JPH1188039A - 車内回路接続構造 - Google Patents

車内回路接続構造

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JPH1188039A
JPH1188039A JP24397697A JP24397697A JPH1188039A JP H1188039 A JPH1188039 A JP H1188039A JP 24397697 A JP24397697 A JP 24397697A JP 24397697 A JP24397697 A JP 24397697A JP H1188039 A JPH1188039 A JP H1188039A
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JP
Japan
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antenna
substrate
connection structure
circuit connection
signal
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JP24397697A
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Inventor
Hiroshi Yamagishi
弘 山岸
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0237High frequency adaptations
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/16Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistor, capacitor, inductor
    • H05K1/162Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistor, capacitor, inductor incorporating printed capacitors

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  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車内の回路において容易に後付増設す
る。 【解決手段】 一対の基板11,12等の各対向面の結
合用電極13,14の間に絶縁シート15を介装してコ
ンデンサを形成して容量結合をなす。一対の基板11,
12及び絶縁シート15を密着させて電気的結合を容易
になし得、自動車の運転時等において振動が生じても、
一対の基板11,12同士の電気的接続状態を安定させ
ることができる。特に、従来のようなスペーサ等を設け
なくてもよくなる分、搭載部品の点数を低減して省面積
化を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用の電装
機器において一の基板または装置の回路に他の基板また
は装置の回路を接続する際の車内回路接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の分野においては、自動航
法(カーナビゲーション)システムやVICS情報表示
システム、あるいはハンズフリー型携帯電話等の情報系
の電装機器が多岐に渡って搭載されるようになってきて
いる。これに伴い、車内における回路間の接続も様々な
形態が現れている。例えば、所定の機能を有する第1の
基板に対して、ユーザーの選択によりオプションとして
別の機能を付加する際、第1の基板に対して第2の基板
を接続することがある。
【0003】このように、予め配線された一の回路に新
たな他の回路を追加する場合には、図5に示すように、
接続器(コネクタ等)1を使用して一の回路基板2に他
の回路基板3の増設接続を行うのが一般的であった。
【0004】ここで、通常、接続器1は、いずれかの回
路基板(3)に形成された雄型コネクタ1aと、他方の
回路基板(2)に形成された雌型コネクタ1bとから構
成されたものが使用される。
【0005】これらいずれのコネクタ1a,1bも一定
の高さを有するため、両回路基板2,3の接続時には少
なくともコネクタ1a,1bの高さ分程度の間隙が生じ
る。このため、少なくとも一方の回路基板2,3にスペ
ーサ4等の台座を設け、両回路基板2,3同士の振動対
策等を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の車内回路接続構
造では、増設を希望しない場合にも接続器1を予め取り
付けておかなければならず、かかる部品を要する分だけ
機器のコスト高の要因となっていた。
【0007】また、接続器1に高さがあるため、両回路
基板2,3の間には少なくとも接続器1の高さ程度の間
隙が生じるが、このような間隙を有して回路基板2,3
を位置決めする場合、いずれかの回路基板2,3にスペ
ーサ4等の台座が必要であり、このスペーサ4を要する
分だけ部品点数が増大してしまうとともに、スペーサ4
を搭載するための面積を確保しておく必要があった。
【0008】このような課題を解決する方法として、回
路基板2,3の配線パターン内に形成された結合用電極
(ランド)同士を直接密着させて接続することも理論的
には可能であるが、自動車用の回路接続構造の場合、回
路基板2,3に振動が生じることが多いため、電気的接
続状態を安定させることは困難である。
【0009】さらに、一の回路基板2に他の回路基板3
を増設接続する場合、接続器1に汚れが付着していたり
すると接触不良等のおそれがあった。
【0010】そこで、この発明の課題は、後付増設を容
易に行うことのできる車内回路接続構造を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、自動車内において、高周波信
号用の一の回路を有する一の基板または装置に対し、高
周波信号用の他の回路を有する他の基板または装置を離
接自在に接続する車内回路接続構造であって、前記一の
基板または装置と前記他の基板または装置の互いに対抗
する各対向面にそれぞれ形成された結合用電極と、前記
両基板または装置の両結合用電極に介装される誘電体層
と、前記両結合用電極及び前記誘電体層のうち少なくと
もいくつかを互いに位置決めする位置決め手段とを備え
るものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記各結合用電
極は、高周波信号を入出力する信号用端子と、前記結合
用電極を前記対向面内で平面的に取囲むように配置され
たアース用端子とを備えるものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記一の基板ま
たは装置は、所定の電波信号を受信する一のアンテナを
含み、前記他の基板または装置は、前記所定の電波信号
と同一または異なった種類の電波信号を受信する他のア
ンテナを含み、前記一の基板または装置及び前記他の基
板または装置のいずれか一方は、前記一のアンテナで得
た信号と前記他のアンテナで得た信号とを合成する合成
回路をさらに含むものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記一の基板
は、カーナビゲーションシステムにおいて衛星からのG
PS信号を受信するためのGPSアンテナと前記合成回
路とが搭載されたGPSアンテナ基板であり、前記他の
基板は、所定の交通情報を受信する電波ビーコンアンテ
ナが搭載された交通情報受信アンテナ基板であるもので
ある。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記一の装置は
携帯電話機であり、前記他の装置は、自動車内で前記携
帯電話機に接続するハンズフリー装置であり、前記他の
アンテナは、前記ハンズフリー装置に設けられて前記携
帯電話機で送受信する無線信号と同じ無線信号を感度良
く送受信する外部アンテナであるものである。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記位置決め手
段は、前記一の基板または装置、前記他の基板または装
置及び前記誘電体層を貫通するピンであるものである。
【0017】請求項7に記載の発明は、前記誘電体層
は、前記一の基板または装置及び前記他の基板または装
置のいずれかの前記結合用電極を予め被覆するよう固定
されたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
{第1実施形態}図1はこの発明の第1実施形態の車内
回路接続構造を示す図である。この車内回路接続構造
は、図1の如く、自動車内において高周波信号処理を行
う2個のプリント配線基板11,12同士を接続するに
当って、両プリント配線基板11,12に、予め同一形
状の結合用電極13,14を形成しておき、接続時に誘
電体からなる絶縁シート15を介在させることで、結合
用電極13,14の間に容量結合を実現しようとするも
のである。
【0019】ここで、高周波処理を行う両基板11,1
2として、例えば第1のプリント配線基板11はカーナ
ビゲーションのGPSアンテナ基板であり、第2のプリ
ント配線基板12はGPSアンテナ基板に増設接続され
る増設基板としてのVICS情報(交通情報)受信アン
テナ基板(電波ビーコン受信アンテナ基板)である。一
般に、カーナビゲーションシステムを搭載する自動車
は、地域等の条件によってVICS情報サービスを受け
得る場合とそうでない場合とがあるため、VICS情報
受信機能を予め自動車に搭載することは不経済である場
合が多い。そこで、GPSアンテナ基板11に対してV
ICS情報受信アンテナ基板12をオプションとして後
付増設が可能なように設計されるものである。
【0020】ここで、GPSアンテナ基板11には、G
PS電波信号を受信するGPS平面アンテナ部21と、
図示しない自動車内のハーネス等を通じて信号を出力す
る外部接続コネクタ22と、結合用電極13を通じて接
続されるVICS情報受信アンテナ基板12からのVI
CS信号とGPS平面アンテナ部21からのGPS信号
とを合成して外部接続コネクタ22に出力するスタブ型
合成回路23とが設けられている。
【0021】一方、VICS情報受信アンテナ基板12
には、電波ビーコン信号を無線受信する電波ビーコン平
面アンテナ24と、電波ビーコン平面アンテナ24で受
信した電波ビーコン信号をVICS信号として結合用電
極14に出力する配線回路25とが設けられている。
【0022】これらの両アンテナ基板11,12及び絶
縁シート15を互いに位置決め固定する位置決め手段と
しては、各アンテナ基板11,12及び絶縁シート15
に穿設されたねじ孔16a,16b,16cを貫通して
固定するねじピン18が使用されている。このねじピン
18での固定位置決めにより、両アンテナ基板11,1
2の両結合用電極13,14及び絶縁シート15が互い
に対応付けられて位置決めされる。
【0023】ここで、結合用電極13,14は、信号用
端子13a,14aとアース用端子13b,14bとを
それぞれ備えている。そして、各アンテナ基板11,1
2は、信号線とアース線の二種類のパターンが形成され
て、これらの各線は各信号用端子13a,14a及び各
アース用端子13b,14bにそれぞれ引出される。
【0024】そして、信号用端子13a,14aとアー
ス用端子13b,14bは、絶縁シート15を介して容
量結合を有効になすため、各アンテナ基板11,12に
おいて同一面内に形成され、必要に応じて、スルーホー
ル19,20a,20bを通じて逆側面に引回されてい
る。具体的には、GPSアンテナ基板11の上面側に、
GPS平面アンテナ部21及び結合用電極13が搭載及
び形成され、GPSアンテナ基板11の下面側に、外部
接続コネクタ22及び合成回路23が搭載及び形成され
ており、結合用電極13と合成回路23との接続は、互
いに逆側面同士の接続になるため、スルーホール19内
の貫通配線19a(図2)を通じて行われる。またGP
S平面アンテナ部21と合成回路23との接続も、互い
に逆側面同士の接続になるため、スルーホール20a内
の貫通配線(図示せず)を通じて行われる。さらに、V
ICS情報受信アンテナ基板12の上面側に電波ビーコ
ン平面アンテナ24が搭載され、VICS情報受信アン
テナ基板12の下面側に結合用電極14及び配線回路2
5が形成されており、電波ビーコン平面アンテナ24と
配線回路25との接続は、互いに逆側面同士の接続にな
るため、スルーホール20b内の図示しない貫通配線を
通じて行われる。
【0025】そして、特に信号用端子13a,14aの
外部電波等によるノイズに対するシールド効果を考慮
し、少なくとも信号用端子13a,14aのほぼ全周囲
をアース用端子13b,14bで平面的に取囲むように
形成されている。すなわち、信号用端子13aと合成回
路23とをスルーホール19を通じて結線するGPSア
ンテナ基板11においては、信号用端子13aの全周囲
をアース用端子13bで平面的に取囲むよう形成してお
く。一方、信号用端子14aと配線回路25とが同一面
上に形成されているVICS情報受信アンテナ基板12
においては、信号用端子14aが配線回路25によって
引出される部分を除く周囲のみにアース用端子14bを
形成すればよい。
【0026】また、合成回路23は、図1の如く、異な
る種類の信号の進入を防止して信号の相殺にノイズによ
る乱れを防止するフィルターとしてのスタブ23a,2
3bを備えてなるものである。
【0027】なお、各アース用端子13b,14bから
引回される各アース配線回路26,27は、両アンテナ
基板11,12の上面にそれぞれ形成され、スルーホー
ル28,29を通じて裏面配線されて各部に接続され
る。
【0028】上記構成の車内回路接続構造において、G
PSアンテナ基板11に対してVICS情報受信アンテ
ナ基板12を増設接続する場合、各アンテナ基板11,
12の結合用電極13,14同士を対向させるととも
に、その間に絶縁シート15を介装して絶縁を確保しな
がら、ねじピン18をねじ孔16a,16b,16cに
貫通させ、GPSアンテナ基板11、VICS情報受信
アンテナ基板12及び絶縁シート15を互いに固定す
る。この場合の回路状態を図3に示す。図3に示した通
り、電波ビーコン平面アンテナ24と合成回路23と
は、間に誘電体からなる絶縁シート15が介在されてお
り、これにより、両アンテナ基板11,12の両結合用
電極13,14の信号用端子13a,14a及びアース
用端子13b,14b同士は、静電容量C1,C2のコ
ンデンサをそれぞれ形成する。このコンデンサの静電容
量C1,C2は、平行板としての各電極13,14の各
端子13a,14a,13b,14bの面積をS1,S
2、絶縁シート15の厚さ寸法(すなわち平行板として
の各電極13,14の離間距離)をd1,d2、誘電率
をε1,ε2とすると、 C1=ε1・S1/d1 C2=ε2・S2/d2 となる。かかるコンデンサは、直流電流の場合には蓄電
素子として機能するが、この実施形態のように高周波処
理を行う回路基板に適用する場合、コンデンサの2次側
では1次側の電圧より位相の進んだ電流が流れるだけ
で、周波数が高い場合はそのインピーダンスが無視でき
る程度になる。したがって、電波ビーコン平面アンテナ
24と合成回路23との間で十分な電気的結合をなすこ
とができる。なお、GPS平面アンテナ部21と電波ビ
ーコン平面アンテナ24からそれぞれ得られた高周波信
号は、合成回路23で合成されて外部接続コネクタ22
を通じて図示省略の所定の信号処理部に伝送される。
【0029】このように、両アンテナ基板11,12の
間にスペーサ等の緩衝部材を設けなくても、両結合用電
極13,14同士を確実に且つ簡単な作業で電気的に結
合させることができ、GPSアンテナ基板11に対する
VICS情報受信アンテナ基板12の後付増設作業が飛
躍的に容易になる。特に、位置決め手段でねじ孔16
a,16b,16cを位置合せしてねじピン18を貫通
固定することにより両結合用電極13,14及び絶縁シ
ート15を位置決めできるので、自動車の走行中の振動
等により各部の位置ずれが生じるといった心配もない。
【0030】{第2実施形態}図4はこの発明の第2実
施形態の車内回路接続構造を示す図である。なお、図4
では第1実施形態と同様の機能を有する要素については
同一符号を付している。図4の如く、この実施形態の車
内回路接続構造は、第1実施形態で説明したものと同様
の容量結合をハンズフリー型携帯電話のアンテナ受信部
に適用したものである。
【0031】このハンズフリー型携帯電話は、自動車の
運転中等に手で携帯電話機31を持つことなく通話でき
るようにしたものであって、アンテナ付き携帯電話機3
1(第1の装置)と、この携帯電話機31を自動車内の
コンソールボックス等の上で位置決め載置する設置台3
2(第2の装置)と、この設置台32にケーブル33を
通じて接続された外部アンテナ34と、外部アンテナ3
4が接続されたケーブル33を携帯電話機31に対して
離接自在に接続する車内回路接続構造部35とを備えて
いる。
【0032】携帯電話機31は、予めアンテナ36が備
付けられており、主としてこのアンテナ36を通じて、
公衆電話回線に接続された所定の無線通信局(図示せ
ず)との間で呼出信号及び受話信号を受信するとともに
送話信号を送信する。これらの送信動作及び受信動作
は、携帯電話機31に内蔵された信号処理回路37によ
って実行されるものである。
【0033】設置台32は、携帯電話機31を位置決め
するためにその底面の形状に対応して突条形状のエッジ
38aが形成された設置皿38を有しており、この設置
皿38の内部にはケーブル33の一端部が収納される。
【0034】ケーブル33は、外部アンテナ34で得た
信号を伝送する信号線33aと、アース接続されたアー
ス線33bとが絶縁保護膜33c内に収納された複芯構
造のものが使用される。
【0035】車内回路接続構造部35は、携帯電話機3
1の底面に形成された第1の結合用電極13と、設置台
32の設置皿38内に形成された第2の結合用電極14
とを備えており、また、携帯電話機31側の第1の結合
用電極13がその外構壁40内に内装されることで、外
構壁40の一部は、第1の結合用電極13及び第2の結
合用電極14の間に介装される誘電体層としての機能を
有せしめられている。
【0036】ここで、各結合用電極13,14は、信号
用端子13a,14aとアース用端子13b,14bと
をそれぞれ備えている。そして、第1の結合用電極13
側の信号用端子13a及びアース用端子13bは内部配
線39a,39bを通じて信号処理回路37に接続さ
れ、また第2の結合用電極14側の信号用端子14aは
ケーブル33の信号線33aに、さらにアース用端子1
4bはケーブル33のアース線33bにそれぞれ接続さ
れる。
【0037】外構壁40は、携帯電話機31の下面に予
め固定されたもので、第1の結合用電極13含む各部品
を外部応力による当接から保護する保護壁としても機能
する。
【0038】なお、設置台32の設置皿38は、第1の
結合用電極13及び第2の結合用電極14を互いに位置
決めする位置決め手段として機能するものである。
【0039】また、携帯電話機31内のアンテナ36と
外部アンテナ34とは同一の受話信号及び送話信号等を
送受信するものであり、信号処理回路37は、アンテナ
36から得られた信号と第1の結合用電極13から得ら
れた信号とを合成して処理する合成回路として機能す
る。
【0040】上記構成において、携帯電話機31を単独
で使用する場合、第1の結合用電極13に第2の結合用
電極14が容量結合されていない状態となる。このた
め、第1の結合用電極13は無信号状態となり、信号処
理回路37では、この第1の結合用電極13における無
信号とアンテナ36からの信号とを合成して処理が行わ
れるため、結局アンテナ36からの信号のみを処理する
ことになる。
【0041】この際、第1の結合用電極13は外構壁4
0によって被覆されており、第1の結合用電極13は外
部応力による当接から保護される。
【0042】ここで、携帯電話機31を設置皿38によ
り位置決めしながら設置台32内に設置すると、携帯電
話機31側の第1の結合用電極13と設置台32側の第
2の結合用電極14とは誘電体からなる外構壁40を挟
んで対向配置される。これにより、携帯電話機31と設
置台32の両結合用電極13,14は静電容量Cのコン
デンサを形成する。かかるコンデンサは、携帯電話の信
号のような高周波信号を伝送する場合、コンデンサの2
次側では1次側の電圧より位相の進んだ電流が流れるだ
けで、そのインピーダンスが無視できる程度になる。し
たがって、携帯電話機31と設置台32との間で十分な
電気的結合をなすことができる。すなわち、携帯電話機
31内の信号処理回路37に対して、内部アンテナ36
だけでなく、外部アンテナ34をも併せて接続すること
ができ、携帯電話機31による無線信号の送受信感度を
向上できる。
【0043】そして、携帯電話機31を専用のコネクタ
等を使用せずに設置台32に載置するだけで容量結合で
きるため、携帯電話機31のハンズフリー設置作業が極
めて容易になる。特に、位置決め手段により第1の結合
用電極13及び第2の結合用電極14を位置決めできる
ので、自動車の走行中の振動等により各部の位置ずれが
生じるといった心配もない。
【0044】{変形例}上記実施形態において、各結合
用電極13,14では、アース用端子13b,14bが
信号用端子13a,14aを平面内で略円状に取囲むよ
うに形成していたが、各信号用端子13a,14a及び
各アース用端子13b,14bの形状及び配置関係はこ
れに限定するものではない。
【0045】また、第2実施形態において、携帯電話機
31の外構壁40を誘電体層として適用していたが、第
1実施形態と同様の絶縁シート15を接着剤等で第1の
結合用電極13に被覆するようにしてもよい。
【0046】さらに、第1実施形態ではGPSアンテナ
基板11とVICS情報受信アンテナ基板12との間の
容量結合を、第2実施形態では携帯電話機31と設置台
32との間の容量結合を例に挙げて説明したが、その
他、自動車内における一対の回路を接続する構造であれ
ば、どのような部位(基板または装置)に適用してもよ
いことは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、一対の基板または装
置の各対向面の結合用電極の間に誘電体層を介装してコ
ンデンサを形成することで、一対の基板または装置間で
容量結合をなしているので、一対の基板または装置及び
誘電体層を密着させながら電気的結合を容易になすこと
ができる。したがって、自動車の運転時等において振動
が生じても、一対の基板または装置同士の電気的接続状
態を安定させることができる。特に、スペーサ等を設け
なくてもよくなる分、搭載部品の点数を低減して省面積
化を図り得る。
【0048】また、位置決め手段により、一対の基板ま
たは装置及び誘電体層を容易に位置決めでき、自動車の
振動によりコンデンサの構造が崩れるのを容易に防止で
きる。
【0049】さらに、請求項2のように、高周波信号を
入出力する信号用端子を前記対向面内でアース用端子に
より平面的に取囲むように配置形成すれば、信号用端子
をアース用端子により外乱電波等から容易にシールドで
きる。
【0050】また、請求項7のように、いずれかの結合
用電極を誘電体層で予め被覆すれば、当該結合用電極を
外部応力から容易に保護することができ、当該結合用電
極の損傷を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態におけるGPSアンテ
ナ基板、VICS情報受信アンテナ基板及びこれらの車
内回路接続構造を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施形態におけるGPSアンテナ基板のス
ルーホールを示す断面図である。
【図3】この発明の第1実施形態のGPSアンテナ基
板、VICS情報受信アンテナ基板及びこれらの車内回
路接続構造を示す回路図である。
【図4】この発明の第2実施形態の車内回路接続構造を
示す斜視図である。
【図5】従来の車内回路接続構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 GPSアンテナ基板 12 VICS情報受信アンテナ基板 13,14 結合用電極 13a,14a 信号用端子 13b,14b アース用端子 15 絶縁シート 16a,16b,16c ねじ孔 18 ねじピン 19,20a,20b スルーホール 21 GPS平面アンテナ部 22 外部接続コネクタ 23 スタブ型合成回路 23 合成回路 24 電波ビーコン平面アンテナ 25 配線回路 31 携帯電話機 32 設置台 33 ケーブル 33a 信号線 33b アース線 34 外部アンテナ 35 車内回路接続構造部 36 アンテナ 37 信号処理回路 38 設置皿 38a エッジ 39a,39b 内部配線 40 外構壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01Q 1/24 H01Q 1/24 Z 1/50 1/50 H05K 1/14 H05K 1/14 H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内において、高周波信号用の一の
    回路を有する一の基板または装置に対し、高周波信号用
    の他の回路を有する他の基板または装置を離接自在に接
    続する車内回路接続構造であって、 前記一の基板または装置と前記他の基板または装置の互
    いに対抗する各対向面にそれぞれ形成された結合用電極
    と、 前記両基板または装置の両結合用電極に介装される誘電
    体層と、 前記両結合用電極及び前記誘電体層のうち少なくともい
    くつかを互いに位置決めする位置決め手段とを備えるこ
    とを特徴とする車内回路接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車内回路接続構造であ
    って、 前記各結合用電極は、 高周波信号を入出力する信号用端子と、 前記結合用電極を前記対向面内で平面的に取囲むように
    配置されたアース用端子とを備えることを特徴とする車
    内回路接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車内回
    路接続構造であって、 前記一の基板または装置は、所定の電波信号を受信する
    一のアンテナを含み、 前記他の基板または装置は、前記所定の電波信号と同一
    または異なった種類の電波信号を受信する他のアンテナ
    を含み、 前記一の基板または装置及び前記他の基板または装置の
    いずれか一方は、前記一のアンテナで得た信号と前記他
    のアンテナで得た信号とを合成する合成回路をさらに含
    むことを特徴とする車内回路接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車内回路接続構造であ
    って、 前記一の基板は、カーナビゲーションシステムにおいて
    衛星からのGPS信号を受信するためのGPSアンテナ
    と前記合成回路とが搭載されたGPSアンテナ基板であ
    り、 前記他の基板は、所定の交通情報を受信する電波ビーコ
    ンアンテナが搭載された交通情報受信アンテナ基板であ
    ることを特徴とする車内回路接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の車内回路接続構造であ
    って、 前記一の装置は携帯電話機であり、 前記他の装置は、自動車内で前記携帯電話機に接続する
    ハンズフリー装置であり、 前記他のアンテナは、前記ハンズフリー装置に設けられ
    て前記携帯電話機で送受信する無線信号と同じ無線信号
    を感度良く送受信する外部アンテナであることを特徴と
    する車内回路接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の車内回路接続構造であって、前記位置決め手段は、
    前記一の基板または装置、前記他の基板または装置及び
    前記誘電体層を貫通するピンであることを特徴とする車
    内回路接続構造。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の車内回路接続構造であって、前記誘電体層は、前記
    一の基板または装置及び前記他の基板または装置のいず
    れかの前記結合用電極を予め被覆するよう固定されたこ
    とを特徴とする車内回路接続構造。
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