JP3557489B2 - タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法 - Google Patents
タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の発明者等のうちの一人は、先にタッチレスパネルスイッチなる発明を提案している(特願平6−333727号参照)。
このタッチレスパネルスイッチは、屈折率分布型レンズ素子によりディスプレイの画面を空間に結像させ、該像を視認し得るようにさせ、物体検出手段により非接触で該像に侵入してくる被検出物(指など)を検出するものである。
【0003】
なお、本発明の発明者等が平成7年12月5日に発明の名称、マイクロレンズプレートを用いたタッチレスパネルスイッチにおいて提案したように、タッチレスパネルスイッチにあっては、前記屈折率分布型レンズ素子の替わりに、3枚のマイクロレンズプレートを結像手段として使用しても良い。
【0004】
これらのタッチレスパネルスイッチにおける物体検出手段の構成は、当業者の設計上の選択事項であり、種々の方式が考えられる。
一つには、空中に伝送された像の周囲にセンサを何らかの枠で保持固定して設置する方式が考えられる。この方式は、センサを簡単に設置できるという利点もあるが、空中の像に指などで触れようとするとき、センサが設置されている該枠が邪魔になるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ディスプレイ等の表示物を空中へ結像させるタッチレスパネルスイッチにおいて、物体(被検出物)検出手段として、空中において結像した像の周囲に枠等の設置物を設けることなく、該像へ侵入してくる被検出物を非接触で検出することができるタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスプレイ画面を正立等倍の像として伝送する結像手段により、空中へ結像させ、該像へ侵入または近接する被検出物を非接触で検出するタッチレスパネルスイッチの検出方法に係わるものであって、次のような方法である。
【0007】
ディスプレイ画面を所定の領域に分割し、分割されたディスプレイ画面の各領域を所定の順番で、所定の光を点灯もしくは点滅させ、該所定の光の点灯もしくは点滅によって生じた光線が被検出物に当たり反射し、該反射してきた光線を受光素子で受信することを特徴としている。ここで、ディスプレイ画面を所定の領域に分割するというのは、該ディスプレイ画面にキーに相当する画像を所定数、表示させることである。
【0008】
【作用】
光ファイバロッドレンズをその両端面を揃えてマトリクス状に配列した屈折率分布型レンズ素子や3枚のマイクロレンズプレートを所定間隔保って互いに平行に設置したレンズ部材等のタッチレスパネルスイッチを構成する結像手段は、所定位置にある物体(ディスプレイ画面)を所定位置へ正立等倍の像(像面とも称することにする)として結像させ得る。
【0009】
逆に、前記像面または像面付近に物体Bが存在していると、これらの結像手段は、その物体Bを上述したディスプレイ画面または該デイスプレイ画面に近接する面へ写像する。
つまり、結像手段は、図2に示すように、一方の端面から所定距離La離れた物体A(ディスプレイ画面)を、もう一方の端面から所定距離Lb離れた位置に像A′として伝送するとともに、前記もう一方の端面から所定距離Lb離れた位置にある物体Bを前記一方の端面から所定距離La離れた位置へ像B′として伝送することができる。ここで、La=Lbである。
【0010】
タッチレスパネルスイッチにおいては、ディスプレイ画面を物体としたとき、結像手段により、該ディスプレイ画面が像面へ伝送されるように、ディスプレイ画面及び結像手段は設置されている。従って、もし、前記像面3に物体Bが存在したとすると、該物体Bは、該ディスプレイ画面1へ像として伝送される。
【0011】
ディスプレイ画面1に所定の光を点灯または点滅させることによって光線を像面3へ伝送し、像面3へ侵入した物体において該光線が反射すると、該光線は、ディスプレイ画面1の当該場所及びその周囲の場所に戻る。よって、受光素子を当該場所またはその周囲に設けておけば、像面3へ侵入してくる物体を検出することができる。
つまり、ディスプレイ画面1を発光素子として利用するわけである。
【0012】
よって、ディスプレイ面面1を所定の領域に分割し、該領域毎にディスプレイ画面1に接するかもしくは近接させて受光素子を設ければ、該領域毎に所定の順番で順次所定の光を出力させることにより、像面3の任意の領域へ侵入してくる物体を検出することができる。
【0013】
なお、後述するように、本発明に係わるタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法は、受光素子を設ける位置が、被検出物で反射したディスプレイ画面から発した光を受信できる位置で有れば、どこにどれだけの数、設けても適用できる。
【0014】
なぜなら、ディスプレイ画面1を所定領域に分割し、時分割でディスプレイ画面1の各領域が所定の光を発しているので、受光素子が該光を受信することができる位置に設けてある限り、ディスプレイ画面1のどの領域から発し、対応する像面3の領域へ侵入してきた被検出物で反射した光であるか認識できるからである。
【0015】
【実施例】
図1は、タッチレスパネルスイッチの構成を示す略体斜視図である。ディスプレイ画面1の上方に結像手段2が設置され、結像手段2の上方に像面(像)3が形成されている。結像手段2の設置・保持方式は、当業者の設計上の選択事項であるが、例えば透明板5の上に載置するようにすればよい。透明板5は、その四隅を支持材6で支えられている。
また、ディスプレイ画面1をどのようなどれだけの領域に分割するかは、当業者の設計上の選択事項である。
【0016】
図1では、ディスプレイ画面1を四つの領域に分割している。第1の画面1aには文字ONを、第2の画面1bには文字INを、第3の画面1cには文字UPを、第4の画面1dには文字GOを表示させていることを示している。
像面3は、第1〜第4の画面(1a〜1d)に対応して四つの像面(3a〜3d)に分割された状態で空中に表示される。この四つの像面(3a〜3d)が被検出物の四つの検出領域となるわけである。
【0017】
この状態において、ディスプレイ画面1に文字ON、IN、UP及びGOは、表示させたまま、ディスプレイ画面1の分割された各画面毎に被検出物検出用の光を出力させる。
【0018】
例えば、第1の画面1a、第2の画面1b、第3の画面1c、第4の画面1dの順に所定ドッド数の画素を点灯または点滅させるなどする。第4の画面1dの所定ドット数の画素を点灯または点滅させたら、次は、また、第1の画面1aの所定ドット数の画素を点灯または点滅させる。このように、時分割で、ディスプレイ画面の各領域の所定ドッド数の画素を点灯または点滅させる。
【0019】
ディスプレイ画面の文字等の表示光と上記所定ドッド数の画素を点灯させることによる光とを区別することは、例えば、カラーディスプレイの場合は、予め、所定ドット数の画素を点灯させる発光色を決めておき、該発光色は、文字等の表示には使用しないでおく方式も推奨される。
ディスプレイがモノクロの場合(カラーの場合でも応用可)は、前記所定ドット数の画素(以後、所定ドッドと称する)を所定のパルスで点滅させるとか、変調パルスで該所定ドットを点灯させれば、周囲の表示光と物体検出用の発光とを区別することは容易である。
【0020】
第1〜第4の画面(1a〜1d)の各所定ドットを点灯または点滅させることによって発せられる光を受信する受光素子(4a〜4d)は、第1〜第4の画面(1a〜1d)毎にそれぞれ、設ける。
第1の画面1aの所定ドット(図示せず)から発した光は、結像手段2の下側端面から入射し、結像手段2の上側端面から出射し、像面3において結像する。第1の画面1aの所定ドットから発した光が、像面3において、被検出物、例えば、オペレータの指(図示せず)で反射すると、該反射光は、前記第1の画面1aの所定ドットもしくはその周囲へ戻る。従って、受光素子4aを第1の画面1aの所定ドット上もしくはその周囲に設けておけば、像面3の所定領域へ侵入してきた被検出物を検出することができる。
【0021】
同様の構成と作用により、第2〜第4(1b〜1d)の所定ドットを点灯または点滅させることによって発せられる光も、対応する検出領域(像面3a〜3d)へ侵入もしくは近接してくる被検出物を対応する受光素子(4b〜4d)によって検出することができる。
【0022】
受光素子(4a〜4d)には、フォトトランジスタ、フォトダイオードなどを使用することができる。図1では、光ファイバ式の受光素子を用いたところを示している。図1において、受光素子(4a〜4d)の配線は省力しているが、受光素子(4a〜4d)は、タッチレスパネルスイッチのコントローラもしくは、該コンオローラの入出力インタフェース素子と接続する。
【0023】
なお、前記所定ドットは、各画面(1a〜1d)毎に複数箇所設けてもよい。例えば、分割された各画面の中央及びその四隅などが考えられる。これは、キーの大きさつまり、分割された画面の大きさと、表示する文字や絵のサイズ・形状などを勘案しながら決定するべき問題である。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような方法なので、以下に記載されるような効果を奏する。ディスプレイ画面1を所定領域毎に時分割で所定の光を出力させ、発光素子として機能させ、像面3の下方に設置される受光素子(4a〜4d)により、該光が被検出物で反射した光を受信する検出方法なので、像面3の周囲には、構造物を設ける必要が全く無いタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】タッチレスパネルスイッチの構成を示す略体斜視図
【図2】結像手段の作用を説明する模式図
【符号の説明】
1 ディスプレイ画面
1a〜1d ディスプレイ画面
2 結像手段
3 像面(像)
3a〜3d 像面
4a〜4d 受光素子
5 透明板
6 支持材
A、B 物体
A′物体Aの正立等倍像
B′物体Bの正立等倍像
La 物体Aから結像手段の端面までの距離
Lb 物体Bから結像手段の端面までの距離
【産業上の利用分野】
本発明は、タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の発明者等のうちの一人は、先にタッチレスパネルスイッチなる発明を提案している(特願平6−333727号参照)。
このタッチレスパネルスイッチは、屈折率分布型レンズ素子によりディスプレイの画面を空間に結像させ、該像を視認し得るようにさせ、物体検出手段により非接触で該像に侵入してくる被検出物(指など)を検出するものである。
【0003】
なお、本発明の発明者等が平成7年12月5日に発明の名称、マイクロレンズプレートを用いたタッチレスパネルスイッチにおいて提案したように、タッチレスパネルスイッチにあっては、前記屈折率分布型レンズ素子の替わりに、3枚のマイクロレンズプレートを結像手段として使用しても良い。
【0004】
これらのタッチレスパネルスイッチにおける物体検出手段の構成は、当業者の設計上の選択事項であり、種々の方式が考えられる。
一つには、空中に伝送された像の周囲にセンサを何らかの枠で保持固定して設置する方式が考えられる。この方式は、センサを簡単に設置できるという利点もあるが、空中の像に指などで触れようとするとき、センサが設置されている該枠が邪魔になるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ディスプレイ等の表示物を空中へ結像させるタッチレスパネルスイッチにおいて、物体(被検出物)検出手段として、空中において結像した像の周囲に枠等の設置物を設けることなく、該像へ侵入してくる被検出物を非接触で検出することができるタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスプレイ画面を正立等倍の像として伝送する結像手段により、空中へ結像させ、該像へ侵入または近接する被検出物を非接触で検出するタッチレスパネルスイッチの検出方法に係わるものであって、次のような方法である。
【0007】
ディスプレイ画面を所定の領域に分割し、分割されたディスプレイ画面の各領域を所定の順番で、所定の光を点灯もしくは点滅させ、該所定の光の点灯もしくは点滅によって生じた光線が被検出物に当たり反射し、該反射してきた光線を受光素子で受信することを特徴としている。ここで、ディスプレイ画面を所定の領域に分割するというのは、該ディスプレイ画面にキーに相当する画像を所定数、表示させることである。
【0008】
【作用】
光ファイバロッドレンズをその両端面を揃えてマトリクス状に配列した屈折率分布型レンズ素子や3枚のマイクロレンズプレートを所定間隔保って互いに平行に設置したレンズ部材等のタッチレスパネルスイッチを構成する結像手段は、所定位置にある物体(ディスプレイ画面)を所定位置へ正立等倍の像(像面とも称することにする)として結像させ得る。
【0009】
逆に、前記像面または像面付近に物体Bが存在していると、これらの結像手段は、その物体Bを上述したディスプレイ画面または該デイスプレイ画面に近接する面へ写像する。
つまり、結像手段は、図2に示すように、一方の端面から所定距離La離れた物体A(ディスプレイ画面)を、もう一方の端面から所定距離Lb離れた位置に像A′として伝送するとともに、前記もう一方の端面から所定距離Lb離れた位置にある物体Bを前記一方の端面から所定距離La離れた位置へ像B′として伝送することができる。ここで、La=Lbである。
【0010】
タッチレスパネルスイッチにおいては、ディスプレイ画面を物体としたとき、結像手段により、該ディスプレイ画面が像面へ伝送されるように、ディスプレイ画面及び結像手段は設置されている。従って、もし、前記像面3に物体Bが存在したとすると、該物体Bは、該ディスプレイ画面1へ像として伝送される。
【0011】
ディスプレイ画面1に所定の光を点灯または点滅させることによって光線を像面3へ伝送し、像面3へ侵入した物体において該光線が反射すると、該光線は、ディスプレイ画面1の当該場所及びその周囲の場所に戻る。よって、受光素子を当該場所またはその周囲に設けておけば、像面3へ侵入してくる物体を検出することができる。
つまり、ディスプレイ画面1を発光素子として利用するわけである。
【0012】
よって、ディスプレイ面面1を所定の領域に分割し、該領域毎にディスプレイ画面1に接するかもしくは近接させて受光素子を設ければ、該領域毎に所定の順番で順次所定の光を出力させることにより、像面3の任意の領域へ侵入してくる物体を検出することができる。
【0013】
なお、後述するように、本発明に係わるタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法は、受光素子を設ける位置が、被検出物で反射したディスプレイ画面から発した光を受信できる位置で有れば、どこにどれだけの数、設けても適用できる。
【0014】
なぜなら、ディスプレイ画面1を所定領域に分割し、時分割でディスプレイ画面1の各領域が所定の光を発しているので、受光素子が該光を受信することができる位置に設けてある限り、ディスプレイ画面1のどの領域から発し、対応する像面3の領域へ侵入してきた被検出物で反射した光であるか認識できるからである。
【0015】
【実施例】
図1は、タッチレスパネルスイッチの構成を示す略体斜視図である。ディスプレイ画面1の上方に結像手段2が設置され、結像手段2の上方に像面(像)3が形成されている。結像手段2の設置・保持方式は、当業者の設計上の選択事項であるが、例えば透明板5の上に載置するようにすればよい。透明板5は、その四隅を支持材6で支えられている。
また、ディスプレイ画面1をどのようなどれだけの領域に分割するかは、当業者の設計上の選択事項である。
【0016】
図1では、ディスプレイ画面1を四つの領域に分割している。第1の画面1aには文字ONを、第2の画面1bには文字INを、第3の画面1cには文字UPを、第4の画面1dには文字GOを表示させていることを示している。
像面3は、第1〜第4の画面(1a〜1d)に対応して四つの像面(3a〜3d)に分割された状態で空中に表示される。この四つの像面(3a〜3d)が被検出物の四つの検出領域となるわけである。
【0017】
この状態において、ディスプレイ画面1に文字ON、IN、UP及びGOは、表示させたまま、ディスプレイ画面1の分割された各画面毎に被検出物検出用の光を出力させる。
【0018】
例えば、第1の画面1a、第2の画面1b、第3の画面1c、第4の画面1dの順に所定ドッド数の画素を点灯または点滅させるなどする。第4の画面1dの所定ドット数の画素を点灯または点滅させたら、次は、また、第1の画面1aの所定ドット数の画素を点灯または点滅させる。このように、時分割で、ディスプレイ画面の各領域の所定ドッド数の画素を点灯または点滅させる。
【0019】
ディスプレイ画面の文字等の表示光と上記所定ドッド数の画素を点灯させることによる光とを区別することは、例えば、カラーディスプレイの場合は、予め、所定ドット数の画素を点灯させる発光色を決めておき、該発光色は、文字等の表示には使用しないでおく方式も推奨される。
ディスプレイがモノクロの場合(カラーの場合でも応用可)は、前記所定ドット数の画素(以後、所定ドッドと称する)を所定のパルスで点滅させるとか、変調パルスで該所定ドットを点灯させれば、周囲の表示光と物体検出用の発光とを区別することは容易である。
【0020】
第1〜第4の画面(1a〜1d)の各所定ドットを点灯または点滅させることによって発せられる光を受信する受光素子(4a〜4d)は、第1〜第4の画面(1a〜1d)毎にそれぞれ、設ける。
第1の画面1aの所定ドット(図示せず)から発した光は、結像手段2の下側端面から入射し、結像手段2の上側端面から出射し、像面3において結像する。第1の画面1aの所定ドットから発した光が、像面3において、被検出物、例えば、オペレータの指(図示せず)で反射すると、該反射光は、前記第1の画面1aの所定ドットもしくはその周囲へ戻る。従って、受光素子4aを第1の画面1aの所定ドット上もしくはその周囲に設けておけば、像面3の所定領域へ侵入してきた被検出物を検出することができる。
【0021】
同様の構成と作用により、第2〜第4(1b〜1d)の所定ドットを点灯または点滅させることによって発せられる光も、対応する検出領域(像面3a〜3d)へ侵入もしくは近接してくる被検出物を対応する受光素子(4b〜4d)によって検出することができる。
【0022】
受光素子(4a〜4d)には、フォトトランジスタ、フォトダイオードなどを使用することができる。図1では、光ファイバ式の受光素子を用いたところを示している。図1において、受光素子(4a〜4d)の配線は省力しているが、受光素子(4a〜4d)は、タッチレスパネルスイッチのコントローラもしくは、該コンオローラの入出力インタフェース素子と接続する。
【0023】
なお、前記所定ドットは、各画面(1a〜1d)毎に複数箇所設けてもよい。例えば、分割された各画面の中央及びその四隅などが考えられる。これは、キーの大きさつまり、分割された画面の大きさと、表示する文字や絵のサイズ・形状などを勘案しながら決定するべき問題である。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような方法なので、以下に記載されるような効果を奏する。ディスプレイ画面1を所定領域毎に時分割で所定の光を出力させ、発光素子として機能させ、像面3の下方に設置される受光素子(4a〜4d)により、該光が被検出物で反射した光を受信する検出方法なので、像面3の周囲には、構造物を設ける必要が全く無いタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】タッチレスパネルスイッチの構成を示す略体斜視図
【図2】結像手段の作用を説明する模式図
【符号の説明】
1 ディスプレイ画面
1a〜1d ディスプレイ画面
2 結像手段
3 像面(像)
3a〜3d 像面
4a〜4d 受光素子
5 透明板
6 支持材
A、B 物体
A′物体Aの正立等倍像
B′物体Bの正立等倍像
La 物体Aから結像手段の端面までの距離
Lb 物体Bから結像手段の端面までの距離
Claims (1)
- ディスプレイ画面を正立等倍の像として伝送する結像手段により空中へ結像させ、該像へ侵入または近接する被検出物を非接触で検出するタッチレスパネルスイッチの検出方法であって、ディスプレイ画面を所定の領域に分割し、分割された該ディスプレイ画面の各領域を所定の順番で、所定の光を点灯もしくは点滅させ、該所定の光の点灯もしくは点滅によって生じた光線が被検出物に当たり反射し、ディスプレイ画面へ戻る反射光を受光素子で受信することを特徴とするタッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35464595A JP3557489B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35464595A JP3557489B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180604A JPH09180604A (ja) | 1997-07-11 |
JP3557489B2 true JP3557489B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=18438952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35464595A Expired - Fee Related JP3557489B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | タッチレスパネルスイッチにおける物体検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557489B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP35464595A patent/JP3557489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09180604A (ja) | 1997-07-11 |
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A521 | Written amendment |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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