JPH1185809A - 論理回路の冗長機能部分排除合成方式 - Google Patents

論理回路の冗長機能部分排除合成方式

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JPH1185809A
JPH1185809A JP9238479A JP23847997A JPH1185809A JP H1185809 A JPH1185809 A JP H1185809A JP 9238479 A JP9238479 A JP 9238479A JP 23847997 A JP23847997 A JP 23847997A JP H1185809 A JPH1185809 A JP H1185809A
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JP
Japan
Prior art keywords
logic
logic circuit
disconnected
input
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9238479A
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English (en)
Inventor
加寿美 ▲濱▼口
Kasumi Hamaguchi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 使用目的に応じて必要とする機能の部分のみ
を再合成して、最小限の論理回路を得る。 【解決手段】 入力ピンが2ビットの情報“10”を持
つ場合、信号値“0”になるため、その端子をVSSに
接続するとともに、その配線ネットを切断する。“0
1”を持つ場合、信号値“1”になるためその端子をV
DDに接続するとともに、その配線ネットを切断する。
“11”を持つ場合は、信号値“0”と“1”の両方の
値をとるので何も施さない。“00”を持つ場合は、論
理的な存在意義がないため配線ネットを切断する。論理
素子の持つすべての出力ピンが切断された配線ネットに
接続した浮きピンになっている場合、それを切断すると
ともに、その論理素子自体を抹消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は論理回路、特にMO
S型半導体の論理回路の冗長機能部分を排除する合成方
式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型半導体に用いられる論理
合成方式における最適化機能は、論理回路をネットリス
トとして入力すると論理的に冗長な機能部分を排除し論
理合成の最適化を図っていたが、本来の論理回路が持つ
すべての機能をそのまま持たせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の論理合成の最適化技術の問題点は、既存の論理回
路のすべての機能を有したままの論理回路を合成するこ
とであり、静的に論理を評価し冗長な論理を排除すると
いう論理の圧縮だけを前提にしている点にある。
【0004】本発明は、このような既存の論理回路のう
ち、すべての機能をそのまま有するものではなく、使用
目的に応じて必要とする機能の部分のみを論理回路とし
て再合成するものであり、必要機能を搭載した最小限の
論理回路を合成することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、論理回路のネットリストとその論理回路を構
成する論理素子の入出力ピンにおけるトグル情報を入力
することにより、使用目的に応じて前記論理素子で構成
される論理回路部分の論理的に冗長な部分を認識し排除
し、必要な機能部分のみを論理回路として再合成するこ
とを特徴とする。
【0006】本発明によれば、使用用途において不必要
な機能を実現している論理回路部分をも排除するため、
論理回路の規模が小さくなり、最終的に開発するLSI
の面積を小さく、かつ、高速処理を可能とする作用を有
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、論理回路
とその論理回路のすべての論理素子の入出力ピンのトグ
ル情報(状態値の変化の有無)を持つ状態値ファイルを入
力することにより使用しない機能の論理素子で構成され
る論理回路部分を認識し排除する。
【0008】この場合の冗長部分の認識判断における切
断の場合はネット(ノード)を2つに分割する。まず、 (1) 回路中の各ネット(ノード)に対して、VDD,VS
S,FLOATING(VDD,VSSに接続されてい
ない切断されたもの)という名称(以下、ネット名)を付
ける。
【0009】(2) インスタンスのすべての出力ピンのネ
ット名がFLOATINGの場合、そのインスタンスの
入力ピンが接続されるネット名をすべてFLOATIN
Gとするとともにインスタンスを削除する。
【0010】(3) 上記(2)の繰り返しを行う。
【0011】(4) 回路よりFLOATINGというネッ
ト名のすべてを削除する。
【0012】このようにして冗長部分のインスタンスネ
ットを削除する。
【0013】ところで、前記トグル情報は、一例とし
て、使用目的の中で必要とする機能のすべてを検証する
シミュレーションの結果として得ることができるもので
あり、この検証の中で論理回路の中のすべてのノードに
対して信号値1あるいは信号値0のいずれの値あるいは
両方の値を取るのか、という情報を持つ。このように使
用しない、つまり必要とされない論理素子を排除した後
に、さらに論理的な最適化を施すことにより必要機能を
搭載した最小限の論理回路を再合成する。
【0014】まず、トグル情報を持つ状態値ファイルの
内容について説明する。このファイルは、機能・論理確
認のため実施したシミュレーションより作成する。この
ファイルの持つ情報は、論理素子の入出力ピンに対する
2ビットの値とする。LSBである1ビット目には「状
態値1になったかどうか」、MSBである2ビット目に
は「状態値0になったかどうか」の情報を持たせる。値
“0”を「その状態値にならない」とし、値“1”を
「その状態値になる」とする。
【0015】次に最適化の処理手順について説明する。
論理回路を読み込んだ後、第1段階として、論理素子の
入力ピンが2ビットの情報“10”を持つ場合、信号値
“0”にしかならないことを意味するため、その端子を
VSSに接続するとともに、その配線ネットを切断す
る。また、論理素子の入力ピンが2ビットの情報“0
1”を持つ場合、信号値“1”にしかならないことを意
味するためその端子をVDDに接続するとともに、その
配線ネットを切断する。論理素子の入力ピンが2ビット
の情報“11”を持つ場合は、信号値“0”と信号値
“1”の両方の値をとる活性化されたネットであること
を意味しており何も施さない。また、論理素子の入力ピ
ンが2ビットの情報“00”を持つ場合は、論理的な存
在意義をもたないことを意味するため配線ネットを切断
する。
【0016】次に、第2段階として、すべての論理素子
において、対象とする論理素子の持つすべての出力ピン
が切断された配線ネットに接続した状態、つまり浮きピ
ンになっている場合、その論理素子のすべての入力ピン
に接続する配線ネットを切断するとともに、その論理素
子自体を抹消する。この第2段階の作業はすべての論理
素子に対して、対象とする論理素子のすべての出力が切
断されているようなものが完全になくなるまで繰り返し
行う。
【0017】第3段階として、残された論理回路に対し
て、論理的に冗長な回路を削除する最適化を施す。
【0018】(実施の形態)図1ないし図4は実施の形
態における各状態図を示し、図1は入力する論理回路
例、図2は最適化処理の第1段階の論理回路、図3は同
じく第2段階の論理回路、図4は第3段階としての最終
結果の論理回路である。
【0019】図1に示す論理回路例は、入力信号A,入
力信号B,入力信号Cと出力信号Dと、インバータ論理
素子1、OR論理素子2、インバータ論理素子3、イン
バータ論理素子4とOR論理素子5で構成される。ここ
でインバータ論理素子1,3,4及びOR論理素子2,
5は、以下単に論理素子1,3,4および論理素子2,
5という。
【0020】上記構成の論理回路において、この時、与
えられる状態値ファイルの情報は論理素子1の入力ピン
に11、出力ピンに11、論理素子2の論理素子1に接
続する側の入力ピンに11、残りの入力ピンに01、出
力ピンに01、論理素子3の入力ピンに01、出力ピン
に10、論理素子4の入力ピンに11、出力ピンに1
1、論理素子5の論理素子3に接続する側の入力ピンに
10、もう一方の論理素子4に接続する側の入力ピンに
11、出力ピンに11とする。この論理回路を、本冗長
部分の排除方式に入力する回路とする。
【0021】まず、図2に示す第1段階として論理素子
2の信号Bに接続する入力ピンは情報“01”を持つた
めVDDに接続し、論理素子3の入力ピンは情報“0
1”を持つためVDDに接続するとともに論理素子2と
論理素子3の間の配線ネットを切断する。また、論理素
子5の論理素子3と接続する側の入力ピンは情報“1
0”を持つためVSSに接続するとともに論理素子3と
論理素子5の間の配線ネットを切断する。これらの処理
を施した結果が図2に示す回路図である。
【0022】次に、図3に示す第2段階として、論理素
子のすべての出力ピンが切断されている論理素子2と論
理素子3に対してそれらの入力ピンに接続する配線ネッ
トを切断し、次に論理素子2と論理素子3を削除する。
この操作により、論理素子1の出力ピンが切断されたの
で、同じ操作を繰り返すことにより論理素子1の入力ピ
ンに接続する配線ネットを切断し論理素子1を削除す
る。この第2段階を繰り返すことにより、論理素子4と
一方の入力ピンをVSSに固定した論理素子5と入力信
号Cと出力信号Dだけが残される。これらの処理を施し
た結果が図3に示す回路図である。
【0023】次に、図4に示す第3段階としてその論理
回路の論理最適化を施すことにより、与えられた状態値
ファイルの情報を反映した必要最小限の最適回路、つま
り入力信号Cを入力とし出力信号Dを得るインバータ論
理素子4を有する最終結果の論理回路図となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、既論理回
路のネットリストとその回路を構成する論理素子の入出
力ピンにおけるトグル情報、つまり目的に応じた使用形
態において論理素子のピンが取りうる状態値の情報を入
力することにより、使用目的に応じてその論理素子が必
要であるか不必要であるかを判断し、不要な論理素子を
排除した上で論理の最適化を図り、目的に応じた必要最
小限の論理素子で構成された最適回路を合成する方式を
利用することにより得られたLSIは、論理機能を充た
す最小限の論理回路である。つまり、面積が小さくな
り、また処理時間が高速になるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における入力する論理回路
例図である。
【図2】図1の論理回路に第1の処理を施した回路図で
ある。
【図3】図2の論理回路に第2段階の処理を施した回路
図である。
【図4】図3の論理回路に第3段階の処理を施した最終
結果の回路図である。
【符号の説明】
1,3,4…インバータ論理素子、2,5…OR論理素
子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路のネットリストとその論理回路
    を構成する論理素子の入出力ピンにおけるトグル情報を
    入力することにより、使用目的に応じて前記論理素子で
    構成される論理回路部分の論理的に冗長な部分を認識し
    排除し必要な機能部分のみを論理回路として再合成する
    ことを特徴とする論理回路の冗長機能部分排除合成方
    式。
JP9238479A 1997-09-03 1997-09-03 論理回路の冗長機能部分排除合成方式 Pending JPH1185809A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9238479A JPH1185809A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 論理回路の冗長機能部分排除合成方式

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JPH1185809A true JPH1185809A (ja) 1999-03-30

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