JPH1188849A - 映像信号符号化装置および復号化装置 - Google Patents

映像信号符号化装置および復号化装置

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JPH1188849A
JPH1188849A JP24089097A JP24089097A JPH1188849A JP H1188849 A JPH1188849 A JP H1188849A JP 24089097 A JP24089097 A JP 24089097A JP 24089097 A JP24089097 A JP 24089097A JP H1188849 A JPH1188849 A JP H1188849A
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JP
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video signal
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JP24089097A
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Katsuyuki Nishimura
克行 西邑
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第三者にID情報の存在を気付かせず、かつ映
像が劣化することを防いだ映像信号符号化装置および復
号化装置を提供する。 【解決手段】ID情報入力手段11のID情報をID情
報変換手段12により5ビットずつのパターンコードに
変換し、コード記憶手段13で記憶する。符号化手段1
5は映像信号を符号化しながらパターンコードをスライ
スヘッダ内部の量子化スケールデータ領域に記述するよ
うに映像信号を符号化する。パターンコード計数手段は
パターンコードの総数を計算しておき、ID情報をすべ
て出力ビットストリーム中に埋め込むことができるよう
にパターンコードの総数と少なくとも同数のスライスヘ
ッダを含むように符号化を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像信号を符号
化する映像信号符号化装置および符号化されたビットス
トリームを復号化する映像信号復号化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−ROM等の蓄積メディ
ア用の動画像符号化方式の国際標準規格としてMPEG
(Moving Picture Experts G
roup)が知られている。MPEG標準規格により圧
縮符号化された映像データはデータサイズが小さいので
取り扱いが容易であり、また標準規格であるので汎用性
が高いという特長をもっている。そのため、最近では一
般家庭のパソコン等でも映像データの標準的なデータ形
式としてMPEGにより圧縮されたデータを利用するよ
うになってきている。
【0003】一方、その取り扱いの容易さや汎用性の高
さがもたらす欠点として、コンピュータネットワークな
どを通してMPEGデータの伝達や複製といった行為が
頻繁に行われることにより、MPEGデータの作成者が
意図しない所で複製されたMPEGデータが不正に使用
されるという状況が起こり得る。このように、今後さま
ざまなMPEGデータが氾濫していくことが予想される
中で、それぞれの映像データの作成者とか作成日などの
データごとの識別情報(ID情報)をMPEGデータそ
のものに埋め込む手法が考案されている。ただし、ID
情報を埋め込むためにMPEG標準規格を満たさないよ
うな手法や、MPEG標準とは異なった独自の復号化装
置を必要とする手法では汎用性が失われてしまうので、
ID情報を埋め込んだデータもあらゆる復号化装置で正
しく復号化できるように映像信号の符号化を行う手法が
重要となる。
【0004】そのような手法の1つとして、図10に示
すようにMPEG規格で規定されたユーザデータ領域に
ID情報を記述する手法が一般的に知られており、現在
の符号化装置はこの手法によって符号化データ内へのI
D情報の埋め込みを行っているものが多い。これ以外の
手法としては特開平6−284295号に記載されてい
るように、ユーザデータ領域に記述するのではなくID
情報を出力ビットストリームの映像データ領域内に埋め
込みながらMPEG規格のシンタックスを満たすよう符
号化することによって、第三者にID情報が存在するこ
とを気付かれないようにする手法がある。
【0005】この手法を用いた従来の映像信号符号化装
置の構成図を図11に示す。以下、図11を用いて従来
のID情報を埋め込む映像信号符号化装置の動作を説明
する。入力された映像データのブロックに対して離散コ
サイン変換手段32により離散コサイン変換(DCT)
を施し、量子化手段33によって量子化した後、ランレ
ングス計算手段34によってジグザグスキャンを行って
零が何個連続したかを表すランと、そのランを止めてい
る零でない係数とを抽出して組にし、それらの組を出力
する。このとき、ID情報入力手段31により入力され
たID情報のビット系列に応じてランの長さを調節す
る。すなわち、ID情報のビット0にランの偶数を割り
当て、ID情報のビット1にランの奇数を割り当てる。
そして、符号化処理中にランの偶奇とID情報のビット
が一致しないときに限って、0であった係数を1に変化
させてランの偶奇の制御を行い、ランの偶奇をID情報
のビット系列に合わせる。こうして求められたランと係
数との組をエントロピー符号化手段35によりエントロ
ピー符号化を行い、ビットストリームとして出力する。
このような符号化を行うことによって、第三者に気付か
れることなくID情報を符号化データに埋め込むことが
可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにユーザデータ領域にID情報を記述する手法で
は、符号化データを簡単に検査すればID情報の存在が
容易に確認でき、また符号化データからID情報を抽出
することも容易に行えるため、第三者による情報の改ざ
んや削除といった不正行為によってID情報が失われて
しまう可能性がある。
【0007】また、ユーザデータ領域をアプリケーショ
ンの制御情報などの格納場所として利用するアプリケー
ション等では、ID情報をユーザデータ領域に記述する
ことができない場合がある。一方、上記の特開平6−2
84295号に記載されている手法では、ID情報を埋
め込むために、符号化の際にDCTや量子化処理などが
施された映像データを別の値に書き換えてしまうため、
実際とは異なったデータが映像データ領域中に記述され
ることになり、画質劣化を引き起こすという問題があ
る。
【0008】この発明は、上記従来の問題点を解決する
もので、映像信号の符号化の際にID情報を出力ビット
ストリーム内に埋め込み、かつ第三者にID情報の存在
を気付かせないようにすることができ、またID情報を
埋め込むことによって映像が劣化することを防ぐような
映像信号符号化装置を提供すること、およびこのように
符号化されたビットストリームを復号化するための復号
化装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の映像信号
符号化装置は、映像信号とともにID情報をMPEG規
格に従い符号化する映像信号符号化装置であって、ID
情報を入力するためのID情報入力手段と、このID情
報入力手段により入力されたID情報を5ビットずつの
パターンコードに変換するID情報変換手段と、このI
D情報変換手段から出力されたパターンコードを記憶し
ておくコード記憶手段と、ID情報変換手段から出力さ
れたパターンコードの総数を計算してその総数を出力す
るパターンコード計数手段と、このパターンコード計数
手段から出力されたパターンコードの個数と少なくとも
同数のスライスヘッダを出力ビットストリーム内に含
み、コード記憶手段に記憶されているパターンコードを
スライスヘッダ内部の量子化スケールデータ領域に記述
するように映像信号を符号化する符号化手段とを備えた
ものである。
【0010】請求項1記載の映像信号符号化装置によれ
ば、入力されたID情報を5ビットずつのパターンコー
ドに変換し、コード記憶手段により記憶する。パターン
コードと映像信号は符号化手段に入力され、符号化手段
はパターンコードをスライスヘッダ内部の量子化スケー
ルデータ領域に記述するように映像信号を符号化する。
このとき、パターンコード計数手段は生成されたパター
ンコードの総数をあらかじめ計算しておき、ID情報を
すべて出力ビットストリーム中に埋め込むことができる
ようにパターンコードの総数と少なくとも同数のスライ
スヘッダを含むように符号化を行う。
【0011】このように、映像信号を符号化する際に映
像とは別のID情報をまず5ビットずつのパターンコー
ドに変換して記憶し、同時にID情報を表すのに必要な
パターンコードの総数を計算しておき、パターンコード
の総数と少なくとも同数のスライスヘッダを付加しなが
らパターンコードをスライスヘッダ内部の量子化スケー
ルデータ領域に記述するように映像信号を符号化するの
で、MPEG規格の汎用性を保ちつつID情報を出力ビ
ットストリーム内に埋め込み、かつ第三者にはID情報
の存在を気付かせないように符号化することができ、ま
た従来のようにID情報を埋め込むことによって映像が
劣化することを防ぐことができる。
【0012】請求項2記載の映像信号符号化装置は、映
像信号とともにID情報をMPEG規格に従い符号化す
る映像信号符号化装置であって、ID情報を入力するた
めのID情報入力手段と、このID情報入力手段により
入力されたID情報を数値に変換するID情報変換手段
と、このID情報変換手段から出力された数値をもとに
マクロブロックアドレスを求めるアドレス計算手段と、
このアドレス計算手段から出力されたマクロブロックア
ドレス位置にのみマクロブロックスタフィングコードを
付加するように映像信号を符号化する符号化手段とを備
えたものである。
【0013】請求項2記載の映像信号符号化装置によれ
ば、入力されたID情報を数値系列に変換し、その数値
をもとにマクロブロックスタフィングを付加するための
位置情報としてマクロブロックアドレスを各数値ごとに
求める。符号化手段は入力されたマクロブロックアドレ
スで表されるマクロブロックにのみマクロブロックスタ
フィングコードを付加するように映像信号の符号化を行
う。したがって、MPEG規格の汎用性を保ちつつID
情報を出力ビットストリーム内に埋め込み、かつ第三者
にはID情報の存在を気付かせないように符号化するこ
とができ、従来のようにID情報を埋め込むことによっ
て映像が劣化することを防ぐことができる。
【0014】請求項3記載の映像信号符号化装置は、映
像信号とともにID情報をMPEG規格に従い符号化す
る映像信号符号化装置であって、ID情報を入力するた
めのID情報入力手段と、このID情報入力手段により
入力されたID情報を数値に変換するID情報変換手段
と、このID情報変換手段から出力された数値をもとに
スライスヘッダの位置を決定するスライスヘッダ位置決
定手段と、このスライスヘッダ位置決定手段によって決
定される位置にのみスライスヘッダを付加するように映
像信号を符号化する符号化手段とを備えたものである。
【0015】請求項3記載の映像信号符号化装置によれ
ば、入力されたID情報を数値系列に変換し、その数値
をもとにピクチャ内のスライスヘッダの位置を決定す
る。符号化手段は入力されたスライス位置にのみスライ
スヘッダを付加するように映像信号の符号化を行う。し
たがって、MPEG規格の汎用性を保ちつつID情報を
出力ビットストリーム内に埋め込み、かつ第三者にはI
D情報の存在を気付かせないように符号化することがで
き、従来のようにID情報を埋め込むことによって映像
が劣化することを防ぐことができる。
【0016】請求項4記載の映像信号復号化装置は、M
PEG規格に従い符号化されたビットストリームを復号
化する映像信号復号化装置であって、入力されたビット
ストリーム内のスライスヘッダ内部の量子化スケールデ
ータを抽出しながら映像信号に復号化を行う復号化手段
と、この復号化手段から出力された量子化スケールデー
タを読み込みそれがID情報を求めるためのパターンコ
ードであればパターンコードとして出力するパターンコ
ード判別手段と、このパターンコード判別手段から出力
されたパターンコードをID情報に変換するパターンコ
ード変換手段と、このパターンコード変換手段から出力
されたID情報を出力するためのID情報出力手段とを
備えたものである。
【0017】請求項4記載の映像信号復号化装置によれ
ば、ID情報が埋め込まれたビットストリームを復号化
手段で復号化して映像信号を出力すると同時に、ビット
ストリーム内のスライスヘッダ内部の量子化スケールデ
ータを抽出してそれがID情報を表すパターンコードで
あればパターンコード変換手段によりID情報に変換し
て出力するため、ID情報が埋め込まれたビットストリ
ームから映像信号を復号化すると同時に埋め込まれたI
D情報も復号化して出力するような映像信号復号化装置
が得られる。
【0018】請求項5記載の映像信号復号化装置は、M
PEG規格に従い符号化されたビットストリームを復号
化する映像信号復号化装置であって、入力されたビット
ストリーム内のマクロブロックスタフィングコードの存
在するマクロブロックのマクロブロックアドレス情報を
出力しながら復号化を行う復号化手段と、この復号化手
段から出力されたマクロブロックアドレス情報を読み込
みそのアドレス情報を数値に変換して出力するアドレス
情報読取手段と、このアドレス情報読取手段から出力さ
れた数値をもとにID情報を求めるID情報計算手段
と、このID情報計算手段から出力されたID情報を出
力するためのID情報出力手段とを備えたものである。
【0019】請求項5記載の映像信号復号化装置によれ
ば、ID情報が埋め込まれたビットストリームを復号化
手段で復号化して映像信号を出力すると同時に、ビット
ストリーム内のマクロブロックスタフィングコードの存
在するマクロブロックのマクロブロックアドレス情報を
抽出し、そのアドレス情報から数値に変換した後ID情
報計算手段によりID情報に変換して出力する。したが
って、ID情報が埋め込まれたビットストリームから映
像信号を復号化すると同時に埋め込まれたID情報も復
号化して出力するような映像信号復号化装置が得られ
る。
【0020】請求項6記載の映像信号復号化装置は、M
PEG規格に従い符号化されたビットストリームを復号
化する映像信号復号化装置であって、入力されたビット
ストリーム内のスライスヘッダの存在する直後のマクロ
ブロックのマクロブロックアドレスが「1」でないとき
にそのスライスヘッダ位置情報を出力しながら復号化を
行う復号化手段と、この復号化手段から出力されたスラ
イスヘッダ位置情報を読み込みその位置情報を数値に変
換して出力する位置情報読取手段と、この位置情報読取
手段から出力された数値をもとにID情報を求めるID
情報計算手段と、このID情報計算手段から出力された
ID情報を出力するためのID情報出力手段とを備えた
ものである。
【0021】請求項6記載の映像信号復号化装置によれ
ば、ID情報が埋め込まれたビットストリームを復号化
手段で復号化して映像信号を出力すると同時に、ビット
ストリーム内のスライスヘッダの位置情報を抽出し、そ
の位置情報から数値に変換した後ID情報計算手段によ
りID情報に変換して出力する。したがって、ID情報
が埋め込まれたビットストリームから映像信号を復号化
すると同時に埋め込まれたID情報も復号化して出力す
るような映像信号復号化装置が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図4に基づいて説明する。図1は、この発明の
第1の実施の形態の構成を表したブロック図である。図
1において、ID情報入力手段11により入力されたI
D情報はID情報変換手段12により5ビットずつのパ
ターンコードに変換される。ここでID情報として、例
えば映像信号の作成者の名前や作成日などの文字列情報
である場合を考える。このような文字列情報をパターン
コードに変換するようなID情報変換手段12の内部動
作としては、例えば文字情報をASCIIコードで表し
た後にそれらを5ビットずつに区切り、パターンコード
として出力する。パターンコード計数手段14はID情
報変換手段12から出力されたパターンコードの数を数
え、ID情報をパターンコードで表した場合の総パター
ンコード数を求める。これは符号化の際、出力ビットス
トリーム中にID情報をすべて埋め込むことができるよ
うにするために設けてある。ID情報変換手段12から
出力されたパターンコードはコード記憶手段13で一時
的に記憶される。符号化手段15は入力された映像信号
を符号化しながらコード記憶手段13に記憶されている
パターンコードを出力ビットストリーム中に埋め込んで
いく。ここでMPEG規格における符号化データの構成
について説明する。
【0023】図2は1フレーム内の映像データが複数の
スライスで構成されていることを示している。スライス
はスライスヘッダとそれに続く複数のマクロブロックか
ら構成されており、任意の長さを有している。マクロブ
ロックは16画素×16画素のブロックであり、動き補
償を行う際の符号化単位となっている。図2に示す例で
は1フレームは15個のスライスS1〜S15を有して
おり、各スライスはピクチャ内の左端のマクロブロック
からそのマクロブロック列の右端のマクロブロックまで
で構成されている。
【0024】図3はスライスヘッダのデータ構成を示し
ており、32ビットのスライススタートコードで始ま
り、5ビットの量子化スケールデータ、1ビットの値
「1」が続く。ここで、スライスヘッダ内部の量子化ス
ケールデータはそのスライスヘッダの直後に続くマクロ
ブロックでの量子化スケールの初期値を設定するために
使用される。量子化スケールはマクロブロック単位に設
定することができるが、量子化スケールが設定されてい
ないマクロブロックでは復号化の際、以前復号化を行っ
たマクロブロックで使用した量子化スケールを継続して
使用して復号化するよう規定されている。すなわちマク
ロブロックデータ内で量子化スケールデータが記述され
ていれば量子化スケールが更新されていることを示し、
記述されていなければ前回の値を継続して使用する。
【0025】図4はこの発明の第1の実施の形態により
符号化された出力ビットストリームにおいて、あるスラ
イス内のマクロブロックごとの量子化スケールデータの
有無と復号化の際に実際に使用される量子化スケールの
値の例を示している。図4(a)はID情報を埋め込ま
ずに符号化を行った場合の出力ビットストリームのスラ
イスデータの例を表したものである。以下、図4(a)
を用いて復号化時の処理手順を説明する。まず、スライ
スヘッダ内で記述されている量子化スケール値Q1 が初
期値として設定される。次に最初のマクロブロックデー
タMB1では量子化スケールデータが記述されていない
のでスライスヘッダで設定された量子化スケール値Q1
を使用して復号化を行う。その次のマクロブロックデー
タMB2でも量子化スケールデータが記述されていない
のでQ1 を継続して量子化スケール値として使用する。
マクロブロックデータMB3では量子化スケール値Q2
が記述されているのでここで量子化スケールがQ2 に更
新され、量子化スケール値はQ2 として復号化される。
MB4では量子化スケールデータが記述されていないの
で前回の値Q2がそのまま継続して使用され復号化が行
われる。図4(b)はID情報を埋め込みながら符号化
を行った場合の出力ビットストリームのスライスデータ
の例を表したものである。以下、図4(b)を用いて復
号化時の処理手順を説明する。まず、スライスヘッダ内
で量子化スケールデータ領域に記述されているパターン
コードC1 を読み込む。ここで、ID情報を復号化する
機能を持つ復号化装置ではパターンコードを取り出し、
符号化装置のID情報変換手段12で行う操作とは逆の
手順によりID情報を取り出すことができる。その後マ
クロブロックデータMB1には量子化スケールデータQ
1 が設定されているので、マクロブロックMB1は量子
化スケール値Q1 を用いて復号化される。一方ID情報
を復号化する機能を持たない復号化装置では、パターン
コードC1 は量子化スケールの初期値として一旦記憶さ
れる。ところが続くマクロブロックデータMB1内で新
たに量子化スケール値Q1 が設定されているのでMB1
の復号化では量子化スケール値がQ1 に直ちに更新され
て用いられる。以下、マクロブロックデータMB2以降
の動作は図4(a)の場合と同様である。
【0026】第1の実施の形態によれば、映像信号を符
号化する際に映像とは別のID情報をまず5ビットずつ
のパターンコードに変換して記憶し、同時にID情報を
表すのに必要なパターンコードの総数を計算しておき、
パターンコードの総数と少なくとも同数のスライスヘッ
ダを付加しながらパターンコードをスライスヘッダ内部
の量子化スケールデータ領域に記述するように映像信号
を符号化するので、MPEG規格の汎用性を保ちつつI
D情報を出力ビットストリーム内に埋め込み、かつ第三
者にはID情報の存在を気付かせないように符号化する
ことができ、また従来のようにID情報を埋め込むこと
によって映像が劣化することを防ぐことができる。
【0027】(第2の実施の形態)この発明の第2の実
施の形態を図5に基づいて説明する。図5はこの発明の
第2の実施の形態の構成を表したブロック図である。図
7においてID情報入力手段71により入力されたID
情報はID情報変換手段72により数値系列に変換され
る。ここで、ID情報変換手段72の動作の一例として
は第1の実施の形態と同様に文字情報をASCIIコー
ドに変換する手法がある。アドレス計算手段73はID
情報変換手段72から出力された数値情報をもとにマク
ロブロックアドレスを求める。マクロブロックアドレス
は1フレーム内のすべてのマクロブロックに一意に与え
られており、左上隅のマクロブロックアドレスを1とし
てラスタ走査順につけられた番号である。アドレス計算
手段73の簡単な動作例としては、ID情報変換手段7
2から出力された数値をそのままマクロブロックアドレ
スとして出力することである。符号化手段74はアドレ
ス計算手段73から出力されたマクロブロックアドレス
にマクロブロックスタフィングコードを付加するように
入力された映像信号を符号化する。ここで、ID情報の
復号化機能をもつ復号化装置がID情報を正しく復号化
できるように、符号化手段74はアドレス計算手段73
により指定されたマクロブロックアドレス以外にはマク
ロブロックスタフィングコードを付加しないように符号
化を行わなければならない。MPEG規格では、符号化
装置は符号化データの符号量を調節するためにマクロブ
ロックごとに挿入可能なマクロブロックスタフィングコ
ードを用いたり、スタートコードの直前に任意の個数の
「0」ビットを挿入することができる。どの手法を用い
るかは符号化装置の判断に委ねられているが、この発明
の符号化手段74では符号量調整のためにはスタートコ
ードの直前に「0」ビットを適宜挿入することで行い、
マクロブロックスタフィングはID情報埋め込みのため
に利用するものとする。
【0028】このように符号化された符号化データを復
号化する際は、ID情報の復号化機能を持つ復号化装置
において各マクロブロックデータの復号化時にマクロブ
ロックスタフィングコードが存在するかどうかを判定
し、存在していればそのマクロブロックのマクロブロッ
クアドレスを出力し、符号化装置のアドレス計算手段7
3およびID情報変換手段72で行う操作とは逆の手順
によりID情報を取り出すことができる。一方ID情報
の復号化機能を持たない復号化装置においてはマクロブ
ロックスタフィングコードは意味を持たず無視されるだ
けであるので、映像データは正しく復号化される。
【0029】したがって、MPEG規格の汎用性を保ち
つつID情報を出力ビットストリーム内に埋め込み、か
つ第三者にはID情報の存在を気付かせないように符号
化することができ、従来のようにID情報を埋め込むこ
とによって映像が劣化することを防ぐことができる。 (第3の実施の形態)この発明の第3の実施の形態を図
6に基づいて説明する。図6はこの発明の第3の実施の
形態の構成を表したブロック図である。図6においてI
D情報入力手段81により入力されたID情報はID情
報変換手段82により数値系列に変換される。ここで、
ID情報変換手段82は第2の実施の形態と同様の動作
をするものとする。スライスヘッダ位置決定手段83は
ID情報変換手段82から出力された数値情報をもとに
スライスヘッダの位置を求める。スライスヘッダ位置決
定手段83の簡単な動作例としては、ID情報変換手段
82から出力された数値をマクロブロックアドレスとみ
なしてそのマクロブロックアドレスのマクロブロックの
直後をスライスヘッダ位置として出力することである。
符号化手段84はスライス位置決定手段83から出力さ
れた位置にスライスヘッダを付加するように入力された
映像信号を符号化する。スライスヘッダは前記したよう
にスライスの先頭に付加され、各スライスは1フレーム
内では任意の長さをとることができる。よってスライス
の長さすなわちスライスヘッダを付加する位置は符号化
装置の判断に委ねられている。そこで、この発明の符号
化手段84ではフレームの先頭およびスライスヘッダ位
置決定手段83から出力された位置以外にはスライスヘ
ッダを付加しないようにする。
【0030】このように符号化された符号化データを復
号化する際は、第2の実施の形態と同様に復号化時にス
ライスヘッダの有無を判定し、ID情報の復号化機能を
持つ復号化装置は符号化装置のスライスヘッダ位置決定
手段83およびID情報変換手段82で行う操作とは逆
の手順によりID情報を取り出すことができる。一方I
D情報の復号化機能を持たない復号化装置においてはス
ライスヘッダは単なるスライスの先頭であると判断され
るだけであるので、映像データは正しく復号化されるこ
とになる。
【0031】したがって、MPEG規格の汎用性を保ち
つつID情報を出力ビットストリーム内に埋め込み、か
つ第三者にはID情報の存在を気付かせないように符号
化することができ、従来のようにID情報を埋め込むこ
とによって映像が劣化することを防ぐことができる。 (第4の実施の形態)この発明の第4の実施の形態につ
いて図7に基づいて説明する。図7はこの発明の第4の
実施の形態の構成を表したブロック図である。図7にお
いてMPEG規格に従い符号化されたビットストリーム
が復号化手段91に入力される。復号化手段91は従来
の復号化装置と同様に入力されたビットストリームを復
号化して映像信号を出力する。その際、ビットストリー
ムに含まれるスライスヘッダ内部の量子化スケールデー
タを抽出してパターンコード判別手段92に出力する。
パターンコード判別手段92は入力された量子化スケー
ルデータをID情報に変換するためのパターンコードと
してパターンコード変換手段93に出力する。パターン
コード変換手段93は入力されたパターンコードをID
情報に変換する。ここで、パターンコード変換手段93
はあらかじめID情報埋め込み機能を持つ映像信号符号
化装置によって決められた所定の手順によりID情報に
変換する。例えば、符号化装置においてID情報をAS
CIIコードに変換してそれを5ビットずつのパターン
コードに変換するID情報変換手段が用いられた場合
は、復号化装置のパターンコード変換手段93はこれと
は逆の手順により変換する。すなわちパターンコード変
換手段93は5ビットのパターンコードを順次連結して
それをASCIIコードで表されたID情報として出力
する。ID情報出力手段94はパターンコード変換手段
93から出力されたID情報を例えばID情報表示用デ
ィスプレイ等に出力する。
【0032】したがって、ID情報が埋め込まれたビッ
トストリームから映像信号を復号化すると同時に埋め込
まれたID情報も復号化して出力するような映像信号復
号化装置が得られる。 (第5の実施の形態)この発明の第5の実施の形態につ
いて図8に基づいて説明する。図8はこの発明の第5の
実施の形態の構成を表したブロック図である。図8にお
いてMPEG規格に従い符号化されたビットストリーム
が復号化手段101に入力される。復号化手段101は
従来の復号化装置と同様に入力されたビットストリーム
を復号化して映像信号を出力する。その際、ビットスト
リームに含まれるマクロブロックスタフィングコードの
存在するマクロブロックのマクロブロックアドレスを抽
出してアドレス情報読取手段102に出力する。アドレ
ス情報読取手段102は入力されたマクロブロックアド
レス情報をID情報に変換するための数値情報に変換し
てID情報計算手段103に出力する。ここでアドレス
情報読取手段102の動作としては例えばマクロブロッ
クアドレスをそのまま出力することである。ID情報計
算手段103は入力された数値情報をもとにID情報を
計算して求める。ID情報計算手段103の動作として
は例えば入力された数値をASCIIコードとみなして
文字情報に変換することである。ID情報出力手段10
4はID情報計算手段103から出力されたID情報を
例えば表示装置等に出力する。
【0033】したがって、ID情報が埋め込まれたビッ
トストリームから映像信号を復号化すると同時に埋め込
まれたID情報も復号化して出力するような映像信号復
号化装置が得られる。 (第6の実施の形態)この発明の第6の実施の形態につ
いて図9に基づいて説明する。図9はこの発明の第6の
実施の形態の構成を表したブロック図である。図9にお
いてMPEG規格に従い符号化されたビットストリーム
が復号化手段111に入力される。復号化手段111は
従来の復号化装置と同様に入力されたビットストリーム
を復号化して映像信号を出力する。その際、ビットスト
リームに含まれるスライスヘッダの位置を検出し、その
スライスヘッダの直後のマクロブロックのマクロブロッ
クアドレスが「1」でなければスライスヘッダ位置情報
を出力する。これは、MPEG規格では1フレーム当り
少なくとも1つ以上のスライスを含むよう規定されてい
るので、フレーム内の左上隅のマクロブロックすなわち
マクロブロックアドレスが「1」であるマクロブロック
の直前にはスライスヘッダが必ず付加されるようになっ
ているためである。位置情報読取手段112は入力され
たスライスヘッダ位置情報をもとにID情報に変換する
ための数値情報に変換してID情報計算手段113に出
力する。位置情報読取手段112の動作としては例えば
入力されたスライスヘッダ位置の直前のマクロブロック
のマクロブロックアドレスを出力することである。ID
情報計算手段113は入力された数値情報をもとにID
情報を計算して求める。ID情報計算手段113の動作
例としては第5の実施の形態と同様に入力された数値を
ASCIIコードとみなして文字情報に変換することで
ある。ID情報出力手段114はID情報計算手段11
3から出力されたID情報を例えば表示装置等に出力す
る。
【0034】したがって、ID情報が埋め込まれたビッ
トストリームから映像信号を復号化すると同時に埋め込
まれたID情報も復号化して出力するような映像信号復
号化装置が得られる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の映像信号符号化装置によ
れば、入力されたID情報を5ビットずつのパターンコ
ードに変換し、コード記憶手段により記憶する。パター
ンコードと映像信号は符号化手段に入力され、符号化手
段はパターンコードをスライスヘッダ内部の量子化スケ
ールデータ領域に記述するように映像信号を符号化す
る。このとき、パターンコード計数手段は生成されたパ
ターンコードの総数をあらかじめ計算しておき、ID情
報をすべて出力ビットストリーム中に埋め込むことがで
きるようにパターンコードの総数と少なくとも同数のス
ライスヘッダを含むように符号化を行う。
【0036】このように、映像信号を符号化する際に映
像とは別のID情報をまず5ビットずつのパターンコー
ドに変換して記憶し、同時にID情報を表すのに必要な
パターンコードの総数を計算しておき、パターンコード
の総数と少なくとも同数のスライスヘッダを付加しなが
らパターンコードをスライスヘッダ内部の量子化スケー
ルデータ領域に記述するように映像信号を符号化するの
で、MPEG規格の汎用性を保ちつつID情報を出力ビ
ットストリーム内に埋め込み、かつ第三者にはID情報
の存在を気付かせないように符号化することができ、ま
た従来のようにID情報を埋め込むことによって映像が
劣化することを防ぐことができる。
【0037】請求項2記載の映像信号符号化装置によれ
ば、入力されたID情報を数値系列に変換し、その数値
をもとにマクロブロックスタフィングを付加するための
位置情報としてマクロブロックアドレスを各数値ごとに
求める。符号化手段は入力されたマクロブロックアドレ
スで表されるマクロブロックにのみマクロブロックスタ
フィングコードを付加するように映像信号の符号化を行
う。したがって、MPEG規格の汎用性を保ちつつID
情報を出力ビットストリーム内に埋め込み、かつ第三者
にはID情報の存在を気付かせないように符号化するこ
とができ、従来のようにID情報を埋め込むことによっ
て映像が劣化することを防ぐことができる。
【0038】請求項3記載の映像信号符号化装置によれ
ば、入力されたID情報を数値系列に変換し、その数値
をもとにピクチャ内のスライスヘッダの位置を決定す
る。符号化手段は入力されたスライス位置にのみスライ
スヘッダを付加するように映像信号の符号化を行う。し
たがって、MPEG規格の汎用性を保ちつつID情報を
出力ビットストリーム内に埋め込み、かつ第三者にはI
D情報の存在を気付かせないように符号化することがで
き、従来のようにID情報を埋め込むことによって映像
が劣化することを防ぐことができる。
【0039】請求項4記載の映像信号復号化装置によれ
ば、ID情報が埋め込まれたビットストリームを復号化
手段で復号化して映像信号を出力すると同時に、ビット
ストリーム内のスライスヘッダ内部の量子化スケールデ
ータを抽出してそれがID情報を表すパターンコードで
あればパターンコード変換手段によりID情報に変換し
て出力するため、ID情報が埋め込まれたビットストリ
ームから映像信号を復号化すると同時に埋め込まれたI
D情報も復号化して出力するような映像信号復号化装置
が得られる。
【0040】請求項5記載の映像信号復号化装置によれ
ば、ID情報が埋め込まれたビットストリームを復号化
手段で復号化して映像信号を出力すると同時に、ビット
ストリーム内のマクロブロックスタフィングコードの存
在するマクロブロックのマクロブロックアドレス情報を
抽出し、そのアドレス情報から数値に変換した後ID情
報計算手段によりID情報に変換して出力する。したが
って、ID情報が埋め込まれたビットストリームから映
像信号を復号化すると同時に埋め込まれたID情報も復
号化して出力するような映像信号復号化装置が得られ
る。
【0041】請求項6記載の映像信号復号化装置によれ
ば、ID情報が埋め込まれたビットストリームを復号化
手段で復号化して映像信号を出力すると同時に、ビット
ストリーム内のスライスヘッダの位置情報を抽出し、そ
の位置情報から数値に変換した後ID情報計算手段によ
りID情報に変換して出力する。したがって、ID情報
が埋め込まれたビットストリームから映像信号を復号化
すると同時に埋め込まれたID情報も復号化して出力す
るような映像信号復号化装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の構成を表すブロ
ック図である。
【図2】MPEGにより符号化される映像データの構成
の説明図である。
【図3】スライスヘッダのデータ構成を示す説明図であ
る。
【図4】スライス内の各マクロブロックの量子化スケー
ル値の対応を表す模式図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の構成を表すブロ
ック図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態の構成を表すブロ
ック図である。
【図7】この発明の第4の実施の形態の構成を表すブロ
ック図である。
【図8】この発明の第5の実施の形態の構成を表すブロ
ック図である。
【図9】この発明の第6の実施の形態の構成を表すブロ
ック図である。
【図10】従来の映像信号符号化装置の出力ビットスト
リームの説明図である。
【図11】従来の映像信号符号化装置の構成を表すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11、31、71、81 ID情報入力手段 12、72、82 ID情報変換手段 13 コード記憶手段 14 パターンコード計数手段 15、74、84 符号化手段 32 離散コサイン変換手段 33 量子化手段 34 ランレングス計算手段 35 エントロピー符号化手段 73 アドレス計算手段 83 スライスヘッダ位置決定手段 91、101、111 復号化手段 92 パターンコード判別手段 93 パターンコード変換手段 94、104、114 ID情報出力手段 102 アドレス情報読取手段 103、113 ID情報計算手段 112 位置情報読取手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号とともにID情報をMPEG規
    格に従い符号化する映像信号符号化装置であって、前記
    ID情報を入力するためのID情報入力手段と、このI
    D情報入力手段により入力された前記ID情報を5ビッ
    トずつのパターンコードに変換するID情報変換手段
    と、このID情報変換手段から出力されたパターンコー
    ドを記憶しておくコード記憶手段と、前記ID情報変換
    手段から出力されたパターンコードの総数を計算してそ
    の総数を出力するパターンコード計数手段と、このパタ
    ーンコード計数手段から出力されたパターンコードの個
    数と少なくとも同数のスライスヘッダを出力ビットスト
    リーム内に含み、前記コード記憶手段に記憶されている
    パターンコードをスライスヘッダ内部の量子化スケール
    データ領域に記述するように映像信号を符号化する符号
    化手段とを備えた映像信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 映像信号とともにID情報をMPEG規
    格に従い符号化する映像信号符号化装置であって、前記
    ID情報を入力するためのID情報入力手段と、このI
    D情報入力手段により入力された前記ID情報を数値に
    変換するID情報変換手段と、このID情報変換手段か
    ら出力された数値をもとにマクロブロックアドレスを求
    めるアドレス計算手段と、このアドレス計算手段から出
    力されたマクロブロックアドレス位置にのみマクロブロ
    ックスタフィングコードを付加するように映像信号を符
    号化する符号化手段とを備えた映像信号符号化装置。
  3. 【請求項3】 映像信号とともにID情報をMPEG規
    格に従い符号化する映像信号符号化装置であって、前記
    ID情報を入力するためのID情報入力手段と、このI
    D情報入力手段により入力された前記ID情報を数値に
    変換するID情報変換手段と、このID情報変換手段か
    ら出力された数値をもとにスライスヘッダの位置を決定
    するスライスヘッダ位置決定手段と、このスライスヘッ
    ダ位置決定手段によって決定される位置にのみスライス
    ヘッダを付加するように映像信号を符号化する符号化手
    段とを備えた映像信号符号化装置。
  4. 【請求項4】 MPEG規格に従い符号化されたビット
    ストリームを復号化する映像信号復号化装置であって、
    入力されたビットストリーム内のスライスヘッダ内部の
    量子化スケールデータを抽出しながら映像信号に復号化
    を行う復号化手段と、この復号化手段から出力された量
    子化スケールデータを読み込みそれがID情報を求める
    ためのパターンコードであればパターンコードとして出
    力するパターンコード判別手段と、このパターンコード
    判別手段から出力されたパターンコードをID情報に変
    換するパターンコード変換手段と、このパターンコード
    変換手段から出力されたID情報を出力するためのID
    情報出力手段とを備えた映像信号復号化装置。
  5. 【請求項5】 MPEG規格に従い符号化されたビット
    ストリームを復号化する映像信号復号化装置であって、
    入力されたビットストリーム内のマクロブロックスタフ
    ィングコードの存在するマクロブロックのマクロブロッ
    クアドレス情報を出力しながら復号化を行う復号化手段
    と、この復号化手段から出力されたマクロブロックアド
    レス情報を読み込みそのアドレス情報を数値に変換して
    出力するアドレス情報読取手段と、このアドレス情報読
    取手段から出力された数値をもとにID情報を求めるI
    D情報計算手段と、このID情報計算手段から出力され
    たID情報を出力するためのID情報出力手段とを備え
    た映像信号復号化装置。
  6. 【請求項6】 MPEG規格に従い符号化されたビット
    ストリームを復号化する映像信号復号化装置であって、
    入力されたビットストリーム内のスライスヘッダの存在
    する直後のマクロブロックのマクロブロックアドレスが
    「1」でないときにそのスライスヘッダ位置情報を出力
    しながら復号化を行う復号化手段と、この復号化手段か
    ら出力されたスライスヘッダ位置情報を読み込みその位
    置情報を数値に変換して出力する位置情報読取手段と、
    この位置情報読取手段から出力された数値をもとにID
    情報を求めるID情報計算手段と、このID情報計算手
    段から出力されたID情報を出力するためのID情報出
    力手段とを備えた映像信号復号化装置。
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