JPH1186706A - トライアック制御・電源回路 - Google Patents

トライアック制御・電源回路

Info

Publication number
JPH1186706A
JPH1186706A JP26783197A JP26783197A JPH1186706A JP H1186706 A JPH1186706 A JP H1186706A JP 26783197 A JP26783197 A JP 26783197A JP 26783197 A JP26783197 A JP 26783197A JP H1186706 A JPH1186706 A JP H1186706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
triac
circuit
power supply
voltage
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26783197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4138916B2 (ja
Inventor
Osamu Kamata
修 鎌田
Masahiro Fujita
昌宏 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jimbo Electric Co Ltd
Original Assignee
Jimbo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jimbo Electric Co Ltd filed Critical Jimbo Electric Co Ltd
Priority to JP26783197A priority Critical patent/JP4138916B2/ja
Publication of JPH1186706A publication Critical patent/JPH1186706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4138916B2 publication Critical patent/JP4138916B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源トランスやゲート回路に接続するツェナ
・ダイオードを用いずに、安定して制御回路電源を供給
し、ノイズに強い回路にする。 【解決手段】 交流電源ACに接続される負荷Lと、こ
の負荷Lに直接接続されるタンマ・スイッチTSとから
なる交流回路に用いるトライアック制御・電源回路を、
トライアックQ1と、フォトトライアック・カプラQ2
と、ツェナ・ダイオードZD2と、ブリッジ整流ダイオ
ードD1で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トライアック制御・電
源回路、特に、2線式配線器具の電子化に伴う制御素子
としてのトライアックをドライブするトライアック制御
・電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】配線器具の電子化に伴い、無接点のスイ
ッチング素子として双方向サイリスタのトライアックが
広く使われる。しかし、配線の省力化のために、2線式
結線が一般化している配線器具にあっては、タイマ・ス
イッチなどのように、タイマ回路の回路電源が必要な場
合、個別に制御回路用に電源線を引くことができないの
で、どのようにして回路電源を確保するかが問題とな
る。従来、これらを解決する方法としては、トライアッ
クと直列に接続された電流トランスCTで発生する電圧
を利用する電源回路(図3参照)が知られている。しか
しながら、電流トランスを用いる方式は、取り出せる電
流容量が負荷の消費電流、つまり、1次側に流れる電流
に左右されることと、大きさの制約がある配線器具で
は、小さな電流トランスしか使用できず、それによっ
て、小規模回路しかドライブできないなどの欠点があっ
た。また、別の方式として、トライアックのゲート回路
に接続したツェナ・ダイオードZD2のツェナ電圧の選
択によって、点弧タイミングを強制的にコントロールし
て、サイリスタのT2−T1間に発生した電圧を整流し
て得る方法が知られている(図4参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ツェナ
・ダイオードを使用した図4の回路では、比較的簡単に
トライアックQ1のT2−T1間に電源電圧が得られる
利点はあるが、開閉する負荷の大小によってT2−T1
間の実効値電圧が変動するので、制御回路部の電源電圧
が変動し、それによってフォトトライアック・カプラQ
2のドライブ電流が変化して、低温時にトライアックQ
1のトリガがかけられないなどの欠点があった。また、
ツェナ・ダイオードは、端子間容量が大きいため、トラ
イアックのゲートに対する高周波ノイズの流入経路とな
ってノイズで誤トリガされてしまい、負荷を動作させて
しまうばかりか、誤トリガによる点弧タイミングでT2
−T1間の電圧がゼロとなり、制御回路が停止してしま
うなどの問題があった。さらに、ノイズ耐量も、ゲート
回路で使用しているツェナ電圧に依存して、ツェナ電圧
以上のノイズで誤トリガしてしまうという欠点を合わせ
持っていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題及び欠点を解消
するためになされたものであって、電流トランスやゲー
ト回路に接続するツェナ・ダイオードを用いずに、安定
して制御回路電源を供給し、ノイズに強いトライアック
制御・電源回路の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、交流電源に接続される負荷と、この負
荷に直列接続されるタイマ・スイッチとからなる交流回
路に用いるトライアック制御・電源回路を、トライアッ
クと、フォトトライアック・カプラと、ツェナ・ダイオ
ードと、ブリッジ整流ダイオードで構成したことを特徴
とするトライアック制御・電源回路を提供する。この構
成によれば、トライアックのゲート回路にあったツェナ
・ダイオードをトライアック制御回路側に移動したこと
により、ノイズを拾いやすい端子間容量の大きなツェナ
・ダイオードが省け、ノイズで誤トリガすることもなく
なる。合わせて、ブリッジ整流ダイオードの両波整流の
出力が、ツェナ・ダイオードのツェナ電圧に達する毎に
トライアックは、導通するので、開閉する負荷の電力に
関係なく、電源回路の電源電圧は、フォトトライアック
・カプラのダイオード部の順方向電圧+ツェナ・ダイオ
ードのツェナ電圧に保持される。そのために、トライア
ックを制御するトライアック制御回路電圧は、安定さ
れ、安定したゲート電流を流すことができるために、低
温時でも、トライアックをドライブできるようになる。
また、電源電圧にシビアなロジック回路からなるタイマ
制御回路も、この安定化電源により、安定した動作がで
きるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】交流電源に接続される負荷と、こ
の負荷に直列接続されるタイマ・スイッチとからなる交
流回路に用いるトライアック制御・電源回路を、トライ
アックと、フォトトライアック・カプラと、ツェナ・ダ
イオードと、ブリッジ整流ダイオードで構成したことを
特徴とするトライアック制御・電源回路。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係るトライアック制御・電
源回路を備えだ交流回路の一実施例のブロック図、図2
は、図1の具体例の回路図である。
【0008】本発明のトライアック駆動・電源回路を備
えた一例の交流回路は、交流電源AC(100V)に接
続された負荷L(蛍光灯照明器具)と、これに接続され
るタイマ・スイッチTSとを具備している。タイマ・ス
イッチTSは、交流電源ACに直列に接続されたスイッ
チ素子S1と、スイッチ素子S1に並列に直列に接続さ
れた電源回路DCと、スイッチ素子S2と、スイッチ素
子S1と電源回路DCとの間に接続されたトライアック
制御回路TCと、電源回路DCとスイッチ素子S2との
間に接続された制御回路IC1と、ON,OFFを操作
するスイッチSW1で構成されている。スイッチ素子S
1は、トライアックQ1からなり、電源回路DCは、ブ
リッジ整流ダイオードD1と平滑コンデンサC3からな
る。トライアック制御回路TCは、抵抗R2,R3とフ
ォトトライアック・カプラQ2とツェナ・ダイオードZ
D2とからなる。スイッチ素子S2は、フォトトライア
ック・カプラQ3からなり、制御回路IC1は、IC回
路からなる。なお、IC2は、制御回路IC1に接続す
るバッファ・ゲートのIC、C1〜C4はコンデンサ、
R1〜R14は抵抗、L1はコイルである。
【0009】前記交流回路に負荷として換気扇を接続
し、タイマ制御する場合の例を、以下に説明する。スイ
ッチSW1をオンさせると、電流は、負荷Lからブリッ
ジ整流ダイオードD1、平滑コンデンサC3、スイッチ
SW1と流れ、電源回路DCに直流電圧が発生する。そ
して、電源電圧が電源回路DCから抵抗R3を通してツ
ェナ・ダイオードZD2のツェナ電圧に達すると、フォ
トトライアック・カプラQ2に電流が流れ、スイッチ素
子のトライアックQ1のゲートをオンさせる。同様に、
逆の半波でも、ツェナ・ダイオードZD2に電流が流
れ、トライアックQ1がオンすると、負荷Lの換気扇に
電流が流れて動作し始める。したがって、この時の電源
回路DCの電圧は、フォトトライアック・カプラQ2の
ダイオード部の順方向電圧+ツェナ・ダイオードZD2
の順方向電圧に安定化されることになる。
【0010】次に、スイッチSW1をオフすると、電源
のグランドに接続されているスイッチSW1は、タイマ
制御回路IC1のタイマ動作を開始させるリセット端子
に接続される。すると、タイマ制御回路IC1の出力端
子は、ローレベルになり、ここに接続されているフォト
トライアック・カプラQ3のダイオード部に抵抗R4を
通して電流が流れ、トライアック部をオンさせる。した
がって、スイッチSW1が回路電流をオフしたにもかか
わらず、今度は、ブリッジ整流ダイオードD1、平滑コ
ンデンサC3、フォトトライアック・カプラQ3と電流
が流れ、タイマ制御回路IC1に今まで通りに電源が供
給される。タイマ時間の設定は、タイマ制御回路IC1
のコンデンサC1と抵抗R6との時定数で定まる周波数
でパルスを発生させ、A,B,C,D端子に接続された
ディジタル・ロータリー・スイッチSW2で選択された
10進数の設定カウント数に達すると、タイマ制御回路
IC1の出力端子は、ハイレベルになる。すると、フォ
トトライアック・カプラQ3のダイオード部には、電流
が流れなくなり、トライアック部もオフして電源回路D
Cの電流は、絶たれる。同様に、電源の供給が絶たれた
フォトトライアック・カプラQ2もオフするので、ゲー
ト電流のなくなったトライアックQ1がオフして、負荷
Lの換気扇にも電流が流れなくなってタイマ・スイッチ
動作は完了する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トライアックのゲート回路にあったツェナ・ダイオード
をトライアック制御回路側に移動したことにより、ノイ
ズを拾いやすい端子間容量の大きなツェナ・ダイオード
が省け、ノイズで誤トリガすることもなくなる。合わせ
て、ブリッジ整流ダイオードの両波整流の出力が、ツェ
ナ・ダイオードのツェナ電圧に達する毎にトライアック
は、導通するので、開閉する負荷の電力に関係なく、電
源回路の電源電圧は、フォトトライアック・カプラのダ
イオード部の順方向電圧+ツェナ・ダイオードのツェナ
電圧に保たれる。そのために、トライアックを制御する
トライアック制御回路電圧は安定され、安定したゲート
電流を流すことができるために、低温時でも、トライア
ックをドライブできるようになる。また、電源電圧にシ
ビアなロジック回路からなるタイマ制御回路も、この安
定化電源により、安定した動作ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトライアック制御・電源回路を備
えた交流回路の一実施例のブロック図。
【図2】図1の具体例の回路図。
【図3】従来の電流トランスを使用した回路図。
【図4】従来のゲート回路にツェナ・ダイオードを接続
した回路図。
【符号の説明】
AC:交流電源 D1:ブリッジ整流ダイオード L:負荷 TS:タイマ・スイッチ Q1:トライアック Q2,Q3:フォトトライアック・カプラ ZD2:ツェナ・ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 トライアック制御・電源回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トライアック制御・電
源回路、特に、2線式配線器具の電子化に伴う制御素子
としてのトライアックをドライブするトライアック制御
・電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】配線器具の電子化に伴い、無接点のスイ
ッチング素子として双方向サイリスタのトライアックが
広く使われる。しかし、配線の省力化のために、2線式
結線が一般化している配線器具にあっては、タイマ・ス
イッチなどのように、タイマ回路の回路電源が必要な場
合、個別に制御回路用に電源線を引くことができないの
で、どのようにして回路電源を確保するかが問題とな
る。従来、これらを解決する方法としては、トライアッ
クと直列に接続された電流トランスCTで発生する電圧
を利用する電源回路(図3参照)が知られている。しか
しながら、電流トランスを用いる方式は、取り出せる電
流容量が負荷の消費電流、つまり、1次側に流れる電流
に左右されることと、大きさの制約がある配線器具で
は、小さな電流トランスしか使用できず、それによっ
て、小規模回路しかドライブできないなどの欠点があっ
た。また、別の方式として、トライアックのゲート回路
に接続したツェナ・ダイオードZD2のツェナ電圧の選
択によって、点弧タイミングを強制的にコントロールし
て、サイリスタのT2−T1間に発生した電圧を整流し
て得る方法が知られている(図4参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ツェナ
・ダイオードを使用した図4の回路では、比較的簡単に
トライアックQ1のT2−T1間に電源電圧が得られる
利点はあるが、開閉する負荷の大小によってT2−T1
間の実効値電圧が変動するので、制御回路部の電源電圧
が変動し、それによってフォトトライアック・カプラQ
2のドライブ電流が変化して、低温時にトライアックQ
1のトリガがかけられないなどの欠点があった。また、
ツェナ・ダイオードは、端子間容量が大きいため、トラ
イアックのゲートに対する高周波ノイズの流入経路とな
ってノイズで誤トリガされてしまい、負荷を動作させて
しまうばかりか、誤トリガによる点弧タイミングでT2
−T1間の電圧がゼロとなり、制御回路が停止してしま
うなどの問題があった。さらに、ノイズ耐量も、ゲート
回路で使用しているツェナ電圧に依存して、ツェナ電圧
以上のノイズで誤トリガしてしまうという欠点を合わせ
持っていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題及び欠点を解消
するためになされたものであって、電流トランスやゲー
ト回路に接続するツェナ・ダイオードを用いずに、安定
して制御回路電源を供給し、ノイズに強いトライアック
制御・電源回路の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、交流電源に接続される負荷と、この負
荷に直列接続される電子式スイッチにおいて、無接点制
御素子として使われるトライアックのトライアック制御
・電源回路をフォトトライアック・カプラと、ツェナ
・ダイオードと、ブリッジ整流ダイオードで構成したこ
とを特徴とするトライアック制御・電源回路を提供す
る。この構成によれば、トライアックのゲート回路にあ
ったツェナ・ダイオードをトライアック制御回路側に移
動したことにより、ゲート回路からノイズを拾いやすい
端子間容量の大きなツェナ・ダイオードが省け、ノイズ
で誤トリガすることもなくなる。合わせて、ブリッジ整
流ダイオードの両波整流の出力が、ツェナ・ダイオード
のツェナ電圧に達する毎にトライアックは、導通するの
で、開閉する負荷の電力に関係なく、電源回路の電源電
圧は、フォトトライアック・カプラのダイオード部の順
方向電圧+ツェナ・ダイオードのツェナ電圧に保持され
る。そのために、トライアックを制御するトライアック
制御回路電圧は、安定され、安定したゲート電流を流す
ことができるために、低温時でも、トライアックをドラ
イブできるようになる。また、電源電圧にシビアなロジ
ック回路からなるタイマ制御回路も、この安定化電源に
より、安定した動作ができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】交流電源に接続される負荷と、こ
の負荷に直列接続される電子式スイッチにおいてトライ
アック制御・電源回路を、トライアックと、フォトトラ
イアック・カプラと、ツェナ・ダイオードと、ブリッジ
整流ダイオードで構成したことを特徴とするトライアッ
ク制御・電源回路。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係るトライアック制御・電
源回路を備えたタイマ回路の一実施例のブロック図、図
2は、図1の具体例の回路図である。
【0008】本発明のトライアック駆動・電源回路を備
えた一例のタイマ回路は、交流電源AC(100V)に
接続された負荷L(蛍光灯照明器具)と、これに接続さ
れるタイマ・スイッチTSとを具備している。タイマ・
スイッチTSは、交流電源ACに直列に接続されたスイ
ッチ素子S1と、スイッチ素子S1に並列に接続された
電源回路DCと、スイッチ素子S2と、スイッチ素子S
1と電源回路DCとの間に接続されたトライアック制御
回路TCと、電源回路DCとスイッチ素子S2との間に
接続された制御回路IC1と、ON,OFFを操作する
スイッチSW1で構成されている。スイッチ素子S1
は、トライアックQ1からなり、電源回路DCは、ブリ
ッジ整流ダイオードD1と平滑コンデンサC3からな
る。トライアック制御回路TCは、抵抗R2,R3とフ
ォトトライアック・カプラQ2とツェナ・ダイオードZ
D2とからなる。スイッチ素子S2は、フォトトライア
ック・カプラQ3からなり、制御回路IC1は、IC回
路から構成される。なお、IC2は、制御回路IC1に
接続するバッファ・ゲートのIC、C1〜C4はコンデ
ンサ、R1〜R14は抵抗、L1はコイルである。
【0009】前記タイマ回路に負荷として換気扇を接続
し、タイマ制御する場合の例を、以下に説明する。スイ
ッチSW1をオンさせると、電流は、負荷Lからブリッ
ジ整流ダイオードD1、平滑コンデンサC3、スイッチ
SW1と流れ、電源回路DCに直流電圧が発生する。そ
して、電源電圧が電源回路DCから抵抗R3を通してツ
ェナ・ダイオードZD2のツェナ電圧に達すると、フォ
トトライアック・カプラQ2に電流が流れ、スイッチ素
子のトライアックQ1のゲートをオンさせる。同様に、
逆の半波でも、ツェナ・ダイオードZD2に電流が流
れ、トライアックQ1がオンすると、負荷Lの換気扇に
電流が流れて動作し始める。したがって、この時の電源
回路DCの電圧は、フォトトライアック・カプラQ2の
ダイオード部の順方向電圧+ツェナ・ダイオードZD2
の順方向電圧に安定化されることになる。
【0010】次に、スイッチSW1をオフすると、電源
のグランドに接続されているスイッチSW1は、タイマ
制御回路IC1のタイマ動作を開始させるリセット端子
に接続される。すると、タイマ制御回路IC1の出力端
子は、ローレベルになり、ここに接続されているフォト
トライアック・カプラQ3のダイオード部に抵抗R4を
通して電流が流れ、トライアック部をオンさせる。した
がって、スイッチSW1が回路電流をオフしたにもかか
わらず、今度は、ブリッジ整流ダイオードD1、平滑コ
ンデンサC3、フォトトライアック・カプラQ3と電流
が流れ、タイマ制御回路IC1に今まで通りに電源が供
給される。タイマ時間の設定は、タイマ制御回路IC1
のコンデンサC1と抵抗R6との時定数で定まる周波数
でパルスを発生させ、A,B,C,D端子に接続された
ディジタル・ロータリー・スイッチSW2で選択された
10進数の設定カウント数に達すると、タイマ制御回路
IC1の出力端子は、ハイレベルになる。すると、フォ
トトライアック・カプラQ3のダイオード部には、電流
が流れなくなり、トライアック部もオフして電源回路D
Cの電流は、絶たれる。同様に、電源の供給が絶たれた
フォトトライアック・カプラQ2もオフするので、ゲー
ト電流のなくなったトライアックQ1がオフして、負荷
Lの換気扇にも電流が流れなくなってタイマ・スイッチ
動作は完了する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トライアックのゲート回路にあったツェナ・ダイオード
をトライアック制御回路側に移動したことにより、ノイ
ズを拾いやすい端子間容量の大きなツェナ・ダイオード
が省け、ノイズで誤トリガすることもなくなる。合わせ
て、ブリッジ整流ダイオードの両波整流の出力が、ツェ
ナ・ダイオードのツェナ電圧に達する毎にトライアック
は、導通するので、開閉する負荷の電力に関係なく、電
源回路の電源電圧は、フォトトライアック・カプラのダ
イオード部の順方向電圧+ツェナ・ダイオードのツェナ
電圧に保たれる。そのために、トライアックを制御する
トライアック制御回路電圧は安定され、安定したゲート
電流を流すことができるために、低温時でも、トライア
ックをドライブできるようになる。また、電源電圧にシ
ビアなロジック回路からなるタイマ制御回路も、この安
定化電源により、安定した動作ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトライアック制御・電源回路を備
えたタイマ回路の一実施例のブロック図。
【図2】図1の具体例の回路図。
【図3】従来の電流トランスを使用した回路図。
【図4】従来のゲート回路にツェナ・ダイオードを接続
した回路図。
【符号の説明】 AC:交流電源 D1:ブリッジ整流ダイオード L:負荷 TS:タイマ・スイッチ Q1:トライアック Q2,Q3:フォトトライアック・カプラ ZD2:ツェナ・ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続される負荷と、この負荷
    に直列接続されるタイマ・スイッチとからなる交流回路
    に用いるトライアック制御・電源回路を、トライアック
    と、フォトトライアック・カプラと、ツェナ・ダイオー
    ドと、ブリッジ整流ダイオードで構成したことを特徴と
    するトライアック制御・電源回路。
JP26783197A 1997-09-12 1997-09-12 トライアック制御・電源回路 Expired - Fee Related JP4138916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26783197A JP4138916B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 トライアック制御・電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26783197A JP4138916B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 トライアック制御・電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1186706A true JPH1186706A (ja) 1999-03-30
JP4138916B2 JP4138916B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=17450233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26783197A Expired - Fee Related JP4138916B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 トライアック制御・電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4138916B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478361B1 (ko) * 2002-04-12 2005-03-24 하가전자 주식회사 조명등용 전자식 벽 스위치기의 트라이악 구동방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478361B1 (ko) * 2002-04-12 2005-03-24 하가전자 주식회사 조명등용 전자식 벽 스위치기의 트라이악 구동방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4138916B2 (ja) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5461287A (en) Booster driven inverter ballast employing the output from the inverter to trigger the booster
JPH07101987B2 (ja) 電源供給装置
JPH07284266A (ja) ゲート充電フィルタを有する電源方法及び装置
US6756746B2 (en) Method of delaying and sequencing the starting of inverters that ballast lamps
JPH1186706A (ja) トライアック制御・電源回路
US5404083A (en) Energy-efficient cost-effective electronic ballast
JP2721523B2 (ja) インバータ回路
US5041960A (en) Frequency doubler and/or self-oscillating inverter
JPH07327377A (ja) インバータ装置
US5142431A (en) Output stage for an ac voltage switch
JPS5842994B2 (ja) 水平発振回路の電源装置
JP3214622B2 (ja) 照明装置
JP2658195B2 (ja) ソリッドステートリレー
JPH10243654A (ja) コンデンサドロップ型電源回路
JP2697271B2 (ja) 無接点スイッチ
JPH0717273Y2 (ja) 直流電源の突入電流制限回路
KR890005918Y1 (ko) 정전압 범위 확대 회로
JPH1186705A (ja) トライアック駆動回路
JPS62239895A (ja) フアンモ−タ通電率制御回路
JPH11285255A (ja) 電源回路
JPH1118431A (ja) スイッチング電源装置及び同装置のトライアック制御方法
JPH0723995U (ja) 突入電流防止回路及びこの回路を使用したスイッチング電 源
JPS5812299A (ja) 高力率形螢光灯調光器
JPS61295864A (ja) スイツチング電源回路
JPH11332244A (ja) 電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees