JPH1188725A - 複数画面表示装置の輪郭強調回路 - Google Patents

複数画面表示装置の輪郭強調回路

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JPH1188725A
JPH1188725A JP9257666A JP25766697A JPH1188725A JP H1188725 A JPH1188725 A JP H1188725A JP 9257666 A JP9257666 A JP 9257666A JP 25766697 A JP25766697 A JP 25766697A JP H1188725 A JPH1188725 A JP H1188725A
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JP
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signal
contour
screen
enable signal
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JP9257666A
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Susumu Suzuki
進 鈴木
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪郭強調で白つぶれや黒つぶれが生ぜず、複
数画面表示時に複数画面の周辺部と画面境界部に輪郭強
調処理エラーが生じるのを防止すること。 【解決手段】A/D変換回路10ar〜10bb、画面
合成回路21、Y信号生成回路13、輪郭抽出回路14
及び輪郭加算回路12r〜12bを具備し、複数画面表
示信号からY信号を生成し、このY信号から抽出した輪
郭成分Yeを加算して表示パネルへ出力するので、輪郭
強調成分がA/D変換回路10ar〜10bbのダイナ
ミックレンジをオーバーしない。複数画面の表示期間の
うち周辺部及び画面境界部の表示期間は、輪郭強調イネ
ーブル回路23が輪郭成分Yeを輪郭加算回路12r〜
12bへ供給しないので、周辺部におけるブランキング
部分の信号と有効映像信号の間の干渉を防止し、画面境
界部における相関性のない有効映像信号間の干渉を防止
し、輪郭強調処理エラーが生じるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアナログカ
ラー映像信号入力に基づいて、ディジタル入力の表示パ
ネルで複数画面(複数画面が表示優先度に従って重なり
合う場合も、重なり合わない場合も含む。)を表示する
表示装置(例えばマトリックス型の表示装置)におい
て、高画質化を図るために輪郭強調処理を行う輪郭強調
回路に関するものである。ディジタル入力の表示パネル
には、プラズマディスプレイ(PDP)や液晶ディスプ
レイ(LCD)パネル等がある。
【0002】
【従来の技術】近年、CS/BS(通信衛星/放送衛
星)を用いたテレビジョンやCATV(コミュニティア
ンテナテレビジョン)等の多チャンネル化、およびアス
ペクト比が16:9のいわゆるワイドTVの登場によ
り、複数画面表示機能を搭載したTVも商品化されてい
る。例えば、アスペクト比が16:9のTVにアスペク
ト比が4:3の画面(画像)を表示したときの隙間にも
う1画面を表示する機能を搭載したTVが商品化されて
いる。
【0003】一方、従来のCRT表示装置では高画質化
を図るために輪郭強調処理が行われているが、これをデ
ィジタル入力の表示パネルで画像を表示する表示装置に
そのまま利用した場合には、アナログのカラー映像信号
について輪郭強調処理を行った後にA/D(アナログ/
ディジタル)変換処理を行うことになるので、画像の明
部の階調の一部が失われる白つぶれ(又は白づまり)が
生じたり、画像の暗部の階調の一部が失われる黒つぶれ
(又は黒づまり)が生じるという問題点があった。
【0004】例えば、大振幅のアナログのカラー映像信
号が入力した場合に、A/D変換回路のダイナミックレ
ンジの上部変換基準電圧VRT(例えば5ボルト)を超
えた信号がカットされて白つぶれが生じたり、下部変換
基準電圧VRB(例えば3ボルト)未満の信号がカット
されて黒つぶれ(又は黒づまり)が生じたりするという
問題点があった。また、輪郭強調処理の輪郭強調量が大
の場合にも同様の問題点があった。
【0005】このような白つぶれや黒つぶれが生じない
ようにするために、本出願人は既に図14に示すような
輪郭強調回路を提案している(PCT/JP97/00
994)。この図14に示す輪郭強調回路は、A/D変
換回路10r、10g、10b、信号処理・位相調整回
路11、輪郭加算回路12r、12g、12b、Y信号
生成回路13および輪郭抽出回路14で構成されてい
る。そして、入力端子15r、15g、15bに入力し
たアナログのR(赤)、G(緑)、B(青)信号は、A
/D変換回路10r、10g、10bでディジタル信号
に変換され、信号処理・位相調整回路11で信号処理及
び位相調整されて輪郭加算回路12r、12g、12b
に入力する。Y信号生成回路13はディジタルのR、
G、B信号からY信号を生成し、輪郭抽出回路14はY
信号から輪郭成分Yeを抽出し、この抽出した輪郭成分
Yeは輪郭加算回路12r、12g、12bに入力して
元のディジタルR、G、B信号に加算され、出力端子1
6r、16g、16bを介して表示装置(例えばPDP
表示装置)に供給される。
【0006】上述のように、A/D変換回路10r、1
0g、10bでディジタルのR、G、B信号に変換した
後に輪郭成分Yeを加算することによって、従来例のよ
うに輪郭強調成分がA/D変換回路のダイナミックレン
ジをオーバーすることがないようにした。このため、図
14の入力端子15r、15g、15bに入力するアナ
ログのR、G、B信号が大振幅信号の場合や、輪郭強調
量が大の場合でも、図14の輪郭強調回路から出力する
信号をディジタルのR、G、Bで駆動する表示装置に出
力して輪郭強調映像を表示したときに白つぶれや黒つぶ
れが生じない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示した輪郭強調回路をそのまま複数画面表示装置に適
用した場合、輪郭強調処理エラーが生じるという問題点
があった。例えば、図15に示すように、B画面優先と
してA画面内にB画面を重ねて表示した複数画面におい
て、A画面の周辺部18と、A画面とB画面の画面境界
部20とに処理エラー(例えば白い縁)が生じ、輪郭強
調処理が過大となって画質が劣化するという問題点があ
った。すなわち、A画面の周辺部18の内側18iと外
側18oでは、A画面のブランキング部分の信号(映像
の無い信号)とA画面の有効映像信号との干渉によって
輪郭強調処理エラーが生じ、A画面とB画面の画面境界
部20の内側20i(B画面の周辺部に相当)と外側2
0o(A画面の内周部に相当)では、相関性のない有効
映像信号間の干渉によって輪郭強調処理エラーが生じて
しまうからである。
【0008】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、入力したアナログのカラー映像信号の振幅
が大であったり、輪郭強調量が大であっても白つぶれや
黒つぶれのない輪郭強調画面を表示できるとともに、表
示パネルで複数画面を同時に表示した場合に複数画面の
周辺部と画面境界部に輪郭強調処理エラーが生じるのを
防止できるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による複数画面表
示装置の輪郭強調回路は、複数のアナログカラー映像信
号をディジタルカラー映像信号に変換して出力するA/
D変換回路と、複数のアナログカラー映像信号に対応し
た複数の画面表示領域信号に基づいてA/D変換回路の
出力信号を合成し、表示パネルで複数画面を表示するた
めの信号を生成する画面合成回路と、この画面合成回路
で生成した複数画面表示信号からY信号(輝度信号)を
生成するY信号生成回路と、このY信号生成回路で生成
したY信号から輪郭成分を抽出する輪郭抽出回路と、こ
の輪郭抽出回路で抽出した輪郭成分を画面合成回路で生
成した複数画面表示信号に加算して出力する輪郭加算回
路とを具備し、複数の画面表示領域信号に基づいて、複
数画面の表示期間から周辺部及び各画面境界部の表示期
間を除いた期間、輪郭抽出回路で抽出した輪郭成分を輪
郭加算回路に供給せしめる輪郭強調イネーブル回路を設
けてなることを特徴とする。
【0010】複数のアナログカラー映像信号をディジタ
ルカラー映像信号に変換して合成することによって、表
示パネルに複数画面を表示するための複数画面表示信号
を生成し、この複数画面表示信号からY信号を生成し、
このY信号から抽出した輪郭成分を複数画面表示信号に
加算して表示パネルへ出力するので、輪郭強調成分がA
/D変換回路のダイナミックレンジをオーバーすること
がない。このため、入力するアナログのカラー映像信号
が大振幅信号の場合や、輪郭強調量が大の場合でも白つ
ぶれや黒つぶれが生じない。さらに、複数画面の表示期
間のうち周辺部及び画面境界部の表示期間については、
輪郭抽出回路で抽出した輪郭成分が輪郭加算回路へ供給
されないので、周辺部におけるブランキング部分の信号
と有効映像信号の間の干渉を防止するとともに、画面境
界部における相関性のない有効映像信号間の干渉を防止
し、輪郭強調処理エラー(例えば白い縁)が生じるのを
防止できる。
【0011】そして、輪郭強調イネーブル回路の構成を
簡単にするために、輪郭強調イネーブル回路を、複数の
画面表示領域信号に基づいて複数画面の表示期間から周
辺部及び各画面境界部の表示期間を除いた期間、輪郭強
調イネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路
と、輪郭抽出回路と輪郭加算回路の間に挿入された輪郭
付加制御回路とで構成し、この輪郭付加制御回路が、イ
ネーブル信号生成回路で生成した輪郭強調イネーブル信
号の有無に基づいて、輪郭抽出回路で抽出した輪郭成分
を輪郭加算回路へ供給するか否かを制御する。
【0012】また、輪郭強調をするか否かを独立して制
御する機能を併せもたせるために、輪郭強調するか否か
を決める輪郭強調オン/オフ信号によって、イネーブル
信号生成回路で生成したイネーブル信号を出力するか否
かを決める出力制御回路を設ける。
【0013】また、複数画面の垂直方向及び水平方向の
周辺部及び画面境界部における輪郭強調処理エラーを防
止するために、イネーブル信号生成回路を、複数の画面
表示領域信号に基づいて、複数画面の表示期間から周辺
部及び各画面境界部の表示期間を除いた期間、各画面の
垂直方向の輪郭強調イネーブル信号を生成する垂直イネ
ーブル信号生成回路と、この垂直イネーブル信号生成回
路で生成した垂直方向の輪郭強調イネーブル信号に基づ
いて、画面表示優先度に応じた各画面の垂直方向の輪郭
強調イネーブル信号を生成するイネーブル信号合成回路
と、このイネーブル信号合成回路で生成した垂直方向の
輪郭強調イネーブル信号に基づいて、各画面の輪郭強調
イネーブル信号を生成する水平イネーブル信号生成回路
と、この水平イネーブル信号生成回路で生成した各画面
の輪郭強調イネーブル信号の論理和信号を輪郭強調イネ
ーブル信号として出力する論理和回路とで構成する。
【0014】また、輪郭強調処理エラーなしの輪郭強調
画面を大きくするために、輪郭抽出回路を、Y信号生成
回路で生成したY信号を順次1ライン分遅延させる第
1、第2ラインメモリと、Y信号生成回路で生成したY
信号及び第1、第2ラインメモリのそれぞれで遅延させ
たY信号に基づいて垂直輪郭成分を抽出する垂直輪郭抽
出回路と、第1ラインメモリで遅延させたY信号を2ド
ット分及び4ドット分遅延させた2種類の信号を生成す
る輪郭強調周波数設定回路と、第1ラインメモリで遅延
させたY信号及び輪郭強調周波数設定回路で生成した2
種類の遅延Y信号に基づいて水平輪郭成分を抽出する水
平輪郭抽出回路と、垂直輪郭抽出回路と水平輪郭抽出回
路のそれぞれで抽出した輪郭成分を合成して出力する輪
郭合成回路とで構成し、垂直イネーブル信号生成回路
を、垂直表示領域信号VWを順次1ライン分遅延させる
垂直方向用の遅延回路と、垂直表示領域信号VW、1ラ
イン分、2ライン分遅延させた垂直表示領域信号VW
1、VW2及び水平表示領域信号HWの論理積信号を垂
直方向のイネーブル信号として出力するアンド回路と、
垂直表示領域信号VW、VW2の排他的論理和信号を出
力するエクスクルーシブ・オア回路と、このエクスクル
ーシブ・オア回路の出力信号と水平表示領域信号HWの
論理積反転信号を垂直方向のマスク信号として出力する
ナンド回路とで構成し、水平イネーブル信号生成回路
を、イネーブル信号合成回路で生成した各画面の垂直方
向の輪郭強調イネーブル信号ENを順次2ドット分遅延
させる水平方向用の遅延回路と、輪郭強調イネーブル信
号EN及び2ドット分、4ドット分遅延させた信号EN
2、EN4の論理積信号を輪郭強調イネーブル信号とし
て出力するアンド回路とで構成し、輪郭強調処理エラー
が生じる期間と同じ期間だけ輪郭強調処理をオフする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による複数画面表示
装置の輪郭強調回路の一実施形態例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施形態例を示すもので、図1
4と同一部分は同一符号とする。図1において、10a
r、10ag、10abはA画面映像信号用のA/D変
換回路、10br、10bg、10bbはB画面映像信
号用のA/D変換回路、21は信号処理・画面合成回
路、22は位相調整回路、12r、12g、12bは輪
郭加算回路、13はY信号生成回路、14は輪郭抽出回
路、23は輪郭強調イネーブル回路である。前記輪郭強
調イネーブル回路23はイネーブル信号生成回路24と
輪郭付加制御回路25とで構成されている。
【0016】前記A/D変換回路10ar、10ag、
10abは、それぞれ、入力端子15ar、15ag、
15abに入力したA画面映像信号としてのアナログの
R、G、B信号を分解能8ビットのディジタルのR、
G、B信号に変換して出力するように構成されている。
前記A/D変換回路10br、10bg、10bbは、
それぞれ、入力端子15br、15bg、15bbに入
力したB画面映像信号としてのアナログのR、G、B信
号を分解能8ビットのディジタルのR、G、B信号に変
換して出力するように構成されている。
【0017】前記信号処理・画面合成回路21は、端子
26a、26bに入力したA、B画面の表示領域信号に
基づいて、前記A/D変換回路10ar、10ag、1
0abおよび10br、10bg、10bbから出力し
たR、G、B信号に画素数変換やガンマ補正などの信号
処理を行うとともに、A、B画面のR、G、B信号を合
成して複数画面を表示するための複数画面表示信号を生
成して出力するように構成されている。この複数画面の
概念には、表示パネルでA、B画面を重ね併せて表示し
た画面と、A、B画面を重ね併せずに離して表示した画
面とが含まれる(以下、同様)。
【0018】前記位相調整回路22は、前記Y信号生成
回路13、輪郭抽出回路14及び輪郭強調イネーブル回
路23での信号処理に要する遅延時間との遅延差を調整
するために、1ドット遅延素子(例えば、D型フリップ
フロップ)等を用いて前記信号処理・画面合成回路21
から出力するR、G、B信号を所定時間遅延処理するよ
うに構成されている。
【0019】前記Y信号生成回路13は、前記信号処理
・画面合成回路21から出力したディジタルR、G、B
信号からY(輝度)信号を生成するように構成されてい
る。このY信号生成回路13は、例えば、ROM(Read
Only Memory)をLUT(Look Up Table)機能として
使用することにより、次式(1)を満足させるようにN
TSC(National Television System Committee)規格
で定められた混合比でR、G、B信号を加算してY信号
を得る方法や、図2に示すようなビットシフト加算によ
って次式(2)を満足するY信号の近似値を得る方法で
実現される。 Y=(0.3×R)+(0.59×G)+(0.11×B)…(1) Y≒0.3125×R+0.5625×G+0.1250×B…(2)
【0020】前記輪郭抽出回路14は、前記Y信号生成
回路13で生成したY信号から輪郭成分を抽出して出力
するように構成されている。この輪郭抽出回路14は、
具体的には図3に示すように構成されている。図3にお
いて、27はY信号の入力端子、28、29は1ライン
遅延素子としての第1、第2ラインメモリ、30は垂直
輪郭抽出回路、31は輪郭強調周波数設定回路、32は
水平輪郭抽出回路、33は垂直輪郭成分のゲインコント
ローラ、34は水平輪郭成分のゲインコントローラ、3
5は輪郭合成回路、36はコアリング回路、37はゲイ
ンコントローラである。
【0021】前記第1、第2ラインメモリ28、29
は、前記入力端子27に入力したY信号を、順次1ライ
ン分(1走査線分)遅延させたY信号を出力するように
構成されている。前記垂直輪郭抽出回路30は、前記入
力端子27に入力したY信号と前記第2ラインメモリ2
9から出力した2ライン遅延のY信号とを加算して出力
する加算器38と、この加算器38の出力信号に係数
(1/4)を掛けて出力する乗算器39と、前記第1ラ
インメモリ28から出力した1ライン遅延のY信号に係
数(1/2)を掛けて出力する乗算器40と、前記乗算
器40の出力信号から前記乗算器39の出力信号を減算
する減算器41とからなっている。
【0022】前記輪郭強調周波数設定回路31は、輪郭
強調周波数を所定の周波数(例えばサンプリング周波数
Fsの1/2)に設定するための回路で、前記第1ライ
ンメモリ28から出力したY信号を順次1ドット分(1
画素分)遅延させる4個の1ドット遅延素子D1〜D4
からなる5タップ型で構成されている。前記1ドット遅
延素子D1〜D4のそれぞれは、例えばD型フリップフ
ロップで構成されている。なお、前記輪郭強調周波数設
定回路31は、5タップ型に限るものでなく、直列接続
された6個(又は8個)の1ドット遅延素子D1〜D6
(又はD1〜D8)からなる7タップ型(又は9タップ
型)でもよい。
【0023】前記水平輪郭抽出回路32は、前記第1ラ
インメモリ28から出力したY信号と、4番目の1ドッ
ト遅延素子D4から出力した4ドット遅延のY信号とを
加算する加算器42と、この加算器42の出力信号に係
数(1/4)を掛けて出力する乗算器43と、第2番目
の1ドット遅延素子D2から出力した2ドット遅延のY
信号に係数(1/2)を掛けて出力する乗算器44と、
前記乗算器44の出力信号から前記乗算器43の出力信
号を減算する減算器45とからなっている。
【0024】前記ゲインコントローラ33は、前記垂直
輪郭抽出回路30で抽出した垂直輪郭抽出成分に調整可
能な係数Kvを掛けて出力するように構成されている。
前記ゲインコントローラ34は、前記水平輪郭抽出回路
32で抽出した水平輪郭抽出成分に調整可能な係数Kh
を掛けて出力するように構成されている。前記輪郭合成
回路35は、前記ゲインコントローラ33、34のそれ
ぞれから出力した輪郭成分を合成して出力するように構
成されている。
【0025】前記コアリング回路36は、ノイズ及び微
小な輪郭成分を除去するために、前記輪郭合成回路35
から出力した輪郭成分を入力とし、この入力した輪郭成
分の或るレベル以下の輪郭成分を抑圧して出力するよう
に構成されている。前記コアリング回路36は、例え
ば、図4に示すような入出力特性を有するように構成さ
れている。具体的には、輪郭合成回路35から入力した
輪郭成分が0より大きい正のときには元の成分に−δ
(δは正の定数)を加算して出力し、0より小さい負の
ときには元の成分に+δを加算して出力し、かつ、その
演算結果が−δ以上+δ以下のときには出力を0に固定
するように構成されている。
【0026】前記ゲインコントローラ37は、前記コア
リング回路36から出力した輪郭成分に、調整可能な係
数K1を掛けて出力端子68へ出力するように構成され
ている。前記イネーブル信号生成回路24は、前記端子
26a、26bに入力したA、B画面の表示領域信号に
基づいて輪郭強調イネーブル信号EEを出力し、この輪
郭強調イネーブル信号EEに基づいて前記輪郭付加制御
回路25のオン、オフを制御するように構成されてい
る。
【0027】前記イネーブル信号生成回路24は、具体
的には、図5に示すように、A、B画面用の垂直イネー
ブル信号生成回路39a、39bと、画面表示優先度に
応じたA、B画面用の垂直方向の輪郭強調イネーブル信
号を生成するイネーブル信号合成回路40と、A、B画
面用の水平イネーブル信号生成回路41a、41bと、
オア回路42とを主体に構成されている。
【0028】前記垂直イネーブル信号生成回路39a
は、図6に示すように、水平同期信号HFPを用いてA
画面の垂直表示領域信号VWaを順次1ライン分遅延さ
せた信号VWa1、VWa2を出力する1Hシフト回路
43a、44aと、信号VWa、VWa1、VWa2及
びA画面の水平表示領域信号HWaの論理積信号を垂直
方向のイネーブル信号APIENとして出力するアンド
回路45aと、信号VWa、VWa2の排他的論理和信
号を出力するエクスクルーシブ・オア回路46aと、こ
のエクスクルーシブ・オア回路46aの出力信号とA画
面の水平表示領域信号HWaの反転論理積信号を垂直方
向のマスク信号BMASKとして出力するナンド回路4
7aとからなっている。前記1Hシフト回路43a、4
4aは、例えばD型フリップフロップで構成されてい
る。
【0029】前記垂直イネーブル信号生成回路39b
は、前記垂直イネーブル信号生成回路39aと同様な1
Hシフト回路43b、44b、アンド回路45b、エク
スクルーシブ・オア回路46b及びナンド回路47bか
らなり、B画面の垂直方向のイネーブル信号BPIEN
とマスク信号AMASKを出力するように構成されてい
る。
【0030】前記イネーブル信号合成回路40は、アン
ド回路48a、48b、ノット回路49及びセレクタ5
0a、50bからなり、一方のアンド回路48aはイネ
ーブル信号APIENとマスク信号AMASKの論理積
信号APIEN・AMASKを出力し、他方のアンド回
路48bはイネーブル信号BPIENとマスク信号BM
ASKの論理積信号BPIEN・BMASKを出力し、
一方のセレクタ50aは、A画面とB画面の一方を優先
させるPRIOR信号をノット回路49で反転させた信
号に基づいて、イネーブル信号APIENと論理積信号
APIEN・AMASKの一方を選択しA画面用イネー
ブル信号ENaとして出力し、他方のセレクタ50b
は、PRIOR信号に基づいてイネーブル信号BPIE
Nと論理積信号BPIEN・BMASKの一方を選択し
B画面用イネーブル信号ENbとして出力するように構
成されている。
【0031】前記水平イネーブル信号生成回路41a
は、図7に示すように、A画面用イネーブル信号ENa
を順次1ドット分遅延させた信号ENa1、ENa2、
ENa3、ENa4を出力する1ドット遅延素子D1、
D2、D3、D4(例えばD型フリップフロップで構成
されている。)と、選択信号SELによって信号ENa
3、ENa4の一方を選択して出力するセレクタ51a
と、選択信号SELによって信号ENa、ENa1の一
方を選択して出力するセレクタ52aと、輪郭強調オン
/オフ信号、信号ENa2及びセレクタ51a、52a
で選択した信号の論理積信号をA画面の輪郭強調イネー
ブル信号EEaとして出力するアンド回路53aとで構
成されている。
【0032】前記水平イネーブル信号生成回路41b
は、前記水平イネーブル信号生成回路41aと同様な1
ドット遅延素子D1、D2、D3、D4、セレクタ51
b、52b及びアンド回路53bで構成され、このアン
ド回路53bから輪郭強調オン/オフ信号、信号BEN
2及びセレクタ51b、52bで選択した信号の論理積
信号をB画面の輪郭強調イネーブル信号EEbとして出
力するように構成されている。
【0033】図5において、54はリモコン(リモート
コントローラ)、55はCPU(中央処理装置)を具備
した制御回路で、この制御回路55は、前記リモコン5
4からの指令信号に基づいて、A画面とB画面の優先度
を制御する信号PRIORを前記イネーブル信号合成回
路40へ出力するとともに、独立して輪郭強調を行うか
否かを決める輪郭強調オン、オフ信号を前記水平イネー
ブル信号生成回路41a及び41bへ出力するように構
成されている。
【0034】つぎに作用を説明する。 (1)図1において、入力端子15ar、15ag、1
5abと15br、15bg、15bbに入力したA画
面用のアナログR、G、BとB画面用のアナログR、
G、B信号は、A/D変換回路10ar、10ag、1
0abと10br、10bg、10bbによって8ビッ
トのディジタルR、G、B信号に変換され、信号処理・
画面合成回路21で信号処理及び画面合成され、得られ
たA・B画面用(すなわち複数画面用)のディジタル
R、G、B信号は位相調整回路22による遅延作用によ
って位相差(遅延差)が調整され、輪郭加算回路12
r、12g、12bの一方の入力側に入力する。信号処
理・画面合成回路21による画面合成処理は、端子26
a、26bに入力したA、B画面の表示領域信号と、図
示を省略したA、B画面の優先度を制御するPRIOR
信号に基づいて、表示装置(例えばPDP表示装置)で
A、B画面を同時に表示するためのディジタルR、G、
B信号を生成して出力する。
【0035】(2)Y信号生成回路13は信号処理・画
面合成回路21から出力したディジタルR、G、B信号
からY信号を生成する。例えば、このY信号生成回路1
3は、図2の回路を用いたビットシフト加算によって、
ディジタルR、G、B信号からY信号を生成する。
【0036】(3)輪郭抽出回路14はY信号生成回路
13で生成したY信号から輪郭成分を抽出する。つぎ
に、この輪郭抽出回路14による輪郭成分の抽出作用を
図3を用いて説明する。
【0037】(3a)図8を併用してY信号の水平方向
の高域成分である水平輪郭成分を抽出する作用を説明す
る。図8において点線で表した縦線S1、S2、S3、
S4、S5は、処理対象画素を含む走査線に沿って水平
方向に連続して並んだ各画素のサンプリング点を表す。
輪郭強調周波数設定回路31の第2番目の1ドット遅延
素子D2から出力するY信号を図8の(a)に示すよう
にとすると、水平輪郭抽出回路32の乗算器44から
出力する信号は、同図(b)に示すようになって減算
器45の+側に入力する。第1ラインメモリ28から出
力するY信号と、輪郭強調周波数設定回路31の第4番
目の1ドット遅延素子D4から出力するY信号とは、水
平輪郭抽出回路32の加算器42によって加算され、乗
算器43で1/4を掛けられ、図8の(c)に示すよう
に、信号として減算器45の−側に入力する。この減
算器45で演算された信号(−)は、ゲインコント
ローラ34でKh倍され、図8の(d)に示すような信
号として輪郭合成回路35の一方の入力側に入力す
る。
【0038】(3b)図9を併用してY信号の垂直方向
の高域成分である垂直輪郭成分を抽出する作用を説明す
る。図9において点線で表した縦線S1、S2、S3
は、処理対象画素を含む走査線と前後の走査線の3本の
走査線上の画素であって、処理対象画素を含む垂直方向
に沿って並んだ3個の画素のサンプリング点を表す。第
1ラインメモリ28から出力する1ライン遅延のY信号
を図9の(a)に示すようにとすると、垂直輪郭抽出
回路30の乗算器40から出力する信号は、同図
(b)に示すようになって減算器41の+側に入力す
る。入力端子27に入力するY信号と、第2ラインメモ
リ29から出力する2ライン遅延のY信号とは、垂直輪
郭抽出回路30の加算器38によって加算され、乗算器
39で1/4を掛けられ、図9の(c)に示すように、
信号として減算器41の−側に入力する。この減算器
41で演算された信号(−)は、ゲインコントロー
ラ33でKv倍され、図9の(d)に示すような信号
として輪郭合成回路35の他方の入力側に入力する。
【0039】(3c)水平輪郭成分を表す信号と垂直
輪郭成分を表す信号とは、輪郭合成回路35で合成さ
れ、コアリング回路36で或るレベル以下の輪郭成分を
抑圧してノイズの影響をなくし、ゲインコントローラ3
7で係数K1を掛けてレベル調整され、出力端子68に
出力する。
【0040】(4)輪郭抽出回路14の出力端子38か
ら出力した輪郭成分Yeは、輪郭強調イネーブル回路2
3で制御された付加期間の間、対応する輪郭加算回路1
2r、12g、12bの他方の入力側に入力する。
【0041】(5)つぎに、前記(4)の輪郭強調イネ
ーブル回路23による輪郭成分の付加期間制御作用を図
10及び図11を併用して説明する。
【0042】(5a)まずA画面用の垂直イネーブル信
号生成回路39aによる垂直方向のイネーブル信号AP
IENとマスク信号BMASKの生成について説明す
る。図5及び図6において、入力する水平同期信号HF
P、A画面の垂直、水平表示領域信号VWa、HWaが
図10の(a)、(b)、(e)に示すような信号であ
るとすると、1Hシフト回路43a、44aからは同図
の(c)、(d)に示すような、VWaを順次1ライン
分(1H分)遅延させた信号VWa1、VWa2が出力
する。アンド回路45aは、信号VWa、VWa1、V
Wa2及び信号HWaの論理積をとり、この論理積信号
を垂直方向のイネーブル信号APIENとして出力す
る。この信号APIENは、図10(g)に示すような
A画面輪郭強調処理イネーブル期間を指定し、A画面表
示領域の一番上と一番下の各1ラインを除いた領域を示
す信号である。エクスクルーシブ・オア回路46aは、
図10(h)に示すような、信号VWa、VWa2の排
他的論理和信号EORaを出力し、ナンド回路47aは
信号EORaと信号HWAの反転論理積信号をマスク信
号BMASKとして出力する。この信号BMASKは、
図10(i)に示すように、A画面がB画面へ与える干
渉を防ぐためのB画面輪郭強調処理マスク期間(上側と
下側の各2ライン)を指定し、A画面表示領域の上側と
下側の各1ラインとA画面表示領域の一番上と一番下の
各1ラインを示す信号である。
【0043】(5b)つぎにB画面用の垂直イネーブル
信号生成回路39bによる垂直方向のイネーブル信号B
PIENとマスク信号AMASKの生成について説明す
る。この信号BPIENとAMASKは、A画面用の信
号APIENとBMASKの生成と同様にして生成され
る。すなわち、図5及び図6において、1Hシフト回路
43b、44bからB画面の垂直表示領域信号VWbを
順次1ライン分遅延させた信号VWb1、VWb2が出
力し、アンド回路45bから信号VWb、VWb1、V
Wb2及びB画面の水平表示領域信号HWbの論理積信
号が、垂直方向のイネーブル信号BPIENとして出力
する。また、エクスクルーシブ・オア回路46bから信
号VWb、VWb2の排他的論理和信号EORbが出力
し、ナンド回路47bからマスク信号AMASKが出力
する。
【0044】前記(5a)と(5b)で説明した信号V
Wa、VWa1、VWa2及びHWaと、信号VWb、
VWb1、VWb2及びHWbを、A画面の中にB画面
を優先させて合成表示したA・B画面の画面イメージと
対応させて表示すると、図11のようになる。この図1
1において、VWAは信号VWa、VWa1、VWa2
の論理積信号を表し、VWBは信号VWb、VWb1、
VWb2の論理積信号を表し、EORaに上線を付して
表示した反転EORaは図10(h)のEORaを反転
させた信号を表し、同様の反転EORbはEORbを反
転させた信号を表す。
【0045】(5c)つぎに、イネーブル信号合成回路
40の作用を説明する。イネーブル信号合成回路40
は、制御信号PRIORで制御される画面表示優先度に
応じたA、B画面の垂直方向の輪郭強調イネーブル信号
ENa、ENbを生成する回路で、A画面優先の場合
(例えば制御信号PRIORがHレベル)には、一方の
セレクタ50aがアンド回路48aの出力信号APIE
N・AMASKを選択し信号ENaとして出力するとと
もに、他方のセレクタ50bが垂直方向のイネーブル信
号BPIENを選択し信号ENbとして出力し、図11
に示すようなB画面優先の場合(例えば制御信号PRI
ORがLレベル)には、一方のセレクタ50aが垂直方
向のイネーブル信号APIENを選択し信号ENaとし
て出力するとともに、他方のセレクタ50bがアンド回
路48bの出力信号BPIEN・BMASKを選択し信
号ENbとして出力する。
【0046】(5d)つぎに、A画面用の水平イネーブ
ル信号生成回路41aによるA画面の輪郭強調イネーブ
ル信号EEaの生成について説明する。図7の水平イネ
ーブル信号生成回路41aでは、1ドット遅延素子D
1、D2、D3、D4からA画面用イネーブル信号EN
aを順次1ドット分遅延させた信号ENa1、ENa
2、ENa3、ENa4が出力するので、輪郭強調オン
/オフ信号がオン信号(例えばHレベル信号)でSEL
信号が2ドット遅延選択のときには、セレクタ51a、
52aが信号ENa4、ENaを選択し、アンド回路5
3aから信号ENa4、ENa2及びENaの論理積信
号をA画面の輪郭強調イネーブル信号EEaとして出力
する。
【0047】つぎに、B画面用の水平イネーブル信号生
成回路41bによるB画面の輪郭強調イネーブル信号E
Ebの生成について説明する。図7の水平イネーブル信
号生成回路41bでは、A画面用の水平イネーブル信号
生成回路41aと同様に、1ドット遅延素子D1、D
2、D3、D4からB画面用イネーブル信号ENbを順
次1ドット分遅延させた信号ENb1、ENb2、EN
b3、ENb4が出力するので、輪郭強調オン/オフ信
号がオン信号でSEL信号が2ドット遅延選択のときに
は、セレクタ51b、52bが信号ENb4、ENbを
選択し、アンド回路53bから信号ENb4、ENb2
及びENbの論理積信号をB画面の輪郭強調イネーブル
信号EEbとして出力する。なお、SEL信号が1ドッ
ト遅延選択のときにはアンド回路53aから信号ENa
3、ENa2及びENa1の論理積信号をA画面の輪郭
強調イネーブル信号EEaとして出力し、アンド回路5
3bから信号ENb3、ENb2及びENb1の論理積
信号をB画面の輪郭強調イネーブル信号EEbとして出
力する。
【0048】(6)図5のオア回路42は、水平イネー
ブル信号生成回路41a、41bのそれぞれで生成した
A、B画面の輪郭強調イネーブル信号EEa、EEbの
論理和信号を輪郭強調処理イネーブル信号EEとして出
力し、この信号EEが図1の輪郭付加制御回路25の輪
郭付加期間(オン期間)を決めるので、この輪郭付加期
間の間だけ輪郭抽出回路14で抽出した輪郭成分Yeが
輪郭加算回路12r、12g、12bの他方の入力側に
入力し、この輪郭加算回路12r、12g、12bから
輪郭強調されたR+Ye、G+Ye、B+Yeの信号が
出力端子16r、16g、16bを介して表示装置側へ
出力し、表示パネルで輪郭強調された画面が表示され
る。このとき、出力端子16rに出力する(R+Ye)
信号の水平方向成分は図8(e)に示すようになり、垂
直方向成分は図9(e)に示すようになる。図8、図9
の(e)に二点鎖線で示したRh、Rvは位相調整回路
22から出力するR信号の水平方向成分、垂直方向成分
を表す。出力端子16g、16bに出力する(G+Y
e)、(B+Ye)信号の水平方向成分、垂直方向成分
も、出力端子16rに出力する(R+Ye)信号の水平
方向成分、垂直方向成分と同様になる。
【0049】(7)上述のように、A/D変換回路10
ar、10ag、10ab及び10br、10bg、1
0bbでA画面用とB画面用のアナログのR、G、B信
号をディジタルのR、G、B信号に変換した後にY信号
を生成し、このY信号から抽出した輪郭成分Yeを元の
ディジタルR、G、B信号に加算するようにしたので、
従来例のように輪郭強調成分がA/D変換回路のダイナ
ミックレンジをオーバーすることがない。このため、本
発明の輪郭強調回路に入力するアナログのR、G、B信
号が大振幅信号の場合や輪郭強調量が大の場合でも、本
発明の輪郭強調回路から出力する信号をディジタルR、
G、B信号で駆動する表示装置に出力して画面を表示し
たときに白つぶれや黒つぶれが生じない。
【0050】(8)さらに、輪郭抽出回路14で抽出し
た輪郭成分Yeが輪郭加算回路12r、12g、12b
へ供給される期間を制御する輪郭強調イネーブル回路2
3を設けて、複数画面の周辺部(例えば、上側と下側は
各1ライン、左端と右端は各2ドット)及び各画面境界
部(例えば水平方向は各画面につき2ドット、垂直方向
は各画面につき1ライン)の表示期間は輪郭強調を行わ
ないように構成したので、周辺部についてはブランキン
グ部分の信号と有効映像信号との間の干渉をなくし、画
面境界部については相関性のない有効映像信号間の干渉
をなくすことができる。このため、図15に示したよう
なA画面の周辺部18やA、B画面の境界部20に輪郭
強調処理エラー(例えば白い縁)が生じるのを防止でき
る。
【0051】前記実施形態例では、輪郭処理エラーのな
い輪郭強調画面の表示面積を大きくするために、輪郭強
調周波数設定回路31を5タップ型で構成し、これに対
応して水平イネーブル信号生成回路41a(41b)を
5タップ型で構成し、輪郭強調処理の影響がでる範囲を
水平表示領域の左側と右側の各2ドットとしたときに、
これに対応した期間輪郭強調処理をオフし、かつ第1、
第2ラインメモリ28、29と垂直輪郭抽出回路30を
垂直方向の1ラインを対象とする構成とし、これに対応
して垂直イネーブル信号生成回路39a(39b)を画
面の上側と下側の各1ラインを対象とする構成とし、輪
郭強調処理の影響がでる範囲を垂直表示領域の上側と下
側の各1ラインとしたときに、これに対応した期間輪郭
強調処理をオフするように構成した。しかしながら、本
発明はこれに限るものでなく、輪郭強調処理の影響がで
る範囲を、水平表示領域については左側と右側の各nド
ット、垂直表示領域については上側と下側の各mライン
としたときに、これに対応した期間以上輪郭強調処理を
オフするものに利用できる。
【0052】例えば、輪郭抽出回路14内の輪郭強調周
波数設定回路31を左右各1ドットを対象とする3タッ
プ型(例えば回路31から加算器42へ入力する2信号
を1ドット遅延素子D1とD3の出力信号に代える。)
で構成し、これに対応して水平イネーブル信号生成回路
41a(41b)を画面の左辺と右辺の各1ドットを対
象とする3タップ型(例えばセレクタ51a、52aで
信号ENa3、ENa1を選択する。)で構成し、輪郭
強調処理の影響がでる範囲が水平表示領域の左側と右側
の各1ドットのときに、これに対応した期間輪郭強調処
理をオフし、輪郭処理エラーのない輪郭強調画面の表示
面積をさらに大きくするようにしてもよい。
【0053】または、輪郭強調処理の影響がでる範囲が
水平表示領域の左側と右側の各2ドットのときにおいて
も、水平イネーブル信号生成回路41a(41b)を、
図12(a)、(b)、(c)に示すように、画面の左
辺と右辺の各4ドットを対象とすることの可能な9タッ
プ型で構成し、画面の左辺と右辺の各2ドット(又は各
3ドット、各4ドット)を対象とするように構成しても
よい。すなわち、8個の1ドット遅延素子Dを直列接続
した遅延回路60a(60b)、セレクタ61a(61
b)、62a(62b)、及びアンド回路63a(63
b)で構成し)、セレクタ61a(61b)で信号EN
a6(ENb6)を選択し、セレクタ62a(62b)
で信号ENa2(ENb2)を選択し、アンド回路63
a(63b)が輪郭強調オン、オフ信号、信号ENa6
(ENb6)、ENa4(ENb4)及びENa2(E
Nb2)の論理積信号を輪郭強調イネーブル信号EEa
(EEb)として出力するように構成してもよい。
【0054】前記実施形態例では、大きなA画面内に小
さなB画面があるとともに、このB画面表示を優先して
表示した場合について説明したが、本発明はこれに限る
ものでなく、同一表示パネル内でA画面とB画面が重な
り合わないように離れて表示されている場合や、A画面
とB画面が重なり合うとともにA画面表示が優先して表
示されている場合などについても利用することができ
る。
【0055】例えば、図13に示すように、面積がほぼ
同一のA画面とB画面を重なり合わせるとともにA画面
表示を優先して表示している場合についても、A・B画
面(合成画面)の周辺部70と画面境界部71に輪郭強
調処理エラーが生じるのを防止できる。周辺部70はA
画面側の周辺部70aとB画面側の周辺部70bからな
り、画面境界部71はA画面側の画面境界部71aとB
画面側の画面境界部71bからなっている。図13にお
いて72は重なり合っているA画面とB画面にまたがっ
ている水平ラインを表し、HWa、HWbは水平ライン
72上のA画面、B画面の表示領域信号を表し、EE
a、EEbは水平ライン77上のA画面、B画面の輪郭
強調イネーブル信号を表す。
【0056】前記実施形態例では、イネーブル信号生成
回路を、垂直イネーブル信号生成回路、イネーブル信号
合成回路、水平イネーブル信号生成回路及び論理和回路
で構成した場合について説明したが、本発明はこれに限
るものでなく、複数の画面表示領域信号に基づいて複数
画面の表示期間から周辺部及び各画面境界部の表示期間
を除いた期間、輪郭強調イネーブル信号を生成するもの
であればよい。
【0057】前記実施形態例では、輪郭強調イネーブル
回路を、輪郭強調イネーブル信号を生成するイネーブル
信号生成回路と、輪郭強調オン/オフ信号によって生成
した輪郭強調イネーブル信号を出力するか否かを決める
出力制御回路(図5では輪郭強調オン、オフ信号を出力
するリモコン54及び制御回路55からなる。)と、輪
郭抽出回路と輪郭加算回路の間に挿入された輪郭付加制
御回路とで構成し、輪郭強調をするか否かを独立して制
御する機能を併せもつことができるようにしたが、本発
明はこれに限るものでなく、複数の画面表示領域信号に
基づいて、複数画面の表示期間から周辺部及び各画面境
界部の表示期間を除いた期間、輪郭抽出回路で抽出した
輪郭成分を輪郭加算回路に供給せしめるものであればよ
い。例えば、出力制御回路を省略し、イネーブル信号生
成回路と輪郭付加制御回路とで構成するようにしてもよ
い。
【0058】前記実施形態例では、輪郭抽出回路14内
に、輪郭合成回路35から出力した輪郭成分の或るレベ
ル以下を抑圧して出力するコアリング回路36を設け
て、ノイズの影響をなくすようにしたが、本発明はこれ
に限るものでなく、このコアリング回路36を省略した
ものについても利用することができる。
【0059】前記実施形態例では、複数画面がA画面と
B画面の一部を重なり合わせた2画面の場合について説
明したが、本発明はこれに限るものでなく、複数画面が
A画面とB画面を重なり合わせない2画面の場合につい
ても利用することができる。さらに、複数画面が、全部
を重なり合わせた3画面以上の場合、一部が重なり合い
一部が重なり合わない3画面以上の場合、全部が重なり
合わない3画面以上の場合などにも本発明を利用するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】本発明による複数画面表示装置の輪郭強
調回路は、A/D変換回路、画面合成回路、Y信号生成
回路、輪郭抽出回路及び輪郭加算回路を具備し、複数の
アナログカラー映像信号をディジタルカラー映像信号に
変換して合成することによって、表示パネルで複数画面
を表示するための複数画面表示信号を生成し、この複数
画面表示信号からY信号を生成し、このY信号から抽出
した輪郭成分を複数画面表示信号に加算して表示パネル
へ出力するように構成したので、輪郭強調成分がA/D
変換回路のダイナミックレンジをオーバーすることがな
い。このため、入力するアナログのカラー映像信号が大
振幅信号の場合や、輪郭強調量が大の場合でも白つぶれ
や黒つぶれが生じない。さらに、複数画面の表示期間の
うち周辺部及び画面境界部の表示期間については、輪郭
抽出回路で抽出した輪郭成分を輪郭加算回路へ供給しな
いように構成したので、周辺部におけるブランキング部
分の信号と有効映像信号の間の干渉を防止するととも
に、画面境界部における相関性のない有効映像信号間の
干渉を防止し、輪郭強調処理エラー(例えば白い縁)が
生じるのを防止できる。
【0061】そして、輪郭強調イネーブル回路を、イネ
ーブル信号生成回路と、輪郭抽出回路と輪郭加算回路の
間に挿入された輪郭付加制御回路とで構成し、輪郭付加
制御回路が、イネーブル信号生成回路で生成した輪郭強
調イネーブル信号の有無に基づいて、輪郭抽出回路で抽
出した輪郭成分を輪郭加算回路に供給するか否かを制御
するように構成して、輪郭強調イネーブル回路の構成を
簡単にすることができる。
【0062】また、輪郭強調をするか否かを決める輪郭
強調オン/オフ信号によって、イネーブル信号生成回路
で生成したイネーブル信号を出力するか否かを決める出
力制御回路を設けることによって、輪郭強調をするか否
かを独立して制御する機能を併せもつことができる。
【0063】また、イネーブル信号生成回路を、垂直イ
ネーブル信号生成回路、イネーブル信号合成回路、水平
イネーブル信号生成回路及び論理和回路で構成すること
によって、複数画面の垂直方向及び水平方向の周辺部及
び画面境界部における輪郭強調処理エラーを防止するこ
とができる。
【0064】また、輪郭抽出回路を、第1、第2ライン
メモリ、垂直輪郭抽出回路、輪郭強調周波数設定回路、
水平輪郭抽出回路及び輪郭合成回路で構成し、垂直イネ
ーブル信号生成回路を、垂直方向用遅延回路、アンド回
路、エクスクルーシブ・オア回路及びナンド回路で構成
し、水平イネーブル信号生成回路を、水平方向用の遅延
回路及びアンド回路で構成し、輪郭強調処理の影響がで
る範囲を水平表示領域の左側と右側の各2ドットとした
ときに、これに対応した期間輪郭強調処理をオフし、輪
郭強調処理の影響がでる範囲を垂直表示領域の上側と下
側の各1ラインとしたときに、これに対応した期間輪郭
強調処理をオフして、輪郭処理エラーのない輪郭強調画
面の表示面積をできるだけ大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複数画面表示装置の輪郭強調回路
の一実施形態例を示すブロック図である。
【図2】図1中のY信号生成回路の一例を示すブロック
図である。
【図3】図1中の輪郭抽出回路の一例を示すブロック図
である。
【図4】図3中のコアリング回路の機能を説明する特性
図である。
【図5】図1中のイネーブル信号生成回路の一例を示す
ブロック図である。
【図6】図5中の垂直イネーブル信号生成回路の一例を
示すブロック図である。
【図7】図5中の水平イネーブル信号生成回路の一例を
示すブロック図である。
【図8】水平方向の輪郭強調に関する信号波形を示すも
ので、(a)は図3中の信号の波形図、(b)は図3
中の信号の波形図、(c)は図3中の信号の波形
図、(d)は図3中の信号の波形図、(e)は図1中
の出力端子22rに出力する信号の水平方向成分の波形
図である。
【図9】垂直方向の輪郭強調に関する信号波形を示すも
ので、(a)は図3中の信号の波形図、(b)は図3
中の信号の波形図、(c)は図3中の信号の波形
図、(d)は図3中の信号の波形図、(e)は図1中
の出力端子22rに出力する信号の垂直方向成分の波形
図である。
【図10】図6の作用を説明するタイミングチャートで
ある。
【図11】図6の作用を画面イメージと併せて示す説明
図である。
【図12】図5中の水平イネーブル信号生成回路の他の
実施形態例を示すもので、(a)は遅延部を構成するブ
ロック図、(b)はセレクタ部及びアンド回路部を構成
するブロック図、(c)は(b)のセレクタが信号EN
a6(ENb6)とENa2(ENb2)を選択した場
合のアンド回路の入出力波形図である。
【図13】ほぼ同一面積のA、B画面の一部が重なり合
い、A画面を優先表示とした複数画面表示図と、表示領
域信号及び輪郭強調イネーブル信号の波形図とを表す図
である。
【図14】本出願人による既提案の輪郭強調回路のブロ
ック図である。
【図15】図14の回路を複数画面表示装置に単純に適
用した場合に生じる輪郭強調処理エラーの説明図であ
る。
【符号の説明】
10ar、10ag、10ab、10br、10bg、
10bb…A/D(アナログ/ディジタル)変換回路、
11…信号処理・位相調整回路、 12…輪郭加算回
路、 13…Y信号生成回路、 14…輪郭抽出回路、
15r、15g、15b、15ar、15ag、15
ab、15br、15bg、15bb…映像信号入力端
子、 16r、16g、16b…映像信号出力端子、
18…複数画面の周辺部、 20…複数画面の画面境界
部、 21…信号処理・画面合成回路、 22…位相調
整回路、 23…輪郭強調イネーブル回路、 24…イ
ネーブル信号生成回路、 25…輪郭付加制御回路、
28、29…ラインメモリ、 30…垂直輪郭抽出回
路、 31…輪郭強調周波数設定回路、 32…水平輪
郭抽出回路、 35…輪郭合成回路、 36…コアリン
グ回路、 39a、39b…垂直イネーブル信号生成回
路、 40…イネーブル信号合成回路、 41a、41
b…水平イネーブル信号生成回路、 42…オア回路、
43a、43b、44a、44b…1Hシフト回路、
45a、45b、48a、48b、53a、53b…
アンド回路、 46a、46b…エクスクルーシブ・オ
ア回路、47a、47b…ナンド回路、 50a、50
b、51a、51b、52a、52b…セレクタ、
D、D1〜D4…1ドット遅延素子、 EE…輪郭強調
イネーブル信号、 EEa…A画面の輪郭強調イネーブ
ル信号、 EEb…B画面の輪郭強調イネーブル信号、
ENa…画面表示優先度に応じたA画面の垂直方向の
輪郭強調イネーブル信号、 ENb…画面表示優先度に
応じたB画面の垂直方向の輪郭強調イネーブル信号、
HWa…A画面の水平表示領域信号、 HWb…B画面
の水平表示領域信号、 VWa…A画面の垂直表示領域
信号、 VWb…B画面の垂直表示領域信号。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアナログカラー映像信号をディジタ
    ルカラー映像信号に変換して出力するA/D変換回路
    と、前記複数のアナログカラー映像信号に対応した複数
    の画面表示領域信号に基づいて前記A/D変換回路の出
    力信号を合成し、表示パネルで複数画面を表示するため
    の信号を生成する画面合成回路と、この画面合成回路で
    生成した複数画面表示信号からY信号(輝度信号)を生
    成するY信号生成回路と、このY信号生成回路で生成し
    たY信号から輪郭成分を抽出する輪郭抽出回路と、この
    輪郭抽出回路で抽出した輪郭成分を前記画面合成回路で
    生成した複数画面表示信号に加算して出力する輪郭加算
    回路とを具備し、前記複数の画面表示領域信号に基づい
    て、前記複数画面の表示期間から周辺部及び各画面境界
    部の表示期間を除いた期間、前記輪郭抽出回路で抽出し
    た輪郭成分を前記輪郭加算回路に供給せしめる輪郭強調
    イネーブル回路を設けてなることを特徴とする複数画面
    表示装置の輪郭強調回路。
  2. 【請求項2】輪郭強調イネーブル回路は、複数の画面表
    示領域信号に基づいて、複数画面の表示期間から周辺部
    及び各画面境界部の表示期間を除いた期間、輪郭強調イ
    ネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路と、輪
    郭抽出回路と輪郭加算回路の間に挿入された輪郭付加制
    御回路とからなり、この輪郭付加制御回路は、前記イネ
    ーブル信号生成回路で生成した輪郭強調イネーブル信号
    の有無に基づいて、前記輪郭抽出回路で抽出した輪郭成
    分を前記輪郭加算回路へ供給するか否かを制御してなる
    請求項1記載の複数画面表示装置の輪郭強調回路。
  3. 【請求項3】輪郭強調イネーブル回路は、複数の画面表
    示領域信号に基づいて、複数画面の表示期間から周辺部
    及び各画面境界部の表示期間を除いた期間、輪郭強調イ
    ネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路と、輪
    郭強調オン/オフ信号によって前記イネーブル信号生成
    回路で生成した輪郭強調イネーブル信号を出力するか否
    かを決める出力制御回路と、輪郭抽出回路と輪郭加算回
    路の間に挿入された輪郭付加制御回路とからなり、この
    輪郭付加制御回路は、前記イネーブル信号生成回路で生
    成され、前記出力制御回路で出力制御された輪郭強調イ
    ネーブル信号の有無に基づいて、前記輪郭抽出回路で抽
    出した輪郭成分を前記輪郭加算回路へ供給するか否かを
    制御してなる請求項1記載の複数画面表示装置の輪郭強
    調回路。
  4. 【請求項4】イネーブル信号生成回路は、複数の画面表
    示領域信号に基づいて、複数画面の表示期間から周辺部
    及び各画面境界部の表示期間を除いた期間、各画面の垂
    直方向の輪郭強調イネーブル信号を生成する垂直イネー
    ブル信号生成回路と、この垂直イネーブル信号生成回路
    で生成した垂直方向の輪郭強調イネーブル信号に基づい
    て、画面表示優先度に応じた各画面の垂直方向の輪郭強
    調イネーブル信号を生成するイネーブル信号合成回路
    と、このイネーブル信号合成回路で生成した垂直方向の
    輪郭強調イネーブル信号に基づいて、各画面の水平方向
    の輪郭強調イネーブル信号を生成する水平イネーブル信
    号生成回路と、この水平イネーブル信号生成回路で生成
    した各画面の輪郭強調イネーブル信号の論理和信号を輪
    郭強調イネーブル信号として出力する論理和回路とから
    なる請求項2又は3記載の複数画面表示装置の輪郭強調
    回路。
  5. 【請求項5】輪郭抽出回路は、Y信号生成回路で生成し
    たY信号を順次1ライン分遅延させる第1、第2ライン
    メモリと、前記Y信号生成回路で生成したY信号及び前
    記第1、第2ラインメモリのそれぞれで遅延させたY信
    号に基づいて垂直輪郭成分を抽出する垂直輪郭抽出回路
    と、前記第1ラインメモリで遅延させたY信号を2ドッ
    ト分及び4ドット分遅延させた2種類の信号を生成する
    輪郭強調周波数設定回路と、前記第1ラインメモリで遅
    延させたY信号及び輪郭強調周波数設定回路で生成した
    2種類の遅延Y信号に基づいて水平輪郭成分を抽出する
    水平輪郭抽出回路と、前記垂直輪郭抽出回路と水平輪郭
    抽出回路のそれぞれで抽出した輪郭成分を合成して出力
    する輪郭合成回路とからなり、垂直イネーブル信号生成
    回路は、垂直表示領域信号VWを順次1ライン分遅延さ
    せる垂直方向用の遅延回路と、前記垂直表示領域信号V
    W、前記垂直方向用遅延回路で1ライン分、2ライン分
    遅延させた垂直表示領域信号VW1、VW2及び水平表
    示領域信号HWの論理積信号を垂直方向のイネーブル信
    号として出力するアンド回路と、前記垂直表示領域信号
    VW、VW2の排他的論理和信号を出力するエクスクル
    ーシブ・オア回路と、このエクスクルーシブ・オア回路
    の出力信号と前記水平表示領域信号HWの論理積反転信
    号を垂直方向のマスク信号として出力するナンド回路と
    からなり、水平イネーブル信号生成回路は、イネーブル
    信号合成回路で生成した各画面の垂直方向の輪郭強調イ
    ネーブル信号ENを順次2ドット分遅延させる水平方向
    用の遅延回路と、前記輪郭強調イネーブル信号EN及び
    前記水平方向用遅延回路で2ドット分、4ドット分遅延
    させた輪郭強調イネーブル信号EN2、EN4の論理積
    信号を輪郭強調イネーブル信号EEとして出力するアン
    ド回路とからなる請求項4記載の複数画面表示装置の輪
    郭強調回路。
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