JPH1188897A - 偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム - Google Patents

偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム

Info

Publication number
JPH1188897A
JPH1188897A JP9241002A JP24100297A JPH1188897A JP H1188897 A JPH1188897 A JP H1188897A JP 9241002 A JP9241002 A JP 9241002A JP 24100297 A JP24100297 A JP 24100297A JP H1188897 A JPH1188897 A JP H1188897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
signal
circuit
data
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9241002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3941181B2 (ja
Inventor
Naoyasu Gamo
直泰 蒲生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP24100297A priority Critical patent/JP3941181B2/ja
Publication of JPH1188897A publication Critical patent/JPH1188897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3941181B2 publication Critical patent/JP3941181B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイコントラスト時に発生し易い偽色を低減
するためには、メインフィルタのタップ数を増やさなけ
ればならなく、回路規模が膨大なものとなる。 【解決手段】 ハイコントラスト時にORゲート41か
ら検波信号幅調整回路42および検波信号位相調整回路
43を経由して供給される補正パルスによって切替えス
イッチ38,39を切り替えることにより、プリLPF
26でフィルタリング処理される前のS1データを、S
2データに入れ替えてS1,S2データとしてメインL
PF40に供給し、メインLPF40の2入力間のレベ
ル差をなくすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽色抑圧回路およ
び偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム
に関し、特に色配列が水平2繰返しの色フィルタを有
し、この色配列に基づく第1,第2の色信号を点順次で
交互に出力する固体撮像素子の信号処理回路に用いられ
る偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを信
号処理回路に用いたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】色配列が水平2繰返しの色フィルタ、例
えば図7に示す補色市松の色フィルタを有するCCD(C
harge Coupled Device) 撮像素子の信号処理回路におい
て、フィールド読み出し方式のCCD撮像素子の出力信
号としては、S1R,S2R,S1B,S2Bの4種類
が存在し、R(レッド)ライン(S1R,S2R)とB
(ブルー)ライン(S1B,S2B)とがそれぞれ交互
に出力される。ここに、S1R=Cy(シアン)+Mg
(マゼンタ),S2R=Ye(イエロー)+G(グリー
ン),S1B=Cy+G,S2B=Ye+Mgである。
【0003】その際に、基本的な色差信号をR−G=S
2R−S1R,B−G=S1B−S2Rとし、簡易的に
は、これを色差信号として扱うことができる。この信号
処理システムでは、2画素同じ色の情報が続かないと忠
実な色の再現はできない。特に、クロマ系のLPF(ロ
ーパスフィルタ)ではカットできないレベルのコントラ
スト差が横(水平)方向で発生したときに、S2,S1
のレベル差が生じ、色が無い場所でも縦(垂直)方向に
色が発生する。これが、偽色発生の基本的なメカニズム
である。
【0004】この偽色を低減するための偽色抑圧回路
が、CCD撮像素子の信号処理回路に用いられている。
その従来例を図8に示す。同図において、CCD固体撮
像素子(図示せず)から出力される映像信号を1H(1
水平期間)遅延して得られるH1Dデータ(S1R/S
2R/S1R/S2R又はS1B/S2B/S1B/S
2B)と2H遅延して得られるH2Dデータ(S1B/
S2B/S1B/S2B又はS1R/S2R/S1R/
S2R)がマルチプレクス101に供給される。マルチ
プレクス101は、H1DデータおよびH2Dデータ
を、S1データ(S1R/S1B/S1R/S1B)と
S2データ(S2R/S2B/S2R/S2B)に振り
分けてプリLPF102に供給する。
【0005】プリLPF102は、S1データをマスタ
ークロックMCKの2クロック分遅延する遅延回路10
3と、S1データのレベルを3倍にする係数器104
と、遅延回路103で遅延されたS1データと係数器1
04を経たS1データとを加算する加算器105と、こ
の加算器105の加算データのレベルを4分の1にする
係数器106と、S2データをマスタークロックMCK
の2クロック分遅延する遅延回路107と、この遅延さ
れたS2データのレベルを3倍にする係数器108と、
この係数器108を経たS2データと遅延前のS2デー
タとを加算する加算器109と、この加算器109の加
算データのレベルを4分の1にする係数器110とから
構成されている。
【0006】すなわち、上記構成のプリLPF102は
画素中心の重み付けでタップが1 3の非対象な形を採っ
ている。このプリLPF102では、S1,S2の各デ
ータに対して、それらの空間位相を合わせる処理が行わ
れる。S1,S2の各データは、このプリLPF102
で空間位相が合わされ、しかる後メインLPF111に
供給される。メインLPF111は本来のフィルタリン
グ処理、即ちS1,S2の各データから偽色が抑圧され
たクロマ信号(S1R/S1B/S2R/S2B)を抽
出する処理を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偽色信号
は、室内から太陽の照りつけている屋外を撮像した時
や、蛍光燈を撮影した時に、その輝度の境目において顕
著に現れることになる。したがって、例えば、現在流行
しているプリント倶楽部による撮像や、一面ガラス張り
のオフィスでの撮像の場合において偽色が発生し易い。
【0008】しかしながら、上述した従来の偽色抑圧回
路では、図9に示すように、クロマ信号の帯域を制限す
るために設けられているプリLPF102のタップ数に
よって偽色の広がりが増加する傾向にある。さらに、こ
のプリLPF102が画素中心の重み付けで、先述した
ようにタップが1 3 と非対象な形をとっているため、図
10から明らかなように、ハイコントラストの状況では
さらにS1データとS2データのレベル差がひらくこと
になる。ハイコントラストの状況下で偽色のレベルを低
減するためには、メインLPF111のゲート数を大幅
に増やさなければならなく、その結果回路規模が膨大な
ものとなる。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、原理上発生するハイ
コントラスト時の偽色のレベルを、メインLPFのゲー
ト数を増やさなくても確実に低減可能な偽色抑圧回路お
よび偽色抑圧方法、ならびにこれらを用いたカメラシス
テムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、色配列が水
平2繰返しの色フィルタを有し、この色配列に基づくS
1,S2信号を点順次で交互に出力する固体撮像素子の
信号処理回路において、S1,S2信号の空間位相を合
わせるプリフィルタと、プリフィルタを経たS1,S2
信号から偽色が抑圧されたクロマ信号を抽出するメイン
フィルタとからなる偽色抑圧回路が、固体撮像素子の出
力信号に基づいて固体撮像素子への入射光のコントラス
トが所定レベル以上であることを検出するコントラスト
検波手段と、このコントラスト検波手段から検波信号が
与えられたときに、メインフィルタの入出力の少なくと
も一方側においてS1,S2信号の一方の信号(S1信
号又はS2信号)を他方の信号(S2信号又はS1信
号)に置換する置換手段とを有している。
【0011】また、本発明による偽色抑圧方法は、上記
構成の固体撮像素子の信号処理回路において、前段のプ
リフィルタでS1,S2信号の空間位相を合わせ、しか
る後後段のメインフィルタでプリフィルタを経たS1,
S2信号から偽色が抑圧されたクロマ信号を抽出するに
当り、固体撮像素子への入射光のコントラストが所定レ
ベル以上であるときに、メインフィルタの入出力の少な
くとも一方側においてS1,S2信号の一方の信号(S
1信号又はS2信号)を他方の信号(S2信号又はS1
信号)に置換するようにする。
【0012】固体撮像素子への入射光のコントラストが
所定レベル以上のとき、即ちハイコントラストのとき
に、メインフィルタの入出力の少なくとも一方側におい
て、S1信号をS2信号に(又は、S2信号をS1信号
に)置換することで、置換後のS1,S2信号が共にS
1信号(又は、S2信号)となって同じレベルとなる。
これにより、後段におけるハイコントラスト時の色差信
号R−GとB−Gの演算は、理想的には0となるため、
偽色は無くなることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る
デジタルカメラシステムの構成の一例を示すブロック図
である。
【0014】図1において、固体撮像素子、例えばCC
D撮像素子1の撮像面上には、被写体(図示せず)から
の入射光(像光)がレンズ2を含む光学系を介して結像
される。なお、CCD撮像素子1上には、色配列が例え
ば図7に示す如き水平2繰返し、垂直2繰返しの補色市
松色フィルタ1aが配されている。CCD撮像素子1
は、タイミングジェネレータ(図示せず)から発生され
る各種のタイミング信号によって露光時間(シャッタス
ピード)、信号電荷の読み出し、垂直転送、水平転送な
どの制御が行われることにより、入射光を画素単位で電
気信号に変換して出力する。
【0015】このCCD撮像素子1から出力されるアナ
ログ映像信号は、プリアンプ3に供給されて信号成分が
サンプルホールドされるとともに、適正なレベルに合わ
せるためにゲインコントロール(AGC)処理が行われ
る。プリアンプ3を経たアナログ映像信号は、A/Dコ
ンバータ4でデジタル化された後、コントラスト検波回
路5に供給される。
【0016】コントラスト検波回路5は、その前段部に
ディレイラインを有し、このディレイラインによって1
H(Hは水平走査期間)相当期間および2H相当期間だ
け遅延されたデジタル映像信号H1DおよびH2Dを出
力するとともに、入射光のコントラストが所定レベル以
上であることを検出する。このコントラスト検波回路5
の具体的な回路構成および回路動作については後述す
る。コントラスト検波回路5から出力されるデジタル映
像信号H1Dは、Y(輝度)信号処理回路6およびC
(クロマ)信号処理回路7の双方に供給され、デジタル
映像信号H2DはC信号処理回路7のみに供給される。
【0017】Y信号処理回路6において、入力されたデ
ジタル映像信号H1DはLPF(ローパスフィルタ)6
1を通過することによってC信号成分がカットされてY
信号データとなる。このY信号データは、ガンマ補正回
路62でガンマ補正がなされた後、ホワイトクリップ回
路63で一定レベル以上のY信号レベルがホワイトクリ
ップレベルにクリップされる。そして、ブランキング
(BLK)付加回路64でブランキング信号が付加さ
れ、さらにシンク(SYNC)付加回路65で同期信号
が付加され、さらに位相調整回路66で位相調整が行わ
れる。
【0018】C信号処理回路7において、その初段には
クロマLPF71が配されている。このクロマLPF7
1は先述したコントラスト検波回路5と共に、本発明に
係る偽色抑圧回路を構成しており、その具体的な回路構
成および回路動作については後述する。C信号処理回路
7に入力されたデジタル映像信号H1D,H2Dは、ク
ロマLPF71で偽色が抑圧された後、RGB変換回路
72でR,G,Bの3原色信号データに変換される。
【0019】このR,G,B信号データは、ホワイトバ
ランス回路73でホワイトバランスがとられ、ガンマ補
正回路74でガンマ補正がなされた後、色相(HUE)
ゲイン回路75でR−Y,B−Yの色差信号データに変
換される。そして、ブランキング/バースト回路76で
ブランキング信号が付加され、続いてバースト信号が付
加された後エンコーダ77で変調され、さらに位相調整
回路78で位相調整が行われる。
【0020】Y信号処理回路6でガンマ補正や位相調整
などの信号処理が行われたY信号データは、D/Aコン
バータ8でアナログY信号に変換されて後段の回路へ供
給される。C信号処理回路7でホワイトバランスやガン
マ補正などの信号処理が行われたC信号データは、D/
Aコンバータ9でアナログC信号に変換されて後段の回
路へ供給される。なお、Y信号処理回路6およびC信号
処理回路7における信号処理のための各種パラメータの
設定は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称
する)10によって行われる。
【0021】ここで、本発明に係る偽色抑圧回路を構成
するコントラスト検波回路5およびクロマLPF71の
具体的な回路構成およびその回路動作について説明す
る。
【0022】先ず、コントラスト検波回路5の回路構成
の一例を示す図2において、CCD出力であるデジタル
映像信号は、1Hディレイライン11で1H相当期間だ
け遅延されて水平方向レベル差検波回路15に供給され
るとともに、1Hディレイライン12でさらに1H相当
期間だけ遅延され、2H後のデジタル映像信号と加算器
13で加算されかつ係数器14で2分の1にされて水平
方向レベル差検波回路15に供給される。そして、遅延
回路16,17でそれぞれマスタークロックMCKの2
クロック分だけ遅延された後、1H相当期間および2H
相当期間だけ遅延されたデジタル映像信号H1Dおよび
H2Dとして出力される。
【0023】水平方向レベル差検波回路15は、CCD
出力の水平方向における同じ種類の信号間でのレベル差
が所定のレベル以上であることを検出するために設けら
れたものであり、色フィルタの色コーディングが水平2
繰返し、垂直2繰返しであることから、2ライン分(H
1D,H2D)の回路構成となっている。また、デジタ
ル映像信号H1D,H2Dの検波に関しては、それぞれ
同じ種類の信号で比較する必要があるため、マスターク
ロックMCKで2クロック前、即ち2画素前の信号と比
較するようになっている。
【0024】すなわち、デジタル映像信号H1Dの検波
に関しては、減算器18で遅延回路16の入出力間のレ
ベル差をとり、そのレベル差が所定レベル以上であるか
否かをコンパレータ19で比較する構成となっている。
そして、水平方向において同じ種類の信号間でのレベル
差が所定レベル以上のときに、ハイコントラストである
ことを示す検波信号D‐H1Dを出力する。デジタル映
像信号H2Dの検波についても同様に、減算器20で遅
延回路17の入出力間のレベル差をとり、そのレベル差
が所定レベル以上であるときに、ハイコントラストであ
ることを示す検波信号D‐H2Dを出力する。
【0025】また、水平方向の検波に加え、垂直方向の
検波も行われる。垂直方向の検波については、垂直方向
レベル差検波回路22において、デジタル映像信号H1
Dとデジタル映像信号H2Dのレベル差を減算器23で
とり、そのレベル差が所定レベル以上であるか否かをコ
ンパレータ24で比較することによって行われる。そし
て、垂直方向において同じ種類の信号間でのレベル差が
所定レベル以上のときに、ハイコントラストであること
を示す検波信号D‐Vを出力する。これらの検波信号D
‐H1D,D‐H2D,D‐Vは、クロマLPF71に
供給される。
【0026】図3は、本発明に係るクロマLPFの第1
実施形態を示すブロック図である。図3において、コン
トラスト検波回路5から供給されるデジタル映像信号H
1Dおよびデジタル映像信号H2Dは、マルチプレクサ
(MPX)25により、図7の色コーディングに対応し
てS1データ(S1R/S1B/S1R/S1B)とS
2データ(S2R/S2B/S2R/S2B)に振り分
けられてプリLPF26に供給される。
【0027】プリLPF26は、S1データをマスター
クロックMCKの2クロック分遅延する遅延回路27
と、S1データのレベルを3倍にする係数器28と、遅
延回路27で遅延されたS1データと係数器28を経た
S1データとを加算する加算器29と、この加算データ
のレベルを4分の1にする係数器30と、S2データを
マスタークロックMCKの2クロック分遅延する遅延回
路31と、この遅延されたS2データのレベルを3倍に
する係数器32と、この係数器32を経たS2データと
遅延前のS2データとを加算する加算器33と、この加
算データのレベルを4分の1にする係数器34とから構
成されている。
【0028】すなわち、上記構成のプリLPF26は画
素中心の重み付けでタップが1 3 の非対象な形を採って
いる。このプリLPF26では、S1,S2の各データ
に対して、それらの空間位相を合わせる処理が行われ
る。S1,S2の各データは、このプリLPF26で空
間位相が合わされる。また、例えばS1データについて
は、プリLPF26でのフィルタリング処理を行わずに
マスタークロックMCKの3クロック分遅延する遅延回
路35を介してプリLPF26の出力側に伝送する、即
ちプリLPF26をバイパスするバイパス路36が設け
られている。
【0029】プリLPF26でフィルタリング処理が行
われたS1データは、遅延回路37でマスタークロック
MCKの2クロック分だけ遅延されて切替えスイッチ3
8の一方の入力となる。また、プリLPF26でフィル
タリング処理が行われたS2データは、直接切替えスイ
ッチ39の一方の入力となる。切替えスイッチ38,3
9の各他方の入力としては、プリLPF26でフィルタ
リング処理が行われていないS1データが供給される。
【0030】切替えスイッチ38,39は、通常は、プ
リLPF26でフィルタリング処理が行われたS1,S
2データを選択してメインLPF40に供給し、後述す
る補正パルスが与えられたときに、共にプリLPF26
でフィルタリング処理が行われていないS1データを選
択してメインLPF40に供給する。メインLPF40
は本来のフィルタリング処理、即ちS1,S2の各デー
タから偽色が抑圧されたクロマ信号を抽出するためのフ
ィルタリング処理を行う。
【0031】一方、コントラスト検波回路5から供給さ
れる3つの検波信号D‐H1D,D‐H2D,D‐V
は、ORゲート41で論理和がとられた後、検波信号幅
調整回路42および検波信号位相調整回路43を経て先
述した補正パルスとして切替えスイッチ38,39に供
給される。
【0032】検波信号幅調整回路42および検波信号位
相調整回路43は、ORゲート41の出力である基準検
波信号に対して補正幅と補正位相の調整を行うことによ
り、補正期間に自由度を持たせ、最終的な補正パルスを
生成する。その調整幅は、図1のマイコン10からの通
信によって設定される。マイコン10は、コントラスト
検波回路5から与えられる3つの検波信号D‐H1D,
D‐H2D,D‐Vに基づいて調整幅を決定し、検波信
号幅調整回路42および検波信号位相調整回路43に与
える。
【0033】次に、上記構成のクロマLPF71の回路
動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明
する。なお、図4において、データa〜gは、図3の各
部a〜gのデータを、また波形j〜jは図3の各部j〜
jの波形をそれぞれ対応関係をもって示している。
【0034】本例では、ハイコントラスト時に検波信号
D‐H1D,D‐H2D,D‐Vに基づいてORゲート
41から基準検波信号hが出力されると、一例として、
検波信号幅調整回路42でマスタークロックMCKの4
クロック分(4MCK)だけ補正幅の調整が行われ、さ
らに検波信号位相調整回路43で1クロック分(1MC
K)だけ位相の調整が行われるものとする。その結果、
最終的な補正パルスjが生成され、切替えスイッチ3
8,39に印加される。
【0035】この補正パルスjが印加されることによ
り、切替えスイッチ38,39は、その補正パルスjの
発生期間(パルス幅の期間)において、S1,S2デー
タとしてそれまで選択していたプリLPF26でフィル
タリング処理が行われたS1,S2データに代えて、プ
リLPF26でフィルタリング処理が行われていないS
1データを共に選択してメインLPF40に供給する。
本例では、図4にハッチングで示すように、プリLPF
26に入力前のS1データ(S1B2/S1R3/S1
B3/S1R4/S1B4)が、S1,S2データとし
てメインLPF40に供給されることになる。
【0036】上述したように、コントラスト検波回路5
によってCCD撮像素子1への入射光のコントラストが
所定レベル以上であるか否か、即ちハイコントラストで
あるか否かを検出し、ハイコントラストのときには、メ
インLPF40の入力側において、S1データをS2デ
ータに置換することで、メインLPF40にはS1,S
2データとして共に同じS1データが入力され、メイン
LPF40の2入力間にレベル差がなくなる。
【0037】このことにより、ハイコントラスト時のR
−GとB−Gの演算は、理想的には0となるため、偽色
は無くなることなる。すなわち、原理上発生するハイコ
ントラスト時の偽色のレベルを、メインLPF40のゲ
ート数を増やさなくても、確実に低減できる。特に、本
実施形態においては、ハイコントラスト時に、プリLP
F26でフィルタリング処理される前のS1データを、
S1,S2データとしてメインLPF40に供給するよ
うにしているため、プリLPF26でのフィルタリング
処理によって広がる偽色の幅を減らせるという利点があ
る。
【0038】なお、偽色の幅を減らせるという利点は得
られないものの、プリLPF26でフィルタリング処理
された後のS1データを、S1,S2データとしてメイ
ンLPF40に供給するようにしても、原理上発生する
ハイコントラスト時の偽色のレベルを、メインLPF4
0のゲート数を増やさなくても、確実に低減できるとい
う利点が得られる。
【0039】例えば、図5の変形例に示すように、マス
タークロックMCKの2クロック分の遅延を与える遅延
回路37を経たS1データと、直接に供給されるS2デ
ータとを2入力とする切替えスイッチ44をプリLPF
26のS2データの入力側に設け、通常は、この切替え
スイッチ44をS2データ側に切り替えておき、ハイコ
ントラスト時にはORゲート41から検波信号幅調整回
路42および検波信号位相調整回路43を介して供給さ
れる補正パルスによってS1データ側に切り替えるよう
にする。
【0040】これにより、ハイコントラスト時には、S
1データがプリLPF26でフィルタリング処理されて
S1,S2データとして共通にメインLPF40に供給
されるため、メインLPF40の2入力間にレベル差が
なくなる。したがって、第1実施形態の場合と同様に、
原理上発生するハイコントラスト時の偽色のレベルにつ
いて、メインLPF40のゲート数を増やさずに確実に
低減できる。
【0041】なお、本変形例においては、プリLPF2
6の入力側に切替えスイッチ44を配置し、プリLPF
26の入力側でS1データをS2データに入れ替えてか
らプリLPF26でのフィルタリング処理を経てメイン
LPF40にS1,S2データとして供給するとした
が、プリLPF26の出力側に切替えスイッチ44を配
置し、フィルタリング処理が行われ、図3の遅延回路3
7を経たS1データを、同様にフィルタリング処理が行
われた後のS2データに入れ替えてメインLPF40に
供給するようにしても、同様の効果が得られる。
【0042】図6は、本発明に係るクロマLPFの第2
実施形態を示すブロック図であり、図中、図3と同等部
分には同一符号を付して示してある。この第2実施形態
においては、メインLPF40の入力側においてデータ
の置換を行うようにした第1実施形態に対し、メインL
PF40の出力側においてもデータの置換を行う構成と
なっている。
【0043】図6において、メインLPF40の出力デ
ータは、切替えスイッチ55,56の各一方の入力にな
る。切替えスイッチ56の出力は、切替えスイッチ55
の他方の入力になるとともに、マスタークロックMCK
の2クロック分の遅延時間を持つ遅延回路55を経て切
替えスイッチ56の他方の入力となる。切替えスイッチ
56は、マスタークロックMCKを4分周する分周回路
58の分周パルスによって切替え制御される。一方、切
替えスイッチ55は、メインLPF40の遅延時間に相
当する遅延時間を持つ遅延回路59を経由して供給され
る先述した補正パルスによって切替え制御される。
【0044】ここで、メインLPF40の出力データ
は、S1データおよびS2データが多重化されたデー
タ、即ちS1R/S1B/S2R/S2Bとして切替え
スイッチ55の一方の入力になるとともに、切替えスイ
ッチ56および遅延回路57の作用により、多重化デー
タS1R/S1B/S2R/S2BのうちのS1R/S
1BがS2R/S2Bに入れ替えられ、多重化データS
1R/S1B/S1R/S1Bとして切替えスイッチ5
5の他方の入力になる。
【0045】すなわち、切替えスイッチ56が多重化デ
ータS1R/S1B/S2R/S2Bのうちの前半の2
つのデータS1R/S1Bを選択し、しかる後分周回路
58からの分周パルス(2データ期間に相当)に応答し
て遅延回路57の出力データを選択する。このときの遅
延回路57の出力データは2MCK分遅延されたデータ
S1R/S1Bであることから、この前半の2つのデー
タS1R/S1Bが後半の2つのデータS2R/S2B
に入れ替えられのである。
【0046】そして、ハイコントラスト時には、ORゲ
ート41から検波信号幅調整回路42、検波信号位相調
整回路43および遅延回路59を経由して補正パルスが
与えられることにより、切替えスイッチ55がメインL
PF40の出力データS1R/S1B/S2R/S2B
に代えて切替えスイッチ56から供給される多重化デー
タS1R/S1B/S1R/S1Bを選択し、クロマL
PF71の最終的なデータとして出力する。
【0047】ところで、メインLPF40の入力側にお
いてS1データをS2データと入れ替えた場合には、メ
インLPF40でフィルタリング処理する前にはS1,
S2データの値が同じであるが、メインLPF40でフ
ィルタリング処理した後では補正パルス以外の箇所のデ
ータも加重されるため、厳密には、S1,S2データの
値が同じにはならない。
【0048】ところが、本実施形態においては、上述し
たように、ハイコントラスト時に、メインLPF40の
入力側においてS1データをS2データと入れ替えると
ともに、メインLPF40の出力側においてもS1デー
タをS2データに入れ替えるようにし、メインLPF4
0の入力側で偽色の幅とレベルを低減し、なおかつメイ
ンLPF40の出力側で補正パルス分の偽色対策を行っ
ているので、その期間で発生する色を完全に消すことが
できる。
【0049】なお、第1実施形態では、メインLPF4
0の入力側のみでデータの置換を行い、第2実施形態で
は、メインLPF40の入力側および出力側の双方でデ
ータの置換を行う構成としたが、メインLPF40の出
力側のみでデータの置換を行うようにしても、それ相応
の効果を得ることができる。
【0050】また、上記各実施形態においては、S1デ
ータをS2データに入れ替える構成の場合について説明
したが、S2データをS1データに入れ替えるようにし
ても良いことは勿論である。すなわち、S2データをS
1データに入れ替えることにより、メインLPF40に
はS2データがS1,S2データとして入力されること
になり、メインLPF40の2入力間のレベル差がなく
なるため、上記各実施形態の場合と同様の作用効果を得
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハイコントラスト時に、メインフィルタの入出力の少な
くとも一方側において、S1信号をS2信号に(又は、
S2信号をS1信号に)置換することで、置換後のS
1,S2信号が共にS1信号(又は、S2信号)となっ
て同じレベルとなるため、原理上発生するハイコントラ
スト時の偽色のレベルを、メインフィルタのゲート数を
増やすことなく、確実に低減できる。これにより、例え
ば、プリント倶楽部による撮像や、一面ガラス張りのオ
フィスでの撮像の場合において発生し易い偽色を確実に
抑圧でき、良好な撮像画を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラシステムの構成の
一例を示すブロック図である。
【図2】コントラスト検波回路の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の係るクロマLPFの第1実施形態を示
すブロック図である。
【図4】第1実施形態の動作説明のためのタイミングチ
ャートである。
【図5】第1実施形態の変形例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の係るクロマLPFの第2実施形態を示
すブロック図である。
【図7】補色市松色フィルタの色コーディングを示す図
である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】従来例の動作説明のための図である。
【図10】従来例の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1…CCD撮像素子、5…コントラスト検波回路、6…
Y信号処理回路、7…C信号処理回路、11,12…1
Hディレイライン、15…水平方向レベル差検波回路、
22…垂直方向レベル差検波回路、25…マルチプレク
サ、26…プリLPF、40…メインLPF、42…検
波信号幅調整回路、43…検波信号位相調整回路、71
…クロマLPF

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色配列が水平2繰返しの色フィルタを有
    し、この色配列に基づく第1,第2の色信号を点順次で
    交互に出力する固体撮像素子の信号処理回路において、
    前記第1,第2の色信号の空間位相を合わせるプリフィ
    ルタと、前記プリフィルタを経た前記第1,第2の色信
    号から偽色が抑圧されたクロマ信号を抽出するメインフ
    ィルタとからなる偽色抑圧回路であって、 前記固体撮像素子の出力信号に基づいて前記固体撮像素
    子への入射光のコントラストが所定レベル以上であるこ
    とを検出するコントラスト検波手段と、 前記コントラスト検波手段から検波信号が与えられたと
    きに、前記メインフィルタの入出力の少なくとも一方側
    において前記第1,第2の色信号の一方の色信号を他方
    の色信号に置換する置換手段とを有することを特徴とす
    る偽色抑圧回路。
  2. 【請求項2】 前記コントラスト検波手段から検波信号
    が与えられたときに、前記プリフィルタに対して前記第
    1,第2の色信号の一方の色信号をバイパスさせるバイ
    パス手段を有することを特徴とする請求項1記載の偽色
    抑圧回路。
  3. 【請求項3】 前記コントラスト検波手段から供給され
    る検波信号の幅を調整して前記置換手段に与える検波信
    号幅調整回路を有することを特徴とする請求項1記載の
    偽色抑圧回路。
  4. 【請求項4】 前記コントラスト検波手段から供給され
    る検波信号の位相を調整して前記置換手段に与える検波
    信号位相調整回路を有することを特徴とする請求項1記
    載の偽色抑圧回路。
  5. 【請求項5】 前記コントラスト検波手段は、前記固体
    撮像素子の出力信号の水平方向における同じ種類の信号
    間でのレベル差が所定のレベル以上であることを検出す
    る水平方向レベル差検波回路と、前記固体撮像素子の出
    力信号の垂直方向における同じ種類の信号間でのレベル
    差が所定のレベル以上であることを検出する垂直方向レ
    ベル差検波回路の少なくとも一方からなることを特徴と
    する請求項1記載の偽色抑圧回路。
  6. 【請求項6】 色配列が水平2繰返しの色フィルタを有
    し、この色配列に基づく第1,第2の色信号を点順次で
    交互に出力する固体撮像素子の信号処理回路において、
    前段のプリフィルタで前記第1,第2の色信号の空間位
    相を合わせ、しかる後後段のメインフィルタで前記プリ
    フィルタを経た前記第1,第2の色信号から偽色が抑圧
    されたクロマ信号を抽出する偽色抑圧方法であって、 前記固体撮像素子への入射光のコントラストが所定レベ
    ル以上であるときに、前記メインフィルタの入出力の少
    なくとも一方側において前記第1,第2の色信号の一方
    の色信号を他方の色信号に置換することを特徴とする偽
    色抑圧方法。
  7. 【請求項7】 前記固体撮像素子への入射光のコントラ
    ストが所定レベル以上であるときに、前記プリフィルタ
    に対して前記第1,第2の色信号の一方の色信号をバイ
    パスさせることを特徴とする請求項6記載の偽色抑圧方
    法。
  8. 【請求項8】 色配列が水平2繰返しの色フィルタを有
    し、この色配列に基づく第1,第2の色信号を点順次で
    交互に出力する固体撮像素子と、 前記固体撮像素子の撮像面上に被写体からの入射光を結
    像させる光学系と、 前記第1,第2の色信号の空間位相を合わせるプリフィ
    ルタと、前記プリフィルタを経た前記第1,第2の色信
    号から偽色が抑圧されたクロマ信号を抽出するメインフ
    ィルタとからなる偽色抑圧回路を有する信号処理回路と
    を具備し、 前記偽色抑圧回路は、 前記固体撮像素子の出力信号に基づいて前記固体撮像素
    子への入射光のコントラストが所定レベル以上であるこ
    とを検出するコントラスト検波手段と、 前記コントラスト検波手段から検波信号が与えられたと
    きに、前記メインフィルタの入出力の少なくとも一方側
    において前記第1,第2の色信号の一方の色信号を他方
    の色信号に置換する置換手段とを有することを特徴とす
    るカメラシステム。
  9. 【請求項9】 前記偽色抑圧回路は、前記コントラスト
    検波手段から検波信号が与えられたときに、前記プリフ
    ィルタに対して前記第1,第2の色信号の一方の色信号
    をバイパスさせるバイパス手段を有することを特徴とす
    る請求項8記載のカメラシステム。
  10. 【請求項10】 前記コントラスト検波手段は、前記固
    体撮像素子の出力信号の水平方向における同じ種類の信
    号間でのレベル差が所定のレベル以上であることを検出
    する水平方向レベル差検波回路と、前記固体撮像素子の
    出力信号の垂直方向における同じ種類の信号間でのレベ
    ル差が所定のレベル以上であることを検出する垂直方向
    レベル差検波回路の少なくとも一方からなることを特徴
    とする請求項8記載のカメラシステム。
JP24100297A 1997-09-05 1997-09-05 偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム Expired - Fee Related JP3941181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24100297A JP3941181B2 (ja) 1997-09-05 1997-09-05 偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24100297A JP3941181B2 (ja) 1997-09-05 1997-09-05 偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1188897A true JPH1188897A (ja) 1999-03-30
JP3941181B2 JP3941181B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=17067877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24100297A Expired - Fee Related JP3941181B2 (ja) 1997-09-05 1997-09-05 偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3941181B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3941181B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5548330A (en) Image pickup device for generating a corrected luminance signal
JPH10257516A (ja) 撮像装置
JP2008092510A (ja) 撮像装置
JPH074017B2 (ja) 撮像装置
JP4040171B2 (ja) 信号処理装置
US8089529B2 (en) Image pick up device
JP3359078B2 (ja) 撮像装置
JP3941181B2 (ja) 偽色抑圧回路および偽色抑圧方法、並びにこれらを用いたカメラシステム
JP3841584B2 (ja) 撮像装置
JP2003070009A (ja) 撮像装置
JP2557620B2 (ja) 撮像装置
JP2698404B2 (ja) 輝度信号処理装置
KR100442160B1 (ko) 색신호조정장치
JP3434086B2 (ja) オートホワイトバランス補正装置及び補正方法
JPH0686183A (ja) 固体撮像素子
KR20000059712A (ko) 고체촬상소자의 영상신호 처리 장치
JP2000078594A (ja) 単板式カラーカメラの広ダイナミックレンジ化処理方法
JP3017873B2 (ja) 白黒映像信号出力装置
KR0176843B1 (ko) 자동색균형 조정장치 및 그의 제어방법
JP3089423B2 (ja) 信号処理装置
JP2823264B2 (ja) 映像信号処理回路
JPH08331574A (ja) 固体撮像装置
JP3484059B2 (ja) カラービデオカメラ
JPH06205429A (ja) ビデオカメラ装置
JPH059992B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070326

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees