JPH118704A - 発呼者情報転送装置および方法 - Google Patents
発呼者情報転送装置および方法Info
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- JPH118704A JPH118704A JP9158484A JP15848497A JPH118704A JP H118704 A JPH118704 A JP H118704A JP 9158484 A JP9158484 A JP 9158484A JP 15848497 A JP15848497 A JP 15848497A JP H118704 A JPH118704 A JP H118704A
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- slave station
- station
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 親局と子局が無線回線でつながったシステム
において、交換機から親局に入ってきた発呼者情報を子
局に伝送して子局側につながる端末装置に正しく発呼者
番号表示等を行う。 【解決手段】 基地局2は、交換機1からのリンギング
信号の間のCNDデータを受信すると、これを一旦蓄積
しておき、子局にPAGEメッセージを送信する。子局
3は、PAGEメッセージを受信して対象電話機11に
第1リンギング信号を伝送し、基地局2へPAGE R
SPメッセージを返信する。PAGE RSPメッセー
ジを受信した基地局2は、このタイミングで確立した通
話パスを使って、子局へ先に蓄積していたCNDデータ
を伝送する。このCNDデータを受信した子局は、対象
電話機11にCNDデータを伝送し、電話機11上に発
呼者番号表示を実行させた後、第2リンギング信号を伝
送する。
において、交換機から親局に入ってきた発呼者情報を子
局に伝送して子局側につながる端末装置に正しく発呼者
番号表示等を行う。 【解決手段】 基地局2は、交換機1からのリンギング
信号の間のCNDデータを受信すると、これを一旦蓄積
しておき、子局にPAGEメッセージを送信する。子局
3は、PAGEメッセージを受信して対象電話機11に
第1リンギング信号を伝送し、基地局2へPAGE R
SPメッセージを返信する。PAGE RSPメッセー
ジを受信した基地局2は、このタイミングで確立した通
話パスを使って、子局へ先に蓄積していたCNDデータ
を伝送する。このCNDデータを受信した子局は、対象
電話機11にCNDデータを伝送し、電話機11上に発
呼者番号表示を実行させた後、第2リンギング信号を伝
送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にマルチチャネ
ルアクセス方式により無線回線を設定するシステムの親
局と子局との間の発呼者情報転送方式に関する。
ルアクセス方式により無線回線を設定するシステムの親
局と子局との間の発呼者情報転送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、交換機から電話機に対し、着
信時に、リンギング信号とリンギング信号との間に例え
ばFSK信号による発呼者情報を転送する、いわゆるC
ND(コーリングナンバーデリバリー)サービスが提供
されている。
信時に、リンギング信号とリンギング信号との間に例え
ばFSK信号による発呼者情報を転送する、いわゆるC
ND(コーリングナンバーデリバリー)サービスが提供
されている。
【0003】そして、このような従来のCNDサービス
を実現するためのCND転送方式において、交換機と電
話機とを有線回線で接続したシステムでは、交換機が発
呼側から受信するリンギング信号と、これに続くリンギ
ング信号の間に伝送されてくる発呼者情報を表すFSK
信号とを、そのまま電話機側に伝送することにより、電
話機側で着信鳴動を行うとともに、発呼者情報を復調し
て表示等を行うことが可能であった(例えば特開平4−
165748号参照)。
を実現するためのCND転送方式において、交換機と電
話機とを有線回線で接続したシステムでは、交換機が発
呼側から受信するリンギング信号と、これに続くリンギ
ング信号の間に伝送されてくる発呼者情報を表すFSK
信号とを、そのまま電話機側に伝送することにより、電
話機側で着信鳴動を行うとともに、発呼者情報を復調し
て表示等を行うことが可能であった(例えば特開平4−
165748号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、親局(基地
局)と複数の子局(端末局)との間で無線回線を設定す
る無線通信システムにおいては、限られた無線チャネル
を有効利用するため、親局と子局との間で無線通信を行
う際に、システムに割り当てられた複数の無線チャネル
のうち空いている無線チャネルを選択して使用するマル
チチャネルアクセス方式が採用されている。
局)と複数の子局(端末局)との間で無線回線を設定す
る無線通信システムにおいては、限られた無線チャネル
を有効利用するため、親局と子局との間で無線通信を行
う際に、システムに割り当てられた複数の無線チャネル
のうち空いている無線チャネルを選択して使用するマル
チチャネルアクセス方式が採用されている。
【0005】このマルチチャネルアクセス方式の無線通
信システムでは、親局側で交換機からのリンギング信号
の到来に対応して、着信する子局との間でコントロール
チャネルの設定によりメッセージをやり取りし、この
後、音声チャネルやデータチャネルによるパスを設定し
て通話やデータ通信を行うようになっている。
信システムでは、親局側で交換機からのリンギング信号
の到来に対応して、着信する子局との間でコントロール
チャネルの設定によりメッセージをやり取りし、この
後、音声チャネルやデータチャネルによるパスを設定し
て通話やデータ通信を行うようになっている。
【0006】しかしながら、このようなマルチチャネル
アクセス方式の無線通信システムに上述したCND転送
方式を適用した場合、上述のように親局と着信する子局
との間でメッセージをやり取りしてパスを設定するまで
に時間がかかるため、交換機から最初のリンギング信号
に続いてFSK信号が送られてきた時点で、親局と子局
との間でパスを設定できないことになる。
アクセス方式の無線通信システムに上述したCND転送
方式を適用した場合、上述のように親局と着信する子局
との間でメッセージをやり取りしてパスを設定するまで
に時間がかかるため、交換機から最初のリンギング信号
に続いてFSK信号が送られてきた時点で、親局と子局
との間でパスを設定できないことになる。
【0007】したがって、親局と子局との間でパスが設
定された時点では、親局側で発呼者情報を表すFSK信
号が消失されてしまい、子局側でFSK信号を適正に受
信できず、電話機で発呼者番号表示が行えなくなってし
まうという問題がある。
定された時点では、親局側で発呼者情報を表すFSK信
号が消失されてしまい、子局側でFSK信号を適正に受
信できず、電話機で発呼者番号表示が行えなくなってし
まうという問題がある。
【0008】すなわち、有線回線の場合と同じように、
無線回線で着信された子局につながる電話機でも発呼者
番号表示を実現できるようにする課題がある。
無線回線で着信された子局につながる電話機でも発呼者
番号表示を実現できるようにする課題がある。
【0009】そこで本発明の目的は、親局と子局が無線
回線でつながったシステムでも、交換機から親局に入っ
てきた発呼者情報を子局に伝送して子局側につながる端
末装置に正しく発呼者番号表示等を行うことができる発
呼者情報転送装置および方法を提供することにある。
回線でつながったシステムでも、交換機から親局に入っ
てきた発呼者情報を子局に伝送して子局側につながる端
末装置に正しく発呼者番号表示等を行うことができる発
呼者情報転送装置および方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、交換機からの通信回線に接続された親局と、
複数の子局とを有し、親局と子局との間にマルチチャネ
ルアクセス方式により線回線を設定するシステムにおけ
る発呼者情報転送装置であって、前記親局に、交換機か
ら発呼者情報転送サービスを受けている加入者からの着
信を受けた場合に、交換機からのリンギング信号とこれ
に続くリンギング信号との間に交換機から送られてくる
発呼者情報を蓄積する蓄積手段と、前記発呼者情報を無
線伝送用のフォーマットに変換する変換手段と、前記無
線伝送用のフォーマットに変換された発呼者情報を所定
のタイミングにより、着信する子局に対して無線伝送す
る無線伝送手段とを設けたことを特徴とする。
するため、交換機からの通信回線に接続された親局と、
複数の子局とを有し、親局と子局との間にマルチチャネ
ルアクセス方式により線回線を設定するシステムにおけ
る発呼者情報転送装置であって、前記親局に、交換機か
ら発呼者情報転送サービスを受けている加入者からの着
信を受けた場合に、交換機からのリンギング信号とこれ
に続くリンギング信号との間に交換機から送られてくる
発呼者情報を蓄積する蓄積手段と、前記発呼者情報を無
線伝送用のフォーマットに変換する変換手段と、前記無
線伝送用のフォーマットに変換された発呼者情報を所定
のタイミングにより、着信する子局に対して無線伝送す
る無線伝送手段とを設けたことを特徴とする。
【0011】また本発明は、交換機からの通信回線に接
続された親局と、複数の子局とを有し、親局と子局との
間にマルチチャネルアクセス方式により無線回線を設定
するシステムの発呼者情報転送方法であって、前記親局
で、交換機から発呼者情報転送サービスを受けている加
入者からの着信を受けた場合に、交換機からのリンギン
グ信号の間に送られてくる発呼者情報を蓄積し、この蓄
積した発呼者情報を無線伝送用のフォーマットに変換し
て、所定のタイミングにより、着信する子局に対して無
線伝送するようにしたことを特徴とする。
続された親局と、複数の子局とを有し、親局と子局との
間にマルチチャネルアクセス方式により無線回線を設定
するシステムの発呼者情報転送方法であって、前記親局
で、交換機から発呼者情報転送サービスを受けている加
入者からの着信を受けた場合に、交換機からのリンギン
グ信号の間に送られてくる発呼者情報を蓄積し、この蓄
積した発呼者情報を無線伝送用のフォーマットに変換し
て、所定のタイミングにより、着信する子局に対して無
線伝送するようにしたことを特徴とする。
【0012】上述した本発明の発呼者情報転送装置にお
いて、蓄積手段は、交換機より発呼者情報転送サービス
を受けている加入者からの着信を親局で検出した場合、
交換機からのリンギング信号とこれに続くリンギング信
号との間に送られてくる発呼者情報を蓄積する。
いて、蓄積手段は、交換機より発呼者情報転送サービス
を受けている加入者からの着信を親局で検出した場合、
交換機からのリンギング信号とこれに続くリンギング信
号との間に送られてくる発呼者情報を蓄積する。
【0013】また、変換手段は、蓄積手段に蓄積した発
呼者情報を無線伝送用のフォーマットに変換する。ま
た、無線伝送手段は、無線伝送用のフォーマットに変換
された発呼者情報を所定のタイミングにより、着信する
子局に対して無線伝送する。
呼者情報を無線伝送用のフォーマットに変換する。ま
た、無線伝送手段は、無線伝送用のフォーマットに変換
された発呼者情報を所定のタイミングにより、着信する
子局に対して無線伝送する。
【0014】これにより、子局側では、適正なタイミン
グで親局から送られてくる発呼者情報を確実に受信で
き、配下の端末装置に正しく発呼者番号表示等を行うこ
とができる。
グで親局から送られてくる発呼者情報を確実に受信で
き、配下の端末装置に正しく発呼者番号表示等を行うこ
とができる。
【0015】また、上述した本発明の発呼者情報転送方
法において、交換機からの発呼者情報を親局で蓄積し、
これを無線伝送用のフォーマットに変換して、所定のタ
イミングで子局に無線伝送することにより、子局側で、
適正なタイミングによって発呼者情報を確実に受信で
き、配下の端末装置に正しく発呼者番号表示等を行うこ
とができる。
法において、交換機からの発呼者情報を親局で蓄積し、
これを無線伝送用のフォーマットに変換して、所定のタ
イミングで子局に無線伝送することにより、子局側で、
適正なタイミングによって発呼者情報を確実に受信で
き、配下の端末装置に正しく発呼者番号表示等を行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による発呼者情報転
送装置および方法の実施の形態について説明する。
送装置および方法の実施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明を適用したCND転送方式
の通信シーケンスの例を示す説明図である。
の通信シーケンスの例を示す説明図である。
【0018】図1において、CNDサービスを受けてい
る加入者から交換機に着呼があると、第1リンギング信
号(1st ringing)とこの第1リンギング信
号に続く第2リンギング信号(2nd ringin
g)と、この2つのリンギング信号の間にFSK信号に
よるCNDデータが送信されてくる。
る加入者から交換機に着呼があると、第1リンギング信
号(1st ringing)とこの第1リンギング信
号に続く第2リンギング信号(2nd ringin
g)と、この2つのリンギング信号の間にFSK信号に
よるCNDデータが送信されてくる。
【0019】基地局(親局)では、第1リンギング信号
の検出後、FSK変調されたCNDデータを一旦基地局
内にPCMデータとして蓄積しておき、この蓄積完了
後、基地局から子局にPAGEメッセージを送信する。
の検出後、FSK変調されたCNDデータを一旦基地局
内にPCMデータとして蓄積しておき、この蓄積完了
後、基地局から子局にPAGEメッセージを送信する。
【0020】このPAGEメッセージを受信した子局
は、第1リンギング信号を対象電話機に伝送し、時間T
1によってFSK信号を受けるためのタイミングをとっ
てから、子局から基地局へPAGE RSP(応答)メ
ッセージを返信後、第2リンギング信号を出すタイミン
グを測るために、時間T2をセットしておく。
は、第1リンギング信号を対象電話機に伝送し、時間T
1によってFSK信号を受けるためのタイミングをとっ
てから、子局から基地局へPAGE RSP(応答)メ
ッセージを返信後、第2リンギング信号を出すタイミン
グを測るために、時間T2をセットしておく。
【0021】基地局が子局から送信されてきたPAGE
RSPメッセージを受信すると、通話パスが確立し、
そのタイミングで確立した通話パスを使って基地局から
子局へ、先に蓄積していたFSK信号によるCNDデー
タを流す。この際、FSK信号を後述するフォーマット
の無線伝送用フレームに組み込んで伝送を行う。
RSPメッセージを受信すると、通話パスが確立し、
そのタイミングで確立した通話パスを使って基地局から
子局へ、先に蓄積していたFSK信号によるCNDデー
タを流す。この際、FSK信号を後述するフォーマット
の無線伝送用フレームに組み込んで伝送を行う。
【0022】このFSK信号によるCNDデータを受信
した子局は、対象電話機にFSK信号によるCNDデー
タを流すことにより、電話機上に発呼者番号表示を実行
させる。その後、時間T2が経過したら、子局は対象電
話機に第2リンギング信号を流す。
した子局は、対象電話機にFSK信号によるCNDデー
タを流すことにより、電話機上に発呼者番号表示を実行
させる。その後、時間T2が経過したら、子局は対象電
話機に第2リンギング信号を流す。
【0023】図2は、本発明を適用した無線電話サービ
スシステムの構成例を示すブロック図である。
スシステムの構成例を示すブロック図である。
【0024】基地局2は、加入者線6−1〜6−mを介
して交換機1に接続されるとともに、複数の子局3−1
〜3−nと無線通信を行うためのアンテナ7を有してい
る。各子局3−1〜3−nは、それぞれ基地局2と無線
通信を行うためのアンテナ9−1〜9−nを有するとと
もに、各子局3−1〜3−nには加入者線10−1〜1
0−nを介して電話機11−1〜11−nがそれぞれ接
続されている。また、交換機1の網側には、加入者線5
を介して電話機4が接続されている。
して交換機1に接続されるとともに、複数の子局3−1
〜3−nと無線通信を行うためのアンテナ7を有してい
る。各子局3−1〜3−nは、それぞれ基地局2と無線
通信を行うためのアンテナ9−1〜9−nを有するとと
もに、各子局3−1〜3−nには加入者線10−1〜1
0−nを介して電話機11−1〜11−nがそれぞれ接
続されている。また、交換機1の網側には、加入者線5
を介して電話機4が接続されている。
【0025】電話機4の加入者がCNDサービスを受け
ていた場合は、加入者線5を通して発信が行われ、その
発信信号は交換機1に入り、交換機1と基地局2の間の
加入者線、例えば加入者線6−mを通って基地局2にリ
ンギング信号として検出される。このリンギング信号が
基地局2側のアンテナ7から無線である空中線8を通っ
て子局3−n側のアンテナ9−nから子局3−aに着信
され、通話パスが確立された状態で、基地局2から子局
3−nにFSK信号(CNDデータ)が送られ、さらに
加入者線10−nを通って子局3−n配下の電話機11
−nに伝送することにより、電話機11−n上に発呼者
番号表示が実現される。
ていた場合は、加入者線5を通して発信が行われ、その
発信信号は交換機1に入り、交換機1と基地局2の間の
加入者線、例えば加入者線6−mを通って基地局2にリ
ンギング信号として検出される。このリンギング信号が
基地局2側のアンテナ7から無線である空中線8を通っ
て子局3−n側のアンテナ9−nから子局3−aに着信
され、通話パスが確立された状態で、基地局2から子局
3−nにFSK信号(CNDデータ)が送られ、さらに
加入者線10−nを通って子局3−n配下の電話機11
−nに伝送することにより、電話機11−n上に発呼者
番号表示が実現される。
【0026】図3は、図2に示す無線電話サービスシス
テムの無線区間における無線フレームを示す説明図であ
る。
テムの無線区間における無線フレームを示す説明図であ
る。
【0027】基地局2と子局3−nの通話パスを確立す
るためのメッセージのやり取りでコントロールチャネル
(control channel)12が使用され、
基地局2が発着呼を検出して空いている音声チャネル
(voice channel)13−xを子局3−n
にアサインし、基地局2と子局3−n間の通話パスをア
サインされた音声チャネル13−xを使用して確立し、
その通話路を通って基地局2で蓄積されたFSK信号
(CNDデータ)が子局3−nに送られる。
るためのメッセージのやり取りでコントロールチャネル
(control channel)12が使用され、
基地局2が発着呼を検出して空いている音声チャネル
(voice channel)13−xを子局3−n
にアサインし、基地局2と子局3−n間の通話パスをア
サインされた音声チャネル13−xを使用して確立し、
その通話路を通って基地局2で蓄積されたFSK信号
(CNDデータ)が子局3−nに送られる。
【0028】図4は、図1に示すシーケンスにおけるリ
ンギング信号とFSK信号によるCNDデータの送受信
タイミングを示すタイムチャートである。
ンギング信号とFSK信号によるCNDデータの送受信
タイミングを示すタイムチャートである。
【0029】図4では、図1に示すシーケンスが実行さ
れた場合、基地局2側1.で検出される第1、第2リンギ
ング信号14A,14BとFSK信号(CNDデータ)
15が、子局3−n側2.でも各信号が同じ時間間隔で再
現されることを示している。
れた場合、基地局2側1.で検出される第1、第2リンギ
ング信号14A,14BとFSK信号(CNDデータ)
15が、子局3−n側2.でも各信号が同じ時間間隔で再
現されることを示している。
【0030】FSK信号15は、第1リンギング信号1
4Aと第2リンギング信号14Bの間に入らなければい
けないため、子局3−n側2.では、時間T1、T2を設
定することにより、FSK信号(CNDデータ)が基地
局2側1.の場合と同様に、第1リンギング信号と第2リ
ンギング信号の間に同じタイミングで入るように制御す
る。
4Aと第2リンギング信号14Bの間に入らなければい
けないため、子局3−n側2.では、時間T1、T2を設
定することにより、FSK信号(CNDデータ)が基地
局2側1.の場合と同様に、第1リンギング信号と第2リ
ンギング信号の間に同じタイミングで入るように制御す
る。
【0031】図5は、基地局2の構成を示すブロック図
であり、図6は、基地局2の動作を示すフローチャート
である。また、図7は、子局3−nの構成を示すブロッ
ク図であり、図8は、子局3−nの動作を示すフローチ
ャートである。
であり、図6は、基地局2の動作を示すフローチャート
である。また、図7は、子局3−nの構成を示すブロッ
ク図であり、図8は、子局3−nの動作を示すフローチ
ャートである。
【0032】図5において、基地局2は、交換機1から
のリンギング信号を検出するリンギング信号検出部16
と、無線通信のための各種信号処理等を行う無線回路部
17と、基地局2の各部を制御する制御部18と、FS
K信号(CNDデータ)を蓄積する蓄積部19とを有す
る。
のリンギング信号を検出するリンギング信号検出部16
と、無線通信のための各種信号処理等を行う無線回路部
17と、基地局2の各部を制御する制御部18と、FS
K信号(CNDデータ)を蓄積する蓄積部19とを有す
る。
【0033】図7において、子局3−nは、無線通信の
ための各種信号処理等を行う無線回路部20と、子局3
−nの各部を制御する制御部21と、受信電波よりFS
K信号(CNDデータ)を受信する受信部22とを有す
る。
ための各種信号処理等を行う無線回路部20と、子局3
−nの各部を制御する制御部21と、受信電波よりFS
K信号(CNDデータ)を受信する受信部22とを有す
る。
【0034】次に、図6、図8のフローチャートに基づ
いて、基地局2と子局3−nの動作について説明する。
いて、基地局2と子局3−nの動作について説明する。
【0035】まず、基地局2で着信待ち状態(ステップ
a1)で、網側からCNDサービスを受けている加入者
からの着信があり、リンギング信号検出部16でリンギ
ング信号を検出すると(ステップa2)、これを制御部
18が認識して、蓄積部19にFSK信号(CNDデー
タ)の蓄積を開始する(ステップa3)。
a1)で、網側からCNDサービスを受けている加入者
からの着信があり、リンギング信号検出部16でリンギ
ング信号を検出すると(ステップa2)、これを制御部
18が認識して、蓄積部19にFSK信号(CNDデー
タ)の蓄積を開始する(ステップa3)。
【0036】そして、FSK信号の蓄積が完了すると、
この状態を制御部18が認識して、無線回路部17から
子局3−nへPAGEメッセージを送信し(ステップa
4)、基地局2は、PAGE RSP待ち状態となる
(ステップa5)。
この状態を制御部18が認識して、無線回路部17から
子局3−nへPAGEメッセージを送信し(ステップa
4)、基地局2は、PAGE RSP待ち状態となる
(ステップa5)。
【0037】子局3−nが基地局2(親局)からのメッ
セージ待ち状態にあるとき(ステップb1)、無線回路
部20がPAGEメッセージを受信すると(ステップb
2)、これを制御部21が認識してFSK信号を受信す
るタイミングを測るために、時間T1をセットし(ステ
ップb3)、子局3−nにつながる電話機11−nに第
1リンギングを鳴音させる(ステップb4)。
セージ待ち状態にあるとき(ステップb1)、無線回路
部20がPAGEメッセージを受信すると(ステップb
2)、これを制御部21が認識してFSK信号を受信す
るタイミングを測るために、時間T1をセットし(ステ
ップb3)、子局3−nにつながる電話機11−nに第
1リンギングを鳴音させる(ステップb4)。
【0038】そして、時間T1が経過したことが判定さ
れると(ステップb5)、PAGERSPメッセージを
基地局2に送信し(ステップb6)、第2リンギングを
鳴音させるタイミングをとるために、時間T2をセット
する(ステップb7)。
れると(ステップb5)、PAGERSPメッセージを
基地局2に送信し(ステップb6)、第2リンギングを
鳴音させるタイミングをとるために、時間T2をセット
する(ステップb7)。
【0039】一方、基地局2は、図6に示すように、子
局3−nからの応答メッセージ待ち状態にあり(ステッ
プa6)、無線回路部17がPAGE RSPメッセー
ジを受信すると(ステップa7)、これを制御部18が
認識して、蓄積部19に蓄積しているFSK信号(CN
Dデータ)を通話パス上に送信する(ステップa8)。
その後、入接呼出中状態に移行する(ステップa9)。
局3−nからの応答メッセージ待ち状態にあり(ステッ
プa6)、無線回路部17がPAGE RSPメッセー
ジを受信すると(ステップa7)、これを制御部18が
認識して、蓄積部19に蓄積しているFSK信号(CN
Dデータ)を通話パス上に送信する(ステップa8)。
その後、入接呼出中状態に移行する(ステップa9)。
【0040】子局3−n側では、通話パスを通って基地
局2から無線回路部20にFSK信号(CNDデータ)
が伝送されてくるので、これを制御部21が認識し、受
信部22で受信して、子局3−nは対象の電話機11−
nにFSK信号(CNDデータ)を伝送し、これを受け
取った電話機11−nでは、発呼者番号を表示する(ス
テップb8)。そして、第2リンギングのタイミングを
とる時間T2がタイムアウトしたかを判定し(ステップ
b9)、時間T2のタイムアウトが判定されたならば電
話機11−nに第2リンギングを鳴音させる。
局2から無線回路部20にFSK信号(CNDデータ)
が伝送されてくるので、これを制御部21が認識し、受
信部22で受信して、子局3−nは対象の電話機11−
nにFSK信号(CNDデータ)を伝送し、これを受け
取った電話機11−nでは、発呼者番号を表示する(ス
テップb8)。そして、第2リンギングのタイミングを
とる時間T2がタイムアウトしたかを判定し(ステップ
b9)、時間T2のタイムアウトが判定されたならば電
話機11−nに第2リンギングを鳴音させる。
【0041】以上のようにして、基地局と子局が無線回
線でつながったシステムでも、有線回線のシステムと同
様に、交換機から基地局に入ってきたFSK信号(CN
Dデータ)を適正なタイミングで子局に伝送でき、この
子局側につながる電話機に正しく発呼者番号表示を行う
ことができる。
線でつながったシステムでも、有線回線のシステムと同
様に、交換機から基地局に入ってきたFSK信号(CN
Dデータ)を適正なタイミングで子局に伝送でき、この
子局側につながる電話機に正しく発呼者番号表示を行う
ことができる。
【0042】なお、子局側におけるFSK信号(CND
データ)の用途としては、発呼者番号表示に限らず、さ
らに多機能な用途に利用することが可能である。
データ)の用途としては、発呼者番号表示に限らず、さ
らに多機能な用途に利用することが可能である。
【0043】また、以上の例では、発呼者情報をFSK
信号で伝送するシステムについて説明したが、本発明
は、他の変調方式によって発呼者情報を伝送するシステ
ムに適用してもよい。また、子局側の端末としては、電
話機に限らず、他の通信端末装置であってもよい。
信号で伝送するシステムについて説明したが、本発明
は、他の変調方式によって発呼者情報を伝送するシステ
ムに適用してもよい。また、子局側の端末としては、電
話機に限らず、他の通信端末装置であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の発呼者情報
転送装置および方法では、交換機より発呼者情報転送サ
ービスを受けている加入者からの着信を親局で検出した
場合、交換機からのリンギング信号とこれに続くリンギ
ング信号との間に送られてくる発呼者情報を一旦親局で
蓄積した後、この発呼者情報を所定のタイミングによっ
て子局側に無線伝送するようにした。
転送装置および方法では、交換機より発呼者情報転送サ
ービスを受けている加入者からの着信を親局で検出した
場合、交換機からのリンギング信号とこれに続くリンギ
ング信号との間に送られてくる発呼者情報を一旦親局で
蓄積した後、この発呼者情報を所定のタイミングによっ
て子局側に無線伝送するようにした。
【0045】したがって、本発明によれば、子局側で、
適正なタイミングで親局から送られてくる発呼者情報を
確実に受信でき、子局配下の端末装置に正しく発呼者番
号表示等を行うことができる。
適正なタイミングで親局から送られてくる発呼者情報を
確実に受信でき、子局配下の端末装置に正しく発呼者番
号表示等を行うことができる。
【図1】本発明を適用したCND転送方式の通信シーケ
ンス例を示す説明図である。
ンス例を示す説明図である。
【図2】本発明を適用した無線電話サービスシステムの
構成例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す無線電話サービスシステムの無線区
間における無線フレームを示す説明図である。
間における無線フレームを示す説明図である。
【図4】図1に示すシーケンスにおけるリンギング信号
とFSK信号によるCNDデータの送受信タイミングを
示すタイムチャートである。
とFSK信号によるCNDデータの送受信タイミングを
示すタイムチャートである。
【図5】図2に示す無線電話サービスシステムにおける
基地局の構成を示すブロック図である。
基地局の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す基地局の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図7】図2に示す無線電話サービスシステムにおける
子局の構成を示すブロック図である。
子局の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す子局の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
1……交換機、2……基地局、3−1〜3−n……子
局、4、11−1〜11−n……電話機、5、6−1〜
6−m、10−1〜10−n……加入者線6−1〜6−
m、7、9−1〜9−n……アンテナ。
局、4、11−1〜11−n……電話機、5、6−1〜
6−m、10−1〜10−n……加入者線6−1〜6−
m、7、9−1〜9−n……アンテナ。
Claims (8)
- 【請求項1】 交換機からの通信回線に接続された親局
と、複数の子局とを有し、親局と子局との間にマルチチ
ャネルアクセス方式により無線回線を設定するシステム
の発呼者情報転送装置であって、 前記親局に、 交換機から発呼者情報転送サービスを受けている加入者
からの着信を受けた場合に、交換機からのリンギング信
号とこれに続くリンギング信号との間に交換機から送ら
れてくる発呼者情報を蓄積する蓄積手段と、 前記発呼者情報を無線伝送用のフォーマットに変換する
変換手段と、 前記無線伝送用のフォーマットに変換された発呼者情報
を所定のタイミングにより、着信する子局に対して無線
伝送する無線伝送手段と、 を設けたことを特徴とする発呼者情報転送装置。 - 【請求項2】 前記無線伝送手段は、子局における最初
のリンギング信号の生成タイミングとこれに続くリンギ
ング信号の生成タイミングとの間に発呼者情報が入るタ
イミングで無線伝送用のフォーマットに変換された発呼
者情報を子局に伝送する請求項1記載の発呼者情報転送
装置。 - 【請求項3】 前記無線伝送手段は、子局におけるリン
ギング信号の生成タイミングと発呼者情報の伝送タイミ
ングとが、交換機からのリンギング信号と発呼者情報の
受信間隔と同一の間隔となるように、子局に発呼者情報
を伝送する請求項1記載の発呼者情報転送装置。 - 【請求項4】 前記子局は、前記親局からの信号を受け
て、配下の端末装置に発呼者番号を表示する請求項1記
載の発呼者情報転送装置。 - 【請求項5】 前記発呼者情報は、FSK信号である請
求項1記載の発呼者情報転送装置。 - 【請求項6】 前記蓄積手段は、交換機からの発呼者情
報をPCMデータとして蓄積する請求項1記載の発呼者
情報転送装置。 - 【請求項7】 前記親局は、交換機からのリンギング信
号の間の発呼者情報を受信すると、これを前記蓄積手段
に蓄積しておき、子局にPAGEメッセージを送信し、
このPAGEメッセージを受信した子局は、配下の端末
装置に第1リンギング信号に流すとともに、親局にPA
GE RSPメッセージを返信し、このPAGE RS
Pメッセージを受信した親局は、このタイミングで確立
した通話パスを使って、先に蓄積していた発呼者情報を
子局へ流し、この発呼者情報を受信した子局は、前記端
末装置に発呼者情報を流して発呼者番号表示を実行させ
た後、第2リンギング信号を流すようにした請求項1記
載の発呼者情報転送装置。 - 【請求項8】 交換機からの通信回線に接続された親局
と、複数の子局とを有し、親局と子局との間にマルチチ
ャネルアクセス方式により無線回線を設定するシステム
の発呼者情報転送方法であって、 前記親局で、交換機から発呼者情報転送サービスを受け
ている加入者からの着信を受けた場合に、交換機からの
リンギング信号の間に送られてくる発呼者情報を蓄積
し、 この蓄積した発呼者情報を無線伝送用のフォーマットに
変換して、所定のタイミングにより、着信する子局に対
して無線伝送するようにした、 ことを特徴とする発呼者情報転送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15848497A JP3134812B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 発呼者情報転送装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15848497A JP3134812B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 発呼者情報転送装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH118704A true JPH118704A (ja) | 1999-01-12 |
JP3134812B2 JP3134812B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=15672755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15848497A Expired - Fee Related JP3134812B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 発呼者情報転送装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134812B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000253130A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-14 | Nec Corp | Wllシステムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末の着信呼処理方法とその装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09139766A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Sony Corp | コードレス電話装置及び情報伝送方法 |
JPH09149120A (ja) * | 1995-11-22 | 1997-06-06 | Kanda Tsushin Kogyo Co Ltd | 発信電話番号表示コードレス電話機 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15848497A patent/JP3134812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09139766A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Sony Corp | コードレス電話装置及び情報伝送方法 |
JPH09149120A (ja) * | 1995-11-22 | 1997-06-06 | Kanda Tsushin Kogyo Co Ltd | 発信電話番号表示コードレス電話機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000253130A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-14 | Nec Corp | Wllシステムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末の着信呼処理方法とその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3134812B2 (ja) | 2001-02-13 |
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