JPH1185056A - 多機能ディスプレイ装置 - Google Patents

多機能ディスプレイ装置

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JPH1185056A
JPH1185056A JP9245632A JP24563297A JPH1185056A JP H1185056 A JPH1185056 A JP H1185056A JP 9245632 A JP9245632 A JP 9245632A JP 24563297 A JP24563297 A JP 24563297A JP H1185056 A JPH1185056 A JP H1185056A
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JP
Japan
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light
display
function
display device
light detection
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JP9245632A
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Inventor
Koichi Yamamoto
光一 山本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を大幅に削減し、さらにベルト、ガ
イド軸、スライダなどのスライド機構を無くして、機械
部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、半導体の
微細加工技術などにより、比較的、容易に光検出表示板
を作成して、表示機能、原稿読取機能、タッチパネル機
能などを持たせる。 【解決手段】 表示指令が入力されたときには、この表
示指令とともに入力される表示信号に応じて、光検出表
示板5の各発光素子3を選択的に発光させて、表示信号
に応じた表示内容を表示し、また透明板6の前面に原稿
8を密着させた状態で、読取指令などが入力されたとき
には、各光検出素子4に対応する発光素子3を選択的に
発光させながら、対応する光検出素子4によって、原稿
8からの反射光を受光させて、原稿8の画像を取り込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビゲーショ
ンシステム、コンピュータシステムなどの表示装置とし
て使用されるディスプレイ装置に係わり、特に表示機
能、読取機能、タッチパネル機能などの機能を合わせ持
つ多機能ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置などの表示装置などと
して使用されるディスプレイ装置のうち、表示機能以外
の機能を持つディスプレイ装置として、従来、図8に示
すスマートパネルが知られている(特開平8−1670
25号)。
【0003】この図に示すスマートパネル101は、入
力された表示信号に応じた内容を画面表示する板状の液
晶表示部102と、この液晶表示部102の前面(図に
おいて、上面)側に配置される板状の透明パネル103
と、この透明パネル103と液晶表示部102との間に
配置され、ベルト104が走行駆動されたとき、2本の
ガイド軸105に沿って、透明パネル103の裏面を移
動する長板状のスライダ106と、このスライダ106
の中央部分に形成された長穴107内の両端部分に配置
される2つの圧縮バネ108と、長穴107内に前後動
自在(図において、上下動自在)に挿入されて、各圧縮
バネ108により、透明パネル103の裏面に密着され
る長板状のイメージセンサ109と、このイメージセン
サ109の両端、中央部分に設けられ、イメージセンサ
109の読取面と透明パネル103の裏面との間を所定
の間隔に保つ3つの凸状体110とを備えている。
【0004】そして、コンピュータ装置などから出力さ
れる表示信号の内容を表示するときには、各ベルト10
4を駆動して、スライダ106を矢印Aと逆方向に移動
させて、最下位置で停止させた状態で、液晶表示部10
2上に前記表示信号の内容を表示させる。
【0005】また、原稿などに書き込まれた内容を読み
取るときには、透明パネル103の前面に前記原稿を密
着させるとともに、スライダ106の長穴107内に配
置された各圧縮バネ108と、各凸状体110によっ
て、イメージセンサ109を透明パネル103の裏面に
密着させた状態で、各ベルト104を駆動して、スライ
ダ106を矢印A方向に移動させながら、イメージセン
サ109で、前記原稿の内容を読み取る。
【0006】このように、このスマートパネル101
は、コンピュータ装置から出力される表示信号の内容を
画面表示する機能と、原稿のイメージを読み取る機能と
を合わせ持つ構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスマートパネル101に代表される従来の多機能ディ
スプレイ装置においては、次に述べるような問題があっ
た。
【0008】まず、上記スマートパネル101では、リ
ニア型のイメージセンサ109によって原稿の内容をス
キャンさせるために、モータなど駆動源機構が必要とな
り、その分だけ、大型化し、また消費電力が大きくなっ
てしまい、携帯型のコンピュータ装置などの多機能ディ
スプレイ装置として使用することが難しいという問題が
あった。
【0009】また、モータなどの駆動源機構によって得
られた駆動力を使用して、ベルト104を走行させ、こ
れによって得られた力によって、2本のガイド軸105
にスライド自在に挿入されたスライダ106を移動させ
て、イメージセンサ109をスキャンさせるようにして
いるので、ディスプレイ装置自体を小型化することが難
しく、携帯型のコンピュータ装置などの多機能ディスプ
レイ装置として使用することが難しいという問題があっ
た。
【0010】さらに、イメージセンサ109によって、
原稿の内容を読み取っているときには、液晶表示部10
2に表示されている画面が見えなくなってしまうという
不具合や、画面を任意に分割して、表示機能と読取機能
とに振り分けといった操作をすることができないという
問題があった。
【0011】さらに、原稿の読み取りを実行する前に原
稿のサイズを自動的に認識する機能を持っていないこと
から、原稿のサイズが小さいときにも、スライダ106
が最上部まで、スキャンしてしまうという無駄なスキャ
ンを無くすことができず、原稿の読取時間、原稿を読み
取って得られたデータを格納しておくメモリなどが無駄
になってしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記の事情に着目してなされたも
のであり、請求項1では、モータなどの駆動源機構を無
くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベルト、ガイ
ド軸、スライダなどのスライド機構を無くして、機械部
分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、表示機能、
画面照度自動調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機
能、原稿サイズ認識機能、分割機能などを持たせること
ができる多機能ディスプレイ装置を提供することを目的
としている。
【0013】また、請求項2では、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
半導体の微細加工技術などにより、比較的、容易に光検
出表示板を作成して、表示機能、画面照度自動調節機
能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サイズ認識
機能、分割機能などを持たせることができる多機能ディ
スプレイ装置を提供することを目的としている。
【0014】また、請求項3では、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
液晶技術、半導体の微細加工技術などにより、比較的、
容易に光検出表示板を作成して、表示機能、画面照度自
動調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サ
イズ認識機能、分割機能などを持たせることができる多
機能ディスプレイ装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】また、請求項4では、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
光検出表示板を任意に分割して、各エリア毎に表示機
能、画面照度自動調節機能、原稿読取機能、タッチパネ
ル機能、原稿サイズ認識機能などを持たせることがで
き、これによってこれらの機能を効率的に使用させるこ
とができる多機能ディスプレイ装置を提供することを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、入力された表示信号に応
じた画面を表示する表示機能と、この表示機能以外の機
能とを有する多機能ディスプレイ装置において、複数の
光源素子と複数の光検出素子とを相互に隣接して配置し
た光検出表示板と、表示指令が供給されたときには、前
記光検出表示板の各光源素子を選択的に発光させて、表
示指令に応じた画面を表示させ、また読取指令が供給さ
れたときには、前記各光源素子から選択的に光を出射さ
せるとともに、前記光検出表示板の前面に配置された読
取対象物から戻って来る反射光を対応する光検出素子で
受光させる表示/読取制御手段と、この表示/読取制御
手段によって選択された光検出素子の受光結果に基づ
き、前記読取対象物の有無または各画素濃度を判定する
判定手段とを備えことを特徴としている。
【0017】また、請求項2では、請求項1に記載の多
機能ディスプレイ装置において、前記光検出表示板の光
源素子として、駆動電力に応じて発光する自己発光型の
発光素子を使用することを特徴としている。
【0018】また、請求項3では、請求項1に記載の多
機能ディスプレイ装置において、前記光検出表示板の光
源素子として、バックライト光を選択的に透過させる光
透過型の素子を使用することを特徴としている。
【0019】また、請求項4では、請求項1、2、3の
いずれかに記載の多機能ディスプレイ装置において、前
記表示/読取制御手段は、点スキャニング、線スキャニ
ング、パターンスキャニングのいずれかが指定されたと
き、指定されたスキャニング方法に応じた発光順序で前
記光源素子を選択して、光を出射させることを特徴とし
ている。
【0020】上記の構成において、請求項1では、表示
指令が供給されたときには、表示/読取制御手段によっ
て、複数の光源素子と複数の光検出素子とを相互に隣接
して配置した光検出表示板の各光源素子を選択的に発光
させて、表示指令に応じた画面を表示させる。また読取
指令が供給されたときには、表示/読取制御手段によっ
て、各光源素子から選択的に光を出射させるとともに、
光検出表示板の前面に配置された読取対象物から戻って
来る反射光を対応する光検出素子で受光させる。そし
て、この光検出素子の受光結果に基づき、判定手段によ
って、読取対象物の有無または各画素濃度を判定する。
これにより、モータなどの駆動源機構を無くして、消費
電力を大幅に削減し、さらにベルト、ガイド軸、スライ
ダなどのスライド機構を無くして、機械部分の大幅な小
型化、軽量化を達成しながら、表示機能、画面照度自動
調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サイ
ズ認識機能、分割機能などを持たせる。
【0021】また、請求項2では、光検出表示板の光源
素子として、駆動電力に応じて発光する自己発光型の発
光素子を使用することにより、モータなどの駆動源機構
を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベルト、
ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くして、機
械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、半導体
の微細加工技術などにより、比較的、容易に光検出表示
板を作成して、表示機能、画面照度自動調節機能、原稿
読取機能、タッチパネル機能、原稿サイズ認識機能、分
割機能などを持たせる。
【0022】また、請求項3では、光検出表示板の光源
素子として、バックライト光を選択的に透過させる光透
過型の素子を使用することにより、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
液晶技術、半導体の微細加工技術などにより、比較的、
容易に光検出表示板を作成して、表示機能、画面照度自
動調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サ
イズ認識機能、分割機能などを持たせる。
【0023】また、請求項4では、点スキャニング、線
スキャニング、パターンスキャニングのいずれかが指定
されたとき、表示/読取制御手段によって、指定された
スキャニング方法に応じた発光順序で、光源素子を選択
して、光を出射させることにより、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
光検出表示板を任意に分割して、各エリア毎に表示機
能、画面照度自動認識機能、原稿読取機能、タッチパネ
ル機能、原稿サイズ認識機能などを持たせ、これによっ
てこれらの機能を効率的に使用させる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明による多機能ディス
プレイ装置の実施の形態のうち、請求項1、2に対応す
る多機能ディスプレイ装置の一例を示す断面図である。
【0025】この図に示す多機能ディスプレイ装置1
は、板状に形成されるベース基板2と、複数の発光素子
3と複数の光検出素子4とが交互に配置され、ベース基
板2の前面側(図1において下側)に配置される光検出
表示板5と、この光検出表示板5の前面側に配置される
透明板6と、光検出表示板5を制御する制御部7とを備
えており、表示指令が入力されたときには、この表示指
令とともに入力される表示信号に応じて、光検出表示板
5の各発光素子3を選択的に発光させて、表示信号に応
じた表示内容を表示し、また透明板6の前面に原稿8を
密着させた状態で、読取指令などが入力されたときに
は、各光検出素子4に対応する発光素子3を選択的に発
光させながら、対応する光検出素子4によって、原稿8
からの反射光を受光させて、原稿8の画像を取り込む。
【0026】光検出表示板5は、縦方向、横方向に対
し、所定の間隔で配置され、制御部7から駆動電流が供
給されたとき、自ら光を発生する複数の発光素子3と、
これらの発光素子3の前面側に、これらの発光素子3と
入れ子になるように配置される複数の光検出素子4と、
これらの発光素子3と各光検出素子4とを光学的に分離
する遮光膜9とを備えており、制御部7から各発光素子
3毎に、駆動電流が供給されたとき、この駆動電流が供
給された発光素子3が発光し、この発光動作で生成され
た光を前面側に出射して、画像を表示したり、透明板6
に密着されている原稿8からの反射光を各光検出素子4
で検出し、この検出結果を制御部7に供給したりする。
【0027】次に、図1に示す断面図を参照しながら、
この実施の形態の表示機能と、画面照度自動調節機能
と、原稿読取機能と、タッチパネル機能と、原稿サイズ
認識機能とについて説明する。
【0028】<表示機能>まず、外部から制御部7に対
して表示指令が入力されると、この制御部7によって、
表示指令とともに入力される表示信号が取り込まれ、こ
の表示信号の内容に基づき、各発光素子3毎に駆動電流
が生成される。
【0029】そして、これらの駆動電流が対応する光検
出表示板5の各発光素子3に各々、供給されて、これら
の発光素子3が発光し、これによって得られた表示光が
図2に示すように、透明板6を介して、オペレータ、運
転者などの目に導かれ、表示信号に応じた画面を見せ
る。
【0030】<画面照度自動調節機能>また、制御部7
は、ディスプレイ表面近傍に設けられた照度センサから
の検出信号を入力してディスプレイ表面に入射する光の
強度を検出することにより、使用環境に合わせた最適な
明るさの画面に自動調節する機能を有する。
【0031】<原稿読取機能>また、制御部7に対し、
読取指令が入力されると、制御部7によって、予め設定
されている組み合わせ、例えば図3に示すように、2つ
の発光素子3を挟んだ組み合わせで、複数の発光素子3
が発光駆動され、これによって得られた光(照明光)が
透明板6を透過して、原稿8に入射されるとともに、こ
の原稿8の濃淡に応じて照明光が反射されて、光を発生
した各発光素子3の中間点に位置する光検出素子4で受
光される。
【0032】そして、この光検出素子4によって、原稿
8からの反射光の強度に応じた濃度検知信号が生成さ
れ、これが制御部7に供給されて、原稿8の照明光で照
らされた部分の画素濃度が判定される。
【0033】以下、今回、駆動された各発光素子3の横
隣にある各発光素子(主走査方向にある各発光素子)3
が順次選択されて、上述した原稿8の濃度読取処理が行
われる。
【0034】そして、主走査方向に対する原稿8の濃度
読取処理が終了する毎に、最初に発光した各発光素子3
の下隣にある各発光素子(副走査方向にある各発光素
子)3が選択された後、上述した主走査方向に対する原
稿8の濃度読取処理が行われ、以後、原稿8の全面につ
いて濃度読取処理が行われる。
【0035】<タッチパネル機能>また、制御部7に対
し、タッチ入力指令が入力されると、制御部7によっ
て、上述した読取処理と同様に、主走査方向、副走査方
向に沿って、各発光素子3が順次選択されて、これらの
発光素子3によって生成された光が透明板6を透過し
て、透明板6の前面側に出射される。
【0036】このとき、透明板6にオペレータや運転者
の指などがタッチされていれば、透明板6から前面側に
出射された照明光が指などによって反射されて、指の位
置に対応する光検出素子4で受光されて、タッチ位置検
知信号が生成され、これが制御部7に供給されて、指の
位置が判定される。また、指の位置に対応する光検出素
子で受光される光の強さでも指の位置が判定できる。
【0037】<原稿サイズ認識機能>また、制御部7に
対し、原稿サイズ認識指令が入力されると、制御部7に
よって、予め設定されている1本の主走査ラインが選択
された後、この主走査ライン上にある各発光素子3が順
次選択されて、これらの発光素子3によって光が生成さ
れ、これらの照明光が透明板6を透過して、透明板6の
前面側に出射される。
【0038】そして、透明板6の前面に密着された原稿
8のエッジ近傍部分で、照明光が反射されたとき、この
原稿8のエッジ近傍部分で反射された光がエッジ位置に
対応する光検出素子4によって受光されて、エッジ検出
信号が生成され、制御部7によって、原稿8の横方向の
サイズが検知される。また、原稿の有無に対応する光検
出素子で受光される光の強さでも原稿サイズを認識でき
る。
【0039】この後、制御部7によって、予め設定され
ている1本の副走査ラインが選択された後、この副走査
ライン上にある各発光素子3が順次選択されて、これら
の発光素子3によって照明光が生成され、これらの照明
光が透明板6を透過して、透明板6の前面側に出射され
る。
【0040】そして、透明板6の前面に密着された原稿
8のエッジ近傍部分で、照明光が反射されたとき、この
原稿8のエッジ近傍部分で反射された光がエッジ位置に
対応する光検出素子4によって受光されて、エッジ検出
信号が生成され、制御部7によって、原稿8の縦方向の
サイズが検知される。
【0041】<分割機能>また、光検出表示板5自体
に、読み取り機能と、タッチパネル機能とが内蔵されて
いるので、光検出表示板5を任意に分割して各エリア毎
に表示機能、画面照度自動調節機能、タッチパネル機
能、原稿サイズ認識機能などを持たせることができる。
【0042】このように、この第1の実施の形態では、
表示指令が入力されたときには、この表示指令とともに
入力される表示信号に応じて、光検出表示板5の各発光
素子3を選択的に発光させて、表示信号に応じた表示内
容を表示し、また透明板6の前面に原稿8を密着させた
状態で、読取指令などが入力されたときには、各光検出
素子4に対応する発光素子3を選択的に発光させなが
ら、対応する光検出素子4によって、原稿8からの反射
光を受光させて、原稿8の画像を取り込むようにした。
このため、モータなどの駆動源機構を無くして、消費電
力を大幅に削減し、さらにベルト、ガイド軸、スライダ
などのスライド機構を無くして、機械部分の大幅な小型
化、軽量化を達成しながら、半導体の微細加工技術など
により、比較的、容易に光検出表示板5を作成して、表
示機能、原稿読取機能、タッチパネル機能などを持たせ
ることができる。
【0043】図4は本発明による多機能ディスプレイ装
置の実施の形態のうち、請求項1、3に対応する多機能
ディスプレイ装置の一例を示す断面図である。
【0044】この図に示す多機能ディスプレイ装置10
は、板状に形成された液晶シャッタなどによって構成さ
れ、各画素単位でバックライト光を選択的に透過させる
スリット層11と、このスリット層11の前面側(図に
おいて、下側)に配置される透明板12と、この透明板
12の前面側に配置される複数の光検出素子13および
これらの光検出素子13を光学的に分離する遮光膜14
によって構成される光検出層15と、この光検出層15
の前面側に配置される透明板16と、スリット層11、
透明板12、光検出層15によって構成される光検出表
示板17を制御する制御部18とを備えており、表示指
令が入力されたときには、図5に示すように、この表示
指令とともに入力される表示信号に応じて、光検出表示
板17のスリット層11を選択的に透過状態にさせて、
表示信号に応じた表示内容を表示し、また図6に示すよ
うに、透明板16の前面に原稿19を密着させた状態
で、読取指令などが入力されたときには、スリット層1
1の各画素のうち、受光対照となる各光検出素子13に
対応した画素部分を選択的に透過状態にさせながら、対
応する光検出素子13によって、原稿19からの反射光
を受光させて、原稿19の画像を取り込む。
【0045】このように、この第2の実施の形態では、
スリット層11の各画素を選択的に透過状態にして、バ
ックライト光を選択的に透過させ、これを透明板16の
前面に出射させるようにしているので、上述した第1の
実施の形態と同様に、モータなどの駆動源機構を無くし
て、消費電力を大幅に削減し、さらにベルト、ガイド
軸、スライダなどのスライド機構を無くして、機械部分
の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、液晶技術、半
導体の微細加工技術などにより、比較的、容易に光検出
表示板17を作成して、表示機能、原稿読取機能、タッ
チパネル機能などを持たせることができる。
【0046】また、上述した第1、第2の実施の形態に
おいては、原稿8、19などの内容を読み取るとき、光
検出表示板5、17全体を原稿読取状態にするようにし
ているが、前記分割機能により、光検出表示板5、17
を2つ以上のエリアに分割し、1つのエリアによって表
示信号の内容を表示し、他のエリアによって原稿8、1
9の内容を読み取るようにしても良い。
【0047】このようにすることにより、光検出表示板
5、17のサイズに比べて、原稿8、19のサイズが小
さいとき、原稿8、19が存在する部分のみを原稿読取
状態にして、原稿8、19の内容を読み取らせながら、
残りの部分で、表示信号の内容を表示させることがで
き、これによって各エリア毎に表示機能、画面照度自動
調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サイ
ズ認識機能などを持たせ、これらの機能を効率的に使用
させることができる(請求項4の効果)。
【0048】また、上述した第1、第2の実施の形態に
おいては、光を出射する発光素子3、バックライト光を
透過させるスリット層11の各画素を主走査方向、副走
査方向にずらしながら、原稿8、19からの反射光など
を各光検出素子4、13で受光させるようにしている
が、他のスキャン方法、例えば点スキャン方法、線スキ
ャン方法、パターンスキャン方法などで、原稿8、19
などをスキャンさせるようにしても良い。
【0049】この場合、パターンスキャン方法で、原稿
8、19などをスキャンさせるとき、図7に示すよう
に、光検出素子4、13と、これら光検出素子4、13
の周りにある各発光素子3(または、スリット層11の
各画素)とによって1つのパターン20を構成し、これ
らのパターン20の1つを縦方向、横方向に順次選択し
ながら、選択したパターンの発光素子3を発光状態にし
て(または、スリット層11の各画素を透過状態にし
て)、これらの発光素子3から出射される光(または、
各画素を透過したバックライト光)をスリット部分21
を介して、透明板6、16の前面側に出射させ、この透
明板6、16の前面側に密着された原稿8、19からの
反射光を光検出素子4、13で受光させるようにしても
良い。
【0050】このようにしても、モータなどの駆動源機
構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
表示機能、原稿読取機能、タッチパネル機能などを持た
せることができる。
【0051】また、上述した各実施の形態においては、
コンピュータシステムの表示装置として、多機能ディス
プレイ装置1、10を使用するようにしているが、他の
システム、例えばカーナビゲーションなどの表示装置と
して、この多機能ディスプレイ装置1、10を使用する
ようにしても良い。
【0052】これにより、新聞や広告などに記載されて
いる案内地図などを自動的に読み取らせて、案内地図の
内容を認識させ、目的地を自動的に設定させたり、携帯
端末装置などの出力装置、タッチ入力装置などとして使
用させたりすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、モータなどの駆動源機構を無くして、消費
電力を大幅に削減し、さらにベルト、ガイド軸、スライ
ダなどのスライド機構を無くして、機械部分の大幅な小
型化、軽量化を達成しながら、表示機能、画面照度自動
調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サイ
ズ認識機能、分割機能などを持たせることができる。
【0054】また、請求項2では、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
半導体の微細加工技術などにより、比較的、容易に光検
出表示板を作成して、表示機能、画面照度自動調節機
能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サイズ認識
機能、分割機能などを持たせることができる。
【0055】また、請求項3では、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
液晶技術、半導体の微細加工技術などにより、比較的、
容易に光検出表示板を作成して、表示機能、画面照度自
動調節機能、原稿読取機能、タッチパネル機能、原稿サ
イズ認識機能、分割機能などを持たせることができる。
【0056】また、請求項4では、モータなどの駆動源
機構を無くして、消費電力を大幅に削減し、さらにベル
ト、ガイド軸、スライダなどのスライド機構を無くし
て、機械部分の大幅な小型化、軽量化を達成しながら、
光検出表示板を任意に分割して、各エリア毎に表示機
能、画面照度自動調節機能、原稿読取機能、タッチパネ
ル機能、原稿サイズ認識機能などを持たせることがで
き、これによってこれらの機能を効率的に使用させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多機能ディスプレイ装置の一実施
の形態のうち、請求項1、2に対応する多機能ディスプ
レイ装置の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示す多機能ディスプレイ装置の表示例を
示す模式図である。
【図3】図1に示す多機能ディスプレイ装置の読取動作
例を示す模式図である。
【図4】本発明による多機能ディスプレイ装置の一実施
の形態のうち、請求項1、3に対応する多機能ディスプ
レイ装置の一例を示す断面図である。
【図5】図4に示す多機能ディスプレイ装置の表示例を
示す模式図である。
【図6】図4に示す多機能ディスプレイ装置の読取動作
例を示す模式図である。
【図7】本発明による多機能ディスプレイ装置の他の実
施の形態を示す模式図である。
【図8】従来から知られているスマートパネルの一例を
示す一部分解斜視図である。
【符号の説明】
1、10 多機能ディスプレイ装置 2 ベース基板 3 発光素子(光源素子、自己発光型の発光素子) 4、13 光検出素子 5、17 光検出表示板 6、12、16 透明板 7、18 制御部(表示/読取制御手段、判定手段) 8、19 原稿(読取対象物) 9 遮光膜 10 多機能ディスプレイ装置 11 スリット層(光源素子、光透過型の素子) 14 遮光膜 15 光検出層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された表示信号に応じた画面を表示
    する表示機能と、この表示機能以外の機能とを有する多
    機能ディスプレイ装置において、 複数の光源素子と複数の光検出素子とを相互に隣接して
    配置した光検出表示板と、 表示指令が供給されたときには、前記光検出表示板の各
    光源素子を選択的に発光させて、表示指令に応じた画面
    を表示させ、また読取指令が供給されたときには、前記
    各光源素子から選択的に光を出射させるとともに、前記
    光検出表示板の前面に配置された読取対象物から戻って
    来る反射光を対応する光検出素子で受光させる表示/読
    取制御手段と、 この表示/読取制御手段によって選択された光検出素子
    の受光結果に基づき、前記読取対象物の有無または各画
    素濃度を判定する判定手段と、 を備えことを特徴とする多機能ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多機能ディスプレイ装
    置において、 前記光検出表示板の光源素子として、駆動電力に応じて
    発光する自己発光型の発光素子を使用することを特徴と
    する多機能ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多機能ディスプレイ装
    置において、 前記光検出表示板の光源素子として、バックライト光を
    選択的に透過させる光透過型の素子を使用することを特
    徴とする多機能ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれかに記載の多
    機能ディスプレイ装置において、 前記表示/読取制御手段は、点スキャニング、線スキャ
    ニング、パターンスキャニングのいずれかが指定された
    とき、指定されたスキャニング方法に応じた発光順序で
    前記光源素子を選択して、光を出射させることを特徴と
    する多機能ディスプレイ装置。
JP9245632A 1997-09-10 1997-09-10 多機能ディスプレイ装置 Pending JPH1185056A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI396011B (zh) * 2009-06-16 2013-05-11 Au Optronics Corp 觸控面板
KR20160123366A (ko) * 2014-02-19 2016-10-25 피에이. 코테 패밀리 홀딩 게엠베하 콘트라스트가 개선된 디스플레이 장치
JP2017511898A (ja) * 2014-02-19 2017-04-27 ピーエー コット ファミリー ホールディング ゲーエムベーハーPA.COTTE Family Holding GmbH 表示装置
WO2020196789A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

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