JPH1185781A - コミュニケーション過程可視化装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

コミュニケーション過程可視化装置及び方法並びに記録媒体

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JPH1185781A
JPH1185781A JP9238566A JP23856697A JPH1185781A JP H1185781 A JPH1185781 A JP H1185781A JP 9238566 A JP9238566 A JP 9238566A JP 23856697 A JP23856697 A JP 23856697A JP H1185781 A JPH1185781 A JP H1185781A
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JP
Japan
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service
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communication process
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communication
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JP9238566A
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English (en)
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Tomohiro Kokokawa
知宏 爰川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を提供する利用者と情報を参照する利用
者との間のコミュニケーション過程を可視化でき、情報
の収集を容易にすることが可能な装置及び方法並びに記
録媒体を提供すること。 【解決手段】 利用者によるサービスの利用履歴をサー
ビス利用履歴記憶部21に記憶し、コミュニケーション
パターン抽出部23で該記憶したサービス利用履歴に基
づいて当該サービスの利用者相互の通信履歴を解析し、
コミュニケーション過程を示すパターンを抽出し、該抽
出したパターンに基づき、利用者間のコミュニケーショ
ン過程をコミュニケーション可視化部24で可視化する
ことにより、利用者が本来必要とすべき情報の存在を、
他の利用者による当該情報の登録や参照過程を通じて気
付かせ、情報の収集を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
した情報処理サービスシステムにおいて、情報を提供す
る利用者と情報を参照する利用者との間のコミュニケー
ション過程を可視化できる装置及び方法並びに記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理サービスシステムにおい
ては、個々の利用者の過去のサービス利用履歴のよう
な、利用者間での利用パターンの違いが利用者相互に与
える影響を考慮しておらず、全ての利用者に対し、画一
的な情報処理サービスを提供していた。
【0003】図1は従来の情報処理サービスシステム、
ここではネットワークに接続された掲示板サービスを提
供するシステムの一例を示すもので、図中、1はネット
ワーク、2,3はネットワーク1に収容されたユーザ端
末である。また、100は情報処理サービス装置であ
り、サービス処理部11、情報記憶部12、受信部1
3、送信部14、ネットワークインタフェース部15及
び制御部16からなっている。
【0004】本システムは複数のユーザ端末よりネット
ワーク1を介して利用されるが、以下の説明ではユーザ
端末2がアクセスした例を示す。他のユーザ端末が利用
する場合も同様であり、ユーザ端末数が3つ以上の場合
においても同様に適用できることは容易に類推される。
【0005】本装置を動作させるには、まず、ユーザ端
末2より掲示板上の記事の参照や投稿のためのコマンド
及び投稿する記事の本文といった利用者が入力するデー
タを、制御部16の指示によりネットワーク1を介して
ネットワークインタフェース部15に読み込む。
【0006】ネットワークインタフェース部15は当該
入力データが入力された後、制御部16の指示により当
該入力データを受信部13に送信する。受信部13は当
該入力データを受信した後、制御部16の指示により当
該入力データを情報記憶部12へ送信する。
【0007】情報記憶部12は当該入力データを受信し
た後、当該入力データを制御部16の指示により記憶す
る。情報記憶部12は、記憶した入力データに含まれる
コマンドを制御部16の指示によりサービス処理部11
へ送信する。
【0008】サービス処理部11は当該コマンドを受信
した後、制御部16の指示により当該コマンドの内容を
解析し、当該処理を実行するための処理データを情報記
憶部12に指示する。情報記憶部12は、サービス処理
部11からの指示データを受信した後、指示データが示
す処理データを制御部16の指示によりサービス処理部
11に送信する。当該処理で渡される処理データは、当
該情報処理サービスを積極的に利用しているか、あるい
はサービス上の特定の情報しか利用しないかといったよ
うな、各利用者の行動パターンに関係なく独立に処理さ
れる。
【0009】サービス処理部11は処理データを受信し
た後、制御部16の指示により、当該処理を行う。サー
ビス処理部11は当該処理が終了した後、制御部16の
指示により処理結果を示すデータを送信部14へ送信す
る。送信部14は当該処理結果のデータを受信した後、
制御部16の指示により当該処理結果のデータをネット
ワークインタフェース部15へ出力する。
【0010】ネットワークインタフェース部15は当該
処理結果のデータを受信した後、制御部16の指示によ
りネットワーク1を介してユーザ端末2へ出力する。
【0011】このようにして、利用者は、掲示板上への
記事の投稿を、他の利用者の情報参照に時間的に合わせ
る必要なく行うことができ、逆に掲示板上の記事の参照
も、当該記事を投稿する利用者に時間的に合わせる必要
なく受けることができる。
【0012】反面、掲示板上の記事の参照、掲示板への
記事の投稿といった情報の送受信行為が相互に関係なく
独立して行われることから、投稿者及び参照者が互いに
相手との情報の授受を確実に行うことが困難であるとい
う欠点があった。
【0013】掲示板サービスに限らず、他の情報蓄積型
の情報処理サービスにも当該欠点が存在することは容易
に類推できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】情報処理サービスを用
いて複数の利用者が情報の共有を行う上で、一の利用者
から提供された情報の存在が、その情報を必要とする他
の利用者に知られることが必要であり、そのためには媒
介となる情報処理サービスを双方が利用し、互いに相手
の情報処理サービス利用における行動パターンを理解し
ていることが前提となる。一方の利用者が当該情報処理
サービスをどのように利用しているかが不明であるとい
う事象は、情報の授受を妨げる問題となる。当該事象
は、情報処理サービスを介した情報の授受が非同期に行
われる時に、情報共有を行う相手の行動を直接見ること
ができず、行動パターンを把握することが困難であるた
めに生ずる。
【0015】さらに、従来の情報処理サービスでは、各
利用者に対し画一的に情報処理サービスを提供している
ため、当該問題に対しては、情報処理サービスを介さな
い直接的なコミュニケーションを併用する等で、原因の
一部を解消するに止まっていた。
【0016】さらに、長期的な情報処理サービスの運用
における、個々の利用者の過去のサービスの利用形態
や、複数の利用者間での当該サービスの利用形態の違い
が相互に与える影響が考慮されておらず、当該情報処理
サービスにおいて、長期的に利用者間のコミュニケーシ
ョン活動を維持し、情報処理サービスの利用を継続させ
るための機能が十分でないという欠点があった。
【0017】本発明の目的は、情報を提供する利用者と
情報を参照する利用者との間のコミュニケーション過程
を可視化でき、情報の収集を容易にすることが可能な装
置及び方法並びに記録媒体を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では、利用者相互
の円滑な情報共有行動を維持していくために、利用者の
サービス利用時のコミュニケーション過程の抽出を行
う。当該情報処理サービスを利用するために入力された
コマンドや受信された情報量、並びに情報(内容)の特
徴量、情報受信の成功頻度あるいは失敗頻度といったサ
ービス利用履歴を利用者毎に蓄積し、各利用者間のサー
ビス利用における情報の送受信過程を解析し、利用者間
のコミュニケーション過程を示すパターンとして抽出す
る。さらに、抽出した当該パターンを、2次元又は3次
元の画面上で視覚的に配置して表示する。
【0019】本発明によれば、情報処理サービスの利用
履歴を蓄積し解析することで、利用者間のコミュニケー
ション過程を表すパターンを抽出し、利用者が当該情報
処理サービスを利用する時のコミュニケーション過程を
抽出し、2次元又は3次元の画面上で視覚的に配置して
表示し、当該利用者に提示することができる。これによ
って、情報処理サービスの利用者は、当該サービスにお
ける利用者間のコミュニケーション過程を容易に把握す
ることができ、当人以外の当該情報処理サービスの利用
者の意図を容易に理解し、情報の収集を効率的に行うこ
とができるとともに、利用者の行動パターンに応じた情
報の分配や情報伝達の漏れの未然防止が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は本発明を用いた情報処理サ
ービスシステムの実施の形態の一例、ここでは図1の場
合と同様にネットワークに接続された掲示板サービスを
提供するシステムを示すもので、図中、図1と同一構成
部分は同一符号をもって表す。即ち、1はネットワー
ク、2,3はユーザ端末、200は情報処理サービス装
置である。
【0021】情報処理サービス装置200は、サービス
処理部11、情報記憶部12、受信部13、送信部1
4、ネットワークインタフェース部15、サービス利用
履歴記憶部21、コミュニケーションパターン記憶部2
2、コミュニケーションパターン抽出部23、コミュニ
ケーション可視化部24、可視化情報記憶部25、起動
部26及び制御部27からなっている。
【0022】サービス利用履歴記憶部21は利用者によ
る情報処理サービスの利用履歴を記憶する。コミュニケ
ーションパターン記憶部22は利用者間のコミュニケー
ション過程を示す複数の典型的パターンにおけるパター
ン情報を記憶する。コミュニケーションパターン抽出部
23はサービス利用履歴記憶部21に記憶されたサービ
ス利用履歴に基づいて当該サービスの利用者相互の通信
履歴を解析し、当該サービスにおける利用者間のコミュ
ニケーション過程を示すパターンをコミュニケーション
パターン記憶部22から抽出する。コミュニケーション
可視化部24は抽出したパターンに基づき、利用者間の
コミュニケーション過程を可視化する。可視化情報記憶
部25は可視化された情報を記憶する。起動部26はコ
ミュニケーションパターン抽出部23を起動する起動信
号を発生する。制御部27は各部を制御する。
【0023】本システムは複数のユーザ端末よりネット
ワーク1を介して利用されるが、以下の説明ではユーザ
端末2がアクセスした例を示す。他のユーザ端末が利用
する場合も同様であり、ユーザ端末数が3つ以上の場合
においても同様に適用できることは容易に類推される。
【0024】本装置を動作させるには、まず、ユーザ端
末2より掲示板上の記事の参照や投稿のためのコマンド
及び投稿する記事の本文といった利用者が入力するデー
タを、制御部27の指示によりネットワーク1を介して
ネットワークインタフェース部15に読み込む。
【0025】ネットワークインタフェース部15は当該
入力データが入力された後、制御部27の指示により当
該入力データを受信部13に送信する。受信部13は当
該入力データを受信した後、制御部27の指示により当
該入力データを情報記憶部12へ送信する。
【0026】情報記憶部12は当該入力データを受信し
た後、当該入力データを制御部27の指示により記憶す
る。情報記憶部12は、記憶した入力データに含まれる
コマンドを制御部27の指示によりサービス処理部11
へ送信する。
【0027】サービス処理部11は当該コマンドを受信
した後、制御部27の指示により当該コマンドの内容を
解析し、当該処理を実行するための処理データを情報記
憶部12に指示する。サービス処理部11が受信したコ
マンドが、コミュニケーション可視化要求であった場合
については後述する。
【0028】サービス処理部11は受信したコマンド内
容をサービス利用履歴記憶部21に送信する。サービス
利用履歴記憶部21に送信される処理内容は、 (履歴1)利用サービス(掲示板)の種類 (履歴2)受信コマンド名(登録/参照/検索等) (履歴3)情報登録日時 (履歴4)情報登録者 (履歴5)情報登録サイズ (履歴6)情報参照日時 (履歴7)情報参照者 (履歴8)情報検索キーワード 等の組であり、制御部27の指示によりサービス利用履
歴記憶部21に記憶する。
【0029】情報記憶部12は、サービス処理部11か
らの指示データを受信した後、指示データが示す処理デ
ータを制御部27の指示によりサービス処理部11に送
信する。サービス利用履歴記憶部21は当該処理内容を
受信した後、制御部27の指示により記憶しているサー
ビス利用履歴を更新する。
【0030】情報記憶部12は、処理データの指示を受
信した後、指示された処理データを制御部27の指示に
よりサービス処理部11に送信する。サービス処理部1
1は処理データを受信した後、制御部27の指示により
当該処理を行う。サービス処理部11は当該処理を終了
した後、制御部27の指示により処理結果データを送信
部14へ送信するとともに、制御部27の指示により処
理履歴をサービス利用履歴記憶部21に送信する。
【0031】サービス利用履歴記憶部21に送信される
処理内容は、 (履歴9)情報検索の成功/失敗(キーワードによる検
索での該当情報の有無等) (履歴10)処理時間 等であり、前記(履歴1)〜(履歴8)に示した処理内
容とともに、制御部27の指示によりサービス利用履歴
記憶部21に記憶する。
【0032】送信部14は処理結果データを受信した
後、制御部27の指示により受信データをネットワーク
インタフェース部15へ出力する。ネットワークインタ
フェース部15は処理結果データを受信した後、制御部
27の指示によりネットワーク1を介してユーザ端末2
に処理結果を出力する。
【0033】このような一連の処理とは独立に、起動部
26は制御部27の指示により、予め設定されたタイミ
ングに従って、起動信号をコミュニケーションパターン
抽出部23に送信する。
【0034】起動部26が起動信号を送信するタイミン
グとしては、 (起動間隔1)予め設定された時間間隔(例えば1日)
で送信 (起動間隔2)サービス利用履歴が更新される毎に送信 (起動間隔3)コミュニケーション可視化要求が発生す
る毎に送信 等が考えられる。
【0035】コミュニケーションパターン抽出部23は
起動信号を受信した後、制御部27の指示によりサービ
ス利用履歴記憶部21に当該履歴データを要求する。サ
ービス利用履歴記憶部21は当該履歴データの要求を受
信した後、制御部27の指示により当該履歴データを送
信する。
【0036】コミュニケーションパターン抽出部23は
当該履歴データを受信した後、制御部27の指示により
当該受信データをコミュニケーションパターン記憶部2
2上のデータと照会し、それに基づきコミュニケーショ
ン過程を2次元又は3次元の画面上に図示するために必
要なパラメータを生成し、制御部27の指示によりコミ
ュニケーション可視化部24へ送信する。
【0037】コミュニケーション可視化部24は当該パ
ラメータ受信後、制御部27の指示によりコミュニケー
ション過程を図示するためのデータを当該パラメータを
用いて作成し、制御部27の指示により可視化情報記憶
部25へ当該データを送信する。
【0038】可視化情報記憶部25は制御部27の指示
により当該データを記憶する。サービス処理部11が受
信したコマンドがコミュニケーション可視化要求であっ
た場合、サービス処理部11は制御部27の指示によ
り、可視化情報記憶部25にコミュニケーション過程を
図示するためのデータを要求するコマンドを送信する。
可視化情報記憶部25は当該コマンドの受信後、制御部
27の指示により、当該データをサービス処理部11に
送信する。
【0039】サービス処理部11は当該データを受信し
た後、制御部27の指示により当該データを送信部14
に送信する。送信部14は受信後、制御部27の指示に
より当該データをネットワーク1を介してユーザ端末2
へ送信する。ユーザ端末2は受信後、端末の画像表示機
能により、当該データを2次元又は3次元の画像として
表示する。
【0040】このような装置をソフトウェアを用いて実
現することも可能であることは容易に類推できる。
【0041】コミュニケーション過程の可視化実現方式
としては、 (コミュニケーション過程の可視化パラメータの例1)
利用者の提供した情報を複数の分野に分類し、それぞれ
の分野に含まれる情報の総数で重みづけすることによ
り、情報の分野と利用者の緊密度を表現する、 (コミュニケーション過程の可視化パラメータの例2)
利用者が参照した情報を複数の分野に分類し、それぞれ
の分野に含まれる情報の総数で重みづけすることによ
り、情報の分野と利用者の緊密度を表現する、 (コミュニケーション過程の可視化パラメータの例3)
サービス上の情報を利用した利用者と、その情報を提供
した別の利用者とを結び付けることで、利用者間のコミ
ュニケーションの緊密度を表現する、 (コミュニケーション過程の可視化パラメータの例4)
情報提供あるいは情報参照が行われた時期又は季節とい
った周期を用いて、情報間あるいは利用者間のコミュニ
ケーションの緊密度を表現する、 (コミュニケーション過程の可視化パラメータの例5)
情報提供あるいは情報参照が行われた時間軸に沿って、
情報間あるいは利用者間のコミュニケーションの緊密度
を表現する、等が考えられる。
【0042】図3は複数の利用者による情報の提供及び
参照の具体例を示すものである。図3では、利用者Bが
情報bを提供し、該情報bを利用者A及び利用者Cが参
照し、同様に利用者Aが情報aを提供し、該情報aを利
用者Dが参照するようすを示している。
【0043】図4は前記図3の場合における利用者間の
コミュニケーション過程を可視化した例を示すものであ
る。図4では、2次元画面上にて利用者間での情報の流
れを矢印の向き、情報の数を矢印の太さとして表示して
いる。なお、3次元画面上でも同様の表現が可能である
ことは容易に類推できる。
【0044】他の表現方法としては、 (コミュニケーション過程の可視化実現例1)2次元又
は3次元の画面上にて、利用者間の画面上の位置関係で
情報交換の緊密度を図示する、 (コミュニケーション過程の可視化実現例2)2次元又
は3次元の画面上にて、利用者を表現する記号の大きさ
で情報提供数あるいは情報参照数を図示する、 (コミュニケーション過程の可視化実現例3)2次元又
は3次元の画面上にて、各座標軸に前記可視化パラメー
タを配置し、利用者又は情報を当該可視化パラメータの
示す座標上に配置して図示する、等も考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の情報処理サービスの利用者が、情報共有を行うため
に情報処理サービスを利用するに当たり、個々の利用者
の過去のサービス利用形態や複数の利用者間での当該サ
ービス利用形態の違いが相互に与える影響を考慮するこ
とにより、当該情報処理サービスの利用に際して現われ
る利用者間のコミュニケーション過程を一覧する機能を
付加したことにより、利用者が、当人以外の当該サービ
ス利用者の行動パターンを容易に把握することができ、
情報の効率的な収集が可能となるとともに、利用者の行
動パターンに応じた情報の配信や不十分な情報伝達の未
然防止のためのサービスのカスタマイズを効率的に行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報処理サービスシステムの一例を示す
構成図
【図2】本発明を用いた情報処理サービスシステムの実
施の形態の一例を示す構成図
【図3】複数の利用者による情報の提供及び参照の具体
例を示す模式図
【図4】利用者間のコミュニケーション過程を可視化し
た例を示す図
【符号の説明】
1…ネットワーク、2,3…ユーザ端末、11…サービ
ス処理部、12…情報記憶部、13…受信部、14…送
信部、15…ネットワークインタフェース部、21…サ
ービス利用履歴記憶部、22…コミュニケーションパタ
ーン記憶部、23…コミュニケーションパターン抽出
部、24…コミュニケーション可視化部、25…可視化
情報記憶部、26…起動部、27…制御部、200…情
報処理サービス装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して情報共有を行うた
    めの情報処理サービスを利用者に提供するシステムにお
    いて、 利用者による情報処理サービスの利用履歴を記憶するサ
    ービス利用履歴記憶部と、 利用者間のコミュニケーション過程を示す複数の典型的
    パターンにおけるパターン情報を記憶するコミュニケー
    ションパターン記憶部と、 前記サービス利用履歴記憶部に記憶されたサービス利用
    履歴に基づいて当該サービスの利用者相互の通信履歴を
    解析し、当該サービスにおける利用者間のコミュニケー
    ション過程を示すパターンを前記コミュニケーションパ
    ターン記憶部から抽出するコミュニケーションパターン
    抽出部と、 該抽出したパターンに基づき、利用者間のコミュニケー
    ション過程を可視化するコミュニケーション可視化部と
    を備えたことを特徴とするコミュニケーション過程可視
    化装置。
  2. 【請求項2】 コミュニケーション可視化部は、コミュ
    ニケーション過程を可視化するために必要な情報や利用
    者間の関係を記述するパラメータを決定する機能を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション
    過程可視化装置。
  3. 【請求項3】 コミュニケーション可視化部は、前記パ
    ラメータに基づき、利用者間の画面上の位置関係、情報
    の流れを示す矢印やその太さ等の表現手法を用いて当該
    サービスにおける利用者間のコミュニケーション過程全
    体を可視化する機能を有することを特徴とする請求項2
    記載のコミュニケーション過程可視化装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して情報共有を行うた
    めの情報処理サービスを利用者に提供するシステムにお
    いて、 利用者による情報処理サービスの利用履歴を記憶し、該
    記憶したサービス利用履歴に基づいて当該サービスの利
    用者相互の通信履歴を解析し、 当該サービスにおける利用者間のコミュニケーション過
    程を示すパターンを、予め記憶した利用者間のコミュニ
    ケーション過程を示す複数の典型的パターンにおけるパ
    ターン情報から抽出し、 該抽出したパターンに基づき、利用者間のコミュニケー
    ション過程を可視化することを特徴とするコミュニケー
    ション過程可視化方法。
  5. 【請求項5】 パターン抽出後、コミュニケーション過
    程を可視化するために必要な情報や利用者間の関係を記
    述するパラメータを決定することを特徴とする請求項4
    記載のコミュニケーション過程可視化方法。
  6. 【請求項6】 前記パラメータに基づき、利用者間の画
    面上の位置関係、情報の流れを示す矢印やその太さ等の
    表現手法を用いて当該サービスにおける利用者間のコミ
    ュニケーション過程全体を可視化することを特徴とする
    請求項5記載のコミュニケーション過程可視化方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して情報共有を行うた
    めの情報処理サービスを利用者に提供するシステムにお
    いて、 利用者による情報処理サービスの利用履歴を記憶する工
    程と、 該記憶したサービス利用履歴に基づいて当該サービスの
    利用者相互の通信履歴を解析する工程と、 当該サービスにおける利用者間のコミュニケーション過
    程を示すパターンを、予め記憶した利用者間のコミュニ
    ケーション過程を示す複数の典型的パターンにおけるパ
    ターン情報から抽出する工程と、 該抽出したパターンに基づき、利用者間のコミュニケー
    ション過程を可視化する工程とを備えたことを特徴とす
    るコミュニケーション過程可視化プログラムを記録した
    記録媒体。
  8. 【請求項8】 パターン抽出後、コミュニケーション過
    程を可視化するために必要な情報や利用者間の関係を記
    述するパラメータを決定する工程を備えたことを特徴と
    する請求項7記載のコミュニケーション過程可視化プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記パラメータに基づき、利用者間の画
    面上の位置関係、情報の流れを示す矢印やその太さ等の
    表現手法を用いて当該サービスにおける利用者間のコミ
    ュニケーション過程全体を可視化する工程を備えたこと
    を特徴とする請求項8記載のコミュニケーション過程可
    視化プログラムを記録した記録媒体。
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