JPH10171917A - 文字認識装置、その文字認識方法およびその記録媒体 - Google Patents

文字認識装置、その文字認識方法およびその記録媒体

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JPH10171917A
JPH10171917A JP32701096A JP32701096A JPH10171917A JP H10171917 A JPH10171917 A JP H10171917A JP 32701096 A JP32701096 A JP 32701096A JP 32701096 A JP32701096 A JP 32701096A JP H10171917 A JPH10171917 A JP H10171917A
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JP32701096A
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Hideyuki Adachi
秀行 足立
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AIBITSUKUSU KK
Original Assignee
AIBITSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字認識結果の数字部分の誤認識の有無を検
出する。 【解決手段】 予め位置が定められている数字およびそ
の合計を示す数字をCPU101により文字認識結果か
ら取り出す。CPU101は数字を数値に変化して合計
する。その合計結果と、合計の数字から変換された合計
値とを一致比較する。一致判定が得られた場合に、数字
の文字認識結果には誤認識無しと判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読み取り、
原稿に記載された文字画像を認識して文字コードに変換
する文字認識装置、その文字認識方法およびその記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、受注、発注、納品、請求、支払
い、在庫、物流、予約、診療、納税、通知、振り込み、
振り替えといった各種の指定伝票化が極めて顕著となっ
ている。つまり各企業、団体は個別的な帳票を制定して
業務を遂行している。このような伝票をOCRと呼ばれ
る文字認識装置により読み取りテキストと呼ばれる文書
に変換することが行われている。これにより帳票の内容
をユーザがキーボードからいちいち入力しなくても帳票
の記載内容を情報処理装置、たとえば、ワークステーシ
ョンやパーソナルコンピュータにデータベースの形態で
保存したり、印刷するというような各種の情報処理が可
能になってきている。
【0003】文字認識装置の文字認識率は向上しつつあ
るものの100%には到っていない。特に帳票のように
罫線画像と文字画像が混在している読み取り原稿ほど文
字認識率が低下する。これは文字認識装置内に記憶して
いる比較用の文字パターンには罫線画像が含まれていな
いので、読み取り対象の画像の中に罫線が含まれている
とパターン認識において、完全一致が得られないことに
起因している。
【0004】帳票に限らず、文字認識結果の中に誤認識
文字が含まれてしまうので、従来では文字認識結果を表
示画面上に表示させたり、印刷して、ユーザが文字認識
結果を目視確認している。この作業は大変な労力となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】誤認識文字を検出する
ためには、文字認識結果を単語単位の文字列に分解し、
この文字列が単語辞書に記載されているか否かを判定す
ることにより文字認識結果の中の単語の正誤を判定する
という技術が提案されている。しかしながら、数字につ
いては単語チェックできないので、誤認識の有無のチェ
ックは目視確認に頼らざるを得ないのが現状である。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、特定原稿に記載された数字、特に帳票に記載された
数字の文字認識結果の正誤を自動的に判定できる文字認
識装置、その文字認識方法およびその記録媒体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、複数組の数字およびその
合計を示す数字が予め定められた位置(フォーマットテ
ーブル123に記載されたフォーマット情報の示す文字
位置)に記載された帳票に対して文字認識を行い、その
文字認識結果を文字コードの形態で出力する文字認識装
置において、前記文字認識結果の中から前記複数組の数
字およびその合計を示す数字についての文字コード列を
前記予め定められた位置に基づき抽出する第1文字処理
手段(図4のステップS50)と、当該抽出した数字に
ついての文字コード列を数値コードに変換する第2文字
処理手段(ステップS60,S110)と、当該変換さ
れた数値コードの中の前記複数組みの数字に対応する数
値コードの示す数値を合計する演算処理手段(ステップ
S70)と、該演算処理手段により合計された数値と、
前記第2文字処理手段により変換された数値コードの中
の前記合計に対応する数値コードの示す数値との一致の
有無判定を行う比較手段(ステップS120)とを有
し、該比較手段により不一致判定が得られた場合には、
前記文字認識結果には誤認識ありとみなし、一致判定が
得られた場合には誤認識無しとみなすことを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の文字
認識装置において、前記複数組の数字およびその合計を
示す数字に対して手書き文字認識を行う文字認識手段を
具えたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載の文字
認識装置において、前記比較手段の一致の有無判定の結
果に対応させて誤認識の有無を可視出力する出力手段を
さらに具えたことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、複数組の数字およびそ
の合計を示す数字が予め定められた位置に記載された帳
票に対して文字認識を行い、その文字認識結果を文字コ
ードの形態で出力する文字認識装置の文字認識方法にお
いて、該文字認識装置は、前記文字認識結果の中から前
記複数組の数字およびその合計を示す数字についての文
字コード列を前記予め定められた位置に基づき抽出し、
当該抽出した数字についての文字コード列を数値コード
に変換し、当該変換された数値コードの中の前記複数組
みの数字に対応する数値コードの示す数値を合計し、当
該合計された数値と、前記合計を示す数字から変換され
た数値コードの示す数値との一致の有無判定を行い、不
一致判定が得られた場合には、前記文字認識結果には誤
認識ありとみなし、一致判定が得られた場合には、誤認
識無しとみなすことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4に記載の文字
認識装置の文字認識方法において、前記文字認識装置
は、前記複数組の数字およびその合計を示す数字に対し
て手書き文字認識を行うことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項4に記載の文字
認識装置の文字認識方法において、前記一致の有無判定
の結果に対応させて誤認識の有無を可視出力することを
特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、複数組の数字およびそ
の合計を示す数字が予め定められた位置に記載された帳
票に対して文字認識を行い、その文字認識結果を文字コ
ードの形態で出力する文字認識装置に搭載され、文字認
識装置内の情報処理装置により読み取られ実行されるプ
ログラムコード手段が記録された文字認識装置の記録媒
体において、前記プログラムコード手段は、前記文字認
識結果の中から前記複数組の数字およびその合計を示す
数字についての文字コード列を前記予め定められた位置
に基づき抽出するステップと、当該抽出した数字につい
ての文字コード列を数値コードに変換するステップと、
当該変換された数値コードの中の前記複数組みの数字に
対応する数値コードの示す数値を合計するステップと、
当該合計された数値と、変換された数値コードの中の前
記合計に対応する数値コードの示す数値との一致の有無
判定を行うステップと、不一致判定が得られた場合に
は、前記文字認識結果には誤認識あり、一致判定が得ら
れた場合には誤認識無しを可視表示するステップとを具
えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明を適用した文字認識システム
のシステム構成を示す。図1において、文字認識装置1
00と端末装置200とがイーサネット等で構築したL
AN(広域ネットワーク)250を介して接続されてい
る。端末装置200にはワークステーションやパーソナ
ルコンピュータ等スキャナー201の帳票の読み取り画
像を取り込み、文字認識装置100に転送可能な情報処
理装置を使用することができる。
【0016】文字認識装置100はファックス(FA
X)送受信機300とも公衆電話回線350と接続し、
ファックス送受信機300から帳票の読み取り画像を受
信することができる。文字認識装置100は端末装置2
00またはFAX送受信機300から送られた帳票の読
み取り画像に対して文字認識を施し、帳票の記載内容を
文字認識するほか、本発明に係わる帳票の種類判別を行
う。なお、後述するが文字認識装置100もスキャナー
を有し、文字認識装置単体で帳票原稿の読み取りが可能
である。
【0017】文字認識装置100の内部構成を図2に示
す。図2において、以下の構成部がバス113に接続さ
れている。
【0018】制御用CPU101はシステム制御用プロ
グラム(以下、オペレーションシステム、OSと略記す
る)に従って、装置全体を制御する。また、本発明に関
わる帳票の種類判別処理を図4に示す処理手順に従って
実行する。
【0019】印刷文字認識用CPU102はDSPなど
の高速処理用のデジタルプロセッサを使用し、文字が活
字で印刷された帳票の読み取り画像に対して文字認識を
行う。文字認識の手法は従来から知られている手法を使
用することができる。本実施の形態では行単位で画像を
取り出し、その中から空白で挟まれる文字列画像を抽出
する。その後、文字毎の画像について標準パターンの文
字画像と比較することにより文字認識する。文字列の認
識結果の各文字は文字コードで表される。
【0020】手書き認識用CPU103はDSPなどの
高速処理用のデジタルプロセッサを使用し、帳票に記載
された手書き文字を認識する。手書き文字の認識の手法
も従来から知られている手法を使用することができる。
たとえば、文字画像中の線分の方向や長さ、個数等の文
字の特徴パターンを抽出し、各文字毎に用意されている
標準の文字特徴パターンと比較することにより手書き文
字を認識する。
【0021】ワークメモリ104は上述のCPU10
1、CPU102、CPU103が実行する演算に使用
する各種のデータを一時記憶する。ワークメモリ104
にはRAMを使用することができる。ビデオメモリ10
5は表示用のイメージデータを記憶する。このイメージ
データは制御用CPU101により書き込まれ、不図示
のDMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラ等
により読み出されてCRT(陰極線管表示器)106に
送られる。CRT106では送られたイメージデータを
表示する。本実施の形態では帳票の読み取り画像、文字
認識結果、帳票の種類判別結果等を表示することができ
る。
【0022】ハードディスク記憶装置(HDDと略記す
る)107は上述のOS用のシステムプログラムの他、
帳票の読み取り画像120、文字認識後のテキスト12
1、帳票の種類判別に使用するフォーマット辞書12
2、帳票のフォーマットテーブル123、帳票の読み取
り画像から抽出されたセル画像(文字枠の中に含まれる
画像)124を保存記憶する。なお、これらプログラム
およびデータは上述のCPUが使用する際にワークメモ
リ104にロードされて、使用される。
【0023】フォーマットテーブル123にはフォーマ
ット情報、すなわち、帳票に記載された罫線の始点座
標、終点座標、罫線が構成する表の中の各文字数等の文
字認識の領域(文字認識枠)を示すを示す情報とその領
域内に含まれる情報の種類を示す情報を有するフォーマ
ット情報と上記帳票コードとが互いに関連付けて記載さ
れている。本発明に関わる情報の種類としては、たとえ
ば、品物の金額を示す情報や上記金額を合計したもので
あることを示す情報さらに、合計すべき金額情報の個
数、文字位置(読み取り開始位置)等を示す情報が含ま
れる。
【0024】スキャナー108は帳票原稿をCCD等の
撮像デバイスにより読み取り(光電変換し)、イメージ
データの形態でCPU101に引き渡す。スキャナー1
08は通常スカジー(SCSI)ケーブルおよびインタ
フェースを介してバス113に接続されるが、説明の便
宜上これらの構成部品を図示していない。
【0025】キーボード108は制御用CPU101に
対する動作指示、文字、数字等の情報入力を行う。マウ
ス110はCRT106に表示されたマウスカーソルを
移動させ、クリックボタンの操作でマウスカーソルによ
り位置指定を行う。この位置指定により、この位置に割
り当てた情報、たとえば、コマンド、文字列等の情報入
力を行う。通信インタフェース111は外部機器との間
で通信を行い、帳票画像を内部に取り込む。本実施の形
態ではFAXモデム112、公衆電話回線を介して、ま
た、イーサネットなどのLANを介しても帳票画像を文
字認識装置に入力することが可能である。
【0026】このようなシステム構成において行われる
数字誤認識検出方法を説明する。なお、本実施の形態で
はスキャナー108により図3の帳票原稿画像201を
読み取るものとする。ユーザは帳票原稿をスキャナー1
09にセットし、キーボード109から画像読み取り用
(OCR)プログラムの起動を指示する。これに応じて
図4の記載内容を持つ文字認識用プログラムがHDD
(本発明の記録媒体)107からワークメモリ104内
のプログラム記憶領域にローディングされ、制御用CP
U101により実行される。図4の処理手順はCPUが
実行可能なプログラム言語で記載されているが、説明の
便宜上、周知の機能に分解して記載している。当業者で
あれば、この記載に基づき、実行用のプログラムを作成
することが可能であろう。
【0027】制御用CPU101はスキャナー108に
対して読み取りを指示する。この指示に応じてスキャナ
ー108は帳票原稿を読み取る。読み取られた帳票画像
は画素ごとのイメージデータ、より具体的には白黒で読
み取る場合には2値データ、カラーで読み取る場合には
多値データの形態(一般的にビットマップファイルと呼
ばれる)でワークメモリ104に取り込まれた後、HD
D107内に記憶される。ここで数字は手書き文字であ
り、その他の文字は印刷された活字体である。CPU1
01は次にワークメモリ104上の帳票画像から罫線画
像を消去(ファームアウト化)する(ステップS1
0)。
【0028】罫線は黒画素が一定長さ以上連続し、一定
幅以下となるので、このような条件を満足する画素の集
合を帳票画像の中から検出するという従来技術を使用す
る。罫線画像を消去した帳票画像の内容を図3の符号2
02にて模式的に示す。
【0029】次に、ユーザはキーボード109から帳票
フォーマットコードを入力する(ステップS20)。こ
の帳票フォーマットコードに対応するフォーマット情報
はフォーマットテーブルに登録済みであることはいうま
でもない。制御用CPU101は入力された帳票フォー
マットコードに基づき該当フォーマット情報をフォーマ
ットテーブル123から取得する。制御用CPU101
はこの罫線画像を除いた帳票画像に対する文字認識の実
行を印刷文字認識用CPU102に対して指示し、上記
フォーマット情報を引き渡す。この指示に応じて手書き
文字認識用CPU103はフォーマットデータにより位
置が示される文字認識領域の文字枠(セル)の中の、文
字画像についてセル文字認識を行う。これより認識枠が
指定された領域についての認識結果が図3の符号203
のように得られる。なお、活字体の文字も文字認識され
ることは言うまでもない。また、その文字認識結果がワ
ークメモリ104に一時記憶され、CRT106に表示
される(ステップS30)。
【0030】制御用CPU101は次に帳票に記載され
た金額情報のチェックを行う。このために、使用する変
数、たとえば、合計値を記憶する変数SUMや加算回数
を計数する変数Jの初期化を行う。また、読み取り開始
位置などがフォーマット情報に基づき設定される。
【0031】図3の符号203の文字認識結果の場合、
金額欄の“ 75”の文字列に相当する先頭の文字(空
白文字)位置と読み取り文字数として3文字が設定され
る。
【0032】制御用CPU101はワークメモリ104
上の文字認識結果(以下、テキストと称する)から設定
位置の文字列(“ 75”)を取り出し、数値演算が可
能な整数の数値に変換する。数字の文字コードからなる
文字列を数値コードに変換するには周知の方法を使用で
きるが、本発明に係わるので、簡単に説明する。数字を
示す文字コード列とその数値コードは1対1に対応す
る。そこで数値1からたとえば、数値10000までの
それぞれの数値コードと各数値コードに対応する文字コ
ード列を記載した変換テーブルを予め用意し、この変換
テーブルを使用して数字を数値にコード変換することが
できる。この方法は処理速度は速いが大容量のメモリを
必要とする。
【0033】第2にはコンピュータシステムが有する数
値変換機能を使用する。通常、オブジェクトプログラム
用のプログラム言語では数字の文字列を数値に変換する
マクロ命令が用意されているので、この命令を使用する
ことにより文字認識から取得した数字文字列を数値に変
換することができる。いずれの方法を採用するかはユー
ザの目的に応じて決定すればよい。
【0034】このような方法で第1番目に変換された数
値(コード形態)75が変数SUMに加算され、その加
算結果が新たに変数SUMに代入される(ステップS5
0→S60)。図3の符号203の文字認識結果の例で
は最初に文字列“ 75”が読み取られた後、数値“7
5”に変換され、合計値SUMに加算される。このとき
のSUMの値は“75”である。以下、CPU101は
順次に合計すべき金額情報を読み取り、数値変換して合
計する。この処理がフォーマット情報の示す金額情報の
個数分(図3の例では3)、繰り返されるステップS5
0〜S80のループ処理)。
【0035】最後にCPU101はフォーマット情報の
示す文字位置に基づき合計欄の金額を示す文字列(図3
では“300”をワークメモリ104上の文字認識結果
から取り出して、数値TOTALに変換する(ステップ
S100→S110)。CPU101は上記合計値SU
Mと文字認識結果から取得した数値TOTALの一致の
有無比較を行う(ステップS120)。
【0036】この一致の有無比較において、一致判定が
得られた場合、CPU101は金額欄については誤認識
がないものとして読み取り結果が正常の旨のメッセージ
をCRT106に表示する(ステップS120→S13
0)。一方、一致判定が得られなかった場合には、CP
U101は誤認識文字ありの旨のメッセージをCRT1
06に表示させる(ステップS120→S140)。ユ
ーザはメッセージを見て、誤認識ありのメッセージが現
れたときにのみ、金額欄の文字認識結果を目視確認すれ
ばよい。
【0037】本実施の形態の他に次の形態を実施でき
る。
【0038】1)文字認識の結果を正しく修正するため
の文字修正方法については各種の提案があり、ユーザが
所望の文字修正方法を使用するとよい。
【0039】2)帳票画像を文字認識装置100に入力
するためには、上述の形態の他、フロッピーディスク、
光磁気ディスク等の記録媒体から読み取る入力方法を使
用することができる。
【0040】3)上述実施の形態では、活字体の文字認
識と手書き文字の文字認識を行っているが、帳票が活字
体のみで構成されているときには活字体の文字認識のみ
を行うようにシステムを構成すればよい。
【0041】4)上述の実施の形態では高速処理を目的
としているので、3つのCPU101〜103により文
字認識処理を分担して行っているが、1つのCPUによ
り文字認識処理を行ってもよい。
【0042】5)上述の実施の形態では金額情報とその
合計金額を例に取ったが帳票の種類によっては金額以外
の数値、たとえば、個数等の数値が記載されている。い
ずれにしても、帳票に記載されている数字およびその合
計が記載されている場合に本発明を適用できる。
【0043】6)上述の実施の形態では、予め帳票の中
の数字が記載されている位置をフォーマット情報に含
め、フォーマットテーブルに登録してことにより、合計
すべき数値の数字および比較に使用する合計値の数字を
文字認識し、数値変換している。これらの数字の読み取
り位置の記載方法は上述の例に限らず、ユーザが所望の
ものとすることができる。
【0044】7)上述の実施の形態では、読み取り対象
の帳票原稿の帳票フォーマットコードをユーザが手動で
指示していたが、帳票フォーマットを自動認識すること
ができる。これまでに知られている方法としては罫線の
幅、高さを検出して、この幅、高に対応する帳票フォー
マットの種類を取得する方法を使用することができる。
新規な方法としては、帳票に記載された会社名、伝票名
から帳票フォーマットコードを取得する方法がある。こ
の場合には、フォーマット辞書122に帳票フォーマッ
トコードと、この帳票フォーマットコードに対応する会
社名、伝票名とを記載しておく。CPU101により文
字認識結果のテキスト中の各単語をフォーマット辞書1
22中で照合することで該当の帳票フォーマットコード
を取得することができる。この後、帳票フォーマットコ
ードに基づきフォーマットテーブル123から対応のフ
ォーマット情報を取得する。
【0045】8)上述の実施の形態では、数字について
の文字認識結果の誤認識の有無までを表示(可視出力)
する例を示したが、その後、表示画面上で、誤認識文字
をカーソル指定し、キーボードから入力した文字で修正
できるように図4の処理手順を構成してもよい。
【0046】9)誤認識の有無の出力方法は表示の他に
文字認識結果を印刷出力する際に、メッセージを印刷し
たり、数字部分に特定の記号を印刷することでユーザに
誤認識の有無を知らせることができる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、4、
7の発明によれば、帳票に記載された金額情報などの数
字を使用して誤認識の有無をチェックできる。これによ
りユーザは認識結果を目視確認する労力から解放され
る。
【0048】請求項2、5の発明によれば、請求書のよ
うに金額が手書き文字で記載されるているような帳票の
文字認識結果をチェックすることができる。
【0049】請求項3、6の発明によれば、誤認識の有
無をユーザが知ることができ、ユーザは、文字認識結果
が誤認識ありを示しているときにのみ、文字認識結果を
目視確認すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の文字認識システムのシステム構
成を示すブロック図である。
【図2】文字認識装置100のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図3】帳票原稿の読み取り画像、罫線画像除去後の帳
票内容および手書き文字認識領域を示す説明図である。
【図4】文字認識の結果の中の数字部分をチェックする
ための処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 文字認識装置 101 制御用CPU 102 印刷文字認識用CPU 103 手書き文字認識用CPU 104 ワークメモリ 105 ビデオメモリ 106 CRT 107 HDD 108 スキャナー 109 キーボード 110 マウス 111 通信インタフェース 122 フォーマット辞書 123 フォーマットテーブル 200 端末装置 300 FAX送受信機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数組の数字およびその合計を示す数字
    が予め定められた位置に記載された帳票に対して文字認
    識を行い、その文字認識結果を文字コードの形態で出力
    する文字認識装置において、 前記文字認識結果の中から前記複数組の数字およびその
    合計を示す数字についての文字コード列を前記予め定め
    られた位置に基づき抽出する第1文字処理手段と、 当該抽出した数字についての文字コード列を数値コード
    に変換する第2文字処理手段と、 当該変換された数値コードの中の前記複数組みの数字に
    対応する数値コードの示す数値を合計する演算処理手段
    と、 該演算処理手段により合計された数値と、前記第2文字
    処理手段により変換された数値コードの中の前記合計に
    対応する数値コードの示す数値との一致の有無判定を行
    う比較手段とを有し、 該比較手段により不一致判定が得られた場合には、前記
    文字認識結果には誤認識ありとみなし、一致判定が得ら
    れた場合には誤認識無しとみなすことを特徴とする文字
    認識装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文字認識装置におい
    て、前記複数組の数字およびその合計を示す数字に対し
    て手書き文字認識を行う文字認識手段を具えたことを特
    徴とする文字認識装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の文字認識装置におい
    て、前記比較手段の一致の有無判定の結果に対応させて
    誤認識の有無を可視出力する出力手段をさらに具えたこ
    とを特徴とする文字認識装置。
  4. 【請求項4】 複数組の数字およびその合計を示す数字
    が予め定められた位置に記載された帳票に対して文字認
    識を行い、その文字認識結果を文字コードの形態で出力
    する文字認識装置の文字認識方法において、該文字認識
    装置は、 前記文字認識結果の中から前記複数組の数字およびその
    合計を示す数字についての文字コード列を前記予め定め
    られた位置に基づき抽出し、 当該抽出した数字についての文字コード列を数値コード
    に変換し、当該変換された数値コードの中の前記複数組
    みの数字に対応する数値コードの示す数値を合計し、 当該合計された数値と、前記合計を示す数字から変換さ
    れた数値コードの示す数値との一致の有無判定を行い、 不一致判定が得られた場合には、前記文字認識結果には
    誤認識ありとみなし、一致判定が得られた場合には、誤
    認識無しとみなすことを特徴とする文字認識装置の文字
    認識方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の文字認識装置の文字認
    識方法において、前記文字認識装置は、前記複数組の数
    字およびその合計を示す数字に対して手書き文字認識を
    行うことを特徴とする文字認識装置の文字認識方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の文字認識装置の文字認
    識方法において、前記一致の有無判定の結果に対応させ
    て誤認識の有無を可視出力することを特徴とする文字認
    識装置の文字認識方法。
  7. 【請求項7】 複数組の数字およびその合計を示す数字
    が予め定められた位置に記載された帳票に対して文字認
    識を行い、その文字認識結果を文字コードの形態で出力
    する文字認識装置に搭載され、文字認識装置内の情報処
    理装置により読み取られ実行されるプログラムコード手
    段が記録された文字認識装置の記録媒体において、前記
    プログラムコード手段は、 前記文字認識結果の中から前記複数組の数字およびその
    合計を示す数字についての文字コード列を前記予め定め
    られた位置に基づき抽出するステップと、 当該抽出した数字についての文字コード列を数値コード
    に変換するステップと、 当該変換された数値コードの中の前記複数組みの数字に
    対応する数値コードの示す数値を合計するステップと、 当該合計された数値と、変換された数値コードの中の前
    記合計に対応する数値コードの示す数値との一致の有無
    判定を行うステップと、 不一致判定が得られた場合には、前記文字認識結果には
    誤認識あり、一致判定が得られた場合には誤認識無しを
    可視表示するステップとを具えたことを特徴とする文字
    認識装置の記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325562A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Minolta Co Ltd 画像認識装置、画像形成装置、画像認識方法および画像認識プログラムを記憶したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2005234790A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Ricoh Co Ltd 手書き帳票処理システム、手書き帳票処理方法
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JP6635563B1 (ja) * 2018-07-09 2020-01-29 ファーストアカウンティング株式会社 仕訳要素解析装置、会計処理システム、仕訳要素解析方法、仕訳要素解析プログラム

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