設置されている。地中
10にはさらに排水管11が埋設され、雨水升12に連
結されている。また、雨水升12の上部開口は地面から
露出し、網状の鉄蓋14で覆われている。
図面を参照して説明する。図1は本発明による自動潅水
装置の実施の形態を示す断面側面図、図2は斜視図であ
る。この自動潅水装置2は、建物4(図2)の庇の下に
建物4の外壁6に近接し、外壁6に沿って設けられた植
栽域7の植物8に水を供給するものであり、建物4の外
壁6近傍に設置されている。図1に示したように、植栽
域7の地中10には雨水升12が設置されている。地中
10にはさらに排水管11が埋設され、雨水升12に連
結されている。また、雨水升12の上部開口は地面から
露出し、網状の鉄蓋14で覆われている。
【0009】この鉄蓋14の上に不図示のスペーサを介
して水槽16が載置され、そして水槽16を覆うハウジ
ング18(例えばステンレス製)が設けられている。水
槽16の底部にはホース20が連結され、植栽域7の地
面上に延設されている。ホース20の管壁にはホース2
0の延在方向に沿い間隔をおいて複数の不図示の小孔が
形成されている。また、水槽16と反対側のホース20
端部は閉塞されている。建物4の屋根には、屋根の縁に
沿って不図示の樋が取り付けられており、建物4の外壁
6にはその樋に連結された縦樋22が配設されている。
そして縦樋22の先端部はハウジング18の上部に形成
された開口を通じて水槽16内に挿入されている。
して水槽16が載置され、そして水槽16を覆うハウジ
ング18(例えばステンレス製)が設けられている。水
槽16の底部にはホース20が連結され、植栽域7の地
面上に延設されている。ホース20の管壁にはホース2
0の延在方向に沿い間隔をおいて複数の不図示の小孔が
形成されている。また、水槽16と反対側のホース20
端部は閉塞されている。建物4の屋根には、屋根の縁に
沿って不図示の樋が取り付けられており、建物4の外壁
6にはその樋に連結された縦樋22が配設されている。
そして縦樋22の先端部はハウジング18の上部に形成
された開口を通じて水槽16内に挿入されている。
【0010】このような構成において、建物4の屋根に
降り注いだ雨水は、屋根の縁の上記樋から縦樋22に集
められ、縦樋22を通じて水槽16内に落下し、貯留す
る。水槽16内に貯留した雨水はホース20により植栽
域7に導かれ、ホース20に形成された上記複数の小孔
から除々に流出し、地中10に浸透して植物8に吸収さ
れる。雨量が多いときなどは縦樋22を通じて水槽16
に導かれた多量の雨水は水槽16から溢れることになる
が(矢印A)、溢れた雨水は水槽16下の雨水升12中
に落下し、排水管11を通じて下水管などに導かれる。
降り注いだ雨水は、屋根の縁の上記樋から縦樋22に集
められ、縦樋22を通じて水槽16内に落下し、貯留す
る。水槽16内に貯留した雨水はホース20により植栽
域7に導かれ、ホース20に形成された上記複数の小孔
から除々に流出し、地中10に浸透して植物8に吸収さ
れる。雨量が多いときなどは縦樋22を通じて水槽16
に導かれた多量の雨水は水槽16から溢れることになる
が(矢印A)、溢れた雨水は水槽16下の雨水升12中
に落下し、排水管11を通じて下水管などに導かれる。
【0011】したがってこの自動潅水装置2を設置する
ことにより、庇の下にもかかわらず植物8に対し人が水
やりを行う必要はなくなる。そして、本実施の形態の自
動潅水装置2は、構成が簡素であるから低コストで製造
でき、そして、メンテナンスも不要である。さらに、動
力を一切必要としないので電気配線などは不要であり、
また、水道水を使わないので水道の配管工事も不要であ
る。また、既存の雨水升12上に設置できるので、特に
設置場所を確保する必要がない。そして、動力を使用せ
ず、したがって電気エネルギーを使用しないので、環境
汚染の防止にも有効である。
ことにより、庇の下にもかかわらず植物8に対し人が水
やりを行う必要はなくなる。そして、本実施の形態の自
動潅水装置2は、構成が簡素であるから低コストで製造
でき、そして、メンテナンスも不要である。さらに、動
力を一切必要としないので電気配線などは不要であり、
また、水道水を使わないので水道の配管工事も不要であ
る。また、既存の雨水升12上に設置できるので、特に
設置場所を確保する必要がない。そして、動力を使用せ
ず、したがって電気エネルギーを使用しないので、環境
汚染の防止にも有効である。
【0012】なお、上記雨水升12に連結された排水管
にも、その延在方向に間隔をおいて複数の小孔を形成し
ておくことで、水槽16を溢れた水も排水管を通じて地
中10に浸透させ、無駄なく植物に供給されるよう図る
ことも有効である。また、植物8への水の供給量は、水
槽16の大きさや、ホース20に形成する小孔の大き
さ、ならびに小孔の間隔により適切に調整することがで
きる。
にも、その延在方向に間隔をおいて複数の小孔を形成し
ておくことで、水槽16を溢れた水も排水管を通じて地
中10に浸透させ、無駄なく植物に供給されるよう図る
ことも有効である。また、植物8への水の供給量は、水
槽16の大きさや、ホース20に形成する小孔の大き
さ、ならびに小孔の間隔により適切に調整することがで
きる。
【0013】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図3は本発明による自動潅水装置2の第2の実施の
形態を示す断面側面図、図4は斜視図である。なお、図
中、図1、図2と同一の要素には同一の符号が付されて
おり、それらに関する詳しい説明はここでは省略する。
この自動潅水装置24は、図4に示したように、集合住
宅の外廊下26に設けられた植栽域7の植物8に水を供
給するためのものである。外壁6に沿って土を収容した
コンテナ28が配設され、コンテナ28内に植栽域7が
設けられている。コンテナ28の底部には砂利などによ
る排水層30が形成され、この排水層30によりコンテ
ナ28内の土の流出を阻止しつつ余分な水がルーフドレ
イン34より排出される。植栽域7により窓32の側で
植物8を植栽することは、プライバシを確保したり、エ
アコンの室外機を隠したりする上でも有効である。
る。図3は本発明による自動潅水装置2の第2の実施の
形態を示す断面側面図、図4は斜視図である。なお、図
中、図1、図2と同一の要素には同一の符号が付されて
おり、それらに関する詳しい説明はここでは省略する。
この自動潅水装置24は、図4に示したように、集合住
宅の外廊下26に設けられた植栽域7の植物8に水を供
給するためのものである。外壁6に沿って土を収容した
コンテナ28が配設され、コンテナ28内に植栽域7が
設けられている。コンテナ28の底部には砂利などによ
る排水層30が形成され、この排水層30によりコンテ
ナ28内の土の流出を阻止しつつ余分な水がルーフドレ
イン34より排出される。植栽域7により窓32の側で
植物8を植栽することは、プライバシを確保したり、エ
アコンの室外機を隠したりする上でも有効である。
【0014】図3に示したように、この自動潅水装置2
4では、水槽16はルーフドレイン34の上方でハウジ
ング36(例えばステンレス製)内に収容されて設定さ
れている。ハウジング36内には網状の棚38が形成さ
れており、水槽16はその上に載置されている。そし
て、上記実施の形態と同様、水槽16の底部にはホース
20が連結され、植物8に近接してコンテナ28内の土
の表面に延設されている。ホース20の管壁には上述の
ように、ホース20の延在方向に沿い間隔をおいて複数
の不図示の小孔が形成され、また、水槽16と反対側の
ホース20端部は閉塞されている。水槽16には、ハウ
ジング36の上面に形成された開口を通じて縦樋22の
先端部が挿入されている。
4では、水槽16はルーフドレイン34の上方でハウジ
ング36(例えばステンレス製)内に収容されて設定さ
れている。ハウジング36内には網状の棚38が形成さ
れており、水槽16はその上に載置されている。そし
て、上記実施の形態と同様、水槽16の底部にはホース
20が連結され、植物8に近接してコンテナ28内の土
の表面に延設されている。ホース20の管壁には上述の
ように、ホース20の延在方向に沿い間隔をおいて複数
の不図示の小孔が形成され、また、水槽16と反対側の
ホース20端部は閉塞されている。水槽16には、ハウ
ジング36の上面に形成された開口を通じて縦樋22の
先端部が挿入されている。
【0015】この自動潅水装置24では、上記自動潅水
装置2の場合と同様に、集合住宅の屋上などに降り注い
だ雨水は縦樋22を通じて水槽16内に落下し、貯留す
る。水槽16内に貯留した雨水はホース20により植物
8の箇所に導かれ、ホース20に形成された上記複数の
小孔から流出し、植栽域7の土中に浸透して植物8に吸
収される。雨量が多いときなどは縦樋22を通じて水槽
16に導かれた多量の雨水は水槽16から溢れることに
なるが、溢れた雨水は水槽16下のルーフドレイン34
を通じて下階へと流れ落ちる。
装置2の場合と同様に、集合住宅の屋上などに降り注い
だ雨水は縦樋22を通じて水槽16内に落下し、貯留す
る。水槽16内に貯留した雨水はホース20により植物
8の箇所に導かれ、ホース20に形成された上記複数の
小孔から流出し、植栽域7の土中に浸透して植物8に吸
収される。雨量が多いときなどは縦樋22を通じて水槽
16に導かれた多量の雨水は水槽16から溢れることに
なるが、溢れた雨水は水槽16下のルーフドレイン34
を通じて下階へと流れ落ちる。
【0016】したがってこの自動潅水装置24では上記
自動潅水装置2と同様の効果が得られる。なお、第2の
実施の形態では外廊下に設置する場合を例に説明した
が、外廊下に限らずベランダなどに自動潅水装置24を
設置することも無論可能である。
自動潅水装置2と同様の効果が得られる。なお、第2の
実施の形態では外廊下に設置する場合を例に説明した
が、外廊下に限らずベランダなどに自動潅水装置24を
設置することも無論可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動潅水装
置では、建物に取り付けられた雨樋からの水は水槽に貯
留し、水槽に貯留した水は、管体により植物が植えられ
ている箇所に導かれ、管体に形成された孔より流出して
植物に供給される。したがって本発明の自動潅水装置を
設置することにより、建物の外壁に近接し雨が直接降り
込まない箇所に植えられた植物に対しても人が水やりを
行う必要がなくなる。そして本発明の自動潅水装置は、
構成が簡素であるから低コストで製造でき、また、メン
テナンスも不要である。さらに、動力を一切必要としな
いので電気配線などは不要であり、また、水道水を使わ
ないので水道の配管工事も不要である。そして、既存の
雨水升上やルーフドレイン上などに設置でき、その場合
には特に設置場所を確保する必要がない。また、動力を
使用せず、したがって電気エネルギーを使用しないの
で、環境汚染の防止にも有効である。
置では、建物に取り付けられた雨樋からの水は水槽に貯
留し、水槽に貯留した水は、管体により植物が植えられ
ている箇所に導かれ、管体に形成された孔より流出して
植物に供給される。したがって本発明の自動潅水装置を
設置することにより、建物の外壁に近接し雨が直接降り
込まない箇所に植えられた植物に対しても人が水やりを
行う必要がなくなる。そして本発明の自動潅水装置は、
構成が簡素であるから低コストで製造でき、また、メン
テナンスも不要である。さらに、動力を一切必要としな
いので電気配線などは不要であり、また、水道水を使わ
ないので水道の配管工事も不要である。そして、既存の
雨水升上やルーフドレイン上などに設置でき、その場合
には特に設置場所を確保する必要がない。また、動力を
使用せず、したがって電気エネルギーを使用しないの
で、環境汚染の防止にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動潅水装置の実施の形態を示す
断面側面図である。
断面側面図である。
【図2】本発明による自動潅水装置の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明による自動潅水装置の第2の実施の形態
を示す断面側面図である。
を示す断面側面図である。
【図4】本発明による自動潅水装置の第2の実施の形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
2、24 自動潅水装置 4 建物 6 外壁 7 植栽域 8 植栽 12 雨水升 16 水槽 18、36 ハウジング 20 ホース 22 縦樋 26 外廊下 30 排水層 34 ルーフドレイン
Claims (6)
- 【請求項1】 建物の外壁に近接して植栽域が設けら
れ、この植栽域に植えられた植物に水を自動的に供給す
る潅水装置であって、 前記建物に取り付けられた雨樋からの水を貯留する水槽
と、 前記水槽に連結され、管壁を貫通する複数の孔が形成さ
れ管体とを備え、 前記管体を前記植栽域に延在させ、前記水槽内の水を前
記管体により導出し、前記孔を通じ流出させて前記植物
に供給する、 ことを特徴とする自動潅水装置。 - 【請求項2】 前記水槽は植栽域に配置されている請求
項1記載の自動潅水装置。 - 【請求項3】 前記植栽域には水槽の近傍に雨水升が設
けられ、水槽から溢れ出た水が雨水升に流入するように
構成されている請求項2記載の自動潅水装置。 - 【請求項4】 前記雨水升には植栽域の土中に埋設され
た排水管が連結されており、前記排水管には管壁を貫通
する複数の孔が形成されている請求項3記載の自動潅水
装置。 - 【請求項5】 前記建物は複数階から成り、雨水を下階
に導くルーフドレインを外廊下またはベランダに備え、
前記水槽は前記ルーフドレインの近傍に配置されている
請求項1乃至4に何れか1項記載の自動潅水装置。 - 【請求項6】 前記植栽域は、前記建物の庇、上階の外
廊下、および上階のベランダのいずれかの下、またはポ
ーチに配置されている請求項1乃至5に何れか1項記載
の自動潅水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27651897A JPH1189453A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 自動潅水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27651897A JPH1189453A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 自動潅水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189453A true JPH1189453A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17570597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27651897A Pending JPH1189453A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 自動潅水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189453A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112160410A (zh) * | 2020-09-18 | 2021-01-01 | 天津市盛泰建筑工程有限公司 | 一种环保节能绿色建筑 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP27651897A patent/JPH1189453A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112160410A (zh) * | 2020-09-18 | 2021-01-01 | 天津市盛泰建筑工程有限公司 | 一种环保节能绿色建筑 |
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