JPH1185933A - カード型情報媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イジェクト機構を持たない通信装置に対する
カードのセット操作やその通信装置からのカードの引出
し操作を容易に行うことができるようになるカードを提
供する。手触りによって容易に表裏を判別することので
きるカードを提供する。カードを手で持って取り扱うと
きにそのカードを不用意に落としたりすることを防ぐ。 【解決手段】 合成樹脂製のカード体１にモジュールが
内蔵されている第１領域Ｚ１とモジュールが内蔵されて
いない第２領域Ｚ２とを形成する。カード体１の第２領
域Ｚ１の外面に、指先を滑りにくくする掛止部３を設け
る。掛止部３は、突起３１によって形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＣカードや磁気
カードといったカード型情報媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種のカード型情報媒体として、合成
樹脂製のカード体にＩＣモジュールなどのモジュールを
内蔵したＩＣカードや、合成樹脂製のカード体に所定の
情報を記録した磁気ストライプを形成した磁気カードが
知られている。これらのＩＣカードや磁気カードといっ
たカード型情報媒体（以下単に「カード」というときは
このカード型情報媒体をいうものとし、上記の合成樹脂
製の「カード体」と区別する）の取扱いについては、上
記カード体によって実質的に形作られている上記カード
をその所有者が手で持って通信装置にセットする操作を
行ったり、通信装置から引き出す操作を行ったりするこ
とが多い。

【０００３】一方、合成樹脂製の上記カード体は、一般
的には鏡面仕上げされたプレス板を用いて加圧成形され
る。そのため、そのカード体の表裏の外面は、多くの場
合、同程度の粗度の平滑面に仕上がっていて、カードを
手で持ったときに滑りやすい状態になっているといえ
る。また、カードを手で持ったときの手触り感触だけで
はそのカードの表裏を区別することが不可能である。他
方、カードに記録されている情報を読み取ったりカード
に所定の情報を記録したりするときに用いられる端末と
しての上記通信装置にカードをセットするときに、カー
ドの表裏が逆向きにセットされると、情報の読み取りや
書き込みが不可能になったり通信装置側のコンタクトな
どの部品が損傷したりするおそれがある。

【０００４】また、通信装置には、カードセット位置に
装着したカード型情報媒体を引き出すためのイジェクト
機構を備えていないものもあり、そのような通信装置に
セットとされているカードを引き出すときには、指先で
カードの端を掴んで引き出したりカードの外面を指先で
押さえながら引き出したりすることが必要になる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記カード
には、その発行元や所有者などに関する情報が凹凸表示
されていることがあり、そのようなカードにあっては、
カードを手で持ったときの手触り感触がその表裏で異な
る。したがって、通信装置にそのような凹凸表示のある
カードをセットするときには、手触りによってその表裏
を識別することが可能であるので、カードを表裏逆向き
にセットするというような事態を未然に防ぐことが可能
であるともいえる。

【０００６】しかしながら、カードに付される発行元や
所有者などについての上記凹凸表示は、本来的にはカー
ドの表裏を手触りで判別することを目的としているもの
ではないので、その凹凸表示によってカードの表裏を確
実に判別することには無理がある。そのため、その凹凸
表示を利用してカードの表裏を判別することによって通
信装置に対するカードの誤挿入（表裏逆向きの挿入）を
確実に防止することはできない。

【０００７】また、イジェクト機構を備えていない通信
装置にセットされているカードを引き出すときに、上記
凹凸表示に指先を滑らないように掛止してそのカードを
引き出すようにすれば、容易にそのカードを引き出すこ
とができるとも考えられるが、上記凹凸表示は、発行元
や所有者などについての情報を視覚で認識できるように
表示しているに過ぎないので、その凹凸表示が指先を滑
らないように掛止するのに適していない箇所に形成され
ていたり、その凹凸表示の凹凸が指先を滑らないように
掛止するのに適していない大きさになっていることが多
い。したがって、上記凹凸表示を通信装置からのカード
の引き出しに利用することは不可能である。

【０００８】一方、特開平７−３２９４６８号公報に
は、ＩＣモジュールを内蔵した合成樹脂製のカード体の
表裏の印刷面にＪＩＳ規格Ｂ０６０１に該当する微小凹
凸を形成したカードについての記載がある。しかしなが
ら、このカードに用いられているカード体の表面の微小
凹凸は、カード体の印刷面の反射率を低減することによ
りカード体の加圧成形に伴って生じるカード表面の凹み
や、使用によって生じる擦り傷を目立たなくすることに
役立つものであるに過ぎない。したがって、このカード
においても、その印刷面に形成された上記の微小凹凸の
作用により、そのカードの外面に接触させた指先が滑り
にくくなって通信装置からのカードの引出し操作が容易
になるというようなものではない。

【０００９】本発明は以上の状況に下でなされたもので
あり、通信装置にセットしたり通信装置から引き出した
りするときに手の指先で掴んだり押さえたりする箇所
に、指先を滑りにくくし得るような工夫を講じることに
よって、イジェクト機構を持たない通信装置に対するカ
ードのセット操作（挿入操作）やその通信装置からのカ
ードの引出し操作を容易に行うことができるようになる
カードを提供することを目的とする。

【００１０】また、本発明は、指先を滑りにくくし得る
ような上記の工夫が、同時に、カードの表裏判別に確実
に役立つものとなるカードを提供することを目的とす
る。

【００１１】さらに、本発明は、指先を滑りにくくし得
るような上記の工夫が、同時に、カードを手で持って取
り扱うときにそのカードを不用意に落としたりするとい
った事態を生じにくくすることに役立つものとなるカー
ドを提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明に係るカードは、
合成樹脂製のカード体にモジュールが内蔵されている第
１領域とモジュールが内蔵されていない第２領域とが形
成されており、そのカード体の上記第２領域の外面に、
指先を滑りにくくする掛止部が設けられている、という
ものである。

【００１３】この発明に係るカードにはＩＣカードなど
が含まれる。このカードによると、カード体の第２領域
の外面に形成された掛止部が指先を滑りにくくすること
に役立つ。そのため、カードを通信装置にセットしたり
通信装置から引き出したりするときに、その掛止部を指
先で押さえて通信装置の所定位置に挿入したり通信装置
から引き出したりする操作を容易に行うことができるよ
うになる。

【００１４】上記掛止部は、上記カード体の上記第２領
域の外面に形成された突起、ゴム面、凹部、孔部から選
ばれるいずれかによって構成することが可能である。上
記のうち、掛止部が突起、凹部または孔部によって形成
されているものでは、指先がそれらの突起、凹部または
孔部に引掛かって滑りにくくなり、また、掛止部がゴム
面で形成されていると、指先とゴム面との摩擦抵抗によ
って指先が滑りにくくなる。特に、掛止部が突起、凹部
または孔部によって形成されたものでは、カード体を成
形するときに同時に掛止部を形成できる利点がある。さ
らに、突起、ゴム面、凹部、孔部から選ばれるいずれか
によって形成された掛止部を指先で触れれば、そのとき
の感触で掛止部が設けられているカード体の表裏いずれ
かの面を容易に判別することが可能であるだけでなく、
その掛止部に指先を触れてカードを手で持つようにする
と、カードが手から不用意に滑り落ちるといったことが
なくなる。

【００１５】この発明のカードにおいては、上記掛止部
が、上記カード体の上記第２領域の外面に形成された複
数の突起でなり、それらの突起のそれぞれが、上記カー
ド体の幅方向に長く形成されていると共に、上記カード
体の前後方向に間隔を隔てて並んでいる、という構成を
採用することができ、そのようにしておくと、上記した
ような通信装置に対するカードの操作性を向上させる作
用、表裏判別作用、滑り落ちを防ぐ作用がいっそう確実
に発揮される。

【００１６】また、上記掛止部が、上記カード体の上記
第２領域の表裏いずれか一方側の外面に形成されている
ようなカードであると、上記した表裏判別作用がいっそ
う確実に発揮される。

【００１７】上記カードにおいては、上記カード体が、
通信装置に具備されたガイド面上で前後にスライドされ
てその通信装置のカードセット位置に対して挿抜される
ように形成されていると共に、そのカード体の前部に上
記第１領域がその後部に上記第２領域がそれぞれ振り分
けられており、上記カード体が上記通信装置の上記カー
ドセット位置にセットされたときに、上記掛止部が外部
に露出されるようになっていることが望ましい。このよ
うなカードとしては、上記カード体の第１領域の外面
に、上記通信装置に備わっているコンタクトに接触する
面電極が設けられている、というようなカードがある。

【００１８】このように構成されたカードであると、通
信装置のカードセット位置にセットされたカードを引き
抜くときに、その掛止部に指先を乗せて引張るようにす
ると、指先が滑らずにカードが確実かつ容易に引き出さ
れる。

【００１９】また、本発明に係るカードは、磁気ストラ
イプを備えた合成樹脂製のカード体の外面に、そのカー
ド体を手で把持して磁気情報処理装置に通すときの握持
箇所の外面に凹凸部が形成されている、というものであ
る。

【００２０】この発明に係るカードには磁気カードが含
まれる。このように構成されたカードであると、カード
体を手で把持して磁気情報処理装置に通すときに、カー
ドから手が滑るといった事態や、カードを不慮に落とす
といった事態が起こりにくくなる。

【００２１】

【発明の実施の形態】図１は請求項１〜６に係る発明の
カードＡの実施の一形態を示す概略斜視図、図２は通信
装置Ｂにセットされた図１のカードＡを引き出すときの
操作を示す説明図、図３は請求項１〜６に係る発明のカ
ードＡの変形例の要部を示す概略斜視図、図４は請求項
１〜６に係る発明のカードＡの他の変形例の要部を示す
概略斜視図である。

【００２２】図１において、カードＡは、矩形に成形さ
れた合成樹脂製のカード体１に、ＩＣモジュールなどの
モジュール（不図示）が内蔵されたものであり、その表
裏のうちの一方側の外面（図例では裏面）に所定パター
ンの面電極２が形成されていると共に、その他方側の外
面（図例では表面）に掛止部３が形成されている。さら
に詳しくは、上記カード体１の長手方向の前部に第１領
域Ｚ１が区画形成され、その後部に第２領域Ｚ２が区画
形成されている。そして、第１領域Ｚ１に上記モジュー
ルが内蔵されていて、そのモジュールに電気的に接続さ
れた上記面電極２がその第１領域Ｚ１の裏面に形成され
ている。また、上記掛止部３は、上記第２領域Ｚ２の表
面に形成されている。

【００２３】図１および図２に示したカードＡにおい
て、掛止部３は、カード体１の第２領域Ｚ２の表面に形
成された複数（具体的には３つ）の突起３１…でなり、
それらの突起３１…のそれぞれが、カード体１の幅方向
Ｗに長く形成されていると共に、等長のそれらの突起３
１…がカード体１の前後方向Ｘに等間隔を隔てて並んで
いる。これらの突起３１…はカード体１を合成樹脂で加
圧成形するときに同時に成形されていて、それらの突起
３１…の集合でなる突起群がローレット目のような上記
掛止部３を形作っている。このため、カード体１の掛止
部３を除く部分の外面が平滑面に仕上がっているとして
も、カード体１には、この掛止部３によって指先を滑り
にくくする性質が付与されている。しかも、掛止部３が
形成されている箇所は、モジュールが内蔵されていない
後部の第２領域Ｚ２であるから、掛止部３を設けたこと
がモジュールを内蔵させることについての障害になった
りすることはない。

【００２４】図１で説明したカードＡは、たとえば図２
に概略で示した通信装置Ｂにセットして使用される。こ
の種の通信装置Ｂには、たとえばコンピュータの端末と
しての情報入力用デバイスが相当している。通信装置Ｂ
は、カードＡを挿抜するときにそのカードＡをスライド
して案内するためのガイド面８１を備えており、そのガ
イド面８１の上方は開放されている。そして、カードＡ
をガイド面８１上で矢印ａのようにスライドさせて図示
のように通信装置Ｂのカードセット位置にセットする
と、カードＡの掛止部３が外部に露出した状態になる。
また、カードセット位置にセットされたカードＡの面電
極２に、通信装置Ｂ側のコンタクト８２が弾接して両者
が電気的に接続されるようになっている。

【００２５】図２のように通信装置Ｂにセットされたカ
ードＡにおいて、その後端１２が通信装置Ｂの端部８３
から少ししか突き出ていないときや、あるいは、カード
Ａの後端１２が通信装置Ｂの端部８３からまったく突き
出ていないときには、そのカードＡの後端１２を指先で
掴んで引き出すことが困難な場合がある。そのようなと
きでも、カードＡの掛止部３が通信装置Ｂの外部に露出
しているので、その掛止部３の上に指先Ｆを置くことが
できる。そして、掛止部３の上に置いた指先Ｆを矢印ｂ
の方向に動かすようにすると、その指先ＦがカードＡに
対して滑ることなく、カードＡを通信装置Ｂから引き出
す。したがって、カードＡを通信装置Ｂから容易にしか
も確実に引き出すことが可能である。

【００２６】また、このカードＡにおいて、掛止部３が
カード体１の表面だけに設けられていてその裏面には設
けられていないので、そのカードＡを手で持ったときに
は、指先の感触によって掛止部３のある面が表面である
ことを容易に認識することができる。そのため、たとえ
ば図２で説明したような通信装置Ｂのカードセット位置
にカードＡを挿入するときに、その表裏を間違えて誤挿
入するというような事態が起こりにくい。そのほか、掛
止部３が指先を滑りにくくする性質を持っているので、
手で持ったカードＡを不慮に落とすといった事態も起こ
りにくい。

【００２７】図１および図２に示したカードＡでは、掛
止部３が複数の長い突起３１によって形成されているけ
れども、この掛止部３は、１つの長い突起によって形成
しても、複数の小突起の集合によって形成してもよい。
さらには、図３に示したように、カード体１に埋め込ん
だり貼り付けたりした薄いゴム板のゴム面、あるいはカ
ード体１にコーティングしたゴム面によって掛止部３を
形成してもよく、そのように掛止部３がゴム面で形成さ
れていると、指先とゴム面との摩擦抵抗によって指先が
滑りにくくなる。また、図４のように、カード体１の外
面に形成した複数の長い凹所３２によって掛止部３を形
成してもよい。そのほか、図示していないが、掛止部３
を、１つの長い凹所や、小さな凹所の集合によって形成
しても、あるいは、複数の長い孔部や、１つの長い孔部
や、小孔の集合によって形成してもよい。

【００２８】図５は請求項７に係る発明のカードＡの実
施の一形態を示す概略斜視図、図６は磁気情報処理装置
Ｃにセットされた図５のカードＡを示す説明図である。

【００２９】図５のカードＡは、矩形に成形された合成
樹脂製のカード体１の裏面（外面）に磁気ストライプ４
が形成された磁気カードであり、そのカード体１を手で
持って取り扱うときにそのカード体１を手で持つ箇所で
ある把持箇所５に凹凸部６が形成されている。この凹凸
部６は、図１などで説明したような突起、凹所、孔部な
どによって形成することができる。

【００３０】このカードＡは、把持箇所５の凹凸部６を
手で持った状態で取り扱われる。具体的には、図６に示
したように、手で持ったカードＡを磁気情報処理装置Ｃ
にセットして矢印ｃのように動かすことによってその磁
気情報処理装置Ｃに通すという操作が行われ、そのよう
な操作を通じて、磁気ストライプ４に記録されている情
報の読み取りや、磁気ストライプ４への情報の書き込み
が行われる。このような操作を行うときに、上記凹凸部
６がカードＡを持っている手の指先を滑りにくくするこ
とに役立つので、カードＡを不慮に落としたり、カード
Ａから手が滑るといった事態が起こりにくい。

【００３１】

【発明の効果】請求項１〜６に係る発明によれば、指先
を滑りにくくする性質がカードに付与されるので、イジ
ェクト機構を持たない通信装置に対するカードのセット
操作やその通信装置からのカードの引出し操作を容易に
行うことができるようになるという効果がある。また、
指先を滑りにくくするためにカードに設けた掛止部が、
カードの表裏判別に確実に役立つので、カードの表裏を
間違えて通信装置に誤挿入するといった事態が未然に防
止される。また、請求項７に係る発明によれば、カード
を手で持って取り扱うときにそのカードを不用意に落と
したりするといった事態が生じにくくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１〜６に係る発明のカードの実施の一形
態を示す概略斜視図である。

【図２】通信装置にセットされた図１のカードを引き出
すときの操作を示す説明図である。

【図３】請求項１〜６に係る発明のカードの変形例の要
部を示す概略斜視図である。

【図４】請求項１〜６に係る発明のカードの他の変形例
の要部を示す概略斜視図である。

【図５】請求項７に係る発明のカードの実施の一形態を
示す概略斜視図である。

【図６】磁気情報処理装置にセットされた図５のカード
を示す説明図である。

【符号の説明】

１ カード体 ２ 面電極 ３ 掛止部 ４ 磁気ストライプ ５ 握持箇所 ６ 凹凸部 ３１ 突起 ３２ 凹部 ８１ ガイド面 Ａ カード（カード型情報媒体） Ｂ 通信装置 Ｃ 磁気情報処理装置 Ｚ１ 第１領域 Ｚ２ 第２領域

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 合成樹脂製のカード体にモジュールが内
   蔵されている第１領域とモジュールが内蔵されていない
   第２領域とが形成されており、そのカード体の上記第２
   領域の外面に、指先を滑りにくくする掛止部が設けられ
   ていることを特徴とするカード型情報媒体。
2. 【請求項２】 上記掛止部が、上記カード体の上記第２
   領域の外面に形成された突起、ゴム面、凹部、孔部から
   選ばれるいずれかである請求項１に記載したカード型情
   報媒体。
3. 【請求項３】 上記掛止部が、上記カード体の上記第２
   領域の外面に形成された複数の突起でなり、それらの突
   起のそれぞれが、上記カード体の幅方向に長く形成され
   ていると共に、上記カード体の前後方向に間隔を隔てて
   並んでいる請求項１に記載したカード型情報媒体。
4. 【請求項４】 上記掛止部が、上記カード体の上記第２
   領域の表裏いずれか一方側の外面に形成されている請求
   項１、請求項２、請求項３のいずれかに記載したカード
   型情報媒体。
5. 【請求項５】 上記カード体が、通信装置に具備された
   ガイド面上で前後にスライドされてその通信装置のカー
   ドセット位置に対して挿抜されるように形成されている
   と共に、そのカード体の前部に上記第１領域がその後部
   に上記第２領域がそれぞれ振り分けられており、上記カ
   ード体が上記通信装置の上記カードセット位置にセット
   されたときに、上記掛止部が外部に露出されるようにな
   っている請求項１、請求項２、請求項３、請求項４のい
   ずれかに記載したカード型情報媒体。
6. 【請求項６】 上記カード体の第１領域の外面に、上記
   通信装置に備わっているコンタクトに接触する面電極が
   設けられている請求項５に記載したカード型情報媒体。
7. 【請求項７】 磁気ストライプを備えた合成樹脂製のカ
   ード体の外面に、そのカード体を手で把持して磁気情報
   処理装置に通すときの握持箇所の外面に凹凸部が形成さ
   れていることを特徴とするカード型情報媒体。