JPH1184199A - 鏡筒支持機構 - Google Patents

鏡筒支持機構

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JPH1184199A
JPH1184199A JP10162446A JP16244698A JPH1184199A JP H1184199 A JPH1184199 A JP H1184199A JP 10162446 A JP10162446 A JP 10162446A JP 16244698 A JP16244698 A JP 16244698A JP H1184199 A JPH1184199 A JP H1184199A
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lens barrel
adapter
support
barrel support
mounting portion
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JP10162446A
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Masatoshi Ikeda
正俊 池田
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Original Assignee
Nikon Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70808Construction details, e.g. housing, load-lock, seals or windows for passing light in or out of apparatus
    • G03F7/70825Mounting of individual elements, e.g. mounts, holders or supports
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡筒に過大な応力が印加されず、しか
もスペース効率が高く、良好な作業性を確保できる鏡筒
支持機構を提供する。 【解決手段】 鏡筒1と鏡筒支持台2との間に介装され
る一体に形成されたリングアダプター3を備え、リング
アダプター3には、鏡筒1が光軸方向に貫通する貫通孔
30と、貫通孔30に貫通された鏡筒1に対して取付け
られるための雌ねじ36A〜36Dと、鏡筒支持台2に
対して取付けられるための貫通孔31A〜31Dとが形
成され、雌ねじ36A〜36Dと貫通孔31A〜31D
とが互いに鏡筒1の周方向に離れて配置され、鏡筒支持
台2から鏡筒1に加えられる鏡筒1の放射方向の応力を
アダプター3の変形によって緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体露
光装置の投影光学系のレンズ鏡筒等、高精度な光学系の
レンズ鏡筒を支持する支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】レチクルのパターンをウエハ上に投影露
光することによりウエハ上に微細パターンを形成する半
導体露光装置が知られている。図9は従来の半導体露光
装置に用いられるレンズ鏡筒の支持構造を示している
(従来技術1)。レンズ鏡筒1は投影光学系のレンズ群
を収納しており、レンズ鏡筒1の外周に突設されたフラ
ンジ1aをボルト101によって鏡筒支持台2に締め付
けることにより、鏡筒1が鏡筒支持台2に固定される。
【0003】一方、特開平6−300955号公報には
複数の棒部材を組合せた緩衝部材を介してレンズ鏡筒を
鏡筒支持台に取付けるようにした装置が開示されている
(従来技術2)。この装置では、図10に示すように4
つの棒部材102の両端を鏡筒支持台2Bにボルト10
3により固定するとともに、棒部材102の中央部をレ
ンズ鏡筒1のフランジ1aに固定しており、棒部材10
2の弾力性(曲げ変形)を利用してレンズ鏡筒1に加え
られる応力の緩和を図るものである。例えば、装置の輸
送中等における装置の温度変化に起因して熱膨張による
各部の寸法ずれが発生した場合に、棒部材102の曲げ
変形によって寸法のずれを吸収するので、レンズ鏡筒1
への過大な応力の印加が防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の構造で
は、レンズ鏡筒を鏡筒支持台に対して直接固定している
ので、レンズ鏡筒1と鏡筒支持台2とを互いに異なる材
質で作成した場合、温度変化を受けた際に鏡筒1および
鏡筒支持台2の線膨張係数の差異に起因してレンズ鏡筒
1に過大な応力が加えられるおそれがある。このような
過大な応力はレンズ鏡筒内の投影光学系に歪みを生じさ
せ、その光学性能を悪化させる要因となる。
【0005】また、従来技術2の構造では、複数の棒部
材102を多角形形状に組立てているので、レンズ鏡筒
1の着脱時に複数の棒部材の着脱作業を要し、製造時、
あるいはメンテナンス時の作業性が悪い。また、棒部材
102の端部、すなわち多角形の頂点がレンズ鏡筒1
(フランジ1a)の外周から外側に突出するうえ、煩雑
な棒部材102の着脱作業を可能とするためのスペース
を要するため、装置の大型化を招くという問題もある。
【0006】本発明の目的は、レンズ鏡筒に過大な応力
が印加されず、しかもスペース効率が高く、良好な作業
性を確保できる鏡筒支持機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図1〜
図8に対応づけて説明する。 (1)請求項1に記載の発明は、鏡筒1を鏡筒支持台2
に取付ける鏡筒支持機構に適用され、鏡筒1と鏡筒支持
台2との間に介装される一体に形成されたアダプター3
を備え、アダプター3には、鏡筒1が光軸方向に貫通す
る貫通孔30と、貫通孔30に貫通された鏡筒1に対し
て取付けられる鏡筒取付部36A〜36Dと、鏡筒支持
台2に対して取付けられる支持台取付部31A〜31D
とが形成され、鏡筒取付部36A〜36Dと支持台取付
部31A〜31Dとが互いに鏡筒1の周方向に離れて配
置され、鏡筒支持台2から鏡筒1に加えられる鏡筒1の
放射方向の応力に対してアダプター3の少なくとも一部
が放射方向に微動可能とするものである。 (2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鏡筒
支持機構において、アダプター3にはアダプター3の鏡
筒取付部36A〜36Dと支持台取付部31A〜31D
との少なくとも一方にばね構造32が形成されているも
のである。 (3)請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記
載の鏡筒支持機構において、アダプター3の支持台取付
部にはボルト4が貫通する取付貫通孔31A〜31Dが
形成され、取付貫通孔31A〜31Dを貫通するボルト
4を鏡筒支持台2に螺進させることによりアダプター3
と鏡筒支持台2とを締結するようにしたものである。 (4)請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の鏡筒支持機構において、鏡筒1の外周部
には鏡筒1の外周方向に突出したフランジ1aが形成さ
れ、アダプター3がフランジ1aに取付けられるもので
ある。 (5)請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の鏡筒
支持機構において、アダプター3の鏡筒取付部には雌ね
じ36A〜36Dが形成され、フランジ1aを貫通させ
たボルト5を雌ねじ36A〜36Dに螺進させることに
よりアダプター3と鏡筒1とを締結するようにしたもの
である。 (6)請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の鏡筒支持機構において、アダプター3は
鏡筒支持台2と同一の線膨張係数の材質からなるもので
ある。 (7)請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の鏡筒
支持機構において、アダプター3Aは鏡筒1と同一の線
膨張係数の材質からなり、鏡筒1の外周部には鏡筒1の
外周方向に突出したフランジ1aが形成され、アダプタ
ー3Aの鏡筒取付部にはボルト5Aが螺合する雌ねじ3
1A’〜31D’が形成され、フランジ1aを貫通する
ボルト5Aを鏡筒取付部の雌ねじ31A’〜31D’に
螺進させることによりアダプター3Aと鏡筒1とを締結
し、アダプター3Aの支持台取付部にはばね構造が形成
されるとともにボルト4Aが貫通する取付貫通孔36
A’〜36D’が形成され、取付貫通孔36A’〜36
D’を貫通するボルト4Aを鏡筒支持台2に螺進させる
ことによりアダプター3Aと鏡筒支持台と2を放射方向
に微動可能に締結したことを特徴とする。 (8)請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれ
か1項に記載の鏡筒支持機構において、鏡筒取付部36
A〜36Dおよび支持台取付部31A〜31Dはアダプ
ター3のそれぞれ3ヵ所以上に設けられているものであ
る。 (9)請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の鏡筒
支持機構において、鏡筒取付部36A〜36Dおよび支
持台取付部31A〜31Dはアダプター3の周方向に対
して均等に配置されているものである。 (10)請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のい
ずれか1項に記載の鏡筒支持機構において、アダプター
3の変形に伴う鏡筒1の光軸方向の移動を制限する制限
機構8を設けたものである。 (11)請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の
いずれか1項に記載の鏡筒支持機構において、鏡筒1と
鏡筒支持台2との間に鏡筒1の光軸方向の位置を調整す
るワッシャー7をアダプター3とともに介装するもので
ある。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 以下、図1および図2を用いて本発明による鏡筒支持機
構の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の
形態の鏡筒支持機構は半導体露光装置の一部を構成して
いる。
【0010】図1に示すレンズ鏡筒1は露光光源からの
投光をレチクルへの照射光(平行光)に変換する投影光
学系のレンズ群(不図示)を収納する。レンズ鏡筒1は
収納されたレンズ群の光軸Lを軸心とする略円柱形状を
呈しており、光軸L、すなわち円柱の軸心は鉛直方向を
向いている。レンズ鏡筒1の中央部には光軸Lと直交す
る面(水平面)方向に突出するリング状のフランジ1a
が形成されている。
【0011】図1の鏡筒支持台2はレンズ鏡筒1とは異
なる材質からなり、後述するアダプターリング3を介し
てレンズ鏡筒1を支持する。後述するように第1の実施
の形態ではレンズ鏡筒1および鏡筒支持台2の材質を同
一のものとする必要がないので、設計の自由度が大きく
なる。図1(b)に示すように、鏡筒支持台2にはレン
ズ鏡筒1の一部を収納する収納部2aが形成され、鏡筒
支持台2の上面の収納部2aの開口端部にフランジ1a
がアダプターリング3を介して載置されてレンズ鏡筒1
が支持される。図1(b)に示すように、アダプターリ
ング3はアダプターリング3を貫通するボルト4により
鏡筒支持台2に締め付けられる。レンズ鏡筒1はフラン
ジ1aを貫通するボルト5によりアダプターリング3に
締め付けられる。
【0012】図2に示すアダプターリング3は鏡筒支持
台2と同一の材質(すなわち、レンズ鏡筒1とは異なる
材質)からなり、レンズ鏡筒1のフランジ1aの外径と
ほぼ同一の外径を有し、レンズ鏡筒1の円柱部分の外径
よりも大きな径の開口30が形成されたリング形状を呈
する。図2に示すように、アダプターリング3にはボル
ト4が貫通する4つの貫通孔31A〜31Dと、ボルト
5が螺合する4つの雌ねじ36A〜36Dとが形成され
ている。図2(a)に示すように、貫通孔31A〜31
Dおよび雌ねじ36A〜36Dはアダプターリング3を
8等分する角度(45度)ごとに交互に振り分けて配置
されている。また、雌ねじ36A〜36Dの近傍には、
それぞれ2つの細長い切込み33と、2つの孔34とが
開口され、切込み33と孔34との間には幅の狭い架橋
部32が形成されている。後述するように、架橋部32
はばね構造として機能する。
【0013】各々の雌ねじ36A〜36Dを中心とする
領域には、アダプターリング3の鏡筒支持台2との当接
面側、すなわち図2(b)において下面側から切り欠か
れた凹部37が形成されており、この凹部37が形成さ
れた領域ではアダプターリング3の下面が鏡筒支持台2
から浮いた状態にある。
【0014】アダプターリング3の貫通孔31A〜31
Dにボルト4を貫通させ、このボルト4を鏡筒支持台2
に形成した雌ねじ(図1(a)参照)に螺進させること
により、アダプターリング3が鏡筒支持台2に締結され
る。ボルト4によりアダプターリング3を鏡筒支持台2
に取付けた後、レンズ鏡筒1のフランジ1aをアダプタ
ーリング3に重ね合わせるようにレンズ鏡筒1を載置
し、さらにフランジ1aを貫通させたボルト5をアダプ
ターリング3の雌ねじ36A〜36Dに螺進させること
により、レンズ鏡筒1がアダプターリング3に対して締
結される。
【0015】アダプターリング3のリング幅は比較的狭
く、水平面内での曲げ変形が可能である。また、ボルト
4が貫通される貫通孔31A〜31Dがアダプターリン
グ3の周方向に一定の間隔をもって配置されており、隣
接する雌ねじ36A〜36Dと貫通孔31A〜31Dと
の間にはある程度の距離(アダプターリング3を周方向
に8等分した距離)が確保されている。さらに、切込み
33および孔34に挟まれて形成された架橋部32はそ
の幅が狭く、容易に水平面内で曲げ変形可能である。そ
のうえ、上述のように凹部37が形成されている領域で
はアダプターリング3がフランジ1aと鏡筒支持台2と
の間で挟み込まれていないため、図2(b)においてフ
ランジ1aの下面から受ける摩擦力も小さなものとな
る。このため、架橋部32は加えられる作用力に応じて
自由に曲げ変形を起こすばね構造として機能する。した
がって温度変化を受けた場合において、材質の線膨張係
数の差異に起因してレンズ鏡筒1と鏡筒支持台2との間
の相対的な寸法ずれが発生しても、そのずれ分がアダプ
ターリング3の変形、とくに架橋部32の曲げ変形によ
って効率的に吸収される。なお、凹部37以外の領域で
は、アダプターリング3はフランジ1aと鏡筒支持台2
との間に挟み込まれているので、フランジ1aおよび鏡
筒支持台2から比較的強い摩擦力を受けるが、この摩擦
力はアダプターリング3の曲げ変形を完全に禁止する
程、大きくはない。
【0016】貫通孔31A〜31Dの位置、すなわち鏡
筒支持台2を基準としたとき、アダプターリング3の全
体的な変形、あるいはばね構造である架橋部32の曲げ
変形に応じて、雌ねじ36A〜36Dの位置はレンズ鏡
筒1の放射方向に移動する。レンズ鏡筒1は略円柱形状
であるため、温度変化に起因してレンズ鏡筒1に印加さ
れる応力(ないしはレンズ鏡筒1の変形)はレンズ鏡筒
1の放射方向についてのみ考えればよいが、上述のよう
にアダプターリング3あるいは架橋部32の変形は雌ね
じ36A〜36Dをレンズ鏡筒1の放射方向に移動させ
るように機能するから、レンズ鏡筒1への応力を適切に
緩和することができる。
【0017】これに対して、アダプターリング3の周方
向の圧縮あるいは引張り方向の剛性は大きな値をとる。
アダプターリング3を介して取付けられたレンズ鏡筒1
の周方向の位置変動はアダプターリング3の周方向の圧
縮あるいは引張り方向の剛性に対応しているので、この
周方向への雌ねじ36A〜36Dの位置、すなわちボル
ト5の位置精度は良好なものとなる。第1の実施の形態
ではアダプターリング3の周方向に均等に割り振った4
つの雌ねじ36A〜36Dを介してレンズ鏡筒1がアダ
プターリング3に取付けられているので、雌ねじ36A
〜36Dの位置がレンズ鏡筒1の周方向についてそれぞ
れ規制されることによって、レンズ鏡筒1の位置精度は
良好なものとなる。
【0018】例えば、図2(a)の雌ねじ36Aに注目
すれば、雌ねじ36Aは、ボルト4によって固定される
貫通孔31Aと貫通孔31Dとの中間に位置している。
また雄ねじ36Aが形成された部位はX軸方向に延設さ
れた架橋部32を介して支持されている。しかも上述の
ように雌ねじ36Aの部位は鏡筒支持台2から浮された
状態にあるので、鏡筒支持台2とフランジ1aの間に挟
み込まれて移動が妨害されるということがない。このた
め、雌ねじ36AはY軸方向については比較的容易に移
動可能とされる。
【0019】これに対して雌ねじ36AのX方向への移
動に対してはアダプターリング3の剛性が大きく、実質
的に雌ねじ36AのX方向への移動が禁止される。この
ように雌ねじ36AのY軸方向、すなわちレンズ鏡筒1
の放射方向についてはその移動が容認されているのに対
して、雌ねじ36AのX軸方向の移動、すなわちレンズ
鏡筒1の周方向についてはその移動が禁止されている。
【0020】雌ねじ36B〜36Dについても同様であ
る。すなわち、雌ねじ36B〜36Dのレンズ鏡筒1の
放射方向についてはその移動が容認されているのに対し
て、雌ねじ36B〜36Dのレンズ鏡筒1の周方向につ
いてはその移動が禁止されている。このように、レンズ
鏡筒1の放射方向について雌ねじ36A〜36Dが移動
可能とされているので、レンズ鏡筒1に印加される応力
を低減することができると同時に、レンズ鏡筒1の周方
向について雌ねじ36A〜36Dが固定される結果、レ
ンズ鏡筒1の位置精度を高く維持することができる。つ
まりアダプターリング3は放射方向に柔らかく、円周方
向に硬い構造になっているので、レンズ鏡筒1の位置決
め精度を悪化させることなく、レンズ鏡筒1に加えられ
る応力を著しく低減することができる。
【0021】第1の実施の形態では、アダプターリング
3を介してレンズ鏡筒1を鏡筒支持台2に取付けるの
で、レンズ鏡筒1および鏡筒支持台2の材質の線膨張係
数を一致させる必要がない。このため互いに異なる材質
を選択でき、設計の自由度を大きくとることができる。
また、アダプターリング3の材質を鏡筒支持台2の材質
と同一としたので、両者を一体のものとして取り扱うこ
とができ、両者間における線膨張係数の相違に起因する
問題は発生しない。
【0022】第1の実施の形態では、アダプターリング
3の厚みは比較的小さく、しかもアダプターリング3の
外径をフランジ1aの外径と同一としており、アダプタ
ーリング3をフランジ1aと鏡筒支持台2との間に挟み
込むようにしている。このため、図9の従来技術1と比
較して、あたかもワッシャー1枚を追加するのと同様の
スペースの増加が必要となるに過ぎない。棒部材102
の端部がレンズ鏡筒の外周から突出し、煩雑な作業を要
する図10の従来技術2に比較して装置を小型化するこ
とができる。
【0023】アダプターリング3は一体型とされている
ので、複数の棒部材の着脱作業を要求される従来技術2
の場合のような煩雑な作業を必要とせず、製造時、メン
テナンス時の作業性が良好となる。アダプターリング3
をアセンブル部品として予め鏡筒支持台2に取付けてお
けば、後工程ではアダプターリング3は鏡筒支持台2と
一体のものとして取り扱うことができる。この場合、レ
ンズ鏡筒1をボルト5により締結すれば取付け作業が終
了するので、従来技術1と比較してとくに作業が複雑に
なることはない。なお、アダプターリング3に相当する
部分を鏡筒支持台2に相当する構成と一体に形成するこ
とも考えられるが、アダプターリング3のとくにばね構
造に相当する部分は比較的複雑な構造を有するので、第
1の実施の形態に示すように、鏡筒支持台2に相当する
部分とは別個の部材として製作するのが好ましい。アダ
プターリング3を鏡筒支持台2と別個に製作する場合に
は、複数の厚みのアダプターリング3を用意し、アダプ
ターリング3の厚みを選択することでレンズ鏡筒1の光
軸方向(鉛直方向)の位置を調整できるようにしてもよ
い。
【0024】第1の実施の形態では、アダプターリング
3の全体的な曲げ変形とばね構造である架橋部32の曲
げ変形の両者を利用しているが、いずれか一方の変形の
みを利用するようにしてもよい。例えば、架橋部32の
ようなばね構造の機能のみによってレンズ鏡筒1の応力
を十分に低減できるのであれば、アダプターリング3を
フランジ1aと鏡筒支持台2との間で強い圧力により挟
み込み、アダプターリング3の全体的な曲げ変形を期待
できないような構成としてもよい。それとは反対に、ば
ね構造をなんら設けることなく、例えばアダプターリン
グを単純なリング形状としてアダプターリングの全体的
な変形のみにより同様の機能をもたせるように構成して
もよい。
【0025】第1の実施の形態では、3本のボルト4を
用いて鏡筒支持台2とアダプターリング3とを、3本の
ボルト5を用いてレンズ鏡筒1とアダプターリング3と
をそれぞれ締結しているが、ボルトをそれぞれ4本以上
用いてもよい。レンズ鏡筒1の応力を低減する観点から
は、固定力(締結力)を分散するためにボルトの数は多
い方が好ましい。
【0026】−第2の実施の形態− 以下、図3を用いて本発明による鏡筒支持機構の第2の
実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態
と同一構成部分については同一符号を付してその説明を
省略する。
【0027】図3に示すように、第2の実施の形態では
アダプターリング3と鏡筒支持台2との間にワッシャー
7が挟み込まれている。図3(a)に示すように、ワッ
シャー7にはボルト4Aが貫通する孔71が形成され、
ワッシャー7はボルト4Aによってアダプターリング3
とともに鏡筒支持台2に対して共締めされる。ワッシャ
ー7の材質は鏡筒支持台2の材質と同一とされ、両者の
線膨張係数を合致させることにより締結による一体化を
図っている。ワッシャー7として複数種類の厚みのもの
が用意され、ワッシャー7の厚みを選択することによっ
てレンズ鏡筒1の光軸L方向の位置を調整することがで
きる。これにより半導体露光装置の製造誤差を補正する
ことができる。
【0028】−第3の実施の形態− 以下、図4および図5を用いて本発明による鏡筒支持機
構の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の
実施の形態と同一構成部分については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0029】第1の実施の形態では、アダプターリング
3にばね構成としての架橋部32を形成しているが、架
橋部32は光軸Lの方向(鉛直方向)の剛性が低く、こ
の方向に容易に曲げ変形する。半導体露光装置では光軸
Lが鉛直方向に向くようにレンズ鏡筒1を設置するた
め、設置後は重力によりレンズ鏡筒1が固定されレンズ
鏡筒1が浮き上がることはない。しかし、装置の輸送時
等には装置全体に1Gを越える上向きの重力加速度が加
わり、レンズ鏡筒1が上方に持上がる可能性がある。
【0030】図4および図5に示すように、第3の実施
の形態では、レンズ鏡筒1のフランジ1aの4ヵ所にお
いて光軸方向の移動を制限するメカニカルリミッター8
を設けており、これによりレンズ鏡筒1の移動を制限し
ている。第3の実施の形態ではレンズ鏡筒1とアダプタ
ーリング3Aとを締結するボルト5、およびアダプター
リング3Aと鏡筒支持台2とを締結するボルト(不図
示;第1の実施の形態におけるボルト4に相当)は第1
の実施の形態と同様の位置にある。ボルト5の位置をア
ダプターリング3Aの0度,90度,180度,270
度の角度に対応する位置とし、ボルト4に相当するボル
トの位置をアダプターリング3Aの45度,135度,
225度,315度の角度に対応する位置とするとき、
メカニカルリミット8はアダプターリング3Aの30
度,120度,210度,300度の角度に対応する位
置に設定されている。
【0031】図5に示すように、メカニカルリミッター
8はフランジ1aの貫通孔1bおよびアダプターリング
3の貫通孔39を貫通し鏡筒支持台2に螺合するスタッ
ドボルト81と、スタッドボルト81に取付けられたキ
ャップ83と、キャップ83の上方への移動を規制する
ナット82とからなる。図5に示すように、キャップ8
3の上下方向の移動はフランジ1aおよびナット82に
より規制され、その移動代は図5の符号84により示さ
れる。図5から分かるように、移動代84はレンズ鏡筒
1が上方向に移動可能とされる移動代に対応している。
【0032】移動代84はキャップ83とフランジ1a
の間に移動代84に相当する厚みのスペーサー(例えば
0.1mm厚)を介してナット82を締め付けた後、ス
ペーサーを引き抜くことにより確保できる。レンズ鏡筒
1の輸送中の振動による加速度がレンズ鏡筒1内の投影
光学系に損傷を与えないようにする観点からは、移動代
84は小さな値とするのが好ましい。しかし、移動代8
4を極めて小さな値に設定しようとしてもその値の判断
が難しく実現が困難である。また移動代84を小さく設
定すると、スタッドボルト81とフランジ1aの線膨張
係数の相違に起因してメカニカルリミッター8による締
め付けが発生するおそれがある。したがって最低限、締
め付けが発生しない範囲内で移動代84を設定する必要
がある。
【0033】このように、第3の実施の形態では、メカ
ニカルリミッター8によってレンズ鏡筒1の移動を制限
しているので、装置の輸送時等にレンズ鏡筒1に対して
大きな衝撃力が印加されることがなく、投影光学系の損
傷を防止することができる。
【0034】以上、本発明による鏡筒支持機構の例示と
して、第1〜第3の実施の形態について説明したが、ア
ダプターリングに形成されるばね構造の有無、メカニカ
ルリミッターの有無、あるいはレンズ鏡筒の光軸方向の
位置を調整するワッシャーの有無等については任意の組
合せが選択でき、第1〜第3の実施の形態に示す組合せ
に限定されない。
【0035】また、リング状のアダプターリングに代え
て種々の形状の一体型のアダプターを用いることができ
る。その形状を問わず、一体型のアダプターを使用する
ことにより、従来技術2のような煩雑な着脱作業が不要
となる。例えば、図6(a)に示すように正方形の各辺
に即した4つの棒片を一体に固着した一体のアダプター
3Bを使用してもよい。図6(a)および図6(b)に
示すように、アダプター3Bは正方形の頂点部分におい
てボルト4Bを用いて鏡筒支持台2に締結され、レンズ
鏡筒1のフランジ1aはボルト5Aを用いてアダプター
3Bの正方形の各辺の中央に締結される。この場合、ア
ダプター3Bの曲げ変形によりレンズ鏡筒1の応力を緩
和することができる。締結力(固定力)をさらに分散さ
せるため、5角形以上の多角形形状に即した棒片を互い
に固着してなるアダプターを採用してもよい。
【0036】−第4の実施の形態− 以下、図7(a),(b)および図8(a),(b)を
用いて本発明による鏡筒支持機構の第4の実施の形態に
ついて説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成部
分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】図7(a),(b)はアダプターリング3
Aを示す図であり、図2と同様な箇所には同一の符号を
付して相違点を主に説明する。アダプターリング3Aは
鏡筒1と同じ材質で作製される。アダプターリング3A
の架橋部32が形成されている熱変形吸収領域には、雌
ねじ36A〜36Dに代えて貫通孔36A’〜36D’
が形成され、貫通孔36A’〜36D’の上部にはボル
ト頭部を収容するザグリ孔136A〜136Dが形成さ
れている。また、貫通孔36A’〜36D’の周方向の
間には、貫通孔31A〜31Dに代えて雌ねじ31A’
〜31D’が形成されている。
【0038】第1の実施の形態では、アダプタリング3
を鏡筒支持台2に対してボルト4で緊締し、両者が相対
変位しないようにするとともに、鏡筒1とアダプタリン
グ3とを放射方向に相対移動可能にした。第4の実施の
形態では、図8(a)および(b)に示すように、アダ
プターリング3Aを鏡筒1に対してボルト5Aで緊締し
て両者が相対変位しないようにするとともに、アダプタ
ーリング3Aを架橋部32を介してボルト4Aで鏡筒支
持台2に連結して両者を放射方向に相対移動可能にして
いる。
【0039】図8(a)および(b)において、フラン
ジ1aを貫通するボルト5Aがアダプターリング3Aの
雌ねじ31A’〜31D’に螺合されて鏡筒1とアダプ
ターリング3Aとが締結される。アダプターリング3A
のボルト貫通孔36A’〜36D’にボルト4Aが貫通
されて鏡筒支持台2の雌ねじに螺合され、これにより、
アダプターリング3Aと鏡筒支持台2とが放射方向(半
径方向)に相対的に微動可能に連結される。
【0040】すなわち、鏡筒1が熱変形により放射方向
に膨張もしくは収縮した場合、アダプターリング3Aも
鏡筒1と同様に放射方向に膨張もしくは収縮してボルト
4Aが放射方向(半径方向)に移動しようとする。しか
し、ボルト4Aは鏡筒支持台2に螺合されているので架
橋部32が放射方向に変形して、鏡筒1と鏡筒支持台2
との間の相対変位が吸収される。
【0041】なお、この第4の実施の形態においても第
1〜第3の実施の形態と同様に種々の変形が可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】
(1)請求項1および2に記載の発明によれば、鏡筒が
光軸方向に貫通する貫通孔と、貫通孔に貫通された鏡筒
に対して取付けられる鏡筒取付部と、鏡筒支持台に対し
て取付けられる支持台取付部とが形成された一体のアダ
プターの変形により鏡筒の放射方向の応力を緩和できる
ようにしたので、スペース効率が高く、良好な作業性を
確保できる。 (2)請求項3に記載の発明によれば、アダプターの支
持台取付部にはボルトが貫通する取付貫通孔が形成さ
れ、取付貫通孔を貫通するボルトを鏡筒支持台に螺進さ
せることによりアダプターと鏡筒支持台とを締結するの
で、鏡筒の着脱作業を容易なものとすることができる。 (3)請求項5に記載の発明によれば、アダプターの鏡
筒取付部には雌ねじが形成され、フランジを貫通させた
ボルトを雌ねじに螺進させることによりアダプターと鏡
筒とを締結するので、鏡筒の着脱作業を容易なものとす
ることができる。 (4)請求項6に記載の発明によれば、アダプターは鏡
筒支持台と同一の線膨張係数の材質からなるので、アダ
プターと鏡筒支持台とを一体のものとして取り扱うこと
ができる。 (5)請求項7に記載の発明によれば、アダプターは鏡
筒と同一の線膨張係数の材質からなるので、アダプター
と鏡筒とを一体のものとして取り扱うことができる。 (6)請求項9に記載の発明によれば、鏡筒取付部およ
び支持台取付部はアダプターの周方向に対して均等に配
置されているので、鏡筒に加えられる応力を効率的に緩
和することができる。 (7)請求項10に記載の発明によれば、アダプターの
変形に伴う鏡筒の光軸方向の移動を制限する制限機構を
設けたので、輸送時等における鏡筒への損傷を防止する
ことができる。 (8)請求項11に記載の発明によれば、鏡筒と鏡筒支
持台との間に鏡筒の光軸方向の位置を調整するワッシャ
ーをアダプターとともに介装するので、鏡筒の位置調整
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の鏡筒支持機構を示す図であ
り、(a)は(b)のIa−Ia線方向から見た図、
(b)は(a)のIb−Ib線における断面図。
【図2】アダプターリングを示す図であり、(a)は図
1(a)の拡大図、(b)は(a)のIIb−IIb線にお
ける断面図。
【図3】第2の実施の形態の鏡筒支持機構を示す図であ
り、(a)は(b)のIIIa−IIIa線方向から見た図、
(b)は(a)のIIIb−IIIb線における断面図。
【図4】第3の実施の形態の鏡筒支持機構を示す図であ
り、(a)は(b)のIVa−IVa線方向から見た図、
(b)は(a)のIVb−IVb線における断面図。
【図5】図4(b)のA部分を示す拡大図。
【図6】4つの棒片を固着してなるアダプターを用いた
変形例を示す図であり、(a)は(b)のVIa−VIa線
方向から見た図、(b)は(a)のVIb−VIb線におけ
る断面図。
【図7】第4の実施の形態のアダプターリングを示す図
であり、(a)は図8(a)の拡大図、(b)は(a)
のVIIIb−VIIIb線における断面図。
【図8】第4の実施の形態の鏡筒支持機構を示す図であ
り、(a)は(b)のVIIa−VIIa線方向から見た
図、(b)は(a)のVIIb−VIIb線における断面
図。
【図9】従来の鏡筒支持機構(従来技術1)を示す図で
あり、(a)は(b)のIXa−IXa線方向から見た
図、(b)は(a)のIXb−IXb線における断面図。
【図10】従来の鏡筒支持機構(従来技術2)を示す図
であり、(a)は(b)のXa−Xa線方向から見た
図、(b)は(a)のXb−Xb線における断面図。
【符号の説明】
1 レンズ鏡筒 1a フランジ 2 鏡筒支持台 3,3A アダプターリング 4,4A ボルト 5,5A ボルト 7 ワッシャー 8 メカニカルリミッター 30 貫通孔 31A〜31D 貫通孔 31A’〜31D’ 雌ねじ 32 架橋部 36A〜36D 雌ねじ 36A’〜36D’ 貫通孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒を鏡筒支持台に取付ける鏡筒支持機
    構において、 前記鏡筒と前記鏡筒支持台との間に介装される一体に形
    成されたアダプターを備え、 前記アダプターには、前記鏡筒が光軸方向に貫通する貫
    通孔と、前記貫通孔に貫通された前記鏡筒に対して取付
    けられる鏡筒取付部と、前記鏡筒支持台に対して取付け
    られる支持台取付部とが形成され、 前記鏡筒取付部と前記支持台取付部とが互いに前記鏡筒
    の周方向に離れて配置され、前記鏡筒支持台から前記鏡
    筒に加えられる前記鏡筒の放射方向の応力に対して前記
    アダプターのすくなくとも一部が前記放射方向に微動可
    能とすることを特徴とする鏡筒支持機構。
  2. 【請求項2】 前記鏡筒取付部と前記支持台取付部との
    すくなくとも一方にばね構造が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の鏡筒支持機構。
  3. 【請求項3】 前記アダプターの前記支持台取付部には
    ボルトが貫通する取付貫通孔が形成され、前記取付貫通
    孔を貫通する前記ボルトを前記鏡筒支持台に螺進させる
    ことにより前記アダプターと前記鏡筒支持台とを締結す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の鏡筒支持機構。
  4. 【請求項4】 前記鏡筒の外周部には前記鏡筒の外周方
    向に突出したフランジが形成され、前記アダプターが前
    記フランジに取付けられることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の鏡筒支持機構。
  5. 【請求項5】 前記アダプターの前記鏡筒取付部には雌
    ねじが形成され、前記フランジを貫通させたボルトを前
    記雌ねじに螺進させることにより前記アダプターと前記
    鏡筒とを締結するようにしたことを特徴とする請求項4
    に記載の鏡筒支持機構。
  6. 【請求項6】 前記アダプターは前記鏡筒支持台と同一
    の線膨張係数の材質からなることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の鏡筒支持機構。
  7. 【請求項7】 前記アダプターは前記鏡筒と同一の線膨
    張係数の材質からなり、前記鏡筒の外周部には前記鏡筒
    の外周方向に突出したフランジが形成され、前記アダプ
    ターの前記鏡筒取付部にはボルトが螺合する雌ねじが形
    成され、前記フランジを貫通するボルトを前記鏡筒取付
    部の前記雌ねじに螺進させることにより前記アダプター
    と前記鏡筒とを締結し、前記アダプターの前記支持台取
    付部には前記ばね構造が形成されるとともにボルトが貫
    通する取付貫通孔が形成され、前記取付貫通孔を貫通す
    る前記ボルトを前記鏡筒支持台に螺進させることにより
    前記アダプターと前記鏡筒支持台とを放射方向に微動可
    能に締結したことを特徴とする請求項2に記載の鏡筒支
    持機構。
  8. 【請求項8】 前記鏡筒取付部および前記支持台取付部
    は前記アダプターのそれぞれ3ヵ所以上に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の鏡筒支持機構。
  9. 【請求項9】 前記鏡筒取付部および前記支持台取付部
    は前記アダプターの周方向に対して均等に配置されてい
    ることを特徴とする請求項8に記載の鏡筒支持機構。
  10. 【請求項10】 前記アダプターの変形に伴う前記鏡筒
    の光軸方向の移動を制限する制限機構を設けたことを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鏡筒支持
    機構。
  11. 【請求項11】 前記鏡筒と前記鏡筒支持台との間に前
    記鏡筒の光軸方向の位置を調整するワッシャーを前記ア
    ダプターとともに介装することを特徴とする請求項1〜
    10のいずれか1項に記載の鏡筒支持機構。
JP10162446A 1997-07-16 1998-06-10 鏡筒支持機構 Pending JPH1184199A (ja)

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JP9-191629 1997-07-16
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