JP2001209756A - ユーザ囲み領域を用いたファックス送信簡易化方法及び装置 - Google Patents

ユーザ囲み領域を用いたファックス送信簡易化方法及び装置

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JP2001209756A
JP2001209756A JP2000371444A JP2000371444A JP2001209756A JP 2001209756 A JP2001209756 A JP 2001209756A JP 2000371444 A JP2000371444 A JP 2000371444A JP 2000371444 A JP2000371444 A JP 2000371444A JP 2001209756 A JP2001209756 A JP 2001209756A
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Junichi Kanai
カナイ ジュンイチ
Terry J Nelson
ジェイ.ネルソン テリー
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファックス通信機において、ユーザが予め送
信先のファックス番号を転記する必要なくファックス送
信できる装置を提供する。 【解決手段】 ユーザが受信者のファックス番号または
名前を囲んだ後、装置が囲まれた番号または名前を使用
して受信者のファックス通信機に対してダイアル呼び出
しを行うことにより送信を開始する。装置はファックス
送信用文書の最初のページもしくは表紙を走査し、コン
ピュータを利用したアルゴリズムを用いてユーザ囲み領
域を検出する。ユーザ囲み領域内の画像を抽出し、光学
式文字認識を実行してファックス番号を突き止める。あ
るいは、ユーザ囲み領域に名前などの情報を含ませてそ
のファックス番号が格納されたデータベースにアクセス
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファックス通信装置
及び走査された画像の文字列の処理に関し、特に、ユー
ザによる囲み領域を検出して受信者のファックス番号を
入力および検証する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、すなわち、ファックスを
送信する際、受信者名、作成者名、送信枚数及びその他
役に立つ宛先情報を含む表紙、すなわち、通信用紙を添
付するのが常識である。さらに、送信者がファックス送
信の記録とファックスの送信先番号を控えることができ
るように、表紙に受信者のファックス番号を記載するこ
とも常識である。
【0003】多くの職場では、多数のユーザが1つのフ
ァックス通信機を共有している。したがって、ファック
ス送信用書類とそれに添付するファックス通信表紙は、
通常、書類作成者の作業場所で作成された後、ファック
ス通信機まで運ばれて挿入トレイに裏向きにセットされ
る。当然、送信者は受信者のファックス番号をファック
ス通信機のダイアルパッドボタンからキー入力する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のファ
ックス送信技術の問題点は、送信用書類の最初のページ
あるいは表紙が挿入トレイで裏向きになることにより、
そこに印刷あるいはタイプされた受信者のファックス番
号が見えなくなることである。したがって、送信者は書
類を挿入トレイにセットする前に予めファックス番号を
メモ用紙に書き留めておかなければならない。このよう
なメモ書きの手順を介在させることにより、作業全体の
効率が低下するとともに、ファックス番号の転記ミスを
招くおそれもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はファックス通信
表紙あるいは送信用書類の最初のページに記載された受
信者ファックス番号を認識してファックス通信機のダイ
アル装置に直接入力する文書画像解析装置により上記の
問題を解決するものである。具体的には、本発明の装置
は送信用書類の最初のページあるいは通信用紙のディジ
タル化画像の中のユーザによる囲み領域(以下、ユーザ
囲み領域と称する)を識別する文書画像解析装置を備え
ている。本発明の装置はユーザ囲み領域(すなわち、受
信者ファックス番号)に対して光学式文字認識を実行
し、認識された数字をファックス通信機のダイアル装置
モジュールのメモリに収める。
【0006】本発明の装置は送信者が入力された番号を
検証できるように対話式確認装置を備えている。好まし
い実施形態では、画面上での欧数字表示と合成音声によ
るマルチモードの検証が採用されている。
【0007】ユーザにより囲まれたファックス番号が入
力形式として最も一般的であるが、本発明の装置は、ユ
ーザにより囲まれた受信者名を認識した後、その受信者
名をファックス通信機内のファックス番号を格納したデ
ータベースで検索する使用法も可能である。
【0008】送信者は表紙上の受信者名またはそのファ
ックス番号を囲むだけでよく、後は本発明の装置が行っ
てくれるので、本発明の装置は非常に簡単に使用でき
る。ユーザ囲み領域の抽出処理は非常に信頼性が高く、
送信者が完全に閉じた囲みを描かなくてもファックス番
号や名前の位置を正確に識別することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の内容、目的及び長所をよ
り詳しく理解するために、以下の詳細説明と添付図面を
参照する。
【0010】本発明の装置及び方法は、図1に示すデス
クトップ型ファックス通信機10などの様々な種類のフ
ァクシミリ通信装置において実施される。送信用書類1
2はファックス通信機10にセットされる。なお、この
種の一般的なファックス通信機では、書類が裏向きにセ
ットされるため、書類がファックス通信機内を送給され
ている間は書面を容易には見ることができない。
【0011】図2に、ファクシミリ通信表紙14を例示
する。この表紙14は受信者名16と受信者のファック
ス番号18を記載している。以下にさらに詳しく説明す
るが、本発明の文書処理装置はユーザ囲み領域内の文字
列を処理するものである。図2には、ファックス番号1
8を囲むユーザ描画囲み20が示されている。後にさら
に詳しく説明するが、本発明の装置は、装置内に搭載さ
れたデータベースにアクセスすることにより数字以外の
欧文字や記号も処理するようになっている。
【0012】好ましい実施形態では、ファックス通信機
のオペレーティングシステムソフトウェア内に、ユーザ
囲み領域を識別してその領域内に含まれる情報を処理す
る文字列処理構成要素が組み込まれている。好ましい実
施形態は、ファックス通信機内に搭載された処理装置上
で実行するソフトウェアあるいはコンピュータプログラ
ムとして行われる。したがって、本発明を実施するため
に採用される処理は従来のファクシミリ通信操作を実行
するためにファックス通信機によってもたらされる処理
と統合される。図3及び図4に、本発明の装置の主要構
成要素を示す。
【0013】大部分のファックス通信機に共通するよう
に、基本的なファックス通信機処理22は、ファックス
通信機ハードウェア装置のスキャナ構成要素、モデム構
成要素、ディスプレイ構成要素及び印刷構成要素を統合
するとともに物理的な文書処理量を制御することであ
る。図3及び図4は、好ましい実施形態に特に含まれて
いるファックス通信機の複数の処理を上記基本的な処理
22と切り離して示している。これらの処理には、ユー
ザ囲み領域検出モジュール26によりさらに処理される
少なくとも最初のページ(例えば、通信表紙)をディジ
タル化して記憶するディジタル化記憶モジュール24が
含まれる。
【0014】好ましい実施形態はさらにダイアル装置モ
ジュール28を含んでいる。このモジュールはモデムの
ダイアル装置が使用するファックス番号を収めている記
憶場所にアクセスしてファクシミリ送信を開始する。従
来、ダイアルされるファックス番号はファックス通信機
の数値キーパッドからのユーザの入力によりその記憶場
所に置かれる。本発明の装置は、ユーザ入力に加えて、
光学式文字認識モジュール30、任意のデータベース3
2及び番号入力装置41を使用してユーザ囲み領域内の
情報に基づいてファックス番号をメモリにロードする。
【0015】すなわち、光学式文字認識モジュール30
は走査により読み取られたユーザ囲み領域内の画像デー
タを欧数字列やその他の文字構成のフォントや記号に変
換する。数字の場合は、変換された文字列や記号が直接
ダイアル装置のメモリにロードされる。数字でない場合
には、番号入力装置40が変換された文字列や記号を使
用してデータベース32で対応するファックス番号を検
索する。
【0016】光学式文字認識モジュール30は各変換文
字に関連する一致度値(信頼度値)を生成する。この情
報は文字が確実に認識されていない場合にユーザに通知
するために使用される。本発明の装置は図1に示す液晶
ディスプレイ36上での表示や合成音声によるメッセー
ジなどで上記の情報をユーザに通知してもよい。
【0017】光学式文字認識再生誤りを(さらにキーパ
ッド入力誤りも)効率的に処理するため、本発明の装置
は、ダイアル装置のファックス番号メモリに格納された
番号を監視してその番号をファックス通信機の液晶ディ
スプレイ36上に表示するかあるいはそれに加えて装置
の文字列−音声変換エンジン38を使用した数字の合成
音声で通知するファックス番号確認モジュール34を備
えている。文字列−音声変換エンジン38は、ユーザが
図2に示すファクシミリ通信表紙14のユーザ囲み領域
20内にある数字を目で検証すると同時に読まれている
数字を聞くことができるので、番号確認に特に役立つ。
【0018】ファクシミリ表紙は最初に挿入トレイ上に
裏向きにセットされるが、基本的なファクス機処理22
により、この表紙はダイアル呼び出し処理が始まる前に
ファックス通信機に送入され送出される。それにより、
ユーザは表紙を取り出して光学式文字認識モジュール3
0により認識されたファックス番号を文字列−音声変換
エンジンが声を出して読み上げるのと同時に表紙から読
み取ることができる。ファックス番号が正確に入力され
ている場合は、ユーザは送信ボタン40を押してダイア
ル装置28に受信者番号をダイアルさせることができ
る。
【0019】好ましい実施形態はユーザ囲み領域内の内
容が機械印刷による情報であれ手書きの情報であれ解読
するよう構成されている。したがって、ユーザは送信用
書類の表紙あるいは最初のページの受信者名、ファック
ス番号(あるいはインターネットファックスなら電子メ
ールアドレス)を機械印刷してもよいし手書きしてもよ
い。また、最初のページは表紙でなくてもかまわない。
【0020】図4及び図5に基づいて、好ましい実施形
態の動作を説明する。図4はユーザ囲み領域がファック
ス番号を含んでいる場合の処理手順を示す。一方、図5
はユーザ囲み領域がそれ以外の情報を含んでいてデータ
ベース32にアクセスする場合の処理手順を示してい
る。図4の手順も図5の手順もステップ50で書類の最
初のページをディジタル化することで開始する。画像は
後の送信のために圧縮されメモリに格納されることが好
ましい。格納された画像は続くユーザ囲み領域検出処理
と光学式文字認識処理の基礎材料として使用される。画
像圧縮工程を、図4及び図5にステップ52で示す。
【0021】次に、ユーザ囲み領域検出モジュール26
が呼び出されてユーザが囲みを描いたか否かを判定し、
そうである場合には囲み内のディジタル化されたビット
マップデータを抽出する。領域検出工程を、図4及び図
5にステップ54で示す。ユーザ囲み領域が検出されな
い場合は、装置の動作がステップ56に移動し、ユーザ
がファックス番号を手動でダイアルしなければならな
い。
【0022】ユーザ囲み領域が検出された場合は、ステ
ップ58で囲み領域内の情報が光学式文字認識(OC
R)モジュール30により処理される。光学式文字認識
モジュールは各入力記号について文字ラベルとその信頼
度値を戻す。信頼度値は認識結果の信頼性を示す。文字
の信頼度値が所定の閾値以下である場合、好ましい実施
形態では、図4のステップ60で光学式文字認識処理を
中止してステップ56に進み、ユーザが手動でファック
ス番号をダイアルしなければならなくなる。このよう
に、光学式文字認識に所定数の誤りが発生すれば、装置
は初期設定の手動キーパッド入力モードに戻される。
【0023】同様に、入力情報が名前であってデータベ
ース32で検索されたが見つからなかった場合にも、本
発明の装置は初期設定の手動キーパッド入力モードに戻
ることになる。この決定を、図5にステップ62で示
す。
【0024】光学式文字認識モジュールがファックス番
号の全てではなく一部に対して高い信頼度値を与える場
合がある。その場合、装置は、初期設定の手動モードに
戻るのではなく、ステップ64で手動誤り訂正モード6
6に分岐して、誤って入力された数値をユーザが訂正で
きるようにする。誤り訂正はキーパッド上の数値キーを
使って、そして左矢印(左移動)、右矢印(右移動)、
削除、挿入などの予め設けられた操作補助キーを使って
行われる。必要ならば、手動誤り訂正カーソルを入力番
号の最初と最後にそれぞれ飛び越し移動させる「HOM
E」キーと「END」キーを装置に設けることもでき
る。ファックス番号を認識する必要がある場合は、さら
に上矢印(前の番号への飛び越し)キーと下矢印(次の
番号への飛び越し)キーを設けてもよい。
【0025】誤り訂正検証ステップ64は、図3及び図
4に示す番号確認モジュール34とそれに関連する文字
列−音声変換エンジン38と連係して動作する。認識さ
れた番号はファックス通信機の液晶ディスプレイ36に
表示され、あるいはさらに文字列−音声変換エンジン3
8で音声化される。ユーザは表示及び/または音声化さ
れた番号を書類の表紙あるいは最初のページの番号と比
較するだけでよい。番号が一致していれば、ユーザはス
テップ68で送信ボタンを押して装置にファックス文書
を送信させる。誤りが検出された場合は、ユーザは上述
の操作補助キーを使用して不正確に入力された数字を強
調表示して訂正する。
【0026】上記ファックス通信機の変形例としてイン
ターネットファックス通信機がある。インターネットフ
ァックス通信機は、入力ページを走査により読み取って
その走査読取り画像を電子メールの添付ファイル形式に
変換することを除けば標準のファックス通信機と同様で
ある。その後、インターネットファックス通信機は走査
読取り画像をファックス通信機により作成された電子メ
ールメッセージの添付ファイルとしてインターネットを
通じて送信する。受信者のファックス番号をダイアルす
る代わりに、インターネットファックス通信機は文書を
受信者の電子メールアドレスに送信する。
【0027】従来のインターネットファックス通信機で
は、電子メールアドレスを欧文字列の形でキーパッドあ
るいはキーボードから入力している。
【0028】本発明では、ユーザは送信用ページの1つ
に記載されている受信者の電子メールアドレスを囲む。
本発明の装置は、本文に詳しく述べるように、囲み領域
を識別し、その囲み領域から受信者の電子メールアドレ
スを抽出する。光学式文字認識を利用して囲み内の電子
メールアドレスを受信者の電子メールアドレスを表す欧
文字に変換する。データベース32に登録された受信者
名が検出された場合は、アドレス入力装置43が対応す
る電子メールアドレスを使用する。その後、これらの文
字をファックス通信機のインターネット通信モジュール
に送る。インターネット通信モジュールはファックス通
信機の電子メールサブシステム29(図4参照)に連係
させてもよい。電子メールサブシステム29がインター
ネットサービスプロバイダを介してインターネットに接
続し、関連するインターネット接続ソフトウェアがサー
ビスプロバイダにログオンして電子メールの送受信を行
う適切な接続を確立する。その後、ファックス通信機は
送信用文書の走査読取り画像を含むファイルを添付した
所定の送信メッセージとして電子メールメッセージを書
式化する。光学式文字認識により識別された受信者の電
子メールアドレスは電子メールメッセージの宛先を指定
するために使用される。
【0029】第1のユーザ囲み領域検出アルゴリズム 図7に、本発明の装置のソフトウェアブロック図を示
す。この図に示す機能ブロックはコンピュータシステム
の処理装置に組み込まれ処理される。このコンピュータ
を利用するソフトウェアシステムはそれぞれ異なるデー
タ操作機能を実行するよう設計された処理モジュール群
を採用している。なお、これらの処理モジュールを閉じ
た矩形で図示し、データ構造を処理モジュールと区別す
るために両側端が開いた矩形で示した。また、本発明の
理解を助けるために、本発明の処理モジュールを多様な
モジュールが使用に供される順番であるトップダウン順
に構成した。
【0030】最初に、解析プログラム128により、メ
モリに格納された最初のページのビットマップ画像デー
タに対して連結成分解析を実行する。2値画像内の連結
成分は互いに接触する黒画素の極大集合である。要する
に、連結成分抽出処理は上記ページのビットマップ画像
データ内の所定のデータ要素から開始し、隣接するデー
タ要素を解析してそれが連結成分の一部を構成している
か否かを判定する。例えば、文字「A」あるいはユーザ
が描いた囲みを形成している黒いドットは全て連結され
ており、したがって連結成分を構成している。
【0031】好ましい実施形態では、同じ水平線上の連
続する黒画素をセグメントと呼ぶ1つの単位として作成
し取り扱うラスタ走査方式で連結成分解析を実行する。
その後、線隣接グラフアルゴリズムを利用して、連結成
分解析プログラム128により作成されたセグメントを
線隣接グラフで表す。線隣接グラフは連結成分LAGデ
ータ構造130に格納される。
【0032】図8(a)及び図8(b)はビットマップ
画像からの連結成分を連結成分LAGデータ構造130
格納用の線隣接グラフに変換する方法を示す。図8
(a)に示す連結成分の上部で重なり合っている黒セグ
メントは図8(b)に示す線隣接グラフ上の表現と対応
している。各黒セグメントは線隣接グラフにおいて節点
として表現される。例えば、図8(a)に示す連結成分
は図8(b)に示す対応する線隣接グラフで節点164
として表現される、走査線154に沿うセグメント15
0を含んでいる。同様に、走査線156に沿うセグメン
ト152は節点168で表現される。走査線154及び
156は画像上で隣接している。複数の黒セグメントが
垂直面上で隣接している場合は、その隣接を線隣接グラ
フにおいて辺として表現する。例えば、セグメント15
0及び152は垂直面上で隣接しているので、対応する
節点164及び168は線隣接グラフにおいて直線16
6によって結ばれる。水平面上で離れているセグメント
は連結成分の線隣接グラフでも分離される。例えば、黒
セグメント160及び162は走査線158に沿った空
間で分離されている。これらセグメント160及び16
2に対応する節点170及び172もグラフ上で分離さ
れる。
【0033】連結成分解析プログラム128により連結
成分LAGデータ構造130を母集団化した後、グラフ
探索モジュール132を呼び出して各連結成分から一定
の形状特徴を抽出しそれら特徴を形状特徴データ構造1
36に格納する。図9は連結成分を包囲し得る最小の矩
形として定義される境界箱175の幅と高さ等、連結成
分の様々な形状特徴を示している。さらに、形状特徴に
は、境界箱175の面積、孔176の数、上向き弧及び
下向き弧178の数、下向き端点180,182の数、
上向き端点174の数及びその他様々な形状特徴が含ま
れる。
【0034】形状特徴データ構造136を母集団化した
後、二重連結成分モジュール138を用いて全ての二重
連結成分を残りの画像内容と分離する。二重連結成分モ
ジュール138が連結成分LAGデータ構造130にア
クセスし、二重連結成分を求めて1連結成分からなる各
線隣接グラフを解析する。
【0035】線隣接グラフの連結成分は、その節点の除
去によりグラフが非連結の部分グラフに分解されない場
合に、二重連結であると定義される。図10(b)は非
連結節点202および208が図10(c)に示すよう
な3つの部分グラフからなる別々の連結成分を発生させ
るような非二重連結グラフを示す。図10(a)は節点
184,186,188,190,192,194及び
196のいずれか1点を除去してもグラフが別々の部分
グラフに分解されない二重連結成分を示している。1つ
のグラフがいくつかの二重連結成分を含んでいる場合も
ある。二重連結成分は、定義によれば、二重連結された
最大部分グラフである。したがって、本装置は線隣接グ
ラフをその二重連結成分に分解する。例えば、節点18
4,186,188,190,192,194及び19
6を含む連結成分は1つの二重連結成分である。
【0036】本発明の好ましい実施形態では、二重連結
成分モジュール138が深さ優先探索モジュール140
を利用してグラフから二重連結成分部分グラフの量と大
きさを求める。モジュール140は先ずグラフ上の未探
索の全ての節点を初期化する。グラフの処理は根として
知られる任意の節点から開始される。各節点は最初に発
見された時点で処理される。ある節点が処理されると、
それにビットが設定され、それによりその節点が探索さ
れたことを示すことができる。続いて、処理された節点
に連結された隣接節点を走査してそれが既に処理されて
いるか否かを判定する。未探索の節点が発見されるたび
に、アルゴリズムによって再帰的に処理される。節点に
隣接する近傍を処理すると、アルゴリズムは根に復帰し
て根に連結された全ての節点を処理し終えるまで前の節
点に戻る。その後、グラフ上の次の未処理の節点が根と
して選択され、グラフ全体の全ての節点が探索されるま
で同じ処理手順が繰り返される。そして、各節点に関連
する情報を利用して線隣接グラフの最大二重連結成分を
決定する。
【0037】二重連結成分モジュール38が連結成分L
AGデータ構造130から連結成分の線隣接グラフを処
理した後、検出解析フィルタ142がユーザ囲み領域の
誤った検出を削減するために必要な機能を提供する。例
えば、偽二重連結成分には、文字「o」のような大きな
印刷文字や、多数の孔を有する写真要素の一部や、孔を
有する図形要素などがある。このような例はユーザ囲み
領域と区別しなければならない。好ましい実施形態で
は、ユーザ囲み領域の誤った検出を削減するために、多
数のヒューリスティックを採用してユーザ囲み領域をユ
ーザによって囲まれていない二重連結成分と区別する。
【0038】第1のヒューリスティックは最小サイズ検
出である。最小サイズ検出は二重連結成分モジュール1
38により発見された全ての二重連結成分の境界箱17
5を所定のサイズと比較する。孔を有する文字は連結成
分とみなすことができ、その文字は一般的なユーザ囲み
領域と比較すると小さいので、最小サイズ閾値をユーザ
囲み領域とみなすべき二重連結成分用に設定する。二重
連結成分の幅か高さのどちらかが上記最小サイズ閾値よ
り小さければ、その二重連結成分は非ユーザ囲み領域の
可能性があるとして棄却される。
【0039】第2のヒューリスティックは矩形枠検出で
ある。大部分の新聞記事や雑誌記事では、矩形の枠が文
字列、写真及び図形を取り囲んでいる。二重連結成分モ
ジュールは矩形枠を二重連結成分とみなしてしまう。矩
形枠検出はそのような二重連結成分を考慮から外す。矩
形枠検出は、ユーザ囲み領域は平行な辺を持たないが矩
形は平行な2辺を持つという事実を利用するのである。
矩形枠検出は各走査線に沿って二重連結成分の左端の画
素と右端の画素との距離を算出し、全走査線の平均距離
と標準偏差を算出する。標準偏差が所定の閾値よりも大
きい場合は、その二重連結成分をユーザ囲み領域候補と
みなす。好ましい実施形態では、上記閾値を平均距離の
10%に設定する。所定の閾値より小さい標準偏差を有
する二重連結成分が棄却される。
【0040】第3のヒューリスティックは写真要素検出
である。写真要素検出は写真領域をユーザ囲み領域と区
別する。写真領域は一般にユーザ囲み領域内よりもはる
かに高い黒画素密度を有している。写真要素検出は境界
箱175内の黒画素の百分率を算出するものである。好
ましい実施形態では、閾値百分率を40%に算定する。
黒画素密度が40%より高い場合は、その二重連結成分
をユーザ囲み領域のりストから除外する。
【0041】抽出モジュール144は各ユーザ描画囲み
により囲まれた画像成分を抽出する。すなわち、抽出モ
ジュール144は各走査線上の左端の黒画素と右端の黒
画素とを識別することにより抽出を行う。すなわち、左
端の黒画素群と右端の黒画素群を境界とする領域がユー
ザ囲み領域であり、それが抽出される。好ましい実施形
態では、抽出領域を本発明の装置のメモリに格納する。
【0042】第2のユーザ囲み領域検出アルゴリズム 上記線隣接グラフを使用することにより、ユーザ描画囲
みが隙間のない閉ループである限り検出可能である。以
下に、ユーザ描画囲みが破断部分や隙間を有している場
合に動作するユーザ囲み領域検出アルゴリズムの別の好
ましい例を説明する。この好ましいアルゴリズムによれ
ば、筆記具の筆送りが均一でなかったりユーザが完全に
閉じた囲みを描き損じたりしたせいでユーザ描画囲みに
隙間が生じた場合でさえ、輪郭解析に基づいてユーザ囲
み領域を検出することができる。
【0043】好ましい輪郭解析技術を図11に示す。こ
の技術は候補対象の輪郭を識別することに基づいてい
る。候補対象には、ユーザ描画囲み、機械印刷枠、その
他ページ上の非文字列材料が含まれる。アルゴリズムは
特徴抽出モジュールを用いた輪郭解析によりユーザ描画
囲みを抽出する。輪郭は様々な曲率値を有する点列によ
って表現される。それにより、後処理解析技術を通して
ユーザ描画囲みを機械印刷枠と区別することが可能にな
る。図11に示すように、アルゴリズムを高速化するた
め、任意の前処理ステップ250を実行してもよい。輪
郭解析技術は、問題の輪郭に接触する外側の文字がある
と、実際に必要とする以上の特徴点を生成する場合があ
る。このような場合は、例えば、ユーザがページ上の他
の文字を横切る囲みを偶然に描いてしまったときなどに
起こり得る。
【0044】上記任意の前処理ステップは、ユーザ描画
囲みと外側文字とが交差している領域内の輪郭形状を単
純化する形態操作を実行することによって上記接触文字
を消去することができる。
【0045】ステップ252で、対象ページ内の連結成
分を見つけ出す。このステップでは、画像を線単位で走
査(ライン走査)し、各画素が近傍画素と連結している
場合はそれにラベルを付ける。連結性を有する画素にラ
ベルを付けた後、各連結成分ごとに境界箱を算出する。
これら境界箱は画像内の候補領域を抽出するために使用
される。
【0046】次に、ステップ254で、文字列を表現し
ている連結成分を消去する。これは、各境界箱のサイズ
を解析して所定サイズ以下の境界箱を有する連結成分を
消去することによって達成される。
【0047】次に、ステップ256で、中間階調の画像
を消去する。中間調画像は大きな連結成分を構成してい
る。アルゴリズムは問題の連結成分に関連する境界箱内
の黒画素と白画素との比を評価することにより中間調画
像を検出する。中間調画像は文字列を含む領域よりも黒
画素を多く有する傾向がある。
【0048】次に、ページ上の様々な候補領域を検査す
ることによりユーザ描画囲みを識別する。この手順の最
初のステップ258では、候補対象の輪郭の作成を行
う。これは、対象の外形線を追跡することにより実行さ
れる。輪郭はコンピュータのメモリ内で順序付きの点
(境界画素の座標)集合として表現される。追跡方式で
は、最初に始点(以前に追跡されていない境界画素)を
走査により探索する。そして、対象の凸状外形線に沿っ
て時計回りに追跡を開始する。追跡が始点あるいは周囲
にそれ以上黒画素が発見されない点に達したとき、その
追跡を停止して次の始点を探索する走査処理を続行す
る。
【0049】次に、ステップ258で得られた輪郭を各
輪郭に関連する特徴点を算出することによって解析する
(ステップ260)。ステップ258で得られた輪郭は
画像のノイズのせいで閉曲線にも破断曲線にもなり得
る。特徴点は囲みと他の対象との交差点を含む高曲率の
点として定義される。曲率は再標本化技術を用いて算出
可能であるが、この技術はノイズがディジタル化処理の
過程で発生する場合には当てにならない。観測により、
特徴点はx軸方向およびy軸方向に関して、最大値と最
小値の全てがそうとは限らないが、ほぼ局所最大値ある
いは局所最小値で検出することが可能である。好ましい
実施形態では、各輪郭の始点及び終点を特徴点として扱
う。
【0050】特徴点を識別した後、その特徴点を使って
囲み領域を再構成する。それをステップ262で示す。
要するに、ステップ258で作成した各輪郭を特徴点で
線分に分解する。これらの線分は検査され、異なる対象
に属する線分同士が分離され同じ対象に属する線分同士
が連結されるように再連結される。
【0051】輪郭の線分を再連結する主要な判定基準は
隣接する線分間の遷移の平滑度を検査することである。
各輪郭線分について、その始点と終点の周囲の小領域を
検査する。この両端の点はその傾き(線分に対する進入
角度と退出角度)が推定できるように直線に当てはめら
れる。これらの推定角度は、2つの線分が同じ輪郭に属
するものとして連結されるように互いに近づいているの
かあるいは無関係の輪郭にそれぞれ属するように互いに
交差しているのかを評価するために使用される。
【0052】ステップ264では、ステップ262で再
構成された囲みを使用することによって、一連の検定を
通してユーザ描画囲みを識別する。最初の検定は輪郭が
占める面積と輪郭のサイズに基づいている。輪郭の長さ
が所定の閾値を超えるとともに輪郭の境界箱が所定面積
を占めていれば、アルゴリズムはその輪郭をユーザ描画
囲みであるとみなす。
【0053】しかしながら、ユーザ描画囲みと矩形枠、
機械印刷円や表などの機械印刷枠とを判別するために、
連結された輪郭の平滑度を検査する。平滑度を測定する
1つの方法は連結された輪郭に沿って平均曲率を算出す
ることである。平滑度が所定の閾値を超えている場合に
は、輪郭を機械印刷されたものとみなす。
【0054】アルゴリズムは算出された特徴点から囲み
領域を再構成するので、ユーザ描画囲みが小さな隙間や
破断部分を含んでいても識別可能である。必要ならば、
ユーザ描画囲み候補をさらに評価して隙間がユーザ描画
囲みではないと棄却する根拠を果たすほど充分に大きい
か否かを判定することができる。ステップ266におけ
る解析では、輪郭の始点と終点との距離を評価する。距
離は様々な方法で評価可能である。
【0055】距離評価技術の1つは一方の端点が他方の
端点から所定のラジアル距離内にあるか否かを判定する
ことである。これを円形距離関数と称する。別の距離評
価技術は一方の端点の周囲に所定サイズの正方形の境界
箱を画成し、他方の端点がその境界箱の中にあるか否か
を判定することである。これを方形距離関数と称する。
3つめの距離評価技術は一方の端点の周囲に所定サイズ
の正方形の境界箱を画成した後、それをその端点周りに
回転させ、どの回転方位でも他方の端点が境界箱の中に
入るかどうを判定することである。これは、境界箱の1
隅が2つの端点間を結ぶ線上に位置する場合に起こる。
これをマンハッタン距離関数と称する。
【0056】輪郭が上記の検定のいずれにも合格しない
場合には、ユーザ描画囲みではなく開いた弧であるとみ
なされる。ユーザ描画囲みが上述のように識別される
と、その輪郭を取り巻く境界箱を使用して、続いて行わ
れる光学式文字認識解析のために抽出される領域の範囲
を限定する。それをステップ268で示す。輪郭の境界
箱の内側の画像を抽出し、この抽出画像に対して光学式
文字認識を実行してデータベース検索用のファックス番
号もしくは名前を突き止める。適当な囲みが識別されな
い場合には、本装置は開いた弧あるいは不十分に描かれ
た囲みとして以前に棄却された「囲み」の中からファッ
クス番号の抽出を試行するよう構成されてもよい。抽出
された番号は、上述したように、ユーザに提示され確認
または訂正される。
【0057】以上の説明から分かるように、本発明は文
書上のファックス番号情報を入力する有用で使いやすい
装置を提供する。ユーザは受信者のファックス番号か名
前の周囲に囲みを描くだけでよく、後は装置が行ってく
れる。
【0058】本発明を現時点で好ましい実施形態に基づ
いて説明してきたが、特許請求の範囲で述べた本発明の
精神から逸脱することなく上述の実施形態に対する一定
の変更が可能であることは理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置が組み込まれる、ファックス送信
用書類裏向きセット式ファックス通信機の一例を示す
図。
【図2】ユーザ囲み領域を有するファックス通信表紙の
一例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかる装置の主要構
成要素間の関係を示す実体関連図。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる装置の主要構
成要素間の関係を示す実体関連図。
【図5】ユーザ囲み領域がファックス番号である場合の
本発明の方法を示すフロー図。
【図6】ユーザ囲み領域がデータベースアクセス用の項
目である場合の本発明の方法を示すフロー図。
【図7】第1の連結成分解析技術を示すソフトウェアブ
ロック図。
【図8】(a)および(b)は連結成分を線隣接グラフ
に変換する方法を示す説明図である。
【図9】連結成分の様々な特徴を示す説明図。
【図10】(a)ないし(c)は節点除去の理解に役立
つ線隣接グラフを示す図である。
【図11】第2の輪郭解析技術を示すフロー図。
【符号の説明】
10 ファックス通信機 12 送信用書類 14 ファクシミリ通信表紙 16 受信者名 18 ファックス番号 20 ユーザ描画囲み 22 基本的なファックス通信機処理 24 ディジタル化記憶モジュール 26 ユーザ囲み領域検出モジュール 28 ダイアル装置モジュール 29 電子メールサブシステム(インターネット電子
メール送信装置) 30 光学式文字認識モジュール 32 データベース 34 ファックス番号確認モジュール 36 液晶ディスプレイ 38 文字列−音声変換エンジン 40 送信ボタン 41 番号入力装置 43 アドレス入力装置 150,152,160,162 セグメント 154,156,158 走査線 164,168,170,172 節点 166 直線 174,180,182 端点 175 境界箱 176 孔 178 弧 184,186,188,190,192,194,1
96,198,200,202,204,206,20
8,210,212,214,216,218,22
0,222,224 節点
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/56 H04M 1/56 11/00 303 11/00 303 H04N 1/00 H04N 1/00 C 107 107Z

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話ダイアル装置を有するファックス通
    信機であって、 ファクシミリ送信用書類の少なくとも最初のページのデ
    ィジタル化画像を格納するメモリと、 上記ディジタル化画像を解析してユーザによる囲み領域
    を識別し、上記ディジタル化画像のうち上記識別された
    ユーザによる囲み領域内にある部分を抽出する画像解析
    装置と、 上記抽出された部分を文字に変換する光学式文字認識装
    置と、 上記変換された文字に基づいてダイアル番号を上記電話
    ダイアル装置に送る番号入力装置とを備えているファッ
    クス通信機。
  2. 【請求項2】 上記番号入力装置は所定の名前と語に関
    連する所定の番号の記録を格納するデータベースを備え
    ており、上記電話ダイアル装置にダイアル番号を送る際
    に上記データベースと対話することを特徴とする請求項
    1記載のファックス通信機。
  3. 【請求項3】 上記光学式文字認識装置は各変換された
    文字に関連する信頼度値を生成し、上記ファックス通信
    機は変換された文字の信頼度値が低い場合にユーザに通
    知する確認装置をさらに備えている請求項1記載のファ
    ックス通信機。
  4. 【請求項4】 上記確認装置は変換された文字の信頼度
    値が低いことを視覚的に通知するディスプレイである請
    求項3記載のファックス通信機。
  5. 【請求項5】 上記確認装置は変換された文字の信頼度
    値が低いことを聴覚的に通知する音声生成装置である請
    求項3記載のファックス通信機。
  6. 【請求項6】 上記ダイアル番号を監視してその番号を
    ユーザに通知する確認装置をさらに備えている請求項1
    記載のファックス通信機。
  7. 【請求項7】 上記確認装置は上記ダイアル番号を視覚
    的に通知するディスプレイである請求項6記載のファッ
    クス通信機。
  8. 【請求項8】 上記確認装置は上記ダイアル番号を音声
    で通知する音声生成装置である請求項6記載のファック
    ス通信機。
  9. 【請求項9】 上記画像解析装置は上記ユーザによる囲
    み領域を識別する連結成分解析装置である請求項1記載
    のファックス通信機。
  10. 【請求項10】 上記画像解析装置は、所定の階調の連
    結画素を識別して該連結画素に基づいて線隣接グラフを
    画成する連結成分解析装置と、上記線隣接グラフを解析
    して上記ユーザによる囲み領域を識別する特徴抽出モジ
    ュールとを備えている請求項1記載のファックス通信
    機。
  11. 【請求項11】 上記画像解析装置は、所定の階調の連
    結画素を識別して該連結画素に基づいて候補対象の輪郭
    を画成する連結成分解析装置と、上記候補対象の輪郭を
    解析して上記ユーザによる囲み領域を識別する特徴抽出
    モジュールとを備えている請求項1記載のファックス通
    信機。
  12. 【請求項12】 電話ダイアル装置と、 ファクシミリ送信用書類の少なくとも最初のページのデ
    ィジタル化画像を格納するメモリと、 上記ディジタル化画像を解析してユーザによる囲み領域
    を識別し、上記ディジタル化画像のうち上記識別された
    ユーザによる囲み領域内にある部分を抽出する画像解析
    装置と、 上記抽出された部分を文字に変換する光学式文字認識装
    置と、 上記変換された文字に基づいてダイアル番号を上記電話
    ダイアル装置に送る番号入力装置とを備えているファッ
    クス通信機。
  13. 【請求項13】 上記番号入力装置は所定の名前と語に
    関連する所定の番号の記録を格納するデータベースを備
    えており、上記電話ダイアル装置にダイアル番号を送る
    際に上記データベースと対話することを特徴とする請求
    項12記載のファックス通信機。
  14. 【請求項14】 上記光学式文字認識装置は各変換され
    た文字に関連する信頼度値を生成し、上記ファックス通
    信機は変換された文字の信頼度値が低い場合にユーザに
    通知する確認装置をさらに備えている請求項12記載の
    ファックス通信機。
  15. 【請求項15】 上記確認装置は変換された文字の信頼
    度値が低いことを視覚的に通知するディスプレイである
    請求項14記載のファックス通信機。
  16. 【請求項16】 上記確認装置は変換された文字の信頼
    度値が低いことを聴覚的に通知する音声生成装置である
    請求項14記載のファックス通信機。
  17. 【請求項17】 上記ダイアル番号を監視してその番号
    をユーザに通知する確認装置をさらに備えている請求項
    12記載のファックス通信機。
  18. 【請求項18】 上記確認装置は上記ダイアル番号を視
    覚的に通知するディスプレイである請求項17記載のフ
    ァックス通信機。
  19. 【請求項19】 上記確認装置は上記ダイアル番号を音
    声で通知する音声生成装置である請求項17記載のファ
    ックス通信機。
  20. 【請求項20】 上記画像解析装置は上記ユーザによる
    囲み領域を識別する連結成分解析装置である請求項12
    記載のファックス通信機。
  21. 【請求項21】 上記画像解析装置は、所定の階調の連
    結画素を識別して該連結画素に基づいて線隣接グラフを
    画成する連結成分解析装置と、上記線隣接グラフを解析
    して上記ユーザによる囲み領域を識別する特徴抽出モジ
    ュールとを備えている請求項12記載のファックス通信
    機。
  22. 【請求項22】 上記画像解析装置は、所定の階調の連
    結画素を識別して該連結画素に基づいて候補対象の輪郭
    を画成する連結成分解析装置と、上記候補対象の輪郭を
    解析して上記ユーザによる囲み領域を識別する特徴抽出
    モジュールとを備えている請求項12記載のファックス
    通信機。
  23. 【請求項23】 インターネット電子メール送信装置を
    有するファックス通信装置であって、 ファクシミリ送信用書類の少なくとも最初のページのデ
    ィジタル化画像を格納するメモリと、 上記ディジタル化画像を解析してユーザによる囲み領域
    を識別し、上記ディジタル化画像のうち上記識別された
    ユーザによる囲み領域内にある部分を抽出する画像解析
    装置と、 上記抽出された部分を文字に変換する光学式文字認識装
    置と、 上記変換された文字に基づいて電子メールアドレスを上
    記インターネット電子メール送信装置に送るアドレス入
    力装置とを備えているファックス通信装置。
  24. 【請求項24】 ファックス通信機を介してファクシミ
    リを送信する方法であって、 ファクシミリ送信用書類の少なくとも最初のページのデ
    ィジタル化画像を記憶する工程と、 上記ディジタル化画像を解析してユーザによる囲み領域
    を識別する工程と、 上記ディジタル化画像のうち上記識別されたユーザによ
    る囲み領域内にある部分を抽出する工程と、 上記抽出された部分を文字に変換する工程と、 上記変換された文字に基づいてダイアル番号を決定する
    工程とを備えているファックス送信方法。
  25. 【請求項25】 所定の名前と語に関連する所定の番号
    の記録を記憶する工程をさらに備え、 上記ダイアル番号を決定する工程は上記記憶された記録
    と対話する工程をさらに備えている請求項24記載のフ
    ァックス送信方法。
  26. 【請求項26】 各変換された文字に関連する信頼度値
    を生成する工程と、 変換された文字の信頼度値が低い場合にユーザへの通知
    を生成する工程とをさらに備えている請求項24記載の
    ファックス送信方法。
  27. 【請求項27】 変換された文字の信頼度値が低いこと
    を視覚的に通知する工程をさらに備えている請求項26
    記載のファックス送信方法。
  28. 【請求項28】 変換された文字の信頼度値が低いこと
    を聴覚的に通知する工程をさらに備えている請求項26
    記載のファックス送信方法。
  29. 【請求項29】 上記ダイアル番号をユーザに通知する
    工程をさらに備えている請求項24記載のファックス送
    信方法。
  30. 【請求項30】 上記ダイアル番号を通知する工程はダ
    イアル番号を視覚的に通知することにより行われる請求
    項29記載のファックス送信方法。
  31. 【請求項31】 上記ダイアル番号を通知する工程はダ
    イアル番号を聴覚的に通知することにより行われる請求
    項29記載のファックス送信方法。
  32. 【請求項32】 上記画像を解析する工程は所定の階調
    の連結画素を識別する工程と、 上記連結画素に基づいて線隣接グラフを画成する工程
    と、 上記線隣接グラフを解析して上記ユーザによる囲み領域
    を識別する工程とを備えている請求項24記載のファッ
    クス送信方法。
  33. 【請求項33】 上記画像を解析する工程は所定の階調
    の連結画素を識別する工程と、 上記連結画素に基づいて候補対象の輪郭を画成する工程
    と、 上記候補対象の輪郭を解析して上記ユーザによる囲み領
    域を識別する工程とを備えている請求項24記載のファ
    ックス送信方法。
  34. 【請求項34】 インターネット電子メール送信装置を
    有するファックス通信装置を介してファクシミリを送信
    する方法であって、 ファクシミリ送信用書類の少なくとも最初のページのデ
    ィジタル化画像を記憶する工程と、 上記ディジタル化画像を解析してユーザによる囲み領域
    を識別する工程と、 上記ディジタル化画像のうち上記識別されたユーザによ
    る囲み領域内にある部分を抽出する工程と、 上記抽出された部分を文字に変換する工程と、 上記変換された文字に基づいて電子メールアドレスを決
    定する工程とを備えているファックス送信方法。
  35. 【請求項35】 各変換された文字に関連する信頼度値
    を生成する工程と、 変換された文字の信頼度値が低い場合にユーザへの通知
    を生成する工程とをさらに備えている請求項34記載の
    ファックス送信方法。
  36. 【請求項36】 上記電子メールアドレスをユーザに通
    知する工程をさらに備えている請求項34記載のファッ
    クス送信方法。
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