JPH118746A - フォーマット識別方法および文字認識装置 - Google Patents

フォーマット識別方法および文字認識装置

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JPH118746A
JPH118746A JP9160224A JP16022497A JPH118746A JP H118746 A JPH118746 A JP H118746A JP 9160224 A JP9160224 A JP 9160224A JP 16022497 A JP16022497 A JP 16022497A JP H118746 A JPH118746 A JP H118746A
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Japan
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format
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Withdrawn
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JP9160224A
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Inventor
Hirohisa Goto
裕久 後藤
Kazuhiro Ishikawa
和弘 石川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ID番号の記載されていない帳票も使用する
ことができ、かつ、帳票のフォーマットの識別を高速で
精度良く行うことができるフォーマット識別方法および
それを用いた文字認識装置の提供。 【解決手段】 通信回線を介して伝送されたファクシミ
リ信号の画像信号および発信元の電話番号とを受信する
受信部12と、この電話番号に基づいてフォーマットを
識別するフォーマット識別部14と、識別されたフォー
マットに基づいて、画像信号から文字切出しを行う文字
切出部20と、切り出された文字と標準文字パタンとを
比較して文字認識を行う文字認識部24を具えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信回線を介し
て伝送されたデータのフォーマット識別方法およびそれ
を用いた文字認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の文字認識装置の一例が、文献1:
「特開昭59−117366号公報」に開示されてい
る。この文献に開示の技術によれば、通信回線を介して
伝送されたファクシミリの帳票データのフォーマット情
報を利用して文字認識を行うにあたり、先ず、送信側か
ら帳票データのフォーマットに対応した識別番号(ID
番号)を帳票データに含めて伝送する。すなわち、伝送
される帳票の特定部分に、ID番号を記入もしくは印刷
して、帳票データを伝送する。
【0003】そして、受信側では、伝送されたID番号
を識別することによって、帳票のフォーマットの識別を
行う。そして、このID番号に対応するフォーマット情
報に基づいて帳票データの文字認識を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ID番号を用いたフォーマットの識別を行うためには、
帳票の特定部分にID番号の欄が設けられた専用の帳票
を用いる必要があった。このため、ID番号の欄が設け
られていない、市販の一般伝票や振込依頼書を用いるこ
とが困難であるという問題点があった。
【0005】その上、帳票にID番号の欄を設けるため
には、例えば、帳票にID番号用の領域を追加する分だ
け帳票の面積を大きくするか、帳票にID番号用の領域
を確保するため、帳票の他の部分の面積を小さくする必
要がある。このため、帳票にID番号の欄を設けると、
帳票のフォーマットの設計の自由度が極端に低下すると
いう問題点があった。
【0006】さらに、ID番号が記載された帳票のデー
タをファクシミリで伝送する場合に、ファクシミリ画像
の質が悪い場合や帳票に汚れがある場合には、ID番号
の誤読によって誤ったフォーマットを選択してしまうこ
とがあるという問題点があった。
【0007】一方、ID番号を用いずにフォーマットの
識別を行う方法が、文献2:「特開平4−158487
号公報」に開示されている。この文献に開示の技術によ
れば、帳票の枠のフォーマットの構造を解析してフォー
マットの識別を行う。
【0008】しかしながら文献2に開示の技術によれ
ば、帳票の枠のフォーマットの構造を解析して、枠内の
文字を全て認識するため、フォーマットの識別処理に時
間がかかり、その上、不必要な箇所まで文字認識してし
まうという問題点があった。また、文字認識装置の装置
構成やこの文字認識装置を駆動するためのソフトウェア
の構成が大規模となってしまうという問題点があった。
【0009】このため、ID番号の記載されていない帳
票も使用することができ、かつ、帳票のフォーマットの
識別を高速で精度良く行うことができるフォーマット識
別方法およびそれを用いた文字認識装置の実現が望まれ
ていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(フォーマット識別方法)この発明のフォーマット識別
方法によれば、通信回線を介して伝送された画像信号の
フォーマットの識別を行うにあたり、画像信号の発信元
を特定する発信元データとフォーマットとを対応させて
登録しておき、画像信号の発信元を特定する発信元デー
タに基づいて、当該画像信号のフォーマットの識別を行
うことを特徴とする。
【0011】このように、この発明の方法においては、
発信元データとフォーマットとを対応させて登録してお
き、登録されているフォーマットを、受信された発信元
データに基づいて選択することにより、画像信号のフォ
ーマットを識別する。このため、伝送する帳票にID番
号を記載する必要がない。その結果、ID番号の記載さ
れていない帳票を用いることができる。また、帳票のフ
ォーマットの設計の自由度の低下の回避を図ることがで
きる。
【0012】また、この発明の方法においては、発信元
データを用いてフォーマットの識別を行うため、画像信
号の質が悪い場合や帳票に汚れがある場合でも、精度良
くフォーマットの識別を行うことができる。
【0013】また、この発明の方法においては、発信元
データを用いてフォーマットの識別を行うため、フォー
マットの識別にあたり、伝送された帳票のフォーマット
の構造を解析して、枠内の文字を全て認識する必要がな
い。このため、高速でフォーマットの識別を行うことが
できる。
【0014】また、この発明のフォーマット識別方法に
おいて、好ましくは、発信元データとして、発信元の電
話番号を用いると良い。
【0015】また、この発明のフォーマット識別方法に
おいて、好ましくは、1つの発信元データにつき、1つ
若しくは複数のフォーマットを対応させて登録してお
き、発信元データに対応するフォーマットが複数ある場
合は、伝送された画像信号のフォーマットを登録された
フォーマットの中から選択すると良い。
【0016】このように、登録されたフォーマットの中
だけから画像信号のフォーマットを選択すれば、短時間
で画像信号のフォーマットを選択することができる。そ
の結果、フォーマットの識別を高速で行うことができ
る。また、登録されたフォーマットの中だけから画像信
号のフォーマットを選択すれば、画像信号のフォーマッ
トを画像解析することによってのみフォーマットを識別
する場合に比べて、フォーマットを誤って識別する可能
性が低下する。このため、フォーマットの識別を高精度
で行うことができる。
【0017】(文字認識装置)この発明の文字認識装置
によれば、通信回線を介して伝送された画像信号の文字
認識を行う文字認識装置において、画像信号と、当該画
像信号の発信元を特定する発信元データを受信する受信
部と、発信元データとフォーマットとを対応させて登録
してあり、発信元データに基づいて、画像信号のフォー
マットを識別するフォーマット識別部と、識別されたフ
ォーマットに基づいて、画像信号から文字切出を行う文
字切出部と、文字切出部で切り出された文字の認識を行
う文字認識部とを具えてなることを特徴とする。
【0018】このように、この発明の装置においては、
フォーマット識別部において、発信元データを用いて、
画像信号のフォーマットを識別する。このため、伝送す
る帳票にID番号を記載する必要がない。その結果、I
D番号の記載されていない帳票を用いることができる。
また、帳票のフォーマットの設計の自由度の低下の回避
を図ることができる。
【0019】また、この発明の装置においては、発信元
データを用いてフォーマットの識別を行うため、画像信
号の質が悪い場合や帳票に汚れがある場合でも、精度良
くフォーマットの識別を行うことができる。
【0020】また、この発明の装置においては、発信元
データを用いてフォーマットの識別を行うため、フォー
マットの識別にあたり、伝送された帳票のフォーマット
の構造を解析して、枠内の文字を全て認識する必要がな
い。このため、高速でフォーマットの識別を行うことが
できる。
【0021】また、この発明の文字認識装置において、
好ましくは、発信元データは、発信元の電話番号である
と良い。
【0022】また、この発明の文字認識装置において、
好ましくは、フォーマット識別部は、罫線画像作成部、
フォーマット辞書部、フォーマット辞書選択部およびフ
ォーマット選択部を具え、罫線画像作成部は、画像信号
から罫線を抽出して罫線画像を作成し、フォーマット辞
書部は、1つの前記発信元データにつき、1つ若しくは
複数のフォーマットを対応させて登録してあり、フォー
マット辞書選択部は、前記発信元データに対応する1つ
若しくは複数のフォーマットを前記フォーマット辞書部
から呼び出して、前記フォーマット選択部に入力し、フ
ォーマット選択部は、フォーマット辞書部から入力され
たフォーマットと、罫線画像作成部から入力された罫線
画像とを照合して、当該罫線画像に最も近いフォーマッ
トを画像信号のフォーマットとして選択すると良い。
【0023】このように構成すれば、フォーマット辞書
選択部において、フォーマット辞書部に登録された特定
のフォーマットだけを発信元データに基づいて選択し、
さらに、特定のフォーマットが複数の場合でもフォーマ
ット選択部において、この選択された特定のフォーマッ
トの中だけから画像信号のフォーマットを選択すれば、
短時間で画像信号のフォーマットを選択することができ
る。その結果、フォーマットの識別を高速で行うことが
できる。
【0024】また、登録された特定のフォーマットの中
だけから画像信号のフォーマットを選択すれば、画像信
号のフォーマットそのものを解析してフォーマットを識
別する場合に比べて、画像信号のフォーマットを誤認す
る可能性が低下する。このため、フォーマットの識別を
高精度で行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
フォーマット認識方法およびこの発明の文字認識装置の
一例について併せて説明する。尚、参照する図は、これ
らの発明が理解できる程度に、各構成成分の大きさ、形
状および配置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従
って、これらの発明は、図示例にのみ限定されるもので
はない。
【0026】(第1の実施の形態)第1の実施の形態に
おいては、発信元データとして発信元の電話番号を用
い、1つの電話番号につき1つのフォーマットを対応さ
せる例について説明する。
【0027】(構成について)図1は、第1の実施の形
態の文字認識装置の構成の説明に供するブロック図であ
る。第1の実施の形態の文字認識装置10は、受信部1
2、フォーマット識別部14、フォーマット制御プログ
ラム格納部16、制御部18、文字切出部20、認識辞
書部22および文字認識部24を以って構成されてい
る。
【0028】この受信部12は、通信回線を介して伝送
されたファクシミリ信号の画像信号と、当該画像信号の
発信元を特定する発信元データとしての発信元の電話番
号とを入力端子INから受信する。また、この受信部1
2は、内部にイメージメモリ(図示せず)を具えてい
る。
【0029】また、フォーマット識別部14は、発信元
データとフォーマットとを対応させて登録してあり、発
信元データに基づいて、画像信号のフォーマットを識別
する。第1の実施の形態では、発信元データとして発信
元の電話番号を用いる。また、ここでは、発信元の電話
番号とフォーマットとを、1対1に対応付けて登録して
ある。
【0030】また、フォーマット制御プログラム格納部
16は、フォーマット識別部14に登録されているフォ
ーマットのフォーマット制御プログラムを格納してい
る。このフォーマット制御プログラムには、例えば、帳
票ID、帳票の幅や高さ、行位置、フィールドの数や位
置、文字数および文字ピッチ、文字の字種や字体といっ
た情報が含まれる。
【0031】また、制御部18は、フォーマット識別部
14において識別されたフォーマットのフォーマット制
御プログラムをフォーマット制御プログラム格納部16
から読み出して、文字切出部20に送る。また、制御部
18は、文字認識部24で認識された文字認識結果を出
力端子OUTから出力する。
【0032】また、文字切出部20は、識別されたフォ
ーマットに基づいて、画像信号から文字切出しを行う。
【0033】また、認識辞書部22は、文字認識に用い
る標準文字パタンを格納している。
【0034】また、文字認識部24は、文字切出部20
で切り出された文字と、認識辞書部22に格納されてい
た標準文字パタンとを比較して文字認識を行う。
【0035】(動作について)次に、図2を参照して、
第1の実施の形態の文字認識装置の動作、特に、フォー
マット認識方法について説明する。図2は、第1の実施
の形態の文字認識装置の動作の説明に供する流れ図であ
る。また、流れ図の各動作(a)〜(f)は、下記の各
処理(a)〜(f)にそれぞれ対応する。
【0036】(a)先ず、受信部12において、通信回
線を介して伝送されたファクシミリ信号の画像信号と、
当該画像信号の発信元を特定する発信元データとしての
発信元の電話番号とを受信する。
【0037】そして、受信部12は、画像信号を内部の
イメージメモリに格納し、電話番号をフォーマット識別
部14へ送る。
【0038】(b)次に、フォーマット識別部14にお
いて、発信元の電話番号に対応するフォーマットを登録
されているフォーマットの中から選択して識別する。
【0039】(c)次に、制御部18は、識別されたフ
ォーマットのフォーマット制御プログラムをフォーマッ
ト制御プログラム格納部16から呼び出して、文字切出
部20へ送る。
【0040】(d)次に、文字切出部20において、識
別されたフォーマットに基づいて、画像信号から文字切
出しを行う。
【0041】(e)次に、文字認識部24は、文字切出
部20で切り出された文字と、認識辞書部22に格納さ
れていた標準文字パタンとを比較して文字認識を行う。
文字認識にあたっては、従来周知の認識方法を用いると
良い。
【0042】(f)次に、制御部18は、文字認識部2
4で求めた文字認識結果を出力する。
【0043】このように第1の実施の形態においては、
発信元データとしての電話番号を用いて、電話番号と1
対1に対応付けたフォーマットを識別する。このため、
ファクシミリで伝送される帳票にID番号を記載する必
要がない。その結果、ID番号の記載されていない帳票
を用いることができる。また、帳票のフォーマットの設
計の自由度の低下の回避を図ることができる。
【0044】また、第1の実施の形態においては、画像
信号以外の発信元データとしての電話番号を用いてフォ
ーマットの識別を行うため、ファクシミリ画像の質が悪
い場合や帳票に汚れがある場合でも、精度良くフォーマ
ットの識別を行うことができる。
【0045】また、第1の実施の形態においては、発信
元データとしての電話番号を用いてフォーマットの識別
を行うため、フォーマットの識別にあたり、帳票の枠の
フォーマットの構造を解析して、枠内の文字を全て認識
する必要がない。このため、高速でフォーマットの識別
を行うことができる。
【0046】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
おいては、発信元データとして発信元の電話番号を用
い、1つの電話番号に、1つ若しくは複数のフォーマッ
トを対応させる例について説明する。
【0047】(構成について)図3は、第2の実施の形
態の文字認識装置の構成の説明に供するブロック図であ
る。第2の実施の形態の文字認識装置10aは、受信部
12、フォーマット識別部14a、フォーマット制御プ
ログラム格納部16、制御部18、文字切出部20、認
識辞書部22および文字認識部24を以って構成されて
いる。そして、このフォーマット識別部14aは、罫線
画像作成部26、フォーマット辞書部28、フォーマッ
ト辞書選択部30およびフォーマット選択部32を以っ
て構成されている。
【0048】この受信部12は、通信回線を介して伝送
されたファクシミリ信号の画像信号と、当該画像信号の
発信元を特定する発信元データとしての発信元の電話番
号とを入力端子INから受信する。また、この受信部1
2は、内部にイメージメモリ(図示せず)を具えてい
る。
【0049】また、罫線画像作成部26は、前記画像信
号から罫線を抽出して罫線画像を作成する。
【0050】また、フォーマット辞書部28には、複数
のフォーマットを格納してある。
【0051】また、フォーマット辞書選択部30は、発
信元データに対応する1つ若しくは複数のフォーマット
をフォーマット辞書部28から呼び出して、フォーマッ
ト選択部32に入力する。
【0052】また、フォーマット選択部32は、フォー
マット辞書部28から入力されたフォーマットと罫線画
像作成部26から入力された罫線画像とを照合して、当
該罫線画像に最も近いフォーマットを画像信号のフォー
マットとして選択する。
【0053】また、フォーマット制御プログラム格納部
16には、文字切り出しに用いるフォーマットのフォー
マット制御プログラムが格納されている。このフォーマ
ット制御プログラムには、例えば、帳票ID、帳票の幅
や高さ、行位置、フィールドの数や位置、文字数および
文字ピッチ、文字の字種や字体といった情報が含まれ
る。
【0054】また、制御部18は、フォーマット識別部
14aのフォーマット選択部32において識別されたフ
ォーマットのフォーマット制御プログラムをフォーマッ
ト制御プログラム格納部16から読み出して、文字切出
部20に送る。また、制御部18は、文字認識部24で
認識された文字認識結果を出力端子OUTから出力す
る。
【0055】また、文字切出部20は、識別されたフォ
ーマットに基づいて、画像信号から文字切出しを行う。
【0056】また、認識辞書部22は、文字認識に用い
る標準文字パタンを格納している。
【0057】また、文字認識部24は、文字切出部20
で切り出された文字と、認識辞書部22に格納されてい
た標準文字パタンとを比較して文字認識を行う。
【0058】(動作について)次に、図4を参照して、
第2の実施の形態の文字認識装置の動作、特に、フォー
マット認識方法について説明する。図4は、第2の実施
の形態の文字認識装置の動作の説明に供する流れ図であ
る。また、流れ図の各動作(a)〜(h)は、下記の各
処理(a)〜(h)にそれぞれ対応する。
【0059】(a)先ず、受信部12において、通信回
線を介して伝送されたファクシミリ信号の画像信号と、
当該画像信号の発信元を特定する発信元データとしての
発信元の電話番号とを受信する。
【0060】ここで、図5の(A)に、伝送される帳票
例を示す。この帳票には、ID番号は記載されていな
い。
【0061】そして、受信部12は、画像信号を内部の
イメージメモリに格納し、電話番号をフォーマット識別
部14aのフォーマット辞書選択部30へ送る。また、
受信部12は、画像信号を罫線画像作成部26へ送る。
【0062】次に、フォーマット識別部14aにおい
て、発信元の電話番号に対応するフォーマットを識別す
るにあたり、下記の(b)〜(d)の処理を行う。
【0063】(b)先ず、罫線画像作成部26におい
て、前記画像信号から罫線を抽出して罫線画像を作成す
る。罫線の抽出にあたっては、画像信号であるファクシ
ミリ画像を水平方向に走査して、黒点の連続長さLhが
線長閾値THh以上である場合、すなわちLh≧THh
となる場合に、その連続黒点を横罫線パタンとして抽出
する。また、ファクシミリ画像を垂直方向に走査して、
黒点の連続長さLvが線長閾値THv以上である場合、
すなわちLh≧THvとなる場合に、その連続黒点を縦
罫線パタンとして抽出する。そして、それぞれ抽出され
た横罫線パタンおよび縦罫線パタンから罫線画像を作成
する。ここで図5の(B)に、作成した罫線画像を示
す。
【0064】そして、罫線画像作成部26は、作成した
罫線画像を、制御部18の指示により、フォーマット辞
書選択部30に送る。
【0065】(c)次に、フォーマット辞書選択部30
においては、発信元の電話番号に対応する1つ若しくは
複数のフォーマットをフォーマット辞書部28から呼び
出す。
【0066】ここで、図6の(A)、(B)および
(C)に、フォーマット辞書部28において「1」、
「2」および「3」の番号で登録されているフォーマッ
トをそれぞれ示す。また、図7に、発信元の電話番号と
登録されているフォーマットとの対応例を示す。例え
ば、「1001」の電話番号には、「1」および「2」
の番号のフォーマットが対応する。また、「1002」
の電話番号には、「2」の番号のフォーマットが対応す
る。また、「1003」の電話番号には、「3」の番号
のフォーマットが対応する。また、「1004」の電話
番号には、「1」、「2」および「3」の番号のフォー
マットが対応する。また、「1005」の電話番号に
は、「2」および「3」の番号のフォーマットが対応す
る。
【0067】第2の実施の形態において、例えば、発信
元の電話番号が「1004」である場合は、「1」、
「2」および「3」の番号のフォーマットが対応する。
この場合は、フォーマット辞書選択部30は、「1」、
「2」および「3」の番号のフォーマットをフォーマッ
ト選択部32へ送る。
【0068】(d)次に、フォーマット選択部32は、
フォーマット辞書部28から入力されたフォーマット
と、罫線画像作成部26から入力された罫線画像とを照
合して、パタンマッチング法により、罫線画像に最も近
いフォーマットを画像信号のフォーマットとして選択す
る。
【0069】第2の実施の形態においては、図6の
(A)〜(C)にそれぞれ示された3つのフォーマット
の「1」、「2」および「3」の中から図6の(A)に
示されたフォーマット「1」を選択する。
【0070】(e)次に、制御部18は、選択されたフ
ォーマットのフォーマット制御プログラムをフォーマッ
ト制御プログラム格納部16から呼び出して、文字切出
部20へ送る。
【0071】(f)次に、文字切出部20において、識
別されたフォーマットに基づいて、画像信号から文字切
出しを行う。
【0072】(g)次に、文字認識部24は、文字切出
部20で切り出された文字と、認識辞書部22に格納さ
れていた標準文字パタンとを比較して文字認識を行う。
文字認識にあたっては、従来周知の認識方法を用いると
良い。
【0073】(h)次に、制御部18は、文字認識部2
4で求めた文字認識結果を出力する。
【0074】このように、第2の実施の形態によれば、
フォーマット辞書部28において、1つの発信元データ
としての電話番号に対応して複数のフォーマットが登録
されている場合でも、フォーマット選択部32におい
て、罫線画像作成部で作成された罫線画像に最も近いフ
ォーマットを、フォーマット辞書選択部30で選択され
たフォーマットの中から選択する。その結果、フォーマ
ット辞書選択部30で選択されたフォーマットの中だけ
から、フォーマットを選ぶことができる。このため、従
来文献2に開示の技術に比べてフォーマットの照合速度
が向上する。
【0075】例えば、フォーマット辞書部28に100
種類のフォーマット登録されている場合、前述の文献2
に開示の技術のように、伝送された帳票のフォーマット
を解析して、100種類のフォーマットの中からフォー
マットを選択する場合に比べて、この実施例では、受信
された発信元データに対応した3種類のフォーマットの
中からフォーマット選択するので、この照合速度が約3
3(≒100/3)倍となる。また、受信された発信元
データに対応するフォーマットが2種類登録されている
場合には、この2種類のフォーマットの中からフォーマ
ットを選択すれば良いので、従来技術のように100種
類のフォーマットの中から選択する場合に比べて照合速
度が約50(=100/2)倍となる。
【0076】また、発信元データに対応して登録されて
いる特定のフォーマットの中からフォーマットを選択す
るので、他の類似のフォーマットを誤って選択する可能
性が低下する。従って、フォーマットを精度良く識別す
ることができる。
【0077】上述した各実施の形態では、これらの発明
を特定の材料を用い、特定の条件で構成した例について
のみ説明したが、これらの発明は多くの変更および変形
を行うことができる。例えば、上述した実施の形態で
は、ファクシミリ通信の場合について説明したが、これ
らの発明は、例えば、LAN(local arean
etwork、域内通信網)やWAN(wide ar
ea network、広域通信網)をはじめとする、
コンピュータを利用した通信に適応しても良い。
【0078】また、上述した実施の形態では、発信元デ
ータとして、発信元の電話番号を用いたが、これらの発
明では、発信元データは、発信元を特定できるデータな
らば良く、電話番号に限定されるものではない。例え
ば、コンピュータを利用した通信において、IP(in
ternet protocol、インタネットプロト
コル)アドレスを発信元データとして用いても良い。
【0079】また、上述の第2の実施の形態において
は、フォーマット選択部においてパタンマッチング法に
よりフォーマットを選択したが、これらの発明において
は、フォーマットの選択方法はこれに限定されるもので
はなく、例えば、文字パタンの大きさの制限がない認識
方法を用いても良い。
【0080】
【発明の効果】この発明のフォーマット識別方法および
この発明の文字認識装置によれば、発信元データを用い
て、発信元データと対応付けたフォーマットを識別す
る。このため、ファクシミリで帳票データを伝送される
場合も、帳票にID番号を記載する必要がない。その結
果、ID番号の記載されていない帳票を用いることがで
きる。また、帳票のフォーマットの設計の自由度の低下
の回避を図ることができる。
【0081】また、発信元データを用いてフォーマット
の識別を行うため、ファクシミリ画像といった画像信号
の質が悪い場合や帳票に汚れがある場合でも、精度良く
フォーマットの識別を行うことができる。
【0082】また、発信元データを用いてフォーマット
の識別を行うため、フォーマットの識別にあたり、伝送
された帳票のフォーマットの構造を解析して、枠内の文
字を全て認識する必要がない。このため、高速でフォー
マットの識別を行うことができる。
【0083】また、登録された特定のフォーマットの中
だけから画像信号のフォーマットを選択すれば、短時間
で画像信号のフォーマットを選択することができる。そ
の結果、フォーマットの識別を高速で行うことができ
る。
【0084】また、登録されたフォーマットの中だけか
ら画像信号のフォーマットを選択すれば、その他の類似
のフォーマットを誤って選択する可能性が低下する。こ
のため、フォーマットの識別を高精度で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の文字認識装置の構成の説明
に供するブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の文字認識装置の動作の説明
に供する流れ図である。
【図3】第2の実施の形態の文字認識装置の構成の説明
に供するブロック図である。
【図4】第2の実施の形態の文字認識装置の動作の説明
に供する流れ図である。
【図5】(A)は、伝送される帳票例であり、(B)
は、罫線画像である。
【図6】(A)〜(C)は、フォーマット辞書の例であ
る。
【図7】発信元の電話番号とフォーマットとの対応例で
ある。
【符号の説明】
10、10a:文字認識装置 12:受信部 14、14a:フォーマット識別部 16:フォーマット制御プログラム格納部 18:制御部 20:文字切出部 22:認識辞書部 24:文字認識部 26:罫線画像作成部 28:フォーマット辞書部 30:フォーマット辞書選択部 32:フォーマット選択部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して伝送された画像信号の
    フォーマットの識別を行うにあたり、 前記画像信号の発信元を特定する発信元データとフォー
    マットとを対応させて登録しておき、 前記発信元データに基づいて、当該画像信号のフォーマ
    ットの識別を行うことを特徴とするフォーマット識別方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフォーマット識別方法
    において、 前記発信元データとして、発信元の電話番号を用いるこ
    とを特徴とするフォーマット識別方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフォーマット識別方法
    において、 1つの前記発信元データにつき、1つ若しくは複数のフ
    ォーマットを対応させて登録しておき、 前記発信元データに対応するフォーマットが複数ある場
    合は、伝送された前記画像信号のフォーマットを、登録
    されたフォーマットの中から選択することを特徴とする
    フォーマット識別方法。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して伝送された画像信号の
    文字認識を行う文字認識装置において、 前記画像信号と共に伝送された、当該画像信号の発信元
    を特定する発信元データを受信する受信部と、 前記発信元データとフォーマットとを対応させて登録し
    てあり、受信された前記発信元データに基づいて、前記
    画像信号のフォーマットを識別するフォーマット識別部
    と、 識別された前記フォーマットに基づいて、前記画像信号
    から文字切出を行う文字切出部と、 前記文字切出部で切り出された文字の認識を行う文字認
    識部とを具えてなることを特徴とする文字認識装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の文字認識装置におい
    て、 前記発信元データは、前記発信元の電話番号であること
    を特徴とする文字認識装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の文字認識装置におい
    て、 前記フォーマット識別部は、罫線画像作成部、フォーマ
    ット辞書部、フォーマット辞書選択部およびフォーマッ
    ト選択部を具え、 前記罫線画像作成部は、前記画像信号から罫線を抽出し
    て、罫線画像を作成し、 前記フォーマット辞書部は、1つの前記発信元データに
    つき、1つ若しくは複数のフォーマットを対応させて登
    録してあり、 前記フォーマット辞書選択部は、前記発信元データに対
    応する1つ若しくは複数のフォーマットを前記フォーマ
    ット辞書部から呼び出して、前記フォーマット選択部に
    入力し、 前記フォーマット選択部は、前記フォーマット辞書部か
    ら入力されたフォーマットと、前記罫線画像作成部から
    入力された罫線画像とを照合して、当該罫線画像に最も
    近いフォーマットを前記画像信号のフォーマットとして
    選択することを特徴とする文字認識装置。
JP9160224A 1997-06-17 1997-06-17 フォーマット識別方法および文字認識装置 Withdrawn JPH118746A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155551A (ja) * 2004-10-26 2006-06-15 Canon Inc データ処理装置、ネットワークシステム、制御方法、及びプログラム
JP2010204981A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Mitsubishi Electric Corp Ediデータ送受信装置及びediデータ送受信方法及びediデータ送受信プログラム
JP2013196427A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Casio Comput Co Ltd 予約管理装置及びプログラム

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