JPH1186506A - 情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH1186506A
JPH1186506A JP24525197A JP24525197A JPH1186506A JP H1186506 A JPH1186506 A JP H1186506A JP 24525197 A JP24525197 A JP 24525197A JP 24525197 A JP24525197 A JP 24525197A JP H1186506 A JPH1186506 A JP H1186506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information recording
cartridge
recording medium
capacity
optical head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24525197A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Inui
敏治 乾
Hiroshi Fuji
寛 藤
Tomoyuki Miyake
知之 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP24525197A priority Critical patent/JPH1186506A/ja
Publication of JPH1186506A publication Critical patent/JPH1186506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の容量表示可能なカートリッジでは、追
記型情報記録媒体にしか対応できず、装置内には容量表
示部に記録する駆動部を独立して設ける必要があるた
め、装置が大きく、高価になった。 【解決手段】 カートリッジ本体1に対して長穴部1b
に沿って移動可能に構成された表示部9aが、カートリ
ッジ内に格納された情報記録媒体に記録された容量ある
いは残容量の増減に応じて移動して表示を行い、シャッ
ター2が閉じた状態で表示部9aが固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録媒体の
使用容量あるいは残容量の表示を行う情報記録媒体用カ
ートリッジ及びその情報記録媒体の再生、記録または消
去を行う情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録媒体の高密度化・大容量
化の技術が進み、パソコンデータのバックアップ等を目
的として光磁気ディスク、DVD−RAM、PDといっ
た書き換え可能なリムーバブルディスクが商品化・提案
されている。これらの光ディスクは、CDのような再生
専用光ディスクとは異なり、光ディスク表面の汚れ等が
記録再生性能に左右されるため、一般にカートリッジに
収納されている。これらの光ディスクは、大容量になる
ほど様々なデータが混在し、ユーザーはその使用した容
量あるいは残容量を確認することが多くなる。
【0003】ところが、現在商品化されている光ディス
クは、装置に挿入することで、光ヘッドが光ディスク内
周部に記録された情報を読みとり、装置あるいは装置に
接続されたディスプレイに表示して挿入された光ディス
クの容量に関する情報を確認するのが一般的である。
【0004】一方、特開昭63−136380号公報に
は、装置を使用することなく情報記録媒体用カートリッ
ジの使用容量あるいは残容量を確認するのに、情報記録
媒体を収納するカートリッジの一部に、容量あるいは残
容量を表示する容量表示部を設ける技術が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
3−136380号公報に記載の技術には以下の課題が
ある。 カートリッジに設けられた容量表示部は、ペン等によ
り書き込まれる紙が貼り付けられており、使用容量増加
に伴いマークを書き足していくことで表示する構成にな
っているが、データを消去することで使用容量が少なく
なった際に、マークを消去する手段が無いため、追記型
情報記録媒体にしか対応できない。 ペン等を使用することで、インクが必要になり、湿気
によりマークがにじみ不鮮明になる等環境による影響が
懸念される。また、インクがなくなるとペンを交換する
必要がある。 容量表示部の占めるスペースが大きくなり、特に、M
Dのような小さなカートリッジケースを使用したもので
は、記録内容を記載するラベル面積が小さくなる。 容量表示部に記録する駆動部を独立して設け、装置内
部に組み込む必要があるため、装置が高価になる。 容量を詳細に表示するためには、マークするポジショ
ンを多く取る必要があり、マークを書き込むペンの移動
可能ストロークを大きく設定する必要があることから、
駆動部が大きくなり、装置もそれに伴ない大きくなる。
また、マークを書き込むペンの移動可能ストロークを大
きくとれない場合は、詳細な容量表示ができない。 使用容量あるいは残容量の算出は、記録再生終了後に
実施することは可能であるが、容量表示部への書き込み
動作は、装置に対して情報記録媒体の排出命令が出た後
になるため、カートリッジの排出時間がかかる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、追記型のみな
らず書き換え可能型の情報記録媒体に適用可能で、情報
の記録または消去による使用容量あるいは残容量の増減
に応じた容量表示を行うことのできる情報記録媒体用カ
ートリッジ及びその情報記録媒体の再生、記録または消
去を行う情報記録再生装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報記
録媒体用カートリッジは、内部の情報記録媒体の容量に
応じた目盛りを指示する表示部を備えた容量表示部材を
有する情報記録媒体用カートリッジであって、上記容量
表示部材は、上記情報記録媒体の容量の増減に応じて動
く光ヘッドに係合する係合部を有することを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジは、請求項1に記載の情報記録媒体用カートリッジ
において、上記容量表示部材の固定及び固定解除を行う
可動部材を有することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジは、請求項2に記載の情報記録媒体用カートリッジ
において、上記可動部材が、シャッターの開閉に応動し
て上記容量表示部材の固定及び固定解除を行うことを特
徴とする。
【0010】請求項4に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジは、請求項3に記載の情報記録媒体用カートリッジ
において、上記可動部材が、シャッターのロック及びロ
ック解除を行う係合部材と共用されていることを特徴と
する。
【0011】請求項5に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジは、請求項1に記載の情報記録媒体用カートリッジ
において、上記係合部が、シャッターの開口部内に設け
られていることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジは、請求項1に記載の情報記録媒体用カートリッジ
において、上記表示部が、情報記録媒体のディスクの略
半径方向に設けられた長穴部をガイドにして移動可能に
設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の情報記録再生装置は、請
求項1乃至請求項6に記載の情報記録媒体用カートリッ
ジを装填して、情報記録媒体を再生、記録または消去を
行う情報記録再生装置であって、光ヘッドと、該光ヘッ
ドを駆動する駆動手段と、上記情報記録媒体の再生、記
録または消去後の容量を算出する算出手段と、該算出手
段で算出された容量に応じた位置に上記光ヘッドを上記
容量表示部材に係合させて移動させる制御手段と、を備
えることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の情報記録再生装置は、請
求項7に記載の情報記録再生装置において、上記制御手
段は、上記光ヘッドを上記容量表示部材に係合させてか
ら、上記情報記録媒体の再生、記録または消去を行い、
上記算出手段で算出された容量に応じた位置に上記光ヘ
ッドを移動させることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の情報記録再生装置は、請
求項7に記載の情報記録再生装置において、上記制御手
段は、上記情報記録媒体の再生、記録または消去後の排
出命令を受けて、上記光ヘッドを上記容量表示部材に係
合させ、上記算出手段で算出された容量に応じた位置に
上記光ヘッドを移動させて上記情報記録媒体用カートリ
ッジを排出することを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の情報記録再生装置は、
請求項2乃至請求項4に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジを装填して、情報記録媒体を再生、記録または消去
を行う情報記録再生装置であって、上記情報記録媒体用
カートリッジの挿入及び排出時に、上記容量表示部材の
固定及び固定解除を行う可動部材を動作させる手段が設
けられていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1について、図1から図8
を参照しながら説明する。まず、図1に、本実施の形態
に係る情報記録媒体用カートリッジ(以下、カートリッ
ジという)の外観を示す。このカートリッジは、再生、
記録あるいは消去のできるMD(ミニディスク)用カー
トリッジであり、図中A方向に情報記録再生装置に挿入
され、図中B方向に情報記録再生装置から排出され、こ
の挿入や排出動作と共に、カートリッジ本体1に対して
係合部2a,2bを備えたシャッター2がA方向または
B方向にスライドして開閉を行う。なお、本実施の形態
では、シャッターロック機構付きのカートリッジを用い
ている。
【0018】図1では、カートリッジ本体1内の情報記
録媒体に記録された容量に応じて、表示部9aは、後述
する光ヘッドの動作に対応するように設けられた目盛り
を指し示すようにカートリッジ本体1の一部に設けられ
た長穴部1bに沿って動く。ここでは、情報記録媒体に
記録された容量を表示するカートリッジ本体1表面とシ
ャッター2表面の双方に刻まれた目盛りを示している
が、いづれか一方でもよく、また、この目盛りは、情報
記録媒体の残容量を表示するものであっても良く、目盛
りの単位は、%やByte単位を用いることができる。
【0019】次に、上記カートリッジの構造について図
2〜図4を用いて説明する。図2(a)〜(d)は、上
記カートリッジの上面図とその断面図、及びシャッター
2のない状態の側面図である。図3(a)、(b)は、
容量表示部近辺のカートリッジの上面図とその断面図で
ある。図4(a)〜(c)は、カートリッジ内に設けら
れた容量表示部及びその容量表示部を固定及び固定解除
する可動部材の上面図とその側面図である。
【0020】1aは、カートリッジ本体1内に収められ
たディスク状の情報記録媒体11の情報を再生、記録あ
るいは消去する際に光ヘッドを対向させるための開口部
であり、カートリッジ本体1の両面に設けられている。
シャッター2は、カートリッジ本体1の両面に設けられ
た2つの開口部1aを開閉するために断面形状がコの字
に形成されている。また、シャッター2には、後述する
シャッター係合バネ部材8に係合可能な係合部2a、及
び可動部材3に係合可能な係合部2bが形成されてい
る。
【0021】可動部材3は、カートリッジの装置への挿
入と排出の動作に応じて、シャッター2をカートリッジ
本体1に対してシャッターロック状態の固定及びシャッ
ターロック状態の解除を行うと共に、容量表示部材9を
カートリッジ本体1に対して固定及びその固定の解除を
行う。つまり、本実施の形態では、弾性を有するPOM
等の樹脂材料からなる可動部材3は、シャッターロック
機構の係合部材であると共に、容量表示部材9を動かな
いように固定及びその固定を解除する部材でもある。容
量表示部材9を動かないように固定するのは、必ずしも
必要ではないが、外部環境により容量表示部材9が動い
て容量表示の信頼性が低くなることを防止するために、
容量表示部材9を動かないように固定するのが望まし
い。
【0022】可動部材3は、カートリッジ本体1に設け
られたボス部4を中心に、回動可能に取り付けられ、可
動部材3には、シャッター2の係合部2bと係合する係
合部3dを有する第1の腕部3aと、第1の腕部3aの
端から概垂直方向に延びる第2の腕部3bと、第3の腕
部3cとが形成されている。第3の腕部3cの端部は、
図2に示すようにカートリッジ本体1に設けられたリブ
5に接触させた状態で組み込まれ、可動部材3は樹脂弾
性によりD方向に回動力が働いている。従って、シャッ
ター2が閉じた状態では、可動部材の第2の腕部3b
は、容量表示部材9をB方向に付勢することで、容量表
示部材9を固定しており、その固定を更に確実にするた
めに、接触部3eにゴム等の摩擦部材を備えても良い。
【0023】弾性を有するPOM等の樹脂材料からなる
容量表示部材9には、表示部9aが突出しており、表示
部9aは、カートリッジ本体1に設けられた長穴部1b
に係合している。補助板17は、カートリッジ本体1に
固着され、カートリッジ本体1に対して容量表示部材9
をはさみ込むように設けられている。この補助板17
は、防塵のため長穴部1bをふさぐように設けられ、補
助板17をガイドとして、容量表示部材9は、情報記録
媒体11の半径方向に移動可能に構成されている。ま
た、容量表示部材9には、後述する光ヘッド10に備え
られた係合部10aと係合する係合部9bを有してお
り、係合部9bは弾性力で変形可能に形成されている。
【0024】次に、上記カートリッジを情報記録再生装
置に挿入あるいは排出する時の動作について図2〜図8
を用いて説明する。図5(a)〜(c)は、カートリッ
ジが情報記録再生装置に挿入あるいは排出される時のカ
ートリッジの可動部材等の動作を示している。図6
(a)〜(c)は、フロントローディングタイプの情報
記録再生装置の光ヘッドが設けられたシャーシとホルダ
ーのカートリッジとの位置関係を示す上面図(ホルダー
図示せず)及び側面図である。図7(a)、(b)は、
図6に示した情報記録再生装置にカートリッジが装填さ
れた状態の上面図及び側面図である。図8は、カートリ
ッジが情報記録再生装置に挿入された後の動作フローチ
ャートである。
【0025】図5に示すように、可動部材3によりシャ
ッター2及び容量表示部材9がカートリッジ本体1に固
定されているシャッターが閉じた状態のカートリッジが
情報記録再生装置に挿入されると、可動部材3の第1の
腕部3aは、カートリッジ本体1をガイドして所定位置
に固定するホルダー6に設けられた突起部7と接触し
て、図4中D方向の回動力に抗してC方向にボス部4を
中心に回転することでシャッター2の係合部2bが係合
部3dから離間してシャッターロック状態が解除される
と同時に、ホルダー6に設けられたシャッター係合バネ
部材8が、シャッター2の係合部2aと係合する。さら
に、カートリッジが装置内に挿入されるに従い、ホルダ
ー6に設けられた突起部7に押されて、シャッター2は
シャッター係合バネ部材8と係合した状態で、カートリ
ッジ本体1上をB方向にスライドして開口部1aを開
く。この時、可動部材3の第1の腕部3bは、容量表示
部材9から離間して容量表示部材9の固定が解除され
る。以上の動作によって、シャッター2を開け、そのシ
ャッターロック機構の固定及び容量表示部材9の固定が
それぞれ解除される。
【0026】次に、情報記録再生装置の光ヘッドについ
て説明する。図6に示すように、光ヘッド10を情報記
録媒体11の半径方向にモータ18とギア19a、19
bで移動可能な光ヘッド送り機構を備えたシャーシ12
に、光ヘッド10の破損を防ぐために光ヘッド10がス
ピンドルモーター13と接触する直前の位置、及び情報
記録媒体11の最外周を記録再生する位置より外側の位
置にエンドセンサー14a、14bが設けられている。
このセンサー14a、14bにより光ヘッド10の位置
を検出すると、光ヘッド10は停止する。
【0027】本実施の形態の情報記録再生装置では、カ
ートリッジの排出命令が出た後にカートリッジの排出動
作を行うが、光ヘッド10をスピンドルモーター13と
接触する直前の位置に移動させてから電源をOFFする
制御を行う。つまり、図7に示すように、排出前には容
量表示部材9が可動範囲の最内周位置にある時に、容量
表示部材9の係合部9bが光ヘッド10の係合部10a
より外周よりの位置に来るように容量表示部材9の可動
範囲を設定している。従って、カートリッジが挿入ある
いは排出される時に、係合部9bと係合部10aが接触
することはない。
【0028】次に、上記カートリッジが上記情報記録再
生装置に挿入されて、情報の再生、記録または消去が終
了した後に容量表示を行い、情報記録再生装置から排出
される動作例を説明する。
【0029】装置内に挿入されたカートリッジ本体1を
固定したホルダー6は、図6中E方向に移動すること
で、情報記録媒体11と、これを回転駆動させるターン
テーブル15とをチャッキングさせ、情報記録媒体11
に光ヘッド10をカートリッジ本体1の開口部1aを通
じて対向させる。同時に、光ヘッド10に備えられた容
量表示部材9に係合する係合部10aも開口部1a内に
入り込み、容量表示部材9との係合が可能な状態とな
る。
【0030】以上の動作により、カートリッジの装置内
への挿入が完了する(S1)。装填された後に、最内周
位置に退避している光ヘッド10を外周方向へ移動させ
て容量表示部材9に接触させ、接触させてから容量表示
部材9と共にさらに外周方向へ光ヘッド10を移動させ
る(S2)。さらに、光ヘッド10の移動を続け外周側
のエンドセンサー14aが光ヘッドを検出して最外周の
位置で停止させる(S3)。このとき、光ヘッド10の
係合部10aは、容量表示部材9の係合部9bを弾性変
形させて係合し(S4)、係合部10aと係合部9bと
が係合した状態で情報の記録再生を行う(S5)。即
ち、光ヘッド10の動きにあわせて容量表示部材9は動
くことになる。
【0031】所定の記録再生が終了すると、装置内の制
御手段が情報記録媒体11に記録されている容量を算出
(S6)し、容量表示部材9を係合した光ヘッド10を
算出された容量に対応する情報記録媒体11の半径位置
まで移動して停止する(S7)。この制御を行うこと
で、カートリッジの排出命令後、直ちにカートリッジ本
体1を排出することが可能になる。
【0032】カートリッジの排出命令が出されると(S
8)、カートリッジを固定するホルダー6は図6中F方
向に移動し、この動作とともに光ヘッド10に備えられ
た係合部10aと容量表示部材9の係合部9bとの係合
を解除される。光ヘッド10に情報記録媒体からの光電
変換信号が無いことを検知して、カートリッジが装置内
に無いことを確認(S9)し、内周側のエンドセンサー
14bによる停止位置まで光ヘッド10を移動させて停
止後(S10,11,12)、情報記録再生装置の電源
をOFFする。
【0033】カートリッジは、カートリッジ排出用バネ
部材16の押し出し力により、ホルダー6に設けられた
シャッター係合バネ部材8により係合されているシャッ
ター2により開口部1aを閉じる。さらに、ホルダー6
に設けられた突起部7が、可動部材3の第1の腕部3a
から離れると可動部材3は、第3の腕部3cの弾性力に
より第1の腕部3aをD方向に回転させて、可動部材3
はシャッター2及び、容量表示部材9を固定する。
【0034】以上の動作により、排出されたカートリッ
ジには固定された容量表示部材9により、その情報記録
媒体11に記録されている容量あるいは残容量が表示さ
れる。
【0035】(実施の形態2)実施の形態2について、
図9から図12を参照しながら説明する。図9は、本実
施の形態に係るカートリッジの外観を示す。このカート
リッジは、再生、記録あるいは消去のできる3.5イン
チMO(光磁気ディスク)用カートリッジであり、図中
G方向に情報記録再生装置に挿入され、図中H方向に情
報記録再生装置から排出され、この挿入や排出動作と共
に、カートリッジ本体20に対しシャッター21がI方
向またはJ方向にスライドして開閉を行う。実施の形態
1と同様に、カートリッジ本体20内の情報記録媒体に
記録された容量に応じて、表示部30aは、光ヘッドの
動作に対応するように設けられた目盛りを指し示すよう
にカートリッジ本体20の一部に設けられた長穴部20
bに沿って動く。なお、本実施の形態では、シャッター
ロック機構のないカートリッジを用いている。
【0036】次に、上記カートリッジの構造について図
10、図11を用いて説明する。図10(a)、(b)
は、上記カートリッジの上面図と側面図である。図11
(a)〜(c)は、カートリッジ内に設けられた容量表
示部及びその容量表示部を固定及び固定解除する可動部
材の上面図とその側面図である。
【0037】20aは、カートリッジ本体20内に収め
られたディスク状の情報記録媒体22の情報を再生、記
録あるいは消去する際に光ヘッドを対向するための開口
部であり、カートリッジ本体20の両面に設けられてい
る。シャッター21は、カートリッジ本体20の両面に
設けられた2つの開口部20aを開閉するために断面形
状がコの字に形成されている。23は、シャッター21
に固定されてシャッターとともに移動するスライドバー
であり、その端部は後述するシャッター開閉レバー24
に係合するよう構成されており、その端部に容量表示部
材30の固定及び固定の解除を行う可動部材27に接触
するための突起部23aが形成されている。また、バネ
部材25によりシャッター21及びスライドバー23は
開口部20aを閉じる方向に付勢されている。
【0038】弾性を有するPOM等の樹脂材料からなる
可動部材27は、容量表示部材30の固定及び固定の解
除を行い、カートリッジ本体20に設けられたボス部2
8を中心に、回動可能に取り付けられている。可動部材
27には、容量表示部材30と係合する係合部27dを
有する第1の腕部27aと、樹脂弾性によりその付け根
を概支点に回動可能な第2の腕部27bと、スライドレ
バー23に係合可能な第3の腕部27cとが形成されて
いる。第2の腕部27bの端部は、カートリッジ本体に
設けられたリブ29に接触させた状態で組み込まれてい
て、常にP方向に回動するように付勢している。
【0039】弾性を有するPOM等の樹脂材料からなる
容量表示部材30には、目盛り指示のための表示部30
aが突出しており、表示部30aは、カートリッジ本体
20に設けられた長穴部20bに係合している。補助板
31は、カートリッジ本体20に固着され、カートリッ
ジ本体20に対して容量表示部材30をはさみ込むよう
に設けられている。この補助板31は、防塵のため長穴
部20bをふさぐように設けられ、補助板31をガイド
として、容量表示部材30は、情報記録媒体22の半径
方向に移動可能に構成されている。また、容量表示部材
30には、実施の形態1と同様に光ヘッドに備えられた
係合部と係合する係合部30bを有しており、弾性力で
変形可能に形成されている。また、容量表示部材30の
係合部30cは鋸波状に形成されており、係合部27d
が爪状に形成されているので、固定を確実に行うことが
できる。カートリッジのシャッター21が閉じた状態で
は、係合部27dは、容量表示部材30をI方向に付勢
して容量表示部材30を固定している。
【0040】次に、上記カートリッジをフロントローデ
ィングタイプの情報記録再生装置に挿入あるいは排出す
る時の動作について図10〜図12を用いて説明する。
図12は、カートリッジが情報記録再生装置に挿入ある
いは排出される時のカートリッジの可動部材等の動作を
示している。なお、光ヘッド等の情報記録再生装置の構
成は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0041】図12に示すように、シャッター開閉レバ
ー24は、カートリッジ20をガイドし、情報の記録再
生が可能な位置に移動させるホルダ26に設けられてお
り、図12中26aを支点にKの範囲で回動可能に構成
されている。また、カートリッジ排出のために、カート
リッジ20をH方向に押し出すようにL方向に図示しな
いバネ材にて付勢されている。
【0042】カートリッジが装置内に挿入されると、カ
ートリッジ本体20をガイドし、情報の記録再生が可能
な位置に移動させるホルダー26に設けられたシャッタ
ー開閉レバー24のピンからなる端部24aが、スライ
ドレバー23の端部に接触する。カートリッジが情報記
録再生装置に挿入されるに従い、シャッター開閉レバー
24がMの方向に回転しながらスライドバー23を図1
0中I方向に押す。そして、ホルダー内にカートリッジ
が挿入されると、シャッター開閉レバー24の端部24
aが図10中N位置に納まり、開口部20aは完全に開
く。シャッター開閉レバー24の端部24aが前記N位
置に納まる前に、スライドレバー23の端部の突起部2
3aが可動部材27の第3の腕部27cに係合し、シャ
ッター開閉レバー24の端部24aがN位置にスライド
する動作に連動して、ボス部28を中心に可動部材27
をP方向の回転力に抗してO方向に回転させ、第1の腕
部27aによる容量表示部材30の固定を解除する。
【0043】カートリッジを保持したホルダー26は、
実施の形態1と同様に、情報記録媒体22と、これを回
転駆動させるターンテーブルとをチャッキングさせ、情
報記録媒体22に光ヘッドをカートリッジ本体20の開
口部20aを通じて対向させる。同時に、光ヘッドに備
えられた容量表示部材30に係合する係合部も開口部2
0a内に入り込み、容量表示部材30との係合が可能な
状態となる。
【0044】以上の動作により、カートリッジの装置内
への装填が完了する。なお、カートリッジが情報記録再
生装置に装填されてからの光ヘッドの動作、光ヘッドに
備えられた係合部と容量表示部材との係合動作、及び情
報の記録再生後の制御動作は、実施の形態1と同様であ
るため省略する。
【0045】カートリッジの排出時には、カートリッジ
本体20を保持するホルダー26は、実施の形態1と同
様にして、情報記録媒体22と、これを回転駆動させる
ターンテーブルとを離隔させる方向に移動し、この動作
とともに光ヘッドに備えられた係合部と容量表示部材3
0の係合部30bは、その係合を解除される。さらに、
カートリッジ20は、図12中L方向のシャッター開閉
レバー24の復元力、及びシャッター21を閉じるJ方
向のバネ材25の弾性力により図10中H方向に移動す
るとともに、スライドバー23とシャッター21がJ方
向に移動して開口部20aを閉じる。
【0046】スライドバー23がJ方向に移動すること
で、スライドバー23に設けられた突起部23aは可動
部材27の第3の腕部27cから離間し、可動部材27
は、第2の腕部27bの弾性力により第1の腕部27a
をP方向に回転させ、容量表示部材30と係合させて固
定する。
【0047】以上の動作で、排出されたカートリッジに
は、固定された容量表示部材30により、情報記録媒体
22に記録された容量あるいは残容量が表示される。本
実施の形態では、開口部が全開する状態で容量表示部材
の固定解除が行われることから、容量表示部材が容易に
移動することはない。
【0048】実施の形態2では、シャッターロック機構
がないカートリッジについて説明したが、シャッターロ
ック機構がある場合は、実施の形態1と同様にしてシャ
ッターロック機構の部材と容量表示部材を固定する可動
部材とを共用するようにして、シャッターロック機構の
動作に連動して容量表示部材の固定及び固定解除できる
ようにすればよい。
【0049】(実施の形態3)実施の形態1、実施の形
態2ともに容量表示部材の固定及び固定解除を行う可動
部材の動作は、シャッターの開閉動作に応動している
が、本実施の形態では、カートリッジのローディング動
作に応動させる場合について、図13〜図15を参照し
ながら説明する。図13(a)、(b)は、本実施の形
態に係るカートリッジの上面図と側面図である。図14
(a)〜(c)は、カートリッジ内に設けられた容量表
示部及びその容量表示部を固定及び固定解除する可動部
材の上面図とその側面図である。図15(a)〜(c)
は、カートリッジを情報記録再生装置に挿入あるいは排
出する時のカートリッジの可動部材等の動作を示してい
る。なお、本実施の形態のカートリッジの外観形状は、
実施の形態2と同様であるので説明は省略する。
【0050】まず、本実施の形態に係るカートリッジ
は、可動部材とカートリッジの一部以外は、実施の形態
2と同様であるため、それ以外の構成の説明は省略す
る。
【0051】弾性を有するPOM等の樹脂材料からなる
可動部材35は、容量表示部材30の固定及び固定の解
除を行い、カートリッジ本体20に設けられたボス部2
8を中心に、回動可能に取り付けられている。可動部材
35には、容量表示部材30と係合する係合部35dを
有する第1の腕部35aと、樹脂弾性によりその付け根
を概支点に回動可能な第2の腕部35bと、L字状の第
3の腕部35cとが形成されている。第2の腕部35b
の端部は、カートリッジ本体に設けられたリブ29に接
触させた状態で組み込まれていて、常にP方向に回動す
るように付勢している。第3の腕部35cは、カートリ
ッジ本体20をガイドし、情報の記録再生が可能な位置
に移動させるホルダー26に設けられた突起部36と当
接可能となっている。一方、カートリッジ本体20に
は、突起部36が可動部材35の第3の腕部35cと当
接するためにカートリッジ本体20に穴をあけた切り欠
き部37を設けている。
【0052】次に、実施の形態1、2と同様のフロント
ローディングタイプの情報記録再生装置に上記カートリ
ッジを挿入して、情報の再生、記録または消去が終了し
た後、容量表示を行い、情報記録再生装置から排出され
る動作例を説明する。
【0053】可動部材35により容量表示部材30が、
カートリッジ本体20に固定されているシャッターが閉
じた状態において、図13中G方向にカートリッジが挿
入されると、カートリッジ本体20をガイドし、情報の
記録再生が可能な位置に移動させるホルダー26に設け
られたシャッター開閉レバー24が、スライドレバー2
3の端部23bに接触する。さらに、カートリッジが情
報記録再生装置に押し込まれるに従い、シャッター開閉
レバー24がMの方向に回転しながらスライドバー23
を図13中I方向に押す。シャッター開閉レバー24の
端部24aが図13中N位置に納まると、開口部20a
は完全に開く。カートリッジ20が、ホルダー26の奥
まで挿入される前に、ホルダー26に設けられた突起部
36が切り欠き部37を通過して可動部材35の第3の
腕部35cに当接する。さらに、カートリッジ20が押
し込まれる動作に連動して、第3の腕部35cが押圧さ
れて、P方向の回転力に抗してボス部28を中心にして
可動部材35をO方向に回転させ、第1の腕部35aに
よる容量表示部材30の固定を解除する。
【0054】カートリッジ20を保持したホルダー26
は、実施の形態1と同様に、情報記録媒体22と、これ
を回転駆動させるターンテーブルとをチャッキングさせ
る方向に移動することで、情報記録媒体22に光ヘッド
をカートリッジ20の開口部20aを通じて対向させ
る。同時に、光ヘッドに備えられた容量表示部材30に
係合する係合部も開口部20a内に入り込み、容量表示
部材30との係合が可能な状態となる。
【0055】以上の動作により、カートリッジが装置内
への装填が完了する。なお、カートリッジが情報記録再
生装置に装填されてからの光ヘッドの動作、光ヘッドに
備えられた係合部と容量表示部材との係合動作、及び情
報の記録再生後の動作制御は、実施の形態1、2と同様
であるため省略する。
【0056】カートリッジの排出時には、カートリッジ
本体20を保持するホルダー26が、実施の形態1、2
と同様、情報記録媒体22と、これを回転駆動させるタ
ーンテーブルとを離隔させる方向に移動し、この動作と
ともに光ヘッドに備えられた係合部と容量表示部材30
の係合部30bは、その係合を解除される。さらに、カ
ートリッジは、図15中L方向のシャッター開閉レバー
24の復帰力、及びシャッター21を閉じるJ方向のバ
ネ材25のバネ力により図13中H方向に移動するとと
もに、スライドバー23とシャッター21がJ方向に移
動して開口部20aを閉じる。
【0057】カートリッジがH方向に移動することで、
ホルダー26に設けられた突起部36は可動部材35の
第3の腕部35cから離れ、可動部材35は、第2の腕
部35bの弾性力により第1の腕部35aをP方向に回
転させ、容量表示部材30と係合させて固定する。
【0058】以上の動作で、排出されたカートリッジに
は、固定された容量表示部材30により、その情報記録
媒体22に記録された容量あるいは残容量が表示され
る。
【0059】(実施の形態4)本実施の形態について、
図16、図17を参照しながら説明する。図16
(a)、(b)は、本実施の形態に係る情報記録再生装
置のシャーシ上の光ヘッドの動作を示す上面図である。
図17は、カートリッジが情報記録再生装置に挿入され
た後の動作フローチャートである。本実施の形態では、
カートリッジを情報記録再生装置に装填した後の制御に
関するものである。従って、カートリッジについては、
上記実施の形態のいずれでもよい。
【0060】実施の形態1の情報記録再生装置を基に説
明する。図16に示すように、光ヘッド10が情報記録
媒体の半径方向に移動可能な光ヘッド送り機構を備えた
シャーシ12には、光ヘッド10のオーバーランにより
光ヘッド10の破損を防ぐ目的で、光ヘッド10がスピ
ンドルモーター13と接触する直前の位置にエンドセン
サー14bが備えられており、光ヘッド10が情報記録
媒体の記録再生エリアの最外周を記録再生する位置より
外側に通過型のメカニカルセンサー70、さらに光ヘッ
ド10に備えられた係合部10aと容量表示部材9とが
係合するために必要な光ヘッド10の移動量分(図16
中Q)だけ外側の位置にエンドセンサー14aが備えら
れている。これらのセンサーが、光ヘッド10の位置を
検出すると、光ヘッド10は停止する。また、実施の形
態1と同様に、この情報記録再生装置の電源がOFFに
なる前に光ヘッド10をスピンドルモーター13と接触
する直前の位置に移動させる制御とする。このようにす
ることで、実施の形態1と同様に、新たにカートリッジ
が挿入あるいは排出される時、容量表示部材9の係合部
9bと光ヘッド10に備えられた係合部10aが接触す
ることはない。
【0061】次に、上記情報記録再生装置にカートリッ
ジが挿入されてから、情報の再生、記録または消去が終
了した後に容量表示を行う動作例を図17を基に説明す
る。
【0062】カートリッジが情報記録再生装置に挿入さ
れ(S21)、容量表示部材の固定が解除され、光ヘッ
ド10に備えられた係合部10aと容量表示部材9が係
合していない状態で、情報の記録再生を行う(S2
2)。情報の記録再生時、光ヘッド10の可動範囲は、
内周側のエンドセンサー14bが光ヘッド10を検出す
る位置から、外周の通過型メカニカルセンサー70が光
ヘッド10を検出する位置まで(図16中R)とする。
情報の記録再生が終了し、カートリッジの排出命令が出
ると(S23)、情報記録媒体に記録された容量あるい
は残容量を算出し(S24)、外周側のエンドセンサー
14aが光ヘッド10を検出する位置まで外周方向に移
動(S25、S26)させて停止させ、光ヘッド10の
係合部10aを容量表示部材9の係合部9bに弾性変形
させて係合させる(S27)。その後、容量表示部材9
を係合した光ヘッド10は算出された容量に対応する情
報記録媒体の半径位置まで移動(S28)して停止し、
排出命令によりカートリッジの排出動作を開始する。つ
まり、本実施の形態では、情報の記録再生が終了し、制
御手段から排出命令が出てから光ヘッド10と容量表示
部材9との係合を行ってから排出動作を行うのである。
このようにするので、情報の再生、記録あるいは消去の
時の光ヘッドを移動させる駆動源にかかる負荷を小さく
できる。
【0063】排出動作が開始されると、カートリッジ本
体1を保持するホルダー6は図6中F方向に移動し、こ
の動作とともに光ヘッド10の係合部10aと容量表示
部材9の係合部9bとの係合が解除される。光ヘッド1
0は、情報記録媒体からの信号が無いことで、カートリ
ッジ本体1が情報記録再生装置内に無いことを確認し
(S29)、内周側のエンドセンサー14bによる停止
位置まで光ヘッド10を移動停止後(S30,S31,
S32)、情報記録再生装置の電源をOFFする。
【0064】以上の動作で、排出されたカートリッジに
は、固定された容量表示部材9により、その情報記録媒
体に記録された容量あるいは残容量が表示される。
【0065】また、カートリッジが情報記録再生装置に
挿入(S21)された直後に、通過型のメカニカルセン
サー70が光ヘッド10を検出する位置まで光ヘッド1
0を移動させることで、外周側のエンドセンサー14a
が光ヘッド10を検出する位置と、通過型のメカニカル
センサー70が光ヘッド10を検出する位置の間(図1
6中Q)に容量表示部材9を移動させておき、この状態
で情報の記録再生(S22)を行い、カートリッジの排
出命令(S23)が出た後は、前記と同様の制御を行っ
てもよい。
【0066】また、実施の形態4においては、動作をよ
り確実にするために通過型メカニカルセンサー70をシ
ャーシ12に設けたが、情報の記録再生時は、光ヘッド
が情報記録媒体の半径位置情報(情報の記録再生可能エ
リアの最外周位置)を認識可能なことから、通過型メカ
ニカルセンサー70は無くてもよい。
【0067】実施の形態1〜4において、情報記録再生
装置の電源をOFFする前の光ヘッドの退避位置を最内
周としたが、これを最外周位置とし、光ヘッドに備えら
れた係合部と容量表示部材との係合位置を内周位置にな
るようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の情報記録媒体用カート
リッジによれば、情報記録媒体用カートリッジに記録さ
れた容量の増減に応じて容量表示ができ、追記型の情報
記録媒体のみならず書き換え可能な情報記録媒体の容量
表示が可能となる。
【0069】請求項2に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジによれば、容量表示部材が情報記録媒体用カートリ
ッジに対して外部環境により容易に動くことがないので
信頼性の高い容量表示ができる。また、容量表示部材
は、樹脂材料等で形成すれば、気温や湿度等の外部環境
により変形、変質等の影響もなく、より信頼性の高い容
量表示ができる。
【0070】請求項3に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジによれば、可動部材を動作させる駆動手段を装置側
に用意する必要がないため、低コストで容量表示を実現
でき情報記録再生装置の小型化が可能になる。また、装
置内に挿入されてシャッターが開くと容量表示部材の固
定解除となり、装置外に排出されてシャッターが閉じる
と容量表示部材が固定されるので、より信頼性の高い容
量表示ができる。
【0071】請求項4に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジによれば、シャッターロック機構の部品にわづかな
変更を加えるだけで、共通の部品とすることができるの
で、低コストにできる。
【0072】請求項5に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジによれば、情報記録媒体用カートリッジに係合部用
の開口部を特別に設ける必要がないため、情報記録媒体
用カートリッジの強度及び防塵性能を維持したまま、低
コストにできる。また、ユーザーがカートリッジに貼り
付けて使用するラベル等の面積を大きく取ることができ
る。
【0073】請求項6に記載の情報記録媒体用カートリ
ッジによれば、カートリッジ本体にわづかな加工を施し
て長穴部を設けるだけで、表示部の移動機構を簡単に実
現することができ、低コストで容量表示が可能になる。
【0074】請求項7に記載の情報記録再生装置によれ
ば、装置側に容量表示部材を駆動させる特別な機構を設
ける必要がなく、光ヘッドに係合部を形成するだけでよ
いことから、低コストで容量表示を実現するとともに、
情報記録再生装置の小型化が可能になる。
【0075】請求項8に記載の情報記録再生装置によれ
ば、常に情報記録媒体の容量に応じた位置に光ヘッドが
あるので、情報記録媒体用カートリッジの排出命令が出
ても、排出を即座に行うことができる。
【0076】請求項9に記載の情報記録再生装置によれ
ば、情報の再生、記録または消去時は、容量表示部材と
光ヘッドの係合部は係合していないため、光ヘッドを移
動させる駆動手段にかかる負荷は小さくなり、低消費電
力化、及び高速アクセス化を実現できる。
【0077】請求項10に記載の情報記録再生装置によ
れば、装置側の従来のシャッター開閉レバーを利用した
り、新たに突起部を装置側に設ける等の、可動部材を動
作させる手段を設けるだけで、装置の大きな設計変更が
不要であり、低コストで容量表示を実現するとともに、
情報記録再生装置の小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るカートリッジの外観図であ
る。
【図2】実施の形態1に係るカートリッジの上面図とそ
の断面図、及び側面図である。
【図3】実施の形態1に係るカートリッジの容量表示部
近辺の上面図とその断面図である。
【図4】実施の形態1に係るカートリッジ内に設けられ
た容量表示部及びその容量表示部を固定及び固定解除す
る可動部材の上面図と側面図である。
【図5】実施の形態1に係るカートリッジが情報記録再
生装置に挿入あるいは排出される時のカートリッジの可
動部材等の動作を示す図である。
【図6】実施の形態1に係る情報記録再生装置の光ヘッ
ドが設けられたシャーシとカートリッジとの位置関係を
示す上面図と側面図である。
【図7】図6に示した情報記録再生装置にカートリッジ
が装填された状態の上面図と側面図である。
【図8】実施の形態1、2、3に係る情報記録再生装置
に挿入された後の動作フローチャートである。
【図9】実施の形態2、3に係るカートリッジの外観図
である。
【図10】実施の形態2に係るカートリッジの上面図と
側面図である。
【図11】実施の形態2に係るカートリッジ内に設けら
れた容量表示部及びその容量表示部を固定及び固定解除
する可動部材の上面図と側面図である。
【図12】実施の形態2に係るカートリッジが情報記録
再生装置に挿入あるいは排出される時のカートリッジの
可動部材等の動作を示す図である。
【図13】実施の形態3に係るカートリッジの上面図と
側面図である。
【図14】実施の形態3に係るカートリッジ内に設けら
れた容量表示部及びその容量表示部を固定及び固定解除
する可動部材の上面図と側面図である。
【図15】実施の形態3に係るカートリッジが情報記録
再生装置に挿入あるいは排出される時のカートリッジの
可動部材等の動作を示す図である。
【図16】実施の形態4に係る情報記録再生装置の光ヘ
ッドが設けられたシャーシの上面図である。
【図17】実施の形態4に係る情報記録再生装置に挿入
された後の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1,20 カートリッジ本体 2,21 シャッター 11,22 情報記録媒体 9,30 容量表示部材 3,27,35 可動部材 10 光ヘッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の情報記録媒体の容量に応じた目盛
    りを指示する表示部を備えた容量表示部材を有する情報
    記録媒体用カートリッジであって、 上記容量表示部材は、上記情報記録媒体の容量の増減に
    応じて動く光ヘッドに係合する係合部を有することを特
    徴とする情報記録媒体用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記容量表示部材の固定及び固定解除を
    行う可動部材を有することを特徴とする請求項1に記載
    の情報記録媒体用カートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記可動部材が、シャッターの開閉に応
    動して上記容量表示部材の固定及び固定解除を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体用カートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 上記可動部材が、シャッターのロック及
    びロック解除を行う係合部材と共用されていることを特
    徴とする請求項3に記載の情報記録媒体用カートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 上記係合部が、シャッターの開口部内に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報
    記録媒体用カートリッジ。
  6. 【請求項6】 上記表示部が、情報記録媒体のディスク
    の略半径方向に設けられた長穴部をガイドにして移動可
    能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    情報記録媒体用カートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6に記載の情報記録
    媒体用カートリッジを装填して、情報記録媒体を再生、
    記録または消去を行う情報記録再生装置であって、 光ヘッドと、 該光ヘッドを駆動する駆動手段と、 上記情報記録媒体の再生、記録または消去後の容量を算
    出する算出手段と、 該算出手段で算出された容量に応じた位置に上記光ヘッ
    ドを上記容量表示部材に係合させて移動させる制御手段
    と、を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記光ヘッドを上記容
    量表示部材に係合させてから、上記情報記録媒体の再
    生、記録または消去を行い、上記算出手段で算出された
    容量に応じた位置に上記光ヘッドを移動させることを特
    徴とする請求項7に記載の情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記情報記録媒体の再
    生、記録または消去後の排出命令を受けて、上記光ヘッ
    ドを上記容量表示部材に係合させ、上記算出手段で算出
    された容量に応じた位置に上記光ヘッドを移動させて上
    記情報記録媒体用カートリッジを排出することを特徴と
    する請求項7に記載の情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至請求項4に記載の情報記
    録媒体用カートリッジを装填して、情報記録媒体を再
    生、記録または消去を行う情報記録再生装置であって、 上記情報記録媒体用カートリッジの挿入及び排出時に、
    上記容量表示部材の固定及び固定解除を行う可動部材を
    動作させる手段が設けられていることを特徴とする情報
    記録再生装置。
JP24525197A 1997-09-10 1997-09-10 情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置 Pending JPH1186506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24525197A JPH1186506A (ja) 1997-09-10 1997-09-10 情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24525197A JPH1186506A (ja) 1997-09-10 1997-09-10 情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1186506A true JPH1186506A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17130905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24525197A Pending JPH1186506A (ja) 1997-09-10 1997-09-10 情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1186506A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6125011A (en) Disc cartridge with particular cover configuration
US7475410B2 (en) Disc recording and/or playback apparatus
EP0982729A2 (en) Disc cartridge
US6772430B2 (en) Cartridge housing a recording medium and drive device for recording medium
KR100300484B1 (ko) 기록매체카트리지장착장치
JPH1186506A (ja) 情報記録媒体用カートリッジ及び情報記録再生装置
WO2000019429A1 (fr) Bande magnetique en cassette
US6782547B1 (en) Disk drive with slider pressure plate
JP3313562B2 (ja) ディスクカートリッジ及びそれを用いたディスク装置
KR20050002797A (ko) 기록 장치 및 기록 매체 수납 카세트
KR100583309B1 (ko) 디스크 카트리지
KR100269991B1 (ko) 기록매체의 식별장치
KR19990076533A (ko) 디스크 카트리지 어댑터 및 그 구동장치
JP3093808B2 (ja) 情報記録再生装置
KR100620996B1 (ko) 디스크 드라이버
JP4085978B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3506569B2 (ja) 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスク駆動装置
KR100303554B1 (ko) 디스크 수납용 카트리지 어댑터의 인식홀 변환장치
CN101971261B (zh) 记录介质盒
KR100303556B1 (ko) 디스크 수납용 카트리지의 디스크 인식장치
JP3521719B2 (ja) ディスクカートリッジ
KR100575623B1 (ko) 디스크카트리지
US20080019046A1 (en) Disk Cartridge
JPH10106211A (ja) ディスクカートリッジ
JPH1083648A (ja) 磁気ディスクカートリッジ